JPH11201741A - 画像処理方法およびその装置 - Google Patents

画像処理方法およびその装置

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JPH11201741A
JPH11201741A JP10013295A JP1329598A JPH11201741A JP H11201741 A JPH11201741 A JP H11201741A JP 10013295 A JP10013295 A JP 10013295A JP 1329598 A JP1329598 A JP 1329598A JP H11201741 A JPH11201741 A JP H11201741A
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越 呉
Yoshimasa Asougawa
佳誠 麻生川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 観測領域内に明るさの異なる対象物が存在す
る場合も、各対象物を精度良く認識する。 【解決手段】 駐車エリア4における駐車状況を認識す
るための観測装置において、カメラ1に、暗い色彩を捉
えるための遅いシャッタ速度と、明るい色彩を捉えるた
めの速いシャッタ速度とを設定して、各シャッタ速度に
より連続的に駐車エリア4を撮像する。制御装置2は、
各画像データを個別に取り込んで、両者を合成処理した
後、この合成画像上のエッジを抽出して、車輌枠毎の車
輌の有無を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、単独または複数個の
撮像手段により所定の観測領域を撮像して得られた画像
を処理して、前記観測領域内における対象物の有無,そ
の大きさ,位置,形状,色など、各種の認識処理を実施
するための画像処理方法および装置に関連する。
【0002】
【従来の技術】近年、駐車場における車輌の駐車状況
や、道路上の車輌の走行状態など、所定の観測領域にお
ける対象物を観測するために、画像処理の手法を用いた
観測装置が開発されている。この種の観測装置は、観測
対象の領域の上方位置にCCDカメラ(以下単に「カメ
ラ」という)を配備するとともに、このカメラからの画
像を制御装置に連続的に取り込んで、各入力画像上の対
象物の特徴を抽出するもので、対象物が車輌などの移動
体である場合には、さらに特徴抽出結果の時系列データ
により、対象物の移動方向や速度の計測が行われる。
【0003】また観測領域に対し、複数台のカメラを所
定の位置関係をもって配置し、各カメラからの画像を制
御装置に取り込んで、対象物の3次元計測処理を行うよ
うにした装置も、提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの種の
観測処理では、照明条件などの影響で観測領域内の明る
さに大きなばらつきが生じたり、観測領域内に反射率が
大きく異なる対象物が存在したりして、各対象物間の明
るさが大きく異なる場合がある。このような状況下で
は、観測領域内のすべての対象物の明るさをカメラのダ
イナミックレンジの範囲内に収められなくなり、一部対
象物を認識できなくなるという問題が発生する。
【0005】この発明は上記問題に着目してなされたも
ので、異なる露光量による複数枚の画像を用いた認識処
理を実施することにより、観測領域内に明るさの異なる
対象物が存在しても、各対象物を精度良く認識し、認識
精度を大幅に向上することを技術課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の画像処
理方法は、同一の観測領域をそれぞれ異なる露光量によ
り撮像して得られた複数枚の画像を、対応する画素毎に
合成処理して1枚の合成画像を生成した後、この合成画
像上の特徴を用いて前記観測領域内の対象物を認識する
ことを特徴とする。
【0007】請求項2の発明の画像処理方法は、同一の
観測領域をそれぞれ異なる露光量により撮像して得られ
た複数枚の画像について、それぞれ画像上の特徴を統合
した後、この特徴の統合結果を用いて前記観測領域内の
対象物を認識することを特徴とする。
【0008】請求項3の発明の画像処理方法は、同一の
観測領域をそれぞれ異なる露光量により撮像して得られ
た複数枚の画像について、それぞれ画像上の特徴を用い
て前記観測領域内の対象物を認識した後、各画像毎の認
識結果を統合して、前記観測領域内の対象物を最終的に
認識することを特徴とする。
【0009】請求項4の発明の画像処理方法は、所定の
観測領域に向けて配備された複数個の撮像手段により、
それぞれ異なる露光量による複数枚の画像を生成し、各
撮像手段により同じ露光量で生成された画像の組毎に、
各画像上の特徴を画像間で対応づけした後、各組毎の対
応づけ結果を統合し、前記統合された対応づけ結果を用
いた3次元計測処理を実施して、その計測結果に基づき
前記観測領域内の対象物を認識することを特徴とする。
【0010】請求項5の発明の画像処理装置は、同一の
観測領域を異なる露光量により撮像して得られた複数枚
の画像を個別に入力する画像入力手段と、入力した各画
像を対応する画素毎に合成処理して1枚の合成画像を生
成する画像合成手段と、生成された合成画像上の特徴を
抽出する特徴抽出手段と、前記特徴抽出手段により抽出
された特徴を用いて前記観測領域内の対象物を認識する
認識手段とを具備する。
【0011】請求項6の発明の画像処理装置は、上記と
同様の画像入力手段と、入力した各画像について、それ
ぞれ画像上の特徴を抽出する特徴抽出手段と、各入力画
像毎の特徴抽出結果を統合する特徴統合手段と、前記特
徴統合手段により統合された特徴を用いて前記観測領域
内の対象物を認識する認識手段とを具備する。
【0012】請求項7の発明の画像処理装置は、上記と
同様の画像入力手段と、入力した各画像について、それ
ぞれ画像上の特徴を抽出した後、その特徴抽出結果を用
いて前記観測領域内の対象物を認識する認識手段と、各
画像毎の認識結果を統合して、前記観測領域内の対象物
の最終的な認識結果を示すデータを生成する認識結果統
合手段とを具備する。
【0013】請求項8の発明の画像処理装置は、前記請
求項5〜7のいずれかの構成に、前記観測領域内の明る
さを検出する明るさ検出手段と、各入力画像を供給する
撮像手段に対し、それぞれの露光量を前記明るさの検出
結果を用いて調整する露光量調整手段とが付加される。
【0014】請求項9の発明の画像処理装置は、前記請
求項5〜7のいずれかの構成に、画像入力手段により入
力された各画像の明るさを検出する画像明るさ検出手段
と、各入力画像を供給する撮像手段に対し、それぞれの
露光量を前記明るさの検出結果を用いて調整する露光量
調整手段とが付加される。
【0015】請求項10の発明の画像処理装置は、前記
請求項5〜7のいずれかの構成に、さらに時刻を計時す
るタイマを加え、このタイマの計時時刻に基づき、1日
のうちの所定期間は、特定の露光量による1枚の画像の
みを入力して、前記観測領域内の対象物を認識するよう
に構成する。
【0016】請求項11の発明の画像処理装置は、所定
の観測領域に向けて配備された複数個の撮像手段より、
それぞれ異なる露光量による複数枚の画像を入力する画
像入力手段と、各撮像手段により同じ露光量で生成され
た入力画像の組毎に、各画像上の特徴を画像間で対応づ
けする対応づけ手段と、前記各組毎の対応づけ結果を統
合する統合手段と、統合された対応づけ結果を用いた3
次元計測処理を実施する3次元計測手段と、前記3次元
計測結果を用いて前記観測領域内の対象物を認識する認
識手段とを具備する。
【0017】請求項12の発明の画像処理装置は、前記
請求項11の構成に、さらに時刻を計時するタイマを加
え、このタイマの計時時刻に基づき、1日のうちの所定
期間は、各撮像手段よりそれぞれ特定の露光量による1
枚の画像のみを入力し、各入力画像間で対応する特徴を
用いた3次元計測処理により、前記観測領域内の対象物
を認識するように構成される。
【0018】
【作用】同一の観測領域をそれぞれ異なる露光量により
撮像することにより、観測領域に明るさの異なる対象物
が存在する場合も、各対象物を、それぞれいずれかの露
光量による画像上に出現させることが可能となる。
【0019】請求項1および5の発明では、このように
して得られた各画像を合成処理することにより、観測領
域内のすべての対象物の画像を1枚の画像上に出現させ
ることができるので、この合成画像上の特徴を用いて、
各対象物を精度良く認識することが可能となる。
【0020】請求項2および6の発明では、異なる露光
量による各画像上で特徴を抽出した後、各特徴抽出結果
を統合することにより、観測領域内のすべての対象物に
かかる特徴を得ることが可能となり、この統合された特
徴を用いて、各対象物を精度良く認識することができ
る。
【0021】請求項3および7の発明では、異なる露光
量による各画像について、それぞれその画像上に表れた
対象物の認識処理を行った後、各認識結果を統合して最
終的な認識処理を行うので、同様に、観測領域内のすべ
ての対象物を精度良く認識することができる。
【0022】請求項8,9の発明では、各画像を供給す
る撮像手段に対し、観測領域内もしくは入力画像の明る
さを用いて露光量を調整するので、周囲環境の変化によ
り観測領域内の明るさが変動しても、対象物の特徴を鮮
明にとらえた画像を生成できる。
【0023】請求項4および11の発明では、観測領域
を複数個の撮像手段により撮像して、3次元計測処理を
行う際に、各撮像手段により同じ露光量で生成された画
像の組毎に画像上の特徴の対応づけを行って、各組毎の
対応づけ結果を統合するので、観測領域内のすべての対
象物の物点にかかる特徴点を対応づけすることができ
る。よってこの統合された対応づけ結果を用いて3次元
計測処理を実施することにより、各対象物の3次元形状
や空間位置を、精度良く認識することができる。
【0024】請求項10および12の発明では、タイマ
の計時時刻により、1日のうちの所定の期間内は、特定
の露光量による画像のみを用いた認識処理を行うので、
夜間など明度の高い対象物が検出されることのない時間
帯の無用な処理を回避できる。
【0025】
【実施例】図1は、この発明が適用された駐車場用の観
測装置の設置例を示す。この観測装置は、複数の駐車枠
に区分けされた駐車エリア4に対し、各駐車枠内に車輌
が駐車しているか否かを認識するためのもので、駐車エ
リア4の近傍位置に設置された支柱3上に、カメラ1と
制御装置2とが固定支持される。
【0026】前記カメラ1は、支柱3の上部位置に支持
棒3Aを介して取り付けられ、駐車エリア4を斜め上方
位置から撮像して、エリア全体を含む画像を生成する。
この画像は制御装置2に取り込まれて、後記するいずれ
かの認識処理が実施され、各駐車枠内に車輌が存在する
か否かが認識される。この認識結果は、装置内部の伝送
部(図示せず)により管理センターなどの外部装置に伝
送される。
【0027】図中、CB ,CW は駐車中の車輌であっ
て、車輌CB の車体は黒など反射率の低い色彩のもので
ある。これに対し、車輌CW の車体は、白など反射率の
高い色彩のもので、晴天時など撮像領域全体が明るく照
明された条件下では、各車輌CB ,CW 上の明るさに、
顕著な差異が現れる。
【0028】この観測装置では、上記の車輌CB ,CW
のように、車体上の明るさが大きく異なる車輌がともに
駐車している場合にも、各車輌を精度良く認識できるよ
うに、前記カメラ1を、2とおりのシャッタ速度により
連続的に撮像動作を行うように設定するとともに、制御
装置2側で、各シャッタ速度毎の画像を統合的に処理し
て、認識処理を行うようにしている。以下、上記図1の
観測装置の具体的な構成例と、各構成例における認識処
理方法について、順を追って説明する。
【0029】(1)第1実施例 図2は、この第1の観測処理装置の構成を示すもので、
前記したカメラ1,制御装置2のほか、シャッタ速度制
御装置5を構成として含んでいる。シャッタ速度制御装
置5は、カメラ1のハウジング内もしくは制御装置2内
に組み込まれるもので、カメラ1の撮像タイミングに応
じて、CCD撮像素子の電荷蓄積時間を調整することに
より、カメラ1に2とおりのシャッタ速度SS ,S
F (SS >SF )を交互に設定する。
【0030】制御装置2は、カメラ1からの画像を取り
込む画像入力部6と、取り込んだ画像を処理するための
認識処理部7とにより構成される(以下の実施例も同様
である)。
【0031】画像入力部6は、カメラ1からのアナログ
量の画像データをディジタル変換するためのA/D変換
回路8,各シャッタ速度毎の画像データを記憶するため
の2個の画像メモリ10S,10F,切換部9などを具
備する。切換部9は、カメラ1の撮像動作に応じて、A
/D変換回路8の接続先を切り換えるためのもので、遅
い方のシャッタ速度SS により得られた画像IS は、第
1の画像メモリ10Sへ、速い方のシャッタ速度SF
より得られた画像IF は、第2の画像メモリ10Fへ、
それぞれ格納される。
【0032】図3(1)(2)は、前記図1に示した状
態を各シャッタ速度SS ,SF により撮像して得られた
入力画像IS ,IF を示す。シャッタ速度SS は、前記
車輌CB の車体色のような暗い色を捉えるのに適したシ
ャッタ速度(例えば1/30秒)であって、このシャッ
タ速度により生成された画像IS では、図3(1)に示
すように、車輌CB の画像が鮮明に出現する。しかしな
がら車体色の白いCW については、画像上における対応
位置の輝度が飽和状態となっており、画像上で車輌CW
の特徴を認識するのは困難となる。
【0033】他方のシャッタ速度SF は、強い反射光を
捉えるのに適した短いシャッタ速度(例えば1/120
秒)であって、このシャッタ速度SF による画像IF
では、図3(2)に示すように、車体色の明るい車輌C
W の鮮明な画像が現れる。しかしながらこの画像IF
の車輌CB に対する部分は黒くにじんだものとなり、車
輌CB の特徴を認識するのは困難となる。
【0034】図2に戻って、この実施例の認識処理部7
は、画像統合部11,特徴抽出部12,物体検出部13
などから構成される。なおこの認識処理部7の各構成
は、具体的には、以下に述べる各処理を実施するための
アルゴリズムをコンピュータのCPUに与えることによ
り実現するものである(以下の実施例も同様)。
【0035】この実施例は、前記した2種類のシャッタ
速度SS ,SF による各入力画像IS ,IF を、1枚の
画像に合成した後、この合成画像の特徴を用いて各車輌
枠毎に車輌の有無を認識するものである。画像統合部1
1は、各入力画像の合成処理を実施するためのもので、
各入力画像IS ,IF について、それぞれi行目j列目
に位置する画素の輝度値gS (i,j),gF (i,
j)を、つぎの(1)−1〜(1)−3に示す原則にあ
てはめることにより、合成画像の対応する画素の輝度値
G(i,j)を決定する。
【0036】
【数1】
【0037】なお(1)式において、thS ,thF
あらかじめ定められたしきい値であって、thS には十
分に大きな輝度値が、thF には十分に小さな輝度値
が、それぞれ設定される。例えば、入力画像の各画素の
輝度値が8ビット構成のデータをとる場合、thS は2
40付近に、thF は10付近に設定される。
【0038】前記図3(1)(2)に示した各入力画像
S ,IF の場合、黒い車輌CB に対応する画素位置に
ついては(1)−1式が適用され、合成画像の輝度値G
(i,j)として、遅いシャッタ速度SS による入力画
像IS 側の輝度値gS (i,j)が採用される。また白
い車輌CW に対応する画素位置については(1)−2式
が適用され、合成画像の輝度値G(i,j)として、速
いシャッタ速度SF による入力画像IF 側の輝度値gF
(i,j)が採用される。その他の車輌の存在しない画
素位置においては(1)−3式が適用され、各輝度値g
S (i,j),gF (i,j)の平均値をもって合成画
像の輝度値G(i,j)が求められることになる。なお
画像の合成方法は、上記に限らず、合成画像のすべての
画素の輝度値G(i,j)とも、画素gS (i,j)と
F (i,j)との平均値により表してもよい。
【0039】図4は、各入力画像IS ,IF を上記
(1)−1〜(1)−3を適用して合成処理した結果を
示すもので、各車輌CB ,CW の部分に、その車輌を精
度よく捉えた画像側のデータを採用することにより、各
車輌CB ,CW を鮮明に捉えた画像が出現している。
【0040】特徴抽出部12は、この合成画像上にエッ
ジ抽出用フィルタを走査するなどして、車輌の輪郭を表
すエッジを抽出する。物体検出部13は、内部メモリに
記憶された画像上の各駐車枠の位置に基づき、各駐車枠
内のエッジ部分の面積を算出するなどして、車輌が存在
するか否かを判別する。この判別結果は、各駐車枠の識
別データ(ラベルや位置データなど)に対応づけられ、
外部に出力される。
【0041】(2)第2実施例 図5は、観測装置の第2の構成を示す。この実施例の制
御装置2も、第1の実施例と同様の構成の画像入力部6
により、各シャッタ速度SS ,SF により得られた画像
S ,IF を個別に入力する。また認識処理部7とし
て、2組の特徴抽出部12S, 12F,特徴統合部1
4,物体検出部13の各構成を具備しており、各特徴抽
出部12S,12Fにより、各入力画像IS ,IF の画
像上のエッジが個別に抽出される。
【0042】図6(1)(2)は、前記図3(1)
(2)の入力画像IS に対するエッジ抽出処理により生
成されたエッジ画像ES ,EF を示す。なおここでは、
各エッジの抽出位置を明確にするために、入力画像上の
駐車枠のエッジがすべて抽出されたように図示してい
る。
【0043】エッジ画像ES 上では、2個の車輌CB
W の駐車位置A,Bのうち、画像上に鮮明に現れた車
輌CB の駐車位置Aのみでエッジが抽出される(図中の
駐車位置Bに細線の点線で示されたエッジは、仮想のも
のである)。反対にエッジ画像EF 上では、車輌CW
駐車位置Bでのみエッジが抽出される。
【0044】図5に戻って、特徴統合部14は、各入力
画像IS ,IF についてのエッジ抽出結果を統合して、
1枚のエッジ画像を生成する。この統合処理は、つぎの
(2)式に示すように、各エッジ画像ES ,EF の対応
する画素毎に各画素値bS (i,j),bF (i,j)
の論理和((2)式中「|」で示す)を求めて、統合後
のエッジ画像の画素B(i,j)の画素値とするもので
ある。すなわち各画素値B(i,j)により形成される
エッジ画像は、両方のエッジ画像ES ,EF を重ね合わ
せたもので、統合処理により、すべてのエッジ抽出結果
が採用されることになる。
【0045】
【数2】
【0046】図7は、前記図6(1)(2)の各エッジ
抽出結果を上記(2)式を用いて統合した結果を示すも
ので、上記した論理和演算により、いずれの車輌CB
Wの駐車位置A,Bにも、エッジが精度よく出現して
いる。
【0047】物体検出部13は、この統合されたエッジ
画像上で、前記第1の実施例と同様、各駐車枠毎に車輌
の有無を判定し、その判定結果を出力するもので、両方
の車輌CB ,CW をともに精度よく検出することができ
る。
【0048】(3)第3実施例 図8は、観測装置の第3の構成を示す。この実施例の制
御装置2は、前記第1,2の実施例と同様の画像入力部
6により、2種類のシャッタ速度SS ,SF により撮像
された画像IS ,IF を個別に入力した後、各入力画像
S ,IF を個別に処理して各画像上の車輌を検出し、
さらに各検出結果を統合して最終的な判定を行うもので
ある。
【0049】認識処理部7は、各入力画像毎に特徴抽出
部12S,12Fおよび物体検出部13S,13Fを具
備するほか、検出結果統合部15を具備する。各特徴抽
出部12S,12Fは、第2の実施例と同様に、それぞ
れ入力画像IS ,IF に対するエッジ抽出処理を実施し
て、その結果を示すエッジ画像ES ,EF を生成する。
各物体検出部13S,13Fは、対応するエッジ画像E
S ,EF 上で、各駐車枠内に車輌が存在するか否かを判
定するもので、各判定結果は、車輌枠を示すラベルに対
応づけられた形で検出結果統合部15へと出力される。
検出結果統合部15は、駐車枠毎の判定結果の論理和を
とることにより、各エッジ画像上の車輌検出結果を統合
し、この統合結果を最終的な車輌検出結果として出力す
る。
【0050】図9は、前記図6(1)(2)のエッジ画
像ES ,EF を用いて、各駐車枠毎に車輌の有無を判定
した結果であって、図中の左端欄に、各駐車枠に付与さ
れたラベル番号を表すとともに、各ラベル番号に対応づ
けて、各エッジ画像ES ,EF 毎の車輌の有無の判定結
果と最終的な統合結果とが示してある。なお図中のデー
タ「1」は「車輌あり」の判定結果を、データ「0」は
「車輌なし」の判定結果を、それぞれ表すものとする。
【0051】図示例は、前記画像上の各駐車枠に対し、
左から右方向に順にラベル番号を付してあり、ラベル番
号「1」の駐車枠(前記駐車位置Aに相当する)にある
車輌CB はエッジ画像ES 上で検出され、またラベル番
号「8」の駐車枠(前記駐車位置Bに相当する)にある
車輌CW はエッジ画像EF 上で検出されている。よって
両検出結果を統合した結果、「1」「8」いずれの駐車
枠にも、車輌が存在するものと判定される。
【0052】(4)実施例1〜3の変形例 <1> 上記した3つの実施例は、いずれも2とおりのシャッタ
速度SS ,SF による画像を用いて車輌の検出処理を行
うようにしているが、これに限らず、3とおり以上のシ
ャッタ速度による画像を生成して車輌検出処理を行うよ
うにしてもよい。
【0053】図10〜12は、それぞれ第1〜第3の各
実施例を発展させた構成を示すもので、画像入力部6に
は、Nとおり(N≧3)のシャッタ速度により得られた
各画像を記憶するためのN個の画像メモリ10M1 〜1
0MN が配備される。
【0054】図10の実施例では、認識処理部7の画像
統合部11により、各入力画像間の対応する画素毎に輝
度平均値が算出されて各画像が統合された後、特徴抽出
部12により、この統合画像上のエッジ抽出処理が実施
される。さらに物体検出部13により、前記エッジ抽出
結果を用いた各車輌の検出処理が行われ、その結果が出
力される。
【0055】図11の実施例の認識処理部7は、各入力
画像毎に特徴抽出部12A1 〜12AN を具備してお
り、入力画像毎にエッジ抽出処理が行われる。特徴統合
部14は、前記エッジ抽出処理により得られたエッジ画
像について、前記第2の実施例と同様、対応する画素間
の論理和演算を行って、各エッジ画像を統合する。この
後、前記図10の実施例と同様、物体検出部13による
車輌の検出処理が行われる。
【0056】図12の実施例の認識処理部7は、各入力
画像毎に特徴抽出部12A1 〜12AN および物体検出
部13A1 〜13AN を具備しており、これら構成によ
り各入力画像毎に個別に車輌検出処理が行われる。この
後、前記第3の実施例と同様、検出結果統合部15によ
り各検出結果が統合されて、最終的な検出結果を示すデ
ータが生成され、外部に出力される。
【0057】このように複数とおりのシャッタ速度によ
る画像を用いて認識処理を行うようにすれば、カメラ1
のダイナミックレンジをより広く設定でき、さまざまな
色彩の車輌が駐車している場合にも、各車輌を精度良く
検出することが可能となる。
【0058】(5)実施例4 前記第1〜3の各実施例では、1台のカメラ1をシャッ
タ速度を変更して連続的に撮像を行うようにしている。
これに対し、第4の実施例では、図13に示すように、
異なるシャッタ速度が設定された2台のカメラ1S,1
Fを配備し、各カメラ1S,1Fを同時に動作させる。
【0059】図14は、上記図13の観測装置の構成を
示すもので、制御装置2の画像入力部6には、各カメラ
1S,1F毎のA/D変換回路8S,8Fおよび画像メ
モリ10S,10Fが配備される。なおこの実施例の認
識処理部7には、前記第1〜3のいずれの実施例の構成
を導入してもよいので、認識処理部7に関する詳細な構
成の図示および説明は省略する。
【0060】ただし認識処理部7に第1または第2の実
施例の構成を導入する場合、各カメラ1S,1Fは、画
像の統合処理に支障が生じないように、光軸を平行にし
た状態で出来るだけ接近させて配備する必要がある。さ
らに画像の統合処理時には、カメラ1S,1F間の視差
によるずれを補正するために、いずれかの画像を、各カ
メラの光軸間の距離に対応する画素数分だけ、視差の生
じる方向(図示例の場合は縦方向)にシフトさせる必要
がある。
【0061】(6)第5実施例 この実施例は、図1の設置例と同様、1台のカメラによ
る画像を取り込んで車輌検出処理を実施するものである
が、この実施例のカメラには、図15に示すように、2
枚のCCD撮像素子17S,17Fを具備するカメラ1
Xが用いられる。各CCD撮像素子17S,17Fに
は、それぞれ前記シャッタ速度SS ,SFに相当する電
荷蓄積時間が設定されており、カメラレンズ16を通過
した光が各CCD素子17S,17Fに同時に与えられ
て、この光像を異なるシャッタ速度でとらえた2枚の画
像IS ,IF が生成される。
【0062】制御装置2側の画像入力部6は、各CCD
撮像素子17S,17Fからの画像データを同時に受け
ることができるように、入力画像毎のA/D変換回路8
S,8Fおよび画像メモリ10S,10Fとを具備す
る。なお認識処理部7には、前記第4の実施例と同様、
第1〜3のいずれの構成を導入しても良いので、ここで
は図示および詳細な説明は省略する。
【0063】この実施例の構成によれば、同一の観測領
域について、各シャッタ速度SS ,SF による画像を同
時に取り込んで処理することができるので、各入力画像
間の時間のずれをなくせる上、前記第4の実施例のよう
に画像の統合処理時にいずれか一方の画像をシフト処理
する必要もない。よって車輌の検出精度を向上させると
同時に、処理時間を短縮させることができる。
【0064】(7)第6実施例 この実施例も、上記第5の実施例と同様の2個のCCD
撮像素子17S,17Fを具備するカメラ1Xにより、
各シャッタ速度SS ,SF による画像を同時に生成する
ものである。図16は、この第6の実施例の構成を示す
もので、制御装置2は、先の実施例と同様の構成の画像
入力部6を具備するほか、画像統合部11,モニタ18
を含んでいる。
【0065】カメラ1Xにより生成された各画像は、画
像入力部6を介して画像統合部11に与えられ、前記第
1の実施例と同様の方法で統合される。モニタ18は、
この統合処理により生成される画像を表示するためのも
ので、これにより駐車エリア4内に明るさの異なる車輌
が存在する場合にも、各車輌を1つのモニタ画面上で観
測することが可能となる。
【0066】なお前記モニタ18を、駐車エリア4から
離れた場所に設置し、制御装置2の本体からモニタ18
に、統合処理された画像データを通信回線を介して送信
することも可能である。このようにすれば、直接駐車エ
リア4を監視できない地域でも、駐車エリア4の状況を
正確に把握することができる。
【0067】またこの実施例の構成に、前記した第1〜
3のいずれかの認識処理部7の構成を加え、前記モニタ
18に、統合処理された画像とともに、各駐車枠毎の車
輌の有無判定の結果を表示することも可能である。
【0068】(8)第7実施例 図17は、観測装置の第7の構成を示す。この実施例
は、前記第1〜3のいずれかの構成に光強度計19を付
加してカメラ1の観測領域内の明るさを検出し、その明
るさの度合いにより、カメラ1の各シャッタ速度SS
F を可変設定するようにしている。
【0069】図18は、シャッタ速度の設定例を示す。
前記光強度計19は、観測領域からの光を受光してその
光強度を検出するもので、ここではあらかじめ各シャッ
タ速度SS ,SF に3段階の設定値(s1〜s3,f1
〜f3)を設けて、シャッタ速度制御装置5のメモリに
記憶させておき、前記光強度の検出値λを所定のしきい
値th1,th2(th1>th2)と比較することに
より、各シャッタ速度SS ,SF にいずれかの設定値を
採用するようにしている。
【0070】このように観測領域内の明るさの度合いに
よりカメラ1のシャッタ速度を制御するので、カメラ1
により大きなダイナミックレンジを設定することがで
き、観測領域内の明るさが変動しても、安定した車輌検
出を行うことができる。
【0071】(9)第8実施例 図19は、観測装置の第8の構成を示す。この実施例
も、前記第7の実施例と同様、前記第1〜3のいずれか
の構成に、カメラの各シャッタ速度SS ,SF を可変設
定する構成を付加したものであるが、ここでは観測領域
内の明るさに代えて、各入力画像の明るさにより、シャ
ッタ速度SS ,SF の設定値を変動するようにしてい
る。
【0072】制御装置2には、第1〜3の各構成と同様
の画像入力部6,これら3つの構成のいずれかと同構成
の認識処理部7のほか、2個の輝度平均算出部20S,
20Fが配備される。これら輝度平均算出部20S,2
0Fは、画像メモリ10S,10Fに記憶された入力画
像IS ,IF について、各構成画素の輝度値の平均を算
出し、シャッタ速度制御装置5に出力する。シャッタ速
度制御装置5は、各算出値を個々に取り込んで、各シャ
ッタ速度Ss ,SF の設定値を決定し、つぎの撮像時に
は、この決定値に基づき、カメラ1のシャッタ速度を制
御する。
【0073】なお処理開始時点では、各シャッタ速度S
S ,SF には所定の初期値が設定され、以後の数サイク
ルの撮像動作により最適値に調整される。
【0074】図20は、シャッタ速度を決定するための
手順を示す。なおここでは、遅い方のシャッタ速度SS
を決定する手順を示すが、速い方のシャッタ速度SF
同様の手順で決定される。
【0075】最初のステップ1(図中「ST1」で示
す)で、輝度平均算出部20Sは、画像メモリ10Sよ
り入力画像IS の画像データを読み込んで、平均輝度値
AVSを算出する。つぎのステップ2,3で、シャッタ
速度制御装置5は、この算出値AVS を平均輝度値の最
適値MS と比較し、その比較結果を用いて、シャッタ速
度SS の現在値を維持するか、変更するかを決定する。
【0076】前記平均輝度値の最適値MS は、あらかじ
め内部のメモリに登録されているもので、前記平均輝度
値の算出値AVS と最適値MS との差が、所定のしきい
値Δs2からΔs1の間にある場合(Δs2<ΔS1)は、ステ
ップ2,3がいずれも「NO」となり、シャッタ速度S
S の現在値が維持される(ステップ6)。
【0077】入力画像IS が明るすぎる場合には、前記
平均輝度値の算出値AVS と最適値MS との間にしきい
値ΔS1を上回る差が生じる。この場合はステップ2が
「YES」となってステップ4へと移行し、シャッタ速
度SS の設定値が1/2に更新される。
【0078】逆に、入力画像IS の明るさが落ちた場合
には、前記平均輝度値の算出値AVS と最適値MS との
差がしきい値Δs2を下回る。この場合には、ステップ3
が「YES」となってステップ5へと移行し、、シャッ
タ速度SS の設定値は2倍に更新される。
【0079】なお上記ステップ4,5におけるシャッタ
速度SS の更新は、図示例に限らず、例えば現在の設定
値に所定の度数分の値を加算(または減算)するように
してもよい。
【0080】このように、画像入力毎に、つぎの段階で
のシャッタ速度SS ,SF を、それぞれ対応する入力画
像IS ,IF を用いて決定することにより、実際に得ら
れた画像上の明るさに基づき、各シャッタ速度SS ,S
F を適切に調整することができる。なお図15,16に
示した第5,6の実施例にも、上記第7,8の実施例の
シャッタ速度の調整にかかる構成を導入することが可能
である。
【0081】(10)第9実施例 上記した各実施例の構成は、いずれも所定の明るさの下
での観測が可能な昼間に処理を実施することを前提とす
るもので、夜間など、観測領域全体が暗くなる条件下で
は、速いシャッタ速度により得られた画像上には、いず
れの車輌の画像も表れない虞がある。
【0082】図21に示す第9の構成は、複数とおりの
シャッタ速度による画像を合成して認識処理を行うもの
であるが、夜間時にはこの処理を休止して、1枚の画像
を用いた通常の認識処理を実施するように、構成され
る。
【0083】この夜間時における処理の切換えは、制御
装置2内部のタイマ21の計時時刻に基づき行われるも
ので、タイマ21の計時時刻が所定の期間内にあるとき
は、カメラ1には、最も遅いシャッタ速度のみがセット
される。また図中、22は、第2以下の画像メモリ10
2 〜10MN と認識処理部7との接続をオンオフする
ための切換部であって、前記カメラ1に単一のシャッタ
速度がセットされると同時に、この切換部22はオフに
セットされる。また同時に、認識処理部7の画像統合部
11の機能が休止し、特徴抽出部12および物体検出部
13により、画像メモリ10M1 からの画像データのみ
を用いた認識処理が行われる。
【0084】なお図示例の制御装置2は、認識処理部7
に前記図10の構成を採用しているが、他の構成をとる
場合も、同様に、昼間と夜間とで処理の切換えを行うよ
うに設定することができる。
【0085】このように夜間時に処理を切り換えること
により、夜間時の無用な演算処理を削減することができ
る。またこの無用な演算処理により検出結果に誤差が生
じる虞もなくなり、車輌検出の精度を安定させることが
できる。
【0086】(11)第10実施例 図22は、第10番目の構成を用いる場合の観測装置の
設置例を示す。この観測装置は、2台のカメラ1A,1
Bからの画像を用いた3次元計測処理により、各駐車枠
毎の車輌の有無を判定するもので、各カメラ1A,1B
は、駐車エリア4に向けて、光軸を平行かつ撮像面を同
一面上に位置させた状態で、縦並びに配備される。
【0087】この実施例も、前記した第1〜8の各実施
例と同様、明るさの異なる車輌CB,CW をともに精度
良く検出できるように、各カメラ1A,1Bに複数とお
りのシャッタ速度を設定して連続的に撮像させている。
また制御装置2においては、各カメラ1A,1Bより同
じシャッタ速度で得られた画像の組毎に、車輌を示す特
徴点の抽出から特徴点の対応づけまでの処理を行った
後、各対応づけ結果を統合して3次元計測処理を実施す
るようにしている。
【0088】図23は、前記観測装置の構成を示す。シ
ャッタ速度制御装置5は、前記第1〜3の各実施例と同
様、固定された2とおりのシャッタ速度SS ,SF を交
互に設定するもので、各カメラ1A,1Bは、このシャ
ッタ速度制御装置5による制御を受けて、各シャッタ速
度SS ,SFによる画像を、それぞれ同時に生成する。
【0089】制御装置2は、前記した各実施例と同様、
画像入力部6と認識処理部7とを備えて成る。画像入力
部6は、各カメラ毎に、A/D変換回路8A,8Bおよ
び2組の画像メモリ(10AS ,10AF )(10
S ,10BF )を具備する。各組の一方の画像メモリ
10AS ,10BS には、それぞれ各カメラ1A,1B
からの遅い方のシャッタ速度SS による画像US ,LS
が格納される。また他方の画像メモリ10AF ,10B
F には、それぞれ各カメラからの速い方のシャッタ速度
F による画像UF ,LF が格納される。
【0090】認識処理部7は、2組の特徴抽出部12B
S ,12BF ,2組の対応づけ処理部23S,23Fを
含むとともに、特徴統合部24,3次元計測部25,物
体検出部26などの各構成を具備する。特徴抽出部12
S ,12BF は、それぞれ下側のカメラ1Bにより得
られた各画像LS ,LF について、画像上のエッジを抽
出するためのもので、特徴抽出部12BS による画像L
S に対するエッジ抽出結果は第1の対応づけ処理部23
Sに、特徴抽出部12BF による画像LF に対するエッ
ジ抽出結果は第2の対応づけ処理部23Fに、それぞれ
個別に与えられる。
【0091】第1の対応づけ処理部23Sは、各カメラ
1A,1Bより遅い方のシャッタ速度SS で得られた入
力画像Us ,Ls について、それぞれ空間内の同じ物点
を表す特徴点を特定して両者を対応づけるためのもので
ある。
【0092】この対応づけ処理は、具体的には、前記特
徴抽出部12BS により画像LS 上で抽出された各エッ
ジ構成点Pについて、それぞれ画像US 上での対応点Q
を抽出することにより行われる。
【0093】図24は、前記点Pへの対応点Qを抽出す
る具体的な方法を示す。まず対応づけ処理部23Sは、
前記エッジ抽出処理により生成されたエッジ画像ELS
上の所定の特徴点P(x,yL )について、原画像LS
上の点Pの位置に、この点Pを中心点とする所定大きさ
のウィンドウWL を設定する。ついで対応づけ処理部
は、画像US 上の前記点PのエピポーララインEP上に
前記ウィンドウWL と同じ大きさのウィンドウWU を設
定して走査し、各走査位置毎に、つぎの(3)式を実行
して、各ウィンドウWL ,WU 内の画像データの相違度
DFを算出する。
【0094】なお(3)式において、gL (x,y)は
ウィンドウWL 内の所定の画素の輝度値を、またg
U (x,y)はウィンドウWU 内の所定の画素の輝度値
を、それぞれ示す。またSZは各ウィンドウWL ,WU
サイズを示す。さらにm,nは各ウィンドウ内の画素を
特定するための変数であって、前記サイズWの範囲内で
変動する。
【0095】
【数3】
【0096】対応づけ処理部23Sは、各走査位置にお
いて求められた相違度DFを比較し、この相違度DFが
最も小さくなる時点でのウィンドウWU の中心点(x,
U)を、前記点Pの対応点Qとして特定する。
【0097】なお前記したように、各カメラ1A,1B
は縦並びかる光軸を平行にして配備されているので、エ
ピポーララインEPはx軸に垂直になり、ウィンドウW
U を容易に設定でき、また相違度DFの演算も簡単にな
る。またエピポーララインEP上の各走査位置で相違度
DFを算出する方法に代えて、画像US 上でもエッジを
抽出し、このうち前記エピポーララインEP上に位置す
るエッジ構成点を、特徴点Pの対応候補点として設定
し、これら対応候補点についてのみ相違度DFを演算す
るようにしてもよい。
【0098】図23に戻って、第2の対応づけ処理部2
3Fは、各カメラ1A,1Bより速い方のシャッタ速度
F により得られた各入力画像UF ,LF について、そ
れぞれ上記と同様の対応づけ処理を行うもので、各対応
づけ処理部23S,23Fによる対応づけ結果は、特徴
統合部24において統合処理される。
【0099】この統合処理は、各対応づけ処理部23
S,23Fにより対応づけられた特徴点の組をすべて採
用するもので、対応する各特徴点の組毎の座標データ
は、3次元計測部25に与えられる。3次元計測部25
は、与えられた特徴点の組毎に、各特徴点の座標(x,
u )(x,yL )を三角測量の原理にあてはめること
により、各特徴点に対応する3次元座標を算出する。
【0100】こうして各特徴点の組毎に対応する3次元
座標が算出され、物体検出部26へと与えられる。物体
検出部26は、各駐車枠位置における特徴点の数および
その高さデータから、各駐車枠内に車輌が存在するか否
かを判別する。
【0101】なおこの第10の実施例では、説明を簡単
にするために、各カメラのシャッタ速度SS ,SF を固
定値にしたが、前記第7,8の実施例のように、観測領
域の明るさや入力画像の明るさに応じて各シャッタ速度
S ,SF を可変設定してもよい。またシャッタ速度S
S ,SF は1種類に限らず、図10〜12に示したよう
に、複数とおりのシャッタ速度を設定し、各シャッタ速
度毎に画像間での特徴点の対応づけを行った後、各対応
づけ結果を統合するようにしてもよい。さらに前記第9
の実施例に示したように、夜間時には各カメラを遅いシ
ャッタ速度のみで撮像させ、1組の画像のみで3次元計
測処理を行うように構成してもよい。
【0102】(12)その他の実施例 上記した各実施例は、いずれも、カメラにより、シャッ
タ速度の異なる複数枚の画像を生成するようにしたが、
シャッタ速度のみならず、カメラの絞りや、カメラから
の出力電圧のゲインを調整することによっても、明るさ
の異なる対象物の画像を個別に生成することが可能であ
る。
【0103】またここでは、駐車場用の観測装置におけ
る各構成例を説明したが、観測対象は車輌に限らず、他
の物体であってもよく、また観測領域は室内であっても
よい。さらにこの実施例の観測装置は、各駐車枠毎の車
輌の有無を認識するだけのものであるが、これに限ら
ず、車輌の大きさ、形状などを認識するようにしてもよ
く、カラー画像生成用のカメラを用いて、各車輌の車体
色を認識するようにしてもよい。
【0104】さらに個々に示した駐車場用の観測装置
は、静止した車輌を認識対象とするが、道路上を走行す
る車輌などの移動体を認識対象とする場合にも、この発
明を適用することができる。ただしこの場合、各シャッ
タ速度毎の画像を連続的に生成すると、画像間に対象物
の移動分のずれが生じるので、前記第4または第5の実
施例の構成を導入するのが望ましい。
【0105】
【発明の効果】請求項1および5の発明では、同一の観
測領域をそれぞれ異なる露光量により撮像して複数枚の
画像を生成して各画像を合成した後、この合成画像上の
特徴を用いて観測領域内の対象物を認識するので、観測
領域内の対象物間の明るさに大きな差違があっても、各
対象物を精度良く認識することが可能となる。
【0106】請求項2および6の発明では、各画像上の
特徴抽出結果を統合して、観測領域内の対象物を認識す
ることにより、同様に、明るさの異なる対象物を精度良
く認識することができる。
【0107】請求項3および7の発明では、異なる露光
量による各画像により、それぞれ観測領域内の対象物の
認識処理を行った後、各認識結果を統合して最終的な認
識処理を行うので、同様に、明るさの異なる対象物を精
度良く認識することができる。
【0108】請求項8,9の発明では、各画像を供給す
る撮像手段に対し、観測領域内もしくは入力画像の明る
さを用いて露光量を調整するので、周囲環境の変化によ
り観測領域内の明るさが変動しても、各画像により対象
物の特徴を鮮明にとらえることができ、安定した認識処
理を行うことができる。
【0109】請求項4および11の発明では、観測領域
を複数個の撮像手段により撮像して、3次元計測処理を
行う際に、各撮像手段により同じ露光量で生成された画
像の組毎に画像上の特徴の対応づけを行った後に、各組
毎の対応づけ結果を統合して3次元計測処理を実施する
ので、観測領域内に明るさの異なる対象物がある場合に
も、各対象物の3次元形状や空間位置を、精度良く認識
することができる。
【0110】請求項10および12の発明では、タイマ
の計時時刻により、1日のうちの所定の期間内は、特定
の露光量による画像のみを用いた認識処理を行うので、
夜間など明度の高い対象物が検出されることのない時間
帯の無用な処理を回避して、装置コストを削減できる。
また必要外の処理による誤計測を防止することも可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用された観測装置の設置例を示す
斜視図である。
【図2】観測装置の第1の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】入力画像の一例を示す説明図である。
【図4】図3の入力画像の合成画像を示す説明図であ
る。
【図5】観測装置の第2の構成を示すブロック図であ
る。
【図6】入力画像のエッジ抽出処理により得られたエッ
ジ画像を示す説明図である。
【図7】図6のエッジ画像を統合した結果を示す説明図
である。
【図8】観測装置の第3の構成を示すブロック図であ
る。
【図9】駐車枠ごとの車輌の有無の判別結果を示す説明
図である。
【図10】観測装置の第1の構成を変形した例を示すブ
ロック図である。
【図11】観測装置の第2の構成を変形した例を示すブ
ロック図である。
【図12】観測装置の第3の構成を変形した例を示すブ
ロック図である。
【図13】第4の構成の観測装置の設置例を示す斜視図
である。
【図14】観測装置の第4の構成を示すブロック図であ
る。
【図15】観測装置の第5の構成を示すブロック図であ
る。
【図16】観測装置の第6の構成を示すブロック図であ
る。
【図17】観測装置の第7の構成を示すブロック図であ
る。
【図18】図17の観測装置におけるシャッタ速度の設
定例を示す説明図である。
【図19】観測装置の第8の構成を示すブロック図であ
る。
【図20】図19の観測装置におけるシャッタ速度の設
定手順を示すフローチャートである。
【図21】観測装置の第9の構成を示すブロック図であ
る。
【図22】第10の構成の観測装置の設置例を示す斜視
図である。
【図23】観測装置の第10の構成を示すブロック図で
ある。
【図24】特徴点の対応づけ処理の具体例を示す説明図
である。
【符号の説明】
1,1S,1F,1X,1A,1B カメラ 2 制御装置 5 シャッタ速度制御装置 6 画像入力部 7 認識処理部 11 画像統合部 12,12S,12F,12BS ,12BF 特徴抽出
部 13,13S,13F,26 物体検出部 15 検出結果統合部 19 光強度計 23S,23F 対応づけ処理部 24 特徴統合部 25 3次元計測部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一の観測領域をそれぞれ異なる露光量
    により撮像して得られた複数枚の画像を、対応する画素
    毎に合成処理して1枚の合成画像を生成した後、この合
    成画像上の特徴を用いて前記観測領域内の対象物を認識
    することを特徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】 同一の観測領域をそれぞれ異なる露光量
    により撮像して得られた複数枚の画像について、それぞ
    れ画像上の特徴を統合した後、この特徴の統合結果を用
    いて前記観測領域内の対象物を認識することを特徴とす
    る画像処理方法。
  3. 【請求項3】 同一の観測領域をそれぞれ異なる露光量
    により撮像して得られた複数枚の画像について、それぞ
    れ画像上の特徴を用いて前記観測領域内の対象物を認識
    した後、各画像毎の認識結果を統合して、前記観測領域
    内の対象物を最終的に認識することを特徴とする画像処
    理方法。
  4. 【請求項4】 所定の観測領域に向けて配備された複数
    個の撮像手段により、それぞれ異なる露光量による複数
    枚の画像を生成し、各撮像手段により同じ露光量で生成
    された画像の組毎に、各画像上の特徴を画像間で対応づ
    けした後、各組毎の対応づけ結果を統合し、 前記統合された対応づけ結果を用いた3次元計測処理を
    実施して、その計測結果に基づき前記観測領域内の対象
    物を認識することを特徴とする画像処理方法。
  5. 【請求項5】 同一の観測領域を異なる露光量により撮
    像して得られた複数枚の画像を個別に入力する画像入力
    手段と、 入力した各画像を対応する画素毎に合成処理して1枚の
    合成画像を生成する画像合成手段と、 生成された合成画像上の特徴を抽出する特徴抽出手段
    と、 前記特徴抽出手段により抽出された特徴を用いて前記観
    測領域内の対象物を認識する認識手段とを具備して成る
    画像処理装置。
  6. 【請求項6】 同一の観測領域を異なる露光量により撮
    像して得られた複数枚の画像を個別に入力する画像入力
    手段と、 入力した各画像について、それぞれ画像上の特徴を抽出
    する特徴抽出手段と、 各入力画像毎の特徴抽出結果を統合する特徴統合手段
    と、 前記特徴統合手段により統合された特徴を用いて前記観
    測領域内の対象物を認識する認識手段とを具備して成る
    画像処理装置。
  7. 【請求項7】 同一の観測領域を異なる露光量により撮
    像して得られた複数枚の画像を個別に入力する画像入力
    手段と、 入力した各画像について、それぞれ画像上の特徴を抽出
    した後、その特徴抽出結果を用いて前記観測領域内の対
    象物を認識する認識手段と、 各画像毎の認識結果を統合して、前記観測領域内の対象
    物の最終的な認識結果を示すデータを生成する認識結果
    統合手段とを具備して成る画像処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項5〜7のいずれかに記載された画
    像処理装置において、 さらに、前記観測領域内の明るさを検出する明るさ検出
    手段と、各入力画像を供給する撮像手段に対し、それぞ
    れの露光量を前記明るさの検出結果を用いて調整する露
    光量調整手段とを具備して成る画像処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項5〜7のいずれかに記載された画
    像処理装置において、 さらに前記画像入力手段により入力された各画像の明る
    さを検出する画像明るさ検出手段と、各入力画像を供給
    する撮像手段に対し、それぞれの露光量を前記明るさの
    検出結果を用いて調整する露光量調整手段とを具備して
    成る画像処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項5〜7のいずれかに記載された
    画像処理装置において、 さらに時刻を計時するタイマを備え、このタイマの計時
    時刻に基づき、1日のうちの所定期間は、特定の露光量
    による1枚の画像のみを入力して、前記観測領域内の対
    象物を認識するように構成されて成る画像処理装置。
  11. 【請求項11】 所定の観測領域に向けて配備された複
    数個の撮像手段より、それぞれ異なる露光量による複数
    枚の画像を入力する画像入力手段と、 各撮像手段により同じ露光量で生成された入力画像の組
    毎に、各画像上の特徴を画像間で対応づけする対応づけ
    手段と、 前記各組毎の対応づけ結果を統合する統合手段と、 統合された対応づけ結果を用いた3次元計測処理を実施
    する3次元計測手段と、 前記3次元計測結果を用いて前記観測領域内の対象物を
    認識する認識手段とを具備して成る画像処理装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載された画像処理装置
    において、 さらに時刻を計時するタイマを備え、このタイマの計時
    時刻に基づき、1日のうちの所定期間は、各撮像手段よ
    りそれぞれ特定の露光量による1枚の画像のみを入力
    し、各入力画像間で対応する特徴を用いた3次元計測処
    理により、前記観測領域内の対象物を認識するように構
    成されて成る画像処理装置。
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