JPH1120122A - 二枚の平板の相対位置合わせ方法及び装置 - Google Patents
二枚の平板の相対位置合わせ方法及び装置Info
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- JPH1120122A JPH1120122A JP9177196A JP17719697A JPH1120122A JP H1120122 A JPH1120122 A JP H1120122A JP 9177196 A JP9177196 A JP 9177196A JP 17719697 A JP17719697 A JP 17719697A JP H1120122 A JPH1120122 A JP H1120122A
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- marks
- mark
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 平板状の版またはブランケットとワークのよ
うな二枚の平板の位置合わせ精度の向上を図る。 【解決手段】 版１の上面の周縁部には位置合わせ用の
マーク４ａ、４ｂが描かれ、同様に、ワーク２の上面の
周縁部には位置合わせ用のマーク５ａ、５ｂが描かれて
いる。版１の上方には、マーク４ａ、４ｂの位置を検出
するＧＰＳ６ａ、６ｂ、及びマーク５ａ、５ｂの位置を
検出するＧＰＳ７ａ、７ｂが配置される。ＸＹ面内にお
けるマーク４ａ、４ｂの位置の目標位置からの変位をＧ
ＰＳ６ａ、６ｂによって測定し、同様に、ＸＹ面内にお
けるマーク５ａ、５ｂの位置の目標位置からの変位をＧ
ＰＳ７ａ、７ｂによって測定する。マーク４ａ、４ｂの
変位と、マーク５ａ、５ｂの変位との差が、所定の許容
値以下に収まる様に位置合わせテーブル３を駆動して、
版１に対するワーク２の位置合わせを行う。
うな二枚の平板の位置合わせ精度の向上を図る。 【解決手段】 版１の上面の周縁部には位置合わせ用の
マーク４ａ、４ｂが描かれ、同様に、ワーク２の上面の
周縁部には位置合わせ用のマーク５ａ、５ｂが描かれて
いる。版１の上方には、マーク４ａ、４ｂの位置を検出
するＧＰＳ６ａ、６ｂ、及びマーク５ａ、５ｂの位置を
検出するＧＰＳ７ａ、７ｂが配置される。ＸＹ面内にお
けるマーク４ａ、４ｂの位置の目標位置からの変位をＧ
ＰＳ６ａ、６ｂによって測定し、同様に、ＸＹ面内にお
けるマーク５ａ、５ｂの位置の目標位置からの変位をＧ
ＰＳ７ａ、７ｂによって測定する。マーク４ａ、４ｂの
変位と、マーク５ａ、５ｂの変位との差が、所定の許容
値以下に収まる様に位置合わせテーブル３を駆動して、
版１に対するワーク２の位置合わせを行う。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、印刷機に
おいて平板状の版あるいはブランケット（インクの転写
に使用されるシート）に対する同じく平板状のワーク
（被印刷物）の位置合わせのような、二枚の平板の相対
位置合わせの方法及びその装置に係り、特に、位置合わ
せの精度の向上を図るための改良に関する。
おいて平板状の版あるいはブランケット（インクの転写
に使用されるシート）に対する同じく平板状のワーク
（被印刷物）の位置合わせのような、二枚の平板の相対
位置合わせの方法及びその装置に係り、特に、位置合わ
せの精度の向上を図るための改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】スクリーン印刷機においては、インクが
盛り付けられる版に対するワークの位置合わせに高い精
度が要求される。そこで、版を所定の位置にセットし、
ワークの表面に予め描かれている複数のマークの現実の
位置を、これらの各マークに対応して予めそれぞれの目
標位置に配置された画像位置測定器（以下、ＧＰＳと呼
ぶ）を用いて測定し、前記複数のマークの位置が、それ
ぞれの目標位置に対して所定の許容範囲以内の精度で一
致していないときには、ワークが載せられているＸＹθ
ステージを移動して両者を一致させることにより、版に
対するワークの位置合わせを行っている。
盛り付けられる版に対するワークの位置合わせに高い精
度が要求される。そこで、版を所定の位置にセットし、
ワークの表面に予め描かれている複数のマークの現実の
位置を、これらの各マークに対応して予めそれぞれの目
標位置に配置された画像位置測定器（以下、ＧＰＳと呼
ぶ）を用いて測定し、前記複数のマークの位置が、それ
ぞれの目標位置に対して所定の許容範囲以内の精度で一
致していないときには、ワークが載せられているＸＹθ
ステージを移動して両者を一致させることにより、版に
対するワークの位置合わせを行っている。
【０００３】（従来の技術の問題点）上記の様なスクリ
ーン印刷機において、ワークの表面に予め描かれている
複数のマークの位置を、各マークの目標位置（即ち、Ｇ
ＰＳの設置位置）に高精度に一致させることは可能であ
る。しかし、経時変化によって版の位置が変動すると、
特殊な位置補正装置を装備していない場合には、版に対
するワークの相対位置に数μｍ〜十数μｍ程度の誤差が
生じることがあり、その結果、印刷される画像の質が損
なわれる。また、版の変更を頻繁に行う場合には、版に
対するワークの相対位置合わせのために、試し印刷が何
回か行われるので、用紙及びインクを無駄に消費すると
いう問題がある。
ーン印刷機において、ワークの表面に予め描かれている
複数のマークの位置を、各マークの目標位置（即ち、Ｇ
ＰＳの設置位置）に高精度に一致させることは可能であ
る。しかし、経時変化によって版の位置が変動すると、
特殊な位置補正装置を装備していない場合には、版に対
するワークの相対位置に数μｍ〜十数μｍ程度の誤差が
生じることがあり、その結果、印刷される画像の質が損
なわれる。また、版の変更を頻繁に行う場合には、版に
対するワークの相対位置合わせのために、試し印刷が何
回か行われるので、用紙及びインクを無駄に消費すると
いう問題がある。
【０００４】同様な問題は、版からブランケットを介し
てワークへインク（またはペースト）を転写する方式の
平台オフセット印刷機においても、版に対するブランケ
ットの相対位置合わせ、あるいはブランケットに対する
ワークの相対位置合わせの際に発生する。
てワークへインク（またはペースト）を転写する方式の
平台オフセット印刷機においても、版に対するブランケ
ットの相対位置合わせ、あるいはブランケットに対する
ワークの相対位置合わせの際に発生する。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の様な
従来の問題点を解決するためになされたものであり、本
発明の目的は、スクリーン印刷機あるいは平台オフセッ
ト印刷機などの平板状の版またはブランケットとワーク
のような二枚の平板の位置合わせ精度の向上を図るとと
もに、位置合わせの方法を簡易化することにある。
従来の問題点を解決するためになされたものであり、本
発明の目的は、スクリーン印刷機あるいは平台オフセッ
ト印刷機などの平板状の版またはブランケットとワーク
のような二枚の平板の位置合わせ精度の向上を図るとと
もに、位置合わせの方法を簡易化することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の二枚の平板の相
対位置合わせ方法は、第一の平板に対して平行な面内に
おいて、前記面内に配置された第二の平板の前記第一の
平板に対する位置合わせを行う方法であって、前記第一
の平板に複数の第一のマークを取り付け、前記第二の平
板に複数の第二のマークを取り付け、前記複数の第一の
マークのそれぞれに対して、各マークの位置のそれぞれ
の目標位置からの変位を測定する第一の検出器を配置
し、前記複数の第二のマークのそれぞれに対して、各マ
ークの位置のそれぞれの目標位置からの変位を測定する
第二の検出器を配置し、前記第一の検出器で前記第一の
マークの位置の変位を測定し、前記第二の検出器で前記
第二のマークの位置の変位を測定し、前記第一のマーク
の位置の変位の測定値と、前記第二のマークの位置の変
位の測定値との差が、所定の許容値以下の値に収まる様
に前記面内で前記第二の平板を移動して、前記第一の平
板に対する前記第二の平板の位置合わせを行うことを特
徴とする。
対位置合わせ方法は、第一の平板に対して平行な面内に
おいて、前記面内に配置された第二の平板の前記第一の
平板に対する位置合わせを行う方法であって、前記第一
の平板に複数の第一のマークを取り付け、前記第二の平
板に複数の第二のマークを取り付け、前記複数の第一の
マークのそれぞれに対して、各マークの位置のそれぞれ
の目標位置からの変位を測定する第一の検出器を配置
し、前記複数の第二のマークのそれぞれに対して、各マ
ークの位置のそれぞれの目標位置からの変位を測定する
第二の検出器を配置し、前記第一の検出器で前記第一の
マークの位置の変位を測定し、前記第二の検出器で前記
第二のマークの位置の変位を測定し、前記第一のマーク
の位置の変位の測定値と、前記第二のマークの位置の変
位の測定値との差が、所定の許容値以下の値に収まる様
に前記面内で前記第二の平板を移動して、前記第一の平
板に対する前記第二の平板の位置合わせを行うことを特
徴とする。
【０００７】また、本発明の二枚の平板の相対位置合わ
せ装置は、第一の平板に対して平行な面内において、前
記面内に配置された第二の平板の前記第一の平板に対す
る位置合わせを行う装置であって、前記第一の平板に取
り付けられた複数の第一のマークのそれぞれに対して配
置され、各マークの位置のそれぞれの目標位置からの変
位を測定する第一の検出器と、前記第二の平板に取り付
けられた複数の第二のマークのそれぞれに対して配置さ
れ、各マークの位置のそれぞれの目標位置からの変位を
測定する第二の検出器と、前記第二の平板を支持して、
前記面内で前記第二の平板の位置の微調整を行う移動ス
テージと、前記第一のマークの位置の変位の測定値と前
記第二のマークの位置の変位の測定値との差が、所定の
許容値以下の値に収まる様に前記移動ステージを駆動し
て、前記第一の平板に対する前記第二の平板の位置合わ
せを行う制御手段と、を備えたことを特徴とする。
せ装置は、第一の平板に対して平行な面内において、前
記面内に配置された第二の平板の前記第一の平板に対す
る位置合わせを行う装置であって、前記第一の平板に取
り付けられた複数の第一のマークのそれぞれに対して配
置され、各マークの位置のそれぞれの目標位置からの変
位を測定する第一の検出器と、前記第二の平板に取り付
けられた複数の第二のマークのそれぞれに対して配置さ
れ、各マークの位置のそれぞれの目標位置からの変位を
測定する第二の検出器と、前記第二の平板を支持して、
前記面内で前記第二の平板の位置の微調整を行う移動ス
テージと、前記第一のマークの位置の変位の測定値と前
記第二のマークの位置の変位の測定値との差が、所定の
許容値以下の値に収まる様に前記移動ステージを駆動し
て、前記第一の平板に対する前記第二の平板の位置合わ
せを行う制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【０００８】好ましくは、上記の二枚の平板の相対位置
合わせ方法及び装置において、前記複数の第一のマーク
の数と前記複数の第二のマークの数とを同一にして、各
第一のマークを、それぞれに対応する第二のマークの近
傍に配置する。
合わせ方法及び装置において、前記複数の第一のマーク
の数と前記複数の第二のマークの数とを同一にして、各
第一のマークを、それぞれに対応する第二のマークの近
傍に配置する。
【０００９】なお、上記の二枚の平板の相対位置合わせ
方法及び装置は、スクリーン印刷機、平台オフセット印
刷機などにおいて、平板状の版と被印刷物、平板状の版
とブランケット、あるいはブランケットと被印刷物との
間の相対位置合わせの際に使用することができる。
方法及び装置は、スクリーン印刷機、平台オフセット印
刷機などにおいて、平板状の版と被印刷物、平板状の版
とブランケット、あるいはブランケットと被印刷物との
間の相対位置合わせの際に使用することができる。
【００１０】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を用い
て説明する。 （例１）図１及び図２に、本発明に基づく位置合わせ方
法が使用されるスクリーン印刷機の概要を示す。図１は
平面図、図２は図１のＡ−Ａ部の断面図である。図中、
１は版を構成するステンシルスクリーン（第一の平
板）、２はワーク（第二の平板、被印刷物）、３は位置
合わせテーブル（移動ステージ）、４ａ、４ｂはステン
シルスクリーン１に描かれた位置合わせ用のマーク（第
一のマーク）、５ａ、５ｂはワーク２に描かれた位置合
わせ用のマーク（第二のマーク）、６ａ、６ｂはマーク
の位置を検出するＧＰＳ（第一の検出器）、７ａ、７ｂ
はマークの位置を検出するＧＰＳ（第二の検出器）を表
す。また、ステンシルスクリーン１の長手方向をＸ軸と
し、幅方向をＹ軸とし、ステンシルスクリーン１に対し
て垂直な軸回りの回転角度をθとする。
て説明する。 （例１）図１及び図２に、本発明に基づく位置合わせ方
法が使用されるスクリーン印刷機の概要を示す。図１は
平面図、図２は図１のＡ−Ａ部の断面図である。図中、
１は版を構成するステンシルスクリーン（第一の平
板）、２はワーク（第二の平板、被印刷物）、３は位置
合わせテーブル（移動ステージ）、４ａ、４ｂはステン
シルスクリーン１に描かれた位置合わせ用のマーク（第
一のマーク）、５ａ、５ｂはワーク２に描かれた位置合
わせ用のマーク（第二のマーク）、６ａ、６ｂはマーク
の位置を検出するＧＰＳ（第一の検出器）、７ａ、７ｂ
はマークの位置を検出するＧＰＳ（第二の検出器）を表
す。また、ステンシルスクリーン１の長手方向をＸ軸と
し、幅方向をＹ軸とし、ステンシルスクリーン１に対し
て垂直な軸回りの回転角度をθとする。
【００１１】位置合わせテーブル３の上にワーク２がセ
ットされる。ステンシルスクリーン１は、周囲からサポ
ータ１１によって支持され、ワーク２の上方に僅かな隙
間Ｇを隔てて、ワーク２と平行に張られている。サポー
タ１１は周囲から枠１２によって支持されている。
ットされる。ステンシルスクリーン１は、周囲からサポ
ータ１１によって支持され、ワーク２の上方に僅かな隙
間Ｇを隔てて、ワーク２と平行に張られている。サポー
タ１１は周囲から枠１２によって支持されている。
【００１２】ステンシルスクリーン１の上面の周縁部の
２箇所に、位置合わせ用のマーク４ａ、４ｂが描かれて
いる。同様に、ワーク２の上面の周縁部の２箇所、前記
マーク４ａ、４ｂに隣接し且つステンシルスクリーン１
によって覆われない部分に、位置合わせ用のマーク５
ａ、５ｂが描かれている。ステンシルスクリーン１の上
方には、それぞれマーク４ａ、４ｂに対応して設けら
れ、それらの位置を検出するＧＰＳ６ａ、６ｂ、及び、
それぞれマーク５ａ、５ｂに対応して設けられ、それら
の位置を検出するＧＰＳ７ａ、７ｂが配置されている。
なお、ＧＰＳ６ａ、６ｂの各中心軸は、それぞれ、マー
ク４ａ、４ｂのＸＹ座標における目標位置に、ＧＰＳ７
ａ、７ｂの各中心軸は、それぞれ、マーク５ａ、５ｂの
ＸＹ座標における目標位置に配置されている。
２箇所に、位置合わせ用のマーク４ａ、４ｂが描かれて
いる。同様に、ワーク２の上面の周縁部の２箇所、前記
マーク４ａ、４ｂに隣接し且つステンシルスクリーン１
によって覆われない部分に、位置合わせ用のマーク５
ａ、５ｂが描かれている。ステンシルスクリーン１の上
方には、それぞれマーク４ａ、４ｂに対応して設けら
れ、それらの位置を検出するＧＰＳ６ａ、６ｂ、及び、
それぞれマーク５ａ、５ｂに対応して設けられ、それら
の位置を検出するＧＰＳ７ａ、７ｂが配置されている。
なお、ＧＰＳ６ａ、６ｂの各中心軸は、それぞれ、マー
ク４ａ、４ｂのＸＹ座標における目標位置に、ＧＰＳ７
ａ、７ｂの各中心軸は、それぞれ、マーク５ａ、５ｂの
ＸＹ座標における目標位置に配置されている。
【００１３】次に、この装置を用いて、ステンシルスク
リーン１に対して、ワーク２の位置合わせを行う方法に
ついて説明する。図３に示す様に、ＸＹ面内におけるマ
ーク４ａ、４ｂの現実の位置の目標位置からの変位（Δ
Ｘｃ、ΔＹｃ）、（ΔＸｄ、ΔＹｄ）を、ＧＰＳ６ａ、
６ｂによって測定し、同様に、ＸＹ面内におけるマーク
５ａ、５ｂの現実の位置の目標位置からの変位（ΔＸ
ｅ、ΔＹｅ）、（ΔＸｆ、ΔＹｆ）を、ＧＰＳ７ａ、７
ｂによって測定する。この結果、マーク４ａ、４ｂの変
位量（ΔＸｃ、ΔＹｃ、ΔＸｄ、ΔＹｄ）と、マーク５
ａ、５ｂの変位量（ΔＸｅ、ΔＹｅ、ΔＸｆ、ΔＹｆ）
との差が、所定の許容値を上回っている場合には、位置
合わせテーブル３を駆動して、ワーク２の位置を修正す
る。この過程を繰り返して、最終的に、上記の変位量の
測定値の差が所定の許容値以下に収まったときに、ステ
ンシルスクリーン１に対するワーク２の位置合わせが完
了したと判定する。
リーン１に対して、ワーク２の位置合わせを行う方法に
ついて説明する。図３に示す様に、ＸＹ面内におけるマ
ーク４ａ、４ｂの現実の位置の目標位置からの変位（Δ
Ｘｃ、ΔＹｃ）、（ΔＸｄ、ΔＹｄ）を、ＧＰＳ６ａ、
６ｂによって測定し、同様に、ＸＹ面内におけるマーク
５ａ、５ｂの現実の位置の目標位置からの変位（ΔＸ
ｅ、ΔＹｅ）、（ΔＸｆ、ΔＹｆ）を、ＧＰＳ７ａ、７
ｂによって測定する。この結果、マーク４ａ、４ｂの変
位量（ΔＸｃ、ΔＹｃ、ΔＸｄ、ΔＹｄ）と、マーク５
ａ、５ｂの変位量（ΔＸｅ、ΔＹｅ、ΔＸｆ、ΔＹｆ）
との差が、所定の許容値を上回っている場合には、位置
合わせテーブル３を駆動して、ワーク２の位置を修正す
る。この過程を繰り返して、最終的に、上記の変位量の
測定値の差が所定の許容値以下に収まったときに、ステ
ンシルスクリーン１に対するワーク２の位置合わせが完
了したと判定する。
【００１４】なお、実際の操作では、先ず、ステンシル
スクリーン１及びワーク２を移動して、それぞれの位置
の目標位置からの変位が数１００〜２００μｍ程度に収
まる状態まで粗調整を行った後、位置合わせテーブル３
を駆動して、上記の要領で互いの相対位置の微調整を行
う。この方法によって、容易にしかも短時間で位置合わ
せを行うことができる。
スクリーン１及びワーク２を移動して、それぞれの位置
の目標位置からの変位が数１００〜２００μｍ程度に収
まる状態まで粗調整を行った後、位置合わせテーブル３
を駆動して、上記の要領で互いの相対位置の微調整を行
う。この方法によって、容易にしかも短時間で位置合わ
せを行うことができる。
【００１５】なお、版のサイズが大きい場合には、図４
に示す位置合わせマーク４ｃ、５ｃの様に、位置合わせ
マーク及びそれらに対応するＧＰＳの数を増やして、互
いに対向する辺の双方に配置する様にすれば、位置合わ
せの精度を高めることができる。
に示す位置合わせマーク４ｃ、５ｃの様に、位置合わせ
マーク及びそれらに対応するＧＰＳの数を増やして、互
いに対向する辺の双方に配置する様にすれば、位置合わ
せの精度を高めることができる。
【００１６】（例２）図５から図７に、本発明に基づく
位置合わせ方法が使用される平台印刷機の主要部の概要
を示す。図５は平面図、図６は図５のＢ−Ｂ部の断面
図、図７は印刷の際の状態を表す断面図である。
位置合わせ方法が使用される平台印刷機の主要部の概要
を示す。図５は平面図、図６は図５のＢ−Ｂ部の断面
図、図７は印刷の際の状態を表す断面図である。
【００１７】位置合わせテーブル５３の上にワーク５２
がセットされる。平板状の凹版５１は、裏面側からサポ
ートシート６１によって支持され、ワーク５２の上方
に、僅かな隙間Ｇを隔ててワーク５２と平行に配置され
ている。サポートシート６１は周囲から枠６２によって
支持されている。凹版５１の溝６３にはインクが詰め込
まれており、プレスロール６４を用いて凹版５１をワー
ク５２に対して押し付けることにより、印刷が行われ
る。
がセットされる。平板状の凹版５１は、裏面側からサポ
ートシート６１によって支持され、ワーク５２の上方
に、僅かな隙間Ｇを隔ててワーク５２と平行に配置され
ている。サポートシート６１は周囲から枠６２によって
支持されている。凹版５１の溝６３にはインクが詰め込
まれており、プレスロール６４を用いて凹版５１をワー
ク５２に対して押し付けることにより、印刷が行われ
る。
【００１８】凹版５１の上面の周縁部の２箇所には、位
置合わせ用のマーク５４ａ、５４ｂが描かれている。同
様に、ワーク５２の上面の周縁部の２箇所、前記マーク
５４ａ、５４ｂに隣接する位置に位置合わせ用のマーク
５５ａ、５５ｂが描かれている。マーク５５ａ、５５ｂ
の上方に当たる凹版５１の隅には孔６５ａ、６５ｂが設
けられ、マーク５５ａ、５５ｂを後述のＧＰＳ５７ａ、
５７ｂで観測できる様になっている。
置合わせ用のマーク５４ａ、５４ｂが描かれている。同
様に、ワーク５２の上面の周縁部の２箇所、前記マーク
５４ａ、５４ｂに隣接する位置に位置合わせ用のマーク
５５ａ、５５ｂが描かれている。マーク５５ａ、５５ｂ
の上方に当たる凹版５１の隅には孔６５ａ、６５ｂが設
けられ、マーク５５ａ、５５ｂを後述のＧＰＳ５７ａ、
５７ｂで観測できる様になっている。
【００１９】凹版５１の上方には、それぞれマーク５４
ａ、５４ｂに対応して設けられ、それらの位置を検出す
るＧＰＳ５６ａ、５６ｂ、及び、それぞれマーク５５
ａ、５５ｂに対応して設けられ、それらの位置を検出す
るＧＰＳ５７ａ、５７ｂが配置されている。なお、ＧＰ
Ｓ５６ａ、５６ｂの各中心軸は、それぞれ、マーク５４
ａ、５４ｂのＸＹ座標における目標位置に、ＧＰＳ５７
ａ、５７ｂの各中心軸は、それぞれ、マーク５５ａ、５
５ｂのＸＹ座標における目標位置に配置されている。な
お、各ＧＰＳ５６ａ、５６ｂ、５７ａ、５７ｂは、ホル
ダ６７に微動装置６８を介して取付けられ、各マーク５
４ａ、５４ｂ、５５ａ、５５ｂの目標位置に、各ＧＰＳ
５６ａ、５６ｂ、５７ａ、５７ｂの中心軸が一致する様
に調整が行われる。
ａ、５４ｂに対応して設けられ、それらの位置を検出す
るＧＰＳ５６ａ、５６ｂ、及び、それぞれマーク５５
ａ、５５ｂに対応して設けられ、それらの位置を検出す
るＧＰＳ５７ａ、５７ｂが配置されている。なお、ＧＰ
Ｓ５６ａ、５６ｂの各中心軸は、それぞれ、マーク５４
ａ、５４ｂのＸＹ座標における目標位置に、ＧＰＳ５７
ａ、５７ｂの各中心軸は、それぞれ、マーク５５ａ、５
５ｂのＸＹ座標における目標位置に配置されている。な
お、各ＧＰＳ５６ａ、５６ｂ、５７ａ、５７ｂは、ホル
ダ６７に微動装置６８を介して取付けられ、各マーク５
４ａ、５４ｂ、５５ａ、５５ｂの目標位置に、各ＧＰＳ
５６ａ、５６ｂ、５７ａ、５７ｂの中心軸が一致する様
に調整が行われる。
【００２０】次に、この装置を用いて、凹版５１に対し
て、ワーク５２の位置合わせを行う方法について説明す
る。先ず、枠６２をストッパ７１、７２、７３に突当て
る。これによって、凹版５１の位置は、±５０μｍ程度
の精度で目標位置に一致する。次に、各ＧＰＳ５６ａ、
５６ｂ、５７ａ、５７ｂを用いて、それぞれ対応するマ
ーク５４ａ、５４ｂ、５５ａ、５５ｂの目標位置からの
変位を測定する。以下、例１と同様に、マーク５４ａ、
５４ｂの変位量と、マーク５５ａ、５５ｂの変位量との
差を求め、それらの差が所定の許容値を上回っている場
合には、位置合わせテーブル５３を駆動してワーク５２
の位置を修正する。この過程を繰り返して、最終的に、
上記の変位量の測定値の差が所定の許容値以下に収まっ
たときに、凹版５１に対するワーク５２の位置合わせが
完了したと判定する。以上の方法によって、凹版５１に
対するワーク５２の位置を±２μ程度の精度で一致させ
ることができる。
て、ワーク５２の位置合わせを行う方法について説明す
る。先ず、枠６２をストッパ７１、７２、７３に突当て
る。これによって、凹版５１の位置は、±５０μｍ程度
の精度で目標位置に一致する。次に、各ＧＰＳ５６ａ、
５６ｂ、５７ａ、５７ｂを用いて、それぞれ対応するマ
ーク５４ａ、５４ｂ、５５ａ、５５ｂの目標位置からの
変位を測定する。以下、例１と同様に、マーク５４ａ、
５４ｂの変位量と、マーク５５ａ、５５ｂの変位量との
差を求め、それらの差が所定の許容値を上回っている場
合には、位置合わせテーブル５３を駆動してワーク５２
の位置を修正する。この過程を繰り返して、最終的に、
上記の変位量の測定値の差が所定の許容値以下に収まっ
たときに、凹版５１に対するワーク５２の位置合わせが
完了したと判定する。以上の方法によって、凹版５１に
対するワーク５２の位置を±２μ程度の精度で一致させ
ることができる。
【００２１】
【発明の効果】本発明によれば、スクリーン印刷機ある
いは平台オフセット印刷機などの平板状の版またはブラ
ンケットとワークのような二枚の平板の位置合わせ精度
を向上させることが可能になる。この結果、高品質な印
刷などを実現するとともに、位置合わせに要する時間を
短縮して作業効率を改善することができる。
いは平台オフセット印刷機などの平板状の版またはブラ
ンケットとワークのような二枚の平板の位置合わせ精度
を向上させることが可能になる。この結果、高品質な印
刷などを実現するとともに、位置合わせに要する時間を
短縮して作業効率を改善することができる。
【図１】本発明に基づく位置合わせ方法が使用されるス
クリーン印刷機の概要の一例を示す平面図。
クリーン印刷機の概要の一例を示す平面図。
【図２】図１のＡ−Ａ部の断面図。
【図３】本発明に基づく位置合わせ方法において、位置
合わせ用のマークとＧＰＳとのの位置関係を示す模式
図。
合わせ用のマークとＧＰＳとのの位置関係を示す模式
図。
【図４】本発明に基づく位置合わせ方法が使用されるス
クリーン印刷機の概要の他の例を示す平面図。
クリーン印刷機の概要の他の例を示す平面図。
【図５】本発明に基づく位置合わせ方法が使用される平
台印刷機の概要を示す平面図。
台印刷機の概要を示す平面図。
【図６】図５のＡ−Ａ部の断面図。
【図７】図５の平台印刷機を用いて印刷を行う状態を示
す断面図。
す断面図。
１・・・ステンシルスクリーン（第一の平板）、 ２・・・ワーク（第二の平板）、 ３・・・位置合わせテーブル（移動ステージ）、 ４ａ、４ｂ、４ｃ・・・位置合わせ用のマーク（第一の
マーク）、 ５ａ、５ｂ、５ｃ・・・位置合わせ用のマーク（第二の
マーク）、 ６ａ、６ｂ・・・ＧＰＳ（第一の検出器）、 ７ａ、７ｂ・・・ＧＰＳ（第二の検出器）、 １１・・・サポータ、 １２・・・枠、 ５１・・・凹版、 ５２・・・ワーク、 ５３・・・位置合わせテーブル、 ５４ａ、５４ｂ・・・位置合わせ用のマーク、 ５５ａ、５５ｂ・・・位置合わせ用のマーク、 ５６ａ、５６ｂ・・・ＧＰＳ、 ５７ａ、５７ｂ・・・ＧＰＳ、 ６１・・・サポートシート、 ６２・・・枠、 ６３・・・溝、 ６４・・・プレスロール、 ６５ａ、６５ｂ・・・穴、 ６７・・・ホルダ、 ６８・・・微動装置。
マーク）、 ５ａ、５ｂ、５ｃ・・・位置合わせ用のマーク（第二の
マーク）、 ６ａ、６ｂ・・・ＧＰＳ（第一の検出器）、 ７ａ、７ｂ・・・ＧＰＳ（第二の検出器）、 １１・・・サポータ、 １２・・・枠、 ５１・・・凹版、 ５２・・・ワーク、 ５３・・・位置合わせテーブル、 ５４ａ、５４ｂ・・・位置合わせ用のマーク、 ５５ａ、５５ｂ・・・位置合わせ用のマーク、 ５６ａ、５６ｂ・・・ＧＰＳ、 ５７ａ、５７ｂ・・・ＧＰＳ、 ６１・・・サポートシート、 ６２・・・枠、 ６３・・・溝、 ６４・・・プレスロール、 ６５ａ、６５ｂ・・・穴、 ６７・・・ホルダ、 ６８・・・微動装置。
Claims (10)
- 【請求項１】 第一の平板に対して平行な面内におい
て、前記面内に配置された第二の平板の前記第一の平板
に対する位置合わせを行う方法であって、 前記第一の平板に複数の第一のマークを取り付け、 前記第二の平板に複数の第二のマークを取り付け、 前記複数の第一のマークのそれぞれに対して、各マーク
の位置のそれぞれの目標位置からの変位を測定する第一
の検出器を配置し、 前記複数の第二のマークのそれぞれに対して、各マーク
の位置のそれぞれの目標位置からの変位を測定する第二
の検出器を配置し、 前記第一の検出器で前記第一のマークの位置の変位を測
定し、 前記第二の検出器で前記第二のマークの位置の変位を測
定し、 前記第一のマークの位置の変位の測定値と、前記第二の
マークの位置の変位の測定値との差が、所定の許容値以
下の値に収まる様に前記面内で前記第二の平板を移動し
て、前記第一の平板に対する前記第二の平板の位置合わ
せを行うことを特徴とする二枚の平板の相対位置合わせ
方法。 - 【請求項２】 前記複数の第一のマークの数は、前記複
数の第二のマークの数と等しく、各第一のマークは、そ
れぞれに対応する第二のマークの近傍に配置されること
を特徴とする請求項１に記載の二枚の平板の相対位置合
わせ方法。 - 【請求項３】 前記第一の平板は、インクが盛り付けら
れた版であり、前記第二の平板は、被印刷物であること
を特徴とする請求項１または請求項２に記載の二枚の平
板の相対位置合わせ方法。 - 【請求項４】 前記第一の平板は、インクが盛り付けら
れた版であり、前記第二の平板は、被印刷物へのインク
の転写に使用されるブランケットであることを特徴とす
る請求項１または請求項２に記載の二枚の平板の相対位
置合わせ方法。 - 【請求項５】 前記第一の平板は、被印刷物へのインク
の転写に使用されるブランケットであり、前記第二の平
板は、被印刷物であることを特徴とする請求項１または
請求項２に記載の二枚の平板の相対位置合わせ方法。 - 【請求項６】 第一の平板に対して平行な面内におい
て、前記面内に配置された第二の平板の前記第一の平板
に対する位置合わせを行う装置であって、 前記第一の平板に取り付けられた複数の第一のマークの
それぞれに対して配置され、各マークの位置のそれぞれ
の目標位置からの変位を測定する第一の検出器と、 前記第二の平板に取り付けられた複数の第二のマークの
それぞれに対して配置され、各マークの位置のそれぞれ
の目標位置からの変位を測定する第二の検出器と、 前記第二の平板を支持して、前記面内で前記第二の平板
の位置の微調整を行う移動ステージと、 前記第一のマークの位置の変位の測定値と前記第二のマ
ークの位置の変位の測定値との差が、所定の許容値以下
の値に収まる様に前記移動ステージを駆動して、前記第
一の平板に対する前記第二の平板の位置合わせを行う制
御手段と、 を備えたことを特徴とする二枚の平板の相対位置合わせ
装置。 - 【請求項７】 前記複数の第一のマークの数は、前記複
数の第二のマークの数と等しく、各第一のマークは、そ
れぞれに対応する第二のマークの近傍に配置されている
ことを特徴とする請求項６に記載の二枚の平板の相対位
置合わせ装置。 - 【請求項８】 前記第一の平板は、インクが盛り付けら
れた版であり、前記第二の平板は、被印刷物であること
を特徴とする請求項６または請求項７に記載の二枚の平
板の相対位置合わせ装置。 - 【請求項９】 前記第一の平板は、インクが盛り付けら
れた版であり、前記第二の平板は、被印刷物へのインク
の転写に使用されるブランケットであることを特徴とす
る請求項６または請求項７に記載の二枚の平板の相対位
置合わせ装置。 - 【請求項１０】 前記第一の平板は、被印刷物へのイン
クの転写に使用されるブランケットであり、前記第二の
平板は、被印刷物であることを特徴とする請求項６また
は請求項７に記載の二枚の平板の相対位置合わせ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9177196A JPH1120122A (ja) | 1997-07-02 | 1997-07-02 | 二枚の平板の相対位置合わせ方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9177196A JPH1120122A (ja) | 1997-07-02 | 1997-07-02 | 二枚の平板の相対位置合わせ方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1120122A true JPH1120122A (ja) | 1999-01-26 |
Family
ID=16026867
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9177196A Pending JPH1120122A (ja) | 1997-07-02 | 1997-07-02 | 二枚の平板の相対位置合わせ方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1120122A (ja) |
-
1997
- 1997-07-02 JP JP9177196A patent/JPH1120122A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040608 |