JPH11202144A - 光配線用材料およびその光配線方法並びにこれを用いた光導波路 - Google Patents

光配線用材料およびその光配線方法並びにこれを用いた光導波路

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JPH11202144A
JPH11202144A JP369398A JP369398A JPH11202144A JP H11202144 A JPH11202144 A JP H11202144A JP 369398 A JP369398 A JP 369398A JP 369398 A JP369398 A JP 369398A JP H11202144 A JPH11202144 A JP H11202144A
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light
irradiation
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Tomoyuki Hamada
智之 浜田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光インターコネクション用光導波路の提供。 【解決手段】 屈折率の異なる2種の有機高分子材料層
が積層されており、前記の有機高分子層の高屈折率層中
に光照射により分極率が増大するフォトクロミック分子
が少なくとも2種含まれており、これに露光マスクを介
して露光を2回以上行うことで光導波路コア25,26
が2本以上交差した高屈折率交差光導波路を有する光導
波路。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機高分子材料を
用いた光配線用材料およびその光配線方法並びにこれを
用いた光導波路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子デバイスの高性能化に伴い、
電子デバイス間を光通信で結ぶ光インターコネクション
技術が注目を集めており、いろいろな光通信方式、およ
びそのための材料が提案されている。
【0003】光インターコネクションは、従来の電子回
路とは比較にならない大容量,高速通信が可能であり、
超並列計算機等の電子デバイス間の大容量高速通信を必
要とする情報機器に極めて重要な技術である。
【0004】有機高分子材料を用いた光導波路は安価で
あり、また、大型化も容易であることから、光インター
コネクション用光配線材料として適している。有機光導
波路は、化学反応その他により屈折率差を高分子マトリ
ックス内部に誘起することにより形成可能であり、これ
まで高分子の光重合反応を利用した検討が行われてき
た。
【0005】例えば、高分子学会編「高分子新素材便
覧」(丸善、1989年)第101〜107頁に記載さ
れているように、有機高分子を用いた導波路を形成する
方法としては、(1) ポリメタクリル酸メチルに紫外
光を照射し、被照射部の屈折率を高くして導波路とする
方法、(2) 光リソグラフィー法により高分子基板上
にリッジ(凸部)を構成してリッジ導波路を形成する方
法、(3) 液状の感光性高分子材料を基板上に塗布
し、マスク露光により露光部を重合硬化させた後、未反
応部を除去してリッジ導波路を形成する方法、(4)露
光マスクを用いて選択的光重合を行い露光部をクラッド
とする方法、(5)選択的光重合により露光部をコアと
する方法等があり、特に上記(4)の方法は実用化され
ている。
【0006】また、近年、高分子材料中に光照射により
異性化して分極率が増大するフォトクロミック分子を分
散し、光照射により露光部分をコア部とする光導波路の
作製法が提案されている。
【0007】例えば、特開平6−317819号公報お
よび特開平7−181530号公報では、フォトクロミ
ック分子を非線形光学材料中に分散し、マスク露光を行
うことにより非線形光導波路の製法が開示されている。
また、特開平8−136752号公報では、コア層にフ
ォトクロミック分子を分散させたスラブ型導波路光スイ
ッチの製法が開示されている。
【0008】フォトクロミック分子を利用するこれらの
光導波路の製法は、導波路形成に要する時間がミリ秒程
度と極めて短く、光重合反応を用いる前記の(1)〜
(5)の方法と比較して優れている。また、これらの方
法は、重合反応を伴わないために反応の前後で体積が変
化せず、材料内部に残留応力が発生しない等の利点も有
する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
フォトクロミック分子を利用した光導波路の製法は、光
インターコネクションで必要とする複雑な構造の光導波
路には不向きである。
【0010】即ち、光インターコネクションでは、図1
の模式図に示すように、複数の電子デバイス間を相互に
光導波路で結合するための交差型導波路が必要とされる
が、従来の方法で交差型導波路を作製すると、交差部1
の屈折率が、コア2,4の屈折率と同じ等屈折率交差光
導波路となって、コア2を導波する導波光9が、交差部
1でコア4へ漏光9となって漏れてしまうからである。
【0011】こうした交差部1での光信号の漏れを防ぐ
ためには、交差部1の屈折率がコア2,4の屈折率より
も高い、高屈折率交差光導波路とする必要がある。高屈
折率交差光導波路では、図2の模式図に示すように交差
部1の屈折率がコア2,4の屈折率よりも大きいために
光の漏れが起こらない。
【0012】本発明の目的は、光インターコネクション
に必要な高屈折率交差光導波路を含む光導波路の作製に
必要な光配線用材料およびその光配線方法、並びにこれ
を用いた光導波路を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明の要旨は次のとおりである。
【0014】〔1〕 屈折率の異なる2種の有機高分子
材料層が積層されており、前記の有機高分子層の高屈折
率層中に光照射により分極率が増大する分子が、少なく
とも2種含まれている光配線用材料にある。
【0015】〔2〕 前記光照射により分極率が増大す
る分子が、光照射により分子構造が異性化するフォトク
ロミック分子である前記の光配線用材料にある。
【0016】〔3〕 前記高屈折率層が、可視光照射に
より異性化するフォトクロミック分子と、紫外光照射に
より異性化するフォトクロミック分子とを含む前記の光
配線用材料にある。
【0017】〔4〕 前記可視光照射により異性化する
フォトクロミック分子が、下記〔化1〕〜〔化3〕
【0018】
【化3】
【0019】〔XおよびYは酸素原子,硫黄原子,セレ
ン原子またはNR基(Rはアルキル基)、R1,R2は水
素原子,アルキル基,アルコキシ基,アリール基,アリ
ールオキシ基,アミノ基,ピロリル基,フリル基または
ハロゲン原子、R3はアルキル基、R4は水素原子,シア
ノ基またはアリールオキシ基、R5は水素原子またはア
ルコキシ基である〕で表されるジアリールエテン系フォ
トクロミック分子である前記の光配線用材料にある。
【0020】〔5〕 前記紫外光照射により異性化する
フォトクロミック分子が、下記〔化4〕〜〔化6〕で表
されるジアリールエテン系フォトクロミック分子、ある
いは〔化7〕および〔化8〕で表されるフルギド系フォ
トクロミック分子
【0021】
【化4】
【0022】〔R6およびR7は水素またはアルキル基、
8はアルキル基またはシアノ基、X1はO,S,Se原
子またはNR基(Rはアルキル基)、R10はシアノ基、
2はO,S原子およびNR基、R9はアルキル基、X3
はS原子またはNR基、R11はアルキル基、X4はOま
たはS原子、R12は水素原子,CH3S−基,CH3O−
基,(CH3)2N−基、X5はNR基を示す〕である前記
の光配線用材料にある。
【0023】〔6〕 屈折率の異なる2種の有機高分子
材料層が積層されており、前記有機高分子層の高屈折率
層中に光照射により分極率が増大するフォトクロミック
分子が、少なくとも2種含まれており、これに露光マス
クを介して光照射を複数回行うことにより、前記高屈折
率層の露光部に光導波路コアを形成する光配線方法にあ
る。
【0024】〔7〕 前記フォトクロミック分子が、前
記〔化1〕〜〔化3〕で示す可視光照射により異性化す
るフォトクロミック分子の少なくとも1種と、前記〔化
4〕〜〔化8〕で示す紫外光照射により異性化するフォ
トクロミック分子の少なくとも1種である前記の光配線
方法にある。
【0025】〔8〕 前記光導波路コアが2本以上交差
した高屈折率交差光導波路を形成できるよう高屈折率層
に2回以上の露光を行なう前記の光配線方法にある。
【0026】
〔9〕 屈折率の異なる2種の有機高分子
材料層が積層されており、前記有機高分子層の高屈折率
層中には光照射により分極率が増大するフォトクロミッ
ク分子が少なくとも2種含まれており、これに露光マス
クを介して光照射を行なうことで光導波路コアが形成さ
れている光導波路にある。
【0027】〔10〕 前記高屈折率層に対する露光を
2回以上行うことで前記光導波路コアが2本以上交差し
た高屈折率交差光導波路が形成された前記の光導波路に
ある。
【0028】フォトクロミック分子は、前記のとおり紫
外線照射により異性化するものと可視光照射により異性
化するものとの2種類に大別できる。特に、本発明では
上記両者を高屈折率層中に分散含有させることで、紫外
光および可視光の露光を独立して行い、高屈折率交差光
導波路を形成できるようにした点が特長である。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に記述
する。通常、非結晶有機材料の屈折率nと、材料を構成
する分子の分極率の間には、下記〔数1〕の関係があ
り、分極率が大きい分子を含む材料ほど屈折率が大き
い。
【0030】
【数1】
【0031】ここで、Niは材料1cm3中に含まれる分
子種iの分子数、<α>iは分子種iの平均分極率、V
は単位体積(1cm3)であり、右辺の和は材料を構成
する分子の種類に関してとることを意味する。
【0032】一般に、材料内部に屈折率の異なる領域が
存在する場合、光は高屈折率領域に閉じこめられる。ま
た、高屈折領域が導波路形状となっている場合、光はそ
の領域(コア)内部を伝播する。従って、光導波路は材
料内部に屈折率差を誘起することにより形成できる。特
開平6−317819号公報および特開平7−1815
30号公報には、フォトクロミック分子の分極率が光反
応により増大することを利用して、露光部分をコアとす
る光導波路の製法が開示されている。しかしこれらの方
法では、高屈折率交差光導波路を形成できないと云う問
題があった。
【0033】一方、通常光反応は、分子の電子状態を励
起することにより引き起こされ、励起エネルギーは分子
により異なるのが通常である。従って、材料内部に光照
射により分極率が増大する分子が2種以上存在する場
合、露光毎に目的とする分子の励起エネルギーに相当す
る波長の光を照射して、材料の屈折率を増大させること
ができる。さらにこの場合、多重露光部は、より少ない
回数露光を受けた部分よりも大きな屈折率を有すると云
う特徴がある。
【0034】そこで、本発明では、光照射により分極率
が増大する分子を、本発明の光配線用材料の高屈折率高
分子層中に少なくとも2種分散することにより、露光毎
に材料の屈折率が増大するようにして、多重露光により
高屈折率交差光導波路を含む光導波路を形成できるよう
にした。
【0035】即ち、本発明において、図1の交差光導波
路を作製する場合、コア2およびコア3の部分をそれぞ
れ異なる光波長で露光することにより作製でき、2重露
光部である交差部1の屈折率を、コア2および3の屈折
率よりも大きくすることができる。このように、本発明
の光配線材料によれば、従来では作製できなかった、高
屈折率交差光導波路を容易に作製することができる。
【0036】さらに、本発明によれば、同様にして図3
に示すような高屈折率3重交差光導波路を作製すること
も可能である。この場合、コア18,19,20を伝播
する光は、交差部17で他のコア部分に漏れることな
く、各コア内部を伝播する。
【0037】また、本発明の光配線用材料は、光照射に
より分極率が増大する分子として、特定の波長で光異性
化反応を起こすフォトクロミック分子を用いて構成する
ことができる。日本化学会編「有機フォトクロミズムの
化学」(学会出版センター、1996年)に記載されて
いるように、フォトクロミック分子構造は分子に固有な
波長の光を吸収して分子構造が異性化し、共役鎖長が伸
びて分極率が増大すると云う特徴を有する。
【0038】フォトクロミック分子としては、「有機フ
ォトクロミズムの化学」に記載されているように、スピ
ロベンゾピランおよびその誘導体、スピロナフトオキサ
ジンおよびその誘導体、チオスピロピランおよびその誘
導体、フルギド分子およびその誘導体、ジアリールエテ
ン系分子等があり、特に、フルギド分子誘導体およびジ
アリールエテン系分子は、光安定性と熱安定性に優れて
いるので本発明の光配線用材料に適している。
【0039】フォトクロミック分子は、紫外光を吸収し
て反応を起こす分子と、可視光を吸収して反応する分子
の2種類に大別することができる。殆どのフォトクロミ
ック分子は、波長400nm以下の紫外光を吸収して光
異性化反応を起こすが、エテン部にマレイン酸無水物基
をもつジアリールエテン誘導体は、波長が488nmの
可視光を吸収して光異性化反応を起こすことが知られて
いる。
【0040】従って、本発明の光配線用材料は、その高
屈折率高分子層内部に前記〔化1〕〜〔化3〕で示され
るジアリールエテン誘導体と、紫外光に反応する前記
〔化4〕〜〔化6〕で示されるジアリールエテン系フォ
トクロミック分子、または前記〔化7〕,〔化8〕で示
されるフルギド系フォト分子を、高分子材料中に分散す
ることにより作製することができる。
【0041】本発明の光配線材料は、有機高分子材料の
多層膜であるが、該有機高分子材料としては、導波光に
対して高い透明性を有するものであればよく、例えば、
ポリメタクリル酸メチル(PMMA)、ポリカーボネー
ト(PC)、ポリジエチレングリコールビスアリルカー
ボネート(CR−39)、ポリスチレン(PS)、スチ
レン/メタクリル酸メチル共重合体(MS樹脂)、アク
リロニトリル/スチレン共重合体(AS樹脂)、ポリメ
タクリル酸シクロヘキシル(PCHMA)、ポリ(4−
メチルペンテン−1)(TPX)、テトラフルオロエチ
レン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体、ポリテトラ
フルオロエチレン、ポリメタクリル酸トリフルオロエチ
レン、ポリ(メタクリル酸−2−クロロエチル)、ポリ
(メタクリル酸−2−ブロモエチル)、ポリメタクリル
酸ベンジル、ポリメタクリル酸フェニル、ポリフタル酸
ジアリル、ポリ(メタクリル酸−p−ブロモフェニル)、
ポリメタクリル酸ペンタクロロフェニル、ポリ(o−ク
ロロスチレン)、ポリ(メタクリル酸ナフチル)、PMM
Aの水素原子を全て重水素化した重水素置換PMMA、
PMMAの水素原子を全てフッ素化したフッ素置換PM
MA、およびこれらの混合物等を用いることができる。
【0042】
【実施例】本発明を実施例に基づき具体的に説明する。
下記の実施例1〜3は、前記〔化1〕および〔化7〕の
フォトクロミック分子を用いて作製する本発明の基本形
態であり、実施例4〜9は、〔化1〕および〔化7〕以
外のフォトクロミック分子を用いた本発明の光配線材料
の例を示すものである。
【0043】〔実施例 1〕本発明によるクラッドの一
部が空気層である高屈折率交差光導波路の作製例につい
て述べる。
【0044】PMMAの全ての水素原子をフッ素原子に
置換したフッ素置換PMMAを、イソブチルケトンに溶
解して20重量%溶液を調製した。この溶液を用いてス
ピンコート成膜(回転数2000rpm、30秒間)に
より、図4に示すガラス基板22上にフッ素置換PMM
A薄膜(膜厚30mm)を形成し、完全に乾燥させて導
波路の下部クラッド層23を形成した。
【0045】次に、フッ素置換PMMA中に〔化9〕で
示すジアリールエテン系フォトクロミック分子と、〔化
10〕で示すフルギド系フォトクロミック分子とを、そ
れぞれ15重量%分散させ、これをクロロベンゼン中に
溶解して、20重量%溶液を調製した。ここで、〔化
9〕の分子は〔化1〕においてR1,R2,R3がCH
3基、X1がS原子の分子であり、〔化10〕の分子は
〔化7〕においてR11がCH3基、X4がO原子の分子で
ある。
【0046】
【化5】
【0047】この溶液を用いてスピンコート成膜(回転
数1300rpm、15秒間)により、フォトクロミッ
ク分子を含むフッ素置換PMMA薄膜(膜厚10mm)
を前記下部クラッド層23上に形成し、完全に乾燥させ
て本実施例導波路のコア層24とした。その結果、ガラ
ス基板22上に2層構造の光配線用材料を得た。
【0048】上記の光配線用材料を用い、本発明の光配
線方法に基づき、図4に示す交差光導波路を作製した。
【0049】最初に、直線状のスリットを有する露光マ
スクを用いて、アルゴンイオンレーザの波長488nm
の可視光を照射し、前記コア層24中に分散されている
〔化9〕のフォトクロミック分子を反応させ、被照射部
の屈折率を増大させることにより直線状の導波路コア2
5を作製した。
【0050】続いて、前記導波路コア25に交差するよ
うに露光マスクのスリットを配置し、エキシマレーザポ
ンプ色素レーザの波長360nmの紫外光を照射し、
〔化10〕のフォトクロミック分子を反応させて、上記
コア25に交差する第2の導波路コア26をコア層24
中に形成した。その結果、図4に示すX字状の交差光導
波路を得た。なお、交差光導波路のクラッドはコア層2
3,24の非露光部と空気層である。
【0051】作製した交差光導波路コア25,26のA
とBの端面に、石英ガラスファイバーコア(図示省略)
の端面を直接接合し、ガラスファイバーに光を導波させ
ることにより前記コア25,26に光入力し、交差光導
波路の導波特性を調べた。即ち、コア26に入力光Aを
入射した場合の出力光aの強度Iaと、出力光bの強度
Ib、および、コア25に入力光Bを入射した場合のI
aとIbとをそれぞれ測定した。測定は石英ガラスファ
イバーに出力10mW、波長1.3mmの半導体レーザ
を直接結合し、IaおよびIbを光電子倍増管により計
測した。
【0052】その結果、コア26に入力光Aを入射した
場合のIb/Iaはほぼ零、コア25に入射光Bを入射
した場合のIa/Ibも同様にほぼ零であった。即ち、
本実施例の交差光導波路ではコア25を導波する光がコ
ア26に、コア26を導波する光がコア25には漏れ
ず、本実施例の交差光導波路は高屈折率交差光導波路と
して機能することが分かった。
【0053】〔実施例 2〕本実施例ではクラッドが高
分子層である高屈折率交差光導波路の例を述べる。
【0054】実施例1で用いたフッ素置換PMMAのイ
ソブチルケトン20重量%溶液(溶液1)を、スピンコ
ート成膜(回転数2000rpm、30秒間)により、
図5に示すガラス基板27上に、フッ素置換PMMA薄
膜(膜厚30mm)を形成し、完全に乾燥させて導波路
の下部クラッド層28を形成した。
【0055】実施例1同様にフッ素置換PMMA中に
〔化9〕,〔化10〕のフォトクロミック分子をそれぞ
れ15重量%で分散させ、これをクロロベンゼン中に溶
解して、20重量%溶液を調製した。この溶液を用いて
スピンコート成膜(回転数1300rpm、15秒間)
により、フォトクロミック分子を含むフッ素置換PMM
A薄膜(膜厚10mm)を前記下部クラッド層28上に
形成し、完全に乾燥させて導波路のコア層29とした。
【0056】次いで、上記溶液1を用い、スピンコート
成膜(回転数2000rpm、30秒間)により、上記
コア層29上にフッ素置換PMMA薄膜(膜厚30m
m)を形成し、完全に乾燥させて上部クラッド層30を
形成した。これによりガラス基板27上に3層構造の光
配線用材料を得た。
【0057】次に、上記の光配線用材料を用いて、本発
明方法光配線方法に基づき、図5に示す交差光導波路を
作製した。
【0058】最初に、直線状のスリットを有する露光マ
スクを用いて、アルゴンイオンレーザの波長488nm
の可視光を照射し、前記〔化4〕および〔化5〕のフォ
トクロミック分子が分散されているコア層29中の、
〔化4〕のフォトクロミック分子を反応させ、被照射部
の屈折率を増大させて直線状の導波路コア31を形成し
た。
【0059】続いて、前記導波路コア31に交差するよ
うに露光マスクのスリットを配置し、エキシマレーザポ
ンプ色素レーザの波長360nmの紫外光を照射して、
先に形成したコア31に交差する第2のコア32をコア
層29中に形成し、図5に示す交差光導波路を得た。な
お、本実施例の交差光導波路のクラッドは28、30お
よび29の非露光部である。
【0060】上記の交差光導波路コア32,31のA,
B端面に、石英ガラスファイバーのコア(図示省略)の
端面を直接接合し、ガラスファイバーに光を導波させる
ことにより前記コア32,31に光入力し、交差光導波
路の導波特性を調べた。即ち、コア32に入力光Aを入
射した場合の出力光aの強度Iaと出力光bの強度I
b、およびコア31に入力光Bを入射した場合のIaと
Ibを測定した。測定は実施例1と同様にしてIaおよ
びIbを光電子倍増管により計測した。
【0061】その結果、コア32に入力光Aを入射した
場合のIb/Iaはほぼ零、コア31に入力光Bを入射
した場合のIa/Ibも同様にほぼ零で、交差光導波路
でコア32の導波光がコア31に、コア31の導波光が
コア32に漏れることはなかった。
【0062】〔実施例 3〕本実施例では3重交差光導
波路の作製例につき述べる。
【0063】実施例2と同様に、図6に示すように3層
構造を有する本発明の光配線用材料をガラス基33板上
に形成した。
【0064】上記の光配線用材料に以下の手順で3重交
差光導波路を形成した。最初にX字型の露光マスクを用
い光配線用材料に、アルゴンイオンレーザの波長488
nmの可視光を照射し、コア層35のフッ素置換PMM
A薄膜中に分散されている〔化9〕のフォトクロミック
分子を反応させ、被照射部の屈折率を増大させてX字型
の交差光導波路のコア37をコア層35内に形成した。
【0065】続いて、露光マスクの直線状スリットが、
先に形成した交差光導波路コア37の交差部を横切るよ
うに配置し、エキシマレーザポンプ色素レーザの波長3
60nmの紫外光を照射して、同様に上記コア層35の
フッ素置換PMMA薄膜中に分散されている〔化10〕
のフォトクロミック分子を反応させ、先に形成した交差
光導波路コア37の交差部を含む第2の導波路コア38
をコア層35中に形成した。これにより図6の交差光導
波路を得た。
【0066】なお、34および36はフッ素置換PMM
A薄膜で、本実施例の交差光導波路のクラッドは34、
35の非露光部および36で構成される。
【0067】前記実施例1と同様に、形成した交差光導
波路コア37および38の端面(A,B,C)に、石英
ガラスファイバー(図示省略)のコア端面を直接接合し
て、上記コアに光入力し、前記交差光導波路の導波特性
を調べた。即ち、コア37に入力光Aを入射した場合の
出力光a、b、cの強度Ia、Ib、Ic、コア38に
入力光Bを入射した場合のIa、Ib、Ic、およびコ
ア37に入射光Cを入射した場合のIa、Ib、Icを
測定した。
【0068】その結果、コア37に入力光Aを入射した
場合のIb/IaおよびIc/Iaほぼ零、コア38に
入射光Bを入射した場合のIa/IbおよびIc/Ib
も同様にほぼ零であった。また、コア37に入力光Cを
入射した場合のIa/IcおよびIb/Icもほぼ零
で、3重交差部で互いのコアに光漏れは生じなかった。
【0069】〔実施例 4〕実施例1と同様に、可視光
照射により異性化反応を起こす〔化11〕のジアリール
エテン系フォトクロミック分子と、紫外光照射により異
性化反応を起こす〔化10〕のフルギド系フォトクロミ
ック分子を用いてガラス基板上に2層構造の光配線用材
料を形成した。
【0070】
【化6】
【0071】〔化11〕の分子は、前記〔化2〕におい
て、R1が水素原子、R3がCH3基、XがNCH3基であ
るフォトクロミック分子である。
【0072】この光配線用材料に対して、実施例1同様
にアルゴンイオンレーザとエキシマレーザを順次照射す
ることにより、図4の交差光導波路を形成した。形成し
た導波路の光伝送特性を実施例1と同様に測定した結
果、高屈折率交差光導波路として優れた特性を有するこ
とを確認した。
【0073】〔実施例 5〕実施例1同様に、可視光照
射により異性化反応を起こす〔化12〕のジアリールエ
テン系フォトクロミック分子と、紫外光照射により異性
化反応を起こす〔化10〕のフルギド系フォトクロミッ
ク分子を用いてガラス基板上に2層構造の光配線用材料
を形成した。
【0074】
【化7】
【0075】〔化12〕の分子は、前記〔化3〕におい
て、R1,R3,R4がCH3基、XがNCH3基、YがS
原子、R5がCH3O基である分子である。
【0076】この光配線用材料に対して、実施例1同様
にアルゴンイオンレーザとエキシマレーザを順次照射す
ることにより、図4の交差光導波路を形成した。形成し
た導波路の光伝送特性を実施例1と同様に測定した結
果、高屈折率交差光導波路として優れた特性を有するこ
とを確認した。
【0077】〔実施例 6〕実施例1と同様に、可視光
照射により異性化反応を起こす〔化9〕のジアリールエ
テン系フォトクロミック分子と、紫外光照射により異性
化反応を起こす〔化13〕のジアリールエテン系フォト
クロミック分子を用いてガラス基板上に2層構造の光配
線用材料を形成した。
【0078】
【化8】
【0079】〔化13〕の分子は、前記〔化4〕におい
て、R6,R7,R9がCH3基、R8がシアノ基、X1がS
原子である分子である。
【0080】この光配線用材料に対して、実施例1同様
にアルゴンイオンレーザとエキシマレーザを順次照射す
ることにより、図4の交差光導波路を形成した。形成し
た導波路の光伝送特性を実施例1と同様に測定した結
果、高屈折率交差光導波路として優れた特性を有するこ
とを確認した。
【0081】〔実施例 7〕実施例1同様に、可視光照
射により異性化反応を起こす〔化9〕のジアリールエテ
ン系フォトクロミック分子と、紫外光照射により異性化
反応を起こす〔化14〕のジアリールエテン系フォトク
ロミック分子を用いてガラス基板上に2層構造の光配線
用材料を形成した。
【0082】
【化9】
【0083】〔化14〕の分子は、前記〔化5〕におい
て、R9がCH3基、R10がシアノ基、X2がS原子であ
る分子である。
【0084】この光配線用材料に対して、実施例1同様
にアルゴンイオンレーザとエキシマレーザを順次照射す
ることにより、図4の交差光導波路を形成した。形成し
た導波路の光伝送特性を実施例1と同様に測定した結
果、高屈折率交差光導波路として優れた特性を有するこ
とを確認した。
【0085】〔実施例 8〕実施例1と同様に、可視光
照射により異性化反応を起こす〔化9〕のジアリールエ
テン系フォトクロミック分子と、紫外光照射により異性
化反応を起こす〔化15〕のジアリールエテン系フォト
クロミック分子を用いてガラス基板上に2層構造の光配
線用材料を形成した。
【0086】
【化10】
【0087】〔化15〕の分子は、前記〔化6〕におい
て、R9がCH3基、X3がS原子である分子である。
【0088】この光配線用材料に対して、実施例1同様
にアルゴンイオンレーザとエキシマレーザを順次照射す
ることにより、図4の交差光導波路を形成した。形成し
た導波路の光伝送特性を実施例1と同様に測定した結
果、高屈折率交差光導波路として優れた特性を有するこ
とを確認した。
【0089】〔実施例 9〕実施例1と同様に、可視光
照射により異性化反応を起こす〔化9〕のジアリールエ
テン系フォトクロミック分子と、紫外光照射により異性
化反応を起こす〔化16〕のジアリールエテン系フォト
クロミック分子を用いてガラス基板上に2層構造の光配
線用材料を形成した。
【0090】
【化11】
【0091】〔化16〕の分子は、前記〔化8〕におい
て、R11がCH3基、R12が水素原子、X5がNCH3
である分子である。
【0092】この光配線用材料に対して、実施例1同様
にアルゴンイオンレーザとエキシマレーザを順次照射す
ることにより、図4の交差光導波路を形成した。形成し
た導波路の光伝送特性を実施例1と同様に測定した結
果、高屈折率交差光導波路として優れた特性を有するこ
とを確認した。
【0093】〔比較例〕実施例1と同様にして、ガラス
基板上にフッ素置換PMMA薄膜(膜厚30mm)を形
成した。次に、フッ素置換PMMA中に〔化10〕のフ
ルギド誘導体フォトクロミック分子を15重量%分散さ
せ、これをクロロベンゼン中に溶解して20重量%溶液
を調製した。
【0094】この溶液を前記フッ素置換PMMA薄膜に
塗布し、スピンコート法(回転数1300rpm、15
秒間)により膜厚10mmの薄膜とし、完全に乾燥させ
てコア層とした。この2層構造の高分子薄膜に対し、直
線状のスリットを有する露光マスクを用い、エキシマレ
ーザポンプ色素レーザの波長360nmの紫外光を照射
し、直線状の導波路コアを前記コア層中に形成した。
【0095】続いて、上記のコアに交差する形に露光マ
スクのスリットを配置し、同様に360nmの紫外光を
照射して第2のコアを形成し、図4に類似の交差光導波
路を形成した。
【0096】形成した交差導波路の導波光の導波特性
を、実施例1と同様に調べた。その結果、形成した導波
路は交差部で光の漏れが起こり、高屈折率交差光導波路
としての機能を有しないことが分かった。
【0097】
【発明の効果】本発明の光配線用材料を用い、本発明の
光配線方法で作製された高屈折率交差光導波路を含む光
導波路は、前記のとおり有機材料を用いることで容易に
形成することができ、その導波光の導波特性は優れた特
性を有する。
【0098】また、有機材料を用いた光導波路は安価
で、大型化も容易であるため、電子デバイス間を光通信
で結ぶ光インターコネクション用として、必要な光配線
を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】等屈折率の交差光導波路の光導波状態の説明図
である。
【図2】高屈折率の交差型光導波路の光導波状態の説明
図である。
【図3】高屈折率の3重交差型光導波路の説明図であ
る。
【図4】実施例1および4〜9で用いた交差型光導波路
の模式図である。
【図5】実施例2で用いた交差型光導波路の模式図であ
る。
【図6】本発明の実施例3で用いた3重交差型光導波路
の模式図である。
【符号の説明】
1,17…交差部、2,4,18,19,20,25,
26,31,32,37,38…コア、3,21…クラ
ッド、9…導波光、10…漏洩光、22…ガラス基板、
23,28,34…下部クラッド層、24,29,35
…コア層、27,33…基板、30,36…上部クラッ
ド層。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屈折率の異なる2種の有機高分子材料層
    が積層されており、前記の有機高分子層の高屈折率層中
    に光照射により分極率が増大する分子が、少なくとも2
    種含まれていることを特徴とする光配線用材料。
  2. 【請求項2】 前記光照射により分極率が増大する分子
    が、光照射により分子構造が異性化するフォトクロミッ
    ク分子である請求項1に記載の光配線用材料。
  3. 【請求項3】 前記高屈折率層が、可視光照射により異
    性化するフォトクロミック分子と、紫外光照射により異
    性化するフォトクロミック分子とを含む請求項1に記載
    の光配線用材料。
  4. 【請求項4】 前記が、下記〔化1〕〜〔化3〕 【化1】 〔XおよびYは酸素原子,硫黄原子,セレン原子または
    NR基(Rはアルキル基)、R1,R2は水素原子,アル
    キル基,アルコキシ基,アリール基,アリールオキシ
    基,アミノ基,ピロリル基,フリル基またはハロゲン原
    子、R3はアルキル基、R4は水素原子,シアノ基または
    アリールオキシ基、R5は水素原子またはアルコキシ基
    である〕で表されるジアリールエテン系フォトクロミッ
    ク分子である請求項3記載の光配線用材料。
  5. 【請求項5】 前記紫外光照射により異性化するフォト
    クロミック分子が、下記〔化4〕〜〔化6〕で表される
    ジアリールエテン系フォトクロミック分子、あるいは
    〔化7〕および〔化8〕で表されるフルギド系フォトク
    ロミック分子 【化2】 〔R6およびR7は水素またはアルキル基、R8はアルキ
    ル基またはシアノ基、X1はO,S,Se原子またはN
    R基(Rはアルキル基)、R10はシアノ基、X2はO,
    S原子およびNR基、R9はアルキル基、X3はS原子ま
    たはNR基、R11はアルキル基、X4はOまたはS原
    子、R12は水素原子,CH3S−基,CH3O−基,(C
    3)2N−基、X5はNR基を示す〕である請求項3に記
    載の光配線用材料。
  6. 【請求項6】 屈折率の異なる2種の有機高分子材料層
    が積層されており、前記の有機高分子層の高屈折率層中
    に光照射により分極率が増大するフォトクロミック分子
    が少なくとも2種含まれており、これに露光マスクを介
    して光照射を複数回行うことにより、前記高屈折率層の
    露光部に光導波路コアを形成することを特徴とする光配
    線方法。
  7. 【請求項7】 前記フォトクロミック分子が、前記〔化
    1〕〜〔化3〕で示す可視光照射により異性化するフォ
    トクロミック分子の少なくとも1種と、前記〔化4〕〜
    〔化8〕で示す紫外光照射により異性化するフォトクロ
    ミック分子の少なくとも1種である請求項6に記載の光
    配線方法。
  8. 【請求項8】 前記光照射を紫外光および可視光を用い
    て行う請求項6または7に記載の光配線方法。
  9. 【請求項9】 前記光導波路コアが2本以上交差した高
    屈折率交差光導波路を形成するため前記高屈折率層に対
    する露光を2回以上行なう請求項6,7または8に記載
    の光配線方法。
  10. 【請求項10】 屈折率の異なる2種の有機高分子材料
    層が積層されており、前記有機高分子層の高屈折率層中
    には光照射により分極率が増大するフォトクロミック分
    子が少なくとも2種含まれており、これに露光マスクを
    介して光照射を行なうことで光導波路コアが形成されて
    いることを特徴とする光導波路。
  11. 【請求項11】 前記フォトクロミック分子が、前記
    〔化1〕〜〔化3〕で示す可視光照射により異性化する
    フォトクロミック分子の少なくとも1種と、前記〔化
    4〕〜〔化8〕で示す紫外光照射により異性化するフォ
    トクロミック分子の少なくとも1種である請求項10に
    記載の光導波路。
  12. 【請求項12】 前記高屈折率層に対する露光を2回以
    上行うことで前記光導波路コアが2本以上交差した高屈
    折率交差光導波路が形成された請求項10または11に
    記載の光導波路。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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CN102207581A (zh) * 2010-03-31 2011-10-05 富士通株式会社 光波导器件、电子器件以及光波导器件的制造方法
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