JPH11193242A - 抗インフルエンザウイルス剤 - Google Patents

抗インフルエンザウイルス剤

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JPH11193242A
JPH11193242A JP9360915A JP36091597A JPH11193242A JP H11193242 A JPH11193242 A JP H11193242A JP 9360915 A JP9360915 A JP 9360915A JP 36091597 A JP36091597 A JP 36091597A JP H11193242 A JPH11193242 A JP H11193242A
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JP
Japan
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tea saponin
influenza virus
saponin
tea
virus
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Application number
JP9360915A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Watanabe
和彦 渡辺
Hiroko Sagesaka
裕子 提坂
Takashi Suzuki
隆 鈴木
Yasuo Suzuki
康夫 鈴木
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ITOUEN Ltd
Original Assignee
ITOUEN Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 血清学的に異なるインフルエンザウイルスに
対しても幅広く感染を阻止、あるいは感染後のウイルス
の増殖を阻止する効果を示し、安価で、人体に対して安
全性の高い抗インフルエンザウイルス剤を提供するこ
と。 【解決手段】 茶サポニンを有効成分として抗インフル
エンザウイルス剤を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は抗インフルエンザウ
イルス剤に関し、詳しくはインフルエンザA型およびB
型ウイルスの感染を阻止し、さらに細胞に感染したウイ
ルスの増殖を阻止する作用を有する抗インフルエンザウ
イルス剤に関する。
【0002】
【従来の技術】インフルエンザウイルスの感染によるイ
ンフルエンザはたびたび大流行を引き起こし、特に抵抗
力の弱い乳幼児や高齢者あるいは慢性疾患を抱える人な
どにおいて多くの死亡者を出し、大きな社会問題となっ
ている(微生物、5(5)、444〜462頁、1989)。ま
た、インフルエンザウイルスは比較的容易に変異するこ
とも知られており、今世紀中か、遅くとも21世紀はじめ
頃までには新型インフルエンザウイルスの出現が危惧さ
れている。しかし、近年我が国においては1994年に予防
接種法が改正され、インフルエンザが予防接種対照疾患
から除外されたこともあり、インフルエンザワクチンの
接種率は急激に減少しているのが現状である(蛋白質
核酸 酵素、42、145−153頁(1997年))。
【0003】抗インフルエンザウイルス剤としては、こ
れまで塩酸アマンタジン、塩酸リマンタジン、インター
フェロン、リバビリンなどが化学療法剤として臨床的に
用いられている。
【0004】しかしながら、これらの抗ウイルス剤は副
作用や耐性ウイルスの出現の危険性や、効果が不十分で
あったり、血清型の違いにより効果がなくなるなどの問
題点を抱えていた(三淵一二編、微生物学、改訂第2
版、151-175頁、南江堂、東京、1993)。
【0005】更に、ウイルスは独自の代謝系を持たず、
宿主細胞の代謝系を利用して増殖するために、一般的に
抗ウイルス剤の多くはウイルスの感染した宿主の代謝系
に作用するものであることから、宿主細胞への副作用を
避けることが困難であった。その結果、宿主に対して無
害あるいは副作用の極めて少ない抗ウイルス作用を有す
る物質の検索は容易ではなく、これまでに開発された抗
ウイルス剤の数も極めて少ない。
【0006】抗インフルエンザウイルス剤の有効成分に
関する種々の検討の中では、例えばインフルエンザウイ
ルス感染に対する予防効果を有する茶ポリフェノールを
有効成分とする感染予防剤(特開平3-101623号公報)が
知られているほか、近年インフルエンザウイルスのノイ
ラミニダーゼの活性部位に特異的に結合してその活性を
阻害するようなノイラミニダーゼ阻害剤、4−グアノ−
N−アセチルノイラミン酸−2−エンがインフルエンザ
ウイルスの予防薬候補として注目されている(Ed.Brow
n, L.E.,Hampson, A.W., Webster, R.G., Options for
the Control ofInfluenza III, Elesevier, Amsterdam
(1996))。
【0007】一方、茶サポニンは、これまでに抗潰瘍剤
(特開平6-211674号公報)、血圧降下剤(特開平7-2066
92号公報)、好中球賦活剤(特開平7-242554号公報)お
よび抗満症剤(特開平8-59494号公報)としての効果が
知られているが、インフルエンザウイルスに対する作用
についてはまだ明らかにされていなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、人体
に対して安全で、安価で大量に製造可能であり、新型ウ
イルスにも対応でき、しかも抗原性の異なるインフルエ
ンザウイルスにも幅広く効果を有する抗インフルエンザ
ウイルス剤の開発が期待されている。
【0009】本発明はこのような従来技術における現状
に鑑みてなされたものであり、その目的は、血清学的に
異なるインフルエンザウイルスに対しても幅広く感染を
阻止、あるいは感染後のウイルスの増殖を阻止する効果
を示し、安価で、人体に対して安全性の高い抗インフル
エンザウイルス剤を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、茶の種子
から得られるサポニンにインフルエンザウイルスに対し
て高い抗ウイルス活性を見いだし、本発明を完成した。
本発明の抗インフルエンザウイルス剤は、茶サポニンを
有効成分とすることを特徴とする。
【0011】また、本発明の抗インフルエンザウイルス
剤は、有効成分としての茶サポニンに薬学的に許容され
る担体または希釈剤を配合して所定の剤形として提供す
ることができる。
【0012】インフルエンザウイルスはオルトミクソウ
イルス科に属し、ウイルス粒子内部に存在する核タンパ
ク質およびマトリックスタンパク質の抗原性の違いから
A型、B型およびC型に分類される。更に、インフルエ
ンザウイルスは宿主由来の脂質2重層のエンベロープを
持ち、その表面には赤血球凝集素(HA)とノイミニダー
ゼ(NA)がスパイク状の糖蛋白質として突き出してお
り、それら2種類のスパイク糖タンパク質の抗原性の違
いにより多くの亜型に分類される(化学と生物、35
(5)、pp.275-280(1997))。ウイルス膜表面上のHAは
細胞融合に関与し、宿主細胞のシアル酸レセプターに結
合する部位を持つ。宿主細胞に吸着したウイルスは細胞
のエンドサイトーシスによりエンドゾームやリソゾーム
に運ばれ細胞質に入り込み感染が成立する。したがって
HAと細胞上のシアル酸レセプターとの結合を阻害できれ
ば、インフルエンザウイルスの感染を阻止できる。
【0013】一方、サポニンの抗ウイルス作用ついて
は、これまでにもサイコサポニンやその他の生薬由来の
トリテルペノイド系サポニンにヘルペス、ポリオおよび
水泡性口内炎ウイルスなどのウイルスに対して抗ウイル
ス作用を持つことが報告されており、このサポニンにお
ける抗ウイルス作用は、ウイルスエンベロープ上に存在
する糖タンパク質のシアル酸残基とサポニンが相互作用
(interaction)を示し、ウイルスのエンベ
ロープを破壊することによるものだと推測されている
(Planta. Med., 58, pp.171-173(1992))。
【0014】本発明者らは、種々の検討を行った結果、
茶サポニンをインフルエンザウイルスに直接作用させる
ことにより、その感染性を低下させ得ること、更には、
細胞に感染したインフルエンザウイルスの増殖を阻止し
得ることを新たに見い出した。本発明の茶サポニンを有
効成分とする抗インフルエンザウイルス剤を用いてウイ
ルスを処理、あるいは感染後の細胞を処理することによ
り、茶サポニンによる抗ウイルス作用を利用してインフ
ルエンザの予防または治療が可能となる。更に、茶サポ
ニンはウイルスの抗原性に左右されず効果を発揮するの
で、本発明によってインフルエンザウイルスの種々の型
により広範に対応可能な抗インフルエンザウイルス剤を
提供することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の抗インフルエンザウイル
ス剤の有効成分である茶サポニンとしては、抗インフル
エンザウイルス作用のある茶サポニンで、所望とする安
全性等を有するものが用いられる。その抽出法の1例を
以下に示す。脱脂した茶種子をメタノール等のアルコー
ルで抽出し、抽出液にエチルエーテルなどのエーテルを
加えて粗サポニンを沈澱させる。この沈澱は粗サポニン
として本発明に使用することができる。更に、この粗サ
ポニンを再結晶等の手法により精製して用いることもで
きる。このように茶サポニンは、茶種子からの抽出、精
製により得ることができるが、化学合成品も利用でき
る。例えば、下記式(I):
【0016】
【化2】 (上記式中、R1及びR2の一方は水素原子であり、他方
はアセチル基を表す)で示される化合物、すなわち、R
1がアセチル基でR2が水素原子であるテアサポニン(t
heasaponin)E1(95)及びは、R1が水素
原子でR2がアセチル基であるテアサポニン(thea
saponin)E2(96)を挙げることができ、こ
れらの少なくとも1種を有効成分として用いることがで
きる。
【0017】本発明の抗インフルエンザウイルス剤は、
茶サポニンを有効成分として用い、必要に応じて薬学的
に許容される担体や希釈剤を用いて常法により製剤化し
て得ることができる。例えば、錠剤、粉末剤、カプセル
剤、シロップ剤、舌下錠、のど等に適用し得る噴霧剤、
外用剤等として利用することができる。
【0018】また、本発明の抗インフルエンザウイルス
剤は、うがい薬やのど飴などの形態にしてインフルエン
ザの予防に用いることができる他、加湿器の水に添加し
たり、マスクや不織布等を含むフィルター素材あるいは
壁紙等に含浸あるいは練り込んで使用することも可能で
ある。また本発明の抗インフルエンザウイルス剤は、公
知の抗ウイルス剤と組み合わせて使用することもでき
る。
【0019】抗インフルエンザウイルス剤中における茶
サポニンの含有量は、例えば5〜100重量%の範囲か
ら選択することができる。
【0020】本発明における抗インフルエンザ剤は、イ
ンフルエンザウイルス感染の予防及び感染後の治療に有
効であり、その投与量は投与目的、患者の年齢や症状等
に応じて選択されるが、例えば成人1日あたり茶サポニ
ンとして5〜200mg/kgとし、これを1〜5回に
分けて投与することができる。また、鼻及び喉に直接噴
霧する場合は、0.01〜1mg/mlの溶液を数回噴
霧することができる。
【0021】
【実施例】製造例1(茶サポニンの製造法) ティーポニン(商品名、茶種子の胚乳部を脱脂後、メタ
ノールで抽出し、エーテルを加えて生じる沈殿を乾燥粉
砕した粗サポニン、居初油化工業(株)より購入)25
0gに水1.5リットル、塩酸150ml、エーテル2
50mlを加えて1晩放置した。生じた沈殿を遠心分離
により回収し、エーテル飽和水で十分に洗浄してから8
0重量%メタノールに加温下で溶解し、4℃で1晩放置
して生じた沈殿を濾取乾燥して、茶サポニン4.1gを
得た(特開平7−242554号公報)。
【0022】実施例1 (茶サポニンのインフルエンザウイルス感染阻止作用)
インフルエンザウイルスとしてはA型2種(A/PR/8/3
4、A/Memphis/1/71)、およびB型(B/Lee/41)の3種
を用いた(東京大学医科学研究所より入手)。
【0023】ウイルスをPBS(リン酸緩衝生理食塩
水)に懸濁[懸濁濃度:TCID50(50% tiss
ue culture infective dos
e)の30倍]し、この懸濁液と所定濃度の茶サポニン
のPBS溶液とを滅菌ガラス小試験管中に1:1で混合
し、37℃で60分間反応させた。このようにして茶サ
ポニンで処理したウイルス懸濁液を、0.2重量%牛血
清アルブミン(BSA)を含むEMEM培地(日水製薬
(株))で10倍希釈し、これにイヌ腎臓継代細胞(MD
CK細胞:国立遺伝学研究所より入手)を加えて34.5
℃、3時間の感染処理を行った。細胞を洗浄し、これに
0.2重量%BSAを含むEMEM培地を加え、34.
5℃で20時間培養した。培養終了後、培養上清中の乳
酸脱水素酵素(LDH)活性を常法により測定した。
【0024】一方、茶サポニンで処理しない以外は上記
と同様の操作を行い、得られ培養上清中のLDH活性を
求め、下記の計算式によりウイルス感染阻害作用の指標
として感染阻止率(%)を求めた。
【0025】
【数1】 得られた結果を図1〜3に示す。図1〜3に示す通り、
A型インフルエンザウイルス A/PR/8/34、 A/Memphis/1
/71およびB型インフルエンザウイルス B/Lee/41のすべ
てのウイルスに対し、茶サポニン濃度約10〜100μ
g/mの間においてほぼ同様に容量依存的にインフルエ
ンザウイルスの感染を阻害することが明らかになった。
以上の結果より、茶サポニンはヒトに感染する可能性の
あるA型(ソ連かぜ(H1N1)タイプおよびホンコンかぜタ
イプ(H3N2))およびB型のいずれのタイプのウイルスに
対してもほぼ同様の効果を示すことが明らかになった。
また、その効果が数十μg/mlのオーダーで十分に発
揮されることから、茶サポニンの抗インフルエンザ剤と
しての有用性が確認された。
【0026】実施例2 (感染後のインフルエンザウイルスに対する増殖阻害作
用)インフルエンザウイルスとしてはA型(A/PR/8/3
4)を用いた。MDCK細胞に、0.2重量%BSAを含む
EMEM培地でのインフルエンザウイルス懸濁液(A/PR
/8/34:濃度:3 TCID50量)を加えて、34.5℃
で、CO2と空気の混合気体(CO2濃度:5容量%)の
雰囲気下で15分静置してウイルスを細胞に感染させ
た。感染処理後の細胞をEMEM培地で洗浄した後、所
定濃度の茶サポニンを加えたEMEM培地を加え34.
5℃で、CO2と空気の混合気体(CO2濃度:5容量
%)の雰囲気下で15分間静置して感染細胞に茶サポニ
ンを作用させた。この茶サポニンで処理した細胞を洗浄
し、これに0.2重量%BSAを含むEMEM培地を加
え、再び、34.5℃で、CO2と空気の混合気体(C
2濃度:5容量%)の雰囲気下で20時間静置した。
静置後、培養上清中のLDH活性を常法に従い測定した。
【0027】更に、茶サポニン溶液の代りにEMEM培
地のみを用いた以外は上記と同様の操作を行い、得られ
た培養上清中のLDH活性を求め、上記の結果と合わせ
て下記の計算式によりウイルス増殖阻害作用の指標とし
てのウイルス増殖阻止率(%)を求めた。
【0028】
【数2】 得られた結果を図4に示す。図4に示す通り、ウイルス
を感染させた後の細胞に茶サポニンを作用させることに
より、茶サポニン濃度10〜30μm/mlにおいてウ
イルス感染後の細胞壊死を濃度依存的に阻止することが
明らかになった。
【0029】一方、茶ポリフェノール(テアフラン90
S(商品名)、ポリフェノール含量90%以上、(株)
伊藤園)で行った同様の試験ではこの作用はほとんどみ
られなかった。また、 WST−1アッセイ法[Che
m.Pharm.Biol.,41(6),pp111
8〜1122(1993)]により試験がMDCK細胞の生
存率に及ぼす影響を調べた。その際、生存率はウイルス
および検体を加えなかった細胞による吸光度を100%
として計算した。その結果は図5に示す通りであり、ウ
イルスを加えた場合と加えなかった場合のいずれの場合
も茶サポニンおよび茶ポリフェノール濃度0〜30μg
/mlにおいて生存率の低下は見られなかった。
【0030】
【発明の効果】本発明により茶サポニンをヒト型インフ
ルエンザウイルスに対する感染阻止剤、あるいはウイル
ス不活性化剤として利用することが可能である。茶サポ
ニンはヒトに感染する可能性のあるA型(ソ連かぜタイフ゜
(H1N1)およびホンコンかぜタイフ゜(H3N2))、またB型の異なる
タイフ゜のインフルエンザウイルスに対してほぼ同様に効果
を示し、また茶サポニンは茶種子あるいは茶葉の抽出物
で天然物であるため、人体に対する副作用の心配も少な
いことから非常に有用な抗ウイルス剤といえる。また他
方では、茶サポニンは細胞に感染した後のウイルスも、
感染後の細胞にサポニンを作用させることでウイルスの
増殖を阻止できる。このウイルス不活性化のメカニス゛ムは、
茶サポニンがインフルエンザウイルスのエンベロープを
破壊することによる可能性が強い。したがってウイルス
表面のヘマグルチニン(HA)に直接結合し感染性を低下さ
せる茶ポリフェノールとは明らかに異なる抗ウイルス機
構を有すると思われる。したがって茶サポニン単独ある
いは茶ポリフェノールと同時に使用することにより効果
の高い抗ウイルス剤として利用することが可能になると
思われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インフルエンザウイルスA/PR/8/34に対する茶
サポニンの細胞感染阻止率を示す図である。
【図2】インフルエンザウイルスA/Memphis/1/71に対す
る茶サポニンの細胞感染阻止率を示す図である。
【図3】インフルエンザウイルスB/Lee/41に対する茶サ
ポニンの細胞感染阻止率を示す図である。
【図4】茶サポニンとポリフェノールのウイルス増殖阻
止率を比較した図である。
【図5】茶サポニン処理とポリフェノール処理とでの細
胞生存率を比較した図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 茶サポニンを有効成分とすることを特徴
    とする抗インフルエンザウイルス剤。
  2. 【請求項2】 前記茶サポニンとして、下記式(I): 【化1】 (上記式中、R1及びR2の一方は水素原子であり、他方
    はアセチル基を表す)で示される化合物から選ばれた少
    なくとも1種を含む請求項1に記載の抗インフルエンザ
    ウイルス剤。
  3. 【請求項3】 薬学的に許容される担体または希釈剤を
    含む請求項1または2に記載の抗インフルエンザウイル
    ス剤。
JP9360915A 1997-12-26 1997-12-26 抗インフルエンザウイルス剤 Pending JPH11193242A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003079795A1 (en) * 2002-03-25 2003-10-02 Council Of Scientific And Industrial Research A new antiviral agent from indian horse chestnut aesculus indica
JP2015535222A (ja) * 2012-10-22 2015-12-10 北京大学 トリテルペン誘導体とその抗インフルエンザへの使用
JP2019077617A (ja) * 2017-10-20 2019-05-23 株式会社龍角散 抗ウイルス剤、並びにそれを用いたのど飴、うがい薬及び洗口液

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