JPH11198993A - 容器の殺菌・洗浄機構 - Google Patents

容器の殺菌・洗浄機構

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JPH11198993A
JPH11198993A JP10002485A JP248598A JPH11198993A JP H11198993 A JPH11198993 A JP H11198993A JP 10002485 A JP10002485 A JP 10002485A JP 248598 A JP248598 A JP 248598A JP H11198993 A JPH11198993 A JP H11198993A
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JP
Japan
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container
mover
sterile water
valve
water
Prior art date
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Pending
Application number
JP10002485A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Asada
吉則 浅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Seikan Group Holdings Ltd
Original Assignee
Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Publication date
Application filed by Toyo Seikan Kaisha Ltd filed Critical Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 殺菌・洗浄機構に故障が発生した場合でも、
容器内を殺菌・洗浄する殺菌水または無菌水は停止する
ことなく噴射を継続できる殺菌・洗浄機構を提供する。 【解決手段】 回転しながら容器の殺菌・洗浄を行う形
式の殺菌・洗浄機構において、該殺菌・洗浄機構は、流
体が上方から下方に向けて供給される管体部分と、ほぼ
中央部で折り返して上方に向けて形成される噴射ノズル
を構成する管体部分からなり、流体が上方から供給され
る部分の管体に、その内部と外部に管体壁をはさんで互
いに磁気的に結合する一対の移動子が設けられたマグネ
ットバルブ機構が内蔵されており、その管体内部の上方
には、内部移動子の先端弁体と当接した時に流体の流動
が停止され、内部移動子の先端弁体が離脱した時に流体
の流通が開始される弁座が設けられていることを特徴と
する容器の殺菌・洗浄機構。マグネットバルブ機構の外
部移動子の上下動は、波形溝に係合したカムの作動に連
動して行われ、これと磁気的に結合した内部移動子が、
上方の弁座の開閉に関与する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチックボト
ル、びんなどの容器に、飲料水、ジュース、ウーロン
茶、ミルクコーヒーなどの各種飲料を充填するに先立っ
て行われる、容器の殺菌・洗浄機構に関するものであ
り、より詳しくは、装置稼働中に故障が発生しても、殺
菌水または洗浄水は停止することなく噴射を継続できる
容器の殺菌・洗浄機構に関するものであり、装置中に人
手が介在しない無菌充填系の殺菌・洗浄機構として有用
である。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】従来より、無菌充填系に
おける一連の工程は、容器の殺菌・洗浄→仕上げリンサ
ー(洗浄)→内容物充填→キャッピング工程に沿って行
われることが知られている。これらの工程は、通常、ク
ラス10,000に保たれたクリーンルーム内に区画さ
れたブース内において行われ、このブースはクラス10
0に保たれている。
【0003】無菌充填系においては、基本的に装置内に
は人手の介在はないものであるから、装置の一部に故障
が生じた場合でも、無菌充填系全体を停止させることな
く稼働させている。これは、稼働中に人手がライン上に
立ち入ることにより系が汚染されることを防ぐためであ
る。殺菌・洗浄系においても、殺菌剤で容器内を洗浄し
た後は、速やかに無菌水によって殺菌剤を完全に洗い流
して次の充填工程に容器を供給しなければならないもの
であるが、殺菌・洗浄機構に故障が発生した場合には、
殺菌水や洗浄水の供給・あるいは噴射が停止してしま
い、未殺菌の容器や殺菌剤が付着したままの容器が次工
程に供給されてしまうことになる。したがって、殺菌・
洗浄機構が故障した場合でも、容器は常に殺菌・洗浄が
継続的に行われることが必要になる。
【0004】本発明の目的は、容器の殺菌・洗浄機構に
おいて、不慮の故障が発生した場合でも、容器の殺菌水
または洗浄水を噴射し続ける容器の殺菌・洗浄機構を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために提案されたものであり、殺菌・洗浄機構の
マグネットバルブ機構に故障が発生し、バルブの作動が
停止した場合でも、殺菌水や洗浄水を送給する弁は開放
状態を維持するように構成した点に重要な特徴がある。
【0006】すなわち、本発明によれば、回転しながら
容器の殺菌・洗浄を行う形式の殺菌・洗浄機構におい
て、該殺菌・洗浄機構は、流体が上方から下方に向けて
供給される管体部分と、ほぼ中央部で折り返して上方に
向けて形成される噴射ノズルを構成する管体部分からな
り、流体が上方から供給される部分の管体の内部と外部
には管体壁をはさんで互いに磁気的に結合する一対の移
動子が設けられており、流体が供給される管体内部の上
方には、内部移動子の先端弁体と当接した時に流体の流
動が停止され、内部移動子の先端弁体が離脱した時に流
体の流通が開始される弁座が設けられていることを特徴
とする容器の殺菌・洗浄機構が提供される。ここでいう
流体とは、無菌水、温水、常温水、薬剤等の殺菌水また
は洗浄水を言う。
【0007】また、本発明によれば、前記磁気的な内部
移動子と外部移動子の連動が、外部移動子の壁面に形成
されたN極(S極)と、内部移動子の壁面に形成された
S極(N極)の磁気カップリングによるものである上記
容器の殺菌・洗浄機構が提供される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施例を説明する。本発明の容器の殺菌・洗浄機構を、無
菌水を用いたプラスチックボトルのリンサー(洗浄)機
構を例にとって説明する。
【0009】図1は、本発明の容器のリンサー機構1の
概略を示す断面図である。本発明のリンサー機構は、回
転軸11を中心として回転する回転テーブル13上に回
転軸から放射状に配置された流体供給管12によって無
菌水が送り込まれる。回転軸11に収束される流体供給
管12は無菌水の供給源(図示せず)に連結されてお
り、供給管1本当たり約10リットル/分の無菌水が供
給されている。流体供給管12の先端は、回転テーブル
13に埋設され、その先端が噴射ノズル19に連接され
ているマグネットバルブ機構3に連なっており、このマ
グネットバルブ機構において無菌水の流通・停止をコン
トロールする。
【0010】本発明におけるマグネットバルブ機構は、
無菌水が上方から供給される部分の管体の内部と外部に
管体壁をはさんで互いに磁気的に結合する一対の移動子
が設けられており、流体が供給される管体内部の上方に
は、内部移動子15の先端弁体bと当接した時に無菌水
の流動が停止され、内部移動子15の先端弁体bが離脱
した時に無菌水の流通が開始される弁座aが設けられて
いる。
【0011】マグネットバルブ機構の部分拡大図を図2
に示した。この図からもわかるように、内部移動子15
は、外部移動子14の垂直方向の移動に伴って上下に移
動し、上方に移動した時に先端の弁体bが弁座aと当接
し、無菌水の流通を停止させ、弁体が弁座aから離脱し
た時(b’の状態)に無菌水の流通が開始される。この
内部移動子15の壁面には、マグネットがN極とS極を
交互に付設されており、この内部移動子のマグネット
が、外部移動子の管体側の壁面に設けられたマグネット
(このマグネットは、内部移動子のマグネットのN極/
S極に対応してS極/N極が設けられている)と管体壁
をはさんで磁気的に結合しているために、内部移動子1
5は、外部移動子14の上下方向の移動に伴って上下
し、前記無菌水の流通・停止をコントロールする。
【0012】外部移動子の上下動は次の構成に基づいて
作動する。すなわち、外部移動子14の回転軸方向には
カムローラー16が突設されており、カムロラーの先端
は、回転軸11の周囲に同一半径で固定されている波形
の溝18を有するカム17に係合されている。カムを構
成する固定部は、回転テーブルの下方に位置する回転軸
11の周囲に摺動部材17”を介して構成されており、
カム固定部材17’によって支えられている。
【0013】したがって、外部移動子14に突設されて
いるカムローラー18は回転に伴って波形に形成された
カムの溝を誘導されるから、外部移動子は溝の上下の幅
の範囲で上下動することになり、外部移動子と磁気的に
結合している内部移動子もそれに伴って上下動し、上方
に移動した時に弁体bが弁座aと当接し無菌水の流通を
停止する。
【0014】本発明のマグネットバルブ機構において重
要なことは、無菌水の停止をコントロールする管内の弁
座aを内部移動子15の上方に形成したことにある。す
なわち、仮に、マグネットバルブを動かすカムの機構が
破損等により故障した時に、内部移動子15の弁体bが
内部移動子15の弁座aと当接状態、つまり、無菌水の
流通が停止状態であったとしても、マグネットバルブは
自重で下方向へ移動するために、無菌水の流通は継続さ
れ、これによってボトルへの無菌水の噴射が停止するこ
とはない。
【0015】マグネットバルブ機構の下方は、管体接続
部材24を用いて噴射ノズル19と連なっている。噴射
ノズルは、管体接続部材24によって接続されたやや下
の部分23で略U字状に折り返して上向きに構成され
る。この部分は、フレキシブルホースで構成されている
ことが好ましく、例えば、商品名「テフロン」製の管体
が好ましく用いられる。
【0016】噴射ノズル19は、回転テーブル13に形
成された孔を介して固定され、その先端を倒立状態で供
給されるボトルのネック内に進入した部位で開口するこ
とが好ましい。したがって、流体供給管12からマグネ
ットバルブ機構に導かれた無菌水は、マグネットバルブ
機構の弁の開閉によって噴射・停止を繰り返しながらノ
ズルの先端から無菌水を間欠的に噴射してボトルのリン
スを行うものである。ノズルからの無菌水の噴射・停止
は、カム機構によって行われ、洗浄後のボトルがボトル
グリッパー22’の位置に来た時に噴射が行われ、ボト
ルグリッパーが22の位置では、弁体bが弁座aに当接
して無菌水の供給を停止している。
【0017】前記回転テーブル13の周縁部には、正立
状態のボトルのネック部分をグリップし、180°回転
して容器を無菌水噴射口の先端部分に倒立状態で供給す
るボトルグリッパーが形成されている。図1において、
22で示されるボトルグリッパーは正立状態のボトルネ
ック部分をグリップした状態であり、22’の状態のボ
トルグリッパーは、噴射ノズルの先端に上記ボトルを倒
立状態で供給した状態を示している。このボトルグリッ
パーは、固定部21に180°回転自在に連接されてお
り、回転テーブルと同期して回転しながら、上記作動を
行う。
【0018】回転テーブル上のリンサーの設置数は、特
に限定されるわけではないが、通常、30ないし120
系統のリンサーが設置され、この時のテーブルの回転速
度は、2ないし7rpm程度である。
【0019】以上、本発明の殺菌・洗浄機構をリンサー
の場合を例にとって説明したが、この機構は薬剤等によ
る殺菌機構にも同様に使用できることは言うまでもな
い。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、無菌充填系における殺
菌・洗浄機構に不意の故障が生じた場合でも、装置内に
組み込まれたマグネットバルブ機構が殺菌水または洗浄
水を停止することがなく、容器が殺菌・洗浄されないで
装置内にとどまることのない、殺菌・洗浄機構が提供さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の殺菌・洗浄機構の断面を示す概要図で
ある。
【図2】本発明のマグネットバルブ機構部分の拡大断面
図である。 1 殺菌・洗浄機構 2 ボトル 3 マグネットバルブ機構 11 回転軸 12 流体供給管 13 回転テーブル 14 外部移動子(弁閉鎖状態) 14’ 外部移動子(弁開放状態) 15 内部移動子(弁閉鎖状態) 15’ 内部移動子(弁開放状態) 16 カムローラー 17 カム 17’ カム固定アーム 17” 回転軸にカムを固定するための摺動部材 18 カムの溝(弁閉鎖状態) 18’ カムの溝(弁開放状態) 19 噴射ノズル 20 噴射ノズル先端 21 ボトルグリッパー固定部 22 ボトルグリッパー 23 折り返し部 24 管体接続機構 a 管体内弁座 b 内部移動子弁体(弁閉鎖状態) b’ 内部移動子弁体(弁開放状態)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転しながら容器の殺菌・洗浄を行う形
    式の殺菌・洗浄機構において、該殺菌・洗浄機構は、流
    体が上方から下方に向けて供給される管体部分と、ほぼ
    中央部で折り返して上方に向けて形成される噴射ノズル
    を構成する管体部分からなり、流体が上方から供給され
    る部分の管体の内部と外部には管体壁をはさんで互いに
    磁気的に結合する一対の移動子が設けられており、流体
    が供給される管体内部の上方には、内部移動子の先端弁
    体と当接した時に流体の流動が停止され、内部移動子の
    先端弁体が離脱した時に流体の流通が開始される弁座が
    設けられていることを特徴とする容器の殺菌・洗浄機
    構。
  2. 【請求項2】 前記磁気的な内部移動子と外部移動子の
    連動が、外部移動子の壁面に形成されたN極(S極)
    と、内部移動子の壁面に形成されたS極(N極)の磁気
    カップリングによるものである請求項1記載の容器の殺
    菌・洗浄機構。
JP10002485A 1998-01-08 1998-01-08 容器の殺菌・洗浄機構 Pending JPH11198993A (ja)

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JP10002485A JPH11198993A (ja) 1998-01-08 1998-01-08 容器の殺菌・洗浄機構

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007167716A (ja) * 2005-12-19 2007-07-05 Asahi Breweries Ltd 洗浄方法
JP2010208693A (ja) * 2009-02-20 2010-09-24 Krones Ag 非接触式トルク発生を伴う容器の閉蓋装置
CN108015072A (zh) * 2016-11-01 2018-05-11 核工业北京地质研究院 一种玻璃样品瓶的自动清洗装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007167716A (ja) * 2005-12-19 2007-07-05 Asahi Breweries Ltd 洗浄方法
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030701