JPH11199358A - 被覆粒状有機酸 - Google Patents

被覆粒状有機酸

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JPH11199358A
JPH11199358A JP10011947A JP1194798A JPH11199358A JP H11199358 A JPH11199358 A JP H11199358A JP 10011947 A JP10011947 A JP 10011947A JP 1194798 A JP1194798 A JP 1194798A JP H11199358 A JPH11199358 A JP H11199358A
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    • C05FERTILISERS; MANUFACTURE THEREOF
    • C05GMIXTURES OF FERTILISERS COVERED INDIVIDUALLY BY DIFFERENT SUBCLASSES OF CLASS C05; MIXTURES OF ONE OR MORE FERTILISERS WITH MATERIALS NOT HAVING A SPECIFIC FERTILISING ACTIVITY, e.g. PESTICIDES, SOIL-CONDITIONERS, WETTING AGENTS; FERTILISERS CHARACTERISED BY THEIR FORM
    • C05G5/00Fertilisers characterised by their form
    • C05G5/30Layered or coated, e.g. dust-preventing coatings
    • C05G5/38Layered or coated, e.g. dust-preventing coatings layered or coated with wax or resins

Abstract

(57)【要約】 【課題】 土壌中に残存する難溶性リン酸塩の有効利用
を図るための資材を提供する。 【解決手段】 一分子中に2ヶ以上のカルボキシル基を
有する化合物を含む粒状物を樹脂で被覆した被覆粒状有
機酸を難溶性リン酸塩を含む土壌に施用する。 【効果】 被覆粒状有機酸を施用することにより、植物
に障害を与えることなく土壌中に残存する難溶性リン酸
塩を植物体に吸収しやすい形態にすることが可能であ
り、リン酸資源の利用率を高めるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土壌中の難溶性リ
ン酸塩を植物に吸収されやすい形態にさせる方法に関す
る。更に詳しくは、分子中に2ヶ以上のカルボキシル基
を有する化合物をポリオレフィン系の樹脂で被覆した被
覆粒状有機酸を土中に施用し難溶性リン酸塩を可溶化し
植物に吸収しやすい形態にさせるための被覆粒状有機酸
およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】農業分野において窒素、リン酸、カリ等
の肥料が植物の生育に重要な役割を担っていることは公
知の事実である。なかでも、リン酸は原料の燐鉱石埋蔵
量に限界が有るといわれており、このままでは数十年後
には枯渇する可能性がある。一方、我が国では火山灰土
壌が広く分布しているため、肥料として散布されたリン
酸は、一部しか作物に吸収されず、残りの大部分は土壌
中の鉄、アルミニウム等の多価金属イオンと反応して作
物に吸収されない難溶性リン酸塩として蓄積している。
蓄積したリン酸資源を有効に使用するためには、このよ
うな難溶性リン酸塩を有効な形態に変え作物に吸収しや
すくすることが重要な課題である。このような難溶性リ
ン酸塩を可溶化して植物に吸収しやすい形態にする方法
としては、キレート化合物を土壌に施用する方法が考え
られるが、多量のキレート化合物の施用は植物に対して
有害な効果を持つため実用化することが出来なっかた。
【0003】また、ある種の微生物、例えばVA菌根
菌、を土壌に散布することにより難溶性リン酸塩の有効
化を図ろうとする試みがなされている(VA菌根菌とそ
の農業利用の可能性、西尾道徳、「農業と化学」チッソ
旭肥料KK出版、1987年1月号、3月号)。しか
し、微生物を使用した場合には、農業用殺菌剤の散布に
より効果が無くなることや、温度、湿度や土壌の種類な
どの影響により効果が変動する等の欠点を有していた。
さらにはVA菌根菌の難溶性リン酸塩の可溶化効果はあ
まり高いものでは無いといわれている。また、化成肥料
および被覆肥料としてクエン酸やエチレンジアミン4酢
酸を少量ふくむものが知られている。これらのものは何
れも鉄、銅、亜鉛、マンガン等の植物の必須要素元素を
可溶化する目的での添加であり、その中に含まれる金属
塩とキレート化合物を形成するため、本発明のような難
溶性リン酸塩を可溶化する効果は期待できなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、土壌中に蓄
積している難溶性リン酸塩類を植物に吸収されやすい形
態にさせ、作物の増収に寄与すること可能とする資材を
提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、土壌中に
蓄積している難溶性燐酸塩類を植物に吸収されやすい形
態にし、作物の増収に寄与する方法について鋭意研究を
重ねた結果、分子中に2ヶ以上のカルボキシル基を有す
る化合物を樹脂で被覆した被覆粒状有機酸を土壌中に施
用することにより、難溶性リン酸塩類が可溶化し、リン
酸を投与しなくとも作物収量が増加することを見出し、
本発明を完成するに至った。本発明に用いられる分子中
に2ヶ以上のカルボキシル基を持つ化合物としては、水
溶性が高く、燐の可溶化効果に優れることから分子量3
000以下の化合物が好ましく、アミノ基、イミノ基、
ヒドロキシル基、エーテル基等の基を含んでいても良
い。
【0006】分子中に2ヶ以上のカルボキシル基を有す
る化合物の例としては、シュウ酸、マロン酸、コハク
酸、マレイン酸等の脂肪族ジカルボン酸類、リンゴ酸、
酒石酸、クエン酸等の水酸基を含む脂肪族ポリカルボン
酸類、イミノジ酢酸、N,N−エチレンジアミン2酢
酸、N,N,N’−エチレンジアミン3酢酸、エチレン
ジアミン4酢酸、シクロヘキシルジアミン4酢酸等のイ
ミノポリ酢酸類などがあげられる。中でもシュウ酸、ク
エン酸、エチレンジアミン4酢酸、シクロヘキシルジア
ミン4酢酸等、弱酸性から中性pH領域で鉄やアルミニ
ウムと安定な錯体をつくる化合物が特に好ましい。
【0007】また、分子中に2ヶ以上のカルボキシル基
を有する化合物は、酸そのままでも良いし、アルカリ金
属、アルカリ土類金属、アンモニア、有機アミン等のア
ルカリ塩の形でも良い。更に、各種の酸またはアルカリ
塩を単独または混合して使用することもできる。酸単独
またはアルカリ塩単独では、そのもののpHが低すぎた
り高すぎたりして施肥した場合に作物に害を与える場合
があるので、酸およびアルカリ塩を混合しその1%水溶
液のpHが4〜8に調節することが特に好ましい。
【0008】粒状有機酸としては上記分子中に2ヶ以上
のカルボキシル基を有する化合物の他に、窒素、カリ等
の肥料成分を含有する肥料、殺菌剤、除草剤等の農薬を
含んでいても良いし、また、粒状に成型するためのクレ
イ、カオリン、泥炭等の造粒助剤、リグニンスルホン酸
塩、廃糖蜜等のバインダーを含んでいても良い。粒状有
機酸中に分子中に2ヶ以上のカルボキシル基を含む化合
物の他に、硝酸アンモニア、硫酸アンモニア、尿素など
の窒素質肥料と硫酸カリ、硝酸カリ、塩化カリ等のカリ
質肥料を含むものは、窒素、リン酸、カリの肥料効果が
同時に期待でき好ましい形態である。このような場合に
は、本発明の効果を発揮するためには粒状有機酸中に分
子中に2ヶ以上のカルボキシル基を有する化合物の量が
5重量%以上含まれていることが好ましく、15重量%
以上含まれていることが特に好ましい。
【0009】粒状有機酸の造粒方法としては、上記の化
合物の粉末、溶液等を通常の造粒方法により造粒するこ
となどがあげられる。造粒方法の例としては、傾斜パン
型造粒機に有機酸、肥料などの粉末を投入し、リグニン
スルホン酸塩の水溶液をバインダーとして造粒する方
法、押しだし造粒機を使用する方法、アイリッヒミキサ
ー等の混合造粒機を使用する方法などがあげられる。粒
状有機酸の形状としては、粒径が0.1〜10mmの表
面状態がなめらかで球形に近いものが好ましく、粒径が
1〜5mmのものが散布しやすさの面から特に好まし
い。
【0010】粒状有機酸を被覆する樹脂としては、被覆
肥料に用いているものと同様なポリマーが使用できる。
ポリマーの種類としてはポリエチレン、ポリエチレンワ
ックス、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニルの共重
合体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチ
レン、ポリ(メタ)アクリル酸エステル、ポリカプロラ
クトン、ポリ乳酸、アルキレンクリコールと脂肪族ジカ
ルボン酸からなる脂肪族ポリエステル等の熱可塑性樹
脂、ポリウレタン、アルキッド樹脂などの熱硬化性樹脂
などが使用できる。
【0011】熱可塑性樹脂を使用する場合には、内容物
の分子中に2ヶ以上のカルボキシル基を持つ化合物の溶
出速度を調節するために、ポリエチレン、ポリエチレン
ワックス、ポリプロピレン等の水蒸気透過性の低い樹脂
とエチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ(メタ)アクリ
ル酸エステル、ポリカプロラクトン、ポリ乳酸、脂肪族
ポリエステル等の比較的水蒸気透過性の高い樹脂を混合
して使用することが好ましい。例えば、比較的溶出期間
を長くしたいときには水蒸気透過性の低い樹脂の割合を
多く用いることにより、溶出期間を調節できる。熱可塑
性樹脂として生分解性樹脂、例えばポリエチレンワック
スと脂肪族ポリエステルを使用した被膜材料で被覆した
被覆粒状有機酸は、被膜が環境中で分解して残留しない
という特徴を有する。
【0012】また、熱可塑性樹脂を被覆ポリマーとして
使用した場合、溶出速度を高めるためにノニオン系の界
面活性剤、ポリエチレングリコール、ポリアクリル酸等
の水溶性ポリマー等を少量添加することもできる。ただ
し、これらの配合量は樹脂100部に対して10部以下
が好ましい。この量より多いと被膜の強度が大幅に低下
する。また、溶出速度を調節するためにタルク、クレ
ー、カオリン、ベントナイト等の無機系充填剤、澱粉、
寒天、キトサン、架橋ポリスチレン等の有機充填剤を使
用することが出来る。これらの充填剤の配合量は、樹脂
100部に対して120部以下が好ましい。この量より
も多いと、バインダーとしてのポリマー量が不足し強度
の大幅な低下と溶出が著しく速くなり、被覆の効果が減
少する。
【0013】粒状有機酸を被覆する皮膜の重量は粒状有
機酸100重量部に対し1〜30重量部であり、好まし
くは3〜20重量部、さらに好ましくは3〜15重量部
の範囲である。この下限を逸脱すると、有機酸の溶出成
分のコントロールが困難となる。また、この上限を逸脱
すると、有機酸含量の品位の低下という問題が生じる。
【0014】次に本発明は噴流ないしは転動状態の粒状
有機酸に、熱可塑性樹脂および/または熱硬化性樹脂と
必要により無機ないし有機充填剤を溶解ないしは分散し
た溶剤を供給し、該粒状有機酸を被覆することを特徴と
する被覆粒状有機酸の製造方法に関する。即ち、噴流な
いしは転動装置に粒状有機酸を導入し、この装置を所定
温度に保持できるよう熱風などを吹き込みながら、所定
の物質を所定量含有する分散(溶)液を供給することに
より目的のものを製造することができる。以下にその製
造方法について詳しく述べる。
【0015】噴流装置ないし転動装置は従来公知のもの
を使用することができる。これらの装置については、例
えば、特公昭54ー3104号公報に開示されている。
図1に本発明で使用する噴流装置を示す。即ち、噴流塔
や転動槽本体に、熱風を送風するためのブロアー
(1)、被覆分散(溶)液を送液するための溶液ポンプ
(5)、及びスプレーノズル(6)、温度計(9)など
を取り付けた装置を準備する。該装置内に被覆しようと
する粒状有機酸(7)を導入し、ブロアー等から所定の
温度のガスを送風して装置内で粒状有機酸の噴流が安定
して起こるように調整する。装置内が所望の温度に到達
したら、スプレーノズルから所定の分散(溶)液を供給
することにより粒状有機酸の表面に被膜を形成させるこ
とができる。
【0016】粒状有機酸としては、上述したものが使用
できる。粒状有機酸の粒子径は最終製品の目標粒径、お
よび被膜の重量を勘案し、適宜設定すればよい。粒状有
機酸の形状は被覆物の性能に大きな影響を及ぼす可能性
があり、好ましくは真球状である。真球状からの逸脱が
大きいと、溶出性や力学的強度に悪影響を及ぼすことが
ある。次に、被膜を形成させるための分散(溶)液につ
いて説明する。本分散(溶)液は、熱可塑性樹脂および
/または熱硬化性樹脂と必要により無機ないし有機充填
剤、各種添加剤、その他添加剤およびこれらを溶解、分
散させた溶剤との混合物である。
【0017】熱可塑性樹脂および/または熱硬化性樹
脂、無機ないし有機充填剤、各種添加剤は上述したもの
と同じものを、かつ好ましい量使用することができる。
使用する溶剤は、熱可塑性樹脂を溶解する溶剤が好まし
い。好ましいものを例示するなら、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、メシチレンなどの芳香族系溶剤、ヘキサ
ン、ヘプタン、n−オクタン、2ーエチルヘキサン、2
ーエチルシクロヘキサンなどのパラフィン類、ジクロル
メタン、トリクロロメタン、テトラクロロメタン、トリ
クロロエチレン、テトラクロロエチレンなどの塩素化炭
化水素などが挙げられる。製造に供される上記分散
(溶)液は含まれるものが溶解ないしは分散されていれ
ばよい。かかる見地から本明細書においてはこれらの混
合物を「分散(溶)液」と記述した。本溶剤に対し、熱
可塑性樹脂は溶解することが好ましいが、無機ないし有
機充填剤は溶解しないで分散体として使用されることが
多い。
【0018】本発明における分散(溶)液の固型分濃度
は、1〜20重量%が好ましく、さらに好ましくは3〜
15重量%である。本分散(溶)液中の全固型分量は、
粒状有機酸100重量部につき、1〜30重量部であ
り、好ましくは3〜20重量%、さらに好ましくは3〜
15重量%である。被膜を形成させるに当たり、被膜形
成時の噴霧温度に特に制限はないが、通常、30℃以上
で、且つ、粒子同士の付着が起こらない温度が設定され
る。具体的には30〜150℃程度の範囲、さらに好ま
しくは30〜100℃の範囲は選ばれる。熱風は、有機
酸粒子を安定に転動ないしは噴流させ、かつ、上記温度
を維持するに必要な温度と風量に設定されるべきであ
る。これらの技術は従来公知の技術を応用することが可
能である。
【0019】本発明の被覆粒状有機酸はリン酸質肥料の
代替として使用することが出来る。特に、黒ボク土等火
山灰土壌では以前からの肥料の施肥により難溶性リン酸
塩が蓄積しており、このような地域に被覆粒状有機酸を
施肥をするとこれらの難溶性リン酸塩を可溶化するた
め、リン酸質肥料を施肥しなくともリン酸質肥料を施肥
した場合と同等もしくはそれ以上に良好な作物を収穫で
きる。本発明の被覆粒状有機酸は優れた力学的強度、溶
出コントロール性を有するため、徐放性を有する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例、及び比較
例を用いて本発明を更に具体的に説明する。なお、実施
例、比較例中の試験は下記の方法によった。 <溶出試験>10gの被覆粒状有機酸を200mlの脱
イオン水に浸漬し、25℃の恒温槽に保管した。一定時
間経過後に水に溶出した有機酸成分を紫外線検出器付高
速液体クロマトを使用して検出波長230nmにて濃度
を測定した。溶出率は、もとの被覆粒状有機酸に含まれ
ていた有機酸成分に対する溶出してきた成分の百分率で
表示する。
【0021】
【参考例1】<粒状エチレンジアミン4酢酸の製造>試
薬エチレンジアミン4酢酸2ナトリウム・2水塩100
重量部、リグニンスルホン酸ナトリウム塩(商品名:サ
ンエキスp252、日本製紙社製)3重量部をアイリッ
ヒ社製RV−02E型ミキサーに投入し、混合パン回転
数64rpm、アジテーター回転数420rpmで攪
拌、混合しながら純水を0.5重量部づつ数回に分けて
添加した。純水を合計6重量部添加した段階で数ミリの
粒が形成されたので混合を止め、中の粒を乾燥機に移
し、80℃で8時間乾燥させた。この粒を篩で篩い粒径
が2.35〜3.33mmの粒状エチレンジアミン4酢
酸塩56重量部を得た。他のものは2.35mm以下ま
たは3.33mm以上の粒であった。2.35〜3.3
3mmの粒中のエチレンジアミン4酢酸含量を高速液ク
ロで分析したところ2.55ミリモル/gであった。
【0022】
【参考例2】<粒状エチレンジアミン4酢酸・硫酸カリ
ウムの製造>試薬エチレンジアミン4酢酸2ナトリウム
・2水塩、肥料用硫酸カリウムの各々を奈良式粉砕器で
粉砕し1mm以下の微粉末にした。微粉末エチレンジア
ミン4酢酸50重量部、微粉末硫酸カリウム50重量
部、リグニンスルホン酸ナトリウム塩3重量部をアイリ
ッヒ社製RV−02E型ミキサーに投入し、混合パン回
転数64rpm、アジテーター回転数420rpmで攪
拌、混合しながら純水を0.5重量部づつ数回に分けて
添加した。純水を合計5重量部添加した段階で数ミリの
粒が形成されたので混合を止め、中の粒を乾燥機に移
し、80℃で8時間乾燥させた。この粒を篩で篩い粒径
が2.35〜3.33mmの粒状エチレンジアミン4酢
酸塩・硫酸カリウム38重量部を得た。この粒中のエチ
レンジアミン4酢酸含量を高速液クロで分析したところ
1.27ミリモル/gであった。
【0023】
【参考例3】<粒状クエン酸・尿素・硫酸カリウムの製
造>食品添加物用クエン酸無水塩、試薬クエン酸3ナト
リウム2水物、試薬硫酸カリウムの各々を奈良式粉砕器
で粉砕し1mm以下の微粉末にした。微粉末クエン酸無
水塩20重量部、微粉末クエン酸3ナトリウム2水塩3
0重量部、微粉末硫酸カリウム20重量部、試薬尿素3
0重量部、リグニンスルホン酸ナトリウム塩3重量部を
アイリッヒ社製RV−02E型ミキサーに投入し、混合
パン回転数64rpm、アジテーター回転数420rp
mで攪拌、混合しながら純水を0.5重量部づつ数回に
分けて添加した。純水を合計4重量部添加した段階で数
ミリの粒が形成されたので混合を止め、中の粒を乾燥機
に移し、80℃で8時間乾燥させた。この粒を篩で篩い
粒径が2.35〜3.33mmの粒状クエン酸・尿素
・、硫酸カリウム42重量部を得た。この粒中のクエン
酸含量を高速液クロで分析したところ2.00ミリモル
/gであった。
【0024】
【実施例1】図1に示す噴流装置を使用し下記の操作に
より被覆粒状有機酸(a)を製造した。即ち、ポリエチ
レン(商品名:サンテックM2270、旭化成工業
(株)製)1.44重量部、エチレン・酢酸ビニル共重
合体(商品名:エバフレックス310、三井デュポンポ
リケミカル(株)製)1.44重量部、およびノニオン
乳化剤(商品名:エマルゲンA−90、花王(株)製)
0.12重量部に157重量部のテトラクロルエチレン
を加え、該溶剤の沸点まで加熱リフラックスさせてポリ
エチレン、およびエチレン・酢酸ビニル共重合体を溶解
した。さらにこの溶液にタルク3重量部を加え、十分攪
拌して分散液を調整した。
【0025】参考例1で製造した粒状エチレンジアミン
4酢酸100重量部を噴流装置に投入し、熱風を送風し
て装置内の温度が70℃で安定な噴流状態を起こさせ
た。次に、上記で調製した分散液を送液ポンプによりス
プレーノズルから8分を要して噴流装置に供給した。こ
の間、噴流装置内は70±2℃となるよう熱風の温度を
調節した。その後、熱風を冷風に切り替え、35℃以下
になった時点で噴流装置から内容物を取り出した。製造
された被覆粒状有機酸は106重量部であり、供給され
た固形分のほぼ全量が、被覆されていることがわかっ
た。得られた被覆粒状有機酸を粉砕し、粒状エチレンジ
アミン4酢酸を水に溶解させる方法により被膜のみの重
量を測定した結果、被膜は粒状エチレンジアミン4酢酸
100重量部当たり6重量部が形成されていることがわ
かった。
【0026】得られた被覆粒状有機酸の溶出試験を測定
をした結果、溶出10日目のエチレンジアミン4酢酸
(以下「EDTA」と略記)の溶出率は2.4%、20
日目は15%、40日目は48%、60日目は72%、
80日目は85%、100日目は92%であった。この
被覆粒状有機酸(a)は約80日間に渡り徐々にEDT
Aを溶出させるものであることが明らかになった。
【0027】
【実施例2】ポリエチレン1.50重量部、エチレン・
酢酸ビニル共重合体1.50重量部に157重量部のテ
トラクロルエチレン、タルク3重量部を使用したことお
よび粒状有機酸として参考例2で製造したエチレンジア
ミン4酢酸・硫酸カリウム100重量部を使用した以外
は実施例1と同様の方法により被覆粒状有機酸(b)を
製造した。収量測定の結果、ほぼ全量が、被覆されてい
ることがわかった。得られた被覆粒状有機酸を粉砕し、
有機酸や硫酸カリを水に溶解させる方法により被膜のみ
の重量を測定した結果、被膜は粒状有機酸100重量部
当たり6重量部が形成されていることがわかった。
【0028】得られた被覆粒状有機酸の溶出試験を測定
をした結果、EDTAの溶出率は10日目で2.0%、
20日目で8%、40日目で20%、60日目で36
%、80日目で54%、100日目で68%、120日
目で75%、140日目で80%、180日目で89%
であった。また、カリ成分の溶出率を原子吸光光度法で
測定した結果、カリ成分の溶出率は20日目で10%、
60日目で40%、100日目で71%、140日目で
82%、180日目で89%であった。この被覆粒状有
機酸(b)は約140日間にわたり徐々にEDTAおよ
びカリ成分を溶出させるものであることが明らかになっ
た。
【0029】
【実施例3】ポリエチレン1.32重量部、エチレン・
酢酸ビニル共重合体1.68重量部に157重量部のテ
トラクロルエチレン、タルク3重量部を使用したことお
よび粒状有機酸として参考例3で製造したエチレンジア
ミン4酢酸・尿素・硫酸カリウム100重量部を使用し
た以外は実施例1と同様の方法により被覆粒状有機酸
(c)を製造した。収量測定の結果、ほぼ全量が、被覆
されていることがわかった。得られた被覆粒状有機酸を
粉砕し、有機酸、尿素や硫酸カリを水に溶解させる方法
により被膜のみの重量を測定した結果、被膜は粒状有機
酸100重量部当たり6重量部が形成されていることが
わかった。
【0030】得られた被覆粒状有機酸の溶出試験を測定
をした結果、クエン酸の溶出率は10日目で5.0%、
20日目で15%、40日目で33%、60日目で54
%、80日目で71%、100日目で80%、120日
目で88%、140日目で91%であった。カリ成分の
溶出率を原子吸光光度法で測定した結果、カリ成分の溶
出率は20日目で14%、60日目で55%、100日
目で81%、140日目で90%であった。また、尿素
成分をウレアーゼ分解−蒸留法により分析した結果、尿
素成分の溶出率は20日目で15%、60日目で58
%、100日目で82%、140日目で93%であっ
た。この被覆粒状有機酸(c)は約100日間にわたり
徐々にクエン酸、尿素およびカリ成分を溶出させるもの
であることが明らかになった。
【0031】
【実施例4】被覆粒状有機酸の効果を確認するため、リ
ン成分含有量の少ない砂質土に難溶性のリン酸塩である
リン酸アルミニウムを添加した土壌に実施例1で製造し
た被覆粒状有機酸(a)を混合し、イタリアンライグラ
スの栽培試験を行った。2mmの篩いでふるった砂質土
(フッ化水素酸分解法による全リン酸含量0.073m
g−P2 5 /1g−soil、Bray−2法による
可給態リン酸含量0.015mg−P2 5 /1g−s
oil)を1/5000aワグネルポットに詰め、表層
から5cmの層に窒素肥料として硫安を窒素としてポッ
トあたり0.2g、カリ肥料として塩化カリをK2 Oと
して0.2g、および難溶性リンとしてリン酸アルミニ
ウムをP2 5 として0.2g施用した。さらに、実施
例1で製造した被覆粒状有機酸(a)を1.2g表層か
ら5cmの層に施用した。被覆粒状有機酸中に含まれる
EDTAのモル数はリン酸アルミニウムのモル数と同量
である。その後、0.5gのイタリアンライグラスの種
子を直播した。6週間栽培後、イタリアンライグラスの
地上部の新鮮重を測定した。地上部新鮮重は40gであ
った。
【0032】
【比較例1】被覆粒状有機酸(a)を添加しなかった以
外は実施例4と同様な試験を行った。地上部新鮮重は2
8gであり、実施例4より少なかった。
【0033】
【比較例2】被覆粒状有機酸(a)の替わりに試薬のエ
チレンジアミン4酢酸2ナトリウム2水塩1.05g
(実勢例4と同モル数)を施用した以外は実施例4と同
様な試験を行った。地上部新鮮重は21gと少なく、葉
色も悪かった。
【0034】
【実施例5】被覆粒状有機酸の効果を確認するため難溶
性のリン酸を多く含む黒ボク土に実施例3で製造した被
覆粒状有機酸(c)を混合し、秋口から冬にかけて温室
内で小松菜の栽培試験を行った。2mmの篩いでふるっ
た黒ボク土(全リン酸含量2.6mgP2 5 /1g−
soil、可給態リン酸含量0.18mgP2 5 /1
g−soil)を1/5000aワグネルポットに詰
め、表層から10cmの層に実施例3で製造した被覆粒
状有機酸(c)6.2gを施用した。このとき施肥され
た窒素成分の量はNとして0.81g、カリ成分の量は
2 Oとして0.58gであった。また、施肥したクエ
ン酸が難溶性リン酸塩と反応して全量可給態リン酸とな
ると仮定すると、この量はP2 5 として0.72gに
相当する。
【0035】その後、小松菜の種子を20粒直播し、6
週間栽培後地上部新鮮重を測定し、根部を除去後、更に
同一ポットに施肥をせずに、小松菜を同量直播し、同様
な試験を行った。このようにして小松菜を連続して3回
栽培した。第1作目の小松菜の地上部新鮮重は184
g、第二回目の地上部新鮮重は176g、第三回目の地
上部新鮮重は174gであった。
【0036】
【比較例3】被覆粒状有機酸(c)の替わりに「ロング
NK203」100日タイプ(旭化成KK)4.2gを
施用した以外は実施例5と同様な試験を行った。この条
件での施肥された窒素成分量はNとして0.84g、カ
リ成分はK2 Oとして0.55g、リン成分は0.0g
であった。第一回目の地上部新鮮重は188g、第二回
目は156g、第三回目は122gであった。第三回目
の作物一部は葉色が濃く、リン酸欠乏症と思える症状を
見せたものもあった。第一回目は実施例5とほぼ同等の
収量であったが、第二回目第三回目は実施例5よりも少
なかった。
【0037】
【比較例4】被覆粒状有機酸(c)の替わりに「ロング
424」100日タイプ(旭化成KK)5.0gを施用
した以外は実施例5と同様な試験を行った。この条件で
の施用されたNは0.7g、K2 Oは0.7g、P2
5 は0.6gであった。第一回目の地上部新鮮重は18
3g、第二回目は175g、第三回目は168gであっ
た。各回の収量は実施例5よりも僅かに少なかった。
【0038】
【発明の効果】本発明の被覆粒状有機酸は作物に障害を
与えずに土壌中の難溶性リン酸塩を作物に吸収しやすい
形態に変化させるものであり、土中残存する難溶性リン
酸資源を活用する方法を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の製造法に使用できる噴流装置
の一例である。
【符号の説明】
1 ブロワー 2 オリフィス 3 加熱器 4 供給液 5 送液ポンプ 6 スプレーノズル 7 粒状有機酸 8 粒状有機酸投入口 9 温度計 10 排出口

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分子中に2ヶ以上のカルボキシル基を有
    する化合物を含む粒状物を樹脂で被覆した被覆粒状有機
    酸。
  2. 【請求項2】 分子中に2ヶ以上のカルボキシル基を有
    する化合物を単独または肥料と混合した粒状物を、熱可
    塑性の樹脂で被覆した被覆粒状有機酸。
  3. 【請求項3】 分子中に2ヶ以上のカルボキシル基を有
    する化合物を単独または肥料と混合して粒状に成型した
    粒状物を、熱可塑性の樹脂で被覆することを特徴とする
    被覆粒状有機酸の製造方法。
  4. 【請求項4】 分子中に2ヶ以上のカルボキシル基を有
    する化合物を含む粒状物を樹脂で被覆した被覆粒状有機
    酸をリン酸質肥料の代替として施肥する植物栽培法。
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