JPH11194017A - 果菜類の計測装置 - Google Patents

果菜類の計測装置

Info

Publication number
JPH11194017A
JPH11194017A JP11098A JP11098A JPH11194017A JP H11194017 A JPH11194017 A JP H11194017A JP 11098 A JP11098 A JP 11098A JP 11098 A JP11098 A JP 11098A JP H11194017 A JPH11194017 A JP H11194017A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
measured
longitudinal direction
cucumber
along
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11098A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Iwami
憲一 石見
Yoshiyuki Katayama
良行 片山
Kazuyuki Okada
和之 岡田
Masahiro Kiyokawa
昌宏 清川
Atsushi Kitamachi
篤志 北町
Waichiro Tsujita
和一郎 辻田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP11098A priority Critical patent/JPH11194017A/ja
Publication of JPH11194017A publication Critical patent/JPH11194017A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Sorting Of Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 長尺状の果菜類の尻太や尻細を極力、適正に
判別することが可能となる果菜類の計測装置を提供す
る。 【解決手段】 長尺状の被計測物を撮像して計測用の撮
像情報を出力するCCDカメラ42と、そのCCDカメ
ラ42の撮像情報を画像処理して前記被計測物を評価す
る画像処理手段とが備えられ、画像処理手段は、CCD
カメラ42の撮像情報に基づいて、前記被計測物の画像
を長手方向に沿って設定個数で等分割し、その分割した
複数の領域のうち、長手方向端部に位置する端部領域
と、この端部領域よりも長手方向中央寄りの領域との夫
々の面積比率に基づいて、被計測物が、その長手方向端
部において、被計測物の太さに対して長手方向端部側が
太くなっている尻太であるか否か、又は、細くなってい
る尻細であるか否かを評価するように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長尺状の被計測物
を撮像して計測用の撮像情報を出力する撮像手段と、そ
の撮像手段の撮像情報を画像処理して前記被計測物を評
価する画像処理手段とが備えられた果菜類の計測装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】上記果菜類の計測装置において、従来で
は、例えば特開昭58‐214381号公報に示される
ように、撮像手段の撮像情報に基づいて、被計測物の画
像の長手方向両側端から設定距離中央より箇所における
中心線と直交する太さ(幅)を計測して、その計測値に
基づいて、被計測物の太さに対して長手方向端部側が太
くなっている尻太であるか否か、又は、細くなっている
尻細であるか否かを評価するように構成されたものがあ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成において
は、被計測物の長手方向両側部における所定箇所での太
さに基づいて尻太又は尻細を判定するものであるから、
その測定対象箇所において、局部的に被計測物が太くな
っていたり、細くなっていたりする場合、あるいは、画
像計測上の誤差、例えば、被計測物の背景となる載置面
部分に汚れがついているときに、その領域を被計測物の
領域と誤判別したような場合、前記測定結果が被計測物
の長手方向両側部での形状に対応せず、判定結果が適正
でないものとなるおそれがある。
【0004】本発明はかかる点に着目してなされたもの
であり、その目的は、合理的な判別手法により、長尺状
の果菜類の尻太や尻細を極力、適正に判別することが可
能となる果菜類の計測装置を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の特徴構
成によれば、前記画像処理手段は、前記撮像手段の撮像
情報に基づいて、前記被計測物の画像を長手方向に沿っ
て設定個数で等分割し、その分割した複数の領域のう
ち、長手方向端部に位置する端部領域と、この端部領域
よりも長手方向中央寄りの領域との夫々の面積比率に基
づいて、被計測物が、その長手方向端部において、被計
測物の太さに対して長手方向端部側が太くなっている尻
太であるか否か、又は、細くなっている尻細であるか否
かを評価するように構成されている。
【0006】従って、被計測物の画像について、長手方
向に沿って等分割された複数の領域のうちで長手方向端
部に位置する端部領域と、長手方向中央寄りの領域との
夫々の領域の面積比率に基づいて、尻太あるいは尻細で
あるか否かを判別するので、例えば、被計測物が局部的
に太くなっていたり細くなっていても、面積を比較する
ことで、そのような局部的な幅の大小による影響を少な
くして、全体的に尻太であるか尻細であるかについて判
別することができる。その結果、被計測物が尻太や尻細
であるか否かについて、極力、適正に判別することが可
能となる。
【0007】請求項2に記載の特徴構成によれば、請求
項1において、前記画像処理手段は、前記撮像手段の撮
像情報に基づいて、前記被計測物の長手方向に沿う基準
線を求め、その基準線に沿う方向に沿って、前記被計測
物の画像を長手方向に沿って設定個数で等分割するよう
に構成されている。
【0008】従って、被計測物の長手方向に沿う基準線
を先ず求めておいて、その基準線に沿う方向に沿って前
記画像を等分割するのである。基準線の求め方として
は、例えば、画像処理手法としてモーメント演算によ
り、画像の重心位置と画面上の所定方向に対する傾きと
を求めて、重心位置を通り且つ所定方向との間で前記傾
きを有する直線を前記基準線とする方法や、あるいは、
画像の長手方向に沿う画像の中心点列を求めてその中心
点列の近似直線を前記基準線とする方法等が考えられ
る。このように基準線に沿う方向に沿って被計測物の画
像を等分割するので、画像処理に基づく画像分割や面積
を求める処理等を比較的簡単に行える。
【0009】請求項3に記載の特徴構成によれば、請求
項1において、前記画像処理手段は、前記撮像手段の撮
像情報に基づいて、前記被計測物の画像における長手方
向に沿う外周部の長さに基づいて、前記被計測物の画像
を長手方向に沿って設定個数で等分割するように構成さ
れている。
【0010】つまり、被計測物の画像における長手方向
に沿う外周部(輪郭)の長さに基づいて、各々の外周部
の分割長さが等しくなるように、被計測物の画像を長手
方向に設定個数に分割するのである。従って、被計測物
が例えば円弧状に屈曲していたり、蛇行状に変形してい
るような場合であっても、外周部の長さによって分割す
るので、より適正な状態で複数の領域に分割することが
できる。
【0011】請求項4に記載の特徴構成によれば、請求
項1〜3のいずれかにおいて、前記画像処理手段は、前
記撮像手段の撮像情報に基づいて、前記端部領域よりも
被計測物の長手方向中央側の領域において、長手方向に
沿って適宜間隔をあけて複数箇所で被計測物の短手方向
の幅を求めるとともに、求めた複数の幅の平均値に基づ
いて、前記被計測物の太さを計測するように構成されて
いる。
【0012】前記端部領域を除く中央側の領域で複数箇
所の幅を求めてその平均値を被計測物の太さとするの
で、局部的な凹凸等にかかわらず被計測物の太さを正確
に判断できる。その結果、尻太や尻細であるか否かにつ
いての判別をより適正に行えるものとなる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る果菜類の計測
装置について、被計測物の一例として胡瓜の選別装置に
適用した場合について説明する。図1に胡瓜の選別装置
を示している。この胡瓜の選別装置は、その長手方向が
同方向に整列する状態で多数の胡瓜Kが積み込まれてい
るコンテナ1から、供給手段としての供給装置2によ
り、胡瓜Kを1個づつ取出して搬送コンベアとしてのベ
ルトコンベア3の搬送上手側に位置する被供給箇所に供
給するように構成され、胡瓜Kがベルトコンベア3の搬
送路上の所定の撮像箇所に位置しているときその胡瓜K
を上方側から撮像してその撮像情報に基づいて胡瓜Kの
長さや曲がり等を計測して、その結果から胡瓜Kの等級
及び階級等を求める為の計測部4が設けられている。そ
して、この撮像箇所よりも搬送方向下手側の取り出し箇
所から、胡瓜Kを1個づつ取り出して、計測部4での評
価結果に基づいて、複数の収納部としての収納箱5に予
め設定された仕分け用基準情報に基づいて仕分けて積み
込む搬出手段としての搬出装置6が設けられている。
又、前記供給装置2、搬出装置6及びベルトコンベア3
の動作を制御する制御手段としての制御装置7が備えら
れている。
【0014】前記供給装置2は、図2に示すように、昇
降操作自在並びに水平方向に往復移動自在に設けられた
吸着ノズル8によって、1個づつ胡瓜Kを吸着保持して
コンテナ1から取り出してベルトコンベア3上に移載す
るように構成されている。つまり、機枠9に対してベル
トコンベア3の搬送方向の直交する水平方向(コンベア
横幅方向)に沿って往復移動自在に支持される状態で支
持機構10が備えられ、この支持機構10に吸着ノズル
8が昇降自在に支持されている。
【0015】詳述すると、前記支持機構10は、図5に
示すように、横方向に延びるパイプフレーム11と、パ
イプフレーム11に連設されて下方側に延びる矩形枠部
12と、パイプフレーム11の上方側に位置して後述す
る電動モータ等を覆うカバー体13等を備えて構成さ
れ、前記パイプフレーム11の両端側に付設された複数
のガイドローラ14が、機枠9に沿って設けられた左右
両側の固定レール15,15に対してスライド自在に係
合案内される構成となっており、支持機構10全体が水
平方向にスライド移動可能に設けられている。又、矩形
枠部12の内部に、胡瓜Kを吸着して取り出すための1
個の吸着ノズル8が下端部に設けられた支持筒16が昇
降自在に設けられている。
【0016】支持機構10は、固定レール15,15に
沿って回動自在に巻回される状態で機枠9に支持された
ゴムベルト17に連結されて、機枠9の一端側に設けら
れた第1電動モータM1によりゴムベルト17を正逆回
動駆動させることで水平方向に往復移動操作されるよう
になっている。又、前記矩形枠部12の内部には、上下
方向に沿って回動自在に巻回されたゴムベルト18が支
持筒16に連結される状態で設けられて、カバー体13
の内部に設けられた第2電動モータM2によりゴムベル
ト18を正逆回動駆動させることで支持筒16、つま
り、吸着ノズル8が上下方向に昇降操作されるように構
成されている。この支持筒16の内部には図示しないエ
アーコンプレッサにより吸着ノズル8から吸引作動する
ためのエアー吸引通路19が形成されている。前記矩形
枠部12の横外側には、コンテナ1内に積載されている
複数の胡瓜Kのうち取り出し対象となるものを検出する
ためのレーザ式距離センサ20が設けられている。
【0017】尚、収穫された後、色ムラやすり傷等の外
観不良については作業者により人為的に選別を行い、外
観不良品は区別して例えば別の収納具等に収納するよう
にして、前記コンテナ1には、外観不良の無い良品の胡
瓜Kが長手方向を揃えて整列した状態で積み込み収納さ
れるようになっている。又、コンテナ1は、積載された
胡瓜Kの長手方向がベルトコンベア3の搬送方向と同じ
になるように載置されるようになっている。
【0018】図3、図4に示すように、前記搬出装置6
は、前記供給装置2と同様な支持機構21が設けられ、
胡瓜Kを吸着して取り出すための1個の吸着ノズル22
が昇降自在、並びに、水平方向に移動自在に設けられる
構成となっているが、この搬出装置6では、吸着ノズル
22を支持する支持機構21が、コンベア搬送方向と同
一方向及びそれに直交する方向(コンベア横幅方向)の
夫々に移動操作自在に構成され、且つ、吸着ノズル22
を支持する支持筒23が上下軸芯周りで回動操作可能に
設けられている。この支持筒23の内部には供給装置2
におけるものと同様に図示しないエアーコンプレッサに
より吸着ノズル22から吸引作動するためのエアー吸引
通路24が形成されている。つまり、図6に示すよう
に、支持機構21は、横方向に延びるパイプフレーム2
5と、パイプフレーム25に連設されて下方側に延びる
矩形枠部26と、パイプフレーム25の上方側に位置し
て後述する電動モータ等を覆うカバー体27等を備え、
前記パイプフレーム25の両端側に付設された複数のガ
イドローラ28が、支持レール部分29に沿って設けら
れた左右両側の固定レール30,30に対してスライド
自在に係合案内される構成となっており、支持機構21
全体が支持レール部分29に沿って水平方向にスライド
移動可能に設けられている。そして、前記支持レール部
分29が、機枠31に対して、コンベア横幅方向に沿っ
て往復移動自在に支持され、支持レール部分29の長手
方向に沿って回動自在に巻回されたゴムベルト32が支
持機構21に連結され、第3電動モータM3によりゴム
ベルト32を正逆駆動させることで、支持機構21がコ
ンベア搬送方向に沿って往復移動操作されるように構成
され、又、図1に示すように、機枠31に沿って回動自
在に巻回されたゴムベルト33が支持レール部分29に
連結され、第4電動モータM4によりゴムベルト33を
正逆駆動させることで、支持レール部分29がコンベア
横幅方向に沿って往復移動操作されるように構成されて
いる。又、支持筒23は、供給装置2の場合と同様に、
上下方向に沿って回動自在に巻回されたゴムベルト34
が連結されて、第5電動モータM5によりゴムベルト3
4を正逆回動駆動させることで上下方向に昇降操作され
る構成となっている。
【0019】そして、この搬出装置6では、前記支持筒
23はどのような昇降位置にあっても第6電動モータM
6の駆動によりその上下軸芯X1周りで回動操作自在に
設けられ、胡瓜Kを吸着した状態で回動姿勢を修正する
ことができるように構成されている。つまり、矩形枠部
26の内部に支持筒23と平行な状態で断面六角形状の
駆動軸35が第6電動モータM6により駆動操作可能な
状態で上下方向ほぼ全域にわたるように配設され、この
駆動軸35に対して一体回転自在並びに上下方向に摺動
自在に駆動ギア36が外嵌され、支持筒23に設けられ
た従動ギア37とこの駆動ギア36とが噛み合う状態で
支持筒23と一体的に昇降操作されるように設けられ、
昇降操作にかかわらず支持筒23を回動操作できるよう
に構成されている。
【0020】前記ベルトコンベア3は、図3に示すよう
に、第7電動モータM7により回動駆動される構成とな
っており、後述するように搬送作動と停止とを間欠的に
繰り返すように制御される構成となっている。
【0021】上述したような各電動モータM1〜M7
は、夫々パルスモータにて構成され、図8に示すよう
に、制御手段としての制御装置7にて動作状態が制御さ
れるようになっている。制御装置7はマイクロコンピュ
ータを備えて構成され、記憶手段(ROM)に記憶され
ている制御プログラムにより予め設定された制御手順に
従って各電動モータの作動を制御するように構成されて
いる。
【0022】図4に示すように、前記複数の収納箱5は
ベルトコンベアの横幅方向の両側に振り分け配置され、
収納箱5の胡瓜受面が水平姿勢に設定されている。尚、
収納箱5を載置する載置台38の下方側には、ベルトコ
ンベア3と収納箱5との間に形成された通過孔39aか
らシュート39bを介して落下供給される胡瓜Kを収納
する複数の回収部40が設けられている。
【0023】前記計測部4は、図7に示すように、撮影
用の遮蔽空間を形成する箱状の遮光カバー41が設けら
れ、この遮光カバー41の天井面に撮像箇所に位置する
胡瓜K(被計測物)を撮影する撮像手段としてのCCD
カメラ42が位置固定状態で設置されている。尚、遮光
カバー41における胡瓜Kの通過を許容する開口部分に
は、外部光が遮蔽空間に入らないように遮光するととも
に、胡瓜Kの通過を許容するように適宜間隔おきに切れ
目が入ったゴム垂れ43が設けられている。
【0024】前記CCDカメラ42は、二次元方向に分
解能を有する結像部としてのCCD撮像素子(電荷結合
素子)42aと、このCCD撮像素子42aの前面に位
置して胡瓜Kに対する撮像範囲をCCD撮像素子42a
の受光面積よりも広くさせる状態で胡瓜Kの画像をCC
D撮像素子42a上に結像させる光学部としてのレンズ
機構42bとを備えて構成され、このCCDカメラ42
は、設定周期毎に撮像箇所の撮像情報を順次出力するよ
うに構成され、撮像情報を明るさ(輝度)の情報、所謂
モノクロ画像情報として出力するように構成されてい
る。尚、遮光カバー41内には、被写体である胡瓜Kに
対する照射量をほぼ全表面で均一にさせるべく上方側か
ら照射する光源(白熱灯)44が設けられるとともに、
ベルトコンベア3の幅方向両側部には胡瓜Kの横方向か
らも照射できるように反射鏡45が設けられている。C
CD撮像素子42aは、縦横の二次元方向に256×2
56画素の分解能を有するものが利用され、撮像対象と
なる領域は1辺約30cmの正方形の領域となってい
る。
【0025】又、前記CCDカメラ42により出力され
る撮像情報を画像処理して、胡瓜Kを評価する画像処理
手段100が備えられている。この画像処理手段100
は、胡瓜Kの評価処理として、具体的には、胡瓜Kの長
さ、曲がり、太さ等を計測して、その計測結果と、予め
設定記憶されている仕分け用基準情報とに基づいて、胡
瓜Kの仕分け用の階級・等級を判別するように構成され
ている。
【0026】図8に示すように、前記画像処理手段10
0は、CCDカメラ42から出力されるアナログ画像情
報をデジタル情報に変換するアナログ/デジタル変換処
理を実行すると同時に、胡瓜Kの画像とそれ以外の領域
とを区別するように二値化処理する二値化処理手段とし
てのA/D変換器46、このA/D変換器46の出力デ
ータを順次記憶する記憶手段としての画像メモリ47
と、この画像メモリ47に記憶されるデータに基づいて
胡瓜Kの仕分け用の階級・等級を判別するデータ処理手
段としてのデータ処理部48とを備えて構成されてい
る。前記A/D変換器46は、CCDカメラ42から出
力される情報をリアルタイムで二値化情報に変換して処
理するので高速で処理されることになる。又、前記デー
タ処理部48はマイクロコンピュータにて構成され、画
像メモリ47に記憶されている画像データを設定時間
(1/30秒)毎に読み込み、記憶手段(ROM)に設
定記憶されている制御プログラムにより、後述するよう
な処理手順にて画像処理を実行するように構成されてい
る。尚、前記ベルトコンベア3における搬送用載置面は
胡瓜Kに対比して明るさが異なる(低くなる)ように黒
色に着色され且つ光の反射率が小さくなるように構成さ
れ、CCDカメラ42により得られる撮像画像において
胡瓜Kの領域はそれ以外の領域(背景、つまり、コンベ
ア載置面)よりも確実に明るい画像になるように構成さ
れている。このようにして胡瓜Kの画像を極力正確に抽
出することができるようになっている。
【0027】次に、前記画像処理手段100における胡
瓜に対する評価処理の処理手順について図10に示す制
御フローチャートに基づいて説明する。先ず、画像メモ
リから画像の取り込み、その画像を上記したようなA/
D変換器46を利用してリアルタイム処理で二値化処理
する(ステップ1)。つまり、設定閾値以上の輝度の領
域を「1」とし、それ以外の領域を「0」として二値化
する。次に、画像の領域の輪郭を探索するとともに、微
小領域を取り除くノイズ除去処理を行う(ステップ
3)。詳述すると、画像データの左上から横方向に向か
って順次走査していきデータ「1」の画素を探す。デー
タ「1」の画素が見つかると、画像データの走査を中断
して、その点を起点として、データ「1」の画像の輪郭
点を探索するとともに、輪郭点の周囲長さも同時に測定
していく。そして、周囲長が予め設定した値以下であれ
ばノイズ成分として無視し、設定値以上のときは胡瓜の
画像領域とするのである。
【0028】このようにして得られた画像領域の輪郭4
9の情報を用いて、モーメント特徴量(重心位置、主
軸)を算出する(ステップ4)。詳述すると、下記〔数
1〕で定義される原点回りのモーメントM0,0
1,0 、M0,1 を求める。
【0029】
【数1】
【0030】ここで、f(x,y)は二値画像上の座標
(x,y)における画素の値である。そして、胡瓜の画
像の重心位置(x0 ,y0 )は下記〔数2〕より求めら
れる。
【0031】
【数2】x0 =M1,0 /M0,0 、y0 =M0,1 /M0,0
【0032】次に、胡瓜の画像上の重心位置回りの二次
モーメントM1,1 、M2,0 、M0,2を下記〔数3〕より
求め、〔数4〕に基づいて、胡瓜の画像が伸びている方
向(主軸方向)とx軸とのなす角度θを求めて、x軸と
のなす角度θで且つ重心位置Gを通る線50が基準線と
しての主軸になる。尚、この主軸は画像中のx軸と平行
(θ=0°)になる場合もある。
【0033】
【数3】
【0034】
【数4】θ=1/2・tan-1{2M1,1 /(M2,0
0,2 )}
【0035】次に、前記輪郭49に基づいて胡瓜の長さ
Lを計測する(ステップ5)。つまり、図12に示すよ
うに、前記輪郭49上の各点列を前記主軸50上に対し
てそれと直交する方向に投影して、各投影点のうち最も
距離が大きくなる2点間の距離を胡瓜の長さLとする。
【0036】前記輪郭49に基づいて胡瓜の曲がりを計
測する(ステップ6)。詳述すると、図12に示すよう
に、前記長さ測定の対象となる輪郭49上の各点P1,
P2の夫々から順に、長さ方向中央側に向けて設定範囲
まで、輪郭49と主軸50との距離(主軸と直交する方
向の距離)を求めて、そのうち最も大きいものに対応す
る輪郭49上の基準点P3,P4を求める。次に各基準
点を結ぶ直線51と、各基準点P3,P4間にある輪郭
データとの距離を順次求めて、その2点間の最大距離を
胡瓜の曲がりQとする。
【0037】搬出装置6における吸着ノズル22による
吸着(保持)用の適正位置Hiを求める(ステップ
7)。つまり、重心位置Gを通り且つ主軸50に垂直な
直線が輪郭49点と交わる2点を求め、それらの2点間
の中心位置を適正位置Hiとするのである。
【0038】輪郭49に基づいて胡瓜の太さFを計測す
る(ステップ8)。詳述すると、図13に示すように、
胡瓜の長さ方向(前記主軸に沿う方向)に沿って長さを
N等分(例えば12等分)するように輪郭49上の幅方
向の一側部分に沿って各点a 1,2 …an を規定する。
尚、胡瓜の長手方向最端箇所は「へた」等が存在するの
で両端側の設定小範囲部分は画像を除去するようにして
いる。そして、各点に対して幅方向に対向する輪郭49
上での各点b1,2 …bn に対してそれの長手方向の設
定範囲にわたる輪郭49までの複数の箇所で距離を求
め、その最小値をその箇所における計測値とする。その
ような計測を上記各点で行い、それらの複数の計測値の
平均値を胡瓜の太さFとする。
【0039】前記太さ計測の為に胡瓜の長さをN等分し
た複数の領域のうち、最も長手方向両端側に位置する最
端領域53R,53Lと、それよりも中央側に隣接して
位置する設定領域54R,54Lと、長手方向中間に位
置する中間領域55との夫々について、画像内部の画素
数を計数することで、各領域の面積を求める(ステップ
9)。
【0040】次に、図14に示すように、その長辺方向
が前記主軸50に平行でかつ胡瓜の画像に外接する長方
形データ56を求めるとともに、長方形データ56の長
辺と輪郭49との離間距離を設定間隔毎に求めて輪郭デ
ータを作成する(ステップ10)。この輪郭データは搬
出作動の際に利用される。
【0041】最後に、前記各計測情報に基づいて当該胡
瓜の等階級を判定する(ステップ11)。この等階級判
定処理について、図18に基づいて、詳述する。つま
り、基本的には長さLの計測値と、予め設定されている
階級基準情報(例えば、SS,S,M,L,LL等の複
数の階級)とに基づいて、当該胡瓜の長さがどの階級に
対応するかを判定する(ステップ101)とともに、曲
がりQの計測値と予め設定されている等級基準情報(例
えば、A,B,C等の複数の等級)とに基づいて、当該
胡瓜の曲がりがどの等級に対応するかを判定する(ステ
ップ102)。そして、階級と等級との組み合わせによ
り等階級ランク(例えば、AM,ALL,BS等)が判
定される(ステップ103)。
【0042】次に、胡瓜の長さLと太さFとの関係に対
応して予め設定された判別基準に基づいて、胡瓜が極太
であるか又は極細であるかを判定する(ステップ10
4,105)。そして、極太であると判別されると前記
長さLに基づいて判定された前記階級を1ランク上のも
のに変更する(ステップ106)。又、極細であると判
別されると前記長さLに基づいて判定された前記階級を
1ランク下のものに変更する(ステップ107)。
【0043】又、前記ステップ9にて測定された面積情
報に基づいて、尻太や尻細であるか否か、及び、中央部
のくびれ状態であるか否かを判定する(ステップ10
8)。つまり、図13に示すように、最端領域53R
(53L)とそれに隣接する設定領域54R(54L)
との面積比較、つまり、53Rの面積と54Rの面積と
の比率、及び、53Lの面積と54Lの面積との比率が
尻太用判定値より大きいか、あるいは、尻細用判定値よ
り小さいかにより、例えば図19に示すように、尻太や
尻細であるか否かを判別するとともに、中間領域55と
前記設定領域54R(54L)との面積比較により、く
びれ状態であるか否かを判定する。このような尻太や尻
細、あるいは、くびれが判定されると、予め設定されて
いる基準値に基づいてランクを変更したり、等級格外品
と判別する等の処理を行う(ステップ109)。そし
て、上述したような各計測項目に基づいて、最終的に、
その胡瓜Kが各収納箱5毎に予め設定されている等階級
ランクのいずれのものに該当するかを決定することにな
る(ステップ110)。
【0044】次に、前記制御装置7の制御動作につい
て、図11に示す制御フローチャートに基づいて説明す
る。運転が開始されると、供給装置2による初回の供給
作動を実行する(ステップ21)。つまり、供給装置2
の支持機構10を吸着ノズル8が上昇している状態で、
コンテナ1の全範囲にわたり水平方向に往復移動させな
がら距離センサ20にて胡瓜Kの上部面までの距離を計
測して、コンテナ1の全幅を5つのゾーンに区分けして
おき、各ゾーン毎にその中での最も高い位置(前記距離
が最少の位置)にある胡瓜Kの位置を検出する。そし
て、各ゾーンの最高位置にうち最も高い位置にあるゾー
ンの胡瓜を吸着してベルトコンベア3上の被供給位置に
載置供給する。尚、次回からの供給作動では、その時点
で胡瓜が最も高い位置にあるゾーンから胡瓜Kを取り出
すことになる。5つの全てのゾーンについて取り出しが
終了すると、再度、距離センサ20を移動させて高さ検
出を行い、同様な順序で、胡瓜を順次取り出していくこ
とになる。
【0045】次に、ベルトコンベア3の搬送を開始し、
画像処理手段100における画像情報に基づいて、胡瓜
Kの搬送方向下手側端部がCCDカメラ42の撮像エリ
ア内の搬送方向上手側の所定域Uに至ったことが判別さ
れると、その時点から設定距離だけ搬送させた後、ベル
トコンベア3の搬送を停止させる(ステップ22〜2
5)。前記設定距離としては、胡瓜Kの長さとして予想
される最大値に近い値(例えば、約25cm程度)に設
定している(図15参照)。
【0046】ベルトコンベア3の搬送が停止している状
態で、CCDカメラ42により撮影された胡瓜Kの画像
に基づいて、画像処理手段100による胡瓜Kの評価処
理が実行されると同時に、この搬送停止状態において、
供給装置2による胡瓜Kの供給作動及び搬出装置6によ
る仕分け搬出作動の夫々を実行する(ステップ26,2
7,28)。そして、供給作動及び搬出作動が終了する
と、ベルトコンベア3による搬送を再開してステップ2
3に戻り、コンテナ1内の胡瓜Kの全てについて処理が
終了するまで、上記したような評価処理を繰り返すこと
になる(ステップ29,30,31)。
【0047】前記搬出作動について説明する。尚、制御
開始時(電源投入時)には、吸着ノズル22は予め設定
された原点(基準位置)に位置するようになっている
(図9参照)。この原点は、平面視においてベルトコン
ベア3の搬送停止状態で搬出対象である胡瓜Kが存在し
ていると予想される位置であって、図3に示すように、
被供給位置とCCDカメラ42による撮像位置との距離
αの2倍の距離に相当する位置に設定されている。図1
7に示すように、搬出作動においては、画像処理手段1
00にて判別された胡瓜Kの吸着用適正位置Hiの情報
と、ベルトコンベア3による搬送距離の情報とから、吸
着位置(保持位置)Hpを平面視での座標データとして
判別する(ステップ40)。尚、ベルトコンベア3の搬
送距離は第7電動モータM7(パルスモータ)に対して
印加されたパルスのカウント値より判断できる。又、画
像処理手段100による評価結果により仕分けすべき収
納箱5を判断し、この収納箱5に対する搬入目標位置を
判別する(ステップ41)。詳述すると、図16に示す
ように、当該収納箱5に対して胡瓜が既に搬入されて、
前回の搬入位置が記憶されていれば、その前回搬入位置
における胡瓜Kの長方形データ56と今回の搬入対象で
ある胡瓜の長方形データ56とが近接して並ぶ位置を仮
位置(目標基準位置)として初期設定しておいて(図1
6(イ)参照)、画像処理手段100にて求められてい
る輪郭データにより、胡瓜同士の隙間が小さくなるよう
に搬入目標位置を求める。即ち、図16(ロ)に示すよ
うに、前回の胡瓜の輪郭49と今回の胡瓜の輪郭49と
の間の隙間(複数箇所での輪郭49と長方形との離間距
離)の和の最小値に相当する分だけ、言い換えると、各
胡瓜が接触する程度に近づくように、前記仮位置から傾
斜下方側に位置をずらして搬入目標位置を求めるのであ
る。尚、前回の搬入位置が記憶されていなければ、収納
箱の一端側の内縁に近づくように搬入目標位置を設定す
る。
【0048】吸着ノズル22を吸着位置に移動させて、
吸着ノズル22を胡瓜Kの存在箇所まで下降させてエア
ー吸引して吸着作動を実行する(ステップ42)。エア
ー吸引通路内の圧力が負圧になったことが負圧センサに
て確認されるか否かにより吸着が成功したか否かを判別
し、吸着に成功すれば胡瓜Kを吸着したまま少し上昇さ
せて、収納用の適正姿勢、つまり、前回搬入位置におけ
る胡瓜Kの長方形データと今回の搬入対象である胡瓜K
の長方形データとが近接して並ぶ状態となり、且つ、胡
瓜Kが曲がっているときは両端側が傾斜下方側に位置す
る姿勢、になるように支持筒23の回転操作により胡瓜
Kの回転位相を修正する(ステップ43,44,4
5)。つまり、そして、前記搬入目標位置に向けて胡瓜
Kを吸着したまま搬送して収納箱5内に搬入する(ステ
ップ46)。搬入作動が終了すると、その収納箱5に対
する搬入位置を記憶して、吸着ノズル22を原点の位置
まで戻しておく(ステップ47,48)。尚、胡瓜Kが
1つの収納箱5の一端側から他端側近くまで積み込まれ
ると、吸着ノズル12の下降量を設定量だけ短縮させ
て、前記先行して積み込まれた下段列の胡瓜Kの上に順
次積込むことになる。前記ステップ43にて、設定回数
(3回程度)実行しても吸着作動が適正に行われなかっ
た場合には、搬出作動を終了して、後続の胡瓜Kに対し
て備えるようになっている(ステップ49,50)。
【0049】又、搬出装置6による吸着作動が適正に行
えなかった胡瓜K、あるいは、各収納箱5毎に設定され
たランク以外の胡瓜K等は、ベルトコンベア3の搬送方
向下手側に配置された回収部57にて回収されて、手作
業にて処理されることになる。
【0050】〔別実施形態〕 (1)上記実施形態では、胡瓜の長手方向に沿う基準線
として、モーメント演算により前記主軸50を求めるよ
うにしたが、これに代えて、胡瓜の画像の長手方向に沿
って輪郭の中点列を求めて、その中点列の近似直線を求
めて、この近似直線を基準線として用いてもよい。
【0051】(2)上記実施形態では、胡瓜の長手方向
に沿う基準線を求め、その基準線に沿う方向に沿って、
胡瓜の画像を長手方向に沿って設定個数で等分割して、
各領域の面積を求めるようにしたが、このような構成に
代えて、以下に説明するように、胡瓜の画像における長
手方向に沿う外周部の長さに基づいて、胡瓜の画像を長
手方向に沿って設定個数で等分割して前記各領域の面積
を求めるようにしてもよい。
【0052】例えば、図20に示すように、長手方向に
沿う輪郭49の画素の点列の数が互いに同じになるよう
に、長手方向に沿って胡瓜の画像をN等分して(図20
(イ)参照)、長手方向両側の端部領域53R,53L
を分割する線として、長手方向と直交する線ではなく、
上記実施形態にて太さを求めたように、分割された規定
点に対して、対向する輪郭との距離が最も近い線分60
R,60Lを定める(図20(ロ)参照)。次に、胡瓜
の画像の輪郭49上における各画素点列について、前記
線分60R,60Lで分割された端部領域53R,53
Lの周囲61R,61Lの画素数が、長手方向両側で夫
々同じになるように、前記線分60を移動させる(つま
り、長手方向両側の面積を求めるときの基準を合わせて
おく)(図20(ハ)参照)。そして、前記線分60
R,60Lと前記周囲61R,61Lとで囲まれる領域
の画素の数を計測して端部領域の面積を求めるのであ
る。このように構成した場合には、胡瓜が屈曲状態であ
っても、端部領域の面積を適正に計測することができ
る。尚、この場合、中央寄りの領域の面積は、長手方向
と直交する線分で分割してもよく、又、対向する輪郭と
の距離が最も近い線分にて分割してもよい。そのとき、
夫々の輪郭画素点列が同じになるようにして、各領域の
面積を求めるようにしてもよい。
【0053】(3)上記実施形態では、前記端部領域
と、中央寄りの所定領域との夫々の面積の比率に基づい
て、尻太や尻細を判別するようにしたが、前記中央寄り
の領域として、例えば、端部領域を除くその他の全ての
領域の面積の平均値を用いたり、中間領域を除く複数の
ものの面積の平均値を用いることもできる。
【0054】(4)上記実施形態では、撮像手段として
二次元方向に分解能を有するCCDカメラ42を用いた
が、一次元方向にのみ分解能を有するCCDラインセン
サをコンベア幅方向に沿って配置して、その出力を逐次
読み取ることで被計測物の画像情報を得るようにしても
よい。又、CCDカメラ42に代えて、MOS型撮像素
子やその他の撮像装置を用いてもよい。
【0055】(5)上記実施形態では、被計測物として
胡瓜Kの場合を例示したが、胡瓜Kに限らず茄子やその
他の長尺状の果菜類にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】胡瓜の選別装置の全体斜視図
【図2】胡瓜の選別装置の正面図
【図3】胡瓜の選別装置の側面図
【図4】搬出装置の正面図
【図5】供給装置の断面図
【図6】搬出装置の断面図
【図7】計測部の断面図
【図8】制御ブロック図
【図9】搬出装置の平面図
【図10】評価処理の制御フローチャート
【図11】制御動作のフローチャート
【図12】評価処理の作用説明図
【図13】評価処理の作用説明図
【図14】評価処理の作用説明図
【図15】撮像箇所での動作状態を示す平面図
【図16】搬入目標位置を求める動作説明図
【図17】搬出作動の制御フローチャート
【図18】等階級判別処理の制御フローチャート
【図19】胡瓜の形状を示す図
【図20】別実施形態の評価処理の作用説明図
【符号の説明】
42 撮像手段 100 画像処理手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清川 昌宏 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 北町 篤志 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 辻田 和一郎 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺状の被計測物を撮像して計測用の撮
    像情報を出力する撮像手段と、その撮像手段の撮像情報
    を画像処理して前記被計測物を評価する画像処理手段と
    が備えられた果菜類の計測装置であって、 前記画像処理手段は、 前記撮像手段の撮像情報に基づいて、前記被計測物の画
    像を長手方向に沿って設定個数で等分割し、その分割し
    た複数の領域のうち、長手方向端部に位置する端部領域
    と、この端部領域よりも長手方向中央寄りの領域との夫
    々の面積比率に基づいて、被計測物が、その長手方向端
    部において、被計測物の太さに対して長手方向端部側が
    太くなっている尻太であるか否か、又は、細くなってい
    る尻細であるか否かを評価するように構成されている果
    菜類の計測装置。
  2. 【請求項2】 前記画像処理手段は、 前記撮像手段の撮像情報に基づいて、前記被計測物の長
    手方向に沿う基準線を求め、その基準線に沿う方向に沿
    って、前記被計測物の画像を長手方向に沿って設定個数
    で等分割するように構成されている請求項1記載の果菜
    類の計測装置。
  3. 【請求項3】 前記画像処理手段は、 前記撮像手段の撮像情報に基づいて、前記被計測物の画
    像における長手方向に沿う外周部の長さに基づいて、前
    記被計測物の画像を長手方向に沿って設定個数で等分割
    するように構成されている請求項1記載の果菜類の計測
    装置。
  4. 【請求項4】 前記画像処理手段は、 前記撮像手段の撮像情報に基づいて、前記端部領域より
    も被計測物の長手方向中央側の領域において、長手方向
    に沿って適宜間隔をあけて複数箇所で被計測物の短手方
    向の幅を求めるとともに、求めた複数の幅の平均値に基
    づいて、前記被計測物の太さを計測するように構成され
    ている請求項1〜3のいずれか1項に記載の果菜類の計
    測装置。
JP11098A 1998-01-05 1998-01-05 果菜類の計測装置 Pending JPH11194017A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11098A JPH11194017A (ja) 1998-01-05 1998-01-05 果菜類の計測装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11098A JPH11194017A (ja) 1998-01-05 1998-01-05 果菜類の計測装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11194017A true JPH11194017A (ja) 1999-07-21

Family

ID=11464943

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11098A Pending JPH11194017A (ja) 1998-01-05 1998-01-05 果菜類の計測装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11194017A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106153633B (zh) 视觉检测装置及其视觉检测方法
JP4514007B2 (ja) 被検体の外観形状検査方法及び装置
JP5833413B2 (ja) 容器の検査装置
JPH11198076A (ja) 保持位置判別装置及び仕分け装置
JP6752986B1 (ja) チューブ容器検査装置
JP3400359B2 (ja) 農産物の検査装置
JP4381764B2 (ja) 撮像装置及び同装置を搭載した被撮像物移動装置
JP4479073B2 (ja) 表面欠陥検査装置
JPH06103170B2 (ja) 物品の外観検査方法と装置
JP2016161381A (ja) 選別装置
JP3153476B2 (ja) 外観検査装置
CN115532620B (zh) 一种纸浆模塑制品质检装置和方法
JP3871944B2 (ja) 外観検査装置
JPH11194021A (ja) 果菜類の計測装置
JPH11271025A (ja) 果菜類の計測装置
CN111687061A (zh) 镜头成像传感器自动检测设备
JPH11271024A (ja) 果菜類の計測装置
JPH11194013A (ja) 果菜類の計測装置
JPH11194017A (ja) 果菜類の計測装置
JPH11194012A (ja) 果菜類の計測装置
JPH11194014A (ja) 果菜類の計測装置
JPH11194020A (ja) 果菜類の計測装置
JPH11171106A (ja) 果菜類の積込み装置
JPH11173815A (ja) 果菜類の計測装置
JPH09318547A (ja) 農産物の外観検査方法及び装置