JPH11188020A - 神経機能の診断装置 - Google Patents

神経機能の診断装置

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JPH11188020A
JPH11188020A JP9359906A JP35990697A JPH11188020A JP H11188020 A JPH11188020 A JP H11188020A JP 9359906 A JP9359906 A JP 9359906A JP 35990697 A JP35990697 A JP 35990697A JP H11188020 A JPH11188020 A JP H11188020A
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test
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JP9359906A
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Kiyoshi Kawamura
清 川村
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Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】検査担当者が誰であっても、常に一定の条件で
検査ができ、しかも検査担当者の負担を軽減し、信頼性
の高い検査結果を得ることができる神経機能の診断装置
を実現する。 【解決手段】各種検査画面を表示装置1に表示し、ポイ
ンティングデバイス2,3を用いて被験者に項目を選択
させることにより、被験者が画面と対話して検査を実行
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータの処
理により精神神経機能の検査を行う神経機能の診断装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】潜在的精
神神経機能を検査するために、被験者(患者)に検査を
実施している。実施の方法は、用紙に問題を書いて被験
者に見せて選択させたり、積み木を組ませたりすること
による。ところが、前記のような検査方法では、検査担
当者の指導の仕方により検査結果が大きく変わることが
あり、検査条件を一定にすることができないという問題
がある。
【0003】また、被験者の検査状況を常に監視してい
ないと、検査がうまくできない。例えば、被験者が問題
を取り違えて解答を続けると、検査自体が無効になる
し、最後まで検査ができたとしても、間違った回数、停
止した時間などをチェックしないと検査条件が平等にな
らない。要するに、従来の検査方法では、検査担当者の
負担が大きく、かつ検査結果が検査担当者の指導に影響
されるため、検査結果の信頼性が低くなるという問題が
あった。
【0004】したがって、検査担当者が誰であっても、
常に一定の条件で検査ができ、しかも検査担当者の負担
を軽減し、信頼性の高い検査結果を得ることができる神
経機能の診断装置の出現が望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】本発明の
神経機能の診断装置は、各種検査画面を表示装置に表示
し、ポインティングデバイスを用いて被験者に項目を選
択させることにより、被験者が画面と対話して検査を実
行するものである(請求項1)。前記の構成によれば、
コンピュータとの対話形式で各種検査を実施することが
できるので、検査担当者が誰であっても、常に一定の条
件で検査ができ、しかも検査担当者の負担を軽減し、信
頼性の高い検査結果を得ることができる。
【0006】検査の手順としては、最初の画面におい
て、画面表示と音声メッセージにより検査方法を説明
し、本検査の手順に入る。本検査には、ナンバーコネク
ションテスト(記号追跡検査)、フィギュアポジション
テスト(図形配置検査)、デジットシンボルテスト(記
号選択検査)、ブロックデザイン検査、リアクションタ
イム テスト(反応時間検査)などの種類がある。
【0007】検査の進行状況はメモリに記憶し、検査結
果を表示装置に表示し、被験者の個人データとしてファ
イルすることが好ましい。また、各種検査実施時におい
て、被験者の検査状況を監視する監視手段と、監視手段
により得られた情報と予め設定された条件とを比較し、
設定された条件で実施されていない場合には、被験者に
所定の指示を行う検査補正手段とを有することが好まし
い(請求項2)。この「所定の指示」には、エラー指
示、注意喚起若しくは誘導、再検査指示などがある。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、神経機
能の診断装置の概略構成図である。診断装置は、診断プ
ログラムを実行するパーソナルコンピュータ1、検査画
面を表示し項目を選択させるタッチパネル2、検査画面
の上で項目を選択するタッチペン3、情報を入力するテ
ンキーパッド5、検査結果を印字するプリンタ6などか
ら構成される。4aは映像信号用ケーブル、4bはシリ
アル通信ケーブルである。
【0009】パーソナルコンピュータ1は、携帯に便利
なノート型パソコンが使われるが、これに限らずどのよ
うな型のものでもよい。また、項目の選択のためにタッ
チパネル2とタッチペン3の組合せ以外に、カーソルと
マウスやキーとの組合せなど他のポインティングデバイ
スを用いてもよい。
【0010】図2は、診断の全体の流れを説明するフロ
ーチャートである。本発明の神経機能の診断を実施する
にあたっては、被験者に、タッチパネル2の前に座って
もらい、被験者がコンピュータと対話をする形式で進ん
でいく。まず、タッチパネル2に、メインメニュー画面
(図3参照)を表示する(ステップS1)。この画面に
は、「検索・初期情報入力」「検査開始」「再検査設
定」「臨床検査値入力」「保存」「終了」の各キーが設
けられている。
【0011】検索・初期情報入力キーは、被験者の特定
・検索を行うためのキーである。検査開始キーは8種類
の検査を新たに実施するときに操作するキーである。再
検査設定キーは、検査途中で何らかの理由で検査を中断
した場合1時間以内であれば、引き続き当該検査を継続
するときに操作するキーである。臨床検査値入力キー
は、検査実施後に、臨床検査値を入力するキーである
が、本発明の実施に直接関係ないので、以下説明は省略
する。保存キーは、検査結果等を所定のメモリ(例えば
パーソナルコンピュータ1のセットされたフロッピーデ
ィスクやDVD−RAM)に保存するときに操作するキ
ーである。終了キーは、検査を終了したいときに操作す
るキーである。
【0012】被験者が、検索・初期情報入力キー操作す
ると、ID検索画面、初期情報検索画面、初期情報入力
画面といった各画面(いずれも図示せず)が現れるの
で、それらの画面を介して、被験者を特定する情報を検
索したり、入力したりすることができる(図2のステッ
プS2)。例えば、被験者のID(識別番号)若しくは
名前、カルテ番号、性別、生年月日、年齢、施設名、検
査担当者、などである。
【0013】これらの検索・初期情報入力操作が終了す
ると、被験者は、検査開始、再検査設定のいずれかのキ
ーを操作する(ステップS3)。検査開始のキーが操作
されると、検査説明画面(図示せず)が現れ、音声メッ
セージにより検査の要領説明がなされる。そして、1か
ら8までの各検査が順番に開始される(ステップS7〜
S11)。なお、各検査の前に被験者が望めば練習問題
をすることもできる。すべての検査が終了すると、ステ
ップS12に進み、検査終了画面(図示せず)を表示
し、終了キーより終了の操作がされると(ステップS1
3)、検査を終了する。
【0014】なお、各検査の途中で当該検査を強制終了
させることもできる(ステップS10)。ステップS3
で、再検査を設定したときは、再検査設定画面(図4参
照)が現れる。この再検査設定画面では、いままでの検
査結果を判定し、再検査が必要な検査がチェックマーク
(×)を付けて表示される(図4では検査3にチェック
マークが付いている)。また、タッチペン3などを使っ
て再検査する項目を任意に設定することもできる。
【0015】チェックマークが付いている検査の再検査
を実施し(ステップS4)、再検査が終了すると(ステ
ップS5)、前記検査終了画面(ステップS12)に移
る。以上が診断の全体の流れの概要である。以後、それ
ぞれの検査1〜8について、それらの内容を説明する。 (1) 検査1(ナンバーコネクションテスト(記号追跡検
査)A) この検査は、数字に順番に線を引いていく検査である。
被験者は、間違って、ある数字を飛ばして線を引く場合
や、数字を抜かすことはないが何度も異なる数字に線を
引く場合や、数字を発見できず、制限時間が経過する場
合がある。従来の問題用紙に書かせる検査では、このよ
うな状況は、検査担当者が詳細に観察していないと分か
らなかったが、本発明の検査では、コンピュータによ
り、自動的にチェックすることができる。
【0016】図5のフローチャート参照。「はじめ」の
キーを押し下げると(ステップT1)、検査1の画面が
現れる(図6参照)。被験者は、この画面を見ながら、
番号順にタッチペン3をタッチしていく。最初の番号
(ポイントという)1を通過すると(ステップT2)、
検査時間タイマと点滅用タイマがスタートする(ステッ
プT3)。検査時間タイマは、最初のポイントにペンを
置いたときから検査時間を測定するためのものであり、
点滅用タイマは、ポイントの通過時間を測定するもので
ある。
【0017】次に通過したポイントが正解であれば(ス
テップT10のYES)、正常音を鳴らし(ステップT
11)、点滅用タイマのスタートを再開する(ステップ
T12)。不正解であれば、(ステップT10のN
O)、異常音を鳴らし(ステップT13)、エラーであ
ることを被験者に知らせ、間違った(NG)回数を計算
する(ステップT14)。
【0018】最終ポイントを通過するまで、以上の手順
を繰り返すが、途中で検査時間タイマが制限時間(例え
ば3分)の計測を完了すると(ステップT4のYE
S)、検査を終了し、検査時間、NG回数、誘導回数を
ファイルに保存する(ステップT16)。また、ポイン
トの通過時間が点滅用タイマの計測時間(例えば20
秒)を過ぎれば(ステップTのYES)、点滅用タイマ
を停止し(ステップT6)、次のポイントを点滅させて
被験者に教え(ステップT7)、誘導回数を加算する
(ステップT8)。
【0019】制限時間以内に最終ポイントを通過する
と、検査を終了し、検査時間(制限時間以内に終了しな
い場合は最終ポイントの数字)、NG回数、誘導回数を
検査結果としてファイルに保存する(ステップT1
6)。 (2) 検査2(ナンバーコネクションテスト(記号追跡
検査)B) この検査は、番号と文字(50音など)が混じってい
て、それらを交互に追跡していく検査である。その手順
は、番号を追跡する検査1と基本的に同様であるので、
説明は省略する。
【0020】(3) 検査3(フィギュアポジションテスト
(図形配置検査)) この検査は、図形の配置を被験者に覚えさせ、後にその
配置を再現させる検査である。従来では、紙などで図形
の模型を作って型枠内に並べさせていたが、模型が型枠
からはみ出した場合に、検査担当者が被験者に注意し誘
導する必要があった。本発明の検査では、画面上に図形
と枠が示してあり、被験者がタッチペン3で図形を動か
して枠内に配置したときは正常音をならし、枠内に配置
しない場合は正常音をならさないようにして、被験者に
図形が枠内に配置できたことを知らせる。このようにし
て、図形を枠内に配置するように被験者の注意を喚起
し、被験者を誘導することができるので検査担当者の負
担を軽減することができる。また、図形を何回移動させ
たかについても記憶しており、検査状況をより正確に把
握できる。
【0021】図7のフローチャート参照。「はじめ」の
キーを押し下げると(ステップU1)、図形が配置され
た画面が一定時間(15秒)現れる(ステップU2)。
その後、全図形を下に移動させ(図8参照)、検査時間
タイマをスタートさせる(ステップU3)。被験者は、
この画面を見ながら、タッチペン3を用いて1つ1つの
図形を記憶に基づいて再配置する。
【0022】1つの図形を枠内に配置したとき(ステッ
プU9)、図形が正しい枠内であれば(ステップU10
のYES)、当該図形を枠の中央に移動させ(ステップ
U11)、正常音を鳴らし移動回数をカウントする(ス
テップU12)。図形が正しい枠になければ、図形を下
に戻す(ステップU13)。他の図形についても配置を
し、全ての図形(図8では3つの図形を表示している)
について配置が完了すれば(ステップU14のYE
S)、被験者が検査が終わったと認識しているかどうか
に関係なく、検査に要した時間を記憶する(ステップU
15)。このようにして、従来のように、検査担当者が
被験者の合図に基づいて検査時間を記録していた場合に
比べて、検査時間を客観的にかつ正確に記録することが
できる。
【0023】被験者が検査が終わったと認識して「終わ
り」キーを押せば(ステップU4のYES)、全図形の
配置が完了しているかどうかを確認し(ステップU
5)、完了していれば、ステップU7に進み、終了、打
ち切りの別、検査時間、正解数、移動回数(1つの図形
につき何回図形の移動を行ったか)をファイルに保存す
る(ステップU7)。完了していなければ(ステップU
5のNO)、異常音を鳴らし、検査に戻る。
【0024】また、検査の途中で制限時間(例えば90
秒)が経過すれば(ステップU8のYES)、検査を中
止しステップU7に進む。 (4) 検査4(デジットシンボルテスト(記号選択検
査)) この検査は、制限時間内に、記号に対応した数字をでき
るだけ多く選択する。画面に記号を順に表示し、記号に
対応するボタンを押したかどうかを監視し、正しいボタ
ンが押されたときに正常音をならす。また、被験者の正
解不正解を監視し、所定問題数連続不正解ならば、操作
方法を確認するために注意を喚起して練習問題に移行さ
せる。これにより、検査担当者の負担を軽くすることが
できる。検査結果としては、終了又は時間切れの別、検
査時間、正解数を記録する。
【0025】図9のフローチャート参照。「はじめ」の
キーを押し下げると(ステップV1)、検査時間タイマ
がスタートし(ステップV2)、検査4の画面が現れる
(図10参照)。この画面で1つの記号が強調表示され
る(ステップV3)。被験者は、この画面を見ながら、
表示されている記号に対応する番号をタッチペン3でタ
ッチする。
【0026】選択が正しければ(ステップV5のYE
S)、正解かどうかにかかわらず正常音を鳴らし解答数
をカウントしていく(ステップV6)。正解であれば
(ステップV7のYES)、正解数を加算し(ステップ
V11)、次の記号を強調表示する(ステップV3)。
不正解であれば(ステップV7のNO)、連続してN回
(例えばN=10)不正解かどうか判定し(ステップV
8)、連続してN回不正解であれば、操作上の誤りがあ
るとみなして警告を出す(ステップV9)。被験者が確
認すれば、練習問題に移る。
【0027】全ての記号を解答すれば(ステップV12
のYES)、検査時間、正解数をファイルに保存して検
査を終了する(ステップV13)。なお、解答途中で制
限時間(例えば60秒)が経過すれば(ステップV4の
YES)、検査時間、正解数をファイルに保存して検査
を終了する(ステップV13)。
【0028】(5) 検査5(ブロックデザイン検査) この検査は、6種類のカードの中から4枚選んで、問題
として作成されている模様と同じ模様を作成する。従来
積み木を用いて行っていたテストである。本発明の検査
では、画面上にカードと枠が示してあり、被験者がタッ
チペン3でカードを動かして枠内に配置したときは正常
音をならし、枠内に配置しない場合は正常音をならさな
いようにして、被験者にカードが枠内に配置できたこと
を知らせる。このようにして、カードを枠内に配置する
ように被験者の注意を喚起し、被験者を誘導することが
できるので検査担当者の負担を軽減することができる。
また、カードを何回移動させたかについても記憶してお
り、検査状況をより正確に把握できる。検査結果とし
て、各問題ごとの検査時間、正解/不正解、全正解数を
記録する。
【0029】図11のフローチャート参照。「はじめ」
のキーを押し下げると(ステップW1)、ブロックによ
り構成された模様が検査中表示される。そして、カード
を所定位置に移動し(図12参照)、検査時間タイマを
スタートさせる(ステップW3)。被験者は、この画面
を見ながら、タッチペン3を用いて1つ1つカードを再
配置する。
【0030】1つのカードを正しく配置したとき(ステ
ップW9)、カードが正しい枠内であれば(ステップW
10のYES)、当該カードを枠の中央に移動させ(ス
テップW11)、正常音を鳴らす(ステップW12)。
カードが正しい枠になければ、カードを元の位置に戻す
(ステップW13)。他のカードについても配置をし、
全てのカードについて配置が完了すれば(ステップW1
4のYES)、被験者が検査が終わったと認識している
かどうかに関係なく、検査に要した時間を記憶する(ス
テップW15)。このようにして、従来のように、検査
担当者が被験者の合図に基づいて検査時間を記録してい
た場合に比べて、検査時間を客観的にかつ正確に記録す
ることができる。
【0031】被験者が検査が終わったと認識して「終わ
り」キーを押せば(ステップW4のYES)、全カード
の配置が完了しているかどうかを確認し(ステップW
5)、完了していれば、ステップW7に進み、全問(例
えば5問)終了していなければ、(ステップW2)に戻
る。全問終了すれば、各問ごとの終了又は中断の別、検
査時間、正解数、移動回数をファイルに保存する(ステ
ップW7)。完了していなければ(ステップW5のN
O)、異常音を鳴らし(ステップW6)、検査に戻る。
【0032】また、検査の途中で制限時間(例えば60
秒)が経過すれば(ステップW8のYES)、検査を中
止しステップW7に進む。 (6) 検査6(リアクションタイムテスト(反応時間検
査)A) この検査は、画面のある部分の色が変化したときに、被
験者に押しボタンを押させて、その反応時間をチェック
する検査である。従来は、この検査のために特別の機械
が必要であったが、本発明では、コンピュータ画面に表
示することにより、他の検査と同様、コンピュータとの
対話形式で行うことができる。その結果、被験者と検査
担当者との両方の負担を軽減し、検査を一定条件で正確
かつ短時間に実施することができる。再検査の回数も減
らすことができる。また、従来のように検査の結果を再
度コンピュータに入力していた手間もなくなる。
【0033】図13のフローチャート参照。「はじめ」
のキーを押し下げると(ステップX1)、円が1つ表示
された画面が現れる(図14参照)。検査時間タイマが
スタートし(ステップX2)、ある時点で円の色が白色
から赤色に変更する(ステップX3)。この時点で反応
回数を0とおき(ステップX4)、反応時間タイマをス
タートさせる(ステップX5)。被験者が押し下げボタ
ンを押すと(ステップX6)、それが1回目の反応かど
うか判定し(ステップX7)、1回目の反応であれば、
円の色が赤色になっているかどうかを判定し(ステップ
X8)、赤色になっていれば、正しく反応したものとし
て反応時間を記憶する(ステップX9)。赤色になって
いなければ誤反応であるのでその旨を記憶する(ステッ
プX10)。なお、ステップX7で2回目以後の反応で
あれば、反応回数を加算し記憶する(ステップX1
1)。
【0034】制限時間(例えば60秒)が経過すれば
(ステップX12のYES)、赤色に変わったのに反応
しなかった回数を未反応数として記憶して(ステップX
13)、正常反応回数、反応時間、誤反応数、未反応数
をファイルに保存する(ステップX14)。 (7) 検査7(リアクションタイムテスト(反応時間検
査)B) この検査も、検査6と同様、画面のある部分の色が変化
したときに、被験者に押しボタンを押させて、その反応
時間をチェックする検査であるが、検査6と異なるとこ
ろは、円の色が赤/青/黄と順不同に不定間隔で変化
し、青又は黄から赤に変化したときみ押しボタンを押さ
せることである。
【0035】フローチャートは図13と、画面は図14
のものと同様であるので、説明を省略する。 (8) 検査8(リアクションタイムテスト(反応時間検
査)C) この検査も、検査6と同様、画面のある部分の色が変化
したときに、被験者に押しボタンを押させて、その反応
時間をチェックする検査であるが、検査6と異なるとこ
ろは、円の色が赤/青/黄と順不同に不定間隔で変化
し、黄から赤に変化したときみ押しボタンを押させるこ
とである。
【0036】フローチャートは図13と、画面は図14
のものとほぼ同様であるので、説明を省略する。
【図面の簡単な説明】
【図1】神経機能の診断装置の概略構成図である。
【図2】診断の全体の流れを説明するフローチャートで
ある。
【図3】メインメニュー画面の表示図である。
【図4】再検査設定画面の表示図である。
【図5】ナンバーコネクションテスト(記号追跡検査)
の検査手順を示すフローチャートである。
【図6】ナンバーコネクションテスト(記号追跡検査)
の検査画面の表示図である。
【図7】フィギュアポジションテスト(図形配置検査)
の検査手順を示すフローチャートである。
【図8】フィギュアポジションテスト(図形配置検査)
の検査画面の表示図である。
【図9】デジットシンボルテスト(記号選択検査)の検
査手順を示すフローチャートである。
【図10】デジットシンボルテスト(記号選択検査)の
検査画面の表示図である。
【図11】ブロックデザイン検査の検査手順を示すフロ
ーチャートである。
【図12】ブロックデザイン検査の検査画面の表示図で
ある。
【図13】リアクションタイムテスト(反応時間検査)
の検査手順を示すフローチャートである。
【図14】リアクションタイムテスト(反応時間検査)
の検査画面の表示図である。
【符号の説明】
1 パーソナルコンピュータ 2 タッチパネル 3 タッチペン 5 テンキーパッド 6 プリンタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンピュータの処理により精神神経機能の
    検査を行う神経機能の診断装置であって、 各種検査画面を表示装置に表示し、ポインティングデバ
    イスを用いて被験者に項目を選択させることにより、被
    験者が画面と対話して検査を実行することを特徴とする
    神経機能の診断装置。
  2. 【請求項2】各種検査実施時において、被験者の検査状
    況を監視する監視手段と、監視手段により得られた情報
    と予め設定された条件とを比較し、設定された条件で実
    施されていない場合には、被験者に所定の指示を行う検
    査補正手段とを有することを特徴とする請求項1記載の
    神経機能の診断装置。
JP9359906A 1997-12-26 1997-12-26 神経機能の診断装置 Pending JPH11188020A (ja)

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