JPH11198726A - ミラー角度調整装置 - Google Patents

ミラー角度調整装置

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JPH11198726A
JPH11198726A JP1807198A JP1807198A JPH11198726A JP H11198726 A JPH11198726 A JP H11198726A JP 1807198 A JP1807198 A JP 1807198A JP 1807198 A JP1807198 A JP 1807198A JP H11198726 A JPH11198726 A JP H11198726A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 係合爪とアジャスタ雄ネジ部との接触長さは
長く採るようにする。また、係合爪の撓み剛性は高くな
り過ぎないようにする。 【解決手段】 アジャスタ1を支持する係合爪21を、
リングギヤ2の内径部側に複数本、等間隔状に、かつ、
円環状に設ける。この係合爪21の、その付け根部のと
ころに、係合爪21の長手方向に沿って形成されるもの
であって、所定の幅を有するスリット22を設ける。係
合爪21の先端部215を、アジャスタ1の雄ネジ部1
5の外周に沿うように円弧状にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用サイドドア
等に取付けられる電動ミラー装置に関するものであり、
特に、当該ミラーの首振り角度を調整するためのアジャ
スタの、その駆動部の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電動ミラー装置における、ミラー
の首振り角度調整のためのアジャスタ機構部は、例えば
図3に示すような構造となっている。このものは、電動
モータ(図示せず)によって回転駆動されるウォーム等
(図示せず)と係合するリングギヤ50と、当該リング
ギヤ50の内径側に設けられるものであってボルト状の
形態からなるアジャスタ10と、からなることを基本と
するものである。そして、このアジャスタ10の軸部の
ところには送りネジからなる雄ネジ部150が設けられ
るようになっているとともに、当該雄ネジ部150のと
ころは、上記リングギヤ50の内径側に設けられるもの
であって、円環状に設立された複数本の係合爪550と
噛み合うようになっているものである。このような構成
からなるものにおいて、上記電動モータの作動に伴なっ
て上記リングギヤ50が回転運動を始めると、これによ
って、上記アジャスタ10が直線方向(図3における上
下方向)に駆動されることとなる。その結果、上記アジ
ャスタ10の先端部に設けられたボールジョイント部1
10に接続されたミラー(図示せず)が駆動され、最終
的にミラーの反射面角度が調整されることとなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ものは、ボルト状のアジャスタ10を4本ないし5本の
係合爪550にて支えるようになっているものである。
すなわち、係合爪550の弾性力にて、上記アジャスタ
10を支えているものである。また、このような係合爪
550の先端部である上記アジャスタ10の雄ネジ部1
50と係合するところは、その形状が円弧状になってお
り、上記アジャスタ10の雄ネジ部150とは線接触を
するようになっているものである。このような線接触を
形成することにより、上記電動モータからの回転力がリ
ングギヤ50のところに伝達されて来ると、この回転力
は、上記係合爪550のところから上記アジャスタ10
の雄ネジ部150のところに円滑に伝達され、アジャス
タ10を、その上下方向に直線運動させることとなる。
このようなリングギヤ50側からアジャスタ10側への
運動伝達に当っては、上記係合爪550と雄ネジ150
との間における接触部の長さ、すなわち、線接触長さ
は、長ければ長い程良い。しかしながら、この線接触長
さを長く採ると、上記係合爪550自体の撓み剛性は、
一般に高くなる。そして、この撓み剛性があまり高くな
り過ぎると、ミラー角度を手動で調整する場合等、ミラ
ー側からの力が上記アジャスタ10側に入力して、上記
アジャスタ10の雄ネジ部150のところが、上記係合
爪550の先端部のところを乗り越えるように移動す
る、いわゆるクラッチ解除作動時に、上記係合爪550
の撓み剛性が逆に、その作動を阻害することとなる。そ
の結果、本係合爪550自体にへたり現象等の生ずるお
それがある。このような問題点を解決するために、上記
アジャスタと係合爪との間において、ある程度の線接触
長さを確保したうえで、係合爪には、所定の剛性と柔軟
性(弾力性)とをもたせるようにした係合爪及びアジャ
スタを有するミラー角度調整装置を提供しようとするの
が、本発明の目的(課題)である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては次のような手段を講ずることとし
た。すなわち、請求項1記載の発明においては、電動モ
ータ、当該電動モータにて駆動されるギヤ機構、及び当
該ギヤ機構と係合するとともに、その一端がミラー保持
用のピボットプレート等に連結され、これによって、上
記ミラーの角度調整が成されるアジャスタ等からなるミ
ラー角度調整装置に関して、上記ギヤ機構の一部を形成
するものであって、その外側には、上記電動モータから
の駆動力を受けるウォーム等と係合するギヤを有すると
ともに、内径側には上記アジャスタの雄ネジ部と係合す
る複数の係合爪を有するリングギヤの、その係合爪の付
け根部のところに、当該係合爪の撓み剛性を所定の値に
設定するためのスリットを設けるようにした構成を採る
こととした。
【0005】このような構成を採ることにより、本発明
のものにおいては次のような作用を呈することとなる。
すなわち、電動モータの作動によるミラーの角度調整に
当っては、まず、電動モータからの駆動力によって、リ
ングギヤが回転運動をし、これによって、本リングギヤ
の内径部側に設けられた係合爪の先端部のところが上記
アジャスタの雄ネジ部のところに係合して、当該雄ネジ
部の周りを、相対滑り運動をしながら回転運動をする。
このとき、上記雄ネジ部を有するアジャスタは、ミラー
の取り付けられるミラーホルダ等の裏面側に、その一端
が取り付けられ、自転運動が不可能なようになっている
ので、上記係合爪の回転運動によって、本アジャスタ
は、雄ネジ部のピッチあるいはリードに従って、直線運
動(上下運動)をすることとなる。このアジャスタの上
下方向への直線運動によって、ミラーの角度調整が行な
われることとなる。そして、このような電動モータから
の駆動力によるミラーの角度の調整作業においては、上
記アジャスタの雄ネジ部と係合爪の先端部とが、ある程
度の幅を有する円弧状先端部の、上記雄ネジ部のネジ山
部への接触によって、線接触が形成されるようになって
おり、従って、両者間においては円滑な力の伝達が行な
われることとなる。すなわち、電動モータからの回転運
動が上記アジャスタの上下方向への直線運動として円滑
に変換されることとなる。その結果、電動モータによる
ミラーの角度調整が円滑に行なわれることとなる。
【0006】一方、上記ミラーを手動調整する等、ミラ
ー側から上記アジャスタのところに力が伝達(入力)さ
れる場合には、アジャスタは、その先端部に設けられた
ミラーホルダ等への連結に供せられるボールジョイント
部側からの入力により、上方向または下方向に移動させ
られることとなる。このとき、本発明のものにおいて
は、雄ネジ部のネジ山部と係合する上記係合爪の、その
全体の撓み剛性が、あまり高くならないようになってい
るので、各係合爪は全体的に所定の弾性(バネ定数)を
有した柔軟性のある状態となっている。従って、上記ア
ジャスタに入力した、その軸方向の入力に対しては、上
記雄ネジ部の山のところが、上記係合爪の先端部のとこ
ろを押し拡げるように作動し、本雄ネジ部と係合爪先端
部との係合関係は、ラチェットの作動の如く、次の雄ネ
ジ部の山へと、円滑に移行することとなる。すなわち、
クラッチ解除機能が円滑に発揮されることとなる。この
ように、本発明のものにおいては、上記係合爪のところ
には無理な荷重(入力)等が作用せず、従って、本係合
爪には、へたり等の生ずるおそれが無い。
【0007】次に、請求項2記載の発明について説明す
る。このものも、その基本的な点は、上記請求項1記載
のものと同じである。その特徴とするところは、上記リ
ングギヤの一部を形成する係合爪を、上記アジャスタの
雄ネジ部と係合する先端部のところは所定の接触幅を有
するようにするとともに、その付け根部のところには、
当該係合爪の長手方向に伸びるように、かつ、所定の幅
を有するように形成されたスリットを設けるようにした
構成を採ることとしたことである。このような構成を採
ることにより、本発明のものにおいても、上記請求項1
記載のものと同様の作用を呈することとなる。すなわ
ち、電動モータからの回転駆動力は、上記リングギヤの
内径部側に設けられた係合爪を介してアジャスタの雄ネ
ジ部のところへと伝達されることとなる。そして、この
とき、上記アジャスタの雄ネジ部の周りには複数本の係
合爪が設けられているとともに、当該係合爪の先端部の
ところは、上記雄ネジ部の外周円に沿うように形成され
た円弧状となっていることより、本係合爪の先端部と上
記雄ネジ部のネジ山、あるいはネジ溝との間の係合は、
長い接触線をもって形成されることとなる。その結果、
上記リングギヤ側からの回転運動は、円滑に、上記アジ
ャスタの直線運動へと変換されることとなる。そして、
このとき、両者の接触長さは長く採られていることとな
るので、上記両者間の単位長さ当りの接触圧力は小さな
値に限定されることとなる。その結果、両者の接触部で
ある係合爪の先端部、あるいはアジャスタの雄ネジ部の
摩耗も小さな値に抑えられることとなる。
【0008】また、一方、上記ミラー側からの入力であ
る上記アジャスタの軸方向荷重に対する上記両者の係合
部におけるクラッチ解除作用に関しては、上記係合爪の
付け根部のところに所定の幅を有するスリットが設けら
れていることより、本係合爪の、その長手方向の撓み剛
性が所定の値に規制されることとなるので、本係合爪
は、あまり高い剛性を有せず、適度のバネ定数を有した
撓み性に優れた状態となっている。従って、上記係合爪
の先端部とアジャスタの雄ネジ部との係合は、簡単に外
れて、次のピッチへと移行することができる。また、こ
のような状態において、本係合爪は適度の弾力性を有す
るようになっているので、へたり等が生ぜず、クラッチ
解除作用に対する耐久性も確保されることとなる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
1及び図2を基に説明する。本発明の実施の形態に関す
るものの、その構成は、図1に示す如く、ミラー4と、
当該ミラー4を保持するミラーホルダ、あるいは上記ミ
ラー4の取付けられるミラーホルダ兼用のピボットプレ
ート3と、当該ピボットプレート3の首振り運動、すな
わち、ミラーの角度調整を行なうアジャスタ1と、当該
アジャスタ1の作動を制御するリングギヤ2と、からな
ることを基本とするものである。そして、このようなリ
ングギヤ2には、ウォーム(図示せず)等を介して、上
記電動モータ(図示せず)からの動力が伝達されるよう
になっているものである。
【0010】このような基本構成において、上記リング
ギヤ2の、その内径部側に設けられるアジャスタ1は、
図1に示す如く、ボルト状の形態からなるものである。
そして、当該アジャスタ1の上端部である、その先端部
のところには、上記ピボットプレート3の裏面側に設け
られた連結部35のところに連結されるボールジョイン
ト部11が設けられるようになっている。また、当該ボ
ールジョイント部11に連続するように軸部12が設け
られており、その軸部12の外周面には、螺旋状の送り
ネジからなる雄ネジ部15が設けられるようになってい
るものである。
【0011】そして、このような構成からなるアジャス
タ1は、図1に示す如く、その上端部に設けられた上記
ボールジョイント部11のところが上記ピボットプレー
ト3の裏面側に形成された連結部35のところに挿入さ
れることによって、上記ピボットプレート3の首振り運
動を駆動するようになっているものである。そして更
に、上記ボールジョイント部11に連続して設けられる
雄ネジ部15を有する軸部12のところは、電動モータ
(図示せず)によって回転駆動されるリングギヤ2の内
径部側に円環状に設けられた複数本の係合爪21にて支
持されるようになっているものである。これによって、
電動モータの回転により、上記リングギヤ2が回転運動
をすると、円環状に設けられた係合爪21の先端部21
5のところが、螺旋状の雄ネジ部15を有する上記アジ
ャスタ1を直線方向(図1の上下方向)に駆動すること
となる。なお、このようなアジャスタ1は、上記ミラー
4を上下方向及び左右方向にて調整することができるよ
うにするため、通常はピボット点を中心にして90°位
相の異なった状態に2個設けられるようになっているも
のである。
【0012】次に、このような構成からなるアジャスタ
1を、その内部に有するリングギヤ2について説明す
る。このリングギヤ2は、図1に示す如く、電動モータ
(図示せず)及びウォーム(図示せず)にて回転駆動さ
れるリング状のギヤ部25を、その外側に有するととも
に、本リングギヤ2の内径部側には、上記ボルト状のア
ジャスタ1を支持する複数本の係合爪21が円環状に設
けられるようになっているものである。
【0013】このような基本構成において、上記リング
ギヤ2の内径部側に設けられる係合爪21は、図2に示
す如く、リング状のギヤ部25の設けられる基盤となる
ものであって円環状のベース部255のところから、上
方に突出するように、4本ないし5本、等間隔状に設け
られるようになっているものである。そして、その上方
部のところには、所定の幅(D)を有するものであっ
て、内側に向かってフック状に形成されるとともに、上
記アジャスタ1の雄ネジ部15の外周に沿うように形成
された円弧状の先端部215が設けられるようになって
いるものである。また、このような先端部215を有す
る本係合爪21の、その付け根部のところには、所定の
幅(E)を有するスリット22が設けられるようになっ
ているものである。このスリット22は、本係合爪21
の、その長手方向に、所定の長さ(L)を有するように
形成されるものであって、これら長さ(L)及び幅
(E)を適宜選択することによって、本係合爪21の、
上記アジャスタ1への接触圧力を、適当な値に調整する
ことができるようになっているものである。すなわち、
本係合爪21のバネ定数を適宜選択することができるよ
うになっているものである。
【0014】次に、このような構成からなる本実施の形
態のものについての、その作用等について説明する。ま
ず、電動モータの作動によるミラー4の角度調整に当っ
ては、上記電動モータからの駆動力によってリングギヤ
2が回転運動をし、これによって、本リングギヤ2の内
径部側に設けられた係合爪21の先端部215のところ
が上記アジャスタ1の雄ネジ部15のところに係合し
て、当該雄ネジ部15の周りを、相対滑り運動をしなが
ら回転運動をする。このとき、上記雄ネジ部15を有す
るアジャスタ1は、ミラー4の取り付けられるミラーホ
ルダまたはピボットプレート3の裏面側に設けられた連
結部35のところに、その一端が取り付けられ、自転運
動が不可能なようになっているので、上記係合爪21の
回転運動によって、本アジャスタ1は、雄ネジ部15の
ピッチあるいはリードに従って、直線運動(上下運動)
をすることとなる。このアジャスタ1の上下方向への直
線運動によって、ミラー4の角度調整が行なわれること
となる。そして、このようなミラー4の角度調整作業に
おいて、上記アジャスタ1の雄ネジ部15と係合爪21
の先端部215との係合は、ある程度の幅(D)を有す
る円弧状先端部215の雄ネジ部15のネジ山部への接
触によって行なわれるようになっており、所定の長さを
有する線接触が形成されるようになっているものであ
る。従って、円滑な力の伝達が行なわれることとなり、
両接触部15、215における摩耗等が少ない状態に保
持されることとなる。また、電動モータからの回転運動
が上記アジャスタ1の上下方向への直線運動として円滑
に変換されることとなる。その結果、電動モータによる
ミラー4の角度調整が円滑に行なわれることとなる。
【0015】また、一方、上記ミラー4側からの入力で
ある上記アジャスタ1の軸方向荷重に対する上記両者の
係合部におけるクラッチ解除作用に関しては、上記係合
爪21の付け根部のところに、所定の幅を有するスリッ
ト22が設けられるようになっていることより、本係合
爪21の、その長手方向の撓み剛性があまり高い値を有
しないようになっているので、上記係合爪21の先端部
215とアジャスタ1の雄ネジ部15との係合は、容易
に外れて、次のピッチへと移行することとなる。すなわ
ち、本実施の形態のものにおいては、上記アジャスタ1
の雄ネジ部15の、そのネジ山部と係合する上記係合爪
21の、その全体の撓み剛性は、各係合爪21の付け根
部に設けられたスリット22の作用により、全体的に所
定のバネ定数を有した柔軟性のある状態となっている。
従って、上記アジャスタ1の、その軸方向への入力に対
しては、上記雄ネジ部15の山のところが、上記係合爪
21の先端部215のところを押し拡げるように作動
し、本雄ネジ部15と係合爪21の先端部215との係
合関係は、ラチェットの作動のように簡単に外れ、次の
雄ネジ部15の山と係合爪21の先端部215との係合
関係へと、円滑に移行することとなる。すなわち、クラ
ッチ解除機能が円滑に発揮されることとなる。このよう
に、本実施の形態のものにおいては、上記係合爪21の
ところには無理な力が作用せず、従って、本係合爪21
には、へたり等の生ずるおそれが無くなる。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、電動モータ、当該電動
モータにて駆動されるギヤ機構、及び当該ギヤ機構と係
合するとともに、その一端がミラー保持用のピボットプ
レート等に連結され、これによって、上記ミラーの角度
調整が成されるアジャスタ等からなるミラー角度調整装
置に関して、上記ギヤ機構の一部を形成するものであっ
て、その外側には、上記電動モータからの駆動力を受け
るウォーム等に係合するギヤ部を有するとともに、内径
側には上記アジャスタの雄ネジ部と係合する複数の係合
爪を有するリングギヤの、その係合爪の付け根部のとこ
ろに、当該係合爪の撓み剛性を所定の値に設定するため
のスリットを設けるようにした構成を採ることとしたの
で、アジャスタの雄ネジ部と係合爪の先端部との両者の
接触長さを長く確保したうえで、両者間の接触圧力を小
さな値にすることができるようになった。その結果、両
者の接触部である係合爪の先端部、あるいはアジャスタ
の雄ネジ部の摩耗量を小さな値に抑えることができるよ
うになった。また、上記係合爪は適度の柔軟性を有する
ように形成されているので、へたり等が生ぜず、クラッ
チ解除作用に対する耐久性を向上させることができるよ
うになった。
【0017】また、両者の係合は、長い接触線をもって
形成されるようになっているので、電動モータ及びリン
グギヤ側からの回転運動は、円滑に、上記アジャスタの
直線運動へと変換されるようになり、ミラーの角度調整
が円滑に行なわれるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成を示す縦断面図である。
【図2】本発明の主要部を成す係合爪周りの構成を示す
斜視図である。
【図3】従来例の全体構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 アジャスタ 11 ボールジョイント部 12 軸部 15 雄ネジ部 2 リングギヤ 21 係合爪 215 先端部 22 スリット 25 ギヤ部 255 ベース部 3 ピボットプレート 35 連結部 4 ミラー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動モータ、当該電動モータにて駆動さ
    れるギヤ機構、及び当該ギヤ機構と係合するとともに、
    その一端がミラー保持用のピボットプレート等に連結さ
    れ、これによって、上記ミラーの角度調整が成されるア
    ジャスタ等からなるミラー角度調整装置において、上記
    ギヤ機構の一部を形成するものであって、その外側に
    は、上記電動モータからの駆動力を受けるウォームに係
    合するギヤ部を有するとともに、内径側には上記アジャ
    スタの雄ネジ部と係合する複数の係合爪を有するリング
    ギヤの、その係合爪の付け根部のところに、当該係合爪
    の撓み剛性を所定の値に設定するためのスリットを設け
    るようにしたことを特徴とするミラー角度調整装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のミラー角度調整装置にお
    いて、上記係合爪を、上記アジャスタの雄ネジ部と係合
    する先端部のところは所定の接触幅を持たせるようにす
    るとともに、その付け根部のところに設けられるスリッ
    トの形状を、上記係合爪の長手方向に向かって伸びるよ
    うに形成されるものであって、所定の幅を有するように
    したことを特徴とするミラー角度調整装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109789834A (zh) * 2016-09-20 2019-05-21 株式会社东海理化电机制作所 车辆用视觉辨认装置

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