JPH1119305A - 電子式ホール遊技機 - Google Patents

電子式ホール遊技機

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JPH1119305A
JPH1119305A JP10056584A JP5658498A JPH1119305A JP H1119305 A JPH1119305 A JP H1119305A JP 10056584 A JP10056584 A JP 10056584A JP 5658498 A JP5658498 A JP 5658498A JP H1119305 A JPH1119305 A JP H1119305A
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JP
Japan
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timing
electronic
game machine
image processing
image
Prior art date
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JP10056584A
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English (en)
Inventor
Tomoyasu Hagiwara
友安 萩原
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Sanwa Co Ltd
Original Assignee
Sanwa Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子表示器を備え、遊技機により行われる確
率的計算等によって当たりと決定され、且つプレイヤが
電子表示器に表示される画像を見ながら技術介入用入力
手段に対して適正タイミングで操作を加えた場合に、最
終的な当たりと決定される電子式ホール遊技機であっ
て、プレイヤが適正タイミングで技術介入用入力手段に
操作を加えることができ、且つ低価格化が可能な電子式
ホール遊技機を提供する。 【解決手段】 電子表示器を備え、遊技機により行われ
る確率的計算等によって当たりと決定され、且つプレイ
ヤが電子表示器に表示される画像を見ながら技術介入用
入力手段に対して適正タイミングで操作を加えた場合
に、最終的な当たりと決定される電子式ホール遊技機で
あって、現時点の適正タイミングからの隔たりの程度を
可変表示するタイミング表示手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子式ホール遊技機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示器、CRT表示器等の電子表示
器を備え、遊技機により行われる確率的計算等によって
当たりと決定され、且つプレイヤが電子表示器に表示さ
れる画像を見ながら技術介入用入力手段、すなわちプレ
イヤが自らの技術を駆使してゲームの最終的な当たり外
れに介入するための入力手段、に対して適正タイミング
で操作を加えた場合に、最終的な当たりと決定され、メ
ダル等の賞品の払い出しが行われる電子式ホール遊技機
が、パチンコホール等の遊技場に設置されようとしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】電子式ホール遊技機で
行われるゲームがスロットマシンゲームやルーレットゲ
ームである場合、電子表示器には、回転するリールや回
転するゲーム盤の動画像が表示される。動画像は多数の
静止画像を順次表示することにより得られる。プレイヤ
が電子表示器に表示される動画像を見ながら技術介入用
入力手段に適正タイミングで操作を加えることを可能に
するために、電子表示器に単位時間当たり多数枚の静止
画像を表示して、動画像の動きを滑らかにする必要があ
る。多数枚の静止画像を単位時間内に処理して電子表示
器に表示させることができるコンピュータは高価であ
り、電子式ホール遊技機の価格が上昇し、遊技場の収益
性が悪化する。本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
であり、電子表示器を備え、遊技機により行われる確率
的計算等によって当たりと決定され、且つプレイヤが電
子表示器に表示される画像を見ながら技術介入用入力手
段に対して適正タイミングで操作を加えた場合に、最終
的な当たりと決定される電子式ホール遊技機であって、
プレイヤが適正タイミングで技術介入用入力手段に操作
を加えることができ、且つ低価格化が可能な電子式ホー
ル遊技機を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、電子表示器を備え、遊技機によ
り行われる確率的計算等によって当たりと決定され、且
つプレイヤが電子表示器に表示される画像を見ながら技
術介入用入力手段に対して適正タイミングで操作を加え
た場合に、最終的な当たりと決定される電子式ホール遊
技機であって、現時点の適正タイミングからの隔たりの
程度を可変表示するタイミング表示手段を備えることを
特徴とする電子式ホール遊技機を提供する。本発明に係
る電子式ホール遊技機は、現時点の適正タイミングから
の隔たりの程度を可変表示するタイミング表示手段を備
えているので、プレイヤはタイミング表示手段の可変表
示を観察することにとより、適正タイミングからの隔た
りの程度が零となる瞬間を的確に予想することができ
る。従って、本発明に係る電子式ホール遊技機において
は、電子表示器に表示される単位時間当たりの静止画像
の枚数が少なく電子表示器に表示される動画像の動きが
滑らかでなくても、極論すれば電子表示器に表示される
画像が静止画像であっても、プレイヤはタイミング表示
手段の可変表示に従って術介入用入力手段に対して適
正タイミングで操作を加えることができる。電子表示器
に表示される単位時間当たりの静止画像の枚数が少なく
ても良いので、画像処理に使用するコンピュータは安価
な物でも良い。従って本発明に係る電子式ホール遊技機
は低価格化が可能である。
【0005】本発明の好ましい態様においては、電子表
示器は複数の動画像を切り換え表示することができる。
電子式表示器に複数の動画像を切り換え表示させること
により、ゲームの興趣を増すことができる。
【0006】本発明の好ましい態様においては、電子表
示器はプレイヤにどの時点が適正タイミングであるかを
判断させるための情報提供用の静止画像を表示する。電
子表示器が表示する画像が静止画像である場合、該静止
画像をプレイヤにどの時点が適正タイミングであるかを
判断させるための情報提供用の静止画像とすることによ
り、ゲームの興趣を増すことができる。
【0007】本発明の好ましい態様においては、電子表
示器は複数の情報提供用の静止画像を切り換え表示する
ことができる。電子表示器が表示する画像が静止画像で
ある場合、該静止画像をプレイヤにどの時点が適正タイ
ミングであるかを判断させるための情報提供用の静止画
像とし、且つ電子式表示器に複数の情報提供用の静止画
像を切り換え表示させることにより、ゲームの興趣を更
に増すことができる。
【0008】本発明の好ましい態様においては、電子式
ホール遊技機は画像処理を除くゲームの進行を処理する
制御装置と、画像処理を行う制御装置とを備え、画像処
理を除くゲームの進行を処理する制御装置がタイミング
表示手段を駆動する。画像処理は複雑多岐な処理ステッ
プから成るので、画像処理を行う制御装置に、画像処理
に加えてタイミング表示手段の駆動をも行わせると、タ
イミング表示手段への制御信号の出力のタイミングが遅
れ、プレイヤが技術介入用入力手段に対して適正タイミ
ングで操作を加えることができなくなるおそれがある。
画像処理を除くゲームの進行を処理する制御装置にタイ
ミング表示手段を駆動させれば、タイミング表示手段へ
適正なタイミングで制御信号を出力でき、プレイヤは技
術介入用入力手段に対して適正タイミングで操作を加え
ることができる。
【0009】本発明の好ましい態様においては、技術介
入用入力手段は、画像処理を除くゲームの進行を処理す
る制御装置に接続されている。技術介入用入力手段から
の入力信号を画像処理を行う制御装置で処理すると、処
理に時間が掛かり、実際には適正タイミングで技術介入
用入力手段を操作したにも係わらず操作タイミングが適
正でなかったと判断され、プレイヤの利益が害される場
合を生ずる。技術介入用入力手段からの入力信号を画像
処理を除くゲームの進行を処理する制御装置が処理すれ
ば、処理時間が短縮され、適正タイミングで技術介入用
入力手段を操作すれば操作タイミングは適正であったと
判断されるので、プレイヤの利益は害されない。技術介
入に係わる処理と画像処理とを同一の制御装置で処理す
ると、複雑多岐な処理ステップから成る画像処理プログ
ラム中に不正に改造した技術介入に係わる処理プログラ
ムを組み込んで、不正な技術介入を行うことが可能にな
る。係る不正行為が行われた場合、不正改造されたプロ
グラムは複雑多岐な処理ステップから成る画像処理プロ
グラム中に組み込まれているので、当該改造プログラム
を容易に検出することができない。従って不正改造プロ
グラムを画像処理プログラム中に組み込もうとするモテ
ィベーションは起こり易い。他方、画像処理を除くゲー
ムの進行を処理するプログラムは比較的単純なので、当
該処理プログラム中に不正改造プログラムを組み込んで
も、当該不正改造プログラムは容易に検出される。従っ
て、画像処理を除くゲームの進行を処理するプログラム
中に不正改造プログラムを組み込もうとするモティベー
ションは起こりにくい。従って、技術介入用入力手段
を、画像処理を除くゲームの進行を処理する制御装置に
接続することにより、不正行為を予防することができ
る。
【0010】本発明の好ましい態様においては、確率的
計算等による当たりの決定は、画像処理を除くゲームの
進行を処理する制御装置が行う。本発明の好ましい態様
においては、電子式ホール遊技機は最終的な当たりの場
合に遊技メダル等を払い出す払出し手段を備え、払出し
手段は画像処理を除くゲームの進行を処理する制御装置
によって駆動される。確率的計算等による当たりの決定
処理、遊技メダル等の払い出し処理を複雑多岐な処理ス
テップから成る画像処理から分離することにより、上述
と同様の理由で不正行為が予防される。
【0011】本発明の好ましい態様においては、画像処
理を除くゲームの進行を処理する制御装置が画像処理の
一部を処理する。画像処理中の一部の処理ステップを、
画像処理を除くゲームの進行を処理する制御装置で処理
しても良い。但し、画像処理を除くゲームの進行を処理
する制御装置が実行する処理プログラムが肥大化しない
範囲であることが望ましい。前記処理プログラムが肥大
化すると、不正行為のモティベーションが生ずる。
【0012】本発明の好ましい態様においては、画像処
理を除くゲームの進行を処理する制御装置と画像処理を
行う制御装置との間の信号伝達は、画像処理を除くゲー
ムの進行を処理する制御装置から画像処理を行う制御装
置への一方向のみである。画像処理を除くゲームの進行
を処理する制御装置と画像処理を行う制御装置との間の
信号伝達を双方向にすると、複雑多岐な処理ステップか
ら成る画像処理プログラム中に、不正に改造された確率
的計算等による当たりの決定処理プログラムや不正に改
造された遊技メダル等の払い出し処理プログラムを組み
込み、画像処理を行う制御装置から画像処理を除くゲー
ムの進行を処理する制御装置を操作して、不正に改造し
たプログラムを実行させることが可能になる。係る不正
行為が行われた場合、不正改造されたプログラムは複雑
多岐な画像処理プログラム中に組み込まれているので、
当該改造プログラムを容易に検出することができない。
従って不正改造プログラムを画像処理プログラム中に組
み込もうとするモティベーションは起こり易い。他方、
画像処理を除くゲームの進行を処理するプログラムは比
較的単純なので、当該処理プログラム中に不正改造プロ
グラムを組み込んでも、当該不正改造プログラムは容易
に検出される。従って、画像処理を除くゲームの進行を
処理するプログラム中に不正改造プログラムを組み込も
うとするモティベーションは起こりにくい。従って、制
御装置と画像処理を行う制御装置との間の信号伝達を、
前者から後者への一方向のみとすることにより、不正行
為を予防することができる。
【0013】本発明の好ましい態様においては、タイミ
ング表示手段は発光手段である。本発明の好ましい態様
においては、タイミング表示手段は発音手段である。発
光手段、発音手段は、現時点の適正タイミングからの隔
たりの程度を可変表示するものとして好適である。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施例に係る電子式
ホール遊技機を図1、図2に基づいて説明する。図1に
示すように、本実施例に係る電子式ホール遊技機は、ス
タートスイッチ1と、抽選装置2と、操作スイッチ3
と、現在位置決定装置4と、標識駆動装置5と、比較装
置6と、タイミング表示LED7a、7b、7c、7
d、7eと、画像処理装置8と、液晶式の画像表示装置
9と、ゲームプログラムを記憶した図示しない記憶装置
とを備えている。操作スイッチ3は、プレイヤが自らの
技術を駆使してゲームの最終的な当たり外れに介入する
ための技術介入用入力手段である。図2に示すように、
画像表示装置9には、飛行場から斜め上方ヘ延びる翁形
状の飛行可能領域が表示されており、航空機(標識)が
飛行可能領域内に設定された初期位置から飛行を開始
し、飛行可能領域を飛行して飛行場に着陸するフライト
シュミレータゲームが表示されている。画像表示装置9
に隣接してタイミング表示LED7a、7b、7c、7
d、7eが配設されている。タイミング表示LED7
a、7b、7c、7d、7eは上から下へ7a、7b、
7c、7d、7eの順で配設されている。
【0015】プレイヤがスタートスイッチ1を押すと、
スタート信号が抽選装置2ヘ送られる。抽選装置2は、
内蔵する図示しない乱数発生装置からスタート信号に同
期して乱数値を取り出し、図示しない記憶装置に記憶さ
れたゲームプログラムから抽選確率データテーブルを取
り出し、乱数値と抽選確率データテーブルに記述されて
いる当たりの判定値と比較し、当たり外れを決定する。
抽選装置2は、抽選結果を現在位置決定装置4へ送り、
抽選完了信号を標識駆動装置5へ送る。
【0016】標識駆動装置5は、抽選装置2から抽選完
了信号を受け取った後、内蔵しているメモリから航空機
(標識)の初期水平位置x0 (初期位置にある航空機の
飛行場からの水平距離)と初期高度y0 (初期位置にあ
る航空機の高度)とを読み出し、現在位置情報(x0
0 )を現在位置決定装置4と比較装置6と画像処理装
置8とへ送る。
【0017】比較装置6は、ゲームプログラムから飛行
可能領域データを取り出し、現在位置情報(x0
0 )と飛行可能領域データとを比較する。飛行可能領
域データにおいては、飛行可能領域は、図2に示すよう
に、最も高度の高い第1サブ領域から最も高度の低い第
5サブ領域まで、上から順に第1サブ領域、第2サブ領
域、第3サブ領域、第4サブ領域、第5サブ領域の5つ
の翁形状のサブ領域に分割されている。比較装置6は、
現在位置(x0 、y0 )が第1サブ領域にあればタイミ
ング表示信号をタイミング表示LED7aへ送ってタイ
ミング表示LED7aを点灯させ、現在位置(x0 、y
0 )が第2サブ領域にあればタイミング表示信号をタイ
ミング表示LED7bへ送ってタイミング表示LED7
bを点灯させ、現在位置(x0 、y0 )が第3サブ領域
にあればタイミング表示信号をタイミング表示LED7
cへ送ってタイミング表示LED7cを点灯させ、現在
位置(x0 、y0 )が第4サブ領域にあればタイミング
表示信号をタイミング表示LED7dへ送ってタイミン
グ表示LED7dを点灯させ、現在位置(x0 、y0
が第5サブ領域にあればタイミング表示信号をタイミン
グ表示LED7eへ送ってタイミング表示LED7eを
点灯させる。本実施例においては、航空機(標識)の初
期位置(x0 、y0 )は第3サブ領域の中央に位置決め
されており、タイミング表示LED7cが点灯する。
【0018】画像処理装置8は標識駆動装置5から現在
位置情報(x0 、y0 )を受け取り、ゲームプログラム
から画像用データを取り出し、映像信号を画像表示装置
9へ送って航空機(標識)を現在位置(x0 、y0 )に
表示する。
【0019】プレイヤが操作スイッチ3を操作すると、
操作量に対応する航空機の初期高度y0 からの高度変化
量(Δy)が操作信号として現在位置決定装置4へ送ら
れる。現在位置決定装置4は、抽選結果を受け取った時
点から所定時間tC が経過した時点で、航空機の初期水
平位置x0 から所定値ΔxC を差し引いて現在水平位置
(x1 )とし、航空機の初期高度y0 に操作信号として
受け取った航空機の高度変化量(Δy)を足して現在高
度(y1 )とし、現在位置(x1 、y1 )を現在位置指
示信号として標識駆動装置5へ送る。標識駆動装置5
は、現在位置情報(x1 、y1 )を現在位置決定装置4
と比較装置6とへ送る。比較装置6は、ゲームプログラ
ムから飛行可能領域データを取り出し、現在位置情報
(x1 、y1 )と飛行可能領域データとを比較し、現在
位置(x1 、y1)が第1サブ領域にあればタイミング
表示信号をタイミング表示LED7aへ送ってタイミン
グ表示LED7aを点灯させ、現在位置(x1 、y1
が第2サブ領域にあればタイミング表示信号をタイミン
グ表示LED7bへ送ってタイミング表示LED7bを
点灯させ、現在位置(x1 、y1 )が第3サブ領域にあ
ればタイミング表示信号をタイミング表示LED7cへ
送ってタイミング表示LED7cを点灯させ、現在位置
(x1 、y1 )が第4サブ領域にあればタイミング表示
信号をタイミング表示LED7dへ送ってタイミング表
示LED7dを点灯させ、現在位置(x1 、y1 )が第
5サブ領域にあればタイミング表示信号をタイミング表
示LED7eへ送ってタイミング表示LED7eを点灯
させる。
【0020】現在位置決定装置4は、所定時間tC が経
過する度毎に、航空機の現在水平位置xi から所定値Δ
C を差し引いて現在水平位置(xi+1 )とし、航空機
の所期高度y0 に操作信号として受け取った航空機の高
度変化量(Δy)を足して現在高度(yi+1 )とし、現
在位置(xi+1 、yi+1 )を現在位置指示信号として標
識駆動装置5へ送る。標識駆動装置5は、現在位置決定
装置4から現在位置信号(xi+1 、yi+1 )を受け取る
度毎に現在位置情報(xi+1 、yi+1 )を現在位置決定
装置4と比較装置6とへ送る。比較装置6は、ゲームプ
ログラムから飛行可能領域データを取り出し、現在位置
情報(xi+1 、yi+1 )と飛行可能領域データとを比較
し、現在位置(xi+1、yi+1 )が第1サブ領域にあれ
ばタイミング表示信号をタイミング表示LED7aへ送
ってタイミング表示LED7aを点灯させ、現在位置
(xi+1 、yi+1)が第2サブ領域にあればタイミング
表示信号をタイミング表示LED7bへ送ってタイミン
グ表示LED7bを点灯させ、現在位置(xi+1 、y
i+1 )が第3サブ領域にあればタイミング表示信号をタ
イミング表示LED7cへ送ってタイミング表示LED
7cを点灯させ、現在位置(xi+1 、yi+1 )が第4サ
ブ領域にあればタイミング表示信号をタイミング表示L
ED7dへ送ってタイミング表示LED7dを点灯さ
せ、現在位置(xi+1 、yi+1 )が第5サブ領域にあれ
ばタイミング表示信号をタイミング表示LED7eへ送
ってタイミング表示LED7eを点灯させる。
【0021】標識駆動装置5は、現在位置決定装置4か
ら所定時間tC が経過する度毎に現在位置指示信号(x
i+1 、yi+1 )、(xi+2 、yi+2 )、(xi+3 、y
i+3 )、(xi+4 、yi+4 )・・・・を受け取り、その
都度比較装置6ヘ現在位置情報(xi+1 、yi+1 )、
(xi+2 、yi+2 )、(xi+3 、yi+3 )、(xi+4
i+4 )・・・・を送るが、画像処理装置8ヘは、所定
時間2tC が経過する度毎に、現在位置情報(xi+1
i+1 )、(xi+3 、yi+3 )、(xi+5 、yi+5)・
・・・を送る。画像処理装置8は標識駆動装置5から現
在位置情報を受け取る度毎に、ゲームプログラムから画
像用データを取り出し、映像信号を画像表示装置9へ送
って航空機(標識)を現在位置(xi+1 、yi+1 )、
(xi+3 、yi+3 )、(xi+5 、yi+5 )・・・・に表
示する。
【0022】上記操作、作動の繰り返しにより、現在位
置決定装置4により決定された航空機(標識)の現在水
平位置が所定値xn となった時、それまでの航空機(標
識)の軌跡(x1 、y1 )〜(xn 、yn )が飛行可能
領域内にあり、且つゲームスタート時に行われた抽選結
果が当たりであれば、現在位置決定装置4は、最終的な
当たりと決定し、現在位置として(0、0)すなわち飛
行場位置を現在位置と決定し、そうでない場合には、現
在位置決定装置4は最終的な外れと決定し、(0、α)
又は(β、0)を現在位置と決定する。上記において
α、βは正の値である。現在位置決定装置4は決定した
現在位置(0、0)又は(0、α)又は(β、0)を現
在位置指示信号として標識駆動装置5へ送る。標識駆動
装置5は、現在位置決定装置4から現在位置指示信号
(0、0)又は(0、α)又は(β、0)を受け取る
と、現在位置情報(0、0)又は(0、α)又は(β、
0)を画像処理装置8へ送る。画像処理装置8は標識駆
動装置5から現在位置情報(0、0)又は(0、α)又
は(β、0)を受け取り、映像信号を画像表示装置9へ
送って、画像中の航空機(標識)を現在位置(0、0)
又は(0、α)又は(β、0)へ移動させる。航空機
(標識)は現在位置(0、0)又は(0、α)又は
(β、0)ヘ移動した後停止する。標識が停止した後、
最終的に当たりである場合には、図示しない払い戻し装
置からメダル等の賞品が払い出される。
【0023】本実施例に係る電子式ホール遊技機におい
ては、プレイヤは、航空機(標識)が飛行可能領域中の
下方のサブ領域から第1サブ領域へ進入した時点で操作
スイッチ3を操作して航空機(標識)を下方へ移動さ
せ、航空機(標識)が飛行可能領域中の上方のサブ領域
から第5サブ領域へ進入した時点で操作スイッチ3を操
作して航空機(標識)を上方へ移動させることを繰り返
すことにより、少ない操作スイッチ3の操作回数で、航
空機(標識)を飛行場へ着陸させることができる。従っ
て、本実施例に係る電子式ホール遊技機においては、航
空機(標識)が飛行可能領域中の下方のサブ領域から第
1サブ領域へ進入した時点と、航空機(標識)が飛行可
能領域中の上方のサブ領域から第5サブ領域へ進入した
時点とが、操作スイッチ3を操作すべき適正タイミング
である。現時点と操作スイッチ3を操作すべき適正タイ
ミングとの隔たりの程度は、点灯するタイミング表示L
ED7a〜7eが所定時間tC 毎に変わることによって
可変表示される。航空機(標識)が飛行可能領域中の下
方のサブ領域から第1サブ領域へ進入する際には、点灯
するタイミング表示LEDが所定時間tC 毎に7d、7
c、7bと変化して7aに接近することにより、現時点
が操作スイッチ3を操作すべき適正タイミングに接近し
ていく様が可変表示される。航空機(標識)が飛行可能
領域中の上方のサブ領域から第5サブ領域へ進入する際
には、点灯するタイミング表示LEDが所定時間tC
に7b、7c、7dと変化して7eに接近することによ
り、現時点が操作スイッチ3を操作すべき適正タイミン
グに接近していく様が可変表示される。プレイヤはタイ
ミング表示LED7a〜7eによる可変表示を観察する
ことにとより、現時点と操作スイッチ3を操作すべき適
正タイミングとの隔たりが零となる瞬間を的確に予想す
ることができる。
【0024】本実施例に係る電子式ホール遊技機におい
ては、所定時間2tC 毎に画像表示装置9に表示される
航空機(標識)の位置が変化するので、画像表示装置9
に表示される単位時間当たりの静止画像の枚数は少な
く、画像表示装置9に表示される航空機(標識)の動画
像の動きは滑らかではない。例えば、第3サブ領域を飛
行していた航空機が次の瞬間には第2サブ領域をとばし
て第1サブ領域を飛行している等といった事態が起こり
得る。従って、画像表示装置9に表示される航空機の動
画像を見ながら操作スイッチ3を操作すると、適正タイ
ミングを逃す可能性がある。しかし、本実施例に係る電
子式ホール遊技機においては、タイミング表示LED7
a〜7eによる所定時間tC 毎の可変表示によって、第
3サブ領域を飛行していた航空機が第2サブ領域を通過
して第1サブ領域へ移行する様が表示されるので、プレ
イヤはタイミング表示LED7a〜7eによる可変表示
を観察することにより、適正タイミングで操作スイッチ
3を操作することができる。
【0025】本実施例に係る電子式ホール遊技機におい
ては、画像表示装置9に表示される単位時間当たりの静
止画像の枚数が少ないので、画像表示装置9に使用する
コンピュータは安価な物でも良い。従って本実施例に係
る電子式ホール遊技機は低価格化が可能である。
【0026】本実施例に係る電子式ホール遊技機におい
ては、タイミング表示LED7a〜7eは、標識駆動装
置5と比較装置6とによって駆動される。複雑多岐な処
理ステップから成る画像処理を行う画像処理装置8は、
タイミング表示LED7a〜7eを駆動しないので、タ
イミング表示LED7a〜7eへの制御信号の出力のタ
イミングが遅れるおそれは無い。従ってプレイヤは適正
なタイミングで操作スイッチ3を操作することができ
る。
【0027】本発明の第2実施例に係る電子式ホール遊
技機を図3、図4に基づいて説明する。図3に示すよう
に、本実施例に係る電子式ホール遊技機は、スタートス
イッチ11と、抽選装置12と、ストップスイッチ13
と、停止位置決定装置14と、標識駆動装置15と、タ
イミング表示LED駆動装置16と、タイミング表示L
ED17a、17b、17c、17d、17e、17
f、17g、17h、17i、17j、17k、17
l、17m、17n、17o、17p、17q、17
r、17s、17t、17uと、画像処理装置18と、
液晶式の画像表示装置19と、有効リール選択装置20
と、ゲームプログラムを記憶した図示しない記憶装置と
を備えている。ストップスイッチ13は、プレイヤが自
らの技術を駆使してゲームの最終的な当たり外れに介入
するための技術介入用入力手段である。図4に示すよう
に、画像表示装置19には、外周面に7個の絵柄が描か
れた左リールと、左リールと同一の絵柄が異なる配列で
描かれた中リールと、左リールと同一の絵柄が左リー
ル、中リールと異なる配列で描かれた右リールとから成
る回転する3列のリールの動画と、リールの動画を取り
巻くリールと同一の7個の絵柄が描かれたルーレット盤
の静止画とが表示され、スロットマシンゲームが表示さ
れている。画像表示装置19を取り巻いて、ルーレット
盤の各絵柄に隣接してタイミング表示LED17a、1
7d、17g、17j、17m、17p、17sが配設
されている。タイミング表示LED17aと17dとの
間にタイミング表示LED17b、17cが配設され、
タイミング表示LED17dと17gとの間にタイミン
グ表示LED17e、17fが配設され、タイミング表
示LED17gと17jとの間にタイミング表示LED
17h、17iが配設され、タイミング表示LED17
jと17mとの間にタイミング表示LED17k、17
lが配設され、タイミング表示LED17mと17pと
の間にタイミング表示LED17n、17oが配設さ
れ、タイミング表示LED17pと17sとの間にタイ
ミング表示LED17q、17rが配設され、タイミン
グ表示LED17sと17aとの間にタイミング表示L
ED17t、17uが配設されている。タイミング表示
LEDは、左上隅の17aを起点として左回りに17
b、17c、17d、17e、17f、17g、17
h、17i、17j、17k、17l、17m、17
n、17o、17p、17q、17r、17s、17
t、17uの順に配列されている。
【0028】プレイヤがスタートスイッチ11を押す
と、スタート信号が抽選装置12ヘ送られる。抽選装置
12は、内蔵する図示しない乱数発生装置からスタート
信号に同期して乱数値を取り出し、図示しない記憶装置
に記憶されたゲームプログラムから抽選確率データテー
ブルを取り出し、乱数値と抽選確率データテーブルに記
述されている当たりの判定値と比較し、当たり外れを決
定する。抽選装置12は、抽選結果を停止位置決定装置
14へ送り、抽選完了信号を標識駆動装置15ヘ送る。
【0029】標識駆動装置15は、抽選装置12から抽
選完了信号を受け取ると、回転する各リールの絵柄の位
置情報を発生し、所定時間tC 間隔で、リールの回転に
合わせて各リールの絵柄の現在位置情報を生成する。標
識駆動装置15は、所定時間tC 間隔で各リールの絵柄
の現在位置情報を停止位置決定装置14とタイミング表
示LED駆動装置16とへ送り、所定時間3tC 間隔で
各リールの絵柄の現在位置情報を画像処理装置18へ送
る。停止位置決定装置14は、抽選装置12から抽選結
果を受け取ると、何れのリールも停止していない旨の停
止済リール情報を有効リール選択装置20ヘ送る。有効
リール選択装置20は、何れのリールも停止していない
旨の停止済リール情報を受け取ると、左リールを有効リ
ールに選択し、その旨のリール選択情報を停止位置決定
装置14とタイミング表示LED駆動装置16と画像処
理装置18とへ送る。
【0030】画像処理装置18は、標識駆動装置15か
ら所定時間3tC 間隔で各リールの絵柄の現在位置情報
を受け取り、有効リール選択装置20から左リールが有
効リールである旨のリール選択情報を受け取ると、ゲー
ムプログラムから必要な画像データを読み取り、画像表
示装置19の画面中央に3列のリールの絵柄の現在位置
の静止画像を表示し、該画像を所定時間3tC 間隔で更
新する。3列のリールの絵柄が所定時間3tC 間隔で更
新されることにより、3列のリールの画像は動画像とな
る。図4の左リールに着目しつつ、動画像の表示の態様
を具体的に説明する。左リールには、チェリーの絵柄、
数字の7の絵柄、オレンジの絵柄、レモンの絵柄、英文
字のJACの絵柄、数字の7の絵柄、ベルの絵柄が、上
記の順に描かれている。図4においては、現時点ではチ
ェリーの絵柄が入賞ライン上にある。チェリーの絵柄が
入賞ライン上にある画像が所定時間3tC 継続して表示
される。次いで、数字の7の絵柄が入賞ライン上にある
画像が所定時間3tC 継続して表示される。次いで、オ
レンジの絵柄が入賞ライン上にある画像、レモンの絵柄
が入賞ライン上にある画像、英文字のJACの絵柄が入
賞ライン上にある画像、数字の7の絵柄が入賞ライン上
にある画像、ベルの絵柄が入賞ライン上にある画像が、
順次、所定時間3tC ずつ継続して表示され、チェリー
の絵柄が入賞ライン上にある画像に戻る。以降、上記循
環が繰り返される。この結果、左リールが回転している
ように見える。回転するリールの動きを滑らかに表示す
るためには、絵柄が入賞ラインよりも少し手前にある画
像、絵柄が入賞ラインを少し通り過ぎた画像等も表示す
る必要があるが、本実施例に係る電子式ホール遊技機に
おいては、表示する画像の枚数を減らすべく、絵柄が入
賞ラインよりも少し手前に来た時から絵柄が入賞ライン
を少し通り過ぎるまでの所定時間3tC の間、絵柄を入
賞ライン上に継続表示している。この結果、回転するリ
ールの動きは滑らかさを欠く粗いものとなる。画像処理
装置18は、3列のリールの動画像の周囲に、有効リー
ルである左リールの絵柄と同一の絵柄が同一の配列で描
かれたルーレット盤の静止画像を表示する。
【0031】タイミング表示LED駆動装置16は、標
識駆動装置15から所定時間tC 間隔で各リールの絵柄
の現在位置情報を受け取り、有効リール選択装置20か
ら左リールが有効リールである旨のリール選択情報を受
け取ると、タイミング表示LED17a〜17u中の左
リールの入賞ライン上にある絵柄に対応するタイミング
表示LEDを所定時間tC 間隔で順次点灯させる。動画
の表示が粗いのに対し、タイミング表示LEDの点灯は
緻密に行われる。すなわち、チェリーの絵柄が入賞ライ
ンの少し手前に来た時にタイミング表示LED17fが
点灯し該点灯が所定時間tC の間継続され、チェリーの
絵柄が入賞ライン上に来た時にタイミング表示LED1
7gが点灯し該点灯が所定時間tC の間継続され、チェ
リーの絵柄が入賞ラインを少し通り過ぎた時にタイミン
グ表示LED17hが点灯し該点灯が所定時間tC の間
継続される。次いで、数字の7の絵柄が入賞ラインの少
し手前に来た時にタイミング表示LED17iが点灯し
該点灯が所定時間tC の間継続され、数字の7の絵柄が
入賞ライン上に来た時にタイミング表示LED17jが
点灯し該点灯が所定時間tC の間継続され、数字の7の
絵柄が入賞ラインを少し通り過ぎた時にタイミング表示
LED17kが点灯し該点灯が所定時間tCの間継続さ
れる。その後、上記と同様にして、タイミング表示LE
D17l、17m、17n、17o、17p、17q、
17r、17s、17t、17u、17a、17b、1
7c、17dが順次所定時間tC ずつ継続点灯され、1
7fに戻る。以降上記循環が繰り返される。従って、タ
イミング表示LED17a〜17uの点灯を観察するこ
とにより、所望の絵柄が入賞ライン上に来ているのか、
入賞ラインの少し手前に来ているのか、或いは入賞ライ
ンを少し通り過ぎてしまったのか、的確に判断できる。
【0032】プレイヤがストップスイッチ13を押す
と、ストップ信号が停止位置決定装置14へ送られる。
停止位置決定装置14は、抽選装置12から受け取った
当たり外れの抽選結果と、標識駆動装置15から受け取
った現在位置情報と、有効リール選択装置20から受け
取ったリール選択情報とに基づき、抽選結果が当たりの
場合にはできるだけ最終的に当たりとなるように、抽選
結果が外れの場合にはかならず最終的に外れとなるよう
に左リールの停止位置を決定し、停止位置信号を標識駆
動装置15ヘ送る。
【0033】標識駆動装置15は、停止位置決定装置1
4から受け取った左リールの停止位置情報を現在位置情
報としてタイミング表示LED駆動装置16と画像処理
装置18とヘ送る。タイミング表示LED駆動装置16
は、現在位置情報とリール選択情報とに基づいて、タイ
ミング表示LED17a〜17u中の左リールの入賞ラ
イン上にある絵柄に対応するタイミング表示LEDを固
定点灯させる。画像処理装置18は、現在位置情報に基
づき、停止位置決定装置14が決定した停止位置にリー
ルの画像を固定表示する。
【0034】次いで、停止位置決定装置14は左リール
が停止した旨の停止済リール情報を有効リール選択装置
20へ送る。有効リール選択装置20は中リールを有効
リールとする選択を行い、停止位置決定装置14、タイ
ミング表示LED駆動装置16、画像処理装置18への
リール選択情報を送る。標識駆動装置15は停止した左
リールと回転する中リール、右リールの絵柄の位置情報
を発生させ、所定時間tC 間隔での各リールの絵柄の現
在位置情報を停止位置決定装置14とタイミング表示L
ED駆動装置16とへ送り、所定時間3tC 間隔で各リ
ールの絵柄の現在位置情報を画像処理装置18へ送る。
画像処理装置18は、標識駆動装置15から所定時間3
C 間隔で各リールの絵柄の現在位置情報を受け取り、
有効リール選択装置20から中リールが有効リールであ
る旨のリール選択情報を受け取ると、ゲームプログラム
から必要な画像データを読み取り、画像表示装置19の
画面中央に3列のリールの絵柄の現在位置の静止画像を
表示し、該画像を所定時間3tC 間隔で更新して2列の
リールの動画像と1列のリールの静止画像とを表示し、
3列のリールの画像の周囲に、有効リールである中リー
ルの絵柄と同一の絵柄が同一の配列で描かれたルーレッ
ト盤の静止画像を表示する。タイミング表示LED駆動
装置16は、標識駆動装置15から所定時間tC 間隔で
各リールの絵柄の現在位置情報を受け取り、有効リール
選択装置20から中リールが有効リールである旨のリー
ル選択情報を受け取ると、タイミング表示LED17a
〜17u中の中リールの入賞ライン上にある絵柄に対応
するタイミング表示LEDを所定時間tC 間隔で順次点
灯させる。プレイヤがストップスイッチ13を押すと、
ストップ信号が停止位置決定装置14へ送られる。停止
位置決定装置14は、抽選装置12から受け取った当た
り外れの抽選結果と、標識駆動装置15から受け取った
現在位置情報と、有効リール選択装置20から受け取っ
たリール選択情報とに基づき、抽選結果が当たりの場合
にはできるだけ最終的に当たりとなるように、抽選結果
が外れの場合にはかならず最終的に外れとなるように中
リールの停止位置を決定し、停止位置信号を標識駆動装
置15ヘ送る。標識駆動装置15は、停止位置決定装置
14から受け取った中リールの停止位置情報を現在位置
情報としてタイミング表示LED駆動装置16と画像処
理装置18とヘ送る。タイミング表示LED駆動装置1
6は、現在位置情報とリール選択情報とに基づいて、タ
イミング表示LED17a〜17u中の中リールの入賞
ライン上にある絵柄に対応するタイミング表示LEDを
固定点灯させる。画像処理装置18は、現在位置情報に
基づき、停止位置決定装置14が決定した停止位置にリ
ールの画像を固定表示する。
【0035】次いで、停止位置決定装置14は中リール
が停止した旨の停止済リール情報を有効リール選択装置
20へ送る。有効リール選択装置20は右リールを有効
リールとする選択を行い、停止位置決定装置14、タイ
ミング表示LED駆動装置16、画像処理装置18への
リール選択情報を送る。標識駆動装置15は停止した左
リール、中リールと回転する右リールの絵柄の位置情報
を発生させ、所定時間tC 間隔での各リールの絵柄の現
在位置情報を停止位置決定装置14とタイミング表示L
ED駆動装置16とへ送り、所定時間3tC 間隔で各リ
ールの絵柄の現在位置情報を画像処理装置18へ送る。
画像処理装置18は、標識駆動装置15から所定時間3
C 間隔で各リールの絵柄の現在位置情報を受け取り、
有効リール選択装置20から右リールが有効リールであ
る旨のリール選択情報を受け取ると、ゲームプログラム
から必要な画像データを読み取り、画像表示装置19の
画面中央に3列のリールの絵柄の現在位置の静止画像を
表示し、該画像を所定時間3tC 間隔で更新して1列の
リールの動画像と2列のリールの静止画像とを表示し、
3列のリールの画像の周囲に、有効リールである右リー
ルの絵柄と同一の絵柄が同一の配列で描かれたルーレッ
ト盤の静止画像を表示する。タイミング表示LED駆動
装置16は、標識駆動装置15から所定時間tC 間隔で
各リールの絵柄の現在位置情報を受け取り、有効リール
選択装置20から右リールが有効リールである旨のリー
ル選択情報を受け取ると、タイミング表示LED17a
〜17u中の右リールの入賞ライン上にある絵柄に対応
するタイミング表示LEDを所定時間tC 間隔で順次点
灯させる。プレイヤがストップスイッチ13を押すと、
ストップ信号が停止位置決定装置14へ送られる。停止
位置決定装置14は、抽選装置12から受け取った当た
り外れの抽選結果と、標識駆動装置15から受け取った
現在位置情報と、有効リール選択装置20から受け取っ
たリール選択情報とに基づき、抽選結果が当たりの場合
にはできるだけ最終的に当たりとなるように、抽選結果
が外れの場合にはかならず最終的に外れとなるように右
リールの停止位置を決定し、停止位置信号を標識駆動装
置15ヘ送る。標識駆動装置15は、停止位置決定装置
14から受け取った右リールの停止位置情報を現在位置
情報としてタイミング表示LED駆動装置16と画像処
理装置18とヘ送る。タイミング表示LED駆動装置1
6は、現在位置情報とリール選択情報とに基づいて、タ
イミング表示LED17a〜17u中の右リールの入賞
ライン上にある絵柄に対応するタイミング表示LEDを
固定点灯させる。画像処理装置18は、現在位置情報に
基づき、停止位置決定装置14が決定した停止位置にリ
ールの画像を固定表示する。
【0036】3列のリールの全てが停止した時点で、入
賞ライン上に同一の絵柄が並んだ場合には、最終的な当
たりとなり、図示しない払い戻し装置からメダル等の賞
品が払い出される。払い戻し装置は、図示しない駆動装
置によって駆動される。
【0037】停止位置決定装置14による停止位置決定
処理を以下に詳述する。第1回目の停止位置決定に際し
ては、ストップスイッチ13が押された時点での左リー
ルの現在位置を停止位置に決定する。具体的には、スト
ップスイッチ13が押された時点で、ある絵柄が入賞ラ
インの少し手前にある場合、入賞ライン上にある場合、
入賞ラインを少し通り過ぎている場合に、該絵柄が入賞
ライン上にあるリールの回転位置をリールの現在位置で
あると見做し、該現在位置を停止位置に決定する。
【0038】第2回目、第3回目の停止位置決定に際し
ては、抽選結果が当たりである場合には、停止した左リ
ールの入賞ライン上の絵柄と同一の絵柄が中リール、右
リールの入賞ライン上にできるだけ停止するように、停
止位置を決定する。停止した左リールの入賞ライン上の
絵柄がチェリーである場合、ストップスイッチ13が押
された時点で、チェリーの絵柄が入賞ラインの少し手前
にある場合と入賞ライン上にある場合とに、該絵柄が入
賞ライン上にあるリールの回転位置をリールの現在位置
であると見做し、該現在位置を停止位置に決定する。ス
トップスイッチ13が押された時点で、チェリーの絵柄
が入賞ラインを少し通り過ぎている場合には、チェリー
の次の絵柄が入賞ライン上にあるリールの回転位置をリ
ールの現在位置であると見做し、該現在位置を停止位置
に決定する。ストップスイッチ13が押された時点で、
チェリーとは異なる絵柄が入賞ラインの少し手前にある
場合、入賞ライン上にある場合、入賞ラインを少し通り
過ぎている場合には、該絵柄が入賞ライン上にあるリー
ルの回転位置をリールの現在位置であると見做し、該現
在位置を停止位置に決定する。第2回目、第3回目の停
止位置決定に際して、抽選結果が外れである場合には、
停止した左リールの入賞ライン上の絵柄と同一の絵柄が
中リール、右リールの入賞ライン上に停止しないよう
に、停止位置を決定する。停止した左リールの入賞ライ
ン上の絵柄がチェリーである場合、ストップスイッチ1
3が押された時点で、チェリーの絵柄が入賞ラインの少
し手前にある場合と入賞ライン上にある場合と入賞ライ
ンを少し通り過ぎている場合とには、該絵柄の次の絵柄
が入賞ライン上にあるリールの回転位置をリールの現在
位置であると見做し、該現在位置を停止位置に決定す
る。ストップスイッチ13が押された時点で、チェリー
とは異なる絵柄が入賞ラインの少し手前にある場合、入
賞ライン上にある場合、入賞ラインを少し通り過ぎてい
る場合には、該絵柄が入賞ライン上にあるリールの回転
位置をリールの現在位置であると見做し、該現在位置を
停止位置に決定する。
【0039】本実施例に係る電子式ホール遊技機におい
ては、プレイヤは、第2回目、第3回目の停止操作の際
には、停止した左リールの入賞ライン上の絵柄と同一の
絵柄が中リール、右リールの入賞ライン上に停止するよ
うにストップスイッチ13を操作する。プレイヤは、ル
ーレット盤上の目指す絵柄に隣接する位置又は該位置の
1つ手前の位置に順次点灯するタイミング表示LEDの
光点が到達した時点でストップスイッチ13を押す。す
なわち、本実施例に係る電子式ホール遊技機において
は、ルーレット盤上の目指す絵柄に隣接する位置又は該
位置の1つ手前の位置に順次点灯するタイミング表示L
EDの光点が到達した瞬間が、ストップスイッチ13を
操作すべき適正タイミングである。現時点の適正タイミ
ングからの隔たりの程度は、順次点灯するタイミング表
示LED17a〜17uによって可変表示される。例え
ばプレイヤが図4のルーレット盤のチェリーの絵柄を目
指す場合には、点灯するタイミング表示LEDが所定時
間tC 毎に17c、17d、17eと変化して17fと
17gとに接近することにより、現時点がストップスイ
ッチ13を操作すべき適正タイミングに接近していく様
が可変表示される。プレイヤはタイミング表示LED1
7a〜17uによる可変表示を観察することにとより、
現時点とストップスイッチ13を操作すべき適正タイミ
ングとの隔たりが零となる瞬間を的確に予想することが
できる。
【0040】本実施例に係る電子式ホール遊技機におい
ては、チェリーの絵柄が入賞ラインの少し手前に来た時
から入賞ラインを少し通り過ぎる時まで所定時間3tC
の間、チェリーの絵柄が入賞ライン上にある画像が継続
して表示されるので、リールの動画像を見てストップス
イッチ13を操作すると、チェリーの絵柄が入賞ライン
上にあるのを見てストップスイッチ13を押したが、実
際にはチェリーの絵柄は入賞ラインを少し通り過ぎてお
り、チェリーの絵柄は入賞ライン上に停止しなかったと
いった事態が起こり得る。従って、画像表示装置19に
表示されるリールの動画像を見ながらストップスイッチ
13を操作すると、適正タイミングを逃す可能性があ
る。しかし、本実施例に係る電子式ホール遊技機におい
ては、タイミング表示LED17a〜17uによる所定
時間tC 毎の可変表示によって、チェリーの絵柄が入賞
ラインへ接近し到達し通過する様が表示されるので、プ
レイヤはタイミング表示LED17a〜17uによる可
変表示を観察することにより、適正タイミングでストッ
プスイッチ13を操作することができる。
【0041】本実施例に係る電子式ホール遊技機におい
ては、画像表示装置19に表示される単位時間当たりの
静止画像の枚数が少ないので、画像表示装置19に使用
するコンピュータは安価な物でも良い。従って本実施例
に係る電子式ホール遊技機は低価格化が可能である。
【0042】本実施例に係る電子式ホール遊技機におい
ては、タイミング表示LED17a〜17uは、標識駆
動装置15とタイミング表示LED駆動装置16とによ
って駆動される。複雑多岐な処理ステップから成る画像
処理を行う画像処理装置18は、タイミング表示LED
17a〜17uを駆動しないので、タイミング表示LE
D17a〜17uへの制御信号の出力のタイミングが遅
れるおそれは無い。従ってプレイヤは適正なタイミング
でストップスイッチ13を操作することができる。
【0043】本実施例に係る電子式ホール遊技機におい
ては、技術介入用入力手段であるストップスイッチ13
は、停止位置決定装置14に接続されている。ストップ
スイッチ13を複雑多岐な処理ステップから成る画像処
理を行う画像処理装置18に接続し、画像処理装置18
から停止位置決定装置14ヘストップ信号を転送するよ
うに構成すると、信号転送のタイミングが遅れ、実際に
は適正タイミングでストップスイッチ13を操作したに
も係わらず、操作タイミングが適正でなかったと判断さ
れ、プレイヤの利益が害される場合を生ずる。ストップ
スイッチ13からのストップ信号を停止位置決定装置1
4が直接処理するように構成すれば、ストップ信号の処
理時間が短縮され、適正タイミングでストップスイッチ
13を操作すれば操作タイミングは適正であったと判断
されるので、プレイヤの利益は害されない。ストップス
イッチ13を画像処理装置18に接続すると、複雑多岐
な処理ステップから成る画像処理プログラム中にストッ
プ信号のタイミングを不正にずらす改造プログラムを組
み込んで、不正な技術介入を行うことが可能になる。係
る不正行為が行われた場合、不正改造されたプログラム
は複雑多岐な処理ステップから成る画像処理プログラム
中に組み込まれているので、当該改造プログラムを容易
に検出することができない。従って不正改造プログラム
を画像処理プログラム中に組み込もうとするモティベー
ションは起こり易い。他方、停止位置決定プログラムは
比較的単純なので、当該プログラム中にストップ信号の
タイミングを不正にずらす改造プログラムを組み込んで
も、当該不正改造プログラムは容易に検出される。従っ
て、停止位置決定プログラムは比較中に不正改造プログ
ラムを組み込もうとするモティベーションは起こりにく
い。従って、ストップスイッチ13を停止位置決定装置
14に接続することにより、不正行為を予防することが
できる。
【0044】本実施例に係る電子式ホール遊技機におい
ては、当たり外れの抽選は抽選装置12によって行われ
る。またメダル等の賞品を払い出す図示しない払い戻し
装置は、図示しない駆動装置によって駆動される。当た
り外れの抽選や払い戻し装置の駆動を画像処理装置18
で行うと、複雑多岐な処理ステップから成る画像処理プ
ログラム中に不正に改造した抽選プログラムや払い戻し
プログラムを組み込んで、不正な抽選や払い戻しを行う
ことが可能になる。係る不正行為が行われた場合、不正
改造された抽選プログラムや払い戻しプログラムは複雑
多岐な処理ステップから成る画像処理プログラム中に組
み込まれているので、当該不正改造プログラムを容易に
検出することができない。従って不正改造した抽選プロ
グラムや払い戻しプログラムを画像処理プログラム中に
組み込もうとするモティベーションは起こり易い。他
方、抽選プログラム、払い戻しプログラム自身は比較的
単純なので、当該プログラムが複雑多岐な処理ステップ
から成る画像処理プログラム中に組み込まれない限り、
不正に改造しても容易に検出される。従って、不正改造
した抽選プログラム、払い戻しプログラムを画像処理プ
ログラム中に組み込んで不正行為を行うことができない
限り、抽選プログラム、払い戻しプログラムを不正改造
しようとするモティベーションは起こりにくい。従っ
て、当たり外れの抽選を抽選装置12によって行い、メ
ダル等の賞品を払い出す図示しない払い戻し装置を図示
しない駆動装置によって駆動することにより、不正行為
を予防することができる。
【0045】図3のブロック図に基づいて、ホール遊技
機の各機能を「何々装置」という名称で呼びつつ本発明
の第2実施例に係るホール遊技機を説明したが、本実施
例に係るホール遊技機の具体的構成は図5〜7に示すも
のとなる。すなわち、図3の抽選装置12、停止位置決
定装置14、標識駆動装置15、タイミング表示LED
駆動装置16、有効リール選択装置20、及び図3では
示されなかった払い出し装置を駆動する駆動装置はCP
U1に集約される。抽選処理、停止位置決定処理、標識
駆動処理、タイミング表示LED駆動処理、有効リール
選択処理、及び払い出し処理のためのプログラムと抽選
データとはROM1に書き込まれており、必要に応じて
CPU1ヘ読み込まれる。スタートスイッチ11、スト
ップスイッチ13はCPU1に接続され、スタート信
号、ストップ信号がCPU1ヘ入力される。抽選結果、
停止済リール情報、リール選択情報、現在位置情報、停
止位置情報はRAM1に書き込まれ、必要に応じてCP
U1ヘ読み込まれる。CPU1から払い出し装置駆動信
号とタイミング表示LED駆動信号とが出力され、当該
信号によって払出し装置とタイミング表示LED17a
〜17uとが駆動される。図3の画像処理装置18はC
PU2によって構成される。現在位置情報、リール選択
情報、停止位置情報が、CPU1からフォトカプラを介
してCPU2ヘ出力される。CPU1から出力された信
号によってフォトカプラのLEDが駆動される。フォト
カプラのLEDの出力光は、同フォトカプラのフォトト
ランジスタをON/OFFさせる。フォトトランジスタ
の出力信号がCPU2へ入力される。フォトカプラのL
EDは発光するのみで光を入力としては受け取らない
し、フォトトランジスタは光信号を受けるのみで発光し
ない。従って、CPU1とCPU2との間の信号伝達
は、CPU1からCPU2への一方向のみである。フォ
トカプラに代えて、任意の一方向信号伝達素子を用いて
も良い。係る素子として、リレーを使用するもの、トラ
ンジスタを使用するもの、ロジックICを使用するも
の、シリアル通信用のドライバ、レシーバICを使用す
るもの等がある。リールの表示絵柄やルーレット盤の表
示絵柄を決定する表示絵柄決定処理プログラム、決定し
た絵柄データを読み出す絵柄データ読み出し処理プログ
ラム、および表示絵柄をVRAMに書き込むVRAM書
き込み処理プログラムと、ルーレット盤の絵柄データ、
リールの絵柄データとがROM2に書き込まれており、
必要に応じてCPU2へ読み込まれる。停止位置情報、
リール選択情報、現在位置情報はRAM2に書き込ま
れ、必要に応じてCPU2ヘ読み込まれる。CPU2は
表示コントローラのVRAMに画像データを書き込み、
VRAMから画像表示装置ヘ画像データが出力されてリ
ールの絵柄、ルーレットの絵柄が画像表示装置に表示さ
れる。
【0046】CPU1とCPU2との間の信号伝達を双
方向にすると、ROM2に書き込まれた複雑多岐な処理
ステップから成る画像処理プログラム中に、不正に改造
された確率的計算等による当たりの決定処理プログラム
や不正に改造された遊技メダル等の払い出し処理プログ
ラムを組み込んだ改造されたROM2をセットし、CP
U2からCPU1を操作して、不正に改造したプログラ
ムを実行させることが可能になる。係る不正行為が行わ
れた場合、不正改造されたプログラムは複雑多岐な画像
処理プログラム中に組み込まれているので、当該改造プ
ログラムを容易に検出することができない。従って不正
改造プログラムを画像処理プログラム中に組み込もうと
するモティベーションは起こり易い。他方、ROM1に
書き込まれた画像処理を除くゲームの進行を処理するプ
ログラムは比較的単純なので、当該処理プログラム中に
不正改造プログラムを組み込んでも、当該不正改造プロ
グラムは容易に検出される。従って、画像処理を除くゲ
ームの進行を処理するプログラム中に不正改造プログラ
ムを組み込もうとするモティベーションは起こりにく
い。従って、CPU1とCPU2との間の信号伝達を、
CPU1からCPU2への一方向のみとすることによ
り、不正行為を予防することができる。
【0047】図5〜7の構成において、ROM2に書き
込んだ画像処理プログラム中の一部のプログラムをRO
M1ヘ移し替え、画像処理の一部をCPU1で行っても
良い。但し、ROM1に書き込まれたプログラムが肥大
化しない範囲であることが望ましい。ROM1に書き込
まれたプログラムが肥大化すると、不正に改造したプロ
グラムを組み込んでも検出が困難になり、不正行為のモ
ティベーションが生ずる。
【0048】本発明の第3実施例に係る電子式ホール遊
技機を図8、図9に基づいて説明する。図8に示すよう
に、本実施例に係る電子式ホール遊技機は、スタートス
イッチ31と、抽選装置32と、ストップスイッチ33
と、停止位置決定装置34と、標識駆動装置35と、タ
イミング表示LED37a、37b、37c、37d、
37e、37f、37g、37h、37iと、画像処理
装置38と、液晶式の画像表示装置39と、ゲームプロ
グラムを記憶した図示しない記憶装置とを備えている。
図9に示すように、画像表示装置39には、3行3列の
ビンゴ表と、ビンゴ表を取り巻くマス目が9個のルーレ
ット盤とが表示されており、ルーレットの出目によって
ビンゴを行うビンゴゲームが表示されている。ビンゴ表
は可変表示され、ルーレット盤は固定表示される。ルー
レット盤のマス目は、左上隅の1を起点として右回りに
2、3、4、5、6、7、8、9の順に配列されてい
る。画像表示装置39を取り巻いて、ルーレット盤のマ
ス目1、2、3、4、5、6、7、8、9に隣接してタ
イミング表示LED37a、37b、37c、37d、
37e、37f、37g、37h、37iが配設されて
いる。
【0049】プレイヤがスタートスイッチ31を押す
と、スタート信号が抽選装置32ヘ送られる。抽選装置
32は、内蔵する図示しない乱数発生装置からスタート
信号に同期して乱数値を取り出し、図示しない記憶装置
に記憶されたゲームプログラムから抽選確率データテー
ブルを取り出し、乱数値と抽選確率データテーブルに記
述されている当たりの判定値と比較し、当たり外れを決
定する。抽選装置32は、抽選結果を停止位置決定装置
34へ送る。抽選装置32は、当たり外れの抽選とは別
に、ゲームプログラムに組み込まれた362880種類
(9の皆乗)のビンゴ表パターンデータから1つのビン
ゴ表パターンデータを抽選し、該ビンゴ表パターンデー
タを停止位置決定装置34と画像処理装置38とヘ送
る。画像処理装置38は、受け取ったビンゴ表パターン
データに対応する画像用データをゲームプログラムから
取り出し、映像信号を画像表示装置39へ送って、抽選
されたビンゴ表とルーレット盤とを画像表示装置39に
静止画として表示する。抽選装置32は、当たり外れの
抽選と、ビンゴ表パターンデータの抽選とが完了する
と、抽選完了信号を標識駆動装置35へ送る。
【0050】標識駆動装置35は、抽選装置32から抽
選完了信号を受け取ると、現在位置情報として(1)を
停止位置決定装置34ヘ送り、タイミング表示LED3
7aを点灯させる。次いで、標識駆動装置35は、所定
時間tC が経過すると、現在位置情報として(2)を停
止位置決定装置34ヘ送り、タイミング表示LED37
bを点灯させる。以後、標識駆動装置35は、所定時間
C の間隔で、現在位置情報(3)、(4)、(5)、
(6)、(7)、(8)、(9)、(1)、(2)・・
・・・を順次停止位置決定装置34ヘ送り、現在位置情
報(3)、(4)、(5)、(6)、(7)、(8)、
(9)、(1)、(2)・・・・・に対応するタイミン
グ表示LED37c、37d、37e、37f、37
g、37h、37i、37a、37b・・・・を順次点
灯させる。
【0051】プレイヤがストップスイッチ33を押す
と、ストップ信号が停止位置決定装置34ヘ送られる。
停止位置決定装置34は、抽選装置32から受け取った
当たり外れの抽選結果と、ビンゴ表パターンデータと、
標識駆動装置35から受け取った現在位置情報とに基づ
き、抽選結果が当たりの場合にはできるだけ最終的に当
たりとなるように、抽選結果が外れの場合にはかならず
最終的に外れとなるように停止位置(n)を決定し、停
止位置信号(n)を標識駆動装置35ヘ送る。nは1〜
9の整数である。
【0052】標識駆動装置35は、停止位置決定装置3
4から受け取った停止位置情報(n)を現在位置情報
(n)として画像処理装置38ヘ送り、タイミング表示
LED37a〜37i中の現在位置情報(n)に対応す
るタイミング表示LEDを固定的に点灯させる。画像処
理装置38は、画像表示装置39に映像信号を送り、現
在位置情報(n)に対応するビンゴ表のマス目にHIT
マークを表示させる。次いで、タイミング表示LED3
7a〜37iの順次点灯、プレイヤによるストップスイ
ッチ33の操作、停止位置決定装置34による停止位置
の決定、タイミング表示LEDの固定点灯、ビンゴ表の
マス目のHITマークの表示が2回繰り返される。2回
目の繰り返しの後、ビンゴ表のマス目に3個のHITマ
ークが縦1列又は横1列又は斜め1列に並んでいれば、
最終的に当たりとなり、図示しない払い戻し装置からメ
ダル等の賞品が払い出される。
【0053】停止位置決定装置34による停止位置決定
処理を以下に詳述する。第1回目の停止位置決定に際し
ては、ストップスイッチ33が押された時点での現在位
置を停止位置に決定する。
【0054】第2回目の停止位置決定に際しては、抽選
結果が当たりの場合には、ビンゴ表の第1回目の停止位
置を含む有効ライン上のマス目にできるだけ停止するよ
うに、停止位置を決定する。第1回目の停止位置が図9
のビンゴ表で例えば(6)である場合には、ストップス
イッチ33が押された時点での現在位置が(6)以外で
あれば当該現在位置を停止位置に決定し、(6)であれ
ば(7)を停止位置に決定する。第1回目の停止位置が
図9のビンゴ表で例えば(4)である場合には、できる
だけ(1)、(2)、(6)、(7)、(8)、(9)
に停止するうよに停止位置を決定する。すなわち、スト
ップスイッチ33が押された時点での現在位置が
(1)、(2)、(6)、(7)、(8)、(9)であ
れば当該現在位置を停止位置に決定する。ストップスイ
ッチ33が押された時点での現在位置が(5)であれ
ば、ストップスイッチ33が押されたタイミングと現在
位置が(5)から(6)へ切り替わるタイミングとの差
が所定時間tK (但しtK <tC )以下ならば(6)を
停止位置に決定し、そうでなければ(5)を停止位置に
決定する。ストップスイッチ33が押された時点での現
在位置が(3)であれば当該位置を停止位置に決定し、
(4)であれば(5)を停止位置に決定する。第1回目
の停止位置が図9のビンゴ表で例えば(1)である場合
には、できるだけ(4)、(5)、(6)、(7)に停
止するように停止位置を決定する。すなわち、ストップ
スイッチ33が押された時点での現在位置が(4)、
(5)、(6)、(7)であれば当該現在位置を停止位
置に決定する。ストップスイッチ33が押された時点で
の現在位置が(3)であれば、ストップスイッチ33が
押されたタイミングと現在位置が(3)から(4)へ切
り替わるタイミングとの差が所定時間tK (但しtK
C )以下ならば(4)を停止位置に決定し、そうでな
ければ(3)を停止位置に決定する。ストップスイッチ
33が押された時点での現在位置が(2)、(8)、
(9)であれば当該現在位置を停止位置に決定する。ス
トップスイッチ33が押された時点での現在位置が
(1)であれば(2)を停止位置に決定する。第2回目
の停止位置決定に際して、抽選結果が外れの場合には、
ストップスイッチ33が押された時点での現在位置が、
第1回目の停止位置以外であれば、当該現在位置を停止
位置に決定する。ストップスイッチ33が押された時点
での現在位置が、第1回目の停止位置であれば、当該現
在位置に1を加えた位置を停止位置に決定する。
【0055】第3回目の停止位置決定に際しては、抽選
結果が当たりの場合には、ビンゴ表の第1回目の停止位
置と第2回目の停止位置とを含む有効ライン上のマス目
にできるだけ停止するように停止位置を決定する。前2
回の停止位置が図9のビンゴ表で例えば(6)、(8)
である場合には(3)にできるだけ停止するように停止
位置を決定する。すなわち、ストップスイッチ33が押
された時点での現在位置が(3)であれば(3)を停止
位置に決定する。ストップスイッチ33が押された時点
での現在位置が(2)であれば、ストップスイッチ33
が押されたタイミングと現在位置が(2)から(3)へ
切り替わるタイミングとの差が所定時間tK 以下ならば
(3)を停止位置に決定し、そうでなければ(2)を停
止位置に決定する。ストップスイッチ33が押された時
点での現在位置が(1)、(4)、(5)、(7)、
(9)であれば当該現在位置を停止位置に決定する。ス
トップスイッチ33が押された時点での現在位置が
(6)であれば(7)を停止位置に決定し、(8)であ
れば(9)を停止位置に決定する。抽選結果が外れの場
合には、第1回目の停止位置と第2回目の停止位置とを
含む有効ライン上のマス目以外のマス目に停止するよう
に停止位置を決定する。前2回の停止位置が図9のビン
ゴ表で例えば(6)、(8)である場合には、(3)以
外のマス目に停止するように停止位置を決定する。すな
わち、ストップスイッチ33が押された時点での現在位
置が(3)、(6)、(8)以外であれば当該現在位置
を停止位置に決定する。ストップスイッチ33が押され
た時点での現在位置が(3)であれば(4)を停止位置
に決定し、(6)であれば(7)を停止位置に決定し、
(8)であれば(9)を停止位置に決定する。
【0056】本実施例に係る電子式ホール遊技機におい
ては、プレイヤは、第2回目の停止操作の際にはビンゴ
表の第1回目の停止位置を含む有効ライン上のマス目が
停止位置になるようにストップスイッチ33を操作し、
第3回目の停止操作の際にはビンゴ表の第1回目の停止
位置と第2回目の停止位置とを含む有効ライン上のマス
目が停止位置になるようにストップスイッチ33を操作
する。プレイヤは、画像表示装置39に静止画像として
表示されたビンゴ表を見て、どのマス目が停止位置とし
て適正か判断し、該判断結果に基づいて停止位置とする
マス目を選択する。プレイヤは、選択したビンゴ表のマ
ス目の番号と同一番号のルーレット盤のマス目に順次点
灯するタイミング表示LEDの光点が到達した時点でス
トップスイッチ33を押す。すなわち、本実施例に係る
電子式ホール遊技機においては、プレイヤが選択したビ
ンゴ表のマス目の番号と同一番号のルーレット盤のマス
目に順次点灯するタイミング表示LEDの光点が到達し
た瞬間が、ストップスイッチ33を操作すべき適正タイ
ミングである。現時点の適正タイミングからの隔たりの
程度は、順次点灯するタイミング表示LED37a〜3
7iによって可変表示される。例えばプレイヤが図9の
ビンゴ表中のマス目6を選択した場合には、点灯するタ
イミング表示LEDが所定時間tC 毎に37c、37
d、37eと変化して37fに接近することにより、現
時点がストップスイッチ33を操作すべき適正タイミン
グに接近していく様が可変表示される。プレイヤはタイ
ミング表示LED37a〜37iによる可変表示を観察
することにとより、現時点とストップスイッチ33を操
作すべき適正タイミングとの隔たりが零となる瞬間を的
確に予想することができる。従って本実施例に係る電子
式ホール遊技機においては、画像表示装置39に表示さ
れる画像は静止画像であるが、プレイヤはタイミング表
示LED37a〜37ieによる可変表示を観察するこ
とにより、適正タイミングでストップスイッチ33を操
作することができる。
【0057】本実施例に係る電子式ホール遊技機におい
ては、画像表示装置39に表示される画像は静止画像な
ので、画像処理装置38に使用されるコンピュータは多
数枚の静止画像を単位時間内に処理して画像表示装置3
9に表示させる必要は無い。従って、画像処理装置38
に使用するコンピュータは安価な物でも良い。従って本
実施例に係る電子式ホール遊技機は低価格化が可能であ
る。
【0058】本実施例に係る電子式ホール遊技機におい
ては、タイミング表示LED37a〜37iは、標識駆
動装置35によって駆動される。複雑多岐な処理ステッ
プから成る画像処理を行う画像処理装置38は、タイミ
ング表示LED37a〜37iを駆動しないので、タイ
ミング表示LED37a〜37iへの制御信号の出力の
タイミングが遅れるおそれは無い。従ってプレイヤは適
正なタイミングでストップスイッチ33を操作すること
ができる。
【0059】本実施例においては、プレイヤは、第2回
目、第3回目の停止操作に際して、画像表示装置39に
静止画像として表示されたビンゴ表を見て、どのマス目
が停止位置として適正か、ひいてはどの時点がストップ
スイッチ33を操作すべきタイミングとして適正か判断
し、該判断結果に基づいて停止位置とするマス目、ひい
ては適正タイミングを選択し、ストップスイッチ33を
操作する。プレイヤは、静止画像であるビンゴ表から得
られる情報をもとにどの時点がストップスイッチ33を
操作すべきタイミングとして適正か判断することによ
り、ゲームの主導権を握っているという実感を得ること
ができる。この結果プレイヤはゲームへの興味をかき立
てられる。すなわち、画像表示装置9に表示する静止画
像を、プレイヤにどの時点が適正タイミングであるかを
判断させるための情報提供用の静止画像とすることによ
り、ゲームの興趣が増す。
【0060】本実施例においては、新たにゲームが開始
される度毎に、抽選によってビンゴ表パターンが変わ
り、画像表示装置39に静止画像として表示されるビン
ゴ表が変わるので、プレイヤのゲームに対する興味は、
ゲームの回数を重ねても衰えない。すなわち、画像表示
装置39に複数の情報提供用の静止画像を切り換え表示
させることにより、ゲームの興趣が増す。
【0061】以上本発明の実施例に係る電子式ホール遊
技機を説明したが、本発明は上記実施例に限定されな
い。たとえば、第1〜第3実施例において、タイミング
表示LED7a〜7e、17a〜17u、37a〜37
iに代えて、豆電球等の他の応答が迅速な発光装置を使
用しても良い。第1実施例において、タイミング表示L
ED7a〜7eに代えて、第3サブ領域から第1サブ領
域、第5サブ領域へ向けて音程が高くなり、或いは音量
が増大する発音装置を使用しても良い。液晶式の画像表
示装置9、19、39に代えてCRT式の画像表示装
置、プラズマディスプレイ式の画像表示装置等を使用し
ても良い。抽選装置2、12、32による当たり外れの
抽選の態様は上記のものに限定されない。何らかの方法
で当たり外れを自動的に抽選するものであれば良い。
【0062】第2実施例において、タイミング表示17
b、17c、17e、17f、17h、17i、17
k、17l、17n、17o、17q、17r、17
t、17uを除去し、タイミング表示17u、17c、
17f、17i、17l、17o、17rの点灯に代え
て、17a、17d、17g、17j、17m、17
p、17sをそれぞれ点灯させ、タイミング表示17
b、17e、17h、17k、17n、17q、17t
の点灯のタイミングには何れのタイミング表示LEDも
点灯させないようにしても良い。この場合、第2回目、
第3回目のストップスイッチ13の操作の際に、タイミ
ング表示LED17a、17d、17g、17j、17
m、17p、17s中の、停止した左リールの入賞ライ
ン上にある絵柄と同じ絵柄に隣接するタイミング表示L
EDが点灯している時が、ストップスイッチ13の適正
操作タイミングとなる。プレイヤはタイミング表示LE
D17a、17d、17g、17j、17m、17p、
17sによる可変表示を観察することにより、現時点と
ストップスイッチ13を操作すべき適正タイミングとの
隔たりが零となる瞬間を的確に予想することができる。
【0063】上記第2実施例の変形例、及び第2実施例
において、リールの動画像を、タイミング表示LEDの
点灯タイミグとの同期をとることなく適当な粗さの動画
像とし、プレイヤによるストップスイッチ操作に伴い特
定のタイミング表示LEDが固定点灯するのに合わせ
て、有効リールの入賞ライン上の絵柄が固定点灯するタ
イミング表示LEDに隣接する絵柄と同一であるリール
の画像を固定表示しても良い。或いは、上記第2実施例
の変形例、及び第2実施例において、リールの動画像を
「リール回転中」等のリールが回転していることをプレ
イヤーに知らせるアナウンス情報の静止画像に代え、プ
レイヤによるストップスイッチ操作に伴い特定のタイミ
ング表示LEDが固定点灯するのに合わせて、有効リー
ルの入賞ライン上の絵柄が固定点灯するタイミング表示
LEDに隣接する絵柄と同一であるリールの画像を固定
表示しても良い。これらの場合でも、プレイヤはタイミ
ング表示LEDによる可変表示を観察することにより、
現時点とストップスイッチを操作すべき適正タイミング
との隔たりが零となる瞬間を的確に予想することができ
る。画像表示装置に表示される単位時間当たりの画像枚
数は少ないので、画像処理装置に使用するコンピュータ
は安価な物でも良い。
【0064】第2実施例において、3列のリールの全て
が停止した時点で入賞ライン上に特定の同一絵柄が並
び、最終的に大当たりとなった場合に、電子表示器に、
リールの動画像とは異なる大当たりを表示する特定の動
画像を切り換え表示しても良い。動画像を切り換え表示
することにより、ゲームの興趣が増す。
【0065】電子表示器を備え、遊技機により行われる
確率的計算等によって当たりと決定され、且つプレイヤ
が電子表示器に表示される画像を見ながら技術介入用入
力手段に対して適正タイミングで操作を加えた場合に、
最終的な当たりと決定される電子式ホール遊技機であっ
て、現時点の適正タイミングからの隔たりの程度を可変
表示するタイミング表示手段を備える電子式ホール遊技
機は、電子表示器に表示される画像が動画であれ、静止
画であれ、動画である場合単位時間に表示される画像枚
数の多少に関わらず、静止画である場合複数の静止画を
切り換え表示するか否かに関わらず、本願発明の技術的
範囲から逸脱することはできない。上記構成を有する電
子式ホール遊技機においては、プレイヤはタイミング表
示手段の可変表示を観察することにより、電子表示器に
表示される画像が動画であるか静止画であるかに関わら
ず、動画である場合単位時間に表示される画像枚数の多
少に関わらず、適正タイミングで技術介入用入力手段に
操作を加えることができ、また、プレイヤが適正タイミ
ングで技術介入用入力手段に操作を加えることがきると
いう条件を満たしつつ、単位時間に画像表示器に表示す
る画像枚数を減らし、安価な画像処理装置用コンピュー
タの採用ひいては電子式ホール遊技機の低価格化を図る
ことが可能だからである。
【0066】
【発明の効果】本発明に係る電子式ホール遊技機は、現
時点の適正タイミングからの隔たりの程度を可変表示す
るタイミング表示手段を備えているので、プレイヤはタ
イミング表示手段の可変表示を観察することにとより、
適正タイミングからの隔たりの程度が零となる瞬間を的
確に予想することができる。従って、本発明に係る電子
式ホール遊技機においては、電子表示器に表示される単
位時間当たりの静止画像の枚数が少なく電子表示器に表
示される動画像の動きが滑らかでなくても、極論すれば
電子表示器に表示される画像が静止画像であっても、プ
レイヤはタイミング表示手段の可変表示に従って技術介
入用入力手段に対して適正タイミングで操作を加えるこ
とができる。電子表示器に表示される単位時間当たりの
静止画像の枚数が少なくても良いので、画像処理に使用
するコンピュータは安価な物でも良い。従って本発明に
係る電子式ホール遊技機は低価格化が可能である。
【0067】電子表示器に複数の動画像を切り換え表示
させることにより、ゲームの興趣を増すことができる。
【0068】電子表示器が表示する画像が静止画像であ
る場合、該静止画像をプレイヤにどの時点が適正タイミ
ングであるかを判断させるための情報提供用の静止画像
とすることにより、ゲームの興趣を増すことができる。
【0069】電子表示器が表示する画像が静止画像であ
る場合、該静止画像をプレイヤにどの時点が適正タイミ
ングであるかを判断させるための情報提供用の静止画像
とし、且つ電子式表示器に複数の情報提供用の静止画像
を切り換え表示させることにより、ゲームの興趣を更に
増すことができる。
【0070】画像処理は複雑多岐な処理ステップから成
るので、画像処理を行う制御装置に、画像処理に加えて
タイミング表示手段の駆動をも行わせると、タイミング
表示手段への制御信号の出力のタイミングが遅れ、プレ
イヤが技術介入用入力手段に対して適正タイミングで操
作を加えることができなくなるおそれがある。画像処理
を除くゲームの進行を処理する制御装置にタイミング表
示手段を駆動させれば、タイミング表示手段へ適正なタ
イミングで制御信号を出力でき、プレイヤは技術介入用
入力手段に対して適正タイミングで操作を加えることが
できる。
【0071】技術介入用入力手段からの入力信号を画像
処理を行う制御装置で処理すると、処理に時間が掛か
り、実際には適正タイミングで技術介入用入力手段を操
作したにも係わらず操作タイミングが適正でなかったと
判断され、プレイヤの利益が害される場合を生ずる。技
術介入用入力手段からの入力信号を画像処理を除くゲー
ムの進行を処理する制御装置が処理すれば、処理時間が
短縮され、適正タイミングで技術介入用入力手段を操作
すれば操作タイミングは適正であったと判断されるの
で、プレイヤの利益は害されない。
【0072】確率的計算等による当たりの決定処理、遊
技メダル等の払い出し処理と画像処理とを同一の制御装
置で処理すると、複雑多岐な処理ステップから成る画像
処理プログラム中に不正に改造した当たりの決定処理プ
ログラム、遊技メダル等の払い出し処理プログラムを組
み込んで、不正行為を行うことが可能になる。係る不正
行為が行われた場合、不正改造されたプログラムは複雑
多岐な処理ステップから成る画像処理プログラム中に組
み込まれているので、当該改造プログラムを容易に検出
することができない。従って不正改造プログラムを画像
処理プログラム中に組み込もうとするモティベーション
は起こり易い。他方、画像処理を除くゲームの進行を処
理するプログラムは比較的単純なので、当該処理プログ
ラム中に不正改造プログラムを組み込んでも、当該不正
改造プログラムは容易に検出される。従って、画像処理
を除くゲームの進行を処理するプログラム中に不正改造
プログラムを組み込もうとするモティベーションは起こ
りにくい。従って、確率的計算等による当たりの決定処
理、遊技メダル等の払い出し処理を複雑多岐な処理ステ
ップから成る画像処理から分離することにより、不正行
為が予防される。
【0073】発光手段、発音手段により、現時点の適正
タイミングからの隔たりの程度を可変表示することがで
きる。
【0074】画像処理を除くゲームの進行を処理する制
御装置と画像処理を行う制御装置との間の信号伝達を双
方向にすると、複雑多岐な処理ステップから成る画像処
理プログラム中に、不正に改造された確率的計算等によ
る当たりの決定処理プログラムや不正に改造された遊技
メダル等の払い出し処理プログラムを組み込み、画像処
理を行う制御装置から画像処理を除くゲームの進行を処
理する制御装置を操作して、不正に改造したプログラム
を実行させることが可能になる。係る不正行為が行われ
た場合、不正改造されたプログラムは複雑多岐な画像処
理プログラム中に組み込まれているので、当該改造プロ
グラムを容易に検出することができない。従って不正改
造プログラムを画像処理プログラム中に組み込もうとす
るモティベーションは起こり易い。他方、画像処理を除
くゲームの進行を処理するプログラムは比較的単純なの
で、当該処理プログラム中に不正改造プログラムを組み
込んでも、当該不正改造プログラムは容易に検出され
る。従って、画像処理を除くゲームの進行を処理するプ
ログラム中に不正改造プログラムを組み込もうとするモ
ティベーションは起こりにくい。従って、制御装置と画
像処理を行う制御装置との間の信号伝達を、前者から後
者への一方向のみとすることにより、不正行為を予防す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る電子式ホール遊技機
のブロック図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る電子式ホール遊技機
の画像表示装置の正面図である。
【図3】本発明の第2実施例に係る電子式ホール遊技機
のブロック図である。
【図4】本発明の第2実施例に係る電子式ホール遊技機
の画像表示装置の正面図である。
【図5】本発明の第2実施例に係る電子式ホール遊技機
の構成図である。
【図6】図5の部分拡大図である。
【図7】図5の部分拡大図である。
【図8】本発明の第3実施例に係る電子式ホール遊技機
のブロック図である。
【図9】本発明の第3実施例に係る電子式ホール遊技機
の画像表示装置の正面図である。
【符号の説明】
1、11、31 スタートスイッチ 2、12、32 抽選装置 3 操作スイッチ 13、33 ストップスイッチ 4 現在位置決定装置 14、34 停止位置決定装置 5、15、35 標識駆動装置 6 比較装置 16 タイミング表示LED駆動装置 7a〜7e、17a〜17u、37a〜37i タイミ
ング表示LED 8、18、38 画像処理装置 9、19、39 画像表示装置 20 有効リール選択装置

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子表示器を備え、遊技機により行われ
    る確率的計算等によって当たりと決定され、且つプレイ
    ヤが電子表示器に表示される画像を見ながら技術介入用
    入力手段に対して適正タイミングで操作を加えた場合
    に、最終的な当たりと決定される電子式ホール遊技機で
    あって、現時点の適正タイミングからの隔たりの程度を
    可変表示するタイミング表示手段を備えることを特徴と
    する電子式ホール遊技機。
  2. 【請求項2】 電子表示器は動画像を表示することを特
    徴とする請求項1に記載の電子式ホール遊技機。
  3. 【請求項3】 電子表示器は複数の動画像を切り換え表
    示することができることを特徴とする請求項2に記載の
    電子式ホール遊技機。
  4. 【請求項4】 電子表示器は静止画像を表示することを
    特徴とする請求項1に記載の電子式ホール遊技機。
  5. 【請求項5】 電子表示器はプレイヤにどの時点が適正
    タイミングであるかを判断させるための情報提供用の静
    止画像を表示することを特徴とする請求項4に記載の電
    子式ホール遊技機。
  6. 【請求項6】 電子表示器は複数の静止画像を切り換え
    表示することができることを特徴とする請求項4又は5
    に記載の電子式ホール遊技機。
  7. 【請求項7】 画像処理を除くゲームの進行を処理する
    制御装置と、画像処理を行う制御装置とを備え、画像処
    理を除くゲームの進行を処理する制御装置がタイミング
    表示手段を駆動することを特徴とする請求項1乃至6の
    何れか1項に記載の電子式ホール遊技機。
  8. 【請求項8】 技術介入用入力手段は、画像処理を除く
    ゲームの進行を処理する制御装置に接続されていること
    を特徴とする請求項7に記載の電子式ホール遊技機。
  9. 【請求項9】 確率的計算等による当たりの決定は、画
    像処理を除くゲームの進行を処理する制御装置が行うこ
    とを特徴とする請求項7又は8に記載の電子式ホール遊
    技機。
  10. 【請求項10】 最終的な当たりの場合に遊技メダル等
    を払い出す払出し手段を備え、払出し手段は画像処理を
    除くゲームの進行を処理する制御装置によって駆動され
    ることを特徴とする請求項7乃至9の何れか1項に記載
    の電子式ホール遊技機。
  11. 【請求項11】 画像処理を除くゲームの進行を処理す
    る制御装置が画像処理の一部を処理することを特徴とす
    る請求項7乃至10の何れか1項に記載の電子式ホール
    遊技機。
  12. 【請求項12】 画像処理を除くゲームの進行を処理す
    る制御装置と画像処理を行う制御装置との間の信号伝達
    は、画像処理を除くゲームの進行を処理する制御装置か
    ら画像処理を行う制御装置への一方向のみであることを
    特徴とする請求項7乃至11の何れか1項に記載の電子
    式ホール遊技機。
  13. 【請求項13】 タイミング表示手段は発光手段である
    ことを特徴とする請求項1乃至12の何れか1項に記載
    の電子式ホール遊技機。
  14. 【請求項14】 タイミング表示手段は発音手段である
    ことを特徴とする請求項1乃至12の何れか1項に記載
    の電子式ホール遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001087451A (ja) * 1999-09-22 2001-04-03 Aiwa Raito:Kk 遊技機
JP2010268867A (ja) * 2009-05-20 2010-12-02 Olympia:Kk 遊技機

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