JPH11196294A - 映像信号処理装置 - Google Patents

映像信号処理装置

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JPH11196294A
JPH11196294A JP10000276A JP27698A JPH11196294A JP H11196294 A JPH11196294 A JP H11196294A JP 10000276 A JP10000276 A JP 10000276A JP 27698 A JP27698 A JP 27698A JP H11196294 A JPH11196294 A JP H11196294A
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signal
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contour
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Haruki Takada
春樹 高田
Takaaki Matono
孝明 的野
Masahito Sugiyama
雅人 杉山
Mitsuo Nakajima
満雄 中嶋
Yasuhei Nakama
泰平 中間
Hatsuji Kimura
初司 木村
Yasutaka Tsuru
康隆 都留
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 画面各部の輪郭強調レベルを画面の表示形態
に応じて任意に調整すること。 【解決手段】 画面表示形態制御回路20からスムーズ
ワイドモードによる表示形態が指令されると、入力端子
10への映像信号に対して、映像信号処理回路14によ
りアスペクト比を4:3から16:9に変換し、映像信
号を2次元輪郭強調回路22に入力し、入力端子10に
入力の映像信号の垂直、水平方向での位置が映像位置制
御回路16を検出し、位置信号をレベル切替制御回路1
8に入力する。そこでは、位置信号に応答して、水平方
向では画面中央部分のレベルを一定とし、画面両側につ
いてはレベルが徐々に高くなるレベル制御信号を、垂直
方向では一定レベルのレベル制御信号を2次元輪郭強調
回路22に出力する。そこから映像信号に対してその高
域成分のみを抽出し、それにレベル制御信号によるゲイ
ンを乗算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像信号処理装置
に係り、特に、表示形態に応じて映像信号のアスペクト
比を変換したり、複数の分割画面を同時に表示するため
の変換処理を行ったりするのに好適な映像信号処理装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビジョン受信装置として、ワ
イドテレビと称し、表示画面が16:9のアスペクト比
を有するものが急速に普及している。この種のワイドテ
レビは、放送局から送信される4:3のアスペクト比を
有する映像信号を16:9のアスペクト比を有する表示
画面に表示するための変換処理機能を備えているととも
に、テレビジョン受信装置の高付加価値を得るために、
複数の分割画面を同時に表示する多画面表示機能を備え
ている。
【0003】このようなテレビジョン受信装置において
は、各種の機能を付加するとともに、表示映像の精鋭度
を向上し、映像の切れ味をよくして見栄えをよくするた
めに、映像の輪郭を強調して画質の向上を図ることが行
われている。例えば、特開平7−15661号公報に記
載されているように、メモリを用いて映像信号を圧縮し
たり拡大したりして輪郭を強調することが行われてい
る。そして映像信号を圧縮したり拡大したりする際して
は、補間演算処理による画質劣化の補正と画面全体に同
じレベルで均一に輪郭を強調する方法が採用されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
では、ワイドテレビの画面上に拡大映像を表示したり、
複数の分割画面を同時に表示したりするに際して、映像
の輪郭を画面の位置によらず同じレベルで強調している
ため、画面の表示形態によっては画質が劣化することが
ある。
【0005】具体的には、図12(a)に示すように、
4:3のアスペクト比を有する映像の左右両端を徐々に
拡大し、16:9のアスペクト比のワイド画面いっぱい
に映像を表示する表示方法(以下、スムーズワイドと称
する。)が採用されており、真円の映像を表示する場合
でも、真円の映像をワイド画面に表示すると中央部には
真円の映像が表示されるが、左右両側の映像は楕円に近
い映像となる。この主な表示方法によって映像の輪郭を
強調する場合、例えば、(b)に示すように、同じ幅の
縦線をスムーズワイドの表示形態で表示するときに、画
面全体に同じレベルで均一に輪郭強調を行うと、同じ幅
の信号でも、画面の左右両端に近くなるにしたがって線
幅が大きくなっていく。このようなスムーズワイドの状
態で一般映像の表示画面をみた場合には、両サイドにな
るにしたがってぼけ感が増していく。
【0006】また、他の表示形態とし、図12(c)に
示すように、異なる2つの画面を左右同時に表示する2
画面表示方法がある。このような表示方法によって2画
面を表示する場合にも、画面全体に同じレベルで均一に
輪郭強調を行うと、左画面と右画面の絵柄が異なるとき
には、(d)に示すように、2画面の境界部分が強調さ
れて、この部分に疑似輪郭が発生する。さらに左画面に
一般映像を表示し、右画面に文字や図形などの映像を表
示するときに、左右の映像に対して同じレベルの輪郭強
調を行うと、文字や図形に疑似輪郭が発生し、画質劣化
によって違和感のある画面となり、見ずらい画面とな
る。
【0007】本発明の目的は、画面の表示形態に応じて
表示映像の輪郭を強調することができる映像信号処理装
置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、映像信号を入力し入力した映像信号に対
して画面の表示形態に従った処理を行う映像信号処理手
段と、映像信号処理手段に入力される映像信号の垂直方
向と水平方向の位置を検出して各方向の位置を示す位置
信号を出力する映像位置検出手段と、画面上に表示され
た映像の輪郭強調の強弱レベルとして映像信号の垂直方
向と水平方向の位置に関連づけて設定されたレベル制御
信号を前記位置信号に応答して垂直方向と水平方向につ
いて出力するレベル制御手段と、前記映像信号処理手段
により処理された映像信号を前記レベル制御信号に従っ
て強調して輪郭を強調するための信号を生成する輪郭強
調手段とを備え、前記レベル制御手段は、画面の表示形
態に応じて任意の画面位置で任意のレベルの輪郭強調を
行うためのレベル制御信号を生成してなる映像信号処理
装置を構成したものである。
【0009】前記映像信号処理装置を構成するに際して
は、レベル制御手段を、以下の機能を有するもので構成
することができる。
【0010】(1)垂直方向のレベル制御信号として輪
郭強調レベルが一定の信号を生成し、水平方向のレベル
制御信号として画面中央部の輪郭強調レベルと画面中央
部両側の輪郭強調レベルとが相異なるレベルに設定され
た信号を生成してなる。
【0011】(2)垂直方向のレベル制御信号として輪
郭強調レベルが一定の信号を生成し、水平方向のレベル
制御信号として画面中央部の輪郭強調レベルよりも画面
中央部両側の輪郭強調レベルが徐々に高くなる信号を生
成してなる。
【0012】前記映像信号処理装置を構成するに際し
て、映像信号処理手段を、入力した映像信号に対して画
面の表示形態として画面の表示領域内に画面の境界を示
す領域が存在する表示形態にしたがった処理を行う機能
を有するもので構成したときには、レベル制御手段とし
ては、レベル制御信号として画面の境界を示す領域の輪
郭強調レベルが他の領域の輪郭強調レベルよりも徐々に
低くなる信号を生成してなるもので構成することができ
る。
【0013】また、本発明は、画面上の字幕の有無に応
じて表示映像の輪郭を制御するものとして、映像信号を
入力し入力した映像信号に対して画面の表示形態に従っ
た処理を行う映像信号処理手段と、映像信号処理手段に
入力される映像信号の垂直方向と水平方向の位置を検出
して各方向の位置を示す位置信号を出力する映像位置検
出手段と、映像信号処理手段に入力される映像信号に重
畳された字幕信号を検出して字幕検出信号を出力する字
幕検出手段と、画面上に表示された映像の輪郭強調の強
弱レベルとして映像信号の垂直方向と水平方向の位置に
関連づけて設定されたレベル制御信号を前記位置信号と
前記字幕検出信号に応答して垂直方向と水平方向につい
て出力するレベル制御手段と、前記映像信号処理手段に
より処理された映像信号を前記レベル制御信号に従って
強調して輪郭を強調するための信号を生成する輪郭強調
手段とを備え、前記レベル制御手段は、前記字幕検出信
号の入力の有無に応じて輪郭強調レベルの異なるレベル
制御信号を生成してなる映像信号処理装置を構成したも
のである。
【0014】前記各映像信号処理装置を構成するに際し
ては、以下の要素を付加することができる。
【0015】(1)前記輪郭強調手段は、前記映像信号
処理手段により処理された映像信号から広域成分を抽出
し、抽出した成分を前記レベル制御信号に従った輪郭強
調レベルで前記映像信号に付加して輪郭の強調された映
像信号を生成する2次元輪郭強調手段から構成されてな
る。
【0016】(2)前記輪郭強調手段は、前記映像信号
処理手段により処理された映像信号を、前記レベル制御
信号に従って受像管の電子ビームの垂直方向と水平方向
の速度を変調するための速度変調信号に変換する速度変
調手段から構成されてなる。
【0017】(3)前記輪郭強調手段は、入力された映
像信号から広域成分を抽出し、抽出した成分を前記レベ
ル制御信号に従った輪郭強調レベルで前記映像信号に付
加して輪郭の強調された映像信号を生成する2次元輪郭
強調手段と、入力された映像信号を、前記レベル制御信
号に従って受像管の電子ビームの垂直方向と水平方向の
速度を変調するための速度変調信号に変換する速度変調
手段とを備えて構成されてなる。
【0018】(4)前記映像信号処理手段は、画面の表
示形態として単一画面による拡大映像を表示するときに
は拡大映像に応じたアスペクト比の変換処理を行い、画
面の表示形態として複数の分割画面を同時に表示すると
きには多画面表示処理を行い、各表示形態に応じた映像
信号を生成してなる。
【0019】前記した手段によれば、画面各部における
輪郭強調レベルを画面の表示形態に応じて任意に調整す
るようにしたため、例えば、4:3のアスペクト比を有
する映像の左右両端を徐々に拡大し、16:9のアスペ
クト比のワイド画面いっぱいに表示する場合でも、左右
両側の画質が劣化するのを防止することができるととも
に、複数の画面を同時に表示するときでも、各画面の境
界の領域に疑似輪郭が発生するのを防止することができ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0021】図1は本発明の第1実施形態を示すブロッ
ク構成図である。図1において、映像信号処理装置は、
映像信号処理回路14、映像位置制御回路16、レベル
切換制御回路18、画面表示形態制御回路20、2次元
輪郭強調回路22を備えて構成されており、映像信号処
理回路14が第1の映像信号入力端子10と第2の映像
信号入力端子12に接続され、2次元輪郭強調回路22
が映像信号出力端子24に接続されている。
【0022】画面表示形態制御回路20は、視聴者のリ
モコン操作に応答して、表示形態に応じた各種の指令を
映像信号処理回路14、映像位置制御回路16、レベル
切換制御回路18に出力する表示形態指令手段として構
成されている。例えば、4:3のアスペクト比の映像信
号による映像をそのまま表示するための操作が行われた
ときにはノーマルモードによる処理を指令し、4:3の
アスペクト比を有する映像信号を16:9のアスペクト
比を有する表示画面(スムーズワイド)で表示するため
の操作が行われたときにはスムーズワイドモードによる
処理を指令するようになっている。さらに、画面上に単
一の画面(単画面)を表示するための操作が行われたと
きには、単一画面による変換処理を指令し、画面に複数
の分割画面を同時に表示するための操作が行われたとき
には、多画面処理を指令するようになっている。
【0023】映像信号処理回路14は、入力端子10、
12から入力された映像信号に対して、Y/C分離及び
色復調を行うとともに、画面の表示形態にしたがった処
理を行う映像信号処理手段として構成されており、画面
を単一画面で表示するときには、ノーマルモードまたは
スムーズワイドモードに応じてアスペクト比の変換処理
を行い、複数の分割画面を同時に表示するときには多画
面処理を行うようになっている。例えば、入力端子1
0、12から入力された映像信号を用いて2画面に映像
を表示するときには、各映像信号のうち同一水平期間に
属する映像信号をそれぞれ圧縮し、一方の映像信号を同
一水平期間内の前半に発生させ、他方の映像信号を後半
に発生させ、二つの映像信号を同一水平期間内に発生さ
せる処理を行うようになっている。なお、本実施形態で
は、2画面に動画を表示するときを想定し、入力端子1
0、12にのみ映像信号が入力されているが、2画面以
上の分割画面に動画を同時に表示するときには画面の数
に応じた映像信号を入力することで複数の分割画面を同
時に表示するときの多画面処理を行うことができる。そ
して映像信号処理回路14で処理された映像信号は2次
元輪郭強調回路22に入力される。
【0024】一方、映像信号処理回路14に入力される
映像信号のうち入力端子10に入力される映像信号は映
像位置制御回路16に入力される。映像位置制御回路1
6は、入力端子10に入力された映像信号の垂直方向と
水平方向の位置を検出して各方向の位置を示す位置信号
(タイミング信号)を出力する映像位置検出手段として
構成されている。各方向の位置を示す位置信号は、例え
ば、映像信号に含まれる垂直同期信号および水平同期信
号にそれぞれ同期して発生するようになっている。例え
ば、レベル切換制御回路18において水平方向のレベル
を3か所で切替るときには、水平同期信号に応答して、
一水平期間内に3つのタイミングパルスが水平方向にお
ける位置信号として順次出力されるようになっている。
そして映像信号制御回路16から出力された各位置信号
はレベル切換制御回路18に入力される。
【0025】レベル切換制御回路18は、画面上に表示
された映像の輪郭強調の強弱レベル(輪郭強調レベル)
として、映像信号の垂直方向と水平方向の位置に関連づ
けて設定されたレベル制御信号を位置信号に応答して垂
直方向と水平方向について出力するレベル制御手段とし
て構成されている。このレベル制御信号としては、例え
ば、図2に示すように、映像信号の水平方向の位置に関
連づけて強弱レベルH1が設定され、映像信号の垂直方
向の強弱レベルV1が設定されている。レベルH1は、
画面中央部のレベルと画面中央部両側のレベルが相異な
るレベルに設定され、画面中央部のレベルよりも画面中
央両側のレベルが徐々に高く(強く)なるように設定さ
れている。またレベルV1は垂直映像位置によらず一定
のレベルに設定されている。そしてレベル切換制御回路
18から発生する垂直方向および水平方向のレベル制御
信号はそれぞれ2次元輪郭強調回路22に入力されてい
る。
【0026】2次元輪郭強調回路22は、映像信号処理
回路14からの映像信号をレベル制御信号にしたがって
強調して輪郭を強調するための信号を生成する輪郭強調
手段として構成されており、具体的には、図3に示すよ
うに、垂直輪郭強調回路26、水平輪郭強調回路28を
備えて構成されている。輪郭強調回路26は、垂直HP
F(High Path Filter)、係数器3
4、加算器36を備えて構成されており、入力端子30
が映像信号処理回路14に接続され、制御端子38がレ
ベル切換制御回路18に接続されている。水平輪郭強調
回路28は、水平HPF40、係数器42、加算器44
を備えて構成されており、水平HPF40と加算器44
の入力側が加算器36の出力側に接続され、係数器42
の制御端子46がレベル切換制御回路18に接続されて
いる。
【0027】垂直輪郭強調回路26は、映像信号処理回
路14で処理された映像信号を入力端子30から取り込
み、入力された映像信号に対して垂直方向の高域成分の
みを垂直HPF32で抽出し、抽出された高域成分の信
号を係数器34に入力するようになっている。この係数
器34においては、高域成分の信号に係数αがゲインと
して掛け算され、掛け算された信号が加算器36に入力
されるようになっている。この係数αは、レベル切換制
御回路18からの垂直方向におけるレベル制御信号によ
ってその値が調整されるようになっている。そして加算
器36において入力端子30から入力された映像信号と
係数器34からの信号とが加算されると、垂直方向に輪
郭を強調した映像信号が生成される。すなわち、元の映
像信号に、高域成分に係数をα倍したレベルの信号を付
加することで、垂直方向に輪郭が強調された映像信号が
生成される。そして加算器36によって生成された映像
信号は加算器44と水平HPFに入力される。この映像
信号は水平HPFにおいて水平方向の高域成分のみが抽
出される。この高域成分の信号は係数器42で係数β倍
されて加算器44に入力される。この係数βは高域成分
のゲインとして、レベル切換制御回路18からの水平方
向におけるレベル制御信号によってその値が調整される
ようになっている。そして加算器44において加算器3
6からの映像信号と係数器42からの信号がと加算され
ると、水平方向に輪郭を強調した映像信号が生成され、
出力端子24からは、水平方向および垂直方向に輪郭を
強調した映像信号が出力される。
【0028】上記構成において、画面の表示形態とし
て、単一画面によるスムーズワイドモードが指定される
と、この指定にしたがった各種の指令が映像信号処理回
路14、映像位置制御回路16、レベル切換制御回路1
8に入力される。そして入力端子10に入力された映像
信号に対して映像信号処理回路14においてアスペクト
比の変換処理が行われる。アスペクト比の変換処理が行
われた映像信号は2次元輪郭強調回路22に入力され
る。一方、入力端子10に入力された映像信号に対して
垂直方向と水平方向の位置が映像位置制御回路16によ
って検出される。そして映像位置制御回路16から水平
方向と垂直方向の位置信号がレベル切換制御回路18に
入力されると、レベル切換制御回路18からは、図2に
示すように、レベルH1にしたがった水平方向のレベル
制御信号とレベルV1にしたがった垂直方向のレベル制
御信号がそれぞれ2次元輪郭強調回路22に入力され
る。このとき、映像信号処理回路14で処理された映像
信号に対してレベルV1、H1にしたがった高域成分の
信号が付加されると、垂直方向および水平方向に輪郭を
強調した映像信号が生成される。この映像信号が受像管
に伝送されると、画面上には、図2に示すような映像が
表示される。すなわち、真円の映像をスムーズワイドで
表示する場合、これらの映像は、垂直方向には画面の上
から下まで均一のレベルで輪郭の強調された状態で表示
され、水平方向については、画面中央部で、輪郭の強調
のレベルが一定の状態で表示され、画面の左右両側にな
るにしたがって輪郭の強調レベルが徐々に強められた状
態で表示される。
【0029】このように、本実施形態による輪郭強調動
作を行うことで、映像の左右両サイドの精鋭度を高めて
輪郭のぼけ感を改善し、画面の左右両端まで映像の切れ
味を良くすることで高画質なスムーズワイド画面を実現
できる。すなわち、画面中央部両側における輪郭強調レ
ベルを徐々に高くしているため、同じ幅の縦線をスムー
ズワイドの表示形態で表示しても、輪郭強調レベルが高
くなるにしたがって線の幅が細くなるため、左右両側の
画面に拡大された映像を表示しても、全体としては、ほ
ぼ同一の幅の縦線を表示することができる。
【0030】前記実施形態においては、映像を左右両側
で拡大して表示する場合、偏向回路を用いて拡大する方
式や、メモリを用いて信号処理によって拡大する方式に
も本発明を適用することができる。
【0031】次に、画面の表示形態としてノーマルモー
ドが選択されたときの動作を図4にしたがって説明す
る。
【0032】単一画面にノーマルモードによる映像を表
示すると、4:3のアスペクト比の映像信号による映像
が中央部にそのまま表示され、中央部両側の画面には映
像が何も表示されない状態にある。この場合、レベル切
換制御回路18におけるレベル制御信号のうち垂直方向
のレベル制御信号はレベルV1に設定され、垂直映像位
置によらず一定の値に設定されている。一方、水平方向
におけるレベル制御信号は、レベルH2として設定され
ている。このレベルH2は、画面中央部の輪郭強調レベ
ルが画面両側の輪郭強調レベルよりも強い(大きい)値
に設定され、中央部のレベルと両側のレベルとの境界の
領域のレベルは画面中央部から画面両側の領域に移るに
したがってレベルが徐々に弱く(小さく)なるように設
定されている。
【0033】ノーマルモードによる表示形態においてレ
ベルV1、H2にしたがって輪郭強調動作を行うと、画
面中央部と画面両側との境界の領域に対応した輪郭強調
レベルが徐々に弱くなる値に設定されているため、画面
両側のエッジ部分に疑似輪郭が生じるのを防止すること
ができるとともに、画面中央部に表示される映像に対し
ては全体の輪郭を強調することができ、違和感のない高
画質な水平圧縮画面を実現することができる。
【0034】次に、2つの画面を左右同時に表示する場
合の実施形態を図5にしたがって説明する。
【0035】本実施形態においては、入力端子10、1
2に入力された映像信号に対して映像信号処理回路14
で2画面を同時に表示するための処理を行うとともに、
レベル切換制御回路18のレベル制御信号として、水平
方向については輪郭強調レベルH3が設定され、垂直方
向については、右画面用に輪郭強調レベルV1が設定さ
れ、左画面には輪郭強調レベルV2が設定され、その他
の構成は前記実施形態と同様である。
【0036】2つの画面を左右同時に表示するに際し
て、本実施形態では、左画面に一般映像を表示し、右画
面には文字や図形などを表示し、左右の画面で絵柄が異
なる場合には、左画面の輪郭強調レベルV2を強くし、
右画面の輪郭強調レベルV1を弱くしている。これによ
り、一般映像では輪郭強調レベルを強くして精鋭度を保
ち、文字や図形のような映像では輪郭強調レベルを弱く
して疑似輪郭が発生するのを防止することができる。
【0037】一方、水平方向については、左画面の映像
が始まる部分から輪郭強調レベルを一定のレベルとし、
左画面の終了するエッジ部分では徐々に輪郭強調レベル
を弱くし、映像が切り替わった位置から徐々に輪郭強調
レベルを強くして左画面の映像が始まる部分では輪郭強
調レベルを一定レベルの強さとしている。このような輪
郭強調レベルを採用すると、水平方向と垂直方向とも
に、一般映像では輪郭強調レベルを強くして精鋭度を保
ち、文字や図形などの映像では輪郭強調レベルを弱くし
て疑似輪郭が発生するのを防止することができる。
【0038】本実施形態においては、2つの画面を左右
に同時に表示する場合、各画面の絵柄に応じて各画面の
輪郭強調レベルを設定するとともに、各画面の境界の部
分には輪郭強調レベルが徐々に弱くなるレベルを設定す
るようにしたため、各画面の境界の部分、すなわち映像
の切り替わりのエッジ部分に疑似輪郭が発生するのを防
止することができるとともに、各画面に画面の絵柄に応
じた輪郭強調を行うことができ、精鋭度の改善され、違
和感のない高画質な2画面を表示することができる。
【0039】次に、全体画面に子画面を同時に表示する
P in P(Picpure in Pictur
e)の実施形態を図6にしたがって説明する。
【0040】本実施形態においては、入力端子10、1
2から入力された映像信号に対して、映像信号処理回路
14において一方の映像信号を全体画面に表示するため
の処理を行い、他方の映像信号に対しては、子画面に表
示するための処理を行い、レベル切換制御回路18のレ
ベル制御信号として、垂直方向のレベル制御信号に対し
ては輪郭強調レベルV3にしたがったレベルを設定し、
水平方向については、輪郭強調レベルH4にしたがった
レベルを設定したものである。
【0041】親画面の右下に子画面を表示するに際して
は、垂直方向については子画面の上下の映像の切り替わ
るエッジ部分で輪郭強調レベルを弱くし、水平方向につ
いても同様に、子画面の上下の映像の切り替わるエッジ
部分では輪郭強調レベルを弱くしている。すなわち画面
の境界部分では輪郭強調レベルを徐々に弱め、さらに子
画面に文字などの映像を表示するときには水平方向の輪
郭強調レベルを親画面の輪郭強調レベルよりも弱くする
方式を採用している。
【0042】本実施形態においては、親画面と子画面の
境界の部分の輪郭強調レベルを徐々に弱めるようにして
いるため、親画面と子画面との境界の部分に疑似輪郭が
発生するにを防止することができる。さらに、親画面と
子画面にはそれぞれ最適な輪郭強調レベルを設定してい
るため、精鋭度の改善を図ることができるとともに、表
示画面の形態に応じて、違和感のない高画質な親子画面
を表示することができる。
【0043】次に、画面を9分割して各画面に映像を同
時に表示する場合の実施形態を図7にしたがって説明す
る。
【0044】本実施形態においては、映像信号処理回路
14に9つの映像信号を入力し、映像信号処理回路14
において各映像信号に対して9画面に同時に映像を表示
するための処理を行うとともに、レベル切換制御回路1
8のレベル制御信号として、水平方向のレベル制御信号
の輪郭強調レベルをレベルH5にしたがって設定し、垂
直方向におけるレベル制御信号の輪郭強調レベルをレベ
ルV4にしたがって設定する。
【0045】画面を9分割して各画面に同時に映像を表
示するに際しては、各画面の垂直方向および水平方向に
おける輪郭強調レベルはレベルV4、H5で示すよう
に、各画面の絵柄に応じて設定されているとともに、各
画面の境界の部分の輪郭強調レベルはそのレベルが徐々
に弱くなるように設定されている。
【0046】すなわち、本実施形態においては、垂直方
向については各分割画面の上下の映像の切り替わるエッ
ジ部分で輪郭強調レベルを弱くし、水平方向についても
同様に各分割画面の左右の映像の切り替わるエッジ部分
で輪郭強調レベルを弱くするようにしている。さらに各
分割画面のおいては、各画面ごとにそれぞれ独立に垂直
方向と水平方向で最適な輪郭強調レベルとしている。
【0047】本実施形態においては、各分割画面の境界
の部分の輪郭強調レベルを徐々に弱くするようにしてい
るため、各分割画面の境界の部分に疑似輪郭が発生する
のを防止することができる。さらに各分割画面独立に最
適な輪郭強調レベルを設定しているため、表示画面の表
示形態に応じて違和感のない高画質な9画面を同時に表
示することができる。
【0048】前記各実施形態においては、レベルV1〜
V4、H1〜H5にしたがって輪郭を強調するものにつ
いて述べたが、画面の表示形態に応じて、任意の画面位
置で水平方向と垂直方向について任意の輪郭強調レベル
を設定することで、画面の表示形態に応じて任意の画面
位置で任意のレベルの輪郭強調を行うことができる。
【0049】また映像信号処理回路14には2系統の映
像信号が入力されるように記載されているが、2系統の
映像信号が入力されたときに2画面を表示するときに
は、分割画面のうち2画面を動画とすることができ、そ
れ以上の分割画面を2系統で表示するときには静止画と
なる。また複数画面を同時に動画で表示するときには、
動画画面の数だけ独立の系統で映像信号処理回路14に
映像信号を入力することで各画面に動画を表示すること
ができる。
【0050】次に、映像信号として字幕の含まれた映画
などの映像信号が入力された場合に適した実施形態を図
8にしたがって説明する。
【0051】本実施形態は、入力端子10から映像信号
処理回路14に入力される映像信号に重畳された字幕を
検出して字幕検出信号を出力する字幕検出手段としての
字幕信号検出回路48を設け、字幕検出信号に応答して
画面表示形態制御回路20から映像信号処理回路14、
映像位置制御回路16、レベル切換制御回路18に対し
て字幕の有無に応じた指令を出力するようにしたもので
あり、レベル切換制御回路18のレベル制御信号は、図
9に示すように、水平方向の輪郭強調レベルとして、映
像部分についてはレベルH6が設定され、字幕部分につ
いてはレベルH7が設定され、垂直方向についてはレベ
ルV5が設定されている。
【0052】上記構成において、入力端子10に映像信
号が入力されると、この映像信号に対して、映像信号処
理回路14において映画などのサイズを表示画面に対し
て最適なサイズになるように信号処理が施される。さら
に入力端子10に入力された映像信号の垂直方向および
水平方向の位置が映像位置制御回路16によって検出さ
れ、検出された位置信号がレベル切換制御回路18に入
力される。さらに映像信号に重畳した字幕信号が字幕信
号検出回路48によって検出されると、字幕信号の位置
に応じて輪郭を強調するための位置信号が画面表示形態
制御回路20に入力される。画面表示形態制御回路20
からは字幕の有無に応じた信号がレベル切換制御回路1
8に対して出力され、レベル切換制御回路18からは、
映像部分についてはレベルH6、レベルV5にしたがっ
たレベル制御信号が出力され、字幕部分についてはレベ
ルH7、レベルV5にしたがったレベル制御信号が出力
される。そして2次元輪郭強調回路22において、入力
された映像信号に対して字幕の有無に応じたレベル制御
信号にしたがって輪郭が強調されると、映像部分に対し
ては字幕部分よりも輪郭強調レベルの高いレベルで輪郭
が強調され、字幕部分については映像部分よりも弱い輪
郭強調レベルで輪郭が強調される。
【0053】具体的には、垂直方向については、字幕信
号検出回路48で検出された字幕位置まで一定のレベル
で輪郭強調の処理が実行され、映像部分と字幕部分のエ
ッジ部分では徐々に輪郭強調レベルを弱くして、字幕に
切り替わった位置から徐々に輪郭強調レベルを強くし、
その後は一定レベルの強さとする。すなわち映像部分で
は輪郭強調レベルを強くして精鋭度を保ち、字幕部分に
ついては輪郭強調レベルを弱くして文字部分に疑似輪郭
が発生するのを防止する。一方、水平方向については、
映像部分の輪郭強調レベルを字幕部分の輪郭強調レベル
よりも常に高くし、映像部分の精鋭度を保つとともに字
幕部分に疑似輪郭が発生するのを防止する。
【0054】本実施形態においては、字幕の有無に応じ
て輪郭強調レベルを制御しているため、映像を字幕の有
無に応じて強調することができる。また映像部分の輪郭
強調レベルよりも字幕部分の輪郭強調レベルを弱く設定
しているため、映像部分と字幕部分の境界に疑似輪郭が
発生するのを防止することができる。また映像部分と字
幕部分にはそれぞれ各画面に適した輪郭強調レベルを設
定しているため、画面全体の精鋭度の改善を図ることが
できるとともに、表示画面の表示形態に応じて違和感の
ない高画質な表示を実現することができる。
【0055】次に、本発明の第3実施形態を図10にし
たがって説明する。
【0056】本実施形態は、図1に示す2次元輪郭強調
回路22の代わりに、速度変調回路50を設けたもので
あり、他の構成は図1と同様である。
【0057】速度変調回路50は、映像信号処理回路1
4によって処理された映像信号を、レベル切換制御回路
18からのレベル制御信号にしたがって受像管の電子ビ
ームの垂直方向と水平方向の速度を変調するための速度
変調信号に変換する速度変調手段として構成されてい
る。すなわち、速度変調回路50は、レベル切換制御回
路18に設定された輪郭強調レベルが高くなったときに
は電子ビームの速度を高めるための速度変調信号を生成
し、輪郭強調レベルが低くなったときには電子ビームの
速度を低下するための速度変調信号を生成するようにな
っている。例えば、水平方向について、レベル制御信号
として、図2に示すようなレベルH1が設定されている
ときには、画面の中央部分よりも両側に行くにしたがっ
てビームの速度が高くなる速度変調信号が生成される。
そして、画面の両側に行くにしたがってビームの速度を
速くすると、画面の両側に行くにしたがって映像の幅が
狭くなる。このため、画面の表示形態として、1画面に
スムーズワイドによる映像を表示するモードが選択され
たときに、同一幅の縦線を表示すると、図1に示す実施
形態と同様に、画面の両側に行くにしたがって線の幅が
狭くなり、画面に拡大映像を表示しても、全体としては
ほぼ同一の幅の縦線を表示することができ、両側の精鋭
度を高めることができる。
【0058】また水平方向のビームの速度をレベルH2
〜H7にしたがったレベルで電子ビームの速度を制御す
れば、画面の境界の部分に疑似輪郭が発生するのを防止
することができる。
【0059】本実施形態においては、字幕信号検出回路
48を設けることで、図8に示す実施形態と同様な効果
を得ることができる。
【0060】次に、本発明の第4実施形態を図11にし
たがって説明する。
【0061】本実施形態は、2次元輪郭強調回路22の
出力側に速度変調回路50を設けたものであり、他の構
成は図1と同様である。速度変調回路50は、2次元輪
郭強調回路22によって垂直方向と水平方向についてそ
れぞれ独立に輪郭が強調された映像信号を、レベル切換
制御回路18からのレベル制御信号にしたがって受像管
の電子ビームの垂直方向と水平方向の速度を独立に変調
するための速度変調信号に変換するようになっている。
【0062】本実施形態においては、映像信号処理回路
14で処理された映像信号に対して2次元輪郭強調回路
22と速度変調回路50によって垂直方向と水平方向に
ついてそれぞれ輪郭が強調された信号が生成されるた
め、レベル切換制御回路18に設定するレベル制御信号
としては、各回路による輪郭強調の度合いを考慮して設
定することができる。また速度変調回路50を映像信号
処理回路14の出力側に配置し、速度変調回路50の出
力側に2次元輪郭強調回路22を配置する構成を採用す
ることもできる。
【0063】本実施形態においては、映像信号処理回路
14で処理された映像信号に対して2次元輪郭強調回路
22で輪郭を強調するための処理を施し、この映像信号
を用いて速度変調回路50によって受像管の電子ビーム
の速度を変調して輪郭を強調するようにしたため、各回
路の組み合わせによる効果によって輪郭を強調すること
ができる。このため、スムーズワイドモードによって映
像を表示するときには両サイドの映像の精鋭度を高める
ことができる。さらに複数の画面を同時に表示するとき
には、各画面の境界の領域に疑似輪郭が発生するのを防
止することができる。
【0064】また本実施形態においては、字幕信号検出
回路48を設けることで、図8と同様な効果を得ること
もできる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画面の表示形態に応じて画面の各部の輪郭強調レベルを
任意に設定するようにしたため、表示画面の表示形態に
応じて最適な輪郭強調を行うことができ、精鋭度の改善
を図ることができるとともに違和感のない高画質な画像
を表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す映像信号処理装置
のブロック構成図である。
【図2】画面の第1の表示形態を説明するための図であ
る。
【図3】2次元輪郭強調回路のブロック構成図である。
【図4】画面の第2の表示形態を説明するための図であ
る。
【図5】画面の第3の表示形態を説明するための図であ
る。
【図6】画面の第4の表示形態を説明するための図であ
る。
【図7】画面の第5の表示形態を説明するための図であ
る。
【図8】本発明の第2実施形態を示すブロック構成図で
ある。
【図9】画面の第6の表示形態を説明するための図であ
る。
【図10】本発明の第3実施形態を示すブロック構成図
である。
【図11】本発明の第4実施形態を示すブロック構成図
である。
【図12】従来の表示画面の形態を説明するための図で
ある。
【符号の説明】
10、12 映像信号入力端子 14 映像信号処理回路 16 映像位置制御回路 18 レベル切換制御回路 20 画面表示形態制御回路 22 2次元輪郭強調回路 48 字幕信号検出回路 50 速度変調回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉山 雅人 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内 (72)発明者 中嶋 満雄 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内 (72)発明者 中間 泰平 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内 (72)発明者 木村 初司 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内 (72)発明者 都留 康隆 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号を入力し入力した映像信号に対
    して画面の表示形態に従った処理を行う映像信号処理手
    段と、映像信号処理手段に入力される映像信号の垂直方
    向と水平方向の位置を検出して各方向の位置を示す位置
    信号を出力する映像位置検出手段と、画面上に表示され
    た映像の輪郭強調の強弱レベルとして映像信号の垂直方
    向と水平方向の位置に関連づけて設定されたレベル制御
    信号を前記位置信号に応答して垂直方向と水平方向につ
    いて出力するレベル制御手段と、前記映像信号処理手段
    により処理された映像信号を前記レベル制御信号に従っ
    て強調して輪郭を強調するための信号を生成する輪郭強
    調手段とを備え、前記レベル制御手段は、画面の表示形
    態に応じて任意の画面位置で任意のレベルの輪郭強調を
    行うためのレベル制御信号を生成してなる映像信号処理
    装置。
  2. 【請求項2】 映像信号を入力し入力した映像信号に対
    して画面の表示形態に従った処理を行う映像信号処理手
    段と、映像信号処理手段に入力される映像信号の垂直方
    向と水平方向の位置を検出して各方向の位置を示す位置
    信号を出力する映像位置検出手段と、画面上に表示され
    た映像の輪郭強調の強弱レベルとして映像信号の垂直方
    向と水平方向の位置に関連づけて設定されたレベル制御
    信号を前記位置信号に応答して垂直方向と水平方向につ
    いて出力するレベル制御手段と、前記映像信号処理手段
    により処理された映像信号を前記レベル制御信号に従っ
    て強調して輪郭を強調するための信号を生成する輪郭強
    調手段とを備え、前記レベル制御手段は、垂直方向のレ
    ベル制御信号として輪郭強調レベルが一定の信号を生成
    し、水平方向のレベル制御信号として画面中央部の輪郭
    強調レベルと画面中央部両側の輪郭強調レベルとが相異
    なるレベルに設定された信号を生成してなる映像信号処
    理装置。
  3. 【請求項3】 映像信号を入力し入力した映像信号に対
    して画面の表示形態に従った処理を行う映像信号処理手
    段と、映像信号処理手段に入力される映像信号の垂直方
    向と水平方向の位置を検出して各方向の位置を示す位置
    信号を出力する映像位置検出手段と、画面上に表示され
    た映像の輪郭強調の強弱レベルとして映像信号の垂直方
    向と水平方向の位置に関連づけて設定されたレベル制御
    信号を前記位置信号に応答して垂直方向と水平方向につ
    いて出力するレベル制御手段と、前記映像信号処理手段
    により処理された映像信号を前記レベル制御信号に従っ
    て強調して輪郭を強調するための信号を生成する輪郭強
    調手段とを備え、前記レベル制御手段は、垂直方向のレ
    ベル制御信号として輪郭強調レベルが一定の信号を生成
    し、水平方向のレベル制御信号として画面中央部の輪郭
    強調レベルよりも画面中央部両側の輪郭強調レベルが徐
    々に高くなる信号を生成してなる映像信号処理装置。
  4. 【請求項4】 映像信号を入力し入力した映像信号に対
    して画面の表示形態として画面の表示領域内に画面の境
    界を示す領域が存在する表示形態に従った処理を行う映
    像信号処理手段と、映像信号処理手段に入力される映像
    信号の垂直方向と水平方向の位置を検出して各方向の位
    置を示す位置信号を出力する映像位置検出手段と、画面
    上に表示された映像の輪郭強調の強弱レベルとして映像
    信号の垂直方向と水平方向の位置に関連づけて設定され
    たレベル制御信号を前記位置信号に応答して垂直方向と
    水平方向について出力するレベル制御手段と、前記映像
    信号処理手段により処理された映像信号を前記レベル制
    御信号に従って強調して輪郭を強調するための信号を生
    成する輪郭強調手段とを備え、前記レベル制御手段は、
    レベル制御信号として画面の境界を示す領域内の輪郭強
    調レベルが他の領域の輪郭強調レベルよりも徐々に低く
    なる信号を生成してなる映像信号処理装置。
  5. 【請求項5】 映像信号を入力し入力した映像信号に対
    して画面の表示形態に従った処理を行う映像信号処理手
    段と、映像信号処理手段に入力される映像信号の垂直方
    向と水平方向の位置を検出して各方向の位置を示す位置
    信号を出力する映像位置検出手段と、映像信号処理手段
    に入力される映像信号に重畳された字幕信号を検出して
    字幕検出信号を出力する字幕検出手段と、画面上に表示
    された映像の輪郭強調の強弱レベルとして映像信号の垂
    直方向と水平方向の位置に関連づけて設定されたレベル
    制御信号を前記位置信号と前記字幕検出信号に応答して
    垂直方向と水平方向について出力するレベル制御手段
    と、前記映像信号処理手段により処理された映像信号を
    前記レベル制御信号に従って強調して輪郭を強調するた
    めの信号を生成する輪郭強調手段とを備え、前記レベル
    制御手段は、前記字幕検出信号の入力の有無に応じて輪
    郭強調レベルの異なるレベル制御信号を生成してなる映
    像信号処理装置。
  6. 【請求項6】 前記輪郭強調手段は、前記映像信号処理
    手段により処理された映像信号から広域成分を抽出し、
    抽出した成分を前記レベル制御信号に従った輪郭強調レ
    ベルで前記映像信号に付加して輪郭の強調された映像信
    号を生成する2次元輪郭強調手段から構成されてなる請
    求項1、2、3、4又は5記載の映像信号処理装置。
  7. 【請求項7】 前記輪郭強調手段は、前記映像信号処理
    手段により処理された映像信号を、前記レベル制御信号
    に従って受像管の電子ビームの垂直方向と水平方向の速
    度を変調するための速度変調信号に変換する速度変調手
    段から構成されてなる請求項1、2、3、4又は5記載
    の映像信号処理装置。
  8. 【請求項8】 前記輪郭強調手段は、入力された映像信
    号から広域成分を抽出し、抽出した成分を前記レベル制
    御信号に従った輪郭強調レベルで前記映像信号に付加し
    て輪郭の強調された映像信号を生成する2次元輪郭強調
    手段と、入力された映像信号を、前記レベル制御信号に
    従って受像管の電子ビームの垂直方向と水平方向の速度
    を変調するための速度変調信号に変換する速度変調手段
    とを備えて構成されてなる請求項1、2、3、4又は5
    記載の映像信号処理装置。
  9. 【請求項9】 前記映像信号処理手段は、画面の表示形
    態として単一画面による拡大映像を表示するときには拡
    大映像に応じたアスペクト比の変換処理を行い、画面の
    表示形態として複数の分割画面を同時に表示するときに
    は多画面表示処理を行い、各表示形態に応じた映像信号
    を生成してなる請求項1乃至8のうちいずれか1項に記
    載の映像信号処理装置。
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