JPH11190355A - 固定型等速自在継手 - Google Patents

固定型等速自在継手

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JPH11190355A
JPH11190355A JP35794197A JP35794197A JPH11190355A JP H11190355 A JPH11190355 A JP H11190355A JP 35794197 A JP35794197 A JP 35794197A JP 35794197 A JP35794197 A JP 35794197A JP H11190355 A JPH11190355 A JP H11190355A
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JP
Japan
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joint member
retainer
guide groove
inner joint
ball
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JP35794197A
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Kenta Yamazaki
健太 山崎
Tetsuo Kadota
哲郎 門田
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NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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Publication date
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/16Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts
    • F16D3/20Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members
    • F16D3/22Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members the rolling members being balls, rollers, or the like, guided in grooves or sockets in both coupling parts
    • F16D3/223Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members the rolling members being balls, rollers, or the like, guided in grooves or sockets in both coupling parts the rolling members being guided in grooves in both coupling parts
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    • F16D2003/22303Details of ball cages
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    • F16D2300/12Mounting or assembling

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立工程の改善 【解決手段】 保持器4の内径面4aは、開口側領域が
円筒面、奥部側領域が球面になっている。抜け止め部材
5は円筒面に装着され、止め輪6で抜け止め固定され
る。保持器4の内径面4aに組み込まれた内側継手部材
2は、抜け止め部材5によって抜け止め保持される。ま
た、継手の角度変位時、内側継手部材2の外径面2aは
保持器4の球面4a2および抜け止め部材5の球面部5
cによって案内される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のドライブ
シャフトやプロペラシャフト等の連結に使用される固定
型等速自在継手に関する。
【0002】
【従来の技術】等速自在継手は、入出力軸間の角度変位
のみを許容する固定型と、角度変位及び軸方向変位を許
容する摺動型に大別され、それぞれ用途・使用条件等に
応じて機種選定される。
【0003】図8に一例として示すのは、固定型等速自
在継手として代表的なツェパー型等速自在継手(ボール
フィックスドジョイント)である。この等速自在継手
は、球面状の内径面11aに複数(通常は6本)の曲線
状の案内溝11bを軸方向に形成した外側継手部材11
と、球面状の外径面12aに複数(通常は6本)の曲線
状の案内溝12bを軸方向に形成した内側継手部材12
と、外側継手部材11の案内溝11bと内側継手部材1
2の案内溝12bとが協働して形成されるボールトラッ
クに配された複数(通常は6個)のボール13と、ボー
ル13を保持する保持器14とで構成される。
【0004】外側継手部材11の案内溝11bの中心A
と内側継手部材12の案内溝12bの中心Bとは、ボー
ル13の中心を含む継手中心面Oに対して軸方向に等距
離だけ反対側に(中心Aは継手の開口側、中心Bは継手
の奥部側に)オフセットされ、そのため、案内溝11b
と案内溝12bとが協働して形成されるボールトラック
は開口側が広く、奥部側に向かって漸次縮小した形状
(くさび状)になっている。保持器14の案内面となる
外側継手部材11の内径面11aおよび内側継手部材1
2の外径面12aの球面中心は、いずれも継手中面Oと
一致する。
【0005】外側継手部材11と内側継手部材12とが
角度θだけ角度変位すると、保持器14に案内されたボ
ール13は常にどの作動角θにおいても、角度θの2等
分面(θ/2)内に維持され、継手の等速性が確保され
る。
【0006】図9は、この種の固定型等速自在継手の一
般的な組立工程を示している。組立工程は、内側継手部
材12を保持器14の内径面に組み込む工程(工程
a)、内側継手部材12と保持器14とのアッセンブリ
を外側継手部材11の内径面に組み込む工程(工程
b)、保持器14のポケットにボール13を組み込む工
程(工程c)からなる。
【0007】組立工程aでは、内側継手部材12の軸線
と保持器14の軸線とを直交させた状態で、内側継手部
材12を保持器14の内径面に挿入し、さらに内側継手
部材12を90度回転させて両者の軸線を一致させる。
【0008】組立工程bでは、上記アッセンブリ(1
2、14)の軸線と外側継手部材11の軸線とを直交さ
せた状態で、上記アッセンブリ(12、14)を外側継
手部材11の内径面に挿入し、さらに上記アッセンブリ
(12、14)を90度回転させて両者の軸線を一致さ
せる。
【0009】組立工程cでは、内側継手部材12および
保持器14を外側継手部材11に対して大きく角度変位
させ、内側継手部材12の案内溝12bと保持器14の
ポケットを外側継手部材11の開口部から外部に出した
状態で、ボール13を1個づつ保持器14のポケットに
収容する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の固定型等速自在
継手は、上述したような複雑な組立工程を必要とするた
め、以下の点で不利である。
【0011】組立作業に熟練した技術が必要で機械化
(自動化)も困難である。
【0012】ボールの組み込みを可能にするために、
内・外側継手部材の案内溝を機能上必要な長さ(軸方向
寸法)よりも長くしておく必要がある。そのため、継手
寸法が大きくなる。
【0013】ボールの組み込みを可能にするために、
保持器のポケットの円周方向寸法を大きくしておく必要
がある(内・外側継手部材を角度変位させると、ボール
が保持器のポケット内で円周方向に動くため)。そのた
め、保持器の強度設計において不利である。
【0014】内側継手部材と軸部とは別体にしておく
必要がある(内側継手部材と軸部とを一体にしておく
と、ボールの組み込み時、軸部が外側継手部材と干渉し
て、組み込みに必要な角度変位量がとれなくなるた
め)。そのため、部品点数および組立工数の増大につな
がる。
【0015】本発明は、固定型等速自在継手における組
立性の改善を図り、よりシンプルで、軽量かつコンパク
ト、安価な構成を提供しようとするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明では、球面状の内
径面に曲線状の案内溝を軸方向に形成した外側継手部材
と、球面状の外径面に曲線状の案内溝を軸方向に形成し
た内側継手部材と、外側継手部材の案内溝と内側継手部
材の案内溝とが協働して形成されるボールトラックに配
されたボールと、ボールを保持する保持器とを備え、外
側継手部材の案内溝の中心と内側継手部材の案内溝の中
心とが、ボールの中心を含む継手中心面に対して軸方向
に等距離だけ反対側にオフセットされ、ボールトラック
がこの継手の開口側又は奥部側に向かって漸次縮小した
固定型等速自在継手において、保持器の内径面の少なく
とも開口側領域を内側継手部材の外径面に適合する円筒
面とし、かつ、その円筒面に、内側継手部材の外径面に
適合接触する球面部を有する抜け止め部材を配設した。
【0017】保持器の内径面の少なくとも開口側領域を
内側継手部材の外径面に適合する円筒面とすることによ
り、外側継手部材に保持器とボールとを組み込んだ後
に、内側継手部材を保持器の内径面に組み込むことが可
能になる。内側継手部材は保持器の内径面に組み込まれ
た後、保持器の円筒面に配設された抜け止め部材によっ
て抜け止め保持される。また、内側継手部材の外径面は
抜け止め部材の球面部によって案内される。
【0018】上記構成に加え、外側継手部材の内径面の
開口側領域を保持器の外径面に適合する円筒面とするこ
とができる。これにより、保持器の外側継手部材への組
み込みが容易になる。
【0019】外側継手部材に保持器とボールとを組み込
んだ後に、内側継手部材を組み込むことが可能になるの
で、内側継手部材と軸部とを一体化(一体形成、一体接
合)して、部品点数の削減、組立工数の削減を図ること
ができ、その場合でも、組立上の支障はきたさない。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
従って説明する。
【0021】図1に示すように、この実施形態の等速自
在継手は、球面状の内径面1aに例えば3本の曲線状の
案内溝1bを軸方向に形成した外側継手部材1と、球面
状の外径面2aに例えば3本の曲線状の案内溝2bを軸
方向に形成した内側継手部材2と、外側継手部材1の案
内溝1bと内側継手部材2の案内溝2bとが協働して形
成されるボールトラックに配された例えば3個のボール
3と、ボール3を保持する保持器4と、内側継手部材2
の外径面2aと保持器4の内径面4aとの間に介装され
た抜け止め部材5とを備えている。
【0022】図3に示すように、外側継手部材1は一端
が開口したカップ状のもので、図示されていない他端に
軸部が一体に形成され、あるいは、別体の軸部が適宜の
手段で接合される。案内溝1bの中心Aは内径面1aの
球面中心Oに対して、軸方向に(この実施形態では継手
の奥部側に)所定距離だけオフセットされている。ま
た、内径面1aの開口側領域は円筒面1a1になってい
る。円筒面1a1の内径(半径)D1は、外側継手部材
1の案内溝1bのくぼみと相俟って、図5(a)に示す
保持器4の輪郭線を包含できる程度の値に設定されてい
る。
【0023】図4に示すように、この実施形態におい
て、内側継手部材2は軸部2cと一体に形成されてい
る。これは、部品点数の削減、組立工数の削減等に配慮
したものである。案内溝2bの中心Bは、外径面2aの
球面中心Oに対して、軸方向に(この実施形態では継手
の開口側に)所定距離だけオフセットされている。案内
溝2bのオフセット量は、外側継手部材1の案内溝1b
のオフセット量と同じであるが、オフセットの方向が反
対になっている(案内溝1bは奥部側、案内溝2bは開
口側)。
【0024】図5に示すように、この実施形態におい
て、保持器4はボール3を収容する3つの窓形のポケッ
ト4bを備えている。保持器4の内径面4aは、開口側
領域が円筒面4a1、奥部側領域が球面4a2(球面中
心O)になっている。円筒面4a1の内径(半径)D5
は、内側継手部材2の外径面2aの外径(半径)D2に
対して、D5≧D2に設定されている。奥部側領域は円
錐面又は円筒面としても良い。保持器4の外径面4c
は、半径D4の球面(球面中心O)である。保持器4は
金属材料で形成しても良いが、より一層の軽量・低コス
ト化を図るため樹脂材料で形成することもできる。
【0025】この実施形態では、抜け止め部材5とし
て、図6に示すようなリングを採用している。この抜け
止め部材5は鋼材等で形成され、軸方向に突出した3つ
の爪部5bを備えている。各爪部5bの先端は、内側継
手部材2の外径面2aと同じ曲率をもった凹球状の球面
部5cになっている。尚、抜け止め部材5は樹脂等で形
成しても良い。
【0026】図7は、この実施形態の等速自在継手の組
立工程を示している。組立工程は、保持器4を外側継手
部材1の内径面1aに組み込む工程(工程a)、ボール
3を保持器の4のポケット4bに組み込む工程(工程
b)、内側継手部材2を保持器4の内径面4aに組み込
む工程(工程c)、および保持器4の内径面4a(円筒
面4a1)に抜け止め部材5を組み込み、止め輪6で抜
け止め固定する工程(工程d)からなる。
【0027】組立工程aでは、外側継手部材1の内径面
1aの開口側領域が、図5(a)に示す保持器4の輪郭
線を包含できる円筒面1a1になっているため、保持器
4を外側継手部材1に組み込むことができる。
【0028】組立工程bでは、ボール3を保持器4の内
径側からそのままポケット4bに組み込むことができ
る。そのため、従来工程(図9工程c)に比べて、ボー
ル3の組み込み作業が容易になる。また、ボール3の組
み込み時に、内側継手部材2及び保持器4を外側継手部
材1に対して角度変位させる必要がないので、内・外側
継手部材1、2の案内溝1b、2bの軸方向寸法を従来
より小さくし、また、保持器4のポケット4bの円周方
向寸法を従来より小さくすることができる。これによ
り、継手を軽量かつコンパクトにし、かつ、強度(保持
器強度)の向上を図ることができる。
【0029】組立工程cでは、保持器4の内径面4aの
開口側領域が半径D5(≧D2)の円筒面4a1であ
り、かつ、内側継手部材2の案内溝2bの中心Bが開口
側にオフセットされているため、内側継手部材2の軸線
を保持器4及び外側継手部材1の軸線に一致させた状態
で、内側継手部材2を軸方向に進めて保持器4の内径面
4aおよびボール3の内側に組み込むことができる。そ
のため、従来工程(図9工程a)に比べて、内側継手部
材2の組み込み作業が容易になる。また、外側継手部材
1に保持器4とボール3を組み込んだ後に、内側継手部
材2を組み込むことができるので、内側継手部材2に軸
部2cを一体化した場合でも、組立に支障がない。
【0030】組立工程dでは、抜け止め部材5を保持器
4の内径面4a(円筒面4a1)に組み込み、その球面
部5cを内側継手部材2の外径面2aに適合させて、止
め輪6で抜け止め固定する。尚、止め輪6に代えて、抜
け止め部材5を保持器4の円筒面4a1に加締め、固着
(溶着等)、凹凸係合(例えば、抜け止め部材5に設け
た突出部を保持器4の円筒面4a1に設けた係合溝に係
合させる。)等の手段で抜け止め固定しても良い。
【0031】外側継手部材1、内側継手部材2、ボール
3、保持器4、および抜け止め部材5を上述したような
態様で組立てると、図1に示すこの実施形態の等速自在
継手が完成する。外側継手部材1の案内溝1bの中心A
と内側継手部材2の案内溝2bの中心Bとが、ボール3
の中心を含む継手中心面Oに対して軸方向に等距離だけ
反対側(中心Aは継手の奥部側、中心Bは継手の開口
側)にオフセットされている。そのため、案内溝1bと
案内溝2bとが協働して形成されるボールトラックは奥
部側が広く、開口側に向かって漸次縮小したくさび状に
なる。
【0032】図2(図1のX部の拡大図)に示すよう
に、保持器4の内径面4aに組み込まれた内側継手部材
2は抜け止め部材5によって抜け止め保持される。ま
た、継手の角度変位時、内側継手部材2の外径面2aは
保持器4の球面4a2および抜け止め部材5の球面部5
cによって案内される。
【0033】尚、この実施形態では、抜け止め部材とし
て一体リングを採用しているが、必要な抜け止め強度が
得られる場合は、図6に示す形態に準じた分割リング
(一分割又は複数分割)を採用しても良い。また、抜け
止め部材を弾性部材例えば波板バネ、ゴムリング、樹脂
リング等によって内側継手部材側に押圧付勢しても良
い。さらに、本発明の抜け止め部材は特にリング状のも
のに限定されず、本発明の目的を達成できる範囲におい
て、材質、形状等を任意に変更できる。
【0034】
【発明の効果】本発明は以下に示す効果を有する。
【0035】(1)保持器の内径面の少なくとも開口側
領域に内側継手部材の外径面に適合する円筒面を設け、
かつ、その円筒面に抜け止め部材を配設することによ
り、内側継手部材の組み込み作業を容易化することがで
きる。また、外側継手部材に保持器とボールを組み込ん
だ後に、内側継手部材を組み込むことができるので、内
側継手部材に軸部を一体化して、部品点数及び組立工数
を削減することができる。さらに、抜け止め部材は、内
側継手部材の外径面に適合接触する球面部を有するの
で、球面部によって内側継手部材の外径面を案内させる
ことができる。
【0036】(2)ボールの組み込み時に、内側継手部
材及び保持器を外側継手部材に対して角度変位させる必
要がないので、内・外側継手部材の案内溝の軸方向寸法
を従来より小さくし、また、保持器のポケットの円周方
向寸法を従来より小さくすることができる。これによ
り、継手を軽量かつコンパクトにし、かつ、強度(保持
器強度)の向上を図ることができる。
【0037】(3)外側継手部材の内径面の開口側領域
を保持器の外径面に適合する円筒面とすることにより、
保持器の外側継手部材への組み込み作業を容易化するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す横断面図(図a)、図
(a)におけるb−b縦断面図(図b)である。
【図2】図1におけるX部の拡大縦断面図である。
【図3】外側継手部材を示す縦断面図である。
【図4】内側継手部材を示す縦断面図である。
【図5】保持器の縦断面図(図a)、図(a)の右方向
矢視図(図b)である。
【図6】抜け止め部材の正面図(図a)、図(a)のb
−b断面図(図b)である。
【図7】実施形態の等速自在継手の組立工程を示す図で
ある。
【図8】従来の固定型等速自在継手を示す縦断面図(図
a)、横断面図(図b)である。
【図9】従来の固定型等速自在継手の組立工程を示す図
である。
【符号の説明】
1 外側継手部材 1a 内径面 1b 案内溝 2 内側継手部材 2a 外径面 2b 案内溝 3 ボール 4 保持器 5 抜け止め部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 球面状の内径面に曲線状の案内溝を軸方
    向に形成した外側継手部材と、球面状の外径面に曲線状
    の案内溝を軸方向に形成した内側継手部材と、外側継手
    部材の案内溝と内側継手部材の案内溝とが協働して形成
    されるボールトラックに配されたボールと、ボールを保
    持する保持器とを備え、外側継手部材の案内溝の中心と
    内側継手部材の案内溝の中心とが、ボールの中心を含む
    継手中心面に対して軸方向に等距離だけ反対側にオフセ
    ットされ、ボールトラックがこの継手の開口側又は奥部
    側に向かって漸次縮小した固定型等速自在継手におい
    て、 前記保持器の内径面の少なくとも開口側領域を前記内側
    継手部材の外径面に適合する円筒面とし、かつ、その円
    筒面に、前記内側継手部材の外径面に適合接触する球面
    部を有する抜け止め部材を配設したことを特徴とする固
    定型等速自在継手。
  2. 【請求項2】 前記外側継手部材の内径面の開口側領域
    が保持器の外径面に適合する円筒面であることを特徴と
    する請求項1記載の固定型等速自在継手。
  3. 【請求項3】 内側継手部材と軸部とが一体化されたこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の固定型等速自在継
    手。
JP35794197A 1997-12-25 1997-12-25 固定型等速自在継手 Pending JPH11190355A (ja)

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