JPH11197368A - 金魚すくい玩具 - Google Patents

金魚すくい玩具

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JPH11197368A
JPH11197368A JP634098A JP634098A JPH11197368A JP H11197368 A JPH11197368 A JP H11197368A JP 634098 A JP634098 A JP 634098A JP 634098 A JP634098 A JP 634098A JP H11197368 A JPH11197368 A JP H11197368A
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scooping
goldfish
arm
catcher
limit position
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JP634098A
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English (en)
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Shuji Yamada
脩治 山田
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YAMADA PLANNING KK
Original Assignee
YAMADA PLANNING KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アームを上下移動させるための駆動手段を大
型化することなく、金魚をすくい易いように捕獲具を移
動させ得る金魚すくい玩具を提供する。 【解決手段】 送信機16により遠隔操作される自走式
の金魚すくい用ロボット2に、すくい揚げ手段22とし
て、先端部に金魚捕獲用の捕獲具4を取付けたアーム6
0と、捕獲具4が水面下に移動した下限位置と水面より
も上方に移動した上限位置とに亙って上下移動するよう
に、基端側を中心にアーム60を回動させるサーボモー
タ14とを設けた金魚すくい玩具1において、アーム6
0の端部と捕獲具4間に弾性部材64を介設するととも
に、下限位置において捕獲具4の先端が水槽3の底面3
aに圧接されて、弾性部材64を介して捕獲具4が水平
姿勢側へ回動するように、下限位置側へのアーム60の
回動角度を設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遠隔操作により金
魚すくい用ロボットを操作して、金魚すくいを楽しめる
金魚すくい玩具に関する。
【0002】
【従来の技術】針金や合成樹脂製の枠体に半紙を貼着し
て製作した捕獲具を用いて、半紙が破れないように、で
きるだけ多くの金魚をすくって遊ぶ金魚すくいが、縁日
等において、人寄せのイベントとして行われている。一
方、旧来からの金魚すくいでは、捕獲具を手で直接的に
操作して金魚をすくい揚げて遊ぶことになるが、過激な
ゲームを好む現代っ子にとっては、昔ながらの金魚すく
いでは、十分に楽しめなくなりつつある。
【0003】そこで、本出願人は、実用新案登録番号2
130382号公報に記載のように、金魚をすくい揚げ
るためのすくい揚げ手段と、このすくい揚げ手段を水槽
の所望の位置へ移動させるための移動手段とを有する自
走式の金魚すくい用ロボットと、この金魚すくい用ロボ
ットを遠隔操作するための遠隔操作手段とを備え、すく
い揚げ手段として、先端部に金魚捕獲用の捕獲網を取付
けたアームと、捕獲網が水面下に移動した下限位置と水
面よりも上方に移動した上限位置とに亙って上下移動す
るように、基端側を中心にアームを回動させる上下駆動
手段とを具備するすくい揚げ手段を用い、現代っ子でも
十分に楽しめるように構成した金魚すくい玩具を提案し
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、金魚をすく
い揚げるときには、水面近くにおいて捕獲網を略水平に
することが好ましいが、前述の金魚すくい玩具では、上
下に揺動するアームの先端部に捕獲網を取付けている関
係上、図8に示すように、水面付近において捕獲網10
0を略水平になるように設定すると、仮想線で示すよう
にアーム101を下方へ回動させて、捕獲網100を水
面下に移動させた状態で、捕獲網100が前方下がりの
傾斜状になり、捕獲網100の上側に金魚を移動させ難
くなるという問題があった。また、水面下に回動させた
捕獲網100の上側へ金魚が移動し易くなるようにする
ため、図9に示すように、水面下において捕獲網100
が略水平になるように設定すると、捕獲網100を水面
状に持ち上げたときに、捕獲網100が後方下がりの傾
斜状になり、すくい揚げた金魚を逃がしてしまうという
問題がある。
【0005】上記のような問題を解決するためには、ア
ームの長さを極力長く設定する方法が考えられるが、あ
まり長く設定すると、駆動系に対して大きな回転モーメ
ントが作用することから、アームを上下移動させるため
の駆動手段として大型なものを用いる必要があり、金魚
すくい玩具の製作コストが高くなるという問題がある。
【0006】本発明の目的は、アームを上下移動させる
ための駆動手段を大型化することなく、金魚をすくい易
いように捕獲具を移動させ得る金魚すくい玩具を提供す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】請求項1に係
る金魚すくい玩具は、金魚をすくい揚げるためのすくい
揚げ手段と、このすくい揚げ手段を水槽の所望の位置へ
移動させるための移動手段とを有する金魚すくい用ロボ
ットと、この金魚すくい用ロボットを遠隔操作するため
の遠隔操作手段とを備え、すくい揚げ手段として、先端
部に金魚捕獲用の捕獲具を取付けたアームと、捕獲具が
水面下に移動した下限位置と水面よりも上方に移動した
上限位置とに亙って上下移動するように、基端側を中心
にアームを回動させる上下駆動手段とを具備するすくい
揚げ手段を用いた金魚すくい玩具において、アームの端
部と捕獲具間に弾性部材を介設するとともに、下限位置
において捕獲具の先端が水槽の底面に圧接されて、弾性
部材を介して捕獲具が水平姿勢側へ回動するように、下
限位置側へのアームの回動角度を設定したものである。
【0008】この玩具においては、遠隔操作手段により
金魚すくい用ロボットを操作して、金魚すくいを行うこ
とになる。具体的には、アームを下限位置に回動させた
状態で、捕獲具の上方に金魚が位置するように走行手段
を操作し、この状態で上下駆動手段により捕獲具を上方
へ回動させて、金魚をすくい揚げて遊ぶことになるが、
アームを下限位置に回動させた状態で、捕獲具の先端部
が水槽の底面に当接して、弾性部材を介して捕獲具が水
平姿勢側へ回動するので、金魚の下方に捕獲具を容易に
移動させることができるとともに、金魚が捕獲具の上方
に位置していることを確実に目視できる。しかも、捕獲
具を上方へ回動させるときには、それに追従して弾性部
材がもとて復帰し、水面付近において捕獲具が略水平に
なり、しかもこの状態から水面の上方へ捕獲具を移動さ
せても、捕獲具が大きく後方へ傾斜することはないの
で、容易に金魚をすくい揚げることが可能となる。
【0009】請求項2記載の玩具は、前記弾性部材によ
る捕獲具の最大回動角を3〜10°に設定したものであ
る。捕獲具の最大回動角度は任意に設定することが可能
であるが、捕獲具の先端部が水槽の底面に圧接して、弾
性部材により捕獲具が回動する関係上、最大傾斜角度が
大きすぎると、弾性部材の弾性部材の反力が大きくな
り、上下駆動手段の負荷が増大するので、3〜10°に
設定することが好ましい。
【0010】請求項3記載の玩具は、金魚すくい用ロボ
ットが、移動手段として走行手段及び操舵手段を備えた
自走式ロボットである。移動手段としては、すくい揚げ
手段をX、Y方向へ移動させるように構成したものを水
槽に固定することも考えられるが、自走可能に構成した
方が、小型に構成できるとともに、複数の遊戯者が同時
に楽しめるとともに、遊戯者の意のままに金魚すくい用
ロボットを操作できるので面白みのある動きを実現でき
るので好ましい。
【0011】請求項4記載の玩具は、弾性部材を捕獲具
又はアームの端部に紙を介して固定したものである。こ
の玩具においては、捕獲具として、従来と同様に半紙を
張ったものを使用してもよいが、捕獲具の微妙な操作が
困難なことから、合成繊維等からなる網を張った捕獲具
を使用することが好ましい。しかし、このように構成す
ると際限なく金魚をすくえることから、通常は時間制限
を設けて、金魚すくいを行うようにしている。確かにこ
の方法でも、十分に金魚すくいを楽しめるが、従来のよ
うに、半紙が破けないように捕獲具を操作すると言った
ような、緊張感を味わうことができない。そこで、請求
項4記載のように構成することで、紙が濡れてその強度
が低下し、捕獲具に大きな力が作用すると、紙が切れて
金魚をすくえないように構成することで、半紙を張った
捕獲具を用いた場合と同様に、金魚すくいに緊張感がで
て面白みが倍増する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を参照しながら説明する。図1に示すように、金魚す
くい玩具1は、金魚すくい用の水槽内を自走可能な金魚
すくい用ロボット2と、このロボット2を遠隔操作する
ための遠隔操作手段とを備えている。
【0013】遠隔操作手段は、周知の構成の4チャンネ
ルのラジオコントロール装置で構成され、ロボット2側
に受信機10と4つのサーボモータ11〜14と電池1
5(図3参照)とを設け、これら4つのサーボモータ1
1〜14の出力軸の回転角度を送信機16に設けた2つ
のジョイスティック17、18の操作量に応じて調整す
ることで、ロボット2を水槽3の所望の位置へ移動さ
せ、捕獲具4を操作して金魚を捕獲できるように構成さ
れている。但し、遠隔操作手段としては、赤外線や超音
波等により無線で信号を送信するように構成したもの
や、有線で信号を送信するように構成したものなどを用
いることも可能である。尚、符号19は、受信機10の
アンテナである。
【0014】ロボット2は、図2〜図5に示すように、
前後方向へ走行するための走行手段20と、走行方向を
左右に変更する操舵手段21と、金魚をすくい揚げるた
めのすくい揚げ手段22と、これらの手段を組み込んだ
フレーム23とを備えている。フレーム23について説
明すると、ロボット2の下部には円周一定間隔おきに3
方向へ略水平に延びる脚部30aを有する下部フレーム
30が設けられ、下部フレーム30の中央部には上方へ
延びる支柱31が設けられ、支柱31の上端部には円板
状の上部フレーム32が固定され、上部フレーム32に
は透明な半球状のカバー部材33が着脱自在に取付けら
れている。但し、カバー部材33は、その紛失等を防止
するため、ヒンジ部材などを介して上部フレーム32に
開閉自在に取付けてもよい。
【0015】前側1対の脚部30aにはブラケット34
が下方へ向けて突出状に設けられ、左右のブラケット3
4にはそれを挿通する車軸35を介して左右1対の駆動
輪36が回転自在に支持されている。後側の脚部30a
には支軸37が鉛直方向の軸心回りに回転自在に設けら
れ、支軸37の下半部はコ字状に折曲され、支軸37の
下端には操舵輪38が左右方向の軸心回りに回転自在に
支持され、ロボット2はこれら3つの車輪36、38を
介して移動自在に支持されている。このロボット2にお
いては、子供の興味を引くように、惑星探査用のロボッ
ト2をイメージした外観形状のフレーム23を採用した
が、動物や漫画のキャラクター等を模した形状に構成し
たフレームを採用することも可能である。
【0016】走行手段20について説明すると、図2、
図3に示すように、車軸35の途中部には従動プーリ4
0が固定され、後側の脚部30aの基部にはガイドプー
リ41が回転自在に支持され、上部フレーム32の下面
には減速機42及び電動モータ43が設けられ、減速機
42の出力軸には駆動プーリ44が固定され、これら3
つのプーリ40、41、43には駆動ベルト45が張設
されている。上部フレーム32の上面にはサーボモータ
11によりON状態とOFF状態とに切換えられる1組
のリミットスイッチ(図示略)が設けられるとともに、
電動モータ43への通電用の電池46が設けられ、一方
のリミットスイッチがON操作されると電動モータ43
が正回転してロボット2が前進し、他方のリミットスイ
ッチがON操作されると電動モータ43が逆回転してロ
ボット2が後退する。また、両リミットスイッチがOF
F操作されると、電動モータ43が停止するように構成
されている。但し、走行手段20としては、図例以外の
構成のものを用いることも可能である。また、電池15
は、電池46とともに交換できるように、上部フレーム
32の上側に配置させてもよい。
【0017】操舵手段21について説明すると、図2、
図4に示すように、上部フレーム32の上側には操舵用
のサーボモータ12が設けられ、支柱31内には伝達ロ
ッド50が回転自在に設けられている。伝達ロッド50
の上端部には上部レバー部材51が固定され、上部レバ
ー部材51の端部は上部連結ロッド52を介してサーボ
モータ12の出力板53の偏心位置に連結されている。
伝達ロッド50の下端部は下部フレーム30よりも下方
へ突出され、伝達ロッド50の下端部には前部レバー部
材54が固定されている。操舵輪38を下部フレーム3
0に支持する支軸37の上部には後部レバー部材55が
固定され、前後のレバー部材54、55は下部フレーム
30に下側に沿って設けた下部連結レバー56により連
結されている。そして、サーボモータ12による出力板
53の回動量に応じて鉛直方向の軸心回りに操舵輪38
が回動し、ロボット2が操舵されることになる。この操
舵手段21では、伝達ロッド50を支柱31に挿通させ
ることで、操舵力を伝達するためのレバーやロッドが外
部に露出することを防止でき、ロボット2の外観を簡素
に構成することが可能となるが、操舵手段として他の構
成を採用することも可能である。
【0018】すくい揚げ手段22は、図2、図5に示す
ように、先端に金魚捕獲具4を取付けたアーム60と、
アーム60を上下方向に回動させるための上下回動用の
サーボモータ13と、アーム60を左右方向に回動させ
るための左右回動用のサーボモータ14とを備えてい
る。左右回動用のサーボモータ14は、上部フレーム3
2の下面前部に出力軸を鉛直方向に向けて固定され、こ
のサーボモータ14の出力軸にはレバー部材61が固定
されている。レバー部材61の端部には下方へ延びる支
持部材62が固定され、上下回動用のサーボモータ13
は、この支持部材62に出力軸を左右方向に向けて取付
けられている。アーム60は、上下回動用のサーボモー
タ13の出力板63に前方斜め下側へ向けて固定され、
捕獲具4が水平になるようにその前端部は緩やかな湾曲
状に形成されている。また、アーム60は、水槽3の側
壁に捕獲具4が接触した際に、サーボモータ13、14
に無理な力が作用しないように適度な弾力性を有する合
成樹脂や金属で構成されている。図例のアーム60は、
アルミニウム合金からなる中空パイプ状の部材で構成さ
れている。
【0019】捕獲具4は、網を張った環状の枠部4a
と、枠部4aから後方へ突出する取付部4bとから一体
的に形成され、捕獲具4は弾性部材64を介してアーム
60の端部に固定されている。弾性部材64としては、
図5に示すように、弾性金属線を波形状に形成したもの
を用いてもよいが、コイルバネや板バネを用いてもよい
し、板状やブロック状の合成ゴムや合成樹脂からなる弾
性体を用いてもよい。弾性部材64の先端部及び後端部
には折曲部65、66が形成され、弾性部材64の先端
部は前側の折曲部65を捕獲具4の取付部4bの装着孔
67に嵌合させ、更に紐やワイヤー等の紐体68を介し
て取付部4bに固定され、弾性部材64の他端部は、後
側の折曲部66をアーム60に形成した係合孔69に係
合させ、更に和紙などからなる紙製の紐70でアーム6
0の端部に固定されている。
【0020】図6に示すように、アーム60に対する捕
獲具4の傾斜角度θは、捕獲具4を水面W付近に配置さ
せた状態で、略水平になるように設定されている。アー
ム60は、図6に仮想線で図示の上限位置と、図7に実
線で図示の下限位置とに亙って上下方向に回動するが、
上限位置における捕獲具4の水平面に対する傾斜角度α
が大きくなりすぎると、捕獲した金魚が落ちてしまうの
で、アーム60の上限位置は、この点を考慮して設定さ
れている。また、アーム60を下限位置に回動させた状
態で、捕獲具4はその先端部が水槽3の底面3aに当接
し、弾性部材64の変形により、図7に示すように、ア
ーム60に対する傾斜角度θが角度θ1だけ増大して、
弾性部材64が変形しない場合における水平面に対する
捕獲具4の傾斜角度αに対して角度θ1だけ減少し、そ
の分泳いでいる金魚の下側へ捕獲具4を容易に移動させ
ることが可能になる。この弾性部材64の変形による角
度θ1の最大値(最大回動角)は、下限位置における傾
斜角度αに近づけるほど、捕獲具4を水平な姿勢にでき
るので好ましいが、角度θ1が大きくなりすぎると、サ
ーボモータ13、14に対する負荷が大きくなり、サー
ボモータ13、14として大型なものを用いる必要があ
るので、3〜10°、好ましくは5°前後に設定してい
る。具体的には、アーム60の下限位置を上下に調整す
ることで、角度θ1を調整している。
【0021】このように設定することで、このすくい揚
げ手段22においては、アーム60を下限位置側へ回動
させたときには、下限位置付近において、図7に仮想線
で示すように、捕獲具4の先端部が水槽3の底面3aに
当接し、更にアーム60を下降させると、実線で示すよ
うに、弾性部材64が変形して、水平面に対する捕獲具
4の傾斜角度αが角度θ1だけ小さくなり、水面Wから
捕獲具4までの距離を十分に取ることが可能となるの
で、この状態でアーム60を左右方向に回動させたり、
ロボット2を移動させたりして、捕獲具4を金魚の下方
へ容易に挿入させることが可能となる。一方、アーム6
0を下限位置から上方へ回動させると、捕獲具4の先端
部が水槽3の底面3aから離れるまでは、水平面に対す
る捕獲具4の傾斜角度αは徐々に増大するが、底面3a
から離れた後は、徐々に傾斜角度αが減少して水面W付
近において略水平になり、水面Wよりも上昇させると、
すくい揚げた金魚が落ちない適度に、捕獲具4が多少後
方下がりの傾斜状になる。
【0022】また、捕獲具4を水面W下まで移動させる
と、紙製の紐70が濡れて弱くなり、捕獲具4を水面W
よりも上方へ移動させたときには、金魚及び捕獲具4の
荷重が紐70に作用することから、上手に金魚をすくわ
ないと、紐70が切れて、折曲部66を中心に弾性部材
64及び捕獲具4が略鉛直方向に下方へ回動し、それ以
上金魚すくいを続行できなくなる。こうして、金魚が捕
獲できなくなると、紐70を付け替えて、次の人が金魚
すくいを行い、金魚が捕獲できなくなるまでにすくい揚
げた金魚の数を競うことになる。このように構成してい
るので、従来からの金魚すくいと同様に、紙が破けない
ように捕獲具4を操作する必要があり、それによるスリ
ルを味わうことが可能となる。
【0023】尚、捕獲具4を下限位置に回動させると、
弾性部材64により捕獲具4を上方へ回動させる力が作
用し、紐70が切れることが考えられるので、アーム6
0の先端部に弾性部材64の上方への回動を規制するた
めの規制突部等を形成することが好ましい。また、紐7
0を付け替えるときに、紐70が濡れて、その強度が低
下することも考えられるので、アーム60を出力板63
に着脱自在に取り付けたり、アーム60をその途中部に
おいて分割可能に構成し、予め紐70で捕獲具4を固定
したアーム60やアーム60の分割体を複数用意し、紐
70が切れたときには、これらを交換するようにしても
よい。更に、時間制限を設けて、金魚すくいを行わせる
場合には、紙製の紐70に代えて樹脂製や金属製などの
紐で、取付部4bをアーム60の先端部に固定してもよ
い。また、樹脂製や金属製などの紐で取付部4bをアー
ム60の先端部に固定する場合でも、捕獲具4の網を紙
製の紐で構成することで、紙製の紐70を用いた場合と
同様の効果が得られるようにしてもよい。
【0024】次に、この金魚すくい玩具1の使用方法に
ついて簡単に説明する。ロボット2を金魚すくい用の水
槽3内に設置し、送信機16の一方のジョイスティック
17を上下に操作してロボット2を走行させ、左右に操
作してロボット2を左右に操舵し、金魚の泳いでいる場
所へロボット2を自走させる。そして、金魚の泳いでい
る場所付近において、送信機16の他方のジョイスティ
ック17を下方に操作して、アーム60を下限位置へ移
動させ、この状態で他方のジョイスティック17を左右
に操作してアーム60を旋回させたり、一方のジョイス
ティック16を操作してロボット2を移動させ、金魚の
下側に捕獲具4を挿入させてから、他方のジョイスティ
ック17を上方へ操作して、アーム60とともに捕獲具
4を上限位置へ移動させ、捕獲具4で金魚を捕獲するこ
とになる。
【0025】
【発明の効果】請求項1に係る金魚すくい玩具によれ
ば、アームを下限位置に回動させると捕獲具の先端部が
水槽の底面に当接して、弾性部材を介して捕獲具が水平
姿勢側へ回動するので、金魚の下方に捕獲具を容易に移
動できるとともに、金魚が捕獲具の上方に位置している
ことを確実に目視できる。また、金魚をすくい揚げると
きには、上方への移動途中で弾性部材がもとの形状に復
帰し、更に上昇させると水面付近において捕獲具が略水
平になり、しかもこの状態から水面の上方へ捕獲具を移
動させても、捕獲具が大きく後方へ傾斜することはない
ので、容易に金魚をすくい揚げることが可能となる。こ
のように、アームの端部と捕獲具間に弾性部材を介設す
るという簡単な構成で、長尺なアームを用いることな
く、金魚をすくい易いように捕獲具を移動させることが
可能となる。
【0026】請求項2記載の玩具によれば、弾性部材に
よる捕獲具の最大回動角を3〜10°に設定すること
で、金魚をすくい揚げるときにおける捕獲具の姿勢の変
化を、すくい揚げ易い適正な状態に設定しつつ、弾性部
材の反力により上下移動手段に対して過剰な負荷が作用
することを防止できる。
【0027】請求項3記載の玩具によれば、金魚すくい
用ロボットが遊戯者の意のままに自走するとともに、複
数の金魚すくい用ロボットを用いて複数人で金魚すくい
を楽しめるので、より面白味のある金魚すくいを実現で
きる。
【0028】請求項4記載の玩具によれば、捕獲具に大
きな力が作用すると、紙が切れて金魚をすくえないよう
に捕獲具が脱落等し、金魚すくいを続行できなくなるの
で、単に時間制限を設けて次の人と交代する場合より
も、金魚すくいに緊張感がでて面白みが倍増する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 金魚すくい玩具の全体構成図
【図2】 ロボットの斜視図
【図3】 走行手段の要部斜視図
【図4】 操舵手段の分解斜視図
【図5】 すくい揚げ手段の分解斜視図
【図6】 アームの作動説明図
【図7】 アームの作動説明図
【図8】 従来の技術に係るアームの作動説明図
【図9】 従来の技術に係るアームの作動説明図
【符号の説明】
1 金魚すくい玩具 2 ロボット 3 水槽 3a 底面 4 捕獲具 4a 枠部 4b 取付部 10 受信機 11 サーボモー
タ 12 サーボモータ 13 サーボモー
タ 14 サーボモータ 15 電池 16 送信機 17 ジョイステ
ィック 18 ジョイスティック 19 アンテナ 20 走行手段 21 操舵手段 22 すくい揚げ手段 23 フレーム 30 下部フレーム 30a 脚部 31 支柱 32 上部フレー
ム 33 カバー部材 34 ブラケット 35 車軸 36 駆動輪 37 支軸 38 操舵輪 40 従動プーリ 41 ガイドプー
リ 42 減速機 43 電動モータ 44 駆動プーリ 45 駆動ベルト 46 電池 50 伝達ロッド 51 上部レバー
部材 52 上部連結ロッド 53 出力板 54 前部レバー部材 55 後部レバー
部材 56 下部連結レバー 60 アーム 61 レバー部材 62 支持部材 63 出力板 64 弾性部材 65 折曲部 66 折曲部 67 装着孔 68 紐体 69 係合孔 70 紐

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金魚をすくい揚げるためのすくい揚げ手
    段と、このすくい揚げ手段を水槽の所望の位置へ移動さ
    せるための移動手段とを有する金魚すくい用ロボット
    と、この金魚すくい用ロボットを遠隔操作するための遠
    隔操作手段とを備え、すくい揚げ手段として、先端部に
    金魚捕獲用の捕獲具を取付けたアームと、捕獲具が水面
    下に移動した下限位置と水面よりも上方に移動した上限
    位置とに亙って上下移動するように、基端側を中心にア
    ームを回動させる上下駆動手段とを具備するすくい揚げ
    手段を用いた金魚すくい玩具において、 前記アームの端部と捕獲具間に弾性部材を介設するとと
    もに、下限位置において捕獲具の先端が水槽の底面に圧
    接されて、弾性部材を介して捕獲具が水平姿勢側へ回動
    するように、下限位置側へのアームの回動角度を設定し
    た、 ことを特徴とする金魚すくい玩具。
  2. 【請求項2】 前記弾性部材による捕獲具の最大回動角
    を3〜10°に設定した請求項1記載の金魚すくい玩
    具。
  3. 【請求項3】 前記金魚すくい用ロボットが、移動手段
    として走行手段及び操舵手段を備えた自走式ロボットで
    ある請求項1又は2記載の金魚すくい玩具。
  4. 【請求項4】 前記弾性部材を捕獲具又はアームの端部
    に紙を介して固定した請求項1〜3のいずれか1項記載
    の金魚すくい玩具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7325356B2 (en) * 2004-07-12 2008-02-05 Norman David R Mechanical netting device
CN108706341A (zh) * 2018-04-19 2018-10-26 徐朝干 一种山核桃捞取装置

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