JPH11194139A - 静電容量型加速度センサ - Google Patents

静電容量型加速度センサ

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JPH11194139A
JPH11194139A JP9368830A JP36883097A JPH11194139A JP H11194139 A JPH11194139 A JP H11194139A JP 9368830 A JP9368830 A JP 9368830A JP 36883097 A JP36883097 A JP 36883097A JP H11194139 A JPH11194139 A JP H11194139A
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JP
Japan
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capacitance
gap
electrodes
acceleration sensor
electrode
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JP9368830A
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English (en)
Inventor
Koji Sakai
浩司 境
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Sumitomo Precision Products Co Ltd
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Sumitomo Precision Products Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P15/00Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration
    • G01P15/02Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses
    • G01P15/08Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values
    • G01P2015/0805Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration
    • G01P2015/0822Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass
    • G01P2015/084Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass the mass being suspended at more than one of its sides, e.g. membrane-type suspension, so as to permit multi-axis movement of the mass

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電極が対向して一方が可動側となる静電容量
素子を有した静電容量型加速度センサにおける、外力の
入力と得られる各静電容量素子の出力に関して、種々の
要因で各静電容量素子間に出力差が生じる問題を、減少
または解消して、例えば他軸干渉出力が現れ難く、設定
した各軸方向の加速度が高精度に測定可能な静電容量型
加速度センサの提供。 【解決手段】 基板面に平行なXY平面を設定してこれ
と直交するZ軸のX,Y,Z軸の3軸方向成分の検出を
行う構成である場合、Z軸方向成分の検出感度が他の
X,Y軸に比べてかなり高いため、Z軸方向の電極間の
ギャップを他2軸のギャップより大きく設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車等の姿勢
制御、衝突検出等に利用される2軸以上の加速度を同時
に検出できる静電容量変化を利用した加速度センサの改
良に係り、構造上の非対称性が原因となる他軸干渉出力
等の補正等をできるだけ少なくするため、加速度の変化
による静電容量変化の出方に差があるのを各電極間のギ
ャップを所要軸方向ごとに最適値に設定、すなわち、ギ
ャップを変更できるように可動側基板に電極高さを変更
する凹凸加工を施して、所要軸間の出力差や誤差、他軸
干渉出力を小さくした静電容量型加速度センサに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、容量式多軸力センサが、例えば特
開平5−188079等により知られている。これは、
電極間距離が力により動くことにより、電極間距離の平
均値に相当する容量で電極間方向の力を検出し、電極の
傾きで電極平面方向の力を検出するものである。
【0003】詳述すると、静電容量型加速度センサとし
て使用する場合には、固定基板と可撓基板との各対向面
に電極を着設して対向配置される静電容量素子を複数対
設け、該基板面に平行なXY平面を設定しこれと直交す
るZ軸のX,Y,Z軸3次元方向の加速度の変化を、複
数対の静電容量素子間の静電容量変化に基づき各X,
Y,Z軸方向成分の検出を行う。
【0004】例えば、図1Bの縦断面に示すごとく、円
筒10内に直径方向に配置された固定基板11と、これ
に所定の間隔を設けて可撓基板12を平行に配置し、固
定基板11の下面を示す図1Aに示すごとく、この固定
基板11と可撓基板12との各対向面にそれぞれ電極1
〜5を着設して静電容量素子C1〜C5を形成する構成か
らなる。可撓基板12の下面には適当な質量を有する作
動子13を設けてある。
【0005】詳述するとここでは、該対向面間の外周部
に4対、中央部に1対の電極を設けて、静電容量素子C
1〜C5を形成した構成、すなわち、電極面にて直交する
X,Yの2軸上に配置された各々2つの静電容量素子C
1〜C4と、前2軸の中央に静電容量素子C5を配置した
構成からなる。
【0006】上記の構成において、X軸方向に加速度が
加わった場合、作動子13を有する可撓基板12が変形
することにより、固定基板11と可撓基板12との対向
面間の各電極1〜5間距離が変化することから、各静電
容量素子C1〜C4の静電容量が変化する。また、Z軸方
向に加速度が加わった場合も同様に各静電容量素子C 1
〜C5の静電容量が変化する。
【0007】静電容量の変化より加速度の各成分の検出
は、例えば、X軸方向の加速度に対する出力として、静
電容量素子C1とC3の静電容量差(C1−C3)、Y軸方
向の加速度に対する出力として、静電容量素子C2とC4
の静電容量差(C2−C4)、Z軸方向の加速度に対する
出力として、静電容量素子C5の静電容量(C5)あるい
はC1+C2+C3+C4として検出する。
【0008】加わった加速度に対し、各電極間距離d1
〜d5の変化量が加速度に比例する量となる。すなわ
ち、静電容量Cjは下記式で表すことができる。但し、
ε;誘電率、S;電極面積、d;電極ギャップの距離で
ある。
【0009】
【数1】
【0010】
【発明が解決しようとする課題】一般に上記構成の静電
容量式センサにおいては、可撓基板は、熱膨張を回転に
よって回避できるように、例えば、4箇所においてビー
ムにより支持されており、適当な質量を有する作動子が
加速度を受けると可撓基板が歪み、各静電容量素子のギ
ャップが変化する。
【0011】かかる静電容量式センサにおいては、外力
と電極間距離dは比例関係にあり、電極距離dと静電容
量Cは反比例の関係にある。例えば、電極間距離d
1(<d2)の点で一定の力が加わって変化した静電容量
分はC1(≠C2)となるが、電極間距離d2の点で同様
に同じ力が加わって変化した静電容量分はC2となる。
このC1とC2を比較すると電極間距離の短いC1の値が
大きくなる場合があり、電極間距離によって同じ印加し
た力でも検出された静電容量値が異なり、これが検出電
圧の誤差となっている。
【0012】また、上記構成の静電容量型加速度センサ
において、静電容量素子C1〜C5を構成している電極の
非対称性や信号処理回路間の差をなくすことは実現不可
能である。また、この場合、X,Y軸出力がZ軸出力に
依存することになる。すなわち、加速度0でC1≠C3
2≠C4、の場合、X、Y軸出力にZ軸方向加速度に応
じた他軸干渉出力が現れ、精度良く測れないという問題
がある。
【0013】さらに、上記構成の静電容量型加速度セン
サにおいて、平面方向の外力に対する出力感度は、電極
間距離に応じ変化するという問題がある。この電極平面
の外力の検出感度の変動について、何らの補正をも行わ
ないと、電極間距離による感度の変化が無視できないほ
ど大きい問題があった。
【0014】従来、上述の問題に鑑み、加速度に対する
X,Y,Z軸間の干渉のない出力が得られる3軸加速度
センサを実現できるように、他軸干渉出力の補正方法
(特開平9−21825)が種々提案されており、ま
た、電極間距離に関係なく電極平面の外力の検出感度を
ほぼ一定にすることが可能な信号処理方法(特開平9−
43068)等が種々提案されている。
【0015】しかし、出力や感度の補正手段にもそれぞ
れ限度があり、また、信号処理回路において多重補正あ
るいは過度の補正を行うことは、センサ自体の安定性を
損なうことになるため、できるだけ裸特性のすぐれた静
電容量型加速度センサが求められるところである。
【0016】この発明は、電極が対向して一方が可動側
となる静電容量素子を有した静電容量型加速度センサに
おける、外力の入力と得られる各静電容量素子の出力に
関して、種々の要因で各静電容量素子間に出力差が生じ
る問題を、減少または解消して、例えば他軸干渉出力が
現れ難く、設定した各軸方向の加速度が高精度に測定可
能な静電容量型加速度センサの提供を目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】発明者らは、外力の入力
と得られる各静電容量素子の出力に関して、各静電容量
素子間に出力差が生じるのを減少させるべく、種々検討
した結果、例えば、基板面に平行なXY平面を設定して
これと直交するZ軸のX,Y,Z軸の3軸方向成分の検
出を行う構成である場合、Z軸方向成分の検出感度が他
のX,Y軸に比べてかなり高いため、Z軸方向の電極間
のギャップを他2軸のギャップより大きく設定する、例
えば、上記の例で当該電極間のギャップを他2軸のギャ
ップより大きくするため、可動側基板に凹み加工を施し
て電極高さを変更することにより、目的が達成できるこ
とを知見した。
【0018】すなわち、発明者らは、固定基板と可撓基
板との各対向面に電極を着設して対向配置される静電容
量素子を複数対設け、予め設定する複数軸方向の加速度
の変化を、複数対の静電容量素子間の静電容量変化に基
づき所要軸方向成分の検出を行う静電容量型加速度セン
サにおいて、固定基板と可撓基板との間に形成した静電
容量素子の各電極間のギャップをそれに対応する各軸方
向ごとに最適値に設定することを知見し、この発明を完
成した。
【0019】また、発明者らは、上記構成の静電容量型
加速度センサにおいて、例えば、可動側基板に凹み加工
を施して電極高さを変更するに際し、自己診断用の可撓
基板を振動させるための駆動電極のギャップを、静電容
量素子の各電極間のギャップより小さく設定、例えば、
可動側基板に凸加工を施して当該ギャップをより小さく
することにより、その駆動電圧を小さくできることを知
見した。
【0020】
【発明の実施の形態】この発明において、対象とする静
電容量型加速度センサは2軸以上の多軸方向成分の検出
を行う構成で、電極が対向して一方が可動側となる静電
容量素子を有した構成であれば、電極配置や各基板の支
持方法がいずれの構成であっても適用できる。
【0021】図2Aに静電容量型加速度センサの縦断説
明図を示すが、ここでは作動子13には何らの加速度も
作用していないので、静電容量素子C1〜C5の容量変化
はなく、静電容量素子の容量を電圧に変換する各C−V
変換器(図示せず)の出力電圧、並びに各素子間、すな
わち各C−V変換器間の出力電圧差は生じていない。
【0022】作動子13にX軸の正方向への加速度が加
わると、可撓基板12が歪み、静電容量素子C1のギャ
ップが小さくなると同時に静電容量素子C3のギャップ
が大きくなり、各C−V変換器の出力電圧差を生じるこ
とにより、差動増幅器に所定の出力が生じてX軸方向へ
の加速度が検出できる。
【0023】この際、静電容量素子C1,C3,C5のに
も可撓基板12の歪みによるギャップの変化が生じ、こ
れらのギャップ変化は垂直なY軸に対して対称に発生す
ると、該静電容量素子の容量は変化せず、出力電圧の差
もないが、現実には完全に対称に基板歪みが発生するこ
とはなく、僅かながらもY軸方向の出力電圧の差が生じ
る。
【0024】一方、Z軸の正方向への加速度が加わる
と、特に静電容量素子C5のギャップが小さくなってそ
の容量が大きくなり、変換器の出力電圧は加速度が加わ
る前よりも大きくなり、そのときの出力電圧の変化量か
らZ軸方向への加速度を検出できる。
【0025】このとき、静電容量素子C1〜C4の容量も
同じように大きくなり、これらのギャップ変化はX軸、
Y軸に対して対称に発生すると、該静電容量素子の容量
は変化せず、出力電圧の差もないが、現実には完全に対
称に基板歪みが発生することはなく、僅かながらもX、
Y軸方向の出力電圧の差が生じる。
【0026】従って、前述した静電容量式Cjは下記式
の如く、各軸ごとに他軸出力を考慮して補正する必要が
ある。但し、(j=1,2,3,4,5)、d0は初期
電極ギャップの距離、kは係数である。
【0027】
【数2】
【0028】加速度の各成分の検出は、例えば、X軸方
向の静電容量差(C1−C3)、Y軸方向の静電容量差
(C2−C4)、Z軸方向の静電容量(C5)あるいは静
電容量(C1+C2+C3+C4)として検出するが、上記
の補正等が行われないと、測定誤差が拡大することにな
る。
【0029】特に、Z軸方向の静電容量素子は、作動子
が外力によりZ軸方向に容易に移動するため、X軸方向
及びY軸方向と比較して高感度となりかつ静電容量はよ
り大きな値として変動してC−V変換器より出力される
傾向にある。
【0030】そこで、加速度の変化による静電容量変化
の出方に差があることから、例えばZ軸方向の静電容量
素子C5の容量変化の度合いを静電容量素子C1〜C4
それと同等にする必要があり、このためには各静電容量
素子の電極間のギャップを所要軸方向ごとに容量変化の
度合いに応じて最適値に設定、すなわち、ギャップ長を
変更するとよい。
【0031】上記の例では、容量変化が大きい軸方向の
静電容量素子C5の電極間のギャップを、容量変化が小
さな他の静電容量素子C1〜C4のそれより大きくとっ
て、C−V変換後の出力をより小さくすることにより、
X軸、Y軸方向の加速度から派生したZ軸方向の加速度
による他軸への干渉がより減少して、各軸方向の静電容
量変化が実際の加速度方向に一層正確に対応するように
なる。
【0032】図1の構成からなる静電容量型加速度セン
サにおいて、例えば、Z軸方向の静電容量素子C5の電
極間のギャップを変更する方法としては、図3Aに示す
ごとく、可撓基板12の所要位置に固定側の当該電極面
積より少し広い凹みを設けて電極5を形成し、他の静電
容量素子C1〜C4の初期ギャップ値d0より凹みの深さ
だけ長いd0 +とすることができる。
【0033】また、逆に図3Bに示すごとく、可撓基板
12の所要位置に固定側の当該電極面積より少し狭い凸
部を設けて電極4を形成し、Z軸方向の静電容量素子C
5の電極間のギャップ値d0より凸部高さだけ短いd0 -
することができる。さらには、図3Cに示すごとく、可
撓基板12の所要位置に凹みあるいは凸部を設けて電極
を形成し、構成に応じた最適のギャップ値da,db,d
cをそれぞれ設定することができる。
【0034】すなわち、この発明において、静電容量型
加速度センサの各静電容量素子の電極間のギャップの設
定は、静電容量素子を構成する電極の配置や可撓基板の
支持ビームの構成等に応じて、上記のごとくZ軸方向の
静電容量素子のみを他より拡大したり、それぞれ個別に
設定したり、適宜選定することができる。
【0035】特に、自己診断用に設ける可撓基板を振動
させるための駆動電極のギャップを、静電容量素子の各
電極間のギャップより小さくするために、可撓基板のエ
ッチング時に駆動電極部のみを凸部となるように加工し
て当該ギャップをより小さくすることにより、その駆動
電圧を小さくできる。
【0036】
【実施例】図1に示す構成の静電容量型加速度センサを
作製するに際し、Z軸方向の静電容量素子C5の電極間
のギャップを図3Aに示すごとく、可撓基板12の所要
位置に固定側の当該電極面積より少し広い凹みを設けて
電極5を形成するため、エッチングにて前記凹み部を設
けた。他の静電容量素子C1〜C4の初期ギャップ値を2
μmに、静電容量素子C5の初期ギャップ値を3μmに
設定した。
【0037】一方、比較のために全ての静電容量素子C
1〜C5の初期ギャップ値を2μm、3μmに設定した2
種の静電容量型加速度センサを作製した。
【0038】この発明によるZ軸方向の静電容量素子C
5の初期ギャップ値を他より拡大した構成と、従来の全
ての静電容量素子C1〜C5の初期ギャップ値が同一の構
成との比較において、感度(pF/G)、直線性誤差
(%、Z軸干渉の補正後)を測定した。表1にその結果
を示す。
【0039】この実施例では、かかる構成の静電容量型
加速度センサにおいて、最も誤差の出やすいZ軸の感度
を下げて他軸干渉出力を小さくし、X軸とY軸の感度を
大幅に向上させることにより、各軸間の出力差を減少さ
せることを主眼にギャップ値を設定したが、表1に示す
ごとく、目的が達成できたことが分かる。
【0040】
【表1】
【0041】
【発明の効果】この発明による静電容量型加速度センサ
は、可動側基板に電極高さを変更する凹凸加工などを施
して、各電極間のギャップを所要軸方向ごとに最適値に
設定することが可能なため、構造上の非対称性が原因と
なる他軸干渉出力を大幅に減少させることができ、これ
に伴う等の補正等もできるだけ少なくすることができ
る。
【0042】また、静電容量型加速度センサは、構造あ
るいは加工精度上の非対称性が原因で、加速度の変化に
よる各軸方向の静電容量変化の出方に差があるが、各電
極間のギャップを所要軸方向ごとに最適値に設定するこ
とが可能なため、所要軸間の出力差や誤差、他軸干渉出
力を小さくすることが可能となる。
【0043】さらに、各軸方向の検出精度を向上させる
ことが可能で、所要軸間の出力差や誤差、他軸干渉出力
を小さくすることが可能となるため、センサの回路内で
の増幅によるノイズの増加を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】Aは静電容量型加速度センサの固定基板の下面
を示す説明図であり、Bは静電容量型加速度センサの縦
断説明図である。
【図2】Aは静電容量型加速度センサの縦断説明図であ
り、BはFxの力が作用して可撓基板が歪んだ場合の縦
断説明図、CはFzの力が作用して可撓基板が歪んだ場
合の縦断説明図である。
【図3】この発明による静電容量型加速度センサの要部
縦断説明図であり、Aは静電容量素子の電極のギャップ
を拡大した構成例、Bは電極のギャップを縮小した構成
例、Cは電極のギャップを種々の値にした例を示す。
【符号の説明】
1,2,3,4,5 電極 10 円筒 11 固定基板 12 可撓基板 13 作動子 C1〜C5 静電容量素子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定基板と可撓基板との各対向面に電極
    を着設して対向配置される静電容量素子を複数対設け、
    予め設定する複数軸方向の加速度の変化を、複数対の静
    電容量素子間の静電容量変化に基づき所要軸方向成分の
    検出を行う静電容量型加速度センサにおいて、固定基板
    と可撓基板との間に形成した静電容量素子の各電極間の
    ギャップをそれに対応する各軸方向ごとに最適値に設定
    する静電容量型加速度センサ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、基板面に平行なXY
    平面を設定してこれと直交するZ軸のX,Y,Z軸の3
    軸方向成分の検出を行う構成である静電容量型加速度セ
    ンサ。
  3. 【請求項3】 請求項2において、Z軸方向成分の検出
    を行う電極間のギャップを他2軸のギャップより大きく
    設定した静電容量型加速度センサ。
  4. 【請求項4】 請求項1において、可動側基板に電極高
    さを変更する加工を施した静電容量型加速度センサ。
  5. 【請求項5】 請求項1において、自己診断用の可撓基
    板を振動させる駆動電極のギャップを、静電容量素子の
    各電極間のギャップより小さく設定した静電容量型加速
    度センサ。
JP9368830A 1997-12-27 1997-12-27 静電容量型加速度センサ Pending JPH11194139A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008529001A (ja) * 2005-01-28 2008-07-31 フリースケール セミコンダクター インコーポレイテッド 少なくとも2つの間隙寸法と、活性コンデンサ空間の外側に配置された行程ストッパを備えているz軸加速度計

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JP2008529001A (ja) * 2005-01-28 2008-07-31 フリースケール セミコンダクター インコーポレイテッド 少なくとも2つの間隙寸法と、活性コンデンサ空間の外側に配置された行程ストッパを備えているz軸加速度計

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