JPH1119A - 田植機の苗載台の支持構成 - Google Patents

田植機の苗載台の支持構成

Info

Publication number
JPH1119A
JPH1119A JP15724997A JP15724997A JPH1119A JP H1119 A JPH1119 A JP H1119A JP 15724997 A JP15724997 A JP 15724997A JP 15724997 A JP15724997 A JP 15724997A JP H1119 A JPH1119 A JP H1119A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seedling
mounting table
shoe
seedling mounting
support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP15724997A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3628483B2 (ja
Inventor
Kunio Doi
邦夫 土井
Kazunori Yamamoto
二教 山本
Toshiaki Kasahara
敏章 笠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd filed Critical Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Priority to JP15724997A priority Critical patent/JP3628483B2/ja
Publication of JPH1119A publication Critical patent/JPH1119A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3628483B2 publication Critical patent/JP3628483B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transplanting Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 田植機の、苗載台左右両端部の分割苗載台を
機体中央側に折畳む折畳み機構を有する苗載台におい
て、裏苗台シュー170に苗載台のガイドレール19を
左右摺動自在に係合しても、容易に分割苗載台を折畳む
ことのできる構成にする。 【解決手段】 苗台シュー170を支柱上部のブラケッ
ト172に、回動自在に枢支したアーム173を介して
固設し、折畳み時に苗台シューを下方回動させ、更に下
方回動させて、ブラケットより内側に苗台シューを収納
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、左右全幅を縮小す
る機構を備えた田植機の苗載台のスライド自在に支持す
る構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、複数条を同時に植付け作業を
行う、8条植えや、10条植えの田植機の苗載台は、苗
載台左右両端部の数条を機体中央側に折畳みする上下二
本の門形状のフレームを設けて、その二本の門形状のフ
レームによって苗載台の折り畳みを可能として、苗載台
の左右全幅を縮小させる技術は本出願人より提案済みで
ある。また、苗載台の非作用面である前面に上下方向に
二本のレールを設け、植付け本体側に立設する支柱上部
に固設する複数個の苗台シューに上方のガイドレールを
ガイドし、下方の下部レールを植付け本体側に横設した
シュー上に載置させて、苗載台を左右に摺動させる技術
は公知となっている。そして、左右両端部の苗載台を中
央側に折り畳む折畳み開始時或いは拡張終了時に、苗台
シューとガイドとの係合を外すために、両端部の苗載台
を強制的に持ち上げる手段が配設した技術も本出願人に
よって公知となっている。また、前記下部レールを載置
するシューに締め金を固設し、該締め金によって下部レ
ールを係合し、苗載台の外れを防止する技術も公知とな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の苗載台
の左右両端部を折り畳む際に、上方に持ち上げる手段は
苗載台の前面に設けられており、この前面には、条止め
クラッチレバーや水平を保持する水平保持機構、施肥機
のホース等が配設されており、工場における組み立て作
業を煩雑にし、また、部品点数の増加によるコストを高
くするものとなっていた。その為に、部品点数を増加さ
せることがなく、両端部の苗載台をシューの係合より容
易に外して、折り畳む構成のものが望まれている。ま
た、苗載台の外れを防止する締め金は、折畳み構成の無
い苗載台においては、下部レールの左右適所位置に複数
個を配置することができるが、折畳み機構を有する苗載
台においては、左右両端部の分割された苗載台下部の下
部レールに締め金を固設すると折り畳みができなくなる
ので、締め金を配設する位置が規制されるものとなって
いた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。即ち、苗載台左右両端部の複数条の
分割苗載台を機体中央側に折畳む折畳み機構を有する苗
載台の裏側面にガイドレールを横設し、植付け本体側の
支柱に配した苗台シューにガイドレールを左右摺動自在
に係合した植機において、前記苗台シューを支柱上部の
ブラケットに、回動自在に枢支したアームを介して固設
し、折畳み時に苗台シューを下方回動させている。ま
た、前記アームを介して支持される苗台シューを、更に
下方回動させて、ブラケットより内側に苗台シューを収
納させている。また、植付け本体側の支柱上部に苗台シ
ューを固設し、該苗台シューに左右方向に摺動されるガ
イドレールを苗載台の裏側面に横設した田植機におい
て、前記ガイドレール上に、苗台シューに係合される範
囲内に注油孔を設け、該注油孔を被装するキャップを設
け、キャップを外して注油させている。また、苗載台左
右両端部の複数条の分割苗載台を折畳みアームで枢支し
て、機体中央側の固定側苗載台上方に折畳む折畳み機構
を有する苗載台の、裏側面下部に下部レールを横設した
田植機において、前記下部レールを摺動自在に載置する
苗取りレールの左右中央位置と、その左右両側に規制ク
リンプを固設し、固定側苗載台の下部レール上面を係合
している。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を説明
する。図1は苗載台の折畳み機構を備えた田植機の全体
側面図、図2は同じく平面図、図3は苗載台の折畳み状
態を示す図、図4は折畳み機構の平面図、図5は苗載台
の背面図、図6は苗載台の背面図、図7は本発明の規制
クリンプを有する固定側の苗載台の部分側面図一部断面
図、図8は本発明の苗台シューの支持構成を示す側面断
面図、図9は同じく正面図、図10は注油孔を開口した
ガイドレールの部分平面図、図11は本発明の規制クリ
ンプを配した苗取りレールの平面図、図12は植付けミ
ッションケースの側面図、図13は横送り軸上のスベリ
子受けと苗載台とを連結する連結部の平面図、図14は
支持スタンドを配した機体前部の側面図、図15は同じ
く正面図である。
【0006】まず、乗用田植機について図1、図2より
全体構成から説明する。作業者等が搭乗する走行車1の
車体フレーム3前部上方にエンジン2を搭載し、ミッシ
ョンケース4の前方にフロントアクスルケース5を介し
て前輪6を支持させると共に、前記ミッションケース4
の後部にリヤアクスルケース7を連設し、該リヤアクス
ルケース7に後輪8を支持させる。そして、前記エンジ
ン2を覆うボンネット9の両側に予備苗載台10・10
を配設し、ステップ11を介して作業者等が搭乗する車
体カバー12によって前記ミッションケース4等を覆
い、前記車体カバー12上部に運転席13を取り付け、
該運転席13の前方の前記ボンネット9後部に操向ハン
ドル14を配設している。
【0007】また、植付け部15は八条植え用の苗載台
16や複数の植付け爪17等から構成されており、前高
後低に配設した苗載台16を下部レール18及びガイド
レール19を介して植付け本体側の植付けケース20に
左右往復摺動自在に支持させると共に、一方向に等速回
転するロータリーケース21を前記植付けケース20に
回転自在にさせ、該ロータリーケース21の回転軸芯を
中心にして対称位置に一対の爪ケース22・22を配設
し、該爪ケース22・22の先端に植付け爪17・17
を固設する。
【0008】また、前記植付けケース20の前部にロー
リング支点軸23を介して支持フレーム24を設け、ト
ップリンク25及びロワーリンク26を含むリンク機構
27を介して走行車1後部に前記支持フレーム24を連
結し、前記リンク機構27を介して植付け部15を昇降
させる昇降シリンダ28をロワーリンク26に連結して
いる。そして、前記前輪6・6及び後輪8・8を走行駆
動して移動すると同時に、左右に往復摺動可能な苗載台
16から一株分の苗を植付け爪17によって取り出し、
連続的に苗植え作業を行うように構成している。
【0009】また、前記運転席13等が設置された運転
部には走行変速レバー29、植付け昇降兼作業走行変速
用副変速レバー30、植付け感度調節レバー31、主ク
ラッチペダル32、左右ブレーキペダル33・33が配
設され、前記植付け部15下部には均平用センターフロ
ート34、均平用サイドフロート35が配設され、前記
運転席13後方には八条用の側条施肥部36が配設され
ている。
【0010】また、前記予備苗載台10・10は、車体
フレーム3前部に支持フレーム150が立設され、該支
持フレーム150上部の適所位置に固定されている。こ
の支持フレーム150を利用して、図14、図15に示
す前部支持スタンド151が配される。該支持スタンド
151は、底板152の左右端部より支持端153・1
53を立設し、該支持柱153・153上部を連結棒1
54によって連結し、強固に構成されている。前記支持
柱153の上部には前傾状に当接板155が固設され、
該当接板155前部に逆L型のフック156が固設され
ている。よって、前記フック156・156を用いて左
右の支持フレーム150・150の左右途中位置に係止
することで支持スタンド151機体前部に吊設され、前
記当接板155が車体フレーム3下面に当接され、支持
スタンド151の姿勢が保たれる。この時、前記支持ス
タンド151の底板152は圃場面より若干で持ち上げ
られ、機体を走行可能としている。そして、機体前方に
重心が移動した場合に支持スタンド151を用いて機体
前部を支持している。
【0011】前記苗載台16は、図3〜図7に示すよう
に、左右最外端の各二条分の苗載台を分割して分割苗載
台16a・16aとし、固定側苗載台の機体中央の二条
分の苗載台を中央部苗載台16bとし、その両側に配置
した各一条分の苗載台を側部苗載台16c・16cと
し、該側部苗載台16c・16c上方に並行折畳み機構
37を設け、前記分割苗載台16a・16aと側部苗載
台16c・16cとを並行折畳み機構37を介して連結
し、中央部苗載台16bの上方に略平行に分割苗載台1
6a・16aを折畳み可能に構成している。
【0012】また、通常苗載台16を幅広に広げて作業
するときには、図5、図6に示すように、分割苗載台1
6aの背面に配設した下部レール18及びガイドレール
19内に左右摺動自在に設けられたロックシャフト12
1の先端が、側部苗載台16cに配設したロック板に嵌
入固定されてロックした状態になっている。また、側部
苗載台16c上部外側面に突出した固定ピン124が分
割苗載台16a上部内側面に穿設した固定穴123と嵌
合して安定性を高めている。更に、前記苗載台16に横
設する各レール18・19と、苗載台16の各リブ38
位置の裏面に配設する縦フレーム84とをそれぞれ連結
して、剛性の高いフレーム構造に形成している。
【0013】逆に、前記分割苗載台16aを折畳む際
は、ロックレバー120を回動して(120’)ロック
シャフト121をロック板122から脱抜し、該分割苗
載台16aを回動可能な状態にして折畳みを行う。該分
割苗載台16aは縦フレーム84で剛性を向上させてい
る。また、各レール18・19と縦フレーム84と表側
に横架した各苗台フレーム39・40・41・42の端
部をそれぞれ取付固定して、折畳み構造の強度を向上さ
せている。
【0014】次に、前記折畳み機構37について図3、
図4を用いて説明する。中央部苗載台16bの上部及び
下部には、門形状の中央部上苗台フレーム39及び中央
部下苗台フレーム40が、該中央部苗載台16b両側の
リブ38・38上にそれぞれ上フレームホルダ53・5
3及び下フレームホルダ54・54を介して立設してい
る。前記中央部上苗台フレーム39及び中央部下苗台フ
レーム40の中央から、中央フレーム39a及び40a
が突出し、その先端が中央部苗載台16b中央のリブ3
8とそれぞれ上フレームホルダ53及び下フレームホル
ダ54を介して接続されている。前記中央フレーム39
a略中央部からパイプ状部材が下方に突出し、中央フレ
ーム40aの対応する箇所と接続され、縦フレーム43
が形成され、上苗台フレーム39と下苗台フレーム40
とを連結している。
【0015】同じく分割苗載台16aの上部及び下部に
は、門形状の分割部上苗台フレーム41及び分割部下苗
台フレーム42が、該分割苗載台16a両側のリブ38
・38上にそれぞれ上フレームホルダ53・53及び下
フレームホルダ54・54を介して立設している。前記
分割部上苗台フレーム41及び分割部下苗台フレーム4
2の中央から、中央フレーム41a及び42aが突出
し、その先端が分割苗載台16a中央のリブ38とそれ
ぞれ上フレームホルダ53及び下フレームホルダ54を
介して接続されている。中央フレーム41a略中央部及
び分割部上苗台フレーム41外側の屈曲部よりも先端の
部分の略中央部の計二箇所からパイプ状部材が下方に突
出し、それぞれ分割部下苗台フレーム42の分割部上苗
台フレーム41に対応する箇所と接続され、縦フレーム
43・43が形成され、上苗台フレーム41と下苗台フ
レーム42とを連結している。
【0016】前記本体側苗載台16bと分割苗載台16
aの間に位置する一条幅の側部苗載台16c・16c部
では、中央部苗載台16bの中央部上下苗台フレーム3
9・40の左右方向両側の屈曲部において、上下の屈曲
部を連結するようにパイプ状部材である中央側回動支点
フレーム44・44が固設されている。同じく分割苗載
台16a・16aの分割部上下苗台フレーム41・42
の左右方向内側の屈曲部において、上下の屈曲部を連結
するようにパイプ状部材の分割側回動支点フレーム45
・45が固設されている。また、前記側部苗載台16c
には左右方向に補強部材となる補強ジョイント101・
101を配設している。該補強ジョイント101の一端
は回動支点フレーム44上部に枢支され、補強ジョイン
ト101の他端(外側端部)をリブ38側に屈曲し、リ
ブ38上面に固設し、側部苗載台16cの剛性を向上し
てねじれ等の発生を防止している。
【0017】前記中央側回動支点フレーム44の上下部
にはそれぞれカム部材である上回転カム体46、下回転
カム体47が、分割側回動支点フレーム45の上下部に
はそれぞれ上回転カム体48、下回転カム体49が嵌合
している。この上回転カム体46・48を門形状の上折
畳みアーム50によって、また下回転カム体47・49
を門形状の下折畳みアーム51によって連結すること
で、前記中央側回動支点フレーム44と分割側回動支点
フレーム45とが連結されるので、上下折畳みアーム5
0・51を中央側回動支点フレーム44を支点として回
動させ、該本体側苗載台16bの上方に略平行に分割苗
載台16aを折畳んで位置させることを可能としてい
る。
【0018】次に、前記苗載台16を左右方向に横送り
する横送り構成について説明する。前記植付けケース2
0は、植付けミッションケース160の後側部に固設さ
れ、本体側より植付けミッションケース160内に伝達
され、変速された動力が各植付けケース20内に伝達さ
れている。図12に示すように、前記植付けミッション
ケース160には横送り動力を伝達する横送り軸161
と縦送り動力を伝達する縦送り軸159が軸支されてい
る。前記横送り軸161には図13に示す溝161aが
穿設され、該溝161aにスベリ子162が係合されて
いる。前記横送り軸161の外周面にスベリ子受け16
3を遊嵌し、該スベリ子受け163の嵌入部163a内
にスベリ子162が嵌入されている。該スベリ子受け1
63端部は、苗載台16側に延出され、端部に連結部1
64が配設されている。
【0019】前記連結部164は、苗載台16の背面に
固設される連結アーム165内に係合される。該連結ア
ーム165は平面視門型に形成され、開放面内に連結部
164が嵌入され、スベリ子受け163と連結アーム1
65とが連結され、横送り軸の回動によって、スベリ子
受け163を左右往復動させることで、連結アーム16
5を介して苗載台が横送りされている。
【0020】前記連結アーム165内に嵌合される連結
部164は、スベリ子受け163端部に嵌挿される連結
用ボルト166、該連結用ボルト166に環設される固
定ナット167等より構成され、固定ナット167の位
置を調整して、連結用ボルト166を左右方向に移動さ
せた適所位置に固定し、連結アーム165とスベリ子受
け163との位置を合わせるようにしている。
【0021】そして、本実施例において、連結アーム1
65に嵌入される前記連結部164の左右幅を調整可能
に構成している。前記連結用ボルト166の端部には調
整ナット168が螺合され、該調整ナット168と連結
用ボルト166頭部との左右幅が前記連結アーム165
の幅に一致される。前記調整ナット168は、左右幅を
長く形成したナットであり、該調整ナット168の各面
にはピン孔168a・168a・・・が開口されてい
る。前記ピン孔168a・168a・・・は、連結用ボ
ルト166のネジ溝の幅に合わせてピッチに合わせて左
右にずらして開口され、該ピン孔168aに挿入する固
定ピン169よりピン孔168aの径は大きく形成され
ている。また、前記連結用ボルト166に、図示せぬピ
ン孔が開口されている。よって、調整ナット168の各
面に開口した何れかのピン孔168aと連結用ボルト1
66のピン孔との軸心を一致させ、固定ピン169を挿
入することで、連結用ボルト166に対して左右に移動
させた位置に調整ナット168を固定し、連結部164
の左右幅を連結アーム165に合わせている。
【0022】次に、前記苗載台16を、左右にスライド
させる構成について説明する。苗載台16の背面に上下
途中位置に設けたガイドレール19は、図5に示すよう
に、該ガイドレール19の左右途中位置に設けた、数個
(本実施例において4個)の苗台シュー170・170
・・・に係合されている。該苗台シュー170は、植付
本体側である植付けケース20上に立設させる支柱であ
るサイドフレーム171の上部に配設されている。図
8、図9に示すように、左右両側の苗台シュー170・
170を支持するサイドフレーム171上部には外側に
向けてブラケット172が固設され、該ブラケット17
2に回動アーム173を配し、該回動アーム173後面
にステー174を固設し、該ステー174に苗台シュー
170が支持されている。該苗台シュー170は左右方
向に長い支持部材であり、ステー174より上方に支持
ピン175を突出し、該支持ピン175上部に苗台シュ
ー170が上下摺動自在に嵌合され、支持ピン175外
周面に巻回したバネ176によって上方のガイドレール
19側に付勢されている。
【0023】そして、本発明において、前記ガイドレー
ル19には注油孔19aが開口されている。図10に示
すように、前記注油孔19aは、苗載台16を摺動させ
たガイドレール19の左右移動範囲内に開口されてお
り、該注油孔19a内に潤滑油が注油され、苗台シュー
170上面に付着することで、苗台シュー170上をガ
イドレール19が円滑に摺動されている。また、前記注
油孔19aは、ゴム等の弾性部材で形成するキャップ1
77によって被装される。該キャップ177は、板上に
形成され、左右中央部下面に凸部177aが形成され、
該凸部177aを注油孔19a内に挿入することで、ガ
イドレール19上部にキャップ177が固定される。
【0024】また、前記苗載台16の左右端部のガイド
レール19を支持する苗台シュー170を下方回動可能
に構成している。図8、図9に示すように、前記ブラケ
ット172に回動アーム173が回動自在に枢支されて
いる。前記ブラケット172上部は後方に屈曲され当接
部172aが形成されている。前記回動アーム173は
側面視「コ」字状に形成し、閉塞面をブラケット172
後面に当接し、内側(図9の左側)を枢支ピン178に
よって上下方向に回動自在に枢支されている。該回動ア
ーム173を上方に回動させると、回動アーム173上
面が、当接部172aに当接されるので、回動アーム1
73は下方へのみ回動する。
【0025】また、前記回動アーム173には、回動ア
ーム173の長手方向に沿ってシューロックレバー18
0の枢支棒181が枢支されている。該枢支棒181の
内側端部にはロックピン182が半径方向に固設されて
いる。回動アーム173側に該ロックピン182が案内
されるガイド孔173aが開口されている。一方、前記
ブラケット172には、上部固定孔172bと下部固定
孔172cとが、枢支ピン178を中心に同一円周上に
開口されている。
【0026】従って、前記回動アーム173を水平向き
に配し、シューロックレバー180を上方に回動させる
と、枢支棒181と一体的にロックピン182が回動さ
れ、該ロックピン182はガイド孔173aに案内され
ながら下向きより前方向きに位置し、ロックピン182
端部が上部固定孔172b内に挿入される。該ロックピ
ン182を上部固定孔172b内に挿入することで、回
動アーム173を水平上に配置し、苗台シュー170を
ガイドレール19に係合させる位置で固定している。
【0027】そして、前記シューロックレバー180を
回動操作して、ロックピン182を上部固定孔172b
より外し、回動アーム173を下方に回動させて、ロッ
クピン182を下部固定孔172cに挿入することで、
苗台シュー170をガイドレール19より外した位置で
回動アーム173を固定することができ、分割苗載台1
6aを折畳むことができる。
【0028】更に、前記シューロックレバー180を回
動操作して、ロックピン182を下部固定孔172cよ
り外して、回動アーム173を更に回動させることで、
左右外側に突出していたシューロックレバー180と苗
台シュー170とを、ブラケット172より内側に収納
することができ、苗載台16の折畳み時に、該苗載台1
6を支持するフレーム構成の左右幅を縮小する構成にし
ている。
【0029】次に、苗載台16下部の下部レール18の
外れを防止する構成について説明する。前記苗載台16
下部は、植付けケース20上に上下位置調整可能に支持
される苗取りレール185に摺動自在に載置されてい
る。図7に示すように、前記苗取りレール185は、苗
載台16底面を被装する苗取り板186と、側面視四角
形状のレール部186より構成され、レール部188上
部が下部レール18の開放面内に係合されている。該レ
ール部188の左右中央側に規制クリンプ187が配設
され、該規制クリンプ187上部に下部レール18が係
合され、苗載台16の外れを防止している。また、図1
1に示すように、前記苗取り板186の適所位置には苗
取り口186a・186a・・・が開口されている。
【0030】本発明において、前記規制クリンプ187
は、側面視略C型に形成され、規制クリンプ187下部
がレール部188下面形状に合わせて形成され、規制ク
リンプ187上部は側面視逆L型に形成され、フック部
187aが形成されている。従って、前記レール部18
8を下部レール18内に係合し、規制クリンプ187下
部がレール部188下面に当接し、下方より固定ボルト
189を挿入し、レール部188に規制クリンプ187
を螺合すると、フック部187aによって下部レール1
8上面が係合され、苗載台16が振動しても、下部フレ
ーム18が係合されており、苗載台16が外れることを
防いでいる。この規制クリンプ187を下方より固定ボ
ルト189を螺合する構成として、組立性の向上がはか
られている。
【0031】また、前記規制クリンプ187は、図11
に示すように、苗取りレール185の左右中央部に規制
クリンプ187’を配置し、この中央部の中央規制クリ
ンプ187’の左右両側に、条幅より若干広い間隔を開
けて側部規制クリンプ187”・187”が螺合され、
三ヵ所に配置されている。側部規制クリンプ187”・
187”は、八条植えにおいて、右側より三条目の苗取
り口186aの内側位置と、六条目の苗取り口186a
の内側位置に固設され、分割苗載台16aの下部レール
18が係止されることがなく、固定側の苗載台16b
(16c)の下部レール18が係止され、三ヵ所によっ
て強固に係止されている。更に、中央規制クリンプ18
7’を左右の側部規制クリンプ187”・187”より
左右幅を大きくすることで、下部レール18との係合す
る面積が多くなり、さらなる外れ防止の効果が得られ
る。
【0032】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1に記載す
るように構成したことによって、折畳み機構によって左
右両端部の苗載台を折畳む時、若しくは、苗載台を拡張
させる時に、苗載台のガイドレールを係合する苗台シュ
ーを下方回動させて、ガイドレールとの係合を外すこと
で、両端部の苗載台を強制的に上方に持ち上げることな
く、折畳むことができ、折畳み作業の煩雑さを解消する
ことができ、作業の切り替えを速やかに行うことができ
るので、作業時間の短縮化を図ることができる。
【0033】また、請求項2記載の如く、機体の移動時
に、苗載台の左右端部を折畳んで縮小すると同時に、苗
台シューと、該苗台シューを支持するアームとを、更に
下方に回動させて、該アームを支持するブラケットより
内側に収納するこができ、苗載台を支持する構成も縮小
させることができ、機体の移動走行を円滑にしている。
【0034】また、請求項3記載の如く、ガイドレール
上に注油孔を開口したことで、苗台シューへのグリスの
補給する際に、苗載台を取り外す作業を行う必要がなく
なり、注油孔を被装するキャップを外し、注油孔を利用
することで、苗台シューへのグリスの補給を容易に行う
ことができ、作業時間を短縮することができる。また、
補給が容易であると同時に、確実に苗台シューに補給す
ることができ、苗台シューとガイドレールとの摺動が円
滑となり、苗台シューの耐久性を向上することができ
る。
【0035】また、請求項4記載の如く、下部レールを
摺動自在に載置する苗取りレールの左右中央位置と、そ
の左右両側に規制クリンプを固設し、規制クリンプの配
設個数を増やして、固定側苗載台の下部レール上面を係
合したことで、一つの規制クリンプにかかる負荷を低減
することができ、規制クリンプの耐久性を向上すること
ができる。また、折畳み機構を用い左右両側の苗載台を
固定側の苗載台の上方に折畳み、苗載台の重心が後方に
移動しても、規制クリンプを三箇所に設けたことで、苗
載台を外すことなく確実に支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】苗載台の折畳み機構を備えた田植機の全体側面
図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】苗載台の折畳み状態を示す図である。
【図4】折畳み機構の平面図である。
【図5】苗載台の背面図である。
【図6】苗載台の背面図である。
【図7】規制クリンプを有する固定側の苗載台の部分側
面図一部断面図である。
【図8】本発明の苗台シューの支持構成を示す側面断面
図である。
【図9】同じく正面図である。
【図10】注油孔を開口したガイドレールの部分平面図
である。
【図11】本発明の規制クリンプを配した苗取りレール
の平面図である。
【図12】植付けミッションケースの側面図である。
【図13】横送り軸上のスベリ子受けと苗載台とを連結
する連結部の平面図である。
【図14】支持スタンドを配した機体前部の側面図であ
る。
【図15】同じく正面図である。
【符号の説明】
16 苗載台 16a 分割苗載台 16b 中央部苗載台 16c 側部苗載台 18 下部レール 19 ガイドレール 37 折畳み機構 170 苗台シュー 171 サイドフレーム 172 ブラケット 173 回動アーム 177 キャップ 185 苗取りレール

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 苗載台左右両端部の複数条の分割苗載台
    を機体中央側に折畳む折畳み機構を有する苗載台の裏側
    面にガイドレールを横設し、植付け本体側の支柱に配し
    た苗台シューにガイドレールを左右摺動自在に係合した
    田植機において、前記苗台シューを支柱上部のブラケッ
    トに、回動自在に枢支したアームを介して固設し、折畳
    み時に苗台シューを下方回動させたことを特徴とする田
    植機の苗載台の支持構成。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のアームを介して支持され
    る苗台シューを、更に下方回動させて、ブラケットより
    内側に苗台シューを収納したことを特徴とする田植機の
    苗載台の支持構成。
  3. 【請求項3】 植付け本体側の支柱上部に苗台シューを
    固設し、該苗台シューに左右方向に摺動されるガイドレ
    ールを苗載台の裏側面に横設した田植機において、前記
    ガイドレール上に、苗台シューに係合される範囲内に注
    油孔を設け、該注油孔を被装するキャップを設け、キャ
    ップを外して注油することを特徴とする田植機の苗載台
    の支持構成。
  4. 【請求項4】 苗載台左右両端部の複数条の分割苗載台
    を折畳みアームで枢支して、機体中央側の固定側苗載台
    上方に折畳む折畳み機構を有する苗載台の、裏側面下部
    に下部レールを横設した田植機において、前記下部レー
    ルを摺動自在に載置する苗取りレールの左右中央位置
    と、その左右両側に規制クリンプを固設し、固定側苗載
    台の下部レール上面を係合したことを特徴とする田植機
    の苗載台の支持構成。
JP15724997A 1997-06-13 1997-06-13 田植機の苗載台の支持構成 Expired - Fee Related JP3628483B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15724997A JP3628483B2 (ja) 1997-06-13 1997-06-13 田植機の苗載台の支持構成

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15724997A JP3628483B2 (ja) 1997-06-13 1997-06-13 田植機の苗載台の支持構成

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1119A true JPH1119A (ja) 1999-01-06
JP3628483B2 JP3628483B2 (ja) 2005-03-09

Family

ID=15645519

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15724997A Expired - Fee Related JP3628483B2 (ja) 1997-06-13 1997-06-13 田植機の苗載台の支持構成

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3628483B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4787088A (en) * 1985-03-20 1988-11-22 Fuji Photo Film Co., Ltd. Semiconductor laser beam source apparatus
JP2005278421A (ja) * 2004-03-26 2005-10-13 Yanmar Co Ltd 田植機
JP2012235698A (ja) * 2011-05-09 2012-12-06 Yanmar Co Ltd 田植機の植付部
US9718886B2 (en) 2010-07-06 2017-08-01 Ganymed Pharmaceuticals Ag Cancer therapy using CLDN6 target-directed antibodies in vivo
US9782274B2 (en) 2007-10-05 2017-10-10 3D Systems, Inc. Method for creating a design for a replaceable fairing

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4787088A (en) * 1985-03-20 1988-11-22 Fuji Photo Film Co., Ltd. Semiconductor laser beam source apparatus
JP2005278421A (ja) * 2004-03-26 2005-10-13 Yanmar Co Ltd 田植機
JP4584610B2 (ja) * 2004-03-26 2010-11-24 ヤンマー株式会社 田植機
US9782274B2 (en) 2007-10-05 2017-10-10 3D Systems, Inc. Method for creating a design for a replaceable fairing
US9718886B2 (en) 2010-07-06 2017-08-01 Ganymed Pharmaceuticals Ag Cancer therapy using CLDN6 target-directed antibodies in vivo
US9902778B2 (en) 2010-07-06 2018-02-27 Ganymed Pharmaceuticals Ag Cancer therapy using CLDN6 target-directed antibodies in vivo
JP2012235698A (ja) * 2011-05-09 2012-12-06 Yanmar Co Ltd 田植機の植付部

Also Published As

Publication number Publication date
JP3628483B2 (ja) 2005-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1119A (ja) 田植機の苗載台の支持構成
JP3984733B2 (ja) 乗用田植機の植付部連結構成
JP3655054B2 (ja) 田植機の苗載台構成
JPH078030A (ja) 乗用田植機における植付部のローリングロック構造
JPH11127638A (ja) 田植機の折り畳み装置
JP3284556B2 (ja) 乗用型田植機
JP2522975Y2 (ja) 田植機の苗載装置
JP3812416B2 (ja) 苗移植機
JP3746032B2 (ja) 田植機の苗マット押さえ
JP3595964B2 (ja) 田植機の植付装置
JP3678878B2 (ja) 田植機の植付装置
JPH085907Y2 (ja) 乗用水田作業機のステップ
JP3487479B2 (ja) 田植機の苗載装置
JP3640047B2 (ja) 田植機
JP3628500B2 (ja) 田植機の苗載台折畳み構成
JPH10248315A (ja) 田植機の折畳構成
JPH10313626A (ja) 田植機の植付装置
JP3487480B2 (ja) 田植機の苗載装置
JP2549169Y2 (ja) 乗用田植機の補助苗台装置
JP3487481B2 (ja) 田植機の苗載装置
JP3653381B2 (ja) ローリング補正バネの取付構造
JP2001128520A (ja) 田植機の分割苗載台支持構造
JPH10117537A (ja) 田植機の苗載装置
JP2004000241A (ja) 乗用田植機
JP2004041203A (ja) 田植機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040827

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040907

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041105

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041208

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081217

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091217

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091217

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101217

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111217

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111217

Year of fee payment: 7

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111217

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121217

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121217

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131217

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131217

Year of fee payment: 9

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131217

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131217

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141217

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees