JPH11196597A - モータ制御方法およびその回路 - Google Patents
モータ制御方法およびその回路Info
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- JPH11196597A JPH11196597A JP10287382A JP28738298A JPH11196597A JP H11196597 A JPH11196597 A JP H11196597A JP 10287382 A JP10287382 A JP 10287382A JP 28738298 A JP28738298 A JP 28738298A JP H11196597 A JPH11196597 A JP H11196597A
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- current
- phase coil
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-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02P—CONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
- H02P25/00—Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of AC motor or by structural details
- H02P25/02—Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of AC motor or by structural details characterised by the kind of motor
- H02P25/08—Reluctance motors
- H02P25/086—Commutation
- H02P25/089—Sensorless control
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Control Of Electric Motors In General (AREA)
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
- Control Of Stepping Motors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】スイッチドリラクタンスモータの内部でロータ
位置を間接的に検出することにより制御するモータ制御
方法とその回路に関する。 【構成】 モータの第1位相コイルに電流を流し、そし
て電流が予め定めた2つのレベルの間で立ち上がる時間
を測定するステップを含む。電流立ち上がり時間は位相
イクダクタンス、即ちロータ位置に比例するので、測定
された電流立ち上がり時間が、モータ位相の導電期間が
ロータの位置とインフェーズにある、もしくはロータ位
置より遅れているかもしくは進んでいるかかどうかを決
定するために望みの電流立ち上がり時間に比較される。
連続する導電期間をロータ位置の位相に合わすために測
定立ち上がり時間に応答して第1位相コイルと第2位相
コイルの一つに電流を供給するステップをもつ。
位置を間接的に検出することにより制御するモータ制御
方法とその回路に関する。 【構成】 モータの第1位相コイルに電流を流し、そし
て電流が予め定めた2つのレベルの間で立ち上がる時間
を測定するステップを含む。電流立ち上がり時間は位相
イクダクタンス、即ちロータ位置に比例するので、測定
された電流立ち上がり時間が、モータ位相の導電期間が
ロータの位置とインフェーズにある、もしくはロータ位
置より遅れているかもしくは進んでいるかかどうかを決
定するために望みの電流立ち上がり時間に比較される。
連続する導電期間をロータ位置の位相に合わすために測
定立ち上がり時間に応答して第1位相コイルと第2位相
コイルの一つに電流を供給するステップをもつ。
Description
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチドリラク
タンスモータ制御(switched relucta
nce motor controls)に関し、特に
スイッチドリラクタンスモータの内部でロータ位置を間
接的に検出することによりスイッチドリラクタンスモー
タを制御するためのモータ制御方法とその回路に関す
る。
タンスモータ制御(switched relucta
nce motor controls)に関し、特に
スイッチドリラクタンスモータの内部でロータ位置を間
接的に検出することによりスイッチドリラクタンスモー
タを制御するためのモータ制御方法とその回路に関す
る。
【従来の技術】従来のスイッチドリラクタンスモータ
(SRM)は、直径方向に対向する複数組のステータ極
と直径に対して対向する複数組のロータ極をもつロータ
を含む。捲線もしくはコイルは通常ステータ極の周囲に
配置され、そして直径に対して対向する任意の二つのス
テータ極の周囲の捲線は、多相SRMの一モータ位相を
定めるために直列もしくは並列に接続される。モータ位
相に関係する捲線は、位相コイルとして参照される。位
相コイルに電流を生成することにより、磁場が一組のス
テータ極の周囲に設定され、そして一組のロータ極をス
テータ極を整列するように引きつけるトルクが、生成さ
れる。位相コイルの電流は、ロータに一定のトルクを生
じさせるために予めきめられたシークエンスで生成され
る。電流が位相コイルに与えられる期間は、−−−そし
てロータ極はステータ極に整列させる−−−“アクティ
ブステージ”として知られ、もしくはモータ位相の導電
区間である。ある点において、−−−ロータ極がステー
タ極に整列する点、もしくは先にあるいくつかの点のい
ずれか−−−ロータ極に作用することによる負もしくは
ブレーキングトルクを避けるように位相コイルの電流を
整流することが望ましい。この“整流”が達成される
と、電流は、もはや位相コイルで生成されず、電流は位
相コイルから消えてもよい。電流が位相コイルから消失
することを許される期間は、モータ相の“非アクティフ
ステージ”として知られている。ロータに比較的に一定
のトルクを維持するために、−−−そしてモータ効率を
最適にするために−−−ロータの位置とアクティブステ
ージもしくは各モータ位相の導電区間の間に“インフェ
ーズ”を維持することが大切である。いいかえると、導
電区間が開始され、制御され、そしてロータがあらかじ
めきめられた回転位置に達する時に整流されることが大
切である。もし、導電区間がロータの位置に関して早す
ぎる、もしくは遅すぎて開始され、そして/もしくは整
流されなら、(即ち、導電区間がロータに“先行する”
もしくは“遅れる”)なら、ロータの一定トルクは維持
されないであろう、そしてモータは最大効率で動作しな
いであろう。従来のスイッチドリラクタンスモータは、
ロータ位置を連続的に検出し、そして応答して導電区間
を開始し、および/もしくは整流する制御信号を調整す
ることにより、モータ位相とロータ位置の間に“インフ
ェーズ”を維持しようとした。これらの従来のモータ
は、ロータ位置を検出するための様々な“直接的”およ
び”間接的”方法と手段を用いた。従来の直接検出手段
は、ロータに直接もしくはその近くに配置されたホール
効果センサと光学的センサを備えていた。これらの直接
センサは、かなりの空間を使うので、比較的に高価であ
り、そして信頼性がない。その間接検出方法と回路は、
直接センサのいくつかの欠点を克服した。しかし、従来
の間接検出方法と回路は、複雑で効果なハードウェアを
しばしば必要とした。さらに、従来の間接検出手段は、
それらがうまく動作するスピード範囲が制限されてい
た。そのため、上記の一つもしくはそれ以上の欠点を最
小もしくは除去するスイッチリラクタンスを制御するた
めの回路と方法が必要である。
(SRM)は、直径方向に対向する複数組のステータ極
と直径に対して対向する複数組のロータ極をもつロータ
を含む。捲線もしくはコイルは通常ステータ極の周囲に
配置され、そして直径に対して対向する任意の二つのス
テータ極の周囲の捲線は、多相SRMの一モータ位相を
定めるために直列もしくは並列に接続される。モータ位
相に関係する捲線は、位相コイルとして参照される。位
相コイルに電流を生成することにより、磁場が一組のス
テータ極の周囲に設定され、そして一組のロータ極をス
テータ極を整列するように引きつけるトルクが、生成さ
れる。位相コイルの電流は、ロータに一定のトルクを生
じさせるために予めきめられたシークエンスで生成され
る。電流が位相コイルに与えられる期間は、−−−そし
てロータ極はステータ極に整列させる−−−“アクティ
ブステージ”として知られ、もしくはモータ位相の導電
区間である。ある点において、−−−ロータ極がステー
タ極に整列する点、もしくは先にあるいくつかの点のい
ずれか−−−ロータ極に作用することによる負もしくは
ブレーキングトルクを避けるように位相コイルの電流を
整流することが望ましい。この“整流”が達成される
と、電流は、もはや位相コイルで生成されず、電流は位
相コイルから消えてもよい。電流が位相コイルから消失
することを許される期間は、モータ相の“非アクティフ
ステージ”として知られている。ロータに比較的に一定
のトルクを維持するために、−−−そしてモータ効率を
最適にするために−−−ロータの位置とアクティブステ
ージもしくは各モータ位相の導電区間の間に“インフェ
ーズ”を維持することが大切である。いいかえると、導
電区間が開始され、制御され、そしてロータがあらかじ
めきめられた回転位置に達する時に整流されることが大
切である。もし、導電区間がロータの位置に関して早す
ぎる、もしくは遅すぎて開始され、そして/もしくは整
流されなら、(即ち、導電区間がロータに“先行する”
もしくは“遅れる”)なら、ロータの一定トルクは維持
されないであろう、そしてモータは最大効率で動作しな
いであろう。従来のスイッチドリラクタンスモータは、
ロータ位置を連続的に検出し、そして応答して導電区間
を開始し、および/もしくは整流する制御信号を調整す
ることにより、モータ位相とロータ位置の間に“インフ
ェーズ”を維持しようとした。これらの従来のモータ
は、ロータ位置を検出するための様々な“直接的”およ
び”間接的”方法と手段を用いた。従来の直接検出手段
は、ロータに直接もしくはその近くに配置されたホール
効果センサと光学的センサを備えていた。これらの直接
センサは、かなりの空間を使うので、比較的に高価であ
り、そして信頼性がない。その間接検出方法と回路は、
直接センサのいくつかの欠点を克服した。しかし、従来
の間接検出方法と回路は、複雑で効果なハードウェアを
しばしば必要とした。さらに、従来の間接検出手段は、
それらがうまく動作するスピード範囲が制限されてい
た。そのため、上記の一つもしくはそれ以上の欠点を最
小もしくは除去するスイッチリラクタンスを制御するた
めの回路と方法が必要である。
【発明が解決しようとする課題】本発明は、スイッチド
リラクタンスモータのようなモータを制御するための回
路と方法を提供する。本発明の目的は、ロータ位置の非
間接的検出を使用するモータを制御するための回路と方
法を提供することである。本発明の他の目的は、従来の
回路と方法より搭載するハードウェアを少なくし、廉価
であるモータ制御回路と方法を提供する。さらに、本発
明の他の目的は、従来の回路と方法に比較してより広い
範囲のモータスピードで使用できるモータ制御回路と方
法を提供する。
リラクタンスモータのようなモータを制御するための回
路と方法を提供する。本発明の目的は、ロータ位置の非
間接的検出を使用するモータを制御するための回路と方
法を提供することである。本発明の他の目的は、従来の
回路と方法より搭載するハードウェアを少なくし、廉価
であるモータ制御回路と方法を提供する。さらに、本発
明の他の目的は、従来の回路と方法に比較してより広い
範囲のモータスピードで使用できるモータ制御回路と方
法を提供する。
【課題を解決するための手段】本発明に関係するモータ
制御方法は、第1位相コイルの電流が第1と第2の予め
きめられた電流レベルの間に立ち上がるように第1位相
コイルに電流を流し、立ち上がり時間期間を測定するス
テップを含む。本発明に関係する方法は、また、測定さ
れた立ち上がり時間期間に応答して第1位相コイルもし
くは第2位相コイルのいずれかに電流を供給するステッ
プを含む。本発明の方法は、モータ位相コイルの電流立
ち上がり時間は位相コイルのインダクタンスに直接に比
例する原理に基づくものである。位相コイルのインダク
タンスは、ロータ位置を表示するものであるので、電流
立ち上がり時間は、ロータ位置を示すものとしてまた使
用できる。測定電流立ち上がり時間は、導電区間とロー
タ位置の間の“インフェーズ”関係を示す望ましい電流
立ち上がり時間に比較できる。この比較は、導電区間と
ロータ位置の間の“インフェーズ”関係を生成するため
に、引き続く導電区間の開始もしくは整流を調整する制
御信号を生成するのに使用できる。本発明の一実施例に
おいて、導電区間の電流立ち上がり時間はサンプルされ
そして望みの値に比較される。本発明の他の実施例にお
いて、導電区間に続く1もしくはそれ以上のタイミング
区間の電流立ち上がり時間は、望みの値にサンプルさ
れ、そして比較される。本発明に関する回路は、モータ
の第1位相に電流を流すための手段を含む。提供手段
は、位相コイルおよび選択的にスイッチを閉じそして電
源に位相コイルを結合する信号を生成するマイクロコン
トローラの両方に備えられたスイッチを含む。本発明に
従う回路は、第1の位相コイルの電流が第1および第2
の予めきめられた間に立ち上げるように立ち上がり時間
区間を指示する立ち上がり信号を生成する立ち上がり時
間信号生成器を含む。立ち上がり時間信号生成器は、第
1位相コイルの測定電流レベルを第1と第2の予めきめ
られた電流レベルと比較する一組の比較器および立ち上
がり信号を出力するアンドゲートのような論理ゲートを
含む。電流は、つまり、立ち上がり時間信号に応答する
第1位相コイルもしくは第2位相コイルのいずれかに電
流を供給する手段を含む。本発明に関する回路および方
法は、モータを制御する従来の回路と方法をより良くし
た意味のある改良を提供する。本発明の回路と方法は、
ロータの位置を決定するために間接的もしくはセンサの
ない手段を利用する。従って、また、本発明の回路と方
法は、直接的検出手段に比較してサイズと費用の点でよ
り低コストである。従来の間接的検出手段に比べた時、
本発明の回路と方法は改良されている。なぜなら、本発
明の回路と方法は、ロータ位置の推定器として電流立ち
上がり時間に依存するので、−−−より複雑な位置推定
器よりむしろ−−−本発明の回路と方法は従来の間接的
検出手段より簡単であり、廉価である。さらに、本発明
の回路と方法は、従来の間接的検出手段に比べて、モー
タスピードの広い範囲に装備できる。これらおよび他の
特徴と目的は、以下の詳細な説明と例によりこの発明の
特徴を図示する図面により技術に習熟したものにあきら
かになる。
制御方法は、第1位相コイルの電流が第1と第2の予め
きめられた電流レベルの間に立ち上がるように第1位相
コイルに電流を流し、立ち上がり時間期間を測定するス
テップを含む。本発明に関係する方法は、また、測定さ
れた立ち上がり時間期間に応答して第1位相コイルもし
くは第2位相コイルのいずれかに電流を供給するステッ
プを含む。本発明の方法は、モータ位相コイルの電流立
ち上がり時間は位相コイルのインダクタンスに直接に比
例する原理に基づくものである。位相コイルのインダク
タンスは、ロータ位置を表示するものであるので、電流
立ち上がり時間は、ロータ位置を示すものとしてまた使
用できる。測定電流立ち上がり時間は、導電区間とロー
タ位置の間の“インフェーズ”関係を示す望ましい電流
立ち上がり時間に比較できる。この比較は、導電区間と
ロータ位置の間の“インフェーズ”関係を生成するため
に、引き続く導電区間の開始もしくは整流を調整する制
御信号を生成するのに使用できる。本発明の一実施例に
おいて、導電区間の電流立ち上がり時間はサンプルされ
そして望みの値に比較される。本発明の他の実施例にお
いて、導電区間に続く1もしくはそれ以上のタイミング
区間の電流立ち上がり時間は、望みの値にサンプルさ
れ、そして比較される。本発明に関する回路は、モータ
の第1位相に電流を流すための手段を含む。提供手段
は、位相コイルおよび選択的にスイッチを閉じそして電
源に位相コイルを結合する信号を生成するマイクロコン
トローラの両方に備えられたスイッチを含む。本発明に
従う回路は、第1の位相コイルの電流が第1および第2
の予めきめられた間に立ち上げるように立ち上がり時間
区間を指示する立ち上がり信号を生成する立ち上がり時
間信号生成器を含む。立ち上がり時間信号生成器は、第
1位相コイルの測定電流レベルを第1と第2の予めきめ
られた電流レベルと比較する一組の比較器および立ち上
がり信号を出力するアンドゲートのような論理ゲートを
含む。電流は、つまり、立ち上がり時間信号に応答する
第1位相コイルもしくは第2位相コイルのいずれかに電
流を供給する手段を含む。本発明に関する回路および方
法は、モータを制御する従来の回路と方法をより良くし
た意味のある改良を提供する。本発明の回路と方法は、
ロータの位置を決定するために間接的もしくはセンサの
ない手段を利用する。従って、また、本発明の回路と方
法は、直接的検出手段に比較してサイズと費用の点でよ
り低コストである。従来の間接的検出手段に比べた時、
本発明の回路と方法は改良されている。なぜなら、本発
明の回路と方法は、ロータ位置の推定器として電流立ち
上がり時間に依存するので、−−−より複雑な位置推定
器よりむしろ−−−本発明の回路と方法は従来の間接的
検出手段より簡単であり、廉価である。さらに、本発明
の回路と方法は、従来の間接的検出手段に比べて、モー
タスピードの広い範囲に装備できる。これらおよび他の
特徴と目的は、以下の詳細な説明と例によりこの発明の
特徴を図示する図面により技術に習熟したものにあきら
かになる。
【発明の実施の形態】図面を参照するが、各図において
同じ番号は同じ部品を表すのに使用され、図1と図2
は、従来のスイッチドリラクタンスモータ(switc
hed reluctance motor)10示
す。図示されたモータは、スイッチドリラクタンスモー
タを構成するが、ここに開示される発明は技術的に知ら
れた他のモータに適用できることが理解されるべきであ
る。モータ10は、ロータアセンブリ12とステータア
センブリ14を含み、両者は軸16の回りに同軸配置さ
れる。代表的なモータ位相18は、点線の枠で示されて
いて、ここに他の2つのモータ位相は示されていない。
図示の実施例は、3つのモータ位相18を含み、モータ
位相18の数は多様であることが技術に習熟したものに
より理解されるであろう。ロータアセンブリ12は、ロ
ータアセンブリ12に接続された負荷(図示せず)を動
かすために備えられる。アセンブリ12はシャフト20
とシャフト20の周囲に配置されたロータ22を含む。
シャフト20は負荷もしくは負荷に連動する他の手段の
いずれかを含む。シャフト20は軸16に沿って縦方向
に広がり、そして軸16の回りに同軸配置される。ロー
タ22は、シャフト20の回転を与えるように備えら
れ、そして時計方向もしくは反時計方向の回転が可能で
ある。ロータ22は鉄のような比較的に低磁気リラクタ
ンスのをもつ材料により構成される。ロータ22は、軸
16の回りに同軸配置され、そしてシャフト20の鍵受
け溝(図示せず)の内側に配置されるスプラインもしく
はくさび(図示せず)を含む。ロータ22は、直径方向
に対向する1組のロータ極a−a’、b−b’にのよう
に半径方向の外に拡がる複数のロータ極24を含む。各
極24は、断面において通常直角であり、そして一つも
しくはそれ以上の半径方向に拡がる公知の歯を含む。ロ
ータ22の極24の数は様々であることは技術に習熟し
たものに理解されるであろう。ステータアセンブリ14
は、ロータアセンブリ12の回転を生じるトルクを生成
するように備えられる。ステータアセンブリ14は、鉄
のような比較的に低い磁気リラクタンスをもつ材料で構
成される複数の薄片20を備える。アセンブリ14は、
直径方向に対称のステータ極の組A−A’、B−B’、
C−C’のような半径方向の内側に拡がる複数の極28
を含む。ステータ極28の各組は、ロータ12のロータ
極24の対応する組を引きつけるように備えられ、それ
によりロータアセンブリ12の回転を生じる。極28
は、通常、断面において直角であり、そして公知の1つ
もしくはそれ以上の内側に拡がる歯(図示せず)を含
む。極28は、ステータアセンブリ12の軸の長さに沿
って拡がり、そしてロータアセンブリ12を受けるよう
に定められる内径30を規定する。ステータ極28の数
は様々であることが技術者に理解されるであろう。ロー
タアセンブリ12の回転は、各ステータ極の組をそれぞ
れに囲む位相コイル32、32’、32”の導電区間
を、予め与えた周期で開始し、そして後に整流すること
により生じる。位相コイル32、32’、32”は、直
径方向に対向するステータ極28に捲かれ、直列もしく
は並列に接続することにより形成される。位相コイル3
2、32’、32”のひとつに電流が流れ始める時、最
も近いロータ極の組は、励起された位相コイルが巻かれ
るステータ極の組に向かって磁気的に引きつけられる。
ステータ極の組を囲む位相コイルの導電区間の連続する
開始と整流により、比較的に一定のトルクが生成でき
る。図3を参照すると、本発明に関係するコイル32の
電流を制御する回路34が図示されている。回路34
は、モータ10のあるモータ位相18に対する等価回路
を示す。制御装置46のような回路34の部分は多重モ
ータ相18の部分を構成する。回路34は、スイッチ3
6、38、電流を位相コイル32に与えるためのダイオ
ード40、42、駆動回路44、そして制御装置46の
ような手段を含む。本発明に従えば、回路34は、次の
要素を含む。即ち、検出抵抗48と増幅器50のよう
な、コイル32の電流レベルを示す電流指示信号V
SENSE(A)を生成するための手段、コイル32の電流が予
めきめられた電流レベルを低と高レベルの間に生じるよ
うに立ち上がり時間期間を指示する立ち上がり時間信号
VT(A)を生成するための立ち上がり時間信号生成器52
のような手段、そして論理ゲート54、56。モータ1
0のあるモータ位相が、図3では示されているが、モー
タ10の他のモータ位相18が実質的に似たような構成
を持つことが理解されるべきである。スイッチ36、3
8は、コイル32を励起し、そして励起を抑制するため
に位相コイル32に電源58を選択的に結合するように
備えられる。スイッチ36、38は、慣用的技術であ
り、良く知られた複数の形態の任意のものである。例え
ば、スイッチ36、38はMOSFETにより構成され
る。スイッチ36は、コイル32に直列にコイル32の
第1端子に接続される。スイッチ38は、またコイル3
2に直列にコイル32の第2端子に接続される。ダイオ
ード40、42は、コイル32からの電流の消失を制御
し、特にコイル32の電流を電源58に戻すために備え
る。ダイオード40、42は慣用技術である。ダイオー
ド40はスイッチ36とコイル32の直列結合に平行に
接続される。ダイオード42はスイッチ38とコイル3
2の直列結合に平行に接続される。スイッチ36、38
の一つが開かれ、そしてスイッチ36、38の他方が閉
じられる時、位相コイル32の電流は、制御回路34を
流れ、そして比較的にゆっくり消失する。例えば、もし
スイッチ36が開かれ、そしてスイッチ38が閉じられ
たら、電流は、スイッチ38、ダイオード42そしてコ
イル32から構成される経路に沿って還流する。スイッ
チ36、38の双方が開いていた時、コイル32の電流
は、電源58、ダイオード42、コイル32、そしてダ
イオード40から構成される経路に沿って電源58に戻
るように急速に消失する。駆動回路44は、回路34の
部品の間の異なる許容性と要求を考慮した従来の方法
で、位相制御信号VC(A)の電圧レベルを調整するために
備えられる。駆動回路44は、またコイル32の導電区
間の間のあらかじめきめた高と低の間でコイル32の中
の電流を制御するために備えられる。制御装置46は、
各モータ位相18の導電区間を開始しおよび整流するた
めに備えられる。特に、そして本発明に関係して、制御
装置46は、各モータ位相18の位相コイル32、3
2’、33”の測定された電流立ち上がり時間に応答し
て各モータ位相18の導電区間を開始し、そして整流す
るのに備えられる。制御装置46は、公知技術であり、
そしてディスクリート回路もしくはプログラマブルマイ
クロコントローラのいずれかで良い。制御装置46は、
各モータ位相18の導電区間の開始と整流を制御するた
めの位相制御信号VC(A)のような位相制御信号を生成す
る。制御装置46は、以下に記す方法において、比較器
52、54により使用される高および低信号VU および
VL を生成する。検出抵抗48は、コイル32の電流レ
ベルを指示する信号を生成するために備えられ、そして
公知技術である。抵抗48はスイッチ38に接続される
1端子、および接地に接続された第2端子をもつ。様々
な慣用的なセンサが使用され、そして、例えばホール効
果センサが含まれる。増幅器50は検出抵抗48により
生成される信号を電流指示信号VSENSE(A)に変換するた
めに備えられる。増幅器50は慣用技術である。立ち上
がり時間信号生成器52はコイル32の電流が予めきめ
られた低と高の電流レベルの間で立ち上げるために立ち
上がり時間期間を指示する立ち上がり時間信号VT(A)を
生成するために備えられる。信号生成器52は、次の要
素を含む:電流指示信号VSENSE(A)を示す電流を高電流
レベル信号VU と比較するため、そしてそれぞれに応答
して比較信号VC1を生成するための比較器60のような
手段、信号VSENSE(A)を指示する電流を低電流レベル信
号VL に比較し、そしてそれぞれに応答して比較器VC2
を生成するための比較器62のような手段、位相制御信
号VC(A)およびVC1とVC2の比較信号に応答し、立ち上
がり時間信号VT(A)を生成するための論理ゲート64の
ような手段。比較器60、62は、電流指示信号V
SENSE(A)を高と低電流信号VU とVL にそれぞれ比較す
る。比較器60、62は慣用技術である。比較器60の
正入力は、それぞれ制御装置46により生成された高電
流レベル信号VU に応答し、一方比較器60の負入力
は、増幅器50により生成された電流指示信号V
SENSE(A)に応答する。比較器60はコイル32の電流の
レベルが−−−電流指示信号VSENS E(A)により示される
−−−あらかじめきめた高電流レベルより−−−高電流
レベル信号VU により示される−−−小さいか大きいか
どうかを指示する比較信号VC1を出力する。比較器62
の正入力62は、増幅器50により生成された電流指示
信号VSENSE(A)に応答し、一方、比較器62の負入力
は、制御装置46により生成された低電流レベル信号V
L に応答する。比較器62は、コイル32の電流のレベ
ルが−−−電流指示信号VSENSE(A)により指示される−
−−あらかじめきめた低レベルより−−−低電流レベル
信号VL により示される−−−大きいかどうかを示す比
較信号VC2を出力する。論理ゲート64は、コイル32
の電流があらかじめきめらた高および低レベル信号VU
とVL の間で立ち上げるために必要な時間を示す立ち上
がり時間信号を生成するために備えられる。ゲート64
は慣用技術であり、そしてANDゲートにより構成され
る。しかし、他のゲート構成が、本発明の精神から離れ
ることなく実行できる。ゲート64は、位相制御信号V
C1とVC2に応答する。論理ゲート54は、モータ10の
位相コイル32、32’、32”の各々の電流があらか
じめ決められた高と低の電流レベルの間で立ち上がるた
めに必要な時間を示す組み合わされた立ち上がり信号V
T(ABC)を生成するために備えられる。そのように、ゲー
ト54は、図示された実施例において3つのモータ位相
18のおのおのにより生成された立ち上がり信号
VT(A)、VT(B),VT(C)に応答する。ゲート54は、慣
用技術であり、そしてORゲートでよい。他のゲート構
成が本発明の精神から離れることなく実施できることが
理解されるべきである。論理ゲート56は、立ち上がり
時間が導電レベルもしくは導電レベルの後の予めきめら
れた時間を生じるタイミング期間の間のいずれかにおい
て測定できる本発明の第2の実施例との関係で使用する
ために備えられる。ゲート56は、立ち上がり信号V
SENSE(A)と制御装置46により生成された選択信号VS
との組み合わせに応答する立ち上がり信号VT を生成す
る。選択信号VS は、測定された立ち上がり時間が、選
択された区間の間(例えば、導電区間の間もしくはタイ
ミング区間の間)にのみ制御装置46に与えられること
を保証する。ゲート56は慣用技術であり、そしてAN
Dゲートを構成できる。しかし、再び、本発明の精神か
ら離れることなく他のゲート構成で実施できることが理
解されるべきである。図4A−Bを参照すると、本発明
の回路と方法の基づく原理が説明される。公知のよう
に、位相インダクタンスは、ロータ位置を評価するよう
に使用される。図4Aに示されるように、任意のモータ
位相18において誘導的なレベルは対応する組のステー
タ極28に近づくに従って線型的に増加する。ロータ極
24とステータ極28が整列した時、インダクタンスは
最大になり、そしてそれからロータ極24がステータロ
ーラ極28を通過して動くに従って線型に減少する。図
4Bに示されるように、同様の関係が、モータ10の位
相コイルの2つの予め決められたレベルの間で電流が立
ち上がるために必要な時間とロータ位置の間で存在す
る。ロータ極24がステータ極28の対応する組に近づ
くに従って、電流が2つの予めきめられたレベルの間で
立ち上がるのに要する時間は線型に増加する。ロータ極
がステータ極に整列した時、最大時間が、電流が2つの
予め決められた時間の間で立ち上がるために必要であ
る。ロータ極がステータ極を過ぎて動くに従って、必要
な時間は線型に減少する。図4A−Bに示されるよう
に、モータ位相コイルの電流が2つのレベルのあらかじ
めきめられたレベルの間で立ち上がるために必要な時間
は、直接に位相コイルのインダクタンスに比例する。結
果として、2つのあらかじめきめられたレベルの間の電
流の立ち上がり時間を測定することはロータ位置を推定
する。測定された立ち上がり時間は、モータ位相の導電
区間(もしくは電流立ち上がり時間)とロータ位置の間
の望ましい“インフェース”を指示する望ましい立ち上
がり時間にそれから比較される。もし、測定された立ち
上がり時間が望ましい立ち上がり時間と異なるなら、導
電区間はロータを遅らせもしくは進める。例えば、図4
Bの指定された点Aは、モータ位相10と特定の動作速
度におけるロータ位置の間の“インフェーズ”関係を確
立するための望ましい電流立ち上がり時間を示す。指定
された点BとCは、モータ位相18の位相コイルの電流
に対する測定された立ち上がり時間を示す。図4Bに示
されるように、点A、B、およびCは電流立ち上がり時
間プロファイルの正もしくは負の傾きのいずれかに落ち
る。公知技術として、一般的に比較的に低速度で動作す
るモータ10のモータ位相18に対する導電区間は、イ
ンダクションの正のスロープで始まりそして終了する。
それ故に、低速度において、望みの立ち上がり時間と測
定された立ち上がり時間は、電流立ち上がり時間プロフ
ァイルの正の傾きに落ちる。望ましい立ち上がり時間A
より小さい立ち上がり時間Bのような電流立ち上がりは
電流が望まれるより早い二つのあらかじめきめられたレ
ベルの間で立ち上がることを指示し、そして、それ故に
導電区間がロータ位置を進めることを指示する。望まし
い立ち上がり時間Aより大きい立ち上がり時間Cのよう
な電流立ち上がりは、2つの予めきめられた望ましいよ
り遅いレベルの間に立ち上がることを示し、そしてそれ
故に導電区間がロータ位置を遅らせることを指示する。
公知技術として、導電区間のスタートは、モータ速度が
増加するに従って、進まなければならない。これは、よ
り早く導電区間−−−インダクタンスの負の傾きにおい
て、を開始することにより達成される。結果として、望
ましいそして測定された立ち上がり時間は、図4Bに示
される電流立ち上がり時間プロファイルの負の傾きに見
いだされる。それゆえに、一度、モータが予めきめられ
た速度に到達すると、電流立ち上がり時間Bは、ロータ
位置を遅らせる導電区間を指示し、一方電流立ち上がり
時間Cは、ロータ位置を進める導電区間を指示する。上
記の発明回路を組み込むモータは、少なくとも、2つの
動作モードをもつ:スタートモードと走行モードであ
る。図5を参照すると、モータ10をスタートする方法
が、詳細に説明される。その方法は、位相コイル32、
32’、32”に電流を与え、および各位相コイルの電
流が低および高の電流レベルVL とVUのような2つの
あらかじめきめられたレベルの間で立ち上がる時間期間
ΔTA、ΔTBおよびΔTCそれぞれ測定するステップ66、
68、70を含む。その方法は、さらに、電流立ち上が
り時間ΔTAと予めきめられたオフセット値KA との和の
合計を電流立ち上がり時間ΔTBに比較するステップ72
を含む。電流立ち上がり時間ΔTAとオフセット値KA の
和の合計が電流立ち上がり時間ΔTBのより大きいなら、
その方法は、電流立ち上がり時間ΔT(B)と予めきめられ
たオフセット値KBとの和の合計を電流立ち上がり時間
ΔT(C)に比較するステップ74を含む。もし、電流立ち
上がり時間ΔTBとオフセットKB の和の合計が電流立ち
上がり時間ΔTCより大きいなら、その方法はコイル3
2’を励起するステップ76を含む。一方、もし、電流
立ち上がり時間ΔTBとオフセット値KB の和の合計が電
流立ち上がり時間ΔTCより小さいか等しければ、その方
法は、コイル32を励起するステップ78を含む。ステ
ップ72に戻って、もし電流立ち上がり時間ΔTAとオフ
セット値KA の和の合計が電流立ち上がり時間ΔTBより
小さいか等しければ、その方法は、電流立ち上がり時間
ΔTCと予めきめられたオフセット値KC との和の合計を
電流立ち上がり時間ΔTAに比較するステップ80を含
む。もし、電流立ち上がり時間ΔTCとオフセット値KC
の和の合計が電流立ち上がり時間ΔTAより大きいなら、
その方法は、コイル32”を励起するステップ82を含
む。一方、電流立ち上がり時間ΔTCとオフセット値KC
との和の合計が電流立ち上がり時間ΔTAより小さいか等
しいなら、その方法は、コイル32’を励起するステッ
プ84を含む。KA 、KB およびKC は、動作する特定
のモータ10に依存することが特に注目されるべきであ
る。ここで、図6A−Dを参照して、本発明に従うモー
タ制御方法を説明する。この方法は、コイル32、3
2’および32”の一つが上記のように設定されたスタ
ートアルゴリズムに従って励起された後に生じるモータ
の走行モードの間にモータ10を制御するのに使用され
る。図6Aを参照すると、本発明に従うモータ10を制
御する方法は、モータ10の第1位相コイル32に電流
を供給するステップ86を含む。図7Aを参照すると、
制御装置46により生成された位相制御信号VC(A)が高
論理レベルに遷移する時、電流がコイル32に与えられ
る。図6Aを再び参照すると、本発明に従う方法は、さ
らに、位相コイル32の電流があらかじめきめられた第
1と第2のそれぞれの電流レベルVL とVU の間に生じ
るように立ち上がり時間期間を測定するステップ88を
さらに含む。図6Bを参照すると、ステップ88は、コ
イル32の電流レベルを検出するサブステップ92を含
む。図3に示されるように、回路34で電流が検出抵抗
48を使用して測定される。それから、増幅器50は、
抵抗48により検出される電流レベルに応答し、および
それを指示する図7Bに示される電流指示信号V
SENSE(A)を生成する。図6Bを再び参照すると、ステッ
プ88は、さらにコイル32の電流レベルを予めきめら
れた高電流レベルVU およびあらかじめきめられた低電
流レベルVL と比較し、そしてそれぞれ比較信号VC1、
VC2を生成するサブステップ94を含む。図7Cに示さ
れるように、比較信号VC1は、コイル32の電流レベル
が、−−−VSENSE(A)により指示されるように−−−高
電流レベルVU より小さい時には、いつも高論理レベル
を推定する。図7Dに示されるように、比較信号V
C2は、コイル32の電流レベルが、−−−VSENSE(A)に
より指示されるように−−−低電流レベルVL より大き
い時には、いつも高論理レベルを推定する。図6Bを再
び参照すると、ステップ88は、コイル32に流れる電
流が予めきめられた低および高電流レベルVL とVU の
間に生じるように立ち上がり時間期間ΔT(A)を指示する
立ち上がり信号期間ΔT(A)を生成するサブステップ96
を含む。図7Eに示されるように、立ち上がる時間信号
VT(A)は、コイル32の電流レベルが、低および高電流
レベルの間で立ち上がる期間においてのみ高論理レベル
を推測し、そして位相制御信号VC(A)は高論理レベルを
維持する。図6Aをふたたび参照すると、本発明に従う
方法は、位相コイル32もしくは他の位相コイルの−−
−位相コイル32’もしくは位相コイル32”のような
−−−いづれかに、立ち上がり時間信号VT(A)により指
示される立ち上がり時間期間ΔT(A)に応答して、最終的
に電流を供給するステップ90を含む。ここで図6Cを
参照すると、ステップ90は、立ち上がり時間期間Δ
T(A)に応答した位相期間値P’をドライブするサブステ
ップ98を含む。位相期間値P’は、モータ10の一つ
もしくはそれ以上の位相18に関係した時間期間を示
す。図10A−Dを参照すると、ある与えられた実施例
において、位相期間値P’は、位相コイル32のような
一つの位相コイルにおける導電区間134の開始と、コ
イル32’のような他の位相コイルにおける導電区間1
36の開始の間に位相区間期間Δt1を構成する。あるい
は、位相期間値P’は同じ位相コイルにおける第1およ
び第2の導電区間、もしくは位相コイルの中の導電区間
の開始と整流の間の期間を示す。与えられた実施例にお
いて、位相期間値P’は次の式を使用して求められる。 P’=P+/−K(ΔT(A)−ΔTD) ここに、Pは電流立ち上がり時間が測定されているモー
タ位相18に関係する実在の位相期間値を示し、Kはモ
ータ10を安定化し、そしてその遷移条件の間にその動
作維持するためのゲインを示し、ΔTDは望ましい立ち上
がり時間値を示す。図4Bを参照して、上記のように、
望ましい立ち上がり時間ΔTDは、ロータ位置と電流立ち
上がり時間が測定されているモータ位相18の導電区間
の間の“インフェーズ”関係の指示である。図6Dに示
されるように、そして上記の式に反映されるように、サ
ブステップ98は、立ち上がり時間誤差値を得るために
測定される立ち上がり期間ΔT(A)を望みの立ち上がり期
間ΔTDに比較するサブステップ102を含む。あたえら
れた一実施例において、この比較は、測定された立ち上
がり時間期間ΔT(A)から望ましい立ち上がり期間ΔTDを
減算することにより達成される。サブステップ98は、
さらに位相期間値P’を得るために位相期間値Pから立
ち上がり時間誤差値を減算するサブステップ104を含
む。図4A−Bを参照して上記のように説明したが、望
みの立ち上がり時間ΔTDと測定された立ち上がり時間期
間ΔT(A)の間の関係は、一度モータ10が予めきめられ
た動作速度に達すると変化し、そしてモータ10の各モ
ータ位相18に対する区間は、モータ位相18に対する
インダクタンスの負の傾きで開始される。結果として、
一度モータ10があらかじめきめられた速度に到達する
と、サブステップ98は、さらに、位相期間値P’を得
るために位相期間値Pに立ち上がり誤差時間値を加える
サブステップ106を含む。図6Aと図6Cを再び参照
すると、ステップ90は、位相期間値P’に応答する最
終的に位相コイル32もしくは他の位相コイルの電流を
制御するサブステップ100を含む。制御装置46は、
モータ位相の中の導電区間を開始および/もしくは整流
するために位相期間値P’に応答するVC(A)のような位
相制御信号を生成し、そして導電区間をロータの位置と
の関係で“インフェーズ”する。例えば、もし、Pがコ
イル32と32’の導電区間の開始の間に位相区間期間
を示すなら、P’はコイル32’と32”の導電区間の
開始の間の位相区間期間を示し、そしてコイル32の電
流の立ち上がり時間ΔT(A)は、コイル32の導電区間は
ロータ位置を遅らせることを指示し、それから、位相区
間値P’は、上記の式を使用して位相期間値Pより小さ
くなるであろう。結果として、コイル32”の導電区間
は、そうでなければそれがもつより早く開始され、そし
てロータ位置の位相に送られるであろう。図8A−Dを
参照すると、本発明に関係する方法の第2の実施例が説
明される。図9Aと図9Bを参照すると、本発明の第2
の実施例に関係してモータ10を制御する方法は、導電
区間112の間にモータ10の第1位相コイルに電流を
与え、そして導電時間区間112の終了の後にあらかじ
め与えられた期間の時間tを開始するタイミング期間1
14の間にコイル32に電流を供給するるステップ10
8、110を含む。図9Aに示されるように、制御装置
46により生成された位相制御信号VC(A)が高論理レベ
ルに遷移する時、電流は導電区間112とタイミング区
間114の間に与えられる。図8Aをふたたび参照する
と、本発明に関係する方法は、さらに位相コイル32の
電流が、第1と第2の予めきめられた電流レベルVL と
VU の間で、それぞれがタイミング時間の間に立ち上が
る立ち上がり時間区間を測定するステップ116をさら
に含む。図8Bを参照すると、ステップ116は、コイ
ル32の電流のレベルを検出するサブステップ118を
含む。図3に示されるように、電流34の中で電流が検
出抵抗48を使用して測定される。増幅器50は、それ
から、抵抗48により検出される電流レベルに応答し、
そして指示する図9Bで示される電流指示信号V
SENSE(A)を生成する。図8Bを再び参照すると、ステッ
プ116は、さらにコイル32の電流レベルをあらかじ
めきめられた高電流レベルVUとあらかじめきめられた
低電流レベルVL に比較し、そしてそれぞれに応答して
比較信号VC1とVC2を生成するサブステップ120を含
む。図9Cに示すように、比較信号VC1は、コイル32
の電流レベルは、−−−VSENSE(A)により示されるよう
に−−−高電流レベルより小さい時はいつも高論理レベ
ルを推定する。図9Dに示されるように、比較信号VC2
は、コイル32の電流レベルが−−−VSE NSE(A)により
示されるように−−−低電流レベルVL より大きい時
は、いつでも、高論理レベルを推定する。図8Bを再び
参照すると、ステップ116は、コイル32の電流が区
間114の間に予め決められた低および高電流レベルの
間で立ち上がるための立ち上がり時間期間ΔT(A)を指示
する立ち上がり時間信号VT(A)を生成するサブステップ
122を含む。図9Eに示されるように、立ち上がり信
号VT(A)は、コイル32の電流レベルが、タイミングイ
ンターバルの間に予め定めた低および高電流レベルの間
で立ち上がる期間のみ高論理信号を推定し、そして位相
制御信号VC(A)が高論理レベルを維持する。これは、導
電区間112とタイミンク区間114の双方の間に生じ
るので、制御装置46で生成された選択信号VS が論理
ゲート56に関係して、タイミング区間114から得ら
れた測定された立ち上がり時間のみが制御装置46に与
えられることを保証するために使用される(図3に最善
が示される)。図9Fに図示されるように、選択信号V
sは、タイミング区間114の開始において、高論理状
態を推定する。選択信号Vsはそれから立ち上がり時間
信号VT(A)の立ち下がりエッジに応答して、低論理レベ
ルに遷移する。もし、多重タイミング期間114が導電
区間112の間で使用されるなら、選択信号Vsが立ち
上がり時間測定に使用するためにどのタイミング区間1
14を使用すべきかを選択するために使用されることが
注目されるべきである。図8Aを再び参照すると、本発
明に従う方法は、立ち上がり時間信号VT(A)により指示
される立ち上がり時間信号ΔT(A)に応答する位相コイル
32もしくは他の位相コイル−−位相コイル32’もし
くは位相コイル32”のような−−−に電流を供給する
ステップを含む。図8Cを参照すると、ステップ124
は立ち上がり時間期間ΔT(A)に応答する位相期間値P’
を導くサブステップ126を含む。位相期間値P’はモ
−タ10の一つもしくはそれ以上のモ−タ位相に関係す
る時間期間を示す。図10A─Dを参照すると、位相コ
イル32のような一つの位相コイルの導電区間134の
開始とコイル32’のような他の位相コイルの導電区間
134の開始条件の間の位相区間期間Δt1を構成する。
第2の設定された実施例において,位相期間値P’は,
位相コイル32のような一位相コイルのタイミング区間
の開始、および他の位相コイルのタイミング区間140
の開始の間の位相区間期間Δt2を構成する。あるいは、
位相期間値P’は、第1と第2の導電区間もしくは同じ
位相コイルにおけるタイミング区間の間の期間、もしく
は導電区間の開始と整流の間の期間、もしくは位相コイ
ルの中のタイミング区間を表わす。与えられた実施例に
おいて、位相期間値P’は、次の式を使用して得られ
る。 P’=P+K(ΔT(A)+ΔTD) ここに、Pは電流立ち上がり時間が測定されるモ−タ位
相18に関係する実際の位相期間値、Kはモ、タ10を
安定化するのに選択されるゲインを表し、そして遷移条
件の間にその動作を維持し、ΔTDは望みの立ち上がり時
間を表わす。図4Bを参照して上記のことを説明する
時、望みの立ち上がり時間ΔTDは、電流立ち上がり時間
が測定されるモ−タ位相18に対するロ−タ位置と導電
区間の間の“インフェーズ”を指示する。図8Dに示さ
れるように、そして上記に定義された式で考察されるよ
うに、サブステップ126は立ち上がり時間値を得るた
めに測定された立ち上がり時間期間ΔT(A)を望ましい立
ち上がり時間期間ΔTDに比較するサブステップ126を
含む。与えられた実施例において、この比較は、測定さ
れた立ち上がり時間期間ΔT(A)から望ましい立ち上がり
期間ΔTDを減算することにより達成される。サブステッ
プ126は、位相期間値P’を得るために位相期間値P
に立ち上がり時間誤差値を加算するサブステップ130
をさらに含む。上記に説明された第1方法の実施例と違
って、立ち上がり時間誤差値は、位相期間値Pに必ず加
えられる。これは、インダクタンスの正の傾斜の端部に
おいてもしくはその近くにおいて通常、導電区間112
は整流されるからである。タイミング区間114を開始
することにより導電区間112の端の後の予めきめられ
た時間期間tは、コイル32のインダクタンスの負の傾
斜の間に生じるようにできる。望ましい立ち上がり時間
と測定立ち上がり時間が 立ち上がり時間電流プロファ
イルの負の傾きにおいて常に生じるので、立ち上がり誤
差値は常に位相期間値Pに加えられる。図8Aと8Cを
再び参照すると、ステップ124は、最終的に位相コイ
ル32もしくは位相期間値P’に応答する他の位相コイ
ルの電流を制御するサブステップ132を含む。制御装
置46はモータ位相の中の導電区間を開始および/もし
くは整流するために位相期間値P’に応答してVC(A)の
ような位相制御信号を生成し,そしてロータの位置に関
係する“インフェ−ズ”に導電区間をもたらす。例え
ば、もし、Pが、コイル32と32’の導電区間の開始
の間の位相期間を示すなら、コイル32の電流の立ち上
がり時間ΔT(A)が、コイルの位相区間がロータの位置を
遅らせることを指示すものであるなら、その時、位相期
間値P’は、上記の式を使用する位相期間値より小さい
であろう。結果として、コイル32”に導電区間は、そ
うでなければ、ロータの位置に位相をもち、そしてもた
らされるより早く開始されるであろう。本発明が、上記
の望ましい実施例で特に示されそして説明されたが、様
々な変更および修正が、本発明の精神と範囲を逸脱する
ことなく発明においてなされることが技術に熟達したも
のによりなされることが理解できるであろう。
同じ番号は同じ部品を表すのに使用され、図1と図2
は、従来のスイッチドリラクタンスモータ(switc
hed reluctance motor)10示
す。図示されたモータは、スイッチドリラクタンスモー
タを構成するが、ここに開示される発明は技術的に知ら
れた他のモータに適用できることが理解されるべきであ
る。モータ10は、ロータアセンブリ12とステータア
センブリ14を含み、両者は軸16の回りに同軸配置さ
れる。代表的なモータ位相18は、点線の枠で示されて
いて、ここに他の2つのモータ位相は示されていない。
図示の実施例は、3つのモータ位相18を含み、モータ
位相18の数は多様であることが技術に習熟したものに
より理解されるであろう。ロータアセンブリ12は、ロ
ータアセンブリ12に接続された負荷(図示せず)を動
かすために備えられる。アセンブリ12はシャフト20
とシャフト20の周囲に配置されたロータ22を含む。
シャフト20は負荷もしくは負荷に連動する他の手段の
いずれかを含む。シャフト20は軸16に沿って縦方向
に広がり、そして軸16の回りに同軸配置される。ロー
タ22は、シャフト20の回転を与えるように備えら
れ、そして時計方向もしくは反時計方向の回転が可能で
ある。ロータ22は鉄のような比較的に低磁気リラクタ
ンスのをもつ材料により構成される。ロータ22は、軸
16の回りに同軸配置され、そしてシャフト20の鍵受
け溝(図示せず)の内側に配置されるスプラインもしく
はくさび(図示せず)を含む。ロータ22は、直径方向
に対向する1組のロータ極a−a’、b−b’にのよう
に半径方向の外に拡がる複数のロータ極24を含む。各
極24は、断面において通常直角であり、そして一つも
しくはそれ以上の半径方向に拡がる公知の歯を含む。ロ
ータ22の極24の数は様々であることは技術に習熟し
たものに理解されるであろう。ステータアセンブリ14
は、ロータアセンブリ12の回転を生じるトルクを生成
するように備えられる。ステータアセンブリ14は、鉄
のような比較的に低い磁気リラクタンスをもつ材料で構
成される複数の薄片20を備える。アセンブリ14は、
直径方向に対称のステータ極の組A−A’、B−B’、
C−C’のような半径方向の内側に拡がる複数の極28
を含む。ステータ極28の各組は、ロータ12のロータ
極24の対応する組を引きつけるように備えられ、それ
によりロータアセンブリ12の回転を生じる。極28
は、通常、断面において直角であり、そして公知の1つ
もしくはそれ以上の内側に拡がる歯(図示せず)を含
む。極28は、ステータアセンブリ12の軸の長さに沿
って拡がり、そしてロータアセンブリ12を受けるよう
に定められる内径30を規定する。ステータ極28の数
は様々であることが技術者に理解されるであろう。ロー
タアセンブリ12の回転は、各ステータ極の組をそれぞ
れに囲む位相コイル32、32’、32”の導電区間
を、予め与えた周期で開始し、そして後に整流すること
により生じる。位相コイル32、32’、32”は、直
径方向に対向するステータ極28に捲かれ、直列もしく
は並列に接続することにより形成される。位相コイル3
2、32’、32”のひとつに電流が流れ始める時、最
も近いロータ極の組は、励起された位相コイルが巻かれ
るステータ極の組に向かって磁気的に引きつけられる。
ステータ極の組を囲む位相コイルの導電区間の連続する
開始と整流により、比較的に一定のトルクが生成でき
る。図3を参照すると、本発明に関係するコイル32の
電流を制御する回路34が図示されている。回路34
は、モータ10のあるモータ位相18に対する等価回路
を示す。制御装置46のような回路34の部分は多重モ
ータ相18の部分を構成する。回路34は、スイッチ3
6、38、電流を位相コイル32に与えるためのダイオ
ード40、42、駆動回路44、そして制御装置46の
ような手段を含む。本発明に従えば、回路34は、次の
要素を含む。即ち、検出抵抗48と増幅器50のよう
な、コイル32の電流レベルを示す電流指示信号V
SENSE(A)を生成するための手段、コイル32の電流が予
めきめられた電流レベルを低と高レベルの間に生じるよ
うに立ち上がり時間期間を指示する立ち上がり時間信号
VT(A)を生成するための立ち上がり時間信号生成器52
のような手段、そして論理ゲート54、56。モータ1
0のあるモータ位相が、図3では示されているが、モー
タ10の他のモータ位相18が実質的に似たような構成
を持つことが理解されるべきである。スイッチ36、3
8は、コイル32を励起し、そして励起を抑制するため
に位相コイル32に電源58を選択的に結合するように
備えられる。スイッチ36、38は、慣用的技術であ
り、良く知られた複数の形態の任意のものである。例え
ば、スイッチ36、38はMOSFETにより構成され
る。スイッチ36は、コイル32に直列にコイル32の
第1端子に接続される。スイッチ38は、またコイル3
2に直列にコイル32の第2端子に接続される。ダイオ
ード40、42は、コイル32からの電流の消失を制御
し、特にコイル32の電流を電源58に戻すために備え
る。ダイオード40、42は慣用技術である。ダイオー
ド40はスイッチ36とコイル32の直列結合に平行に
接続される。ダイオード42はスイッチ38とコイル3
2の直列結合に平行に接続される。スイッチ36、38
の一つが開かれ、そしてスイッチ36、38の他方が閉
じられる時、位相コイル32の電流は、制御回路34を
流れ、そして比較的にゆっくり消失する。例えば、もし
スイッチ36が開かれ、そしてスイッチ38が閉じられ
たら、電流は、スイッチ38、ダイオード42そしてコ
イル32から構成される経路に沿って還流する。スイッ
チ36、38の双方が開いていた時、コイル32の電流
は、電源58、ダイオード42、コイル32、そしてダ
イオード40から構成される経路に沿って電源58に戻
るように急速に消失する。駆動回路44は、回路34の
部品の間の異なる許容性と要求を考慮した従来の方法
で、位相制御信号VC(A)の電圧レベルを調整するために
備えられる。駆動回路44は、またコイル32の導電区
間の間のあらかじめきめた高と低の間でコイル32の中
の電流を制御するために備えられる。制御装置46は、
各モータ位相18の導電区間を開始しおよび整流するた
めに備えられる。特に、そして本発明に関係して、制御
装置46は、各モータ位相18の位相コイル32、3
2’、33”の測定された電流立ち上がり時間に応答し
て各モータ位相18の導電区間を開始し、そして整流す
るのに備えられる。制御装置46は、公知技術であり、
そしてディスクリート回路もしくはプログラマブルマイ
クロコントローラのいずれかで良い。制御装置46は、
各モータ位相18の導電区間の開始と整流を制御するた
めの位相制御信号VC(A)のような位相制御信号を生成す
る。制御装置46は、以下に記す方法において、比較器
52、54により使用される高および低信号VU および
VL を生成する。検出抵抗48は、コイル32の電流レ
ベルを指示する信号を生成するために備えられ、そして
公知技術である。抵抗48はスイッチ38に接続される
1端子、および接地に接続された第2端子をもつ。様々
な慣用的なセンサが使用され、そして、例えばホール効
果センサが含まれる。増幅器50は検出抵抗48により
生成される信号を電流指示信号VSENSE(A)に変換するた
めに備えられる。増幅器50は慣用技術である。立ち上
がり時間信号生成器52はコイル32の電流が予めきめ
られた低と高の電流レベルの間で立ち上げるために立ち
上がり時間期間を指示する立ち上がり時間信号VT(A)を
生成するために備えられる。信号生成器52は、次の要
素を含む:電流指示信号VSENSE(A)を示す電流を高電流
レベル信号VU と比較するため、そしてそれぞれに応答
して比較信号VC1を生成するための比較器60のような
手段、信号VSENSE(A)を指示する電流を低電流レベル信
号VL に比較し、そしてそれぞれに応答して比較器VC2
を生成するための比較器62のような手段、位相制御信
号VC(A)およびVC1とVC2の比較信号に応答し、立ち上
がり時間信号VT(A)を生成するための論理ゲート64の
ような手段。比較器60、62は、電流指示信号V
SENSE(A)を高と低電流信号VU とVL にそれぞれ比較す
る。比較器60、62は慣用技術である。比較器60の
正入力は、それぞれ制御装置46により生成された高電
流レベル信号VU に応答し、一方比較器60の負入力
は、増幅器50により生成された電流指示信号V
SENSE(A)に応答する。比較器60はコイル32の電流の
レベルが−−−電流指示信号VSENS E(A)により示される
−−−あらかじめきめた高電流レベルより−−−高電流
レベル信号VU により示される−−−小さいか大きいか
どうかを指示する比較信号VC1を出力する。比較器62
の正入力62は、増幅器50により生成された電流指示
信号VSENSE(A)に応答し、一方、比較器62の負入力
は、制御装置46により生成された低電流レベル信号V
L に応答する。比較器62は、コイル32の電流のレベ
ルが−−−電流指示信号VSENSE(A)により指示される−
−−あらかじめきめた低レベルより−−−低電流レベル
信号VL により示される−−−大きいかどうかを示す比
較信号VC2を出力する。論理ゲート64は、コイル32
の電流があらかじめきめらた高および低レベル信号VU
とVL の間で立ち上げるために必要な時間を示す立ち上
がり時間信号を生成するために備えられる。ゲート64
は慣用技術であり、そしてANDゲートにより構成され
る。しかし、他のゲート構成が、本発明の精神から離れ
ることなく実行できる。ゲート64は、位相制御信号V
C1とVC2に応答する。論理ゲート54は、モータ10の
位相コイル32、32’、32”の各々の電流があらか
じめ決められた高と低の電流レベルの間で立ち上がるた
めに必要な時間を示す組み合わされた立ち上がり信号V
T(ABC)を生成するために備えられる。そのように、ゲー
ト54は、図示された実施例において3つのモータ位相
18のおのおのにより生成された立ち上がり信号
VT(A)、VT(B),VT(C)に応答する。ゲート54は、慣
用技術であり、そしてORゲートでよい。他のゲート構
成が本発明の精神から離れることなく実施できることが
理解されるべきである。論理ゲート56は、立ち上がり
時間が導電レベルもしくは導電レベルの後の予めきめら
れた時間を生じるタイミング期間の間のいずれかにおい
て測定できる本発明の第2の実施例との関係で使用する
ために備えられる。ゲート56は、立ち上がり信号V
SENSE(A)と制御装置46により生成された選択信号VS
との組み合わせに応答する立ち上がり信号VT を生成す
る。選択信号VS は、測定された立ち上がり時間が、選
択された区間の間(例えば、導電区間の間もしくはタイ
ミング区間の間)にのみ制御装置46に与えられること
を保証する。ゲート56は慣用技術であり、そしてAN
Dゲートを構成できる。しかし、再び、本発明の精神か
ら離れることなく他のゲート構成で実施できることが理
解されるべきである。図4A−Bを参照すると、本発明
の回路と方法の基づく原理が説明される。公知のよう
に、位相インダクタンスは、ロータ位置を評価するよう
に使用される。図4Aに示されるように、任意のモータ
位相18において誘導的なレベルは対応する組のステー
タ極28に近づくに従って線型的に増加する。ロータ極
24とステータ極28が整列した時、インダクタンスは
最大になり、そしてそれからロータ極24がステータロ
ーラ極28を通過して動くに従って線型に減少する。図
4Bに示されるように、同様の関係が、モータ10の位
相コイルの2つの予め決められたレベルの間で電流が立
ち上がるために必要な時間とロータ位置の間で存在す
る。ロータ極24がステータ極28の対応する組に近づ
くに従って、電流が2つの予めきめられたレベルの間で
立ち上がるのに要する時間は線型に増加する。ロータ極
がステータ極に整列した時、最大時間が、電流が2つの
予め決められた時間の間で立ち上がるために必要であ
る。ロータ極がステータ極を過ぎて動くに従って、必要
な時間は線型に減少する。図4A−Bに示されるよう
に、モータ位相コイルの電流が2つのレベルのあらかじ
めきめられたレベルの間で立ち上がるために必要な時間
は、直接に位相コイルのインダクタンスに比例する。結
果として、2つのあらかじめきめられたレベルの間の電
流の立ち上がり時間を測定することはロータ位置を推定
する。測定された立ち上がり時間は、モータ位相の導電
区間(もしくは電流立ち上がり時間)とロータ位置の間
の望ましい“インフェース”を指示する望ましい立ち上
がり時間にそれから比較される。もし、測定された立ち
上がり時間が望ましい立ち上がり時間と異なるなら、導
電区間はロータを遅らせもしくは進める。例えば、図4
Bの指定された点Aは、モータ位相10と特定の動作速
度におけるロータ位置の間の“インフェーズ”関係を確
立するための望ましい電流立ち上がり時間を示す。指定
された点BとCは、モータ位相18の位相コイルの電流
に対する測定された立ち上がり時間を示す。図4Bに示
されるように、点A、B、およびCは電流立ち上がり時
間プロファイルの正もしくは負の傾きのいずれかに落ち
る。公知技術として、一般的に比較的に低速度で動作す
るモータ10のモータ位相18に対する導電区間は、イ
ンダクションの正のスロープで始まりそして終了する。
それ故に、低速度において、望みの立ち上がり時間と測
定された立ち上がり時間は、電流立ち上がり時間プロフ
ァイルの正の傾きに落ちる。望ましい立ち上がり時間A
より小さい立ち上がり時間Bのような電流立ち上がりは
電流が望まれるより早い二つのあらかじめきめられたレ
ベルの間で立ち上がることを指示し、そして、それ故に
導電区間がロータ位置を進めることを指示する。望まし
い立ち上がり時間Aより大きい立ち上がり時間Cのよう
な電流立ち上がりは、2つの予めきめられた望ましいよ
り遅いレベルの間に立ち上がることを示し、そしてそれ
故に導電区間がロータ位置を遅らせることを指示する。
公知技術として、導電区間のスタートは、モータ速度が
増加するに従って、進まなければならない。これは、よ
り早く導電区間−−−インダクタンスの負の傾きにおい
て、を開始することにより達成される。結果として、望
ましいそして測定された立ち上がり時間は、図4Bに示
される電流立ち上がり時間プロファイルの負の傾きに見
いだされる。それゆえに、一度、モータが予めきめられ
た速度に到達すると、電流立ち上がり時間Bは、ロータ
位置を遅らせる導電区間を指示し、一方電流立ち上がり
時間Cは、ロータ位置を進める導電区間を指示する。上
記の発明回路を組み込むモータは、少なくとも、2つの
動作モードをもつ:スタートモードと走行モードであ
る。図5を参照すると、モータ10をスタートする方法
が、詳細に説明される。その方法は、位相コイル32、
32’、32”に電流を与え、および各位相コイルの電
流が低および高の電流レベルVL とVUのような2つの
あらかじめきめられたレベルの間で立ち上がる時間期間
ΔTA、ΔTBおよびΔTCそれぞれ測定するステップ66、
68、70を含む。その方法は、さらに、電流立ち上が
り時間ΔTAと予めきめられたオフセット値KA との和の
合計を電流立ち上がり時間ΔTBに比較するステップ72
を含む。電流立ち上がり時間ΔTAとオフセット値KA の
和の合計が電流立ち上がり時間ΔTBのより大きいなら、
その方法は、電流立ち上がり時間ΔT(B)と予めきめられ
たオフセット値KBとの和の合計を電流立ち上がり時間
ΔT(C)に比較するステップ74を含む。もし、電流立ち
上がり時間ΔTBとオフセットKB の和の合計が電流立ち
上がり時間ΔTCより大きいなら、その方法はコイル3
2’を励起するステップ76を含む。一方、もし、電流
立ち上がり時間ΔTBとオフセット値KB の和の合計が電
流立ち上がり時間ΔTCより小さいか等しければ、その方
法は、コイル32を励起するステップ78を含む。ステ
ップ72に戻って、もし電流立ち上がり時間ΔTAとオフ
セット値KA の和の合計が電流立ち上がり時間ΔTBより
小さいか等しければ、その方法は、電流立ち上がり時間
ΔTCと予めきめられたオフセット値KC との和の合計を
電流立ち上がり時間ΔTAに比較するステップ80を含
む。もし、電流立ち上がり時間ΔTCとオフセット値KC
の和の合計が電流立ち上がり時間ΔTAより大きいなら、
その方法は、コイル32”を励起するステップ82を含
む。一方、電流立ち上がり時間ΔTCとオフセット値KC
との和の合計が電流立ち上がり時間ΔTAより小さいか等
しいなら、その方法は、コイル32’を励起するステッ
プ84を含む。KA 、KB およびKC は、動作する特定
のモータ10に依存することが特に注目されるべきであ
る。ここで、図6A−Dを参照して、本発明に従うモー
タ制御方法を説明する。この方法は、コイル32、3
2’および32”の一つが上記のように設定されたスタ
ートアルゴリズムに従って励起された後に生じるモータ
の走行モードの間にモータ10を制御するのに使用され
る。図6Aを参照すると、本発明に従うモータ10を制
御する方法は、モータ10の第1位相コイル32に電流
を供給するステップ86を含む。図7Aを参照すると、
制御装置46により生成された位相制御信号VC(A)が高
論理レベルに遷移する時、電流がコイル32に与えられ
る。図6Aを再び参照すると、本発明に従う方法は、さ
らに、位相コイル32の電流があらかじめきめられた第
1と第2のそれぞれの電流レベルVL とVU の間に生じ
るように立ち上がり時間期間を測定するステップ88を
さらに含む。図6Bを参照すると、ステップ88は、コ
イル32の電流レベルを検出するサブステップ92を含
む。図3に示されるように、回路34で電流が検出抵抗
48を使用して測定される。それから、増幅器50は、
抵抗48により検出される電流レベルに応答し、および
それを指示する図7Bに示される電流指示信号V
SENSE(A)を生成する。図6Bを再び参照すると、ステッ
プ88は、さらにコイル32の電流レベルを予めきめら
れた高電流レベルVU およびあらかじめきめられた低電
流レベルVL と比較し、そしてそれぞれ比較信号VC1、
VC2を生成するサブステップ94を含む。図7Cに示さ
れるように、比較信号VC1は、コイル32の電流レベル
が、−−−VSENSE(A)により指示されるように−−−高
電流レベルVU より小さい時には、いつも高論理レベル
を推定する。図7Dに示されるように、比較信号V
C2は、コイル32の電流レベルが、−−−VSENSE(A)に
より指示されるように−−−低電流レベルVL より大き
い時には、いつも高論理レベルを推定する。図6Bを再
び参照すると、ステップ88は、コイル32に流れる電
流が予めきめられた低および高電流レベルVL とVU の
間に生じるように立ち上がり時間期間ΔT(A)を指示する
立ち上がり信号期間ΔT(A)を生成するサブステップ96
を含む。図7Eに示されるように、立ち上がる時間信号
VT(A)は、コイル32の電流レベルが、低および高電流
レベルの間で立ち上がる期間においてのみ高論理レベル
を推測し、そして位相制御信号VC(A)は高論理レベルを
維持する。図6Aをふたたび参照すると、本発明に従う
方法は、位相コイル32もしくは他の位相コイルの−−
−位相コイル32’もしくは位相コイル32”のような
−−−いづれかに、立ち上がり時間信号VT(A)により指
示される立ち上がり時間期間ΔT(A)に応答して、最終的
に電流を供給するステップ90を含む。ここで図6Cを
参照すると、ステップ90は、立ち上がり時間期間Δ
T(A)に応答した位相期間値P’をドライブするサブステ
ップ98を含む。位相期間値P’は、モータ10の一つ
もしくはそれ以上の位相18に関係した時間期間を示
す。図10A−Dを参照すると、ある与えられた実施例
において、位相期間値P’は、位相コイル32のような
一つの位相コイルにおける導電区間134の開始と、コ
イル32’のような他の位相コイルにおける導電区間1
36の開始の間に位相区間期間Δt1を構成する。あるい
は、位相期間値P’は同じ位相コイルにおける第1およ
び第2の導電区間、もしくは位相コイルの中の導電区間
の開始と整流の間の期間を示す。与えられた実施例にお
いて、位相期間値P’は次の式を使用して求められる。 P’=P+/−K(ΔT(A)−ΔTD) ここに、Pは電流立ち上がり時間が測定されているモー
タ位相18に関係する実在の位相期間値を示し、Kはモ
ータ10を安定化し、そしてその遷移条件の間にその動
作維持するためのゲインを示し、ΔTDは望ましい立ち上
がり時間値を示す。図4Bを参照して、上記のように、
望ましい立ち上がり時間ΔTDは、ロータ位置と電流立ち
上がり時間が測定されているモータ位相18の導電区間
の間の“インフェーズ”関係の指示である。図6Dに示
されるように、そして上記の式に反映されるように、サ
ブステップ98は、立ち上がり時間誤差値を得るために
測定される立ち上がり期間ΔT(A)を望みの立ち上がり期
間ΔTDに比較するサブステップ102を含む。あたえら
れた一実施例において、この比較は、測定された立ち上
がり時間期間ΔT(A)から望ましい立ち上がり期間ΔTDを
減算することにより達成される。サブステップ98は、
さらに位相期間値P’を得るために位相期間値Pから立
ち上がり時間誤差値を減算するサブステップ104を含
む。図4A−Bを参照して上記のように説明したが、望
みの立ち上がり時間ΔTDと測定された立ち上がり時間期
間ΔT(A)の間の関係は、一度モータ10が予めきめられ
た動作速度に達すると変化し、そしてモータ10の各モ
ータ位相18に対する区間は、モータ位相18に対する
インダクタンスの負の傾きで開始される。結果として、
一度モータ10があらかじめきめられた速度に到達する
と、サブステップ98は、さらに、位相期間値P’を得
るために位相期間値Pに立ち上がり誤差時間値を加える
サブステップ106を含む。図6Aと図6Cを再び参照
すると、ステップ90は、位相期間値P’に応答する最
終的に位相コイル32もしくは他の位相コイルの電流を
制御するサブステップ100を含む。制御装置46は、
モータ位相の中の導電区間を開始および/もしくは整流
するために位相期間値P’に応答するVC(A)のような位
相制御信号を生成し、そして導電区間をロータの位置と
の関係で“インフェーズ”する。例えば、もし、Pがコ
イル32と32’の導電区間の開始の間に位相区間期間
を示すなら、P’はコイル32’と32”の導電区間の
開始の間の位相区間期間を示し、そしてコイル32の電
流の立ち上がり時間ΔT(A)は、コイル32の導電区間は
ロータ位置を遅らせることを指示し、それから、位相区
間値P’は、上記の式を使用して位相期間値Pより小さ
くなるであろう。結果として、コイル32”の導電区間
は、そうでなければそれがもつより早く開始され、そし
てロータ位置の位相に送られるであろう。図8A−Dを
参照すると、本発明に関係する方法の第2の実施例が説
明される。図9Aと図9Bを参照すると、本発明の第2
の実施例に関係してモータ10を制御する方法は、導電
区間112の間にモータ10の第1位相コイルに電流を
与え、そして導電時間区間112の終了の後にあらかじ
め与えられた期間の時間tを開始するタイミング期間1
14の間にコイル32に電流を供給するるステップ10
8、110を含む。図9Aに示されるように、制御装置
46により生成された位相制御信号VC(A)が高論理レベ
ルに遷移する時、電流は導電区間112とタイミング区
間114の間に与えられる。図8Aをふたたび参照する
と、本発明に関係する方法は、さらに位相コイル32の
電流が、第1と第2の予めきめられた電流レベルVL と
VU の間で、それぞれがタイミング時間の間に立ち上が
る立ち上がり時間区間を測定するステップ116をさら
に含む。図8Bを参照すると、ステップ116は、コイ
ル32の電流のレベルを検出するサブステップ118を
含む。図3に示されるように、電流34の中で電流が検
出抵抗48を使用して測定される。増幅器50は、それ
から、抵抗48により検出される電流レベルに応答し、
そして指示する図9Bで示される電流指示信号V
SENSE(A)を生成する。図8Bを再び参照すると、ステッ
プ116は、さらにコイル32の電流レベルをあらかじ
めきめられた高電流レベルVUとあらかじめきめられた
低電流レベルVL に比較し、そしてそれぞれに応答して
比較信号VC1とVC2を生成するサブステップ120を含
む。図9Cに示すように、比較信号VC1は、コイル32
の電流レベルは、−−−VSENSE(A)により示されるよう
に−−−高電流レベルより小さい時はいつも高論理レベ
ルを推定する。図9Dに示されるように、比較信号VC2
は、コイル32の電流レベルが−−−VSE NSE(A)により
示されるように−−−低電流レベルVL より大きい時
は、いつでも、高論理レベルを推定する。図8Bを再び
参照すると、ステップ116は、コイル32の電流が区
間114の間に予め決められた低および高電流レベルの
間で立ち上がるための立ち上がり時間期間ΔT(A)を指示
する立ち上がり時間信号VT(A)を生成するサブステップ
122を含む。図9Eに示されるように、立ち上がり信
号VT(A)は、コイル32の電流レベルが、タイミングイ
ンターバルの間に予め定めた低および高電流レベルの間
で立ち上がる期間のみ高論理信号を推定し、そして位相
制御信号VC(A)が高論理レベルを維持する。これは、導
電区間112とタイミンク区間114の双方の間に生じ
るので、制御装置46で生成された選択信号VS が論理
ゲート56に関係して、タイミング区間114から得ら
れた測定された立ち上がり時間のみが制御装置46に与
えられることを保証するために使用される(図3に最善
が示される)。図9Fに図示されるように、選択信号V
sは、タイミング区間114の開始において、高論理状
態を推定する。選択信号Vsはそれから立ち上がり時間
信号VT(A)の立ち下がりエッジに応答して、低論理レベ
ルに遷移する。もし、多重タイミング期間114が導電
区間112の間で使用されるなら、選択信号Vsが立ち
上がり時間測定に使用するためにどのタイミング区間1
14を使用すべきかを選択するために使用されることが
注目されるべきである。図8Aを再び参照すると、本発
明に従う方法は、立ち上がり時間信号VT(A)により指示
される立ち上がり時間信号ΔT(A)に応答する位相コイル
32もしくは他の位相コイル−−位相コイル32’もし
くは位相コイル32”のような−−−に電流を供給する
ステップを含む。図8Cを参照すると、ステップ124
は立ち上がり時間期間ΔT(A)に応答する位相期間値P’
を導くサブステップ126を含む。位相期間値P’はモ
−タ10の一つもしくはそれ以上のモ−タ位相に関係す
る時間期間を示す。図10A─Dを参照すると、位相コ
イル32のような一つの位相コイルの導電区間134の
開始とコイル32’のような他の位相コイルの導電区間
134の開始条件の間の位相区間期間Δt1を構成する。
第2の設定された実施例において,位相期間値P’は,
位相コイル32のような一位相コイルのタイミング区間
の開始、および他の位相コイルのタイミング区間140
の開始の間の位相区間期間Δt2を構成する。あるいは、
位相期間値P’は、第1と第2の導電区間もしくは同じ
位相コイルにおけるタイミング区間の間の期間、もしく
は導電区間の開始と整流の間の期間、もしくは位相コイ
ルの中のタイミング区間を表わす。与えられた実施例に
おいて、位相期間値P’は、次の式を使用して得られ
る。 P’=P+K(ΔT(A)+ΔTD) ここに、Pは電流立ち上がり時間が測定されるモ−タ位
相18に関係する実際の位相期間値、Kはモ、タ10を
安定化するのに選択されるゲインを表し、そして遷移条
件の間にその動作を維持し、ΔTDは望みの立ち上がり時
間を表わす。図4Bを参照して上記のことを説明する
時、望みの立ち上がり時間ΔTDは、電流立ち上がり時間
が測定されるモ−タ位相18に対するロ−タ位置と導電
区間の間の“インフェーズ”を指示する。図8Dに示さ
れるように、そして上記に定義された式で考察されるよ
うに、サブステップ126は立ち上がり時間値を得るた
めに測定された立ち上がり時間期間ΔT(A)を望ましい立
ち上がり時間期間ΔTDに比較するサブステップ126を
含む。与えられた実施例において、この比較は、測定さ
れた立ち上がり時間期間ΔT(A)から望ましい立ち上がり
期間ΔTDを減算することにより達成される。サブステッ
プ126は、位相期間値P’を得るために位相期間値P
に立ち上がり時間誤差値を加算するサブステップ130
をさらに含む。上記に説明された第1方法の実施例と違
って、立ち上がり時間誤差値は、位相期間値Pに必ず加
えられる。これは、インダクタンスの正の傾斜の端部に
おいてもしくはその近くにおいて通常、導電区間112
は整流されるからである。タイミング区間114を開始
することにより導電区間112の端の後の予めきめられ
た時間期間tは、コイル32のインダクタンスの負の傾
斜の間に生じるようにできる。望ましい立ち上がり時間
と測定立ち上がり時間が 立ち上がり時間電流プロファ
イルの負の傾きにおいて常に生じるので、立ち上がり誤
差値は常に位相期間値Pに加えられる。図8Aと8Cを
再び参照すると、ステップ124は、最終的に位相コイ
ル32もしくは位相期間値P’に応答する他の位相コイ
ルの電流を制御するサブステップ132を含む。制御装
置46はモータ位相の中の導電区間を開始および/もし
くは整流するために位相期間値P’に応答してVC(A)の
ような位相制御信号を生成し,そしてロータの位置に関
係する“インフェ−ズ”に導電区間をもたらす。例え
ば、もし、Pが、コイル32と32’の導電区間の開始
の間の位相期間を示すなら、コイル32の電流の立ち上
がり時間ΔT(A)が、コイルの位相区間がロータの位置を
遅らせることを指示すものであるなら、その時、位相期
間値P’は、上記の式を使用する位相期間値より小さい
であろう。結果として、コイル32”に導電区間は、そ
うでなければ、ロータの位置に位相をもち、そしてもた
らされるより早く開始されるであろう。本発明が、上記
の望ましい実施例で特に示されそして説明されたが、様
々な変更および修正が、本発明の精神と範囲を逸脱する
ことなく発明においてなされることが技術に熟達したも
のによりなされることが理解できるであろう。
【図1】図1は従来のスイッチドリラクタンスモータの
分解組み立て図である。
分解組み立て図である。
【図2】図2は従来のスイッチドリラクタンスモータの
断面図である。
断面図である。
【図3】図3は本発明に従う回路を示す組合せ図とブロ
ック図である。
ック図である。
【図4】図4A−4Bは、電流立ち上がり、インダクタ
ンスおよびロータ位置の間の関係を示すタイミング図で
ある。
ンスおよびロータ位置の間の関係を示すタイミング図で
ある。
【図5】図5は本発明に関係する回路を組み込むモータ
をスタートする方法を示すフローチャートである。
をスタートする方法を示すフローチャートである。
【図6A】図6Aは本発明に従うモータを制御する方法
の第1の組合せを示すフローチャートである。
の第1の組合せを示すフローチャートである。
【図6B】図6Bは本発明に従うモータを制御する方法
の第1の組合せを示すフローチャートである。
の第1の組合せを示すフローチャートである。
【図6C】図6Cは本発明に従うモータを制御する方法
の第1の組合せを示すフローチャートである。
の第1の組合せを示すフローチャートである。
【図6D】図6Dは本発明に従うモータを制御する方法
の第1の組合せを示すフローチャートである。
の第1の組合せを示すフローチャートである。
【図7】図7A−Eは、本発明に従うモータを制御する
方法の第1の組合せに関係する時間にわたる図3の回路
の電圧と電流レベルを示すタイミング図である。
方法の第1の組合せに関係する時間にわたる図3の回路
の電圧と電流レベルを示すタイミング図である。
【図8A】図8Aは、本発明に従うモータを制御する方
法の第2の組合せを示すフローチャートである。
法の第2の組合せを示すフローチャートである。
【図8B】図8Bは、本発明に従うモータを制御する方
法の第2の組合せを示すフローチャートである。
法の第2の組合せを示すフローチャートである。
【図8C】図8Cは、本発明に従うモータを制御する方
法の第2の組合せを示すフローチャートである。
法の第2の組合せを示すフローチャートである。
【図8D】図8Dは、本発明に従うモータを制御する方
法の第2の組合せを示すフローチャートである。
法の第2の組合せを示すフローチャートである。
【図9】図9A−Gは、本発明に従うモータを制御する
方法の第2の実施例に関係する時間にわたる図3の回路
の電圧と電流レベルを示すタイミング図である。
方法の第2の実施例に関係する時間にわたる図3の回路
の電圧と電流レベルを示すタイミング図である。
【図10】図10A−Dは、本発明に従う回路の内部の
時間にわたる電圧と電流レベルを示すタイミング図であ
る。
時間にわたる電圧と電流レベルを示すタイミング図であ
る。
10 スイッチドリラクタンスモータ 12 ロータアセンブリ 14 ステータアセンブリ 18 モータ位相 20 シャフト 22 ロータ 24 ロータ極 28 ステータ極 32、32’、32” 位相コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ラマニ、アー、カルパティ アメリカ合衆国ミシガン州48103、アン・ アーバ、ノーマン・プレイス・#4 1116 番 (72)発明者 デイヴィド、シー、ルータ アメリカ合衆国ミシガン州48176、セイリ ーン、ヘリティジ・ドライヴ 1031番
Claims (20)
- 【請求項1】 モータの第1位相コイルに電流を供給す
る第1供給ステップと、 該第1位相コイルの該電流が第1と第2の予めきめられ
た電流レベルの間で立ち上がるための立ち上がり期間を
測定する測定ステップと、 該立ち上がり期間に応答して該モータの該第1位相コイ
ルと第2位相コイルの一つに電流を供給する第2供給ス
テップとを含むモータ制御方法。 - 【請求項2】 該測定ステップは、 該第1位相コイルの該電流レベルを検出するサブステッ
プと、 該電流のレベルを該第1の予めきめられた電流レベルに
比較する第1比較サブステップと、 該電流レベルを該第2のあらかじめ決められた電流レベ
ルに比較する第2比較サブステップと、 該立ち上がり時間期間を指示する立ち上がり時間信号を
生成するサブステップと、を含む請求項1に記載のモー
タ制御方法。 - 【請求項3】 該第2供給ステップは、 該立ち上がり時間期間に応答して第1位相期間を導出す
る導出サブステップと、 該第1位相期間値に応答して該1位相コイルの電流を制
御する制御サブステップと、を含む請求項1に記載のモ
ータ制御方法。 - 【請求項4】 該導出サブステップは、 該立ち上がり時間誤差値を得るために該立ち上がり時間
期間を望みの立ち上がり時間期間に比較する比較サブス
テップと、 該第1位相期間値を得るために第2位相期間値から該立
ち上がり時間誤差を減算する減算サブステップと、を含
む請求項3に記載のモータ制御方法。 - 【請求項5】 該導出サブステップは、 立ち上がり時間誤差値を得るために該立ち上がり時間期
間を望みの立ち上がり時間期間に比較する比較サブステ
ップと、 該第1位相期間値を得るために該第1時間誤差値を第2
位相期間に加算する加算サブステップと、を含む請求項
3に記載のモータ制御方法。 - 【請求項6】 該第1位相期間値は、該一つの位相コイ
ルの第1の導電区間の開始と他の位相コイルの第2の導
電区間の開始の間の期間を構成する請求項3に記載のモ
ータ制御方法。 - 【請求項7】 該第1位相期間値は、該一つの位相コイ
ルの第1タイミング区間の開始と他の位相コイルの第2
タイミング区間の開始の間の期間を構成する請求項3に
記載のモータ制御方法。 - 【請求項8】 該制御サブステップは該第1位相期間値
に応答する該一つの位相コイルの導電区間を整流するサ
ブステップを含む請求項3に記載のモータ制御方法。 - 【請求項9】 第1導電区間の間に該モータの第1位相
コイルに電流を供給する第1供給ステップと、 該第1導電区間が終了した後のタイミング区間の間に該
第1位相コイルに電流を供給する第2供給ステップと、 該タイミング区間の間の第1と第2の予めきめられた電
流位相コイルの間で該第1位相コイルが立ち上がるよう
に立ち上がり時間期間を測定する測定ステップと、 該立ち上がり時間期間に応答して該モータの該第1位相
コイルと該第2位相コイルの一つに電流を供給する第3
供給ステップと、を含むモータを制御するモータ制御方
法。 - 【請求項10】 該タイミング期間は、該第1導電区間
の終了の後、予めきめられた時間の期間を開始する請求
項9に記載のモータ制御方法。 - 【請求項11】 該測定ステップは、 該第1位相コイルの該電流レベルを検出する検出サブス
テップと、 該第1の予めきめられた電流レベルを比較する第1比較
サブステップと、 該電流レベルを該第2のあらかじめきめられた電流レベ
ルに比較する第2比較サブステップと、 該立ち上がり時間期間を指示する立ち上がり時間信号を
生成する生成サブステップと、を含む請求項9に記載の
モータ制御方法。 - 【請求項12】 該第3供給ステップは、 立ち上がり位相期間値に応答する第1位相期間値を導出
する導出サブステップと、 該第1位相期間値に応答する第1位相コイルの電流を制
御する制御サブステップと、を含む請求項9に記載のモ
ータ制御方法。 - 【請求項13】 該導出サブステップは、 立ち上がり時間誤差値を得るために立ち上がり期間を望
みの立ち上がり時間期間に比較する比較サブステップ
と、 該第1位相期間値を得るために該立ち上がり時間誤差値
を第2位相立ち上がり期間値に加算する加算サブステッ
プと、を含む請求項12に記載のモータ制御方法。 - 【請求項14】 該第1位相期間値は、該1つの位相コ
イルの第1導電区間の開始と他の位相コイルの第2導電
区間の開始を構成する請求項12に記載のモータ制御方
法。 - 【請求項15】 該第1位相期間値は、該1つの位相コ
イルの第1タイミング区間の開始と他の位相コイルの第
2タイミング区間の開始の間の期間を構成する請求項1
2に記載のモータ制御方法。 - 【請求項16】 該制御サブステップは、該第1位相期
間値に応答する1つの位相コイルの導電期間を整流する
サブステップを含む請求項12に記載のモータ制御方
法。 - 【請求項17】 モータ制御回路において、 該モータの第1位相コイルに電流を供給する第1供給手
段と、 該第1の位相コイルの該電流が第1と第2のあらかじめ
きめられた電流レベルの間で立ち上がるために立ち上が
り期間を示す立ち上がり時間信号を生成する立ち上がり
時間信号生成器と、 該立ち上がり信号に応答して該モータの第1の位相コイ
ルと第2の位相コイルの一つに電流を供給する第2供給
手段と、を備えたモータ制御回路。 - 【請求項18】 該第1の位相コイルの電流レベルを検
出する電流センサを備え、該立ち上がり時間信号は該電
流センサに応答する請求項17に記載のモータ制御回
路。 - 【請求項19】 該立ち上がり時間信号生成器は、 該第1の位相コイルの該電流のレベルを該第1の予めき
められた電流レベルに比較する第1の比較器と、 該第1の位相コイルの該電流のレベルを該第2の予めき
められた電流レベルに比較する第2の比較器と、 該第1と第2の比較器に応答する該立ち上がり時間信号
を生成する論理ゲートと、を含む請求項17に記載のモ
ータ制御回路。 - 【請求項20】 該第2供給手段は、 該一つの位相コイルの一サイドに置かれた第1のスイッ
チと、 該一つの位相コイルの他のサイドに置かれた第2のスイ
ッチと、 該立ち上がり信号に応答する該第1と第2のスイッチを
制御するマイクロ制御装置と、を含む請求項17に記載
のモータ制御回路。
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