JPH11201368A - 水撃防止器 - Google Patents

水撃防止器

Info

Publication number
JPH11201368A
JPH11201368A JP10006435A JP643598A JPH11201368A JP H11201368 A JPH11201368 A JP H11201368A JP 10006435 A JP10006435 A JP 10006435A JP 643598 A JP643598 A JP 643598A JP H11201368 A JPH11201368 A JP H11201368A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water hammer
water
buffer
orifice
protective film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10006435A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Kobayashi
達也 小林
Masahiko Masuda
政彦 増田
Yuichi Niihori
裕一 新堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIKKEEKOO KK
Original Assignee
NIKKEEKOO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIKKEEKOO KK filed Critical NIKKEEKOO KK
Priority to JP10006435A priority Critical patent/JPH11201368A/ja
Publication of JPH11201368A publication Critical patent/JPH11201368A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L55/00Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
    • F16L55/04Devices damping pulsations or vibrations in fluids

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Details Of Valves (AREA)
  • Pipe Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水撃防止性能を高め、緩衝体の体積を小さく
して水撃防止器を小型化することができる水撃防止器を
提供する。 【解決手段】 通水路に面するオリフィス130を介在
して結合された筒穴状の空間部と、上記空間部内に配置
されゲル又はゴムを基材170としこれに有弾性の外殻
を有する微小中空体170Aを添加して形成したシンタ
クティックフォームの緩衝体190と、上記緩衝体の表
面に配置され水撃作用を受ける伸縮性保護膜部210
と、上記伸縮性保護膜部210とオリフィス130との
間に水撃室を形成してなる水撃防止器100において、
上記有弾性の外殻を有する微小中空体170Aは、粒径
の近似するもの同士を集めて添加したものである。これ
により、水撃防止器やこれを備えた水栓器具、止水栓等
において、水撃防止性能を高めるとともに、緩衝体の体
積を小さくして小型化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、いわゆる水撃作用から
配管,蛇口機器,水力機械等を保護するための水撃防止
器に係り、特に、緩衝体の水撃防止性能を高め、また、
緩衝体の体積を小さくして水撃防止器の小型化を可能と
したものに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、水道配管において、給水ポンプ
の運転中に急に停電した時などに、ポンプ内の羽根車や
配管全体にわたり急激な過負荷状態となる。この現象
は、水の慣性力による水撃作用(ウォータハンマ)とし
て知られている。この水撃作用は、最近では一般家庭で
も1本のレバーを上下操作することでワンタッチにバル
ブを開閉できるシングルレバータイプの蛇口が普及して
いるため、頻繁に経験されるようになった。また、全自
動洗濯機の給水配管や水洗トイレの給水配管に関して
も、同様にバルブの急閉によりウォータハンマが発生し
ている。
【0003】上記水撃作用を減衰させる水撃防止器用の
緩衝体及び水撃防止器としては、特開平8−30367
8号に示すものが提供されている。その具体的な構成
は、図9に示すように、まず、水撃防止器は水道管1の
配管途上に設けた分岐接続管2に対して、その接続具1
1に設けた螺子部11Aを螺着して設置される。上記接
続具11は、その入口にオリフィス13を付設するとと
もに、上方にフランジ部11Bを形成している。上記フ
ランジ部11Bには下方が開口した円筒状の本体ケース
15が被冠され、この本体ケース15内には、緩衝体1
9が装着されている。
【0004】上記緩衝体19の表面(本体ケース15の
開口側)には、伸縮性保護膜21が密着して装着されて
おり、上記伸縮性保護膜21のフランジ部21Cを挟み
込んだ状態で本体ケース15の外周縁15Aを接続具1
1のフランジ部11Bにカシメて一体化している。
【0005】上記緩衝材19を構成するシンタクティッ
クフォームの物性は、ゲル又はゴムを基材17としてこ
れに有弾性の外殻を有する微小中空体17Aを添加して
形成されるものであり、シリコーン製シンタクティック
フォームが用いられる。この場合、シリコーンゲル又は
シリコーンゴムは、JIS K 2207(50g荷
重)による針入度200〜JIS K 6301による
ゴム硬度が50程度の範囲にあるものが適用でき、これ
に数十μm〜千μmの微小中空体が1〜6%程度添加さ
れている。上記微小中空体は、自己弾性変形し得る有弾
性の合成樹脂を材料とした殻を有している。本従来例に
おいてはマツモトマイクロスフェア(登録商標)F80
EDL(粒径200μm)を使用している。
【0006】上記緩衝材19の表面には、伸縮性保護膜
21が密着して装着されている。上記伸縮性保護膜21
の形状は、緩衝体19の表面であって水撃作用方向にほ
ぼ直交する方向に延長される保護膜部21Aと、保護膜
部21Aの周囲からほぼ水撃作用方向に延長される伸縮
部21Bと、上記伸縮部21Bの周囲から延長されるフ
ランジ部21Cから形成されている。又、このものの板
厚は、水撃エネルギーを吸収して緩衝体19と一緒に凹
み変位し、水撃エネルギーの消滅で、緩衝体19の復元
力と自己の復元力とで一緒に復帰するように条件設定さ
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た水撃防止器10は、緩衝体に微小中空体を添加するこ
とで水撃防止作用を十分に発揮することができる。しか
し、その水撃防止作用を発揮するためには、緩衝体にあ
る程度以上の体積を必要とする。このため、最近急速に
その要求が増加している止水栓や給水栓周辺等で使用す
るためには、小型化が要請されているものの、水撃防止
性能を損なわずに緩衝体を小型化することができないと
いう問題点がある。
【0008】ところで、緩衝体に添加される微小中空体
は、直径数十μm〜千μmの粒径範囲のものが使用され
ている。しかし、この微小中空体の粒径は、市販品とし
て入手する微小中空体の品番としての径を相手にしたも
のであった。すなわち、当然ながら上記公開公報では、
微小中空体の粒径の性格について厳密に定義あるいは意
識されておらず、単に「ある粒径範囲が効果的である」
と記載していた。現にその実施品においても、ある品番
として入手してきたものを、そっくりそのまま添加して
いた。つまり、粒径範囲に関する試験や着想も、実際の
製品作りも、品番としての径を相手にしたものであり、
それはカタログ上での平均粒径に由来するものであっ
た。
【0009】ところが、種々の実験を重ねて行くうち
に、ある品番として入手した微小中空体でも、それらに
含まれる個々の粒径には意外な程大きなバラツキがある
ことが判明した。例えば、F80EDLでは平均粒径2
00μmと言うものの実際は50〜350μmまでの粒
径のものが混在する。そもそも、これら微小中空体は増
量材や浮力材として使われることが多いため、意外な程
大きなバラツキがあっても支障なく使われてきており、
バラツキの存在自体が問題とされることがなかった。勿
論、それら用途に比べ本願のような緩衝材としての用途
での使用量は極めて小さいので、粒径範囲を狭めての品
番が用意されることもなかった。
【0010】さらにまた、微小中空体の粒径により、緩
衝体の水撃防止性能に差があることから、一品番中を分
級して、粒径が近似したもの同士で使用したら水撃防止
性能がどうなるだろうかとの着眼の下に更に実験を重ね
たのである。その結果、粒径の近似するもの同士を集め
て使用することが水撃防止性能を高めるために非常に重
要であり、その粒径の近似するもの同士を集めて使用す
るに際しても、ある値のものが良いとの結論を得たもの
である。
【0011】本発明は、このような問題意識及び着眼に
基づいてなされたものであり、その目的とするところ
は、水撃防止性能を高め、緩衝体の体積を小さくして水
撃防止器を小型化することができる水撃防止器を提供す
るものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の水撃
防止器は、通水路に面するオリフィスを介在して結合さ
れた筒穴状の空間部と、上記空間部内に配置されゲルま
たはゴムを基材としこれに有弾性の外殻を有する微小中
空体を添加して形成したシンタクティックフォームの緩
衝体と、上記緩衝体の表面に配置され水撃作用を受ける
伸縮性保護膜部と、上記伸縮性保護膜部とオリフィスと
の間に水撃室を形成してなる水撃防止器において、上記
微小中空体は、粒径の近似するもの同士を集めて添加さ
れていることを特徴とするものである。
【0013】請求項2の水撃防止器は、請求項1記載の
水撃防止器において、上記微小中空体は、ふるい等で分
級することにより特定の粒径範囲に厳選したものである
ことを特徴とするものである。
【0014】請求項3の水撃防止器は、請求項1または
2記載の水撃防止器において、上記微小中空体の粒径範
囲は、75〜151μmであることを特徴とするもので
ある。
【0015】請求項4の水撃防止器は、請求項1、2ま
たは3記載の水撃防止器において、上記水撃防止器は、
通水路に面するオリフィスを介在して結合された筒穴状
の本体ケースと、上記本体ケース内に配置されゲルまた
はゴムを基材としこれに有弾性の外殻を有する微小中空
体を添加して形成したシンタクティックフォームの緩衝
体と、上記緩衝体の表面に配置され水撃作用を受ける伸
縮性保護膜部と、上記伸縮性保護膜部とオリフィスとの
間に水撃室を形成してなるものであることを特徴とする
ものである。
【0016】請求項5の水撃防止器は、請求項4記載の
水撃防止器において、上記通水路に面する位置に対向し
て第1オリフィスを配置するとともに、上記伸縮性保護
膜部の前面に接近して孔径が上記第1オリフィスよりも
小さく設定された第2オリフィスを配置したことを特徴
とするものである。
【0017】請求項6の水撃防止器は、請求項1、2ま
たは3記載の水撃防止器において、上記筒穴状の空間部
が水栓器具の内部の通水路の適所に形成されたことを特
徴とするものである。
【0018】請求項7の水撃防止器は、請求項1、2ま
たは3記載の水撃防止器において、筒穴状の空間部が水
路と結合部を形成した筒穴状のケーシング内に形成され
たことを特徴とするものである。
【0019】請求項8の水撃防止器は、請求項1、2ま
たは3記載の水撃防止器において、筒穴状の空間部が止
水栓のハンドルとなる操作筒内に形成されたことを特徴
とするものである。
【0020】
【作用】本発明の請求項1の水撃防止器は、筒穴状の空
間部内に納めた緩衝体を、ゲル又はゴムを基材としこれ
に有弾性の外殻を有する微小中空体を添加して形成した
シンタクティックフォームとし、上記微小中空体は粒径
の近似するもの同士を集めて添加されている。これによ
り、水撃に対する緩衝体の抑制率を従来の緩衝体と比較
して向上することができる。
【0021】本発明の請求項2の水撃防止器は、微小中
空体を分級により厳選したものである。これにより、容
易に微小中空体の粒径を近似する特定の範囲に厳選する
ことができ、水撃に対する緩衝体の抑制率を従来の緩衝
体と比較して向上することができる。尚、分級はふるい
による分級のほか、例えば風選機による比重分級等の手
段を使用することができる。
【0022】本発明の請求項3の水撃防止器は、微小中
空体の粒径範囲を75〜151μmとしたものである。
これにより、水撃に対する緩衝体の抑制率を従来の緩衝
体と比較して向上することができる。具体的には、本発
明の緩衝体の抑制率は、従来の緩衝体の1/2の体積で
も同等の抑制率となって、同等の水撃防止作用が得ら
れ、水撃防止器の小型化が可能である。
【0023】本発明の請求項4の水撃防止器は、本発明
を筒穴状の本体ケースを有する水撃防止器に適用したも
のであり、水撃に対する緩衝体の抑制率が従来の緩衝体
と比較して向上したものとなる。具体的には、上記微小
中空体の粒径を75〜151μmとしたものについて
は、従来の緩衝体の1/2の体積でも同等の抑制率とな
って、同等の水撃防止作用が得られ、本体ケースを備え
たタイプの水撃防止器の小型化が可能である。
【0024】本発明の請求項5の水撃防止器は、上記通
水路に面する位置に対向して第1オリフィスと孔径がよ
り小さい第2オリフィスを配置したものであり、2つの
オリフィスにより2段階の水撃防止作用が発揮され、よ
り一層優れた水撃防止作用を発揮する。これにより、水
撃防止器の一層の小型化が可能である。
【0025】本発明の請求項6の水撃防止器は、緩衝体
を納める筒穴状の空間部が、水栓器具の内部の通水路の
適所に形成されたものとしたから、水撃に対する緩衝体
の抑制率を従来の緩衝体と比較して向上させた水撃防止
器付き水栓器具を得ることができる。
【0026】本発明の請求項7の水撃防止器は、緩衝体
を納める筒穴状の空間部が、水路と結合部を形成した筒
穴状のケーシングとしたものであるから、水撃に対する
緩衝体の抑制率を従来の緩衝体と比較して向上させた水
路と結合するケーシングを得ることができる。
【0027】本発明の請求項8の水撃防止器は、緩衝体
を納める筒穴状の空間部が、止水栓のハンドルとなる操
作筒内としたものであるから、水撃に対する緩衝体の抑
制率を従来の緩衝体と比較して向上させた水撃防止器付
止水栓を得ることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図1を参照して本発明の第
1実施形態を説明する。図1は、水撃防止器100と、
これに使用される緩衝体190を示す一部縦断面図であ
り、これにより、本発明の水撃防止器の基本構成を説明
する。水撃防止器100は、水道管1の配管途上に設け
た分岐接続管2に対して、その接続具110に設けた螺
子部110Aを螺着して設置される。上記接続具110
は、通水路に面する入口にオリフィス130を付設する
とともに、上方にフランジ部110Bを形成している。
上記フランジ部110Bには下方が開口した円筒状の本
体ケース150が被冠され、この本体ケース150内に
は、緩衝体190が装着されている。
【0029】上記緩衝体190の表面(本体ケース15
0の開口側)に伸縮性保護膜210が密着して装着され
ており、上記伸縮性保護膜210のフランジ部210C
を挟み込んだ状態で本体ケース150の外周縁150A
を接続具110のフランジ部110Bにカシメて一体化
している。
【0030】続いて、上記緩衝体190を構成するシン
タクティックフォームの物性の詳細を説明する。本願に
いうシンタクティックフォームは、ゲル又はゴムを基材
170としてこれに有弾性の外殻を有する微小中空球体
170A(以下、微小中空体という)を添加して形成さ
れるものであり、シンセティックフォームともいわれる
ものであって、好適には、シリコーン製シンタクティッ
クフォームが用いられる。この場合、シリコーンゲル又
はシリコーンゴムは、JIS K 2207(50g荷
重)による針入度200〜JIS K 6301による
ゴム硬度で50程度の範囲にあるものが適用できる。
【0031】好適なシリコーンゴムとしては、東レ・ダ
ウコーニング・シリコーン(株)社のCY52−282
がある。これは数分で硬化し始める高速硬化品でアスカ
ーC硬度は約55である。ちなみに、アスカーC硬度
は、上記JIS K 6301によるゴム硬度より柔ら
かいゴムや発泡エラストマー、スポンジ等を測定するに
適するものとして規定されるSRIS 0101(日本
ゴム協会規格)やJISS 6050により測定された
ものである。
【0032】また、シリコーンゲルとしては、東レ・ダ
ウコーニング・シリコーン(株)社のCY52−276
等がある。勿論、これらシリコーンゲル又はシリコーン
ゴムでなくとも、上記硬さを備え、温度特性に優れ、溶
出の点でも心配がなく、変質せず、耐久性がある等の基
本的な諸物性を満たすものであれば適用できるものであ
る。
【0033】上記緩衝体190の表面には、伸縮性保護
膜210が装着される。上記伸縮性保護膜210は、ゴ
ム状弾性体により形成されるものであり、シリコーンゴ
ム,EPDM(イソプレンゴム)等の合成ゴムや天然ゴ
ム等の内から、耐久性や水に対する溶出性などを考慮し
て選択されるものである。本実施例ではミラブル型シリ
コーンゴム(東芝シリコーン製TSE260−3U)が
使用されている。このものは、耐熱性,高引裂性、安全
性の点で優れており、瞬間湯沸かし器,給湯器等に使用
することも可能である。
【0034】上記伸縮性保護膜210の形状であるが、
緩衝体190の表面であって水撃作用方向にほぼ直交す
る方向に延長される保護膜部210Aと、保護膜部21
0Aの周囲からほぼ水撃作用方向に延長される伸縮部2
10Bと、上記伸縮部210Bの周囲から延長されるフ
ランジ部210Cから形成されている。又、このものの
板厚は、水撃エネルギーを吸収して緩衝体190と一緒
に凹み変位し、水撃エネルギーの消滅で、緩衝体190
の復元力と自己の復元力とで一緒に復帰するように5m
m前後に条件設定されている。
【0035】フランジ部210Cと本体ケース150と
の間及びフランジ部210Cと接続具11のフランジ部
11Bとの間は、緩衝体190側への水の侵入を防止す
るため、接着剤にて接着されている。尚、この部分はか
ならずしも接着されている必要はなく、本体ケース15
0と接続具11とを強くカシメることにより、所定の基
本性能と耐久性、水密性を維持することができる。
【0036】上記緩衝体190及び水撃防止器100の
基本的な作用を説明する。水道管1の配管途上に設置し
た水撃防止器100の入口オリフィス130は、水道管
内の急激なバルブ閉口動作によって発生する水撃エネル
ギーを減衰作用し、且つ、本体ケース150内に伝播し
た水撃エネルギーは、伸縮性保護膜210で被覆された
緩衝体190によって減衰作用を受ける。上記のように
水撃エネルギーは、二段階の減衰作用を受け、最終的に
緩衝体190により減衰する。入口オリフィス130に
よる減衰作用は、入口オリフィス130の存在のみによ
って奏されるものではなく、その後面に上記緩衝体19
0が配置されていることによって初めて奏される減衰効
果であり、緩衝体190を例えば微小中空体170Aの
入らない無垢体で構成すると、これに対面してオリフィ
ス130を配置したとしても充分な減衰作用は得られな
いことが実験的に確かめられている。
【0037】シンタクティックフォームよりなる緩衝体
190は、伸縮性保護膜210で被覆しているから、穴
明き等を発生させず、その耐久性が発揮される。又、伸
縮性保護膜210は、保護膜部210Aとフランジ部2
10Cの間にほぼ水撃作用方向に延長される伸縮部21
0Bが形成され、水撃作用による引っ張り力はこの伸縮
部210Bが伸縮することにより吸収される。よって、
伸縮性保護膜210のフランジ部210Cを挟み込んだ
状態で本体ケース150の外周縁150Aを接続具11
0のフランジ部110Bに強くカシメることができるの
で高度の水密性が得られるとともに、耐久性が発揮され
る。
【0038】ところで、緩衝体190に添加される微小
中空体は、自己弾性変形し得る有弾性の合成樹脂を材料
とした殻を有しているほぼ球状のものであり、具体的に
は、日本フィライト(株)社のエクスパンセル(登録商
標),松本油脂製薬(株)社のマツモトマイクロスフェ
ア等が使用できる。そして、本発明ではこのうちマツモ
トマイクロスフェアF80ED(平均粒径100μm、
粒径範囲40〜220μm、以下、Mー80と略称す
る)を選択し、この品番中を分級して、粒径の近似する
もの同士を集めたものを使用する。以下、この分級に至
る経緯について説明する。
【0039】従来の緩衝体に添加される微小中空体は、
マツモトマイクロスフェアF80EDL(平均粒径20
0μm、粒径範囲50〜350μm、以下、Mー200
と略称する)が使用されている。しかし、前述したよう
に、この微小中空体Mー200の粒径200μmは、カ
タログ上での平均粒径であり、それらに含まれる個々の
粒径には大きなバラツキがあることが判明した。そこ
で、微小中空体の粒径が水撃防止性能に与える影響を調
べるため種々の実験を行った。
【0040】まず、品番としての平均粒径の違う各微小
中空体の水撃抑制効果を比較した。ここでは、上記した
水撃防止器100を使用し、微小中空体Mー80を使用
した緩衝体190と、Mー200を使用した従来型の緩
衝体19とで抑制率を比較した。尚、緩衝体の体積比を
「1」とした場合と体積比を「1/2」とした場合の2
通りで試験を行った。因みに、抑制率とは、水撃防止器
なしの場合の水撃ピーク値A(kgf/cm)と、水撃
防止器ありの場合の水撃ピーク値B(kgf/cm)
を、(1−B/A)×100(%)で表示した数値であ
る。
【0041】図2にその結果を示す。緩衝体の体積比が
「1」の場合、粒径が50〜350μmの範囲で分布す
る微小中空体Mー200を使用した従来型では抑制率4
5%に対して、粒径が40〜220μmの範囲で分布す
る微小中空体M−80を使用した緩衝体190では抑制
率55%を示した。また、体積比を「1/2」とした場
合、微小中空体M−80を使用した緩衝体190では抑
制率37%を示した。
【0042】つまり、微小中空体M−80を使用するこ
とで「1/2」の体積比にて、従来型の体積比「1」の
ものに近い水撃減衰作用が発揮されることが確認され
た。また、粒径がより小さい方向で抑制率が高くなるこ
とも確認された。
【0043】そこで更に、図9に示す従来型の緩衝体1
9(直径40mm,高さ29mm)の抑制率を100%
とし、微小中空体M−80で粒径範囲を53〜106μ
m、75〜106μm、106〜151μm,151μ
m〜212μmの4つに分級し、「1/2」の体積比と
した緩衝体のそれぞれの抑制率と比較した。分級は「ふ
るい分級」によるもので、メッシュの規格に合わせて粒
径範囲を設定した。その結果を図3に示す。尚、シリコ
ーンゴムのアスカーC硬度30、微小中空体の添加率3
wt%、ダイヤフラムのJIS A ゴム硬度40、プ
ライマー処理(ゲル充填前に本体ケース内壁に接着する
処理)は有、目皿板である第2オリフィスは無とする。
また、緩衝体190の直径は、体積同一で40mmと3
5mmの2つを用意し、それぞれ比較した。
【0044】その結果、粒径106〜151μmでは、
直径35mmのものは98.20%となり、直径40m
mのものは99.75%となった。また、粒径75〜1
06μmでは直径35mmのものが96.41%とな
り、直径40mmのものが100.15%となった。上
記以外の粒径においては抑制率が低下しており、微小中
空体の粒径を75〜151μmの範囲内に設定したと
き、最も優れた水撃防止作用を発揮し、従来の緩衝体に
比較し、1/2の体積で同等以上の性能を示すことが検
証された。
【0045】以上から、微小中空体は粒径の近似するも
の同士を集めて緩衝体に添加することにより、水撃に対
する緩衝体の抑制率を従来の緩衝体と比較して向上する
ことができることが検証された。
【0046】また、分級により微小中空体の粒径を近似
する特定の範囲に厳選したことにより、水撃に対する緩
衝体の抑制率を従来の緩衝体と比較して向上することが
できることが検証された。
【0047】また、微小中空体の粒径範囲を75〜15
1μmとしたことにより、水撃に対する緩衝体の抑制率
を従来の緩衝体と比較して向上することができ、具体的
には、緩衝体の抑制率は、従来の緩衝体の1/2の体積
でも、同等の抑制率となって、同等の水撃防止作用が得
られ、緩衝体190及びこれを使用した水撃防止器10
0の小型化が達成された。
【0048】次に、図4〜図8により、本発明の緩衝体
190を利用した各種形式の水撃防止器の実施形態につ
いて説明する。先ず、図4に示す第2実施形態の水撃防
止器200は、上記水撃防止器100において、2つの
オリフィスを設けたものである。その構成は、接続具1
10の第1オリフィス130と対向する緩衝体190の
伸縮性保護膜210の表面に接近して小孔270Aを持
つ第2オリフィスの目皿体270を介装させている。こ
の小孔270Aの孔径(a)は、第1オリフィス130
の孔径(b)よりも小さく設定されている。その他の構
成は、上記水撃防止器100と同一につき、同一符号を
付して説明を省略する。
【0049】上記第2実施形態の場合には、第1オリフ
ィス130で水撃エネルギーを一次減衰するとともに、
第2オリフィスの目皿体270の小孔270Aで二次減
衰した上で最終的に本発明に係る緩衝材190により減
衰するから、三段階に水撃エネルギーを減衰し、水撃エ
ネルギーのピーク値を低く抑える減衰効果がある。
【0050】従って、上記水撃防止器100に比べて、
より一層減衰効果が得られ、水撃防止器200の小型化
が図れる。
【0051】続いて、図5,6に示す本発明の第3施形
態の水路の接続器具300内に内蔵させたものについて
説明する。これは、接続器具300の通水路129に面
するオリフィス125を介在して結合された筒穴状の空
間部をケーシング150Aとし、この内部に本発明の緩
衝体190と伸縮性保護膜部210とを納めたものであ
る。上記接続器具300の構成は、水道管と接続した本
体121と、この本体の上部に膨設したフランジ123
と、このフランジ123に鍔部150Bをカシメた本体
ケースのケーシング150Aと、このケーシング150
A内に接着剤230で固着した袋状の伸縮性保護膜部2
10と、この内部に充填した本発明の緩衝体190と、
からなる。そして、伸縮性保護膜部210の表面210
Aとオリフィス125との間に水撃室Eを形成してい
る。その他の構成は、上記水撃防止器100と同一につ
き、同一符号を付して説明を省略する。
【0052】上記第3実施形態の場合には、オリフィス
125で水撃エネルギーを一次減衰するとともに、上記
本発明に係る緩衝体190と伸縮性保護膜部210とに
より減衰し、水撃エネルギーのピーク値を低く抑える減
衰効果がある。
【0053】従って、従来の水栓器具に比べて、より一
層減衰効果が得られ、緩衝体190及び接続器具の小型
化が図れる。
【0054】続いて、図7に示す本発明の第4施形態の
シングルレバー式の水栓器具400内に内蔵させたもの
について説明する。これは、上記緩衝体190及び伸縮
性保護膜部210を、水栓器具400の内部の通水路1
09の適所に形成した筒穴状の空間部101内に挿入配
置したものである。上記水栓器具400は、通水路10
9の水源側であるサプライ管110に接続され、本体1
03内に収納する弁機構105をレバー107により開
閉操作し、水Wを蛇口110Aから噴出・閉塞する。こ
の水栓器具400内に形成した筒穴状の空間部101内
に小孔113を介して通水路109に連通した状態で緩
衝体190を収納する。そして、緩衝体190は伸縮性
保護膜部に被覆されている。その他の構成は、上記水撃
防止器100と同一につき、同一符号を付して説明を省
略する。
【0055】上記第4実施形態の場合には、オリフィス
113で水撃エネルギーを一次減衰するとともに、上記
本発明に係る緩衝体190と伸縮性保護膜部210によ
り減衰し、水撃エネルギーのピーク値を低く抑える減衰
効果がある。
【0056】従って、従来のシングルレバー式の水栓器
具に比べて、より一層減衰効果が得られ、緩衝体190
及び水栓器具400の小型化が図れる。
【0057】続いて、図8により本発明の第5施形態の
止水栓500内に内蔵させたものについて説明する。こ
れは、止水栓500において、通水路に面するオリフィ
ス130(通孔)を介在して結合された筒穴状の空間部
を、止水栓500のハンドルとなる操作筒150Cとし
たものである。上記止水栓500の構成は、管路に接続
されたネジ部3と、この内部に設けた弁座5と、弁本体
500Aに螺合するスピンドル500Bの下端に付設し
た弁体7とからなる。上記スピンドル500Bの上端ハ
ンドルの操作筒150Cの開閉操作により、弁体7が弁
座5との開閉をなす。
【0058】上記スピンドル500Bの上端には、円盤
状のフランジ部500Cが設けられ、これに本体ケース
となるハンドル及び上記操作筒150Cがその鍔部15
0Dで結合されている。上記操作筒150C内には、本
発明に係る緩衝体190が充填されている。この緩衝体
190は、その前面が伸縮性保護膜部210に被覆され
ている。そして、伸縮性保護膜部210の表面保護膜部
210Aとオリフィス130との間に水撃室Eを形成し
ている。その他の構成は、上記水撃防止器100と同一
につき、同一符号を付して説明を省略する。
【0059】上記第5実施形態の場合には、オリフィス
130で水撃エネルギーを一次減衰するとともに、上記
本発明に係る緩衝体190と伸縮性保護膜部210によ
り減衰し、水撃エネルギーのピーク値を低く抑える減衰
効果がある。
【0060】従って、従来の止水栓に比べて、同等のサ
イズで充分な水撃防止効果が得られる。
【0061】本発明は、上記各実施形態に限定されず、
各種形式の水撃防止器に適用できるとともに、その要旨
内での細部の設計変更は自由に行われること勿論であ
る。例えば、伸縮性保護膜部(ダイヤフラム)は、上記
第1実施形態ではフランジ部を外周に形成してこれをカ
シメる所謂ハット型のものを示したが、これに代えて、
所謂蛸壺型としてもよい。これは、ドーム状として内周
を保持させ、水撃が作用すると筒穴状の空間部に密着し
て水密性を発揮するようにしたものである。
【0062】
【効果】本発明の請求項1によると、筒穴状の空間部内
に納めた緩衝体を、ゲル又はゴムを基材としこれに有弾
性の外殻を有する微小中空体を添加して形成したシンタ
クティックフォームとし、上記微小中空体は粒径の近似
するもの同士を集めて添加したものであるから、水撃に
対する緩衝体の抑制率を従来の緩衝体と比較して向上す
ることができる。
【0063】本発明の請求項2によると、微小中空体を
ふるい等で分級することにより厳選したものであるか
ら、容易に微小中空体の粒径を近似する特定の範囲に厳
選することができ、水撃に対する緩衝体の抑制率を従来
の緩衝体と比較して向上することができる。
【0064】本発明の請求項3によると、微小中空体の
粒径範囲を75〜151μmとしたものであるから、水
撃に対する緩衝体の抑制率を従来の緩衝体と比較して向
上することができる。具体的には、本発明の緩衝体の抑
制率は、従来の緩衝体の1/2の体積でも同等の抑制率
となって、同等の水撃防止作用が得られ、水撃防止器の
小型化が可能である。
【0065】本発明の請求項4によると、本発明を筒穴
状の本体ケースを有する水撃防止器に適用したものであ
り、水撃に対する緩衝体の抑制率が従来の緩衝体と比較
して向上したものとなる。具体的には、上記微小中空体
の粒径を75〜151μmとしたものについては、従来
の緩衝体の1/2の体積でも同等の抑制率となって、同
等の水撃防止作用が得られ、本体ケースを備えたタイプ
の水撃防止器の小型化が可能である。
【0066】本発明の請求項5によると、2つのオリフ
ィスにより2段階の水撃防止作用が発揮され、より一層
優れた水撃防止作用を発揮する。これにより、水撃防止
器の一層の小型化が可能である。
【0067】本発明の請求項6によると、緩衝体を納め
る筒穴状の空間部が、水栓器具の内部の通水路の適所に
形成されたものとしたから、水撃に対する緩衝体の抑制
率を従来の緩衝体と比較して向上させた水撃防止器付き
水栓器具を得ることができる。
【0068】本発明の請求項7によると、緩衝体を納め
る筒穴状の空間部が、水路と結合部を形成した筒穴状の
ケーシングとしたものであるから、水撃に対する緩衝体
の抑制率を従来の緩衝体と比較して向上させた水路と結
合するケーシングを得ることができる。
【0069】本発明の請求項8によると、緩衝体を納め
る筒穴状の空間部が、止水栓のハンドルとなる操作筒内
としたものであるから、水撃に対する緩衝体の抑制率を
従来の緩衝体と比較して向上させた水撃防止器付止水栓
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示し、緩衝体及び水撃
防止器の断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態を示し、微小中空体と抑
制率の関係の説明図である。
【図3】本発明の第1実施形態を示し、微小中空体の性
能比較率の説明図である。
【図4】本発明の第2実施形態を示し、水撃防止器の断
面斜視図である。
【図5】本発明の第3実施形態を示し、水路途上に設け
た接続機器の斜視図である。
【図6】本発明の第3実施形態を示し、水路途上に設け
た接続機器の断面図である。
【図7】本発明の第4実施形態を示し、水栓器具の内部
に水撃防止器を内蔵させた断面図である。
【図8】本発明の第5実施形態を示し、止水栓の内部に
水撃防止器を内蔵させた断面図である。
【図9】従来例の実施形態を示し、緩衝体及び水撃防止
器の断面図である。
【符号の説明】
1 水道管 2 分岐接続管 100 水撃防止器 110 接続具 130 入口のオリフィス(第1オ
リフィス) 150 本体ケース 150A ケーシング 150C 操作筒 170 基材 170A 微小中空球体 190 緩衝体 200 水撃防止器 210 伸縮性保護膜部 210A 表面保護膜部 300 接続器具 400 水栓器具 500 止水栓 500A 弁本体 500B スピンドル

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通水路に面するオリフィスを介在して結
    合された筒穴状の空間部と、上記空間部内に配置されゲ
    ルまたはゴムを基材としこれに有弾性の外殻を有する微
    小中空体を添加して形成したシンタクティックフォーム
    の緩衝体と、上記緩衝体の表面に配置され水撃作用を受
    ける伸縮性保護膜部と、上記伸縮性保護膜部とオリフィ
    スとの間に水撃室を形成してなる水撃防止器において、
    上記微小中空体は、粒径の近似するもの同士を集めて添
    加されていることを特徴とする水撃防止器。
  2. 【請求項2】 上記微小中空体は、ふるい等で分級する
    ことにより特定の粒径範囲に厳選したものであることを
    特徴とする請求項1記載の水撃防止器。
  3. 【請求項3】 上記微小中空体の粒径範囲は75〜15
    1μmであることを特徴とする請求項1または2記載の
    水撃防止器。
  4. 【請求項4】 通水路に面するオリフィスを介在して結
    合された筒穴状の本体ケースと、上記本体ケース内に配
    置されゲルまたはゴムを基材としこれに有弾性の外殻を
    有する微小中空体を添加して形成したシンタクティック
    フォームの緩衝体と、上記緩衝体の表面に配置され水撃
    作用を受ける伸縮性保護膜部と、上記伸縮性保護膜部と
    オリフィスとの間に水撃室を形成してなるものであるこ
    とを特徴とする請求項1、2または3記載の水撃防止
    器。
  5. 【請求項5】 上記通水路に面する位置に対向して第1
    オリフィスを配置するとともに、上記伸縮性保護膜部の
    前面に接近して孔径が上記第1オリフィスよりも小さく
    設定された第2オリフィスを配置したことを特徴とする
    請求項4記載の水撃防止器。
  6. 【請求項6】 上記筒穴状の空間部が水栓器具の内部の
    通水路の適所に形成されたことを特徴とする請求項1、
    2または3記載の水撃防止器。
  7. 【請求項7】 上記筒穴状の空間部が水路と結合部を形
    成した筒穴状のケーシング内に形成されたことを特徴と
    する請求項1、2または3記載の水撃防止器。
  8. 【請求項8】 上記筒穴状の空間部が止水栓のハンドル
    となる操作筒内に形成されたことを特徴とする請求項
    1、2または3記載の水撃防止器。
JP10006435A 1998-01-16 1998-01-16 水撃防止器 Pending JPH11201368A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10006435A JPH11201368A (ja) 1998-01-16 1998-01-16 水撃防止器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10006435A JPH11201368A (ja) 1998-01-16 1998-01-16 水撃防止器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11201368A true JPH11201368A (ja) 1999-07-30

Family

ID=11638328

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10006435A Pending JPH11201368A (ja) 1998-01-16 1998-01-16 水撃防止器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11201368A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6688335B2 (en) 2000-07-14 2004-02-10 Suzuki Sogyo Co., Ltd. Liquid hammer prevention device
JP2008202730A (ja) * 2007-02-21 2008-09-04 Rinnai Corp バルブ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6688335B2 (en) 2000-07-14 2004-02-10 Suzuki Sogyo Co., Ltd. Liquid hammer prevention device
JP2008202730A (ja) * 2007-02-21 2008-09-04 Rinnai Corp バルブ装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2002042677A1 (fr) Dispositif antibelier raccorde en serie
CA2276249A1 (en) Adaptive, energy absorbing structure
US9777880B2 (en) Pressure absorber for a fluid system and method of use
US3422853A (en) Water hammer arrester with controlled orifice
JPH11201368A (ja) 水撃防止器
EP1172599B1 (en) Liquid hammer prevention device
JP4440782B2 (ja) 衛生設備に用いられる組込み部材
JPH08145271A (ja) ウォータハンマ防止器
JP2908998B2 (ja) ウォータハンマ防止器
JPH07332577A (ja) ウオータハンマー防止器
JPH09303667A (ja) 水撃防止器用の緩衝体及び水撃防止器
JP3020335U (ja) ウォータハンマ防止器
JP2577715B2 (ja) 水撃緩衝装置
JP2002039489A (ja) 一軸減圧弁におけるウオーターハンマー防止装置
JPH0473488A (ja) 漏れ防止カプラのソケット
JPH07317985A (ja) 水撃防止金具
CN210398104U (zh) 一种防水锤组件和具有该组件的出水装置
JP2001146873A (ja) 扉止め
JPH0821567A (ja) ウォーターハンマー防止装置
JP2002243089A (ja) 液撃防止器
JPH11118066A (ja) 水撃防止器付止水栓
JP2002089775A (ja) 液撃防止器
KR200141847Y1 (ko) 물충격 흡수 및 역류방지수단이 형성된 레바식 혼합수전
JPH0289895A (ja) 水撃圧力吸収法
CN116221519A (zh) 一种减震弯管快速三通接头

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040924

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20060928

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20061201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070416

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070423

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070907