JPH1119115A - 角膜手術装置 - Google Patents

角膜手術装置

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JPH1119115A
JPH1119115A JP9194833A JP19483397A JPH1119115A JP H1119115 A JPH1119115 A JP H1119115A JP 9194833 A JP9194833 A JP 9194833A JP 19483397 A JP19483397 A JP 19483397A JP H1119115 A JPH1119115 A JP H1119115A
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正典 天野
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正広 杉村
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    • A61F9/00Methods or devices for treatment of the eyes; Devices for putting-in contact lenses; Devices to correct squinting; Apparatus to guide the blind; Protective devices for the eyes, carried on the body or in the hand
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 角膜を層状に切開する際に、容易にボウマン
膜を切開することができ、均一な層状切開断面を得る。 【解決手段】 角膜表面に当接させる開口を持ち開口を
中心にして角膜周辺部に固定する固定手段と、開口から
突出する角膜を略平坦に押圧する押圧手段と、押圧手段
により略平坦に押圧された角膜を切開するためのブレー
ドと、ブレードを開口の中心方向に向けて移動する移動
手段を備えた患者眼角膜を層状に切開する角膜手術装置
において、移動手段により少なくとも角膜のボウマン膜
を含むところまで移動させたブレードを開口の中心を回
転中心として回転させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は角膜屈折矯正手術の
際に患者眼角膜を層状に切開する角膜手術装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、角膜の一端(ヒンジ)を残して角
膜上皮から実質に至る厚さ150μmほどの部分を層状
に切開することによりフラップを形成した後、エキシマ
レーザ光により実質を矯正屈折量分切除し、再びそのフ
ラップを戻して角膜屈折矯正治療を行うLASIK手術
(Laser in Situ Keratomileusis)が注目されている。
この手術においては、角膜を層状に切開するためにマイ
クロケラトーム(Microkeratome )と称される角膜手術
装置が使用されるている。
【0003】マイクロケラトームとしては、角膜表面に
吸引吸着したサクション部の開口部分から突出した角膜
部分を、角膜押え部材によって平坦に押圧した後、ブレ
ード(刃)を横振動させながらヒンジ方向に直進移動さ
せることにより、角膜を略一葉な厚さで層状に切開する
ようにしたものが知られている。ブレードを横振動させ
るのは、ブレード自体の刃先の鋭角な角度の形成には限
界があり、直進移動だけでは角膜上皮の下の比較的硬い
ボウマン膜の切開が困難であるためである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ブレー
ドを横振動させながら切開すると、横振動の移動限界点
(図7中の点A)では横方向の速度が0となるのに対
し、直進移動の速度は一定のため、点Aの位置では角膜
を切断する力が最も弱くなる。この結果、角膜の切断面
が不均一となってしまうという欠点があった。
【0005】本発明は上記問題点を鑑み、容易にボウマ
ン膜を切開することができ、均一な層状切開断面を得る
ことのできる角膜手術装置を提供することを技術課題と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、以下に示すような構成を備えることを特徴
とする。
【0007】(1) 患者眼角膜を層状に切開する角膜
手術装置において、角膜表面に当接させる開口を持ち該
開口を中心にして角膜周辺部に固定する固定手段と、前
記開口から突出する角膜を略平坦に押圧する押圧手段
と、該押圧手段により略平坦に押圧された角膜を切開す
るためのブレードと、該ブレードを前記開口の中心を通
るように移動する移動手段と、該移動手段により少なく
とも角膜のボウマン膜に達するところまで移動させた前
記ブレードを前記開口の中心を回転中心として回転する
回転手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】(2) (1)の角膜手術装置において、
層状に切開される角膜にヒンジを確保するために前記回
転手段による前記ブレードの回転を制限する回転制限手
段を備えることを特徴とする。
【0009】(3) (2)の角膜手術装置において、
層状に切開される角膜にヒンジを確保するために前記移
動手段による前記ブレードの移動を制限する移動制限手
段を備えることを特徴とする。
【0010】(4) (1)の角膜手術装置において、
前記押圧手段、ブレード及び移動手段を有する筐体を備
え、前記回転手段は前記固定手段に対して該筐体の回転
をガイドする回転ガイド手段を具備することを特徴とす
る角膜手術装置。
【0011】(5) (4)の角膜手術装置において、
前記固定手段に対して所定の回転位置で前記筐体を着脱
可能にする着脱手段を具備することを特徴とする。
【0012】(6) (1)のブレードは、ダイアモン
ド、サファイア等の鉱物を刃先に使用した鉱物ブレー
ド、あるいはステンレス等の金属を刃先に使用した金属
ブレードであることを特徴とする。
【0013】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて以下に説明
する。図1は実施例である角膜手術装置の側面断面図で
ある。
【0014】1はベース部、2はサクション部であり、
ベース部1とサクション部2は分離可能であり、回転可
能に接続される。ベース部1はベース筐体部3、角膜を
層状に切開するためのカッティングへッド部4とに大別
され、ベース筐体部3の上部には駆動モータ5、ギア
6、回転軸となる送りネジ7、送りネジ7に沿って移動
する移動ブロック8、カッティングへッド部4と移動ブ
ロック8を連結支持するための連結シャフト9等が設け
られている。
【0015】駆動モータ5による回転は、ギア6によっ
て減衰されて送りネジ7に伝えられ、送りネジ7が回転
することにより移動ブロック8が直進移動し、連結シャ
フト部9を介してカッティングへッド部4が直進移動を
行う。
【0016】図2はカッティングへッド部4とベース筐
体部3の下部の、一部断面を含む要部斜視図である。カ
ッティングへッド部4はヘッド部本体11、角膜押え部
12、ブレード13より構成される。ヘッド部本体11
には、カッティングヘッド部4を後述するガイド溝15
に沿って移動させるようにガイド用突起部11aが設け
られている。ブレード13にはダイアモンド、サファイ
ア等の鉱物を刃先に使用した鉱物ブレードやステンレ
ス、スティール等を刃先に使用した金属ブレードを用い
ることができる。
【0017】ベース筐体部3の底板3aの中央には、術
式中に患者眼角膜の切開部分を突出させるための開孔部
14が形成されている。2つの側面支柱3bの内側には
ヘッド部本体11のガイド用突起部11aが嵌合するガ
イド溝15が形成されており、このガイド溝15にガイ
ドされてヘッド部本体11が直進移動するようになって
いる。16a、16b、16cはベース筐体部3の底板
3aに設けられた3個の突起部であり、後述するサクシ
ョン部2に設けられた23a〜23cの3個の切欠部よ
り挿入され、サクション部2に対してベース部1全体を
回転可能に接続する。
【0018】17及び18はストッパ部であり、ストッ
パ部17はサクション部2に設けられるストッパ受け2
5a、25b(後述する)と対応して、ベース部1の回
転を制限する。ベース部1の回転を制限することによ
り、ブレード13を回転させて角膜外周部を切開すると
きに、ブレード13にカッティングされない部分が形成
され、フラップが患者眼角膜から完全に剥離しないよう
にするためのヒンジ部分が確保される。このため、スト
ッパ部17及びストッパ受け25a、25bは、角膜に
形成するヒンジ部分の大きさと配置を決定するように、
それぞれの大きさと位置が設定されいる。また、2つの
側面支柱3bの内側には、カッティングベース部4の直
進移動によるリニアカットの際に、ヒンジ部分を確保す
るためにカッティングベース部4の直進移動を制限する
ストッパ部18がそれぞれ設けられている。このストッ
パ部18も、ヒンジ部分の大きさを決定するようにその
位置が設定されている。
【0019】図3にサクション部2の要部斜視図を示
す。20はサクションリング、22はバキュームチュー
ブ、23a〜23cは切欠部、24は回転ガイド溝部で
ある。
【0020】サクションリング20の中央には開孔部2
1が設けられており、サクションリング20は患者眼角
膜に当接してベース部1の土台となる。バキュームチュ
ーブ22はサクションリング20と患者眼との間の空気
を排出するためのチューブであり、図示なきポンプに連
結している。サクションリング20は患者眼角膜との間
の空気が吸引排出されることにより患者眼に吸着され、
固定される。なお、バキュームチューブ22を術者が保
持できるように剛体にしても良く、その場合には術者が
バキュームチューブ22を保持することによってサクシ
ョンリング20の位置決定を容易にしたり、安定させる
こともできる。
【0021】切欠部23a〜23c及び回転ガイド溝部
24は、ベース部1とサクション部2を回転可能に接続
するためのものであり、ベース筐体部3の各突起部16
a〜16cが各切欠部23a〜23cより挿入され、ベ
ース筐体部3を回転ガイド溝部24に沿って回動させる
ことにより開孔部21の中心を回転中心にしてブレード
13が回転する。この回転に際して、切欠部23a〜2
3cとこれに対応する突起部16a〜16cの配置を1
20°の等間隔にすると、ベース部1を挿入した位置以
外にも抜けてしまう箇所ができてしまい、回転動作が途
中でがとぎれてしまうこともあり得る。そこで本実施例
では、切欠部23a〜23c(突起部16a〜16c)
の各間隔角度を、1つ目は90°、2つ目は135°、
3つ目も135°のように異なる角度にすることによ
り、所定の位置だけでの着脱を可能にしている。
【0022】25a、25bはストッパ受けであり、前
述のストッパ部17の移動を制限することにより、ベー
ス部1の回転角度を限定し、ヒンジが形成される部分を
残してブレード13による回転切開が行われないように
する。
【0023】以上のような構成を備える角膜手術装置に
おいて、図4のブレード位置に関する説明図に基づい
て、以下に動作について説明する。
【0024】術者は患者眼角膜に図示なきマーカー等の
器具によって印を付け、この印に基づいてサクションリ
ング20の傾き状態や、瞳孔中心の位置等を確認しなが
ら、患者眼瞳孔中心に対して開孔部21の中央部が位置
するように設置する。
【0025】サクションリング20を設置した後、術者
はサクションリング20の位置や態勢を保持した状態
で、図示なきポンプを作動させバキュームチューブ22
を介してサクションリング20内(サクションリング2
0と角膜表面との間の隙間内)の空気を吸引し、圧力を
低下させる。ポンプはサクションリング20内の圧力を
検知し、圧力が一定値まで下がると、その圧力を維持す
るように作動する。これにより、サクションリング20
は患者眼に固定される。
【0026】サクションリング20の固定が完了した
ら、ベース部1をサクション部2上に設置する。ベース
筐体部3の各突起部16a〜16cを、サクション部2
の対応する各切欠部23a〜23cに合わせて挿入す
る。このときのブレード13の位置(セッティング初期
位置)を図7(a)の点線部SSET で示す。
【0027】ベース部1をサクション部2に設置した
ら、術者は図示なきフットスイッチを操作し、駆動モー
タ5を回転させることによってカッティングヘッド部4
を直進移動させ、ブレード13の刃先を患者眼角膜に当
接させた後、患者眼角膜に若干の押圧力を加えるため
に、さらにカッティングヘッド部4を若干移動させる
(図7(a)中の実線部SCUT )。この位置(カッティ
ング初期位置)は後述する回転操作により、ボウマン膜
が切開できる程度にブレード13を移動させればよく、
術者の目視観察により行うことも可能であるが、カッテ
ィングヘッド部4の移動量をセンサ等で検知し、この移
動量を表示することによって容易に設定することもでき
る。また、セッティング初期位置からカッティング初期
位置までの移動距離を予め駆動モータの制御部等に記憶
させておき、自動的に移動させるようにしても良い。
【0028】ブレード13をカッティング初期位置まで
移動させた後、術者がベース筐体部3を回転させること
により、患者眼角膜は図中の斜線部LCUT で示すように
切開され、角膜上皮と共にボウマン膜も切開される。ブ
レード13の回転切開は、カッティング初期位置SCUT
の位置から開始され、ストッパ部17及びストッパ受け
25a、25bにより制限されるカッティング位置E
CUT までの回転移動により成される。
【0029】ブレード13の回転により、比較的硬いボ
ウマン膜が切開できる理由を図5を使用して説明する。
図5はブレードの切削角度に関する説明図である。図5
(a)はブレードの正面図及び断面図、図5(b)はブ
レードを直進させた場合の切削角度の説明図、図5
(c)はブレードを横方向にスライドさせながら直進さ
せた場合の切削角度の説明図である。
【0030】切削距離(刃の送り)をx、距離xを切削
したときのブレードの刃の厚さをcとする。図5(b)
に示すようにブレードを直進させた場合には、ある接触
点Pは相対的にブレード上を軌跡PS −PE で移動する
ことになり、刃の移動距離はxとなる。このため、その
切削角度は図5(a)に示した断面図と同じ切削角度α
となる。
【0031】これに対して、図5(c)に示すように、
ブレードを横方向にスライドさせながら直進させた場合
には、点Pは相対的にブレード上を軌跡PS ′−PE
で移動することになり、その移動距離はDとなる。この
ときの実際の切削角度βは、丁度、軌跡PS ′−PE
に直交する矢印Q方向より刃先断面を見たときと同じ形
状になり、切削角度αより鋭い形状となる。つまり、切
削角度βの刃先形状を備えるブレードを直進のみにより
切削した場合と同様の結果が得られることになる。
【0032】したがって、ブレード13を開孔部14の
中心を回転中心にして回転させることは、結果的にブレ
ード13を角膜に対して横方向にスライドさせながら切
開することと同じになる(最初の刃先の接触点が軌跡P
S ′−PE ′と同様な移動をする)。これにより、硬い
ボウマン膜を比較手容易に切開することができるように
なる。
【0033】ベース筐体部3の回転によりボウマン膜を
切開できたら、ベース筐体部3を反対方向に回転させ、
ブレード13が図4(b)の位置(リニアカット初期位
置)にくるように配置する。リニアカット初期位置は角
膜端部に形成されるヒンジの対向方向に位置し、ベース
筐体部3及びサクション部2に予めマーク等を施すこと
により、術者が容易にブレード13を位置させることが
できる。
【0034】ブレード13をリニアカット初期位置に配
置したら、術者はフットスイッチにより信号を発信し、
駆動モータ5を駆動させることによりブレード13をガ
イド溝部15に沿ってスライドさせ、角膜実質を切開す
る。スライドにより移動するカッティングベース部4
は、ストッパ部18に当接することにより移動限界とな
り停止し、ヒンジ部分を残した状態で患者眼角膜を層状
に切開することができる。尚、カッティングベース部4
がストッパ部18に当接したことを検出するセンサ等を
設け、カッティングベース部4がストッパ部18に当接
したら自動的に駆動モータ5を停止させるようにする
と、より好ましい。
【0035】以上のように患者眼角膜は前述した回転操
作により硬いボウマン膜が既に切開されているため、ブ
レード13を振動させることなく角膜実質を切開するこ
とができ、その切開創断面も均一にすることができる。
さらに、ボウマン膜切開と実質切開を同一のブレードに
より行うことができるため、それぞれに適した異なる方
式により切開を行う際においても、機構の組み替えやブ
レードの交換等が必要なく、これらの手間が掛からない
ので、術者の負担を軽減し、手術時間を短くすることも
可能である。
【0036】術者は角膜切開によるフラップの形成が完
了したら、ベース部1、サクション部2を取り外し、レ
ーザによる実質切除の後、フラップを元に戻すことで術
式を終了する。
【0037】本実施例ではブレード13の刃先をリニア
カット時の進行方向に対して垂直に設定したが、図6に
示すようにブレード13aの刃先の形状を直進移動の進
行方向に対して斜めに設けてもよい。この場合、回転切
開に関しては実施例と同等であるが、直進移動の際に
は、ブレード13aの刃先が進行方向に対して横方向に
スライドしながら患者眼角膜を切開することになり、前
述でも述べたように実際の刃先の切削角度よりも鋭い切
削角度で切開を行うことができ、より切開を容易に行う
ことができる。
【0038】さらに、本実施例においては、リニアカッ
ト時に駆動モータを用いてブレードを移動させたが、手
動により行うことも可能であり、回転切開を駆動モータ
によるブレード移動としてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、容易
にボウマン膜を切開することができ、均一な層状切開断
面を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例である角膜手術装置の要部側面断面図
である。
【図2】カッティングヘッド部周辺の要部斜視図であ
る。
【図3】サクション部の要部斜視図である。
【図4】ブレード位置に関する説明図である。
【図5】ブレードの切削角度に関する説明図である。
【図6】変容例のブレード形状及びブレード位置に関す
る説明図である。
【図7】従来の角膜手術装置のブレードの移動軌跡の説
明図である。
【符号の説明】
4 カッティングヘッド部 5 駆動モータ 6 ギア 7 送りネジ 8 移動ブロック 9 連結シャフト 12 角膜押え部 13 ブレード 14 開孔部 20 サクションリング 16a〜16c 突起部 23a〜23c 切欠部 24 回転ガイド溝部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者眼角膜を層状に切開する角膜手術装
    置において、角膜表面に当接させる開口を持ち該開口を
    中心にして角膜周辺部に固定する固定手段と、前記開口
    から突出する角膜を略平坦に押圧する押圧手段と、該押
    圧手段により略平坦に押圧された角膜を切開するための
    ブレードと、該ブレードを前記開口の中心を通るように
    移動する移動手段と、該移動手段により少なくとも角膜
    のボウマン膜に達するところまで移動させた前記ブレー
    ドを前記開口の中心を回転中心として回転する回転手段
    と、を備えることを特徴とする角膜手術装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の角膜手術装置において、層状
    に切開される角膜にヒンジを確保するために前記回転手
    段による前記ブレードの回転を制限する回転制限手段を
    備えることを特徴とする角膜手術装置。
  3. 【請求項3】 請求項2の角膜手術装置において、層状
    に切開される角膜にヒンジを確保するために前記移動手
    段による前記ブレードの移動を制限する移動制限手段を
    備えることを特徴とする角膜手術装置。
  4. 【請求項4】 請求項1の角膜手術装置において、前記
    押圧手段、ブレード及び移動手段を有する筐体を備え、
    前記回転手段は前記固定手段に対して該筐体の回転をガ
    イドする回転ガイド手段を具備することを特徴とする角
    膜手術装置。
  5. 【請求項5】 請求項4の角膜手術装置において、前記
    固定手段に対して所定の回転位置で前記筐体を着脱可能
    にする着脱手段を具備することを特徴とする角膜手術装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1のブレードは、ダイアモンド、
    サファイア等の鉱物を刃先に使用した鉱物ブレード、あ
    るいはステンレス等の金属を刃先に使用した金属ブレー
    ドであることを特徴とする角膜手術装置。
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