JPH11202136A - オプティカルファイバ用のルーチング及び保管装置 - Google Patents

オプティカルファイバ用のルーチング及び保管装置

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JPH11202136A
JPH11202136A JP9351472A JP35147297A JPH11202136A JP H11202136 A JPH11202136 A JP H11202136A JP 9351472 A JP9351472 A JP 9351472A JP 35147297 A JP35147297 A JP 35147297A JP H11202136 A JPH11202136 A JP H11202136A
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vertical
groove
cross member
optical fiber
flanges
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 前垂直面および後垂直面を有する直立部材
と、前垂直面に調整可能に取付けられた複数の前溝組立
体と、後垂直面に取付けられた複数の後溝組立体とを備
えた、オプティカルファイバ用の垂直ルーチング及び保
管装置を提供する。 【解決手段】 直立部材30は、支持フレーム部材に連
結するようになっており、前垂直面32に形成された複
数の垂直方向に配向されたスロット42を有している。
各前溝組立体36は、垂直位置を有し、この垂直位置
が、垂直スロットの1つの垂直範囲に対応する垂直位置
の範囲にわたって調整可能である。オプティカルファイ
バが、前溝48および後溝を介して通され、前溝組立体
の垂直位置と間隔が、前垂直面に隣接して源からオプテ
ィカルファイバの垂直位置に対応するように、調整する
ことができる。溝組立体の内壁は、ファイバがその最小
曲げ半径を侵さないように、丸味を付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オプティカルファ
イバとしても知られるオプティカル導波管に関する。或
る観点では、本発明は、分配フレーム間でのオプティカ
ルファイバの垂直ルーチング及び保管装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】オプティカルファイバ
は、銅線と比較して、電気通信信号や他のデータを伝送
するのに、益々好まれている。一旦特定の高密度の用途
に使用されると、オプティカルファイバのネットワーク
網は、大学のキャンパスやビジネス現場のような一群の
近くの建物の間で信号伝送を行う、いわゆる“プレミス
・マーケット(premises market )”において、或いは
電話システム、コンピュータネットワーク、および他の
このようなオフィスシステムの建物内での接続において
さえ、益々利用される。分配フレームとしても知られる
オプティカルファイバ接続装置は、多数のオプティカル
ファイバの相互接続又はクロス接続が必要とされる箇
所、たとえば多数の独立したファイバを有するオプティ
カルファイバケーブルが建物のコンピュータネットワー
クに入る箇所で使用される。分配フレームは一般に、パ
ッチパネル、スプライスハウジング、ハブ、ルータ、お
よび他の設備を有している。設備は全て、単一の垂直フ
レーム又はラック内にあり、或いは2以上のラックを占
有することもある。いずれの場合においても、ジャンパ
として知られる短い長さのオプティカルファイバは、設
備を接続するため、ラックの前側に沿って垂直に或いは
ラック間に沿って垂直に通さなければならない。さら
に、ラックの後方から設備を供給するケーブルは、設備
に到達するため、ラックの側部を下方に通らなければな
らない。
【0003】分配フレームの設備のまわりでのジャンパ
及び他のオプティカルファイバの垂直ルーチングに必要
なルーム及びケーブル管理要素を提供するため、インタ
ーベイ・ルーチング及び保管ユニットとしても知られる
垂直ルーチング及び保管装置を使用することが知られて
いる。垂直ルーチング及び保管装置は、自立ラックの側
部に沿って、又は一連のラックの端部のところの最終ラ
ックの側部に沿って、隣接するラック間に位置決めする
ことができる。ファイバの支持及びルーチングを容易に
するため、垂直ルーチング及び保管装置に種々のケーブ
ル管理装置を設けることが知られている。このような装
置の幾つかは、ジャンパからゆるんだファイバを保管す
るため、前側にスプールを設けたものにすぎない。これ
は、1以上のジャンパが所定の接続を行うのに必要な正
確な長さよりも長いとき、据え付けを手際よくする。他
のこのような垂直ルーチング及び保管装置は、ジャンパ
が通される、(上方から見たとき)“D”又は“C”形
の溝を形成する多数の組立体を有している。これらの溝
は、ジャンパを組織化した状態に維持するのに役立ち、
そして、溝を介して通されているジャンバを縁部の上に
置かなければならないので、溝は、ジャンパの重量を部
分的に支持する。しかしながら、溝の垂直位置が、隣接
するフレームにおける設備の位置に対して不完全に置か
れる場合には、溝を介して通そうとするジャンパは、溝
を介して通される前に、不支持状態で下げられたり、或
いは設備の上方の次の溝のまわりで上方に不要な遷移を
行うようにされたりする。したがって、隣接する設備の
垂直位置に適合するように垂直方向に調整可能な溝組立
体を有する垂直ルーチング及び保管装置に対する要請が
ある。
【0004】さらに、ジャンパが通される溝の縁部が鋭
すぎる場合には、ジャンパが挟まれたり、或いはジャン
パの最小推奨曲げ半径が侵されたりすることがある。オ
プティカルファイバの場合には、過剰に曲げられると、
信号損失が生じたり、ファイバが時期早尚に破損したり
することがある。したがって、ファイバが最小曲げ半径
を侵さないような半径の縁部を有する溝組立体を備えた
垂直ルーチング及び保管装置に対する要請がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの観点によ
れば、支持フレーム部材に連結するようになった直立部
材を備えた、オプティカルファイバ用の垂直ルーチング
及び保管装置が提供される。複数の溝組立体が、直立部
材に沿って調整可能に取付けられており、直立部材に対
して組立体を上下方向に摺動調整することができる。溝
組立体は、複数のファイバオプティックケーブルを通す
のに適している。本発明の別の観点によれば、オプティ
カルファイバ用の垂直ルーチング及び保管装置が提供さ
れる。垂直ルーチング及び保管装置は、前垂直面および
後垂直面を有する直立部材と、前垂直面に調整可能に取
付けられた複数の前溝組立体と、後垂直面に取付けられ
た複数の後溝組立体とを備えている。直立部材は、支持
フレーム部材に連結するようになっており、前垂直面に
は複数の垂直方向に配向されたスロットが形成されてい
る。各前溝組立体は、垂直位置を有し、垂直位置は、垂
直スロットの1つの垂直範囲に対応する垂直位置の範囲
にわたって調整可能である。オプティカルファイバを、
垂直ルーチング及び保管装置の前溝と後溝を介して垂直
に通すことができ、前溝組立体の垂直位置と間隔が、装
置の前部に隣接したオプティカルファイバ源設備の垂直
位置に対応するように調整される。
【0006】本発明の別の観点によれば、溝組立体は、
溝に面した内壁と内方に凸状の面をもつ側フランジを有
している。この湾曲した面は、ファイバがその最小曲げ
半径を侵すのを阻止する。より好ましい実施の形態で
は、内壁の内方に面した面は、横断面で見たとき、約
0.75インチ(19.05mm)の範囲内の半径を有
している。これは一般に、ファイバオプティックジャン
パケーブルのための許容曲げ半径の範囲に相当する。本
発明の別の観点によれば、側フランジは更に、溝から離
れる方に面した外壁と、外壁に取付けられ、内壁を形成
する丸味を付けられたインサートとを備えている。本発
明の更に別の観点によれば、垂直ルーチング及び保管装
置は、前垂直面に形成された複数のスプール取付け孔
と、スプール取付け孔の1つのところで前垂直面に取り
外し可能に取付けられた保管スプールとを更に備えてい
る。
【0007】本発明の更に別の観点によれば、溝組立体
は、側フランジの一方に回動可能に取付けられた第1の
端部、および側フランジの他方に解放可能に固定された
第2の端部を有するクロス部材を更に備え、これによ
り、クロス部材の位置を、オプティカルファイバの位置
決めのため接近を高める開放位置と、オプティカルファ
イバの保管のため安全性を高める閉鎖位置との間を、選
択的に移動させることができる。本発明の更に別の観点
によれば、垂直ルーチング及び保管装置は、ダストキャ
ップ保管キャップを更に備え、ダストキャップ保管キャ
ップは、保管キャビティと、キャップを側フランジに解
放可能に連結するための機構とを有し、これにより近く
の設備からダストキャップを、保管キャップに保管する
ことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、全体を通じて同じ参照符号
が同じ又は対応する部分を表している図面を参照する
と、本発明の1つの観点によるオプティカルファイバ用
の垂直ルーチング及び保管(VRS)装置が示されてい
る。まず図1を参照すると、VRS装置25を備えたフ
ァイバオプティック分配設備又は分配フレーム20の部
分正面図が示されている。フレーム20のような典型的
な分配フレーム20は、ラック又はベイとも呼ばれる、
1以上の垂直設備スタック22を備えており、垂直設備
スタック22は各々、垂直フレーム部材24によって支
持されている幾つかの構成要素を有している。フレーム
部材24を壁に取付けてもよく、フロアに自立させても
よい。図1に示される分配設備は、2つの設備ベイ22
を備えており、設備ベイは各々、幾つかのコネクタパネ
ル26と、設備ベイ22間に位置決めされたVRS装置
25を備えた水平なレース路28とを有している。多数
のオプティカルファイバ29が、ベイ22間に水平に、
そしてVRS装置25の溝組立体36を介して垂直に通
された状態で示されている。スラック又はゆるみとして
知られ、保管用のスプール62のまわりに巻かれたファ
イバ29の過剰長さも、示されている。図1に示される
実施の形態では、溝組立体36aの垂直位置が、コネク
タパネル26aの垂直位置に十分には合致しておらず、
したがって、間に通されるファイバ29aは、比較的に
不支持状態にある。ファイバ接続設備とVRS装置の溝
との間にこのような垂直方向の不適合が発生するのは、
固定溝のみを有する従来技術の装置では、極く普通のこ
とである。しかしながら、本発明は、垂直方向の不適合
の課題に取り組むため、垂直方向に調整可能な溝を提供
する。
【0009】次に図2(a)および図2(b)を参照す
ると、本発明の別の実施の形態による垂直ルーチング及
び保管装置25が示されている。VRS装置25は、直
立部材30を備え、直立部材30は、前垂直面32と、
後垂直面34と、前垂直面32に調整可能に取付けられ
た複数の前溝組立体36と、後垂直面34に取付けられ
た複数の後溝組立体38とを有している。直立部材30
は、分配フレーム部材24(図1参照)のような、支持
フレーム部材(図示せず)に連結するようになってい
る。図2(a)および図2(b)に示される実施の形態
では、ボルト、ネジ、又は他のファスナによる支持フレ
ーム部材への連結を容易にするため、複数の取付け孔4
0が、直立部材30に形成されているが、本発明の範囲
から逸脱することなしに、直立部材30を公知の技術に
よって支持フレームに連結することができることは容易
に分かるであろう。
【0010】複数の垂直に配向されたスロット42が、
VRS装置25の前垂直面32に形成されている。前溝
組立体36は各々、垂直スロット42の一方の垂直範囲
に対応する垂直位置の範囲にわたって調整可能な垂直位
置を有している。たとえば、図2(a)に最も良く示さ
れるように、前溝組立体36aは、垂直位置Vを有して
おり、垂直位置Vは、(実線で示される)最上位置V1
から(破線で示される)最下位置V2 まで、垂直位置の
範囲RV にわたって調整可能である。範囲RVは、垂直
スロットの一方(この場合には、スロット42aのいず
れか)の垂直範囲に相当する。前溝組立体36は各々、
2つの前側フランジ44と、第1の前クロス部材46と
を有している。前側フランジ44は、互いに間隔を隔て
られており、前垂直面32から外方に突出している。第
1の前クロス部材46は、前側フランジ44の少なくと
も一方に連結され、これにより前側フランジ44および
第1の前クロス部材46によって全体として境界付けら
れた前溝48を構成する。
【0011】前溝組立体36は、直立部材30の垂直ス
ロット42に、多くのやり方で調整可能に取付けること
ができる。図2(a)に示される実施の形態では、第2
の前クロス部材50が、溝48の後側のところの前側フ
ランジ44の間に連結されている。第2のクロス部材5
0は、公知のような種々のファスナによって、直立部材
30に調整可能に取付けることができる。好ましい実施
の形態では、いわゆるケージナット(図示せず)が、垂
直スロット42に位置決めされている。ケージナット
は、第2のクロス部材50に形成された孔に通されるネ
ジ付きファスナを受け入れるための雌ネジを有してい
る。ファスナが締め付けられていないと、ケージナット
は、スロット42内を摺動することができ、かくして垂
直スロット42の頂部と底部との間で第2のクロス部材
50を垂直方向に上下に摺動させることができる。しか
しながら、ファスナが締め付けられていると、ケージナ
ットはスロット42内を摺動することができず、むしろ
一定位置に固定された状態にあり、かくして前溝組立体
36を所望の垂直位置に固定する。かくして、前溝組立
体36の垂直位置と間隔は、前垂直面32に隣接した源
からのオプティカルファイバの垂直位置に有利に対応す
るように調整することができる。前溝組立体は、取り外
し可能であり、使用することもできずスロットの別の対
に移動させることもできない。さらに、一対のスロット
に、1以上の溝組立体を使用することができる。
【0012】依然として図2(a)および図2(b)を
参照すると、図2(b)に最も良く示されるように、後
溝組立体38は、前溝組立体36と同様であり、各後溝
組立体38は、2つの後側フランジ52と、後クロス部
材54とを有している。後側フランジ52は、互いに間
隔を隔てられ、後垂直面34から外方に突出している。
後クロス部材54は、後側フランジ52の少なくとも一
方に連結され、これにより、後側フランジ52と後クロ
ス部材54によって境界付けられた後溝56を構成して
いる。図示されている好ましい実施の形態では、後溝組
立体38は、調整可能に連結されるのではなく、後垂直
面34に堅固に連結されている。何故ならば、分配フレ
ームの後側に典型的に通される少数の大きなケーブル
が、前側に使用されるジャンパケーブルのように、ケー
ブル管理の特徴の正確な配置を必要としていないからで
ある。それ故、調整可能な組立体を収容する必要がない
ので、後側を製造するのがより容易に且つ廉価になる。
後溝が必要でない場合、或いは後溝が大きなケーブル又
は導管のルーチングに邪魔になる場合には、後溝を取り
除くことができる。さらに、後垂直面に調整可能に取付
けられた後溝組立体を有するVRS装置が本発明の範囲
内にあることは、容易に分かるであろう。たとえば、図
示されているVRS装置25と同様な或る別の実施の形
態では、後垂直面34から垂直スロット42に取付ける
ため、垂直方向に調整可能な後溝組立体を設けることが
できる。何故ならば、前垂直面32に形成されている垂
直スロット42も又、後垂直面34から接近できるから
である。これにより、垂直方向に調整可能な組立体をV
RS装置の両面に取付けることができる。
【0013】依然として図2(a)および図2(b)を
参照すると、VRS装置25のルーチング及び保管能力
を一層高めるため、複数のスプール取付け孔60が、前
垂直面32に形成されており、保管スプール62が、ス
プール取付け孔60の1つのところで前垂直面32に取
り外し可能に取付けられている。異なる取付け孔60を
使用することによって、スプール62の垂直位置を選定
することができる。スプール62は、スプール取付け孔
60に挿入されるボルトやネジのようなネジ付きファス
ナを使用して、前垂直面32に取り外し可能に取付けら
れている。図示されている実施の形態では、4つの保管
スプール62が設けられている。垂直部材30に形成さ
れた供給孔63を設け、ケーブル又はファイバ(図示せ
ず)をVRS装置25の一方の側から他方の側に通すこ
とができるように、垂直部材30に供給孔63を設けて
もよい。供給孔63を使用するとき、ファイバが孔の縁
部によって損傷を受けないように保護するため、供給孔
63にゴム又はプラスチックのグロメット(図示せず)
を配置してもよい。
【0014】次に図3および図4を参照すると、本発明
の別の観点による前溝組立体36が示されている。上述
のように、オプティカルファイバを前側フランジ44を
横切り前溝48内に通すとき、オプティカルファイバ2
9(図4において破線で示されている)の過剰な曲げを
阻止するのが望ましい。この観点では、図4に最も良く
示されるように、各前側フランジ44は更に、前溝48
に面した内壁66と、前溝から離れた外壁70とを備え
ている。内壁66は、(溝48に対して)内方に凸状の
面68を有しており、面68は、通されるオプティカル
ファイバの過剰な曲げを阻止するように丸味を付けられ
ている。この観点の好ましい実施の形態では、内壁66
の内方に凸状の面68は、(図4に示されるように)横
断面で見たとき、約0.75インチ(19.05mm)
内の半径RW を有している。これは、ファイバオプティ
ックジャンパケーブルの許容曲げ半径の範囲に対応して
いる。
【0015】内壁66の内方に凸状の面68は、前側フ
ランジ44を内方に凸状の横断面に直接形作ることによ
って、形成される。しかしながら、オプティカルファイ
バ設備にしばしば見られるように、前側フランジ44が
平らな金属部分を備えているとき、この直接形作る解決
策には、特にフランジの内面側でいわゆるビュレット端
部を避けようとするときには、製造上の困難さがある。
次に図4を参照すると、本発明の別の観点において、前
側フランジ44は、溝48から遠去かる方に面した外壁
70と、外壁に連結された、丸味付けられたインサート
72とを備えている。金属やプラスチックを含む公知の
種々の材料で形成される、丸味付けられたインサート7
2は好ましくは、適当な長さに切断された押出しプラス
チックで形成されている。丸味付けられたインサート7
2は、外壁に取付けられ、これにより所望の内方に凸状
の面68を有する内壁66を形成している。図4に示さ
れる実施の形態では、丸味付けられたインサート72
は、外壁70へのスナップ嵌め取付けを容易にするよう
に寸法決めされた、面取りされた端部74とノッチ76
を有しているが、本発明の範囲から逸脱することなし
に、接着剤、ネジ、ボルト、及び公知の他のファスナを
含む、丸味付けられたインサート72を外壁70に取付
けるための他の手段を使用することができる。上述の説
明は、VRS装置25の前側フランジ44と前溝組立体
36に特に関連しているが、著しく変形させることなし
に、後側フランジ52と後溝組立体38に適用すること
もできる。
【0016】再び図3を参照すると、VRS装置25を
使用するオプティカルファイバのルーチング及び保管を
更に容易にするため、前溝組立体は、一端又は他端から
のネジ込みではなく、溝でのオプティカルファイバの位
置決めのための側部接近を可能にするのが、望ましい。
本発明の別の観点では、第1の前クロス部材46は更
に、前側フランジ44の一方に回動可能に取付けられた
第1の端部78と、前側フランジ44の他方に解放可能
に固定された第2の端部80とを備えている。図示され
ている実施の形態では、第1の端部78を側フランジ4
4に連結するためのヒンジ79が設けられている。かく
して、前クロス部材46の位置は、オプティカルファイ
バの前溝48内への位置決めのための側部接近を提供す
る(図3において破線で示される)開放位置と、前溝4
8への側部接近を提供せず、オプティカルファイバを保
管する安全性を増大させる(図3において実線で示され
る)閉鎖位置との間で移動される。第2の端部80を他
方の側フランジ44に解放可能に固定するためのラッチ
機構81を設けることができる。ラッチ機構81は好ま
しくは、作動レバーを押したり引いたりするときに、そ
れぞれ膨張し収縮する膨張ラッチであるが、本発明の範
囲から逸脱することなしに、公知の他のラッチ機構を使
用することができる。図3および上述の説明は、前溝組
立体36に特に関連しているが、上述の説明を、著しく
変形させることなしに、後側フランジ52と後溝組立体
38に適用することもできる。
【0017】次に図5を参照すると、本発明の別の実施
の形態では、前溝組立体36は更に、固定端部82およ
び自由端部84を有する第1の前クロス部材46と、固
定端部88および自由端部90を有する第3の前クロス
部材86とを備えている。前クロス部材46の固定端部
82は、前側フランジ44の一方に連結されており、自
由端部44は、前側フランジ44の他方に向かって延び
ている。第3の前クロス部材86の固定端部88は、前
側フランジ44の他方に連結されており、自由端部90
は、全体として第1の前クロス部材46の自由端部84
に向かって延び、これにより間に隙間92を構成してい
る。第1の前クロス部材46の自由端部84と第3の前
クロス部材86の自由端部90との間の隙間92に通す
ことによって、オプティカルファイバ(図示せず)を前
溝48内に移動させることができる。この実施の形態の
溝組立体36は、他の全ての点において、上述の実施の
形態と実質的に同一である。また、図5および上述の説
明は、前溝組立体36に特に関連しているが、著しく変
形させることなしに、上述の説明を後溝組立体38に適
用することもできる。
【0018】図1に示されるような分配フレームに使用
されるオプティカルファイバアダプタおよび他の装置は
典型的には、使用前に損傷したり汚染したりしないよう
に、小さな取り外し可能なダストキャップを備えてい
る。これらのキャップがフレームで作業する技術者によ
って取り外されると、キャップはしばしば、最初に使用
された面に置かれ、忘れられる。これらの廃棄されたダ
ストキャップは、床や設備の開口に落下し、人目につか
ず危険な屑となる。次に全体として図2(a)、図2
(b)、図3、図4、そして特に図6(a)〜図6
(c)を参照すると、本発明の別の観点では、VRS装
置25は更に、前側フランジ44の一方に解放可能に取
付けられたダストキャップ保管キャップ100を備えて
いる。ダストキャップ保管キャップ100は、保管キャ
ビティ102と、連結機構104とを有している。保管
キャビティ102は、設備の近くで作業する人が接近で
きるようにダストキャップを保管することができる場所
を提供し、キャップが床や設備内に落下するのを阻止す
る。連結機構104は、キャップ100を前側フランジ
44に解放可能に固定する。必要ならば、キャップの連
結機構104と協働するように、適合する連結機構98
を前側フランジ44に設けることができる。たとえば、
図2、図3、図4、および図6(a)〜図6(c)に示
される(図3および図4に最も良く示される)実施の形
態では、フランジ連結機構98は、前側フランジ44の
外壁70に形成された孔106を備え、キャップ連結機
構104は、孔106に摩擦嵌めされるようになったペ
グ108を備えている。本発明の実施の形態に使用され
るペグ・イン・ホール連結機構は、製造と使用が簡単で
あるが、キャップ100を溝組立体36に連結するの
に、クリップ、ハンガー、フック・ループ材料、および
剥離性接着剤を含む公知の他の連結機構を使用すること
もできる。或いは、適当な場合にキャップ100を解放
可能に取付けるため、フランジ連結機構98のみを使用
することもできる。上述の説明は、前溝組立体36に取
付けるためのキャップ100に特に関連しているが、著
しく変形させることなしに、キャップ100を後溝組立
体38に取付けることもできる。
【0019】添付図面を参照して本発明の幾つかの実施
の形態を説明してきたが、本発明は、上述の実施の形態
には限定されず、本発明の範囲と精神から逸脱すること
なしに、多くの再構成、変形、及び部品や要素の交換を
することができるが、理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施の形態による垂直ルーチン
グ及び保管装置を有するオプティカルファイバ分配設備
の部分正面図である。
【図2】(a)は、本発明の別の実施の形態による垂直
ルーチング及び保管装置の正面斜視図、(b)は、
(a)の装置の背面斜視図である。
【図3】図2(a)の装置の前溝組立体とダストキャッ
プ保管キャップの平面図である。
【図4】図3の線4−4に沿った、図3の前溝組立体と
ダストキャップ保管キャップの横断面図である。
【図5】本発明の別の実施の形態による溝組立体の平面
図である。
【図6】(a)は、本発明の別の実施の形態によるダス
トキャップ保管キャップの端面図、(b)は、その正面
斜視図、(c)は、その側面図である。
【符号の説明】
25 垂直ルーチング及び保管(VRS)装置 30 直立部材 32 前垂直面 34 後垂直面 36 前溝組立体 42 スロット 44 前側フランジ 46 第1の前クロス部材 48 前溝 50 第2の前クロス部材 52 後側フランジ 54 後クロス部材 60 スプール取付け孔 62 保管スプール

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オプティカルファイバ用の垂直ルーチン
    グ及び保管装置であって、 前垂直面および後垂直面を有し、支持フレーム部材に連
    結するようになった直立部材を備え、前記前垂直面に
    は、複数の垂直方向に配向されたスロットが形成されて
    おり、 前垂直面に調整可能に取付けられた複数の前溝組立体を
    備え、該前溝組立体が各々、2つの前側フランジおよび
    第1の前クロス部材を有し、更に垂直位置を有し、該垂
    直位置が、垂直スロットの1つの垂直範囲に対応する垂
    直位置の範囲にわたって調整可能であり、前側フランジ
    が、互いに間隔を隔てられ、前垂直面から外方に突出し
    ており、第1の前クロス部材が、前側フランジの少なく
    とも1つに連結され、これにより前側フランジおよび第
    1の前クロス部材によって全体として境界付けられた前
    溝を構成しており、 後垂直面に取付けられた複数の後溝組立体を備え、該後
    溝組立体が各々、2つの後側フランジおよび後クロス部
    材を有し、後側部材が、互いに間隔を隔てられ、後垂直
    面から外方に突出しており、後クロス部材が、後側フラ
    ンジの少なくとも1つに連結され、これにより後側フラ
    ンジおよび後クロス部材によって境界付けられた後溝を
    構成しており、 これにより、オプティカルファイバが、前溝および後溝
    を介して通され、前溝組立体の垂直位置と間隔が、前垂
    直面に隣接して源からオプティカルファイバの垂直位置
    に対応するように、調整することができることを特徴と
    する装置。
  2. 【請求項2】 前垂直面に形成された複数のスプール取
    付け孔と、スプール取付け孔の1つのところで前垂直面
    に取り外し可能に取付けられた保管スプールとを更に備
    えていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前側フランジが、前溝に面し、内方に凸
    状の面を有する内壁を更に備えていることを特徴とする
    請求項1に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前側フランジが、溝から離れる方に面し
    た外壁と、外壁に取付けられ、内壁を形成する丸味を付
    けられたインサートとを更に備えていることを特徴とす
    る請求項3に記載の装置。
  5. 【請求項5】 前垂直面に形成された複数のスプール取
    付け孔と、スプール取付け孔の1つのところで前垂直面
    に取り外し可能に取付けられた保管スプールとを更に備
    えていることを特徴とする請求項3に記載の装置。
  6. 【請求項6】 第1の前クロス部材が各々、前側フラン
    ジの一方にヒンジ止めされた第1の端部と、前側フラン
    ジの他方に解放可能に固定された第2の端部とを更に備
    え、これにより、第1の前クロス部材の位置が、オプテ
    ィカルファイバの前溝内への位置決めのため前溝への接
    近を選択的に高め、かつ、オプティカルファイバの保管
    のため前溝への接近を閉鎖するように、移動されること
    を特徴とする請求項3に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前溝組立体が各々、 第1の前クロス部材に形成された固定端部および自由端
    部を備え、固定端部が、前側フランジの一方に連結さ
    れ、自由端部が、前側フランジの他方に向かって延びて
    おり、 固定端部および自由端部を有する第2の前クロス部材を
    備え、固定端部が、前側フランジの他方に連結され、自
    由端部が、全体として第1の前クロス部材の自由端部に
    向かって延びて間に隙間を構成しており、 これにより、オプティカルファイバが、第1の前クロス
    部材と第2の前クロス部材の自由端部の間の隙間に通す
    ことによって、前溝内に移動されることを特徴とする請
    求項3に記載の装置。
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