JPH11194191A - 制御棒駆動システム - Google Patents

制御棒駆動システム

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JPH11194191A
JPH11194191A JP10000261A JP26198A JPH11194191A JP H11194191 A JPH11194191 A JP H11194191A JP 10000261 A JP10000261 A JP 10000261A JP 26198 A JP26198 A JP 26198A JP H11194191 A JPH11194191 A JP H11194191A
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JP
Japan
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control
control rod
drive
group
control signal
Prior art date
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Application number
JP10000261A
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English (en)
Inventor
Kohei Obara
公平 小原
Takehiko Seiji
岳彦 清治
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を低減してシステムの小型化を図る
こと。 【解決手段】 205本の制御棒12をそれぞれ駆動す
るためのモータ16に対応して各制御棒12ごとにブレ
ーキ18、シンクロ発信器20、モータ電源装置30、
ブレーキ電源装置36を設け、205本の制御棒12を
24グループに分類したときのグループに対応づけて、
制御棒情報分配装置26には24台の制御情報分配モジ
ュール38を設け、制御情報分配モジュール38にはシ
ンクロ発信器20とモータ電源装置34およびブレーキ
電源36を各グループごとに接続し、各制御情報分配モ
ジュール38をそれぞれ制御棒統括制御装置30に接続
する。そして各シンクロ発信器20で検出された制御棒
12の位置を示す位置信号と制御棒統括制御装置30か
らの駆動指令をもとに各グループの制御情報分配モジュ
ール38で各制御棒12を駆動するための制御信号を生
成し、この制御信号にしたがって各モータ16を駆動し
て各制御棒12の位置を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制御棒駆動システ
ムに係り、特に、原子力発電所の原子炉圧力容器内に収
納された複数の制御棒を引き抜きまたは挿入駆動するに
好適な制御棒駆動システムに関する。
【0002】
【従来の技術】原子力発電プラントにおいては、原子炉
内に配置された複数の制御棒を挿入・引き抜き駆動する
ことにより、原子炉の出力を制御することが行われてい
る。各制御棒の駆動を制御するための制御系は、制御対
象が炉の出力を制御する制御棒であることから、プラン
ト上極めて重要な系となっている。
【0003】従来、この種の制御系を構成するに際して
は、例えば、日立評論「ABWR主要設備の設計と技術
確証」第39頁から第46頁 1990年10月VO
L.72に記載されているような制御棒駆動システムが
採用されている。このシステムは、205本の制御棒を
それぞれ独立に駆動するためのステップモータ、モータ
の回転角に応じた電圧を発生して制御棒の位置を間接的
に検出するシンクロ発信器、ステップモータ電源装置、
シンクロ発信器からの信号に基づいてステップモータ電
源装置の駆動を制御するコントローラをそれぞれ制御棒
ごとに設け、205台の位置制御用コントローラを24
グループに分類し、各グループの位置制御用コントロー
ラをグループごとに24台の分配モジュールに接続し、
各分配モジュールを制御棒駆動制御装置を介して運転制
限監視装置に接続する構成が採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の制御棒駆動シス
テムにおいては、位置制御用コントローラが制御棒ごと
に設けられているとともに分配モジュールが位置制御用
コントローラ8台〜9台に1台に設けられているため、
システムの小型化を図ることが困難である。すなわち、
1台の分配モジュールに接続された複数台の位置制御用
コントローラが制御棒毎に設けられているため、各制御
棒の位置制御を行うにも小型化を図ることが困難であ
る。
【0005】本発明の目的は、部品点数を低減してシス
テムの小型化を図ることができる制御棒駆動システムを
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、原子炉の圧力容器内に収納された複数の
制御棒のうち駆動すべき制御棒の指定と指定の制御棒の
駆動に関する情報を含む駆動指令を出力する駆動指令手
段と、前記各制御棒の位置をそれぞれ検出する複数の位
置検出手段と、前記複数の制御棒を複数のグループに分
割したときのグループに対応して設けられて前記各位置
検出手段の検出出力を前記制御棒のグループに合わせて
グループ毎に入力するとともに前記駆動指令をグループ
毎に入力し前記各位置検出手段の検出出力と前記駆動指
令手段の駆動指令を基に各グループに属する制御棒群を
それぞれ駆動するための制御信号群をグループ毎に生成
する制御信号生成手段群と、前記各制御信号に応答して
各制御棒の駆動をそれぞれ独立に制御する複数の制御棒
駆動制御手段とを備えてなる制御棒駆動システムを構成
したものである。
【0007】前記制御棒駆動システムを構成するに際し
ては、以下の要素を付加することができる。
【0008】(1)前記駆動指令手段と前記制御信号生
成手段群は多重系で構成されてなり、前記各制御棒駆動
制御手段は、多重系で構成された制御信号生成手段群か
らの制御信号の論理に従って各制御棒の駆動を制御して
なる。
【0009】(2)多重系で構成された駆動指令手段と
制御信号生成手段群のいずれかの系に異常が生じたとき
に異常の生じたものを系から分離する分離手段を有し、
前記各制御棒駆動制御手段は、多重系で構成された制御
信号生成手段群のうちいずれかの系に属するものに異常
が生じたときには正常な系に属する制御信号生成手段群
からの制御信号の論理に従って各制御棒の駆動を制御し
てなる。
【0010】(3)前記制御信号生成手段群の数は、異
常の生じた制御信号生成手段によって動作不能となる制
御棒をバイパスすることが可能となるバイパス可能最大
数よりも小さい値に設定されてなる。
【0011】前記した手段によれば、制御信号生成手段
は複数制御棒を複数のグループに分割したときのグルー
プに対応して設けられており、制御信号生成手段を制御
棒ごとに設ける必要がないため、部品点数の低減によっ
てシステムの小型化を図ることができる。さらに部品点
数の低減によって信頼性の向上も図ることもできる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0013】図1は本発明の一実施形態を示す制御棒駆
動システムの全体構成図である。図1において、原子炉
用圧力容器10は、例えば、原子力発電所に設置され、
この圧力容器10内には、複数本、例えば205本の制
御棒12が昇降自在に収納されている。各制御棒12は
ロッド14を介してモータ16の回転軸に連結されてお
り、各モータ(205台のモータ)16の正転、逆転駆
動によって各制御棒12が挿入または引き抜き操作され
るようになっている。各制御棒12が引き抜き操作され
ると炉の出力が高められ、各制御棒12が挿入操作され
ると炉の出力が低下されるようになっている。つまり、
制御棒駆動システムは、各制御棒12の挿入・引き抜き
駆動により原子炉の出力を上げたり下げたりすることが
できるようになっている。
【0014】各モータ16には、各モータ16の回転軸
に制動力を与えるためのブレーキ18が設けられている
とともに、各モータ16の回転角に応じた電圧信号を発
生して、各制御棒12の位置を間接的に検出し、この検
出による位置信号を出力するシンクロ発信器20が設け
られている。各モータ16はモータ制御装置22に接続
され、各ブレーキ18はブレーキ制御装置24に接続さ
れ、各シンクロ発信器20は制御棒情報分配装置26に
それぞれ接続され、制御棒情報分配装置26は信号伝送
路28を介して制御棒統括制御装置30に接続され、制
御棒統括制御装置30は中央監視装置32に接続されて
いる。
【0015】モータ制御装置22、ブレーキ制御装置2
4は、モータ16、ブレーキ18とともに制御棒駆動制
御手段を構成し、モータ制御装置22には、図2に示す
ように、各モータ16を駆動するためのモータ電源装置
34が205台内蔵されており、ブレーキ制御装置24
には各ブレーキ18を駆動するためのブレーキ電源36
が205台内蔵されている。モータ電源装置34とブレ
ーキ電源装置36は24グループに分類されており、#
1〜#11のグループには8本の制御棒12が対応づけ
られ、#12〜#24のグループには9本の制御棒12
が対応づけられている。そして各グループのモータ電源
装置34とブレーキ電源装置36がそれぞれグループご
とに制御棒情報分配装置26に接続されている。また各
モータ電源装置34は、例えば、各モータ16を駆動す
るためのコンタクタ及び制御棒情報分配装置26からの
制御信号の論理を判定してコンタクタの開閉を制御する
論理回路などを備えて構成されている。この論理回路
は、例えば、中央監視装置32、制御棒統括制御装置3
0、信号伝送路28、制御棒情報分配装置26を冗長化
して多重系で構成したとき、例えば、A系とB系の2重
系で構成したとき、A系からの制御信号とB系からの制
御信号の論理積を条件にインバータコントローラに駆動
指令を与えたり、一方の系が異常になったときに、正常
な系に属する制御信号にしたがってモータに駆動指令を
与える機能を備えることができる。
【0016】制御棒情報分配装置26は、205本の制
御棒を24グループに分類したときのグループに対応し
て24台の制御情報分配モジュール38を備えて構成さ
れている。すなわち#1〜#11の制御情報分配モジュ
ール38にはそれぞれ8本の制御棒12が対応づけら
れ、#12〜#24の制御情報分配モジュール38には
それぞれ9本の制御棒12が対応づけられている。この
本数は、各制御情報分配モジュール38などに異常が生
じて動作不能となる制御棒12をバイパスすることが可
能となるバイパス可能最大数10よりも小さい値である
9に設定されている。そして各グループの制御情報分配
モジュール38は、制御棒統括制御装置30からの駆動
指令と各グループに属するシンクロ発信器20からの位
置信号を取り込み、入力した駆動指令と位置信号を基に
各グループに属する制御棒12をそれぞれ駆動するため
の制御信号を生成し、生成した制御信号をモータ電源装
置34、ブレーキ電源装置36に出力する制御信号生成
手段として構成されている。
【0017】制御棒統括制御装置30と中央監視装置3
2は、駆動すべき制御棒12の指定と指定の制御棒12
の駆動に関する情報を含む駆動指令を出力する駆動指令
手段として構成されている。そして中央監視装置32に
は、制御棒12の駆動方向を決めるスイッチ、制御棒駆
動システムの情報を運転員に示すマンマシンインターフ
ェイスが設けられている。制御棒統括制御装置30は、
引き抜きシーケンスにしたがって予め決められた制御棒
12の駆動順位に関する情報を格納するデータベースを
有し、このデータベースに格納された情報と中央監視装
置32からの制御棒12の駆動方向に関する信号および
各制御情報分配モジュール38から伝送される各制御棒
12の位置信号を基に駆動すべき制御棒12とその駆動
方向に関する駆動指令を出力するようになっている。ま
た制御棒統括制御装置30では、各制御棒12の全挿入
状態から全引き抜き状態までの長さ3660mmを20
0等分し、各制御棒12の位置を000ステップ(全挿
入状態)〜200ステップ全引き抜き状態)にて管理す
るようになっている。このため、制御棒統括制御装置3
0から各制御情報分配モジュール38に送信される駆動
指令として、駆動目標位置に関する情報がステップ単位
で出力されるようになっている。さらに、各制御情報分
配モジュール38では、各制御棒12の実際の位置変化
が何ステップに相当するかの換算処理が行われるように
なっている。また、各制御棒12の位置検出は、各シン
クロ発信器20から出力される電圧値を用いて間接的に
行っているので、この電圧値をそのまま用いたのでは電
圧値と位置との対応関係が明確にならず、0調操作が行
われるようになっている。すなわち制御棒12の移動に
応じてシンクロ発信器20の電圧値が変化するため、0
00ステップ時に、シンクロ発信器20から出力される
電圧値を、原点を示す電圧値として0調操作を行ってそ
のときの電圧の値を記憶し、0調操作時に記憶された電
圧値と制御棒12の移動に伴って発生する電圧値との相
対値で制御棒12の位置を検出するようになっている。
具体的な0調操作は、原子炉の運転前に、操作員の操作
により、制御棒12を全挿入状態の位置まで動かし、中
央監視装置32に設けられた0調スイッチを押すことに
よって、000ステップ時における電圧を各制御情報分
配モジュール38に記憶する。
【0018】次に、制御棒駆動システムの動作を各制御
情報分配モジュール38の処理に基づいて説明する。
【0019】まず、原子炉の起動時に、引き抜く制御棒
の順番とその引き抜き量は予め引き抜きシーケンスによ
って決定され、引き抜きシーケンスの第1段階では、
「#1〜#8の制御棒12を同時に000ステップから
100ステップまで引き抜き、第2段階では#9〜#1
6の制御棒12を同時に000ステップから100ステ
ップまで引き抜く」の処理が行われるときについて説明
する。
【0020】この場合、#1〜#8の制御棒12は#1
の制御情報分配モジュール38からの制御信号にしたが
ってその位置が制御され、#9〜#16までの制御棒1
2はそれぞれ#2の制御情報分配モジュール38からの
制御信号によってその位置が制御されるとする。運転員
により引き抜きシーケンスにしたがって指定の制御棒1
2の引き抜き操作が開始されると、引く抜きシーケンス
の第1段階では、制御棒統括制御装置30から#1の制
御情報分配モジュール38に出力される信号は、#1〜
#8の制御棒12を駆動するための駆動選択信号および
駆動目標100ステップを示す信号が出力される。この
信号に応答して、#1の制御情報分配モジュール38で
は以下に示す処理が実行される。
【0021】(1)#1〜#8のブレーキ電源装置36
にブレーキ開放信号を出力する。
【0022】(2)#1〜#8のモータ電源装置34に
モータ駆動信号を出力する。
【0023】(3)#1〜#8のシンクロ発信器20か
らの位置信号を監視し、#1〜#8の制御棒12のうち
100ステップに到達した制御棒12を検出する。
【0024】(4)100ステップに到達した制御棒1
2に対応するモータ電源装置34にモータ駆動停止信号
を出力する。
【0025】(5)100ステップに到達した制御棒1
2に対応するブレーキ電源装置36にブレーキ動作信号
を出力する。
【0026】#1の制御情報分配モジュール38で以上
のような処理が実行され、#1〜#8の制御棒12が1
00ステップに到達すると、制御情報分配モジュール3
8からの情報を基に、制御棒統括制御装置30は、#1
〜#8の制御棒12の位置が100ステップにあること
を認識し、駆動の対象となっていない#9〜#205の
制御棒12の位置が000ステップにあることを認識
し、引き抜きシーケンスの第1段階が終了したことを検
出する。このとき、制御棒統括制御装置30の検出によ
る引き抜きシーケンスの段階に関する認識結果が中央監
視装置32に出力されるため、運転員は、その表示によ
って引き抜きシーケンスが何段階であるかを確認するこ
とができる。そして第1段階が終了したことが運転員に
よって確認されると、この確認に伴う操作に応答して引
き抜きシーケンスの第2段階に移る。これ以降のシーケ
ンスも同様な処理のよって進行し、すべてのシーケンス
が終了すると原子炉の起動が完了することになる。
【0027】このように本実施形態においては、各グル
ープの制御情報分配モジュール38が制御棒統括制御装
置30と情報の授受を行うとともに、各グループに属す
るモータ16の位置制御を行うようにしているため、各
制御棒12を駆動するためのモータ16毎に位置制御を
行うための装置が不要となり、部品点数の低減を図るこ
とができ、システムの小型化および故障率の低減に寄与
することができる。
【0028】ところで、制御棒12の駆動に関する系な
どに何らかの故障により異常が生じると、異常の系に属
する制御棒12の動作が不能に陥いることがある。例え
ば、引き抜きシーケンスの途中で、モータ電源装置34
が故障すると、このモータ電源装置34に接続されたモ
ータ16の駆動が停止され、このモータ16に接続され
た制御棒12は動作不能となる。このような場合、その
ままでは引き抜きシーケンスは中断される。そこで、こ
のような事態を回避するために、動作不能な制御棒12
をバイパスするためのバイパス機能が設けられている。
例えば#1の制御棒12が動作不能になったときには、
運転員が動作不能バイパスとする制御棒12の番号を#
1と指定し、#1の制御棒12を制御の対象から除外す
る操作が行われる。#1の制御棒12が動作不能な制御
棒12として指定されると、この情報は中央監視装置3
2から制御棒統括制御装置30に伝送され、#1の制御
棒12に対する駆動指令の生成が停止される。このため
引き抜きシーケンスの途中で#1の制御棒12が動作不
能と認識されたときには、#1の制御棒に対する引き抜
き動作が停止された状態で引き抜きシーケンスが実行さ
れる。なお、動作不能に陥った制御棒12が存在したと
きに、この制御棒12を異常の生じた系から分離する分
離手段は制御棒統括制御装置30と中央監視装置32が
構成することになる。
【0029】このように、動作不能となった制御棒12
をバイパスする処理を実行するに際して、本実施形態で
は、各グループの制御情報分配モジュール38で処理の
対象とする制御棒12の本数を9本に設定している。こ
の本数は、動作不能な制御棒12をバイパスするための
バイパス可能最大数10本よりも小さい値に設定されて
いる。このため1台の制御情報分配モジュール38が故
障しても、9本の制御棒12の動作は不能となるが、正
常な制御情報分配モジュール38に属する制御棒12を
用いることで引き抜きシーケンスの継続ができなくなる
ことを未然に防止することができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の制御棒を複数のグループに分割したときのグルー
プに対応して設けられた制御信号生成手段群が駆動指令
手段と情報の授受を行うとともに各グループに属する制
御棒駆動制御手段に対する制御信号生成するようにした
ため、制御信号生成手段を各制御棒に対応づけて設ける
必要がなく、部品点数の低減を図ることができるととも
に、システムの小型化および故障率の低減に寄与するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す制御棒駆動システム
の全体構成図である。
【図2】制御棒情報分配装置とその周辺装置との関係を
説明するための構成図である。
【符号の説明】
10 圧力容器 12 制御棒 14 ロッド 16 モータ 18 ブレーキ 20 シンクロ発信器 22 モータ制御装置 24 ブレーキ制御装置 26 制御棒情報分配装置 30 制御棒統括制御装置 32 中央監視装置 34 モータ電源装置 30 ブレーキ電源装置 38 制御情報分配モジュール

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子炉の圧力容器内に収納された複数の
    制御棒のうち駆動すべき制御棒の指定と指定の制御棒の
    駆動に関する情報を含む駆動指令を出力する駆動指令手
    段と、前記各制御棒の位置をそれぞれ検出する複数の位
    置検出手段と、前記複数の制御棒を複数のグループに分
    割したときのグループに対応して設けられて前記各位置
    検出手段の検出出力を前記制御棒のグループに合わせて
    グループ毎に入力するとともに前記駆動指令をグループ
    毎に入力し前記各位置検出手段の検出出力と前記駆動指
    令手段の駆動指令を基に各グループに属する制御棒群を
    それぞれ駆動するための制御信号群をグループ毎に生成
    する制御信号生成手段群と、前記各制御信号に応答して
    各制御棒の駆動をそれぞれ独立に制御する複数の制御棒
    駆動制御手段とを備えてなる制御棒駆動システム。
  2. 【請求項2】 前記駆動指令手段と前記制御信号生成手
    段群は多重系で構成されてなり、前記各制御棒駆動制御
    手段は、多重系で構成された制御信号生成手段群からの
    制御信号の論理に従って各制御棒の駆動を制御してなる
    請求項1記載の制御棒駆動システム。
  3. 【請求項3】 多重系で構成された駆動指令手段と制御
    信号生成手段群のいずれかの系に異常が生じたときに異
    常の生じたものを系から分離する分離手段を有し、前記
    各制御棒駆動制御手段は、多重系で構成された制御信号
    生成手段群のうちいずれかの系に属するものに異常が生
    じたときには正常な系に属する制御信号生成手段群から
    の制御信号の論理に従って各制御棒の駆動を制御してな
    る請求項1記載の制御棒駆動システム。
  4. 【請求項4】 前記制御信号生成手段群の数は、異常の
    生じた制御信号生成手段によって動作不能となる制御棒
    をバイパスすることが可能となるバイパス可能最大数よ
    りも小さい値に設定されてなる請求項1、2又は3記載
    の制御棒駆動システム。
JP10000261A 1998-01-05 1998-01-05 制御棒駆動システム Pending JPH11194191A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013500494A (ja) * 2009-07-29 2013-01-07 ウエスチングハウス・エレクトリック・カンパニー・エルエルシー デジタル式核制御棒制御システム

Cited By (2)

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JP2013500494A (ja) * 2009-07-29 2013-01-07 ウエスチングハウス・エレクトリック・カンパニー・エルエルシー デジタル式核制御棒制御システム
US8670515B2 (en) 2009-07-29 2014-03-11 Westinghouse Electric Company Llc Digital nuclear control rod control system

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