JPH11193825A - 横軸形回転機械用の滑り軸受装置 - Google Patents

横軸形回転機械用の滑り軸受装置

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JPH11193825A
JPH11193825A JP66798A JP66798A JPH11193825A JP H11193825 A JPH11193825 A JP H11193825A JP 66798 A JP66798 A JP 66798A JP 66798 A JP66798 A JP 66798A JP H11193825 A JPH11193825 A JP H11193825A
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movement amount
bearing device
bearing bush
sliding bearing
upper cap
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JP66798A
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Toshikazu Mochimaru
利和 持丸
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】その製作が容易となるように改良された横軸形
回転機械用の滑り軸受装置を提供する。 【解決手段】横軸形回転機械用の滑り軸受装置1は、従
来例に対して、軸受ブッシュ8の直上に当たる位置に,
中心部に貫通ねじ孔22が形成された円形状の座板21
を1個だけ備えるようにした上部キャップ体2と、貫通
ねじ孔22と嵌まり合うおねじを有する1本の六角ボル
ト31と,六角ボルト31の緩み防止用の1個の六角ナ
ット32とで構成された動き量規制体3を用いるように
している。上部キャップ体2の動き量規制体3を装着す
る部位からの潤滑油の漏油の防止処理には、六角ボルト
31のおねじ部と貫通ねじ孔22に耐油性のシリコーン
コンパウンドを塗布すると言う慣用的な処理方法を採用
することができている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、横軸形の発電機
や電動機などの横軸形回転機械の回転軸を支持するため
の滑り軸受装置に係わり、その製作が容易となるように
改良されたその構成に関する。
【0002】
【従来の技術】横軸形の発電機や電動機などが持つ回転
軸を支持するための軸受装置として滑り軸受装置が広く
採用されていることは、よく知られているところであ
る。これらの横軸形回転機械用の滑り軸受装置では、回
転軸を含む回転機械の回転部の荷重を支持するのに当た
って、滑り軸受装置の回転軸を直接支持する面に形成さ
れている軸受合金(周知のホワイトメタルが一般に採用
されている)層の焼損を防止するために、回転軸とこの
軸受合金層の内周部の面との間に、軸方向に均等な厚さ
の油膜(潤滑油の膜である)を形成する必要がある。
【0003】そうして、滑り軸受装置は、回転軸の軸ア
ライメントが変化した場合であっても均等な厚さの油膜
を保持するために、その回転軸を支持する部位である軸
受ブッシュの姿勢を、軸受ブッシュが持つ貫通穴の中心
軸線がこの軸アライメントに常に合致するように、軸ア
ライメント変化に追随させて変化させる必要があるもの
である。このために、滑り軸受装置では、軸受ブッシュ
と軸受ブッシュを支持する支持座部のそれぞれについ
て、両者の当接される面を共に球面状に形成するように
している。
【0004】このような構造を基本として備える従来例
の横軸形回転機械用の滑り軸受装置について、以下に図
2,図3を用いて説明する。ここで図2は、従来例の横
軸形回転機械用の滑り軸受装置の概要を示す図面で、
(a)はその一部を破断して示したその側面図であり、
(b)は図2(a)のA−A断面図である。図3は、図
2のP部における詳細断面図である。図2,図3におい
て、9は、円筒状に形成されてなる軸受ブッシュ8と、
軸受ブッシュ8を下側から支持する軸受台7と、軸受台
7と組み合わされて軸受ブッシュ8を上側から覆う上部
キャップ体6と、動き量規制体5とを備えた横軸形回転
機械用の滑り軸受装置である。滑り軸受装置9は、軸受
ブッシュ8が持つ貫通穴89の内周部で、図示しない回
転機械装置が備える回転軸99を支持する。
【0005】軸受ブッシュ8は、円筒状に形成された鋼
材製の台金と、この台金の内周部に鋳造法などを用いて
薄い肉厚とされてライニングされたホワイトメタルなど
の軸受合金の層とを用いて構成されることが一般であ
る。この軸受合金層の内周部が貫通穴89の内周部であ
り、この内周部の面が、油膜を介して回転軸99の外周
面と当接される面である。軸受ブッシュ8は、その外周
側の軸長方向に関する中央部に、球面状の外周面81a
を持つ円板状の球面部81を一体に有している。球面部
81の外周面81aは、貫通穴89の中心軸線X−X
〔図2(a)中に一点鎖線で示す〕に合致する中心を持
つ凸の球面とされている。軸受ブッシュ8の外周面81
aには、軸受ブッシュ8が回転軸99の回転に連れて回
転しないようにするための支持金具82.82が装着さ
れている。
【0006】軸受台7と上部キャップ体6とは、この事
例の場合には、それぞれ鋳造法,溶接法などによって製
作され、両者は中心軸線X−Xを含む水平面を組み合わ
せ面として図示しないねじにより互いに締結されてい
る。軸受台7と上部キャップ体6とは、互いに締結され
ることで軸受ブッシュ8の周囲を覆うようになり、両者
によって形成される内部空間は図示しない潤滑油のため
の油槽の役目を果している。
【0007】軸受台7は、軸受ブッシュ8の直下に当た
る位置に、上方に開いた半円弧状の支持座部71を備え
ている。半円弧状をなす支持座部71の内周面71a
は、貫通穴89の中心軸線X−Xに合致する中心を持つ
と共に、球面部81の外周面81aが持つ球面と同等径
の凹の球面とされており、軸受ブッシュ8を外周面81
aにおいて下側から支持している。支持座部71の端面
71b,71bは前記組み合わせ面上に在り、前記支持
金具82の下面は、間隙Δ71を介して端面71bに対峙
している。この間隙Δ71は、例えば、0.1〜0.2
〔mm〕程度に設定されている。
【0008】上部キャップ体6には、軸受ブッシュ8の
直上に当たる位置に円形の貫通孔61が形成され、貫通
孔61を取り巻くようにして複数の円柱状の座部62が
内面側に油密に形成されている。この座部62には、座
部62に隣接する上部キャップ体6部も含めて、上部キ
ャップ体6の外側から図示しない有底ねじ孔が形成され
ている。また動き量規制体5の装着用として、上部キャ
ップ体6にはその外側から貫通孔61と同心に座繰り孔
が形成されている。この座繰り孔は、後記するOリング
53を使用するために必要となるものである。
【0009】回転機械装置の運転状態によっては回転軸
99に異常振動が発生することがあるが、そのような場
合であっても、軸受ブッシュ8が浮き上がることのない
ように、軸受ブッシュ8の上部方向への動き量を規制す
る必要がある。このために滑り軸受装置9に備えられて
いるのが動き量規制体5である。この事例の場合の動き
量規制体5は、円形平板状のフランジ部51と、フラン
ジ部51の一方の側面に,フランジ部51の円形の中心
と同心に形成された円柱状の規制部52と、Oリング5
3とを有している(図3を参照)。Oリング53は、潤
滑油が滑り軸受装置9の外部に漏れ出るのを防止するた
めに備えられており、防災や作業上の安全などの確保を
図っている。
【0010】フランジ部51の規制部52が形成されて
いる側面には、上部キャップ体6が持つ貫通孔61の開
口を取り巻けるようにして凹溝であるOリング溝54が
形成されており、Oリング53はこのOリング溝54に
装填されている。また、フランジ部51には、それぞれ
の座部62と対向する部位に図示しない貫通孔が形成さ
れている。この動き量規制体5は、前記貫通孔61に規
制部52を挿入させたうえで、座部62等に形成された
有底ねじ孔に装填される複数の六角ボルト58によって
上部キャップ体6に装着される。なお、六角ボルト58
の緩み防止は、舌付座金59が用いられている。なおま
た、動き量規制体5の規制部52の長さ寸法は、規制部
52の先端面52aと球面部81の外周面81aとの間
に間隙Δ 52が確保されるように調整されている。
【0011】前記のごとく構成された従来例の横軸形回
転機械用の滑り軸受装置9は、その複数台を用いて回転
軸99を介して回転機械装置の回転部を図示しない基礎
に支持する。そうして滑り軸受装置9では、軸受ブッシ
ュ8の外周面81aが凸の球面状をなし,軸受台7の内
周面71aが凹の球面状をなし,しかも同等径であるこ
とと、かつ、軸受ブッシュ8は軸受台7に載置されてい
るだけで何等の拘束も受けていないことで、球面状の外
周面81aの球面中心を中心として回動が可能である。
【0012】このことにより、滑り軸受装置9は、回転
軸99の軸アライメントが変化した場合には、その変化
に追随して軸受ブッシュ8が自動的に回動されるので、
軸受ブッシュ8が持つ貫通穴89には、いわゆる自動調
心が行われているのである。したがって、滑り軸受装置
9では、回転軸99の軸アライメントが変化した場合で
あっても、回転軸99と軸受ブッシュ8の軸受合金層の
内周部との間に均等な厚さの油膜を保持することができ
る。また、動き量規制体5が備えられているので、回転
軸99に異常振動が発生したとしても、軸受ブッシュ8
の浮上寸法は間隙Δ52に規制されることで、異常振動の
発生時であっても滑り軸受装置9は安定に運転を継続す
ることができる。そうして、この間隙Δ52は、例えば、
0.2〜0.3〔mm〕程度に調整されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術によ
る横軸形回転機械用の滑り軸受装置9においては、回転
軸99の軸アライメントが変化した場合でも回転軸99
と軸受ブッシュ8の軸受合金層の内周部との間に均等な
厚さの油膜を形成することができると共に、回転軸99
に異常振動が発生した場合でも滑り軸受装置9は安定に
運転を継続することができる。また、上部キャップ体6
の動き量規制体5を装着する部位からの潤滑油の漏油も
防止できるのであるが、次記することが問題とされ、そ
の解決が望まれている。すなわち、 動き量規制体5の先端面52aと,軸受ブッシュ8の
外周面81aとの間の間隙Δ52の寸法調整は、まず軸受
台7に軸受ブッシュ8を組み込んだ状態で回転軸99の
芯出し調整を行い、続いて上部キャップ体6を軸受台7
に取り付けた後において行われる。間隙Δ52の寸法設定
は、その寸法を厳密に調整するために次のようにして行
われる。軸受ブッシュ8の外周面81aと,動き量規制
体5の先端面52aとの間に、間隙Δ52が0.2〜0.
3〔mm〕である場合には,0.2〔mm〕厚さに作製
された周知のライナを介挿させて、動き量規制体5が上
部キャップ体6に取り付けられる。
【0014】このライナは、動き量規制体5の装着後に
取り除かれて、その後に、隙見ゲージを用いて間隙Δ52
の寸法の検査が行われる。そうして、動き量規制体5の
規制部52の長さ寸法は、ライナが動き量規制体5によ
って挟み込まれることが無く、しかも、ようやく抜き出
すことが出来る程度の微妙な寸法に調整される。このた
めに、動き量規制体5の長さ寸法は現物合わせによって
かなり入念に調整する必要があるので、間隙Δ52の寸法
設定に長い工数を必要とし、滑り軸受装置9の製造原価
の低減に当たってのネックになっている。
【0015】また、動き量規制体5と,上部キャップ
体6の動き量規制体5を装着する部位も、前述したよう
に使用する部品点数が多く、しかも加工量が多いこと
で、滑り軸受装置9の製造原価の低減に当たってのネッ
クになっている。 さらに、動き量規制体5を装着する部位からの漏油を
防止するためにOリング53を採用していることで、O
リング溝54や上部キャップ体6に形成される座繰り孔
が必要になることで、長い加工工数を必要とし、これ
も、滑り軸受装置9の製造原価の低減に当たってのネッ
クになっている。
【0016】この発明は、前述の従来技術の問題点に鑑
みなされたものであり、その目的は、その製作が容易と
なるように改良された横軸形回転機械用の滑り軸受装置
を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明では前述の目的
は、 1)筒状をなして回転軸を支持すると共に球面状の外周
面を持つ軸受ブッシュと、軸受ブッシュをその球面状の
外周面において下側から支持する支持座部を有する軸受
台と、軸受台と組み合わされて軸受ブッシュを上側から
覆う上部キャップ体と、上部キャップ体に装着されて軸
受ブッシュの上部方向への動き量を前記支持座部に対す
る反対側から規制する動き量規制体とを備え、軸受ブッ
シュに自動調心機能を有すると共に軸受ブッシュの上部
方向への過度の動きを規制する機能を有する横軸形回転
機械用の滑り軸受装置において、上部キャップ体は、動
き量規制体を装着する部位に貫通ねじ孔を有し、動き量
規制体は、前記貫通ねじ孔が持つねじと嵌まり合うおね
じを有し、動き量規制体をおねじを用いて回動させるこ
とで前記軸受ブッシュの上部方向への動き量の限度値の
調整を可能としてなる構成とすること、または、 2)前記1項に記載の手段において、上部キャップ体の
動き量規制体の装着部からの漏油の防止を、動き量規制
体が持つおねじ部にシール剤を塗布することで行ってな
る構成とすること、により達成される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。なお、この項の以下の説明
においては、図2,図3に示した従来例の横軸形回転機
械用の滑り軸受装置と同一部分には同じ符号を付し、そ
の説明を省略する。また、図1中には、図2,図3で付
した符号については、極力代表的な符号のみを記すよう
にしている。ここで図1は、この発明の実施の形態の一
例による横軸形回転機械用の滑り軸受装置の従来例にお
ける図3と同等部位の詳細断面図である。図1におい
て、1は、図2,図3に示した従来例による横軸形回転
機械用の滑り軸受装置9に対して、上部キャップ体6お
よび動き量規制体5に替えて、それぞれ上部キャップ体
2と動き量規制体3を用いるようにした横軸形回転機械
用の滑り軸受装置である。
【0019】上部キャップ体2は、従来例による上部キ
ャップ体6に対して、軸受ブッシュ8の直上に当たる位
置に、中心部に貫通ねじ孔22が形成された円形状の座
板21を1個だけ備えるようにしたことが大きく異なっ
ている。これによって、従来例による上部キャップ体6
に形成されていた貫通孔61,貫通孔61と同心の座繰
り孔,および複数の円柱状の座部62の形成が不要とな
っている。動き量規制体3は、貫通ねじ孔22と嵌まり
合うおねじを有する1本の六角ボルト31と、六角ボル
ト31の緩み防止用の1個の六角ナット32とで構成さ
れており、従来例に対してその使用部品の点数は大幅に
低減されている。
【0020】また、六角ボルト31には、例えば、細目
ねじが形成された一般用の六角ボルトが用いられてお
り、座板21に形成される貫通ねじ孔22も細目ねじと
されている。なお、上部キャップ体2の動き量規制体3
を装着する部位からの潤滑油の漏油の防止は、動き量規
制体3に六角ボルト31を使用することで、六角ボルト
31のおねじ部や貫通ねじ孔22に耐油性のシール剤
(例えば、耐油性のシリコーンコンパウンド)を塗布す
ると言う慣用的な処理方法が採用される。
【0021】滑り軸受装置1における、軸受ブッシュ8
が持つ球面部81の外周面81aと,六角ボルト31の
先端面31aとの間の間隙Δ52の設定は、六角ボルト3
1のねじ込み量を調整することで行われる。したがっ
て、六角ボルト31の長さ寸法には高い精度を全く必要
としないので、六角ボルト31には一般用のボルトをそ
のまま採用できる。滑り軸受装置1における間隙Δ52
寸法設定方法の一例を、間隙Δ52が0.2〜0.3〔m
m〕である場合について説明する。まず、軸受ブッシュ
8の外周面81aと,六角ボルト31の先端面31aと
の間に、0.2〔mm〕厚さに作製されたライナを介挿
して、先端面31aがライナに当接されるまで六角ボル
ト31をねじ込む。
【0022】先端面31aがライナに当接されたら、六
角ボルト31のねじ込み量を僅かに戻す。この戻し量
は、ライナが動き量規制体5によって挟み込まれること
が無く、しかも、ようやく抜き出すことが出来る程度に
調整される必要があるが、これは、六角ボルト31に用
いられているおねじのねじピッチから容易に求めること
ができる。六角ボルト31のねじ込み量を僅かに戻し終
えたら、ライナは取り除かれるが、これ以降は、従来例
の場合と同様の工程で行われる。そうして、六角ボルト
31の緩み止め処理は、六角ボルト31のねじ込み量が
決定された後に、六角ナット32を慣用的な方法で締付
けることで実施される。
【0023】図1に示すこの発明の実施の形態の一例に
よる横軸形回転機械用の滑り軸受装置1では前述の構成
としたので、部品点数の削減が出来てしかも一般部品を
採用できることと、六角ボルト31の長さ寸法の調整が
全く不要となるなど間隙Δ52の寸法設定工数が大幅に短
縮されることで、滑り軸受装置1はその製造原価を低減
できる。また、上部キャップ体2の動き量規制体3を装
着する部位は、1本の六角ボルト31を装着することだ
けで済むので、前記のように付加すべき部品は全く不要
であり、しかもこれによって加工工数も低減される。さ
らに、動き量規制体3を装着する部位からの漏油を防止
する処理方法に関しては、六角ボルト31のおねじ部な
どに耐油性のシール剤を塗布することで対処でき、Oリ
ングの採用を止めることが出来るので、加工工数が低減
をされる。滑り軸受装置1は、これ等の面からもその製
造原価が低減できる。
【0024】
【発明の効果】この発明になる横軸形回転機械用の滑り
軸受装置においては、前記課題を解決するための手段の
項で述べた構成とすることにより、次記する効果を奏す
る。 前記課題を解決するための手段の項の第(1)項によ
る構成とすることにより、使用部品の点数が削減できて
しかも一般部品を採用できることと、動き量規制体の長
さ寸法の調整が不要であり、間隙Δ52の寸法設定の工程
が単純化されると共に、上部キャップ体の動き量規制体
を装着する部位の形態が単純化されること等が総合され
ることで、滑り軸受装置の製造原価の低減が可能とな
る。
【0025】前記課題を解決するための手段の項の第
(2)項による構成とすることにより、上部キャップ体
の動き量規制体が装着される部位からの漏油の防止方法
が、ねじ部にシール剤を塗布すると言う慣用的な方法の
採用が可能になることで、加工工数が低減をされて、滑
り軸受装置の製造原価のさらなる低減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態の一例による横軸形回転
機械用の滑り軸受装置の従来例における図3と同等部位
の詳細断面図
【図2】従来例の横軸形回転機械用の滑り軸受装置の概
要を示す図面で、(a)はその一部を破断して示したそ
の側面図であり、(b)は図2(a)のA−A断面図
【図3】図2のP部における詳細断面図
【符号の説明】
1 滑り軸受装置 2 上部キャップ体 21 座板 22 貫通ねじ孔 3 動き量規制体 31 六角ボルト 32 六角ナット 8 軸受ブッシュ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状をなして回転軸を支持すると共に球面
    状の外周面を持つ軸受ブッシュと、軸受ブッシュをその
    球面状の外周面において下側から支持する支持座部を有
    する軸受台と、軸受台と組み合わされて軸受ブッシュを
    上側から覆う上部キャップ体と、上部キャップ体に装着
    されて軸受ブッシュの上部方向への動き量を前記支持座
    部に対する反対側から規制する動き量規制体とを備え、
    軸受ブッシュに自動調心機能を有すると共に軸受ブッシ
    ュの上部方向への過度の動きを規制する機能を有する横
    軸形回転機械用の滑り軸受装置において、 上部キャップ体は、動き量規制体を装着する部位に貫通
    ねじ孔を有し、動き量規制体は、前記貫通ねじ孔が持つ
    ねじと嵌まり合うおねじを有し、動き量規制体をおねじ
    を用いて回動させることで前記軸受ブッシュの上部方向
    への動き量の限度値の調整を可能としてなることを特徴
    とする横軸形回転機械用の滑り軸受装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の横軸形回転機械用の滑り
    軸受装置において、上部キャップ体の動き量規制体の装
    着部からの漏油の防止を、動き量規制体が持つおねじ部
    にシール剤を塗布することで行ってなることを特徴とす
    る横軸形回転機械用の滑り軸受装置。
JP66798A 1998-01-06 1998-01-06 横軸形回転機械用の滑り軸受装置 Pending JPH11193825A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100942042B1 (ko) 2008-06-10 2010-02-11 동양기전 주식회사 베어링 부시
CN113078762A (zh) * 2021-04-06 2021-07-06 黄忠朝 一种具有防腐且防护效果好的电机

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