JPH11192511A - 断熱形材の組付け装置 - Google Patents
断熱形材の組付け装置Info
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- JPH11192511A JPH11192511A JP92598A JP92598A JPH11192511A JP H11192511 A JPH11192511 A JP H11192511A JP 92598 A JP92598 A JP 92598A JP 92598 A JP92598 A JP 92598A JP H11192511 A JPH11192511 A JP H11192511A
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Abstract
部材で結合するのとほぼ同時に整形をして、歪みのない
断熱形材を得ることができる断熱形材の組み付け装置の
提供。 【解決手段】 嵌合ローラー2と矯正ローラー3を形材
移動経路に沿って配置すると共に、続けて一対の矯正ロ
ーラー4,5を配置する。押出し成形した内側部材と外
側部材の間に嵌合ローラーにより断熱部材をカシメ付け
て取り付け、ついで、矯正ローラーにより内側部材と外
側部材間の間隔寸法を矯正する。矯正量を後続の工程に
おける戻り量を見込んだ過剰矯正量とすることがある。
Description
側部材と外側部材とをあらかじめ成形してある合成樹脂
などの断熱部材で結合した、いわゆる断熱形材を形成す
る装置に関する。この種の断熱形材はサッシや冷蔵庫に
用いられる。
側部材と外側部材とを断熱部材で結合して形成するが、
複数の部材を一体に組み付けた複合材であること、断熱
部材にある程度柔軟性があること、あるいは断熱部材を
押出し成形した内外の部材に結合するのにカシメ構造を
とることなどから、断熱部材を取り付けた後の断熱形材
には歪みが多い。例えば、断熱部材を間にして対向して
いる内側部材と外側部材との間隔が多くの場合狭くなっ
たり、断熱形材そのものが全体として捻ったり、反った
りすることがある。
材および断熱部材の材質、寸法などの検査を厳しく行な
い、又、カシメ作業の精度も高く維持するなどして歪み
を軽減しているが、検査の程度を高くすると部品段階で
不良品の率が高くなってコスト高を招き、また、カシメ
の精度を高く維持することもコスト高を招来する。これ
は複合材である断熱形材に特有の問題である。もっと
も、従来から、内側部材と外側部材とを断熱部材で結合
し断熱形材とした後、この形材を整形することも行なわ
れている。しかし、その整形工程は内側部材と外側部材
とを断熱部材で結合する結合工程とは別途に考えられて
おり、装置および作業場所も工場内で別の箇所にあっ
た。このため、結合工程後の長い断熱形材を整形工程を
行なう別の場所へ移動する手間と、いずれの側において
も断熱形材を一時貯留しておくための大きなスペースを
必要としている。
は、押出し材の進行方向に矯正ロールなどからなる矯正
機を配置するとともに、連続的に押出されてくる押出し
材の寸法を矯正機に達する以前に測定し、その結果に応
じて矯正機による矯正量を制御して押出し材を目的の寸
法形状に自動整形する自動整形装置が記載されている。
また、実開平5ー33902号公報には、アルミニウム
押出し形材の成形直後に、該形材の寸法および断面形状
の矯正を一対のローラーを用いて行なう押出し形材の成
形装置が記載されている。
のものを押出しとほぼ同時に矯正する技術的思想は公知
である。しかし、押出し成形材と断熱部材を組合わせて
形成する断熱形材の整形を、結合工程とほぼ同時に行な
う技術的思想は従来に見出すことはできない。
形による内側部材と外側部材を断熱部材で結合するのと
ほぼ同時に整形をして、歪みのない断熱形材を得ること
ができる断熱形材の組み付け装置の提供を課題とする。
向させ配置した嵌合ローラーと矯正ローラーを配置し、
押出し成形したアルミニウム合金などの内側部材と外側
部材を断熱部材で結合する装置とする。内側部材と外側
部材の間に断熱部材を配置してこれを嵌合ローラーで内
側部材と外側部材にカシメ付ける。次いで矯正ローラー
で内側部材と外側部材間の間隔を矯正して整形する。
り量を考慮した過剰矯正としておくことがある。嵌合ロ
ーラーは形材移動経路を挟んで対向したローラーの間隔
を調整可能とし、また、対向している嵌合ローラーをロ
ーラー軸を結ぶ線に沿った、すなわち、形材移動経路と
直交する方向へ位置調整可能とすることがある。断熱形
材の上下面に接する押さえローラーと支持ローラーをそ
れぞれ複数備えることがある。
装置の全体を示している。この装置は図1に破線で示す
形材の移動経路1に沿って3対の嵌合ローラー、すなわ
ち、第1の嵌合ローラー(2a,3a)、第2の嵌合ロ
ーラー(2b,3b)、第3の嵌合ローラー(2c,3
c)と、1対の矯正ローラー(4,5)および図2に示
すように4対の押さえローラー(6a〜6d)と支持ロ
ーラー(7a〜7d)の対を備える。
9を有する。ベースプレート9は機枠8に断熱形材の移
動方向(左右方向とする)と直交する方向(前後方向と
する)に配置したスライド装置10により移動可能であ
り、機枠8上に設けた駆動装置11で前後方向の移動と
位置決めが行なわれる。符号12はそのためのサーボモ
ータでベルト13、ボールねじ機構14を用いて移動を
行う。嵌合ローラー(2,3)の対と矯正ローラー
(4,5)の対はその位置調整機構とともにベースプレ
ート9の上面に構成されており、嵌合ローラー(2,
3)を駆動するための動力装置15(図2,3)は機枠
8の内部に配置されている。
嵌合ローラー2aはベースプレート9に固定した前後方
向の平行なレール16に沿って移動するスライダー17
上に取り付けてあり、レール16の後部に固定した間隔
調整用のサーボモータ18とボールねじ機構などでレー
ル16上を前後に移動することができる。一方、嵌合ロ
ーラー3aはベースプレート9側に取り付けられてお
り、水平方向での位置の調整はベースプレート9ととも
に移動する量だけである。
置15からユニバーサルジョイントで連結した駆動シャ
フト19によって回転動力が伝達される。駆動シャフト
19は機枠8内に固定した駆動モータ20からベルト2
1、左右方向に配置した1本の共通シャフト22、共通
シャフト22の軸方向で間隔をおいた3箇所に取り付け
たそれぞれ1対の振分けプーリー23とこれに対応した
左右の変速機24を通して駆動される。駆動シャフト1
9は機枠8の上面やベースプレート9を貫通して嵌合ロ
ーラー(2a,3a)の回転軸25に連結してある。
の構成は他の嵌合ローラー(2b,3b)(2c,3
c)に関しても同様である。なお、各嵌合ローラー
(2,3)は、それぞれの回転軸25の軸方向で手動に
より上下位置を調節可能とされている。押えローラー6
aと支持ローラー7aの対に関し、これらのローラーは
断熱形材の移動経路1を挟んで前後位置に配置した支柱
26,26間に渡したバー27の中央に回転自在に取り
付けてある。支柱26,26は、ベースプレート9上に
固定してある。バー27は上下に2本あって上方のバー
27に押えローラー6aが下方のバー27に支持ローラ
ー7aを取付けてある。そして、2つのバー27の両端
はそれぞれ支柱26,26に上下方向の移動が可能に取
付けてある。押えローラー6aと支持ローラー7a間の
間隔調整は手動で行うようになっている。押えローラー
6aと支持ローラー7aに関する以上の構成は他の押え
ローラー6と支持ローラー7の対に関しても同じであ
る。
対は、中央の支柱26の基部に配置した共通の支持位置
調整用のサーボモータ28(図1)で前後方向と左右方
向の連動杆29,30及び上下方向の連動杆31(図
2)を用いて同時に同程度の量を調整することができ
る。矯正ローラー4,5は、ベースプレート9の上面に
前後方向に設けたレール32のスライダー33に設けた
軸34(図2)に回転自在に取付けてある。2つのスラ
イダー33はレール32上に前後方向で対向して配置さ
れており、それぞれ位置調整用のサーボモータ35とボ
ールねじ機構36で前後に移動することにより、矯正ロ
ーラー4,5の間隔を調整可能としてある。
て、ベースプレート9側に設けた高さ調整用のサーボモ
ーター38(図1)とギア機構で駆動されるピニオンに
よって矯正ローラー4,5の高さを同時に同量だけ調整
することができる。以上の構成において各サーボモータ
12,18,28,35および38はこの装置が備えた
制御装置の制御下にあって、記憶させたプログラムとデ
ータに基づいて駆動される。この実施形態の装置におい
て各部材を組み付けた後矯正して完成する断熱形材39
の1例は、図4に示すように押出し成形による内側部材
40と外側部材41を2枚のプレート状の断熱部材42
で結合した構造となる。断熱部材42は耐候性、耐薬品
性の高いフェノール樹脂をあらかじめ成形したものであ
る。
部材42の取付けはカシメによる。このため、内側部材
40、外側部材41の対向面にはそれぞれ2条の取付け
溝43が各部材の長手方向に沿って平行に設けてあり、
これらの溝43を形成する内側の壁は短く変形しにくい
受け壁44に形成され、外側の壁は側方からの押圧によ
って比較的変形しやすいカシメ壁45に形成されてい
る。カシメ壁45を内側へ押込むことによってカシメが
完成する。
しようとする断熱形材39の形番などを制御装置に入力
すると、形番に対応した各種データが読み込まれ、各サ
ーボモータ12,18,28,35および38が駆動さ
れ、嵌合ローラー(2,3)の各対における間隔と高
さ、押えローラー6と支持ローラー7の上下間隔とその
位置および矯正ローラー4,5の間隔と上下位置が決ま
り、さらにベースプレート9が移動されて形材移動経路
1の中心線がが押出し成形機などに対する所定位置に決
められる。内側部材40と外側部材41との間に断熱部
材42を配置し、取付け溝43に嵌め込んでおく。この
嵌合は緩いもので各部材は相互に固定されておらず、全
体は1体となっていない。この状態で全体を図1の左側
から移動経路1に沿って送込む。
2、第3の嵌合ローラー(2,3)の対によって徐々に
しかし確実にカシメ壁45が受け壁44側に押し込ま
れ、内側部材40と外側部材41に断熱部材42が固定
される。これにより、内側部材40と外側部材41は断
熱部材42で結合され全体が固定した1体の断熱形材3
9となる。しかし、この状態ではカシメ作業時の押圧力
によって内側部材40と外側部材41が変形して内側部
材40と外側部材41の両側において断熱部材40を挟
んだ間隔が狭まっていることがある。
いで、矯正ローラー4,5間を通過して内側部材40と
外側部材41間の間隙を矯正する。矯正ローラー4,5
は、内側部材40と外側部材41間の間隙寸法に対応し
た厚さを備え、その周縁が断面において外側ほど狭いテ
ーパー状に形成してある。したがって、矯正ローラー
4,5の間隔を小さくすると内側部材40と外側部材4
1間の間隙寸法は大きく矯正される。矯正の程度は間隔
の寸法が設定値に戻る程度とするが、次に加熱をともな
ったり、矯正を戻す方向に力を加えるような工程例え
ば、表面処理や電着塗装等がある場合、矯正を過剰に行
い、寸法の戻りをあらかじめ見込んでおくことがある。
押えローラー6と支持ローラー7の対によって内側部材
40と外側部材41の取付け溝43に断熱部材42が確
実に押し込まれ、また、断熱形材39の上下の反りや捻
りが矯正される。これによって、目的とする断熱形材3
9が完成する。以上は1つの実施形態を説明したにすぎ
ない。嵌合ローラー(2,3)、矯正ローラー(4,
5)および押えローラー6と支持ローラー7の位置の調
整はすべて手動で行えるようにしてもよい。
(4,5)はそれぞれ同じ径のものを対として図示して
いるが、対向して配置する2個のローラーを対と称して
いるのであって、一方のローラーに対して他方のローラ
ーの径が異なっていたり、材質や硬さ等が異なるなど、
同じものの組み合わせを意味したものではない。また、
押えローラー6と支持ローラー7は上下に対向したもの
を示しているが、必ずしも対向している必要はなく、2
個の支持ローラー7,7の間に押さえローラー6が位置
するような配置でも良い。
断面において外側ほど狭いテーパー状に形成した押し広
げ型のものを示したが、逆に、周縁が断面において外側
ほど広くテーパー状の溝に形成した押し潰し型のもので
あっても良い。押し潰し型はカシメ付けによって内側部
材と外側部材が広がってしまう場合に用いる。
と同時に最終寸法を決定するので、材料である各部材の
寸法公差を厳しく管理する必要がなく、押出し工程での
検査頻度を落としたり検査を省くことが可能である。こ
れにより、検査工数を削減できる。また、押出し工程で
の寸法はずれによる不良率を低減できる。最終寸法は矯
正ローラーの間隔寸法により決定されるため、常に均一
となる。そのため、嵌合工程での検査頻度を落とした
り、検査を省くことが可能となり、検査工数と削減でき
る。また、嵌合工程での寸法はずれによる不良率を低減
できる。従来行っていた別工程での矯正を行う必要がな
くなり、矯正のための工数、矯正設備、スペースが不要
となって製造コストを低減できる。また、納期遅延の要
因を省けるため、生産管理精度が向上する。
み付けて構成する断熱形材が、いろいろな寸法のもので
あっても対応することができる。請求項3に記載の構成
によれば、成形と矯正に次ぐ表面加工や塗装の後工程を
経た後の製品の寸法誤差を最小に抑制することができ、
後工程に続けて再び、整形工程を配置する必要がなくな
る。
ラーの対を全体として前後に移動できることにより、全
体を形材移動経路の中心線に一致させ、各部材の水平方
向の曲がり(反り)や完成途中の断熱形材の曲がり等を
矯正することができる。請求項5に記載の構成によれ
ば、移動中の形材を支持して移動をスムーズに行わせる
とともに上下方向の曲がり(反り)や捻れを矯正するこ
とができる。
は矯正時
Claims (5)
- 【請求項1】 形材移動経路を挟んで対向させた嵌合ロ
ーラーと、同様に移動経路を挟んで対向させた矯正ロー
ラーを形材移動経路に沿い形材導入側からこの順で配置
してあることを特徴とした断熱形材の組付け装置。 - 【請求項2】 対向した嵌合ローラ間の間隔及び対向し
た矯正ローラ間の間隔を調整可能としてあることを特徴
とした請求項1に記載の断熱材の組付け装置。 - 【請求項3】 対向した矯正ローラーの間隔をこの矯正
ローラーによる矯正量を後続の工程における戻り量を見
込んだ過剰矯正量となる間隔にしてあることを特徴とし
た請求項1または2に記載の断熱形材の組付け装置。 - 【請求項4】 対向した嵌合ローラーは、これらのロー
ラー軸を結ぶ形材の移動経路と直交した方向へ、対とし
て全体が位置を調整可能に配置してあることを特徴とし
た請求項1〜3のいずれか1つに記載の断熱形材の組付
け装置。 - 【請求項5】 形材の移動経路に沿って、形材の上面を
押さえる押さえローラーと下方で形材を支持する支持ロ
ーラーをそれぞれ複数備えていることを特徴とした請求
項1〜4のいずれか1つに記載の断熱形材の組付け装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00092598A JP3613959B2 (ja) | 1998-01-06 | 1998-01-06 | 断熱形材の組付け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00092598A JP3613959B2 (ja) | 1998-01-06 | 1998-01-06 | 断熱形材の組付け装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11192511A true JPH11192511A (ja) | 1999-07-21 |
JP3613959B2 JP3613959B2 (ja) | 2005-01-26 |
Family
ID=11487278
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00092598A Expired - Fee Related JP3613959B2 (ja) | 1998-01-06 | 1998-01-06 | 断熱形材の組付け装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3613959B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113102557A (zh) * | 2021-04-16 | 2021-07-13 | 刘赐辰 | 一种适用于铝型材加工的整形设备 |
CN114632877A (zh) * | 2022-04-26 | 2022-06-17 | 无锡市百宏传动电器有限公司 | 一种复合滑触线复合机 |
-
1998
- 1998-01-06 JP JP00092598A patent/JP3613959B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113102557A (zh) * | 2021-04-16 | 2021-07-13 | 刘赐辰 | 一种适用于铝型材加工的整形设备 |
CN113102557B (zh) * | 2021-04-16 | 2024-02-20 | 重庆中昆新材料科技有限公司 | 一种适用于铝型材加工的整形设备 |
CN114632877A (zh) * | 2022-04-26 | 2022-06-17 | 无锡市百宏传动电器有限公司 | 一种复合滑触线复合机 |
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---|---|
JP3613959B2 (ja) | 2005-01-26 |
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