JPH11198389A - インクジェット印字ヘッド用拭き取りシステム - Google Patents

インクジェット印字ヘッド用拭き取りシステム

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JPH11198389A
JPH11198389A JP30728798A JP30728798A JPH11198389A JP H11198389 A JPH11198389 A JP H11198389A JP 30728798 A JP30728798 A JP 30728798A JP 30728798 A JP30728798 A JP 30728798A JP H11198389 A JPH11198389 A JP H11198389A
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JP
Japan
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wiper
wiping
blade
ink
printhead
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Pending
Application number
JP30728798A
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English (en)
Inventor
John H Dion
ジョン・エイチ・ディオン
Alan Shibata
アラン・シバタ
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HP Inc
Original Assignee
Hewlett Packard Co
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Prevention or detection of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • B41J2/16517Cleaning of print head nozzles
    • B41J2/16535Cleaning of print head nozzles using wiping constructions
    • B41J2/16544Constructions for the positioning of wipers

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 印字ヘッドおよび印刷機構の寿命期間にわた
り、鮮明な画像を印刷することを可能にするインクジェ
ット印字ヘッド用拭き取りシステムを提供する。 【解決手段】 本発明の、インクジェット印刷機構のイ
ンクジェット印字ヘッドを清掃するための二重ブレード
拭き取りシステム(100) は、それを通してインクを放出
するオリフィス板を、子ブレード(110) により拭き取る
とともに、オリフィス板に隣接するチーク領域を含む印
字ヘッド全域を、親ブレード(120) により拭き取る。両
ブレード(110、120)は、プラットフォーム(102) 上に形
成される。プラットフォムは、休止位置と、印字ヘッド
から前記両ブレードによりインク残滓を清掃する拭き取
り位置との間を移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般にインクジェ
ット印刷機構に関し、更に詳細に記せば、オリフィス板
に隣接する印字ヘッドの側面領域を含む印字ヘッド全体
を、「親ブレード(big-brother blade) 」を用いて拭き
ながら、インク放出ノズルが貫通形成されているオリフ
ィス板を「子ブレード(little-brother blade)」により
個別に拭き取る、インクジェット印字ヘッドを清掃する
ための二重ブレード・ワイパー・システムに関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット印刷機構は、一般にここ
では「インク」という、液体着色剤の滴をページ上に放
出する、しばしば「ペン」と言われる、カートリッジを
使用している。各ペンはそれを通してインク滴を発射す
る非常に小さいノズルが形成されている印字ヘッドを備
えている。画像を印刷するのに、印字ヘッドは、ページ
を横断して前後に推進され、それが移動するにつれて、
インク滴を所要パターンを成して放出する。印字ヘッド
内の特定のインク放出機構は、圧電または感熱印字ヘッ
ド技術を使用するもののような、当業者に公知の多様な
異なる形態を取ることができる。例えば、初期の二つの
感熱インク放出機構は米国特許第5,278,584 号および第
4,683,481 号に示されている。感熱システムでは、イン
ク溝および蒸発室を備えた障壁層がノズル・オリフィス
板と基板層との間に設けられている。この基板層は通
常、抵抗器のようなヒータ要素の線形配列を備え、これ
が付勢されて蒸発室内のインクを加熱する。加熱される
と、付勢された抵抗器に関連するノズルからインク滴が
放出される。印字ヘッドがページを横断して移動するに
つれて抵抗器を選択的に付勢することにより、インクが
パターンを成して印刷媒体上に放出され、所要画像(た
とえば、絵、チャート、または文字列)を形成する。
【0003】印字ヘッドを清掃し保護するのに、通常
「サービスステーション(servicestation)」機構をプリ
ンタ・シャーシにより支持し、印字ヘッドを保守のため
ステーションへと移動できるようにしている。保管のた
め、または非印刷期間中、サービスステーションは普
通、印字ヘッド・ノズルを汚染物および乾燥から実質的
に封止するキャッピング・システムを備えている。ポン
プ装置に接続され印字ヘッドに真空を引くような、プラ
イミング(priming) を容易にするための幾つかのキャッ
プも設計されている。動作中、印字ヘッドの詰まりを、
「スピッティング(spitting)」と言われるプロセスで多
数のインク滴を各ノズルから発射することにより除去
し、廃インクをサービスステーションの「スピツーン(s
pittoon)」型貯蔵容器部分に集める。スピッティングの
後、または印刷中時々、殆どのサービスステーション
は、印字ヘッドの表面を拭いてインク残滓の他、紙埃ま
たは印字ヘッドに集まった他の屑を除去するエラストマ
・ワイパーを備えている。拭き取り動作は普通、印字ヘ
ッドおよびワイパーの相対移動により行なわれ、例えば
ワイパを横切るように印字ヘッドを移動させる、または
印字ヘッドを横切るようにワイパーを移動させる、また
は印字ヘッドおよびワイパー双方を移動させる等により
なされる。
【0004】印刷画像の明瞭度およびコントラストを向
上させるのに、最近の研究はインク自身を改善すること
に重点を置いてきている。より暗い黒および更に生き生
きした色で、より速い、更に耐水性の良い印刷を得るの
に、顔料主体のインクが開発されている。これら顔料主
体インクは、初期の染料主体インクより高い固形物含有
量を有し、新しいインクについて一層高い光学濃度を生
ずる。二つの形式のインクは共に急速に乾き、これによ
りインクジェット印刷機構に、入手しやすく廉価な普通
紙上の他、最近開発された特殊コート紙、トランスペア
レンシ、織物、および他の媒体上にも高品質画像を形成
させる。
【0005】インクジェット産業が新しい印字ヘッド装
置を研究するにつれて、業界で「軸外(off-axis)」プリ
ンタと呼ばれているものに用いられている、永久的また
は半永久的印字ヘッドが使用される傾向に向かってい
る。「軸外」システムでは、印字ヘッドは、小さいイン
ク供給源だけを印刷領域を横断して運び、この供給源を
プリンタ内の遠隔静止位置に設置した「軸外」貯蔵容器
からインクを配給する管により補充する。これら永久的
または半永久的印字ヘッドは小さいインク供給源だけを
運ぶから、それらは従来のもの、すなわち取り替え可能
カートリッジより幅が狭い構造になっている。印字ヘッ
ドが狭いと「フットプリント(footprint) 」が小さい、
狭い印刷機構が得られ、したがって、使用中印刷機構を
収容するのに必要な卓上空間が少なくなる。狭い印字ヘ
ッドは普通、小さく軽いので、小さい往復台、軸受、お
よび駆動モータを使用することができ、消費者にとって
一層経済的な印刷装置が得られる。
【0006】軸外印刷システムに関連して多様な長所が
存在するが、永久的または半永久的である印字ヘッド
は、保守点検について、特にインク残滓を印字ヘッドか
ら拭き取ることに関して特別の考慮が必要である。この
拭き取りを、印字ヘッドの寿命を減らす可能性のある磨
耗なしに、またペンを往復台整列基準から脱落させる可
能性のある過大な力を用いずに行なわねばならない。
【0007】これまでは、印字ヘッド・ワイパーは、エ
ラストマ材料から作られた単一または二重ワイパー・ブ
レードであった。通常、印字ヘッドは、ワイパーを横断
して印字ヘッドの走査軸に平行な方向に移動する。一つ
のプリンタでは、ワイパーは、印字ヘッドの走査軸に垂
直な軸の周りを回転して拭いていた。現在、殆どのイン
クジェット・ペンは、走査軸に垂直な二つの線形配列を
成して整列しているノズルを備えている。これら初期の
拭き取り方法を使用すれば、ノズルの最初の1列が拭か
れてから、他の列のノズルが拭かれる。この第1世代の
ワイパーは、取り替え可能カートリッジ用に開発された
もので、通常長方形の拭き取り先端を有し、側面に対す
る抜けこう配(draft angle) の無い単一エラストマ・ブ
レードを使用している。用語「抜けこう配」は、成形業
者には周知であり、部品が、部品を成形型から分離しや
すくするためわずかな角度を付けて作られることであ
る。これら初期の拭き取り方法は、通常の染料主体のイ
ンクについては満足であることを立証したが、残念なが
ら、新しい速乾性顔料インクについては受容されなかっ
た。
【0008】顔料主体インクに適する一つのサービスス
テーション装置は、最初にヒューレット・パッカード・
カンパニーの850C型および855C型DeskJet カラー・イン
クジェット・プリンタで販売され、後に820C型および87
0C型DeskJet カラー・インクジェット・プリンタで販売
された回転装置であった。この回転装置は、ワイパー、
プライマー(primer)、およびキャップをモータ作動タン
ブラに取付けていた。これらペンは、直交拭き取り法を
使用して拭かれた。直交拭き取り法では、ワイパーが線
形ノズル配列に沿って移動し、インクを配列に沿って一
つのノズルから次のノズルにウイッキング(wicking) し
て溶媒として働かせ、ノズル板に蓄積したインク残滓を
分解する。この回転サービスステーションは、このウィ
ッキング作用および続くオリフィス板の清掃を容易にす
るのに各ワイパー・ブレード先端に特殊な輪郭を付けた
二重ワイパー・ブレード・システムを使用していた。
【0009】取り替え可能カートリッジを使用する他の
二つの初期の印刷機構は、本発明の譲受人であるカリフ
ォルニア州パロ・アルトのヒューレット・パッカード・
カンパニーにより販売された690C型および693C型DeskJe
t インクジェット・プリンタである。このシステムは、
染料主体のカラー・インクおよび染料主体のカラー・イ
ンクとは違うサービスを必要とする顔料主体の黒インク
を使用していた。この初期の画像システムでは、ワイパ
ーは、剛い直立輪郭を有し、各々がばね負荷アームに取
付けられて、印字ヘッドを損傷することのある過大な拭
き取り力を避けていた。両ワイパーは同じ支持プラット
フォームに取付けられ、往復台に設置された二つのピン
を同時に拭いていた。
【0010】所要のインク滴サイズおよび軌道を維持す
るには、印字ヘッド・ノズルの周りの区域を適度にきれ
いにしておかねばならない。乾いたインクや紙繊維はし
ばしば、特にワイド3色ペンの場合に、ノズル板および
ノズル板に隣接するチーク区域(cheek area)に固着し、
除去しなければ印刷品質欠陥を生ずる。ノズル板を拭く
と余分のインクだけが除去され、他の残滓はノズル・オ
リフィスの近くに蓄積し、チーク領域が拭かれないまま
になり、少量の埃、紙繊維、および他の屑が集積する。
このチーク領域の屑は印字ヘッドによって印刷画像を横
断して移動し、印刷したインクを汚し、印刷品質を低下
させ、「繊維トラッキング」として知られる問題を生ず
る。
【0011】この繊維トラッキングの問題を処理するの
に、直交拭き取り行程を使用する直進移動拭き取りシス
テムが最初ヒューレット・パッカード・カンパニーによ
り890C型DeskJet インクジェット・プリンタとして販売
された。3色カートリッジ印字ヘッドを拭くのに、この
システムでは一対の補助「チーク・ワイパー」(設計者
により「マッド・フラップ」と言われることもある)
を、二重ブレード・オリフィス板ワイパーに隣接して、
ワイパースレッド(wiper sled)に取付けていた。このプ
リンタでは黒印字ヘッド用チーク・ワイパーは設けられ
ず、黒ペン用に二重ブレード・オリフィス板ワイパーを
使用するだけであった。したがって、このシステムは、
全部で6個の個別ブレードをステンレスばね鋼の枠にモ
ールドして拭き取り/マッド・フラップ組立体を形成
し、カラー・オリフィス板用の2つのブレード、マッド
・フラップ用の2つのブレード、および黒オリフィス板
用の2つのブレード、がすべて2つのペンだけにサービ
スしていた。多数のワイパー・ブレードは、工具費用に
関してばかりでなく、これらすべてのブレードを、ブレ
ードの抜けこう配を1°にしてさえ、成形型からユニッ
トとして取り出すのは困難であることにより成形を高価
にしていた。ブレードを成形型から取り外す際の困難
は、スクラップの割合を高く、したがって、具合よく作
られた部品の価格を増大させ、これによりプリンタ全体
の価格を増大させた。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の一局面によれ
ば、インクジェット印刷機構のインクジェット印字ヘッ
ドを清掃するための二重ブレード拭き取りシステムが提
供され、印字ヘッドはそれを通してインクを放出するオ
リフィス板を有し、拭き取りシステムは少なくとも一つ
のチーク領域により区切られている。二重ブレード拭き
取りシステムは、オリフィス板および側面領域を共に拭
くのに十分に広い幅のある第1のワイパー・ブレードを
備えている。二重ブレード拭き取りシステムはまた、オ
リフィス板だけを拭くのに十分に広い幅のある第2のワ
イパー・ブレードを備えている。可動プラットフォーム
が第1および第2のワイパー・ブレードを共に支持して
休止位置とインク残滓を印字ヘッドから第1および第2
のワイパー・ブレードでそれらの間の相対移動らより清
掃するための拭き取り位置との間を移動する。
【0013】本発明の更に他の局面によれば、印字ヘッ
ドのオリフィス板およびチーク領域を共に横断して同時
に拭くのに十分に広い幅のある広いワイパー・ブレード
を備えている他の拭き取りシステムが提供されている。
この拭き取りシステムも、広いワイパー・ブレードを支
持して休止位置とインク残滓を印字ヘッドから広いワイ
パー・ブレードでそれらの間の相対移動により清掃する
ための拭き取り位置との間を移動する可動プラットフォ
ームを備えている。
【0014】本発明の更に他の局面によれば、インクジ
ェット印刷機構の第1および第2のインクジェット印字
ヘッドを清掃するための拭き取りシステムが提供されて
いる。各印字ヘッドは、それによりインクを放出するオ
リフィス板を備え、少なくとも一つのチーク領域により
区切られている。拭き取りシステムは、第1の印字ヘッ
ドのオリフィス板およびチーク領域を共に拭くのに十分
に広い幅のある広いワイパー・ブレード、および第1の
印字ヘッドのオリフィス板だけを拭くのに十分に広い幅
のある狭いワイパー・ブレード、を備えた第1の二重ブ
レード・ワイパー組立体を備えている。拭き取りシステ
ムはまた、第2の印字ヘッドのオリフィス板およびチー
ク領域を共に拭くのに十分に広い幅のある広いワイパー
・ブレード、および第2の印字ヘッドのオリフィス板だ
けを拭くのに十分に広い幅のある狭いワイパー・ブレー
ド、を備えた第2の二重ブレード・ワイパー組立体を備
えている。この拭き取りシステムはまた、第1および第
2のワイパー組立体双方の広いワイパー・ブレードおよ
び狭いワイパー・ブレードを支持して休止位置とインク
残滓を第1および第2の印字ヘッドからそれぞれの第1
および第2のワイパー組立体でそれらの間の相対移動に
より清掃するための拭き取り位置との間を移動する可動
プラットフォームを備えている。
【0015】本発明の更に他の局面によれば、インクジ
ェット印刷機構に上述のような印字ヘッド拭き取りシス
テムを設けることができる。
【0016】本発明の全体としての目標は、印字ヘッド
および印刷機構の寿命期間にわたり、特に速乾性の顔料
主体および染料主体のインクを使用するとき、および好
適には軸外システムから配給されるとき、鮮明な生き生
きした画像を印刷するインクジェット印刷機構を提供す
ることである。
【0017】本発明の他目標は、インクジェット印刷機
構の印字ヘッドを清掃して印字ヘッドの寿命を伸ばすこ
とである。
【0018】本発明のなお他の目標は、インクジェット
印刷機構の印字ヘッドを初期のシステムより製造しやす
い、少ない部品を有するシステムで清掃し、したがって
消費者に確実で、廉価なインクジェット印刷装置を与え
る印字ヘッド拭き取りシステムを提供することである。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に従って構成され
た、ここでは「軸外」インクジェット・プリンタ20とし
て図示してある、インクジェット印刷機構の一実施形態
を示したものであり、この印刷機構は、産業、オフィ
ス、家庭、または他の環境で営業報告書、通信文、小型
出版物などを印刷するのに使用することができる。多様
なインクジェット印刷機構を市場で入手できる。たとえ
ば、本発明を具体化することができる印刷機構の幾つか
には、例を挙げれば、プロッタ、携帯用印刷装置、複写
機、カメラ、ビデオ・プリンタ、およびファクシミリ機
械の他に、複合ファクシミリ/プリンタのような様々な
組合せ装置がある。便宜上、本発明の概念をインクジェ
ット・プリンタ20の環境で例示する。
【0020】プリンタの構成要素は、型式ごとに変わる
ことがあるのは明らかであるが、通常のインクジェット
・プリンタ20は、ハウジング、ケーシング、または外囲
器(enclosure) 24に囲まれた、通常プラスチック材料か
ら作られる枠またはシャーシ22を備えている。印刷媒体
のシートは、媒体ハンドリング・システム26により印刷
領域25を通して送られる。印刷媒体は、紙、厚紙、スラ
イド、写真用紙、織物、マイラ、などのようなどんな形
式の適切なシート材料でもよいが、便宜上、例示実施形
態を印刷媒体として紙を使用して説明する。媒体ハンド
リング・システム26は、印刷前の紙シートを貯蔵するた
めの送りトレイ28を備えている。ステッパ・モータおよ
び駆動歯車組立体(図示せず)により駆動される一連の
通常の紙駆動ローラを使用して印刷媒体を入力供給トレ
イ28から印刷領域25を通って、印刷後、図1に後退(ret
racted) または休止(rest)位置に示してある、一対の突
出出力乾燥翼部材30の上に移動させる。翼30は、新しく
印刷されたシートを、出力トレイ部分32で乾燥中の先に
印刷されたシートの上に一時的に保持してから、翼30
は、側方に後退して新しく印刷されたシートを出力トレ
イ32の中に落とす。媒体ハンドリング・システム26は、
手紙、A−4、封筒などの色々な大きさの印刷媒体に適
応するための、滑り長さ調節レバー34、滑り幅調節レバ
ー36、および封筒送りポート38のような、一連の調節機
構を備えることができる。
【0021】プリンタ20は、通常はパーソナル・コンピ
ュータ(図示せず)のようなコンピュータであるホスト
装置から指令を受ける、マイクロプロセッサ40として概
略図示した、プリンタ制御器を備えることもできる。プ
リンタ制御器40は、ケーシング24の外部に設置されたキ
ーパッド42により供給されるユーザ入力に応答して動作
することもできる。コンピュータ・ホストに結合された
モニタを使用して、プリンタ状態またはホスト・コンピ
ュータで実行中の特定のプログラムのような視覚情報を
表示することができる。パーソナル・コンピュータ、そ
の入力装置、キーボードおよび/またはマウス装置のよ
うな、その入力装置、およびモニタは、当業者には周知
である。
【0022】往復台案内棒44がシャーシ22により支持さ
れ、軸外インクジェット・ペン往復台システム45を滑動
可能に支持して走査軸46に沿って印刷領域25を横断して
前後に走行させる。往復台45は、案内棒44に沿って一般
に矢印48により示したように、ハウジング24の内部に設
置されたサービス領域内にも推進される。通常の往復台
駆動歯車とDC(直流)モータ組立体を結合して、通常
の仕方で往復台45に固定することができる無端ベルト
(図示せず)を駆動することができ、DCモータが制御
器40から受取った制御信号に応答して動作し、DCモー
タの回転に応答して往復台45が案内棒44に沿って歩進す
る。往復台位置フィードバック情報をプリンタ制御器40
に与えるには、通常のエンコーダ・ストリップを印刷領
域25の長さに沿ってサービスステーション域48の上方に
延長し、印字ヘッド往復台45の裏面に取付けた通常の光
学エンコーダ・リーダでエンコーダ・ストリップにより
与えられる位置情報を読むことができる。エンコーダ・
ストリップ・リーダにより位置フィードバック情報を与
える仕方を当業者に既知の多様な別々の仕方で行なうこ
とができる。
【0023】印刷領域25で、媒体シート34は、図2に概
略図示したように、インクを、黒インク・カートリッジ
50および3個の単色カラー・インク・カートリッジ52、
54、56のような、インクジェット・カートリッジから受
取る。カートリッジ50〜56は、業界ではしばしば「ペ
ン」とも言われる。黒インク・ペン50をここでは、顔料
主体インクが入っているとして説明する。例示カラー・
ペン52〜56に顔料主体インクを入れることができるが、
例示の目的で、カラー・ペン52〜56を各々にそれぞれ、
シアン、マゼンタ、および黄色の染料主体インクが入っ
ているとして説明する。パラフィン主体インクの他、染
料および顔料双方の特性を持つハイブリッドまたは複合
インクのような、他の形式のインクをペン50〜56に使用
できることも明らかである。
【0024】例示したペン50〜56は各々、インクの供給
品を貯蔵するための、「軸外」インク配給システムと言
われている小さい貯蔵容器を備えており、これは印字ヘ
ッドが走査軸46に沿って印刷領域25の上方を往復すると
き、各ペンがインク供給品全体を運ぶ貯蔵容器を備えて
いる取り替え可能カートリッジ・システムとは対照的で
ある。したがって、取り替え可能カートリッジ・システ
ムを「軸上」システムと考えることができるのに対し
て、主インク供給品を印刷領域走査軸から遠く離れた静
止位置に貯蔵するシステムを「軸外」システムという。
例示した軸外プリンタ20では、各印字ヘッドに対する各
カラーのインクは、導管または配管システム58により一
群の主静止貯蔵容器60、62、64、66からそれぞれ、ペン
50、52、54、56の盤上貯蔵容器に配給される。静止また
は主貯蔵容器60〜66は、プリンタ・シャーシ22により支
持された容器68に貯蔵されている取り替え可能のインク
供給品である。各ペン50、52、54、56は、インクを選択
的に放出して印刷領域25で媒体シート上に画像を形成す
る、印字ヘッド70、72、74、76をそれぞれ備えている。
印字ヘッド70〜76を清掃することに関するここに開示し
た概念は、全体的に取り替え得るインクジェット・カー
トリッジの他、例示した軸外半永久的または永久的印字
ヘッドにも等しく適用されるが、例示システムの最大の
利益は、印字ヘッドの寿命の延長が特に望まれる軸外シ
ステムで実現できることである。
【0025】印字ヘッド70、72、74、76は各々、当業者
に公知の仕方でそれを貫通して形成された複数のノズル
を有するオリフィス板を備えている。各印字ヘッド70〜
76のノズルは、通常、オリフィス板に沿って少なくとも
一つの、ただし通常は二つの線形配列を成して形成され
ている。したがって、用語「線形」をここに使用するか
ぎり、「ほぼ線形」または実質的に線形と解釈すること
ができ、互いにわずか偏っている、例えばジグザグ配置
を成す、ノズル配置を含むことができる。各線形配列は
通常、走査軸46に垂直な長手方向に整列し、各配列の長
さが印字ヘッドの単一パスに対する最大画像幅を決定す
る。例示した印字ヘッド70〜76は、感熱インクジェット
印字ヘッドであるが、圧電印字ヘッドのような他の形式
の印字ヘッドを使用することができる。感熱印字ヘッド
70〜76は通常ノズルに関連する複数の抵抗器を備えてい
る。所定の抵抗器を付勢すると、ガスの泡が形成され、
これは、ノズルの下の印刷領域25で、インク滴をノズル
から紙シート上に放出する。印字ヘッド抵抗器は、制御
器40から印字ヘッド往復台45までの多芯ストリップ78に
より伝えられる発射命令制御信号に応答して選択的に付
勢される。
【0026】図2は、本発明に従って構成された二重ブ
レード拭き取りサービスステーション80の一形態を示
す。サービスステーション80は、プリンタのケーシング
24の内部にあるサービス領域48にプリンタ・シャーシ22
により支持されている枠82を備えている。ペン50〜56の
印字ヘッド70〜76にサービスするために、サービスステ
ーション80は、サービスステーション枠82により支持さ
れた可動プラットフォームを備えている。ここで、サー
ビス用プラットフォームを、例示実施形態では印字ヘッ
ド走査軸46に平行な軸84の周りを、矢印83により示した
ように回転するために、サービスステーション枠82に軸
受またはブッシュ(図示せず)により支持された回転部
材として図示してある。例示した回転部材は、通常のサ
ービスステーション・モータおよび駆動歯車組立体(図
示せず)により駆動される駆動歯車86を備えることがで
きるタンブラ本体(tumbler body)85を備えることができ
る。タンブラ85は、キャッピング組立体88のような一連
のサービス構成部品を印字ヘッド70〜76にサービスする
位置に移動させる。キャッピング組立体88は、各印字ヘ
ッド70〜76を封止するための4個の別個のキャップを備
えていることが好ましいが、図2には、一つのキャッピ
ング装置だけが見えている。タンブラ85を、図2に双頭
矢印により示したように、垂直方向に移動させるために
サービスステーション枠82に取付けてキャッピングを容
易にすることができる。代替的に、キャッピング組立体
88をタンブラ85に取付けてペン50〜56または往復台45に
接触するとき、たとえば、最初に本発明の譲受人、カリ
フォルニア州パロ・アルトのヒューレット・パッカード
・カンパニーにより850Cおよび855C型DeskJet インクジ
ェット・プリンタで販売されたキャッピング戦略を使用
して、タンブラ85から上方遠くに移動させることができ
る。
【0027】回転プラットフォーム85により支持されて
いる他のサービス用構成要素には黒印字ヘッド70にサー
ビスするための黒二重ブレード・ワイパー90、およびそ
れぞれのカラー印字ヘッド72、74、76にサービスするた
めの3個のカラー二重ブレード・ワイパー92、94、96が
あるが、図2の側面図には、黄色ワイパー96がシアンお
よびマゼンタのワイパー92、94を覆い隠している。好適
には、各ワイパー90〜96は、ニトリル・ゴムのような、
柔軟な、弾力ある、非研磨性エラストマ材料、または更
に好適には、エチレン・プロピレン・ジエン・モノマ
(EPDM)、または当業者に既知の同等の材料から構
成されている。ワイパー90〜96について、適切なデュロ
メータ(durometer) 、すなわち、エラストマの相対硬度
をショアAスケール(Shore A scale) の35〜80の範囲か
ら、または更に好適には60〜80の範囲内に、または一層
好適であるのは、標準製造公差である70±5 に、選択す
ることができる。
【0028】黒ワイパー90をタンブラ85の、カラー・ワ
イパー92〜96を設置する半径方向とは違う半径方向の位
置に沿って設置することにより、ここでは例示の目的で
黒およびカラーのワイパーを180 °離して図示してある
が、黒印字ヘッド70を清掃するのに、およびカラー印字
ヘッド72〜76を清掃するのに、別々の拭き取り機構を有
利に採用することができる。たとえば、染料主体インク
が入っているカラー・ペン52〜56を、黒の顔料主体イン
クを分配する黒ペンを拭くのに必要な速さより速い拭き
取り速度で拭くことができる。これまでは、多数のサー
ビスステーションが黒およびカラーの印字ヘッドを共に
同時に拭く必要があったワイパーを使用していたので、
黒の顔料主体インクおよびカラーの染料主体インクに対
する最適拭き取り速度との間で妥協を図らねばならなか
った。これまでは、黒印字ヘッドを清掃するのに必要な
ゆっくりした拭き取り行程はカラー印字ヘッドから余分
のインクを引き出したので、問題が生じた。カラー・イ
ンクがオリフィス板とワイパーとの間で沁みだすための
余分な時間を与えずに、カラー・ペンに速い拭き取り速
度を使用すると、黒ワイパーは、黒印字ヘッド上の黒イ
ンク残滓の上を飛び越すことになる。これらの問題は、
黒ワイパー90およびカラー・ワイパー92〜96をタンブラ
85の周辺の周りの別々の位置に設置し、黒印字ヘッド70
およびカラー印字ヘッド72〜76の双方に対して拭き取り
を最適にすることができるサービスステーション80によ
り回避される。
【0029】前述の従来技術の章に記したように、プリ
ンタ20のような軸外プリンタに使用する永久的または半
永久的インクジェット印字ヘッド、特に、顔料主体の黒
インクおよび染料主体のカラー・インクのような別々の
形式のインクを使用するもの、の出現はサービスステー
ション設計者に対する問題を明らかにした。新しいサー
ビス方法が、印字ヘッドの寿命時間を不必要に短縮する
ことなくペンを清掃し保守するのに必要とされた。様々
なサービス・ルーチンを検討するにあたり、インク溶媒
の使用は印字ヘッド清掃に最適な方法であると感じられ
た。特に、インク溶媒が拭き取り中印字ヘッドのオリフ
ィス板を潤滑するのにも役立ち、それが印字ヘッドの不
必要な磨耗または損傷を回避し、それにより長い印字ヘ
ッド寿命を確保することになれば、一層望ましいであろ
う。この目的で、サービスステーション80は、サービス
ステーション枠82の下部に沿って、印字ヘッド70〜76を
拭く前にワイパー90〜96を溶媒で被覆することができる
場所に設置された溶媒分配システム98を備えている。溶
媒分配システム98は、拭き取りサイクルで印字ヘッドを
清掃した後ワイパーからインク残滓および残存溶媒を除
去するワイパー・クリーナ部分をも備えている。システ
ム98に使用するインクジェット・インク溶媒をポリエチ
レングリコール(「PEG」)、リッポニック・エチレ
ングリコール(「LEG」)、ジエチレングリコール
(「DEG」)、グリセリン、または当業者に既知の他
の材料のような、吸湿性材料としてよい。これら吸湿性
材料は、極端に低い蒸気圧を生ずる大きい分子量を備え
ているので、長い期間中蒸発し難い。例示の目的で、シ
ステム98で使用する好適インク溶媒をPEGとする。
【0030】図3は、本発明に従って構成されたカラー
・ワイパー組立体100 の第1の実施形態を示しており、
該組立体はカラー・ワイパー92〜96を取付けるワイパー
取付け部材またはプラットフォーム102 、を備えおり、
カラー・ワイパー92〜96は好適にはオンサート成形法に
よりプラットフォーム102 にモールドされる。当業者に
はワイパー92〜96を直接タンブラ85にオンサート成形し
得ることが明らかであるが、好適実施形態では、取付け
プラットフォーム102 を使用している。プラットフォー
ム102 は、ばね鋼のような材料のシートから、および一
層好適には、タンブラ85に組み付けるための曲げ形成し
た取り外し可能プラットフォーム102 を与えることがで
きるステンレスばね鋼から構成されている。
【0031】プラットフォーム102 を、最初平らな状態
で打ち抜いてその最終構造の幾つかの特徴を規定するス
テンレスばね鋼の長いストリップとして始めることがで
きる。前記特徴としては、ワイパー92〜96の下の領域で
前記ストリップを貫通する一連の穴(図示せず)があ
り、これらはワイパー92〜96をプラットフォーム102 に
オンサート成形する結合穴として使用される。事実、一
連の取付けプラットフォーム102 を鋼の単一ストリップ
に沿って形成することができるので、数組のワイパーを
単一ステップでオンサート成形できる。次に一つ以上の
仕上げ動作で、これら個別プラットフォームの各々を互
いに分離し、その側面を下に回して耳104を各端に形成
する他、貫通溝穴106 を有する係合タブ105 をも形成す
る。結合穴を形成するとき、他の取付け穴108 をもプラ
ットフォーム102 を貫通して形成し、タンブラ85から突
出するポストを受ける組立点として役立てることができ
る。ワイパー組立体100 をタンブラ85に取付けるこの方
法は、本発明の譲受人であるカリフォルニア州パロ・ア
ルトのヒューレット・パッカード・カンパニーにより販
売されている市場入手可能な890C型DeskJet インクジェ
ット・プリンタで印字ヘッドワイパーを取付けるのに使
用されているものと同様である。
【0032】カラー・ワイパー92〜96の各々は、二重ブ
レード構造であり、ワイパー92〜96と同じエラストマか
ら構成され、且つワイパーのプラットフォーム102 への
結合を強化するのに使用される共通基台部分112 から上
向きに突出する子ワイパーまたは子ブレード110 を備え
ている。子ワイパー110 の各々は、カラー印字ヘッド72
〜76のオリフィス板を横断して拭くのに十分に広い。こ
の目的で、各子ワイパー110 は、盤外拭き取り表面(out
board wiping surface)114および対向する盤内拭き取り
表面(inboard wiping surface)116 を備えている。各ワ
イパー110 は、図3にワイパー92の子ブレード110 につ
いて図示したように、盤内表面116 に隣接する角張った
拭き取り縁、および盤外表面114 に隣接する丸み付き拭
き取り縁を備えた拭き取り先端118 で終端している。
【0033】カラー・ワイパー92〜96の二重ブレード構
造の他の部分は、やはり基台112 から上向きに突出する
親ワイパーまたは親ブレード120 である。各親ワイパー
120は、図8に関して以下に更に詳細に説明するよう
に、オリフィス板を拭くだけでなく、オリフィス板に隣
接する印字ヘッドの両チーク領域をも拭くのに十分広
い。各親ワイパー120 は、盤外拭き取り表面124 、およ
び対向する盤内拭き取り表面126 を備えている。親ブレ
ード120 の各々は、拭き取り先端128 で終わっている。
例示した拭き取り先端128 は、図3にワイパー96の親ブ
レード120 に関して図示したように、盤内表面126 に隣
接する縁に沿って角張っており、盤外表面124 に隣接す
る縁に沿って丸みが付いている。
【0034】図4および図5は、ペン50の黒印字ヘッド
70を拭くための、本発明に従って構成された黒ワイパー
組立体130 を示す。黒ワイパー組立体130 は、カラー・
ワイパー組立体プラットフォーム102 について上に説明
したように構成されることができる取付け部材またはプ
ラットフォーム132 を備えている。ここで、黒ワイパー
・プラットフォーム132 は、取付け耳134 、溝穴136 が
貫通している取付けタブ135 、および黒ワイパー・プラ
ットフォーム132 をタンブラ85に、好適にはカラー・ワ
イパー組立体プラットフォーム102 をタンブラ85に固定
する上に述べたと同じ仕方で、固定するのに使用される
幾つかの取付け穴138 を、備えている。
【0035】黒ワイパー組立体130 は、基台部分142 か
ら上向きに突出する子ワイパーまたは子ブレード140 を
備えている。基台142 は、ブレード140 と同じエラスト
マから一体に成形され、カラー基台112 について上に説
明したように、オンサート成形プロセス中ブレードをプ
ラットフォーム132 に固定するのに使用される。子ワイ
パーは、黒印字ヘッド70のオリフィス板を横断して拭く
のに十分広い。ブレード140 は、盤外拭き取り表面144
、および対向する盤内拭き取り表面146 を備えてい
る。子ブレード140 は、拭き取り先端148 で終わってお
り、拭き取り先端は、盤内表面146 に隣接さする角張っ
た縁、および盤外表面144 に融合する丸みの付いたまた
はテーパの付いた縁を備えている。
【0036】黒ワイパー組立体130 は、二重ブレード構
造であり、基台142 から上向きに突出し、且つ基台と一
体に形成された親ワイパーまたは親ブレード150 を備え
ており、親ブレード150 を黒ワイパー・プラットフォー
ム132 に固定する。親ブレード150 は、オリフィス板お
よびオリフィス板の各面に沿う両チーク領域を含む黒印
字ヘッド70の表面全体を横断して拭くのに十分広い。親
ブレード150 は、盤外拭き取り表面154 、および対向す
る盤内拭き取り表面156 を備えている。親ブレード150
は、拭き取り先端158 で終わっており、拭き取り先端に
は内部拭き取り面156 との角張った接合部、および外部
拭き取り表面154 に融合する丸みの付いた、またはテー
パの付いた縁がある。
【0037】図6は、黒ワイパー組立体130 の側面図を
示し、ブレード140 、150 の拭き取り先端148 、158 に
対する好適輪郭を例示している。好適には、ブレード14
0 および150 の盤内および盤外表面144 、146 、および
154 、156 は、各々大きな、好適には約1.5 °の抜けこ
う配でモールドされる。この大きい抜けこう配は、ワイ
パー先端148 、158 が印字ヘッド70〜76に対して加える
力を有利に減らすのに役立つ。というのは、この力は、
図6に示した断面ブレード厚さTの3乗に比例する、例
えばF∝T3 、からである。テーパ構成を使用すれば、
印字ヘッド70〜76における拭き取り力を減らしながら、
基台部分112 、142 における確実な取付けを有利に維持
できる。その他、この大きい抜けこう配を使用すれば、
成形型への鋳込みに役立つ他に、ワイパー組立体130 を
ワイパー成形型から取り外すのにも役立つので、廃棄さ
れる部品が少なくなり、ワイパー組立体を生産する際の
全体的経済性につながる。これら長所を達成するため
に、カラー・ワイパー組立体100 は、ブレード140 およ
び150 について図6に示したように同じ輪郭を有するワ
イパー92〜96の各ブレード110 、120 で構成されている
ことが好ましい。
【0038】図7は、タンブラ85により支持されて黒ペ
ン50の印字ヘッド70を拭く黒ワイパー組立体130 を示
す。タンブラ85は、矢印83により示した方向に、または
反対方向に回転して最初に子ブレード140 を印字ヘッド
に提示し、続いて親ブレード150 で拭く。好適拭き取り
機構では、タンブラ85は、矢印83の方向に回転して最初
に印字ヘッド70を親ワイパー150 で拭く。
【0039】図8は、好適拭き取りプロセスの後部立面
図を示す。ここで印字ヘッド70は、ほぼ子ワイパー140
の幅である幅Aのオリフィス板160 と、オリフィス板16
0 の各側に設置された実質的に等しい幅BおよびCを有
する一対のチーク領域162 を有するように示されてい
る。インク放出ノズルは、オリフィス板160 を貫いて形
成され、好適には二つの実質的に線形の、相互に平行な
配列を成して設置されている。子ワイパー140 は、好適
に両ノズル配列をそれに平行な方向に横断して掃引(両
配列の長さに沿う同時掃引)するのに十分広い幅を有
し、通常生ずる製造公差または組立公差に適応させてオ
リフィス板160 の各ノズルとの十分な接触を確保するの
に十分な余分の幅を備えている。カラー印字ヘッド72〜
76は、同様の幾何学的構成を備えており、各々がオリフ
ィス板の側面に位置する一対のチークを備えているの
で、図8の拭き取り動作は、カラー・ワイパー92〜96の
拭き取りプロセスを代表するものでもある。矢印83の方
向(図8の図で図面シートに向かう)の好適拭き取りプ
ロセス中、親拭き取り先端158 の前縁は丸みが付いてい
るが、後追いの子ブレード140 は印字ヘッド70に接触す
る拭き取り先端148 の角張った部分を備えている。反対
方向に拭くときは、子拭き取り先端148 の前縁は丸い
が、後追いの親ブレード150 は印字ヘッド70に接触する
拭き取り先端158 の角張った部分を備えている。
【0040】図7に示したように、先行ブレード150 の
丸い拭き取り縁158 は、中にインクがウィックされる
か、または毛管力により、印字ヘッド・ノズルからオリ
フィス板とブレード158 の丸みのある前縁との間の小さ
い裂目の中に引き出される毛管通路164 を形成してい
る。このウィックされたインクは、オリフィス板160 の
上に残っているインク残滓を溶解する溶媒として作用す
る。後追いワイパー先端148 の角張った部分は、オリフ
ィス板をかき取り清掃して、このウィック・インクおよ
び溶解残滓をオリフィス板160 から除去するのに使用さ
れる。カラー・ワイパー92〜96の親ブレードおよび子ブ
レード110 、120 は、拭き取り先端118 、128 を備えて
構成され、黒ワイパー組立体130 について図7および図
8に関して説明したように働くことができる。長方形拭
き取り先端、または他の輪郭を有する先端を使用するよ
うな、他の輪郭を拭き取り先端118 、128 、148 、158
に対して使用できることが明らかであるが、これら拭き
取り先端の好適実施形態は、ここに例示したものであ
る。
【0041】図9は、組立体100 の代わりに置き換えて
カラー印字ヘッド72〜76を清掃することができる交互配
列ワイパー組立体100'を備えている他の実施形態を示
す。ここで、交互配列ワイパー組立体100'は、上述した
もののように構成することができるプラットフォーム10
2 、および上述した基台112 のように形成することがで
きるワイパー基台112'を備えている。カラー・ワイパー
組立体100'は、上述のようにシアンおよび黄ワイパー92
および96を備えているが、マゼンタ印字ヘッド74を清掃
するのは修正ワイパー組立体94' である。ここで、マゼ
ンタ・ワイパー94' は、図3に組立体100 のマゼンタ・
ワイパー94について示したものとは逆になっている親ワ
イパーおよび子ワイパー120 、110 の位置を備えてい
る。このような交互配列カラー・ワイパー組立体100'
は、印字ヘッド92〜96を横断して双方向に拭く拭き取り
システムに使用するのに特に有利である。代わりに、交
互配列カラー・ワイパー組立体100'をペン54の中のイン
クがペン52および56の中のシアンおよび黄のインクとは
異なる特性を有している場合に特に役立つ。
【0042】図10は、組立体100 および100'の代わり
に置き換えることができる第3の実施形態を示すもの
で、ここでは本発明に従って構成された一体化ブレード
・カラー・ワイパー組立体100"を示している。一体化ブ
レード・ワイパー組立体100"は、上述のように構成する
ことができるプラットフォーム102 、および図3に基台
112 に関して上に説明したと同じ機能を務めるワイパー
基台112"を備えている。ここで、一体化ブレード組立体
100"は、それぞれ、カラー印字ヘッド72、74、76を拭く
ためのワイパー92" 、94" 、96" を備えている。各ワイ
パー92" 、94" 、96" は、印字ヘッド72〜76のオリフィ
ス板を拭くための子ワイパーまたは子ブレード110 を備
えている。しかし、3個の個別親ワイパー・ブレード 1
20を備えるのではなく、ワイパー92" 、94" 、96" は各
々、それぞれオリフィス板および印字ヘッド72、74、76
のチークを拭くのに専用される第1の部分172 、第2の
部分174 、および第3の部分176 、を有する一体化ワイ
パー・ブレード170 の一部を共有している。一体化ワイ
パー・ブレード170 は、親ブレード120 の表面124 、12
6 、および128 について上に説明したと同じ輪郭を有す
るように構成できる、盤外表面124'、盤内表面126'、お
よび拭き取り先端128'を備えている。
【0043】ワイパー組立体100"に一体化ブレード170
を使用することは、一体化組立体100"を形成するのに必
要な部品が少なくなるので、カラー・ワイパー組立体10
0 および100'の親ブレード120 より好適である。すなわ
ち、一体化ブレード170 を使用すると、材料費用を少し
多く必要とするが、作る必要のある成形キャビティーが
少なくなるので、組立体100 および100'について例示し
たより更に経済的設計であることを立証することができ
る。一体化組立体100"は、必要な成形キャビティーがわ
ずか4個であり(ブレード110 用3個、ブレード170 用
1個)、一層経済的に製造されるモールドが得られる。
他に、一体化ブレード170 を個別の親ブレード120 より
モールドから取出しやすくすることができ、スクラップ
率が少なくなり、受容可能部品が多くなり、これにより
一層経済的に生産することができる。他に、一体化ブレ
ード170 を使用すると、ペン50〜56の間に詰まる屑また
は繊維を除去するのに役立つが、これら屑または繊維
は、他の場合には、従来技術の章で上に説明した問題で
ある、印刷済み画像の上に落下して繊維の跡を作ること
がある。
【0044】以下に本発明の実施形態を要約する。 1. インクジェット印刷機構(20)のインクジェット
印字ヘッド(70、72、74、76)を拭くための拭き取りシ
ステム(100 ;100';100";130)であって、印字ヘッ
ドは、少なくとも一つのチーク領域(162)により区切
られ、それを通してインクを放出するオリフィス板(16
0)を備えているものにおいて、オリフィス板(160)お
よびチーク領域(162)をともに拭くのに十分な広さの
幅を有する第1のワイパー・ブレード(120;150;17
0)、オリフィス板(160)だけを拭くのに十分な広さの
幅を有する第2のワイパー・ブレード(110、140)、第
1および第2のワイパー・ブレード(110、120;140、1
50;110、170)を支持し、休止位置と、印字ヘッド(7
0、72、74、76)から第1および第2のワイパー・ブレ
ード(110、120;140、150;110、170)でそれらの間の
相対移動によりインク残滓を清掃する拭き取り位置との
間を移動可能な可動プラットフォーム(85)、を備えて
いるインクジェット印字ヘッド用拭き取りシステム。
【0045】2. 第1および第2のワイパー・ブレー
ド(110、120;140、150;110、170)は、間を隔てて設
置されてそれらの間に内部領域を形成しており、第1お
よび第2のワイパー・ブレードは各々、対向する盤内表
面および盤外表面(126、124;116、114;156、154;14
6、144;126'、124")を有し、各ブレードの盤内表面
(126;116;156;146;126')は内部領域の方を向いて
おり、各ブレードは、盤外表面(124;114;154;144;
124')を接合する丸み付き表面を有する拭き取り縁(12
8、118;158、148)で終端し、各ブレードの拭き取り縁
は、盤内表面(126;116;156;146;126')との角張っ
た接合で終わっている前記1項に記載の拭き取りシステ
ム。 3. オリフィス板(160)に隣接する二つのチーク領
域(162)を有するインクジェット印字ヘッドを清掃す
るための請求項1または2に記載の拭き取りシステムに
おいて、第1のワイパー・ブレード(120;150;170)
の幅は、オリフィス板(160)および二つのチーク領域
(162)を拭くのに十分広い前記1又は2項に記載の拭
き取りシステム。
【0046】4. インクジェット印刷機構(20)のイ
ンクジェット印字ヘッド(70、72、74、76)を拭くため
の拭き取りシステムであって、印字ヘッドは、少なくと
も一つのチーク領域(162)により区切られている、そ
れを通してインクを放出するオリフィス板(160)を備
えているものにおいて、オリフィス板(160)およびチ
ーク領域(162)をともに横断して同時に拭くのに十分
広い幅を有する広いワイパー・ブレード(120;150;17
0)、広いワイパー・ブレード(120;150;170)を支持
し、休止位置と、印字ヘッド(70、72、74、76)から広
いワイパー・ブレード(120;150;170)でそれらの間
の相対移動によりインク残滓を清掃する拭き取り位置と
の間を移動可能な可動プラットフォーム(85)、を備え
ているインクジェット印字ヘッド用拭き取りシステム。 5. オリフィス板(160)だけを拭くのに十分広い幅
を有する狭いワイパー・ブレード(110;140)を備え、
狭いワイパー・ブレード(110;140)は、休止位置と印
字ヘッド(70、72、74、76)から狭いワイパー・ブレー
ド(110;140)でそれらの間の相対移動によりインク残
滓を清掃する拭き取り位置との間を移動可能となるよう
にプラットフォーム(85)により支持されている前記4
項に記載の拭き取りシステム。 6. インクジェット印刷機構(20)の、少なくとも一
つのチーク領域(162)により区切られている、インク
を放出するオリフィス板(160)を備えている他の印字
ヘッドを清掃するための拭き取りシステムにおいて、広
いワイパー・ブレード(170)の幅は、前記印字ヘッド
および前記他の印字ヘッドのオリフィス板およびチーク
領域を横断して同時に拭くのに十分広い前記4又は5項
に記載の拭き取りシステム。
【0047】7. インクジェット印刷機構(20)の、
各々が少なくとも一つのチーク領域(162)により区切
られている、インクを放出するオリフィス板(160)を
備えている第1および第2のインクジェット印字ヘッド
(72、74、76)を清掃するための拭き取りシステム(10
0;100';100")であって、第1の印字ヘッド(72、7
4、76)のオリフィス板(160)およびチーク領域(16
2)を共に拭くのに十分広い幅を有する広いワイパー・
ブレード(120;170)、および第1の印字ヘッド(72、
74、76)のオリフィス板(160)だけを拭くのに十分広
い幅を有する狭いワイパー・ブレード(110)を備えて
いる第1の二重ブレード・ワイパー組立体(92、94、9
6;92、94' 、96;92" 、94" 、96" )、第2の印字ヘ
ッド(72、74、76)のオリフィス板(160)およびチー
ク領域(162)を共に拭くのに十分広い幅を有する広い
ワイパー・ブレード(120;170)、および第2の印字ヘ
ッド(72、74、76)のオリフィス板(160)だけを拭く
のに十分広い幅を有する狭いワイパー・ブレード(11
0)を備えている第2の二重ブレード・ワイパー組立体
(92、94、96;92、94'、96;92" 、94" 、96" )、お
よび第1および第2のワイパー組立体の広いおよび狭い
ワイパーブレードを支持し、休止位置と第1および第2
の印字ヘッドからそれぞれの第1および第2のワイパー
組立体でそれらの間の相対移動によりインク残滓を清掃
する拭き取り位置との間を移動可能である可動プラット
フォーム(85)、を備えているインクジェット印字ヘッ
ド用拭き取りシステム。 8. 第1および第2のワイパー組立体(92、94、96)
の広いワイパー・ブレード(120)は、可動プラットフ
ォーム(85)に沿って第1の線を成して横並びに設置さ
れ、第1および第2のワイパー組立体(92、94、96)の
狭いワイパー・ブレード(110)は、可動プラットフォ
ーム(85)に沿って第2の線を成して横並びに設置され
ている前記7項に記載の拭き取りシステム(100)。 9. 第1のワイパー組立体(92、94、96)の広いワイ
パー・ブレード(120)および第2のワイパー組立体(9
2、94、96)の狭いワイパー・ブレード(110)は、可動
プラットフォーム(85)に沿って第1の線を成して横並
びに設置され、第1のワイパー組立体(92、94、96)の
狭いワイパー・ブレード(110)および第2のワイパー
組立体(92、94、96)の広いワイパー・ブレード(12
0)は、可動プラットフォーム(85)に沿って第2の線
を成して横並びに設置されていることを特徴とする前記
7項に記載の拭き取りシステム(100')。 10.少なくとも一つのチーク領域(162)により区切
られ、インクを放出するオリフィス板(160)を有する
インクジェット印字ヘッド(70、72、74、76)、印刷の
ため印刷領域(25)を通じて往復移動し、印字ヘッドの
サービスのためサービス領域に移動する往復台(45)、
前記1乃至9項のいずれかに従う拭き取りシステム、を
備えていることを特徴とするインクジェット印刷機構
(20)。
【0048】
【発明の効果】ここに説明した二重ブレード親子拭き取
りシステム100 、130 、100'、および100"を使用するこ
とにより、多様な長所が実現するが、それら長所の幾つ
かを上に記してきた。たとえば、これら二重ブレード拭
き取りシステムは、ワイパーが円弧を描いて印字ヘッド
70〜76を横断して移動するとき回転プラットフォーム85
を使用することにより、垂直方向、すなわち、オリフィ
ス板の表面に垂直な方向、および接線または拭き取り方
向で、印字ヘッド70〜76に加わる力を減らすことが見い
だされている。拭き取り中ペン50〜52に加わる垂直力お
よび接線力のこの減少は、拭き取り中の過大な力はペン
50〜56を印字ヘッド往復台45の中のそれらの整列基準か
ら外す可能性があるので、重要である。
【0049】二重ブレード拭き取りシステム100 、130
、100'、および100"を使用して実現される他の長所
は、拭き取り中印字ヘッド70〜76に加わる垂直力および
接線力が減少するということである。この力の減少は、
他の場合印字ヘッド70〜76のオリフィス板を形成する基
板が過大な力により損傷する可能性があるので、重要で
ある。他に、ワイパーが、インク放出軌道に影響し、印
刷品質を害なうことになる、オリフィス板の引っ掻き、
または個別オリフィス穴の損傷を生じないことも重要で
ある。オリフィス板の損傷を回避することは、プラスチ
ックのオリフィス表面を使用して構成された印字ヘッド
にとって特別の懸念事項である。そのような印字ヘッド
ではノズル自身が、ノズルに隣接するオリフィス板の一
部が上方に撓んでノズル・オリフィスがもはや単一平面
内に乗っていないようになり、指向不良の小滴放出に至
る、「ラフル(ruffle)」といわれる変形により損傷しや
すいからである。
【0050】上に記した更に他の長所は、オリフィス板
を清掃するばかりでなく、図8のチーク領域162 のよう
なオリフィス板に隣接するチーク領域を清掃するのに親
ワイパー120 、150 、170 を使用することである。この
ときチーク領域の清掃により、チークに固着しているこ
とのある埃、屑、または繊維が除去され、上の従来技術
の章で説明した繊維跡の問題が回避される。この繊維跡
の問題は、例示軸外プリンタ20のペン50〜56のもののよ
うな、長寿命印字ヘッドを使用するとき特別の懸念事項
である。
【0051】最後に、例示した二重ブレード拭き取りシ
ステム100 、130 、100' および100"は、上の従来技術
の章で説明したような従来のワイパーより製造しやすい
と信じられている。成形および製造の容易なことは最初
に成形型を準備する際の工具費用が少なくなるばかりで
なく、受け入れ可能な部品が多数作られるので、スクラ
ップ率も下がる。ブレードのテーパ付き断面構成を使用
すると、成形型詰めプロセスが容易になり、冷却時間、
したがって成形のサイクル時間全体が減少する他、成形
型内にエラストマの屑がほとんど残らず、成形型を清掃
するのに必要な不稼働時間が少なくなる。基本的に、各
ペン50〜56にサービスするのに成形したブレードを少な
くすることにより、部品を成形しやすくなり、スクラッ
プ率が更に低くなり、究極的に消費者にとって更に経済
的で確実なインクジェット印刷装置20が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェット印字ヘッドを清掃するための、
更に詳細に記せばここでは黒印字ヘッドをおよび一群の
カラー印字ヘッドを拭くための、本発明の二重ワイパー
拭き取りシステムの一形態を有する印字ヘッド・サービ
スステーションを備えているインクジェット印刷機構、
ここでは、インクジェット・プリンタの斜視図である。
【図2】黒印字ヘッドを拭くための単一印字ヘッド二重
ワイパー組立体、および一群のカラー印字ヘッドを拭く
ための多数印字ヘッド二重ワイパー組立体、を備えてい
る図1のサービスステーションの側面立面図である。
【図3】図2のカラー・ワイパー組立体の拡大前面斜視
図である。
【図4】図2の黒ワイパー組立体の拡大前面斜視図であ
る。
【図5】図2の黒ワイパー組立体の拡大背面斜視図であ
る。
【図6】図2の二重ワイパー組立体の一形態の拡大側面
立面図であり、黒印字ヘッドおよびカラー印字ヘッドを
拭くのに適する好適拭き取り先端の輪郭を示している。
【図7】図4〜図6の二重ワイパー組立体の拡大側面立
面図であり、黒印字ヘッドの拭き取りを示している。
【図8】図4〜図6の二重ワイパー組立体の拡大前面立
面図であり、黒印字ヘッドの拭き取りを示している。
【図9】図2のカラー・ワイパー組立体の第1の代わり
の実施形態の拡大前面斜視図である。
【図10】図2のカラー・ワイパー組立体の第2の代わ
りの実施形態の拡大前面斜視図である。
【符号の説明】
20 インクジェット印刷機構 70、72、74、76 印字ヘッド 85 可動プラットフォーム 100 、100'、100"、130 拭き取りシステム 120 、150 、170 第1のワイパー・ブレード 110 、140 第2のワイパー・ブレード 160 オリフィス板 162 チーク領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アラン・シバタ アメリカ合衆国 ワシントン,カマス,エ ヌ・イー・リビングストン・エム・ティ ー・シー・ティー 9502

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェット印刷機構(20)のインク
    ジェット印字ヘッド(70、72、74、76)用拭き取りシス
    テム(100 ;100';100";130 )であって、印字ヘッド
    が、少なくとも一つのチーク領域(162))により区切ら
    れ、それを通してインクを放出するオリフィス板(16
    0)を備えているものにおいて、 オリフィス板(160)およびチーク領域(162)をともに
    拭くのに十分な広さの幅を有する第1のワイパー・ブレ
    ード(120;150;170)、 オリフィス板(160)だけを拭くのに十分な広さの幅を
    有する第2のワイパー・ブレード(110、140)、 第1および第2のワイパー・ブレード(110、120;14
    0、150;110、170)を支持し、休止位置と、印字ヘッド
    (70、72、74、76)から第1および第2のワイパー・ブ
    レード(110、120;140、150;110、170)でそれらの間
    の相対移動によりインク残滓を清掃する拭き取り位置と
    の間を移動可能な可動プラットフォーム(85)、を備え
    ていることを特徴とするインクジェット印字ヘッド用拭
    き取りシステム。
JP30728798A 1997-10-31 1998-10-28 インクジェット印字ヘッド用拭き取りシステム Pending JPH11198389A (ja)

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