JPH11187266A - 画像処理装置および画像形成装置 - Google Patents

画像処理装置および画像形成装置

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JPH11187266A
JPH11187266A JP9350884A JP35088497A JPH11187266A JP H11187266 A JPH11187266 A JP H11187266A JP 9350884 A JP9350884 A JP 9350884A JP 35088497 A JP35088497 A JP 35088497A JP H11187266 A JPH11187266 A JP H11187266A
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Hiroki Sugano
浩樹 菅野
Takayuki Sawada
崇行 澤田
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】下地のある原稿を複写した場合であっても、下
地濃度を調整して下地濃度を薄くしても、文字が読みに
くくなったりして、薄くなることはなく、高画質に複写
可能であり、しかも、裏写りのある原稿に対しても同様
な効果が得られる画像処理装置および画像形成装置を提
供する。 【解決手段】濃度分布算出部201 は、入力されるカラー
画像データを基に原稿の濃度分布を算出し、下地濃度レ
ベル算出部202 に送る。下地濃度レベル算出部202 は、
濃度分布算出部201 で算出された濃度分布を基に原稿の
下地濃度レベルを算出し、濃度変換テーブル作成部203
に送る。濃度変換テーブル作成部203 は、下地濃度レベ
ル算出部202 で算出された下地濃度レベルを基に濃度変
換テーブルを作成する。画像変換部204 は、濃度変換テ
ーブル作成部203 にて作成された濃度変換テーブルを基
に、入力されるカラー画像データの画像濃度を変換す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、カラー
画像の複製画像を形成するデジタル式のカラー複写機な
どの画像形成装置において原稿から読取ったカラー画像
を処理する画像処理装置、および、この画像処理装置を
用いたデジタル式のカラー複写機などの画像形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複写対象となる原稿は様々であ
り、複製画像の用途に応じて必ずしも原稿を忠実に再現
すればよいわけではない。たとえば、新聞やノートのよ
うに、下地の濃度が濃い原稿の場合、その下地濃度を忠
実に再現すると、文字部のコントラストが低下し、非常
に読みにくい複製画像となってしまう。
【0003】また、雑誌などでは、紙が薄い場合には裏
のページが透けて見える場合が多く、そのような画像を
複写すると、複写したい画像とともに裏のページも複写
され、いわゆる裏写りが起きてしまう。
【0004】したがって、通常、新聞、ノート、雑誌な
どを複写する場合は、複写濃度をマニュアル調整して薄
くし、下地や裏写りを少なくなるように設定して複写を
行なっている。
【0005】上記説明した濃度の設定は自動で行なわれ
る場合もある。たとえば、特開平3−88569号公報
では、画像全体の濃度分布特性を検出し、その濃度分布
特性をパラメータとして濃度変換特性を設定すること
で、自動的に濃度調整レベルを設定する。そうすれば、
ユーザは原稿ごとに下地濃度を考慮して濃度設定する必
要がなく、簡単に複写作業が行なえる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、新
聞、ノート、雑誌などの下地や裏写りのある原稿を複写
する場合は、複写濃度をマニュアル調整して薄くし、下
地や裏写りを少なくなるように設定して複写を行なうこ
とが可能である。
【0007】しかしながら、新聞などの下地のある原稿
を複写濃度を調整して薄くして複写した場合、下地は薄
くなるが、同時に文字の濃度も薄くなり、必ずしも読み
やすく、きれいな複写画像が得られるわけではない。ま
た、裏写りのある原稿に対して同様な操作を行なった場
合も同様である。
【0008】さらに、上述した濃度の設定が自動で行な
われる場合も同様であり、ユーザは原稿ごとに下地濃度
を考慮して濃度設定する必要がなく、簡単に複写作業が
行なえるが、下地は薄くなると同時に、文字の濃度も薄
くなってしまう。
【0009】ところが、カラー複写を行なう場合は別の
問題が起きる。通常、カラー原稿は下地の色を意図的に
付けている場合が多く、下地の色を除去することは必ず
しも好ましくない。新聞のように下地を除去すべき原稿
と、色の付いた用紙に書かれた印刷物のように下地除去
すべきでない原稿とを区別し、下地を除去すべき原稿の
場合のみ下地除去することが必要となる。
【0010】また、写真を含む原稿の場合には、下地の
除去や裏写りの除去を画像全体に対して一律に行なう
と、本来は写真部は忠実な濃度再現が必要であるが、写
真の濃度が低下してしまう。すなわち、写真領域に対し
ては、下地や裏写りの処理がなされないようにすること
が必要となる。
【0011】前述した特開平3−88569号公報で
は、原稿画像の文字部と写真部を画素ごとに判別し、そ
れぞれに適した濃度変換特性で濃度変換することを行な
っている。この方法では、写真領域の濃度変換は適切に
行なうことが可能になるが、依然、下地を含む文字領域
については、下地除去したくない原稿であっても、下地
の色は常に除去されてしまう。
【0012】一方、カラー原稿で、特に問題が顕著とな
る裏写りのあるカラー原稿において、下地濃度を薄くす
ることで裏写りを少なくする場合、下地色の無い原稿で
は効果があるが、下地に色が付いている原稿を複写する
場合は、裏写りが少なくはなるが、下地の色が変化して
しまい、問題となる。したがって、下地色のあるカラー
原稿の場合は、下地色を保存したまま裏写りを消去する
ことが課題となる。
【0013】また、カラー原稿、特に下地色のあるカラ
ー原稿の場合は、原稿全体に対して大部分の面積を占め
る下地領域は、一般的な記録装置の記録特性では濃度の
むらが目立ちやすい。たとえば、デジタル複写機におい
て、下地領域を検出して、下地濃度を一定に出力すれ
ば、下地濃度むらも抑制することが可能となる。
【0014】そこで、本発明は、下地のある原稿を複写
した場合であっても、下地濃度を調整して下地濃度を薄
くしても、文字が読みにくくなったりして、薄くなるこ
とはなく、高画質に複写可能であり、しかも、裏写りの
ある原稿に対しても同様な効果が得られる画像処理装置
および画像形成装置を提供することを目的とする。
【0015】また、本発明は、写真が混在する原稿であ
っても、写真部分の濃度は忠実に保存され、色や濃度が
変わってしまうことのない画像処理装置および画像形成
装置を提供することを目的とする。
【0016】さらに、本発明は、下地色がある原稿で
も、下地の色は保存したまま裏写りを抑制することが可
能であり、同時に下地の濃度むらも少なくすることがで
きる画像処理装置および画像形成装置を提供することを
目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の画像処理装置
は、入力される画像データに基づき画像データの濃度分
布を求める第1の処理手段と、この第1の処理手段にて
求められた濃度分布に基づいて、下地に対応する画像デ
ータを含む濃度範囲を求める第2の処理手段と、この第
2の処理手段にて求められた濃度範囲内の画像データに
対し、特定の値の出力データに変換して出力する変換手
段とを具備している。
【0018】また、本発明の画像処理装置は、入力され
る画像データに基づき画像データの濃度分布を求める第
1の処理手段と、この第1の処理手段にて求められた濃
度分布に基づいて、下地に対応する画像データを含む濃
度範囲を求める第2の処理手段と、前記第1の処理手段
にて求められた濃度分布に基づいて、下地に対応する画
像データが変換されるべき特定の出力データ値を求める
第3の処理手段と、前記第2の処理手段にて求められた
濃度範囲内の画像データに対し、前記第3の処理手段に
て求められた特定の出力データ値に変換して出力する変
換手段とを具備している。
【0019】また、本発明の画像処理装置は、入力され
る画像データに基づき画像データの濃度分布を求める第
1の処理手段と、この第1の処理手段にて求められた濃
度分布に基づいて、下地に対応する画像データを含む濃
度範囲を求める第2の処理手段と、前記第1の処理手段
にて求められた濃度分布に基づいて、下地に対応する画
像データが変換されるべき出力データ値を求める第3の
処理手段と、前記第2の処理手段にて求められた濃度範
囲内の画像データに対し、前記第3の処理手段にて求め
られた出力データ値をパラメータとする関数として出力
する変換手段とを具備している。
【0020】また、本発明の画像処理装置は、原稿画像
から生成された画像データを入力する入力手段と、この
入力手段にて入力された画像データに基づき画像データ
の濃度分布を求める第1の処理手段と、この第1の処理
手段にて求められた濃度分布に基づいて、原稿画像の下
地に対応する画像データを含む濃度範囲を求める第2の
処理手段と、この第2の処理手段にて求められた濃度範
囲内の画像データに対し、特定の値の出力データに変換
して出力する変換手段とを具備している。
【0021】また、本発明の画像処理装置は、原稿の画
像を読取って入力された画像データに基づき前記原稿の
濃度分布を算出する濃度分布算出手段と、この濃度分布
算出手段で算出された濃度分布に基づき前記原稿の下地
濃度レベルを算出する下地濃度レベル算出手段と、この
下地濃度レベル算出手段で算出された下地濃度レベルに
基づき、下地に対応する画像データの濃度を特定値に変
換するためのデータを格納した濃度変換テーブルを作成
する濃度変換テーブル作成手段と、この濃度変換テーブ
ル作成手段で作成された濃度変換テーブル内のデータに
基づき、前記入力された画像データの下地に対応する画
像データの濃度を特定値に変換する画像変換手段とを具
備している。
【0022】また、本発明の画像処理装置は、原稿の画
像を読取って入力された画像データに基づき前記原稿の
濃度分布を算出する濃度分布算出手段と、この濃度分布
算出手段で算出された濃度分布に基づき前記原稿の下地
濃度分布を算出する下地濃度分布算出手段と、この下地
濃度分布算出手段で算出された下地濃度分布に基づき、
下地に対応する画像データの濃度を特定値に変換するた
めのデータを格納した濃度変換テーブルを作成する濃度
変換テーブル作成手段と、この濃度変換テーブル作成手
段で作成された濃度変換テーブル内のデータに基づき、
前記入力された画像データの下地に対応する画像データ
の濃度を特定値に変換する画像変換手段とを具備してい
る。
【0023】また、本発明の画像処理装置は、原稿の画
像を読取って入力された画像データに基づき前記原稿の
濃度分布を算出する濃度分布算出手段と、この濃度分布
算出手段で算出された濃度分布に基づき前記原稿の下地
濃度分布を算出する下地濃度分布算出手段と、この下地
濃度分布算出手段で算出された下地濃度分布に基づき所
定の演算を行なうことにより、前記入力された画像デー
タの下地に対応する画像データの濃度を特定値に変換す
る下地濃度変換手段とを具備している。
【0024】また、本発明の画像処理装置は、原稿の画
像を読取って入力された画像データに基づき前記原稿の
濃度分布を算出する濃度分布算出手段と、この濃度分布
算出手段で算出された濃度分布に基づき前記原稿の下地
濃度分布を算出する下地濃度分布算出手段と、この下地
濃度分布算出手段で算出された下地濃度分布に基づき所
定の演算を行なうことにより、前記入力された画像デー
タの下地に対応する画像データの濃度を一定の濃度値に
抑制する下地濃度むら抑制手段とを具備している。
【0025】また、本発明の画像処理装置は、原稿の画
像を読取って入力された画像データに基づき前記原稿の
濃度分布を算出する濃度分布算出手段と、この濃度分布
算出手段で算出された濃度分布に基づき前記原稿の下地
濃度分布のピーク位置を検出する下地位置検出手段と、
この下地位置検出手段で検出された下地濃度分布のピー
ク位置から下地濃度分布のすそ位置を検出するすそ位置
検出手段と、このすそ位置検出手段で検出された下地濃
度分布のすそ位置に基づき、前記入力された画像データ
の下地に対応する画像データの濃度を特定値に変換する
下地濃度変換手段とを具備している。
【0026】また、本発明の画像処理装置は、原稿の画
像を読取って入力された画像データに基づき前記原稿の
濃度分布を算出する濃度分布算出手段と、この濃度分布
算出手段で算出された濃度分布に基づき前記原稿の下地
濃度分布のピーク位置を検出する下地位置検出手段と、
この下地位置検出手段で検出された下地濃度分布のピー
ク位置から下地濃度分布のすそ位置を検出するすそ位置
検出手段と、このすそ位置検出手段で検出された下地濃
度分布のすそ位置を一定量シフトするすそ位置シフト手
段と、このすそ位置シフト手段で一定量シフトされたす
そ位置に基づき、前記入力された画像データの下地に対
応する画像データの濃度を特定値に変換する下地濃度変
換手段とを具備している。
【0027】また、本発明の画像処理装置は、原稿の画
像を読取って入力された画像データに基づき前記原稿の
濃度分布を算出する濃度分布算出手段と、この濃度分布
算出手段で算出された濃度分布に基づき濃度零(0)以
下の補正濃度分布を仮想的に作成する補正濃度分布作成
手段と、この補正濃度分布作成手段で作成された補正濃
度分布に基づき前記原稿の下地濃度分布のピーク位置を
検出する下地位置検出手段と、この下地位置検出手段で
検出された下地濃度分布のピーク位置に基づき、前記入
力された画像データの下地に対応する画像データの濃度
を特定値に変換する下地濃度変換手段とを具備してい
る。
【0028】また、本発明の画像処理装置は、原稿の画
像を読取って入力された画像データに基づき前記原稿の
濃度分布を算出する濃度分布算出手段と、この濃度分布
算出手段で算出された濃度分布に基づき前記原稿の下地
濃度分布を算出する下地濃度分布算出手段と、前記濃度
分布算出手段で算出された濃度分布および前記下地濃度
分布算出手段で算出された下地濃度分布に基づき前記原
稿が下地を除去すべき原稿か否かを判定する判定手段
と、この判定手段の判定結果および前記下地濃度分布算
出手段で算出された下地濃度分布に基づき前記入力され
た画像データの下地に対応する画像データの濃度を特定
値に変換する下地濃度変換手段とを具備している。
【0029】また、本発明の画像処理装置は、原稿の画
像を読取って入力された画像データから文字/下地領域
を判定する領域判定手段と、この領域判定手段により文
字/下地領域と判定された領域に対して前記入力された
画像データの濃度分布を算出する濃度分布算出手段と、
この濃度分布算出手段で算出された濃度分布に基づき前
記原稿の下地濃度分布を算出する下地濃度分布算出手段
と、この下地濃度分布算出手段で算出された下地濃度分
布に基づき所定の演算を行なうことにより、前記入力さ
れた画像データの下地に対応する画像データの濃度を特
定値に変換する下地濃度変換手段とを具備している。
【0030】また、本発明の画像処理装置は、原稿の画
像を読取って入力された画像データに基づき前記原稿の
濃度分布を算出する濃度分布算出手段と、この濃度分布
算出手段で算出された濃度分布に基づき前記原稿の下地
濃度分布を算出する下地濃度分布算出手段と、前記入力
された画像データから非写真領域を判定する領域判定手
段と、前記下地濃度分布算出手段で算出された下地濃度
分布に基づき所定の演算を行なうことにより、前記入力
された画像データの前記領域判定手段により非写真領域
と判定された領域に対して下地濃度を特定値に変換する
下地濃度変換手段とを具備している。
【0031】また、本発明の画像処理装置は、原稿の画
像を読取って入力された画像データに基づき前記原稿の
濃度分布を算出する濃度分布算出手段と、この濃度分布
算出手段で算出された濃度分布に基づき前記原稿の下地
濃度分布を算出する下地濃度分布算出手段と、前記入力
された画像データから文字/下地領域を判定する領域判
定手段と、前記下地濃度分布算出手段で算出された下地
濃度分布に基づき所定の演算を行なうことにより、前記
入力された画像データの前記領域判定手段により文字/
下地領域と判定された領域に対して下地濃度を特定値に
変換する下地濃度変換手段とを具備している。
【0032】また、本発明の画像処理装置は、原稿の画
像を読取って入力された画像データから文字/下地領域
と写真領域を判定する領域判定手段と、前記入力された
画像データに基づき前記原稿の濃度分布を算出する濃度
分布算出手段と、この濃度分布算出手段で算出された濃
度分布に基づき前記原稿の下地濃度分布を算出する下地
濃度分布算出手段と、この下地濃度分布算出手段で算出
された下地濃度分布に基づき前記領域判定手段により判
定される文字/下地領域と写真領域とで異なる方法で所
定の演算を行なうことにより、前記入力された画像デー
タの下地濃度を特定値に変換する下地濃度変換手段とを
具備している。
【0033】また、本発明の画像処理装置は、原稿の画
像を読取って入力された画像データに基づき前記原稿の
濃度分布を算出する濃度分布算出手段と、前記原稿がカ
ラー原稿であるかモノクロ原稿であるかを設定する設定
手段と、前記濃度分布算出手段で算出された濃度分布に
基づき前記原稿の下地濃度分布を算出する下地濃度分布
算出手段と、この下地濃度分布算出手段で算出された下
地濃度分布に基づき前記設定手段により設定されるカラ
ー原稿とモノクロ原稿とで異なる方法で所定の演算を行
なうことにより、前記入力された画像データの下地濃度
を特定値に変換する下地濃度変換手段とを具備してい
る。
【0034】また、本発明の画像処理装置は、原稿の画
像を読取って入力された画像データに基づき前記原稿が
カラー原稿であるかモノクロ原稿であるかを判定する判
定手段と、前記入力された画像データに基づき前記原稿
の濃度分布を算出する濃度分布算出手段と、この濃度分
布算出手段で算出された濃度分布に基づき前記原稿の下
地濃度分布を算出する下地濃度分布算出手段と、この下
地濃度分布算出手段で算出された下地濃度分布に基づき
前記判定手段により判定されるカラー原稿とモノクロ原
稿とで異なる方法で所定の演算を行なうことにより、前
記入力された画像データの下地濃度を特定値に変換する
下地濃度変換手段とを具備している。
【0035】また、本発明の画像形成装置は、原稿の画
像を読取って画像データを出力する画像読取手段と、こ
の画像読取手段から出力される画像データの濃度分布を
求める第1の処理手段と、この第1の処理手段にて求め
られた濃度分布に基づいて、下地に対応する画像データ
を含む濃度範囲を求める第2の処理手段と、この第2の
処理手段にて求められた濃度範囲内の画像データに対
し、特定の値の出力データに変換して出力する変換手段
と、この変換手段から得られる画像データに基づき画像
形成を行なう画像形成手段とを具備している。
【0036】また、本発明の画像形成装置は、原稿の画
像を読取って画像データを出力する画像読取手段と、こ
の画像読取手段から出力される画像データに基づき画像
データの濃度分布を求める第1の処理手段と、この第1
の処理手段にて求められた濃度分布に基づいて、下地に
対応する画像データを含む濃度範囲を求める第2の処理
手段と、前記第1の処理手段にて求められた濃度分布に
基づいて、下地に対応する画像データが変換されるべき
特定の出力データ値を求める第3の処理手段と、前記第
2の処理手段にて求められた濃度範囲内の画像データに
対し、前記第3の処理手段にて求められた特定の出力デ
ータ値に変換して出力する変換手段と、この変換手段か
ら得られる画像データに基づき画像形成を行なう画像形
成手段とを具備している。
【0037】また、本発明の画像形成装置は、原稿の画
像を読取って画像データを出力する画像読取手段と、こ
の画像読取手段から出力される画像データに基づき画像
データの濃度分布を求める第1の処理手段と、この第1
の処理手段にて求められた濃度分布に基づいて、下地に
対応する画像データを含む濃度範囲を求める第2の処理
手段と、前記第1の処理手段にて求められた濃度分布に
基づいて、下地に対応する画像データが変換されるべき
出力データ値を求める第3の処理手段と、前記第2の処
理手段にて求められた濃度範囲内の画像データに対し、
前記第3の処理手段にて求められた出力データ値をパラ
メータとする関数として出力する変換手段と、この変換
手段から得られる画像データに基づき画像形成を行なう
画像形成手段とを具備している。
【0038】さらに、本発明の画像形成装置は、原稿の
画像を読取って画像データを出力する画像読取手段と、
この画像読取手段から出力される画像データに基づき画
像データの濃度分布を求める第1の処理手段と、この第
1の処理手段にて求められた濃度分布に基づいて、原稿
画像の下地に対応する画像データを含む濃度範囲を求め
る第2の処理手段と、この第2の処理手段にて求められ
た濃度範囲内の画像データに対し、特定の値の出力デー
タに変換して出力する変換手段と、この変換手段から得
られる画像データに基づき画像形成を行なう画像形成手
段とを具備している。
【0039】本発明によれば、下地のある原稿を複写し
た場合であっても、下地濃度を調整して下地濃度を薄く
しても、文字が読みにくくなったりして、薄くなること
はなく、高画質に複写可能である。これは、裏写りのあ
る原稿に対しても同様である。
【0040】また、本発明によれば、写真が混在する原
稿であっても、写真部分の濃度は忠実に保存され、色や
濃度が変わってしまうことがない。
【0041】さらに、本発明によれば、下地色がある原
稿でも、下地の色は保存したまま裏写りを抑制すること
が可能であり、同時に下地の濃度むらも少なくすること
ができる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0043】図1は、本発明に係るカラー画像の複製画
像を形成するデジタル式カラー複写機などの画像形成装
置の内部構成を概略的に示している。この画像形成装置
は、大別して、原稿上のカラー画像を読取る画像読取手
段としてのカラースキャナ部1と、読取ったカラー画像
の複製画像を形成する画像形成手段としての4連タンデ
ム方式のカラープリンタ部2とから構成されている。
【0044】カラースキャナ部1は、その上部に原稿台
カバー3を有し、閉じた状態にある原稿台カバー3に対
向配設され、原稿がセットされる透明ガラスからなる原
稿台4を有している。原稿台4の下方には、原稿台4上
に載置された原稿を照明する露光ランプ5、露光ランプ
5からの光を原稿に集光させるためのリフレクタ6、お
よび、原稿からの反射光を図面に対して左方向に折り曲
げる第1ミラー7などが配設されている。露光ランプ
5、リフレクタ6、および、第1ミラー7は、第1キャ
リッジ8に固定されている。第1キャリッジ8は、図示
しない歯付きベルトなどを介して図示しないパルスモー
タによって駆動されることにより、原稿台4の下面に沿
って平行移動されるようになっている。
【0045】第1キャリッジ8に対して図中左側、すな
わち、第1ミラー7により反射された光が案内される方
向には、図示しない駆動機構(たとえば、歯付きベルト
並びに直流モータなど)を介して原稿台4と平行に移動
可能に設けられた第2キャリッジ9が配設されている。
第2キャリッジ9には、第1ミラー7により案内される
原稿からの反射光を図中下方に折り曲げる第2ミラー1
1、および、第2ミラー11からの反射光を図中右方向
に折り曲げる第3ミラー12が互いに直角に配置されて
いる。第2キャリッジ9は、第1キャリッジ8に従動さ
れるとともに、第1キャリッジ8に対して1/2の速度
で原稿台4に沿って平行移動されるようになっている。
【0046】第2,第3ミラー11,12で折り返され
た光の光軸を含む面内には、第3ミラー12からの反射
光を所定の倍率で結像させる結像レンズ13が配置さ
れ、結像レンズ13を通過した光の光軸と略直交する面
内には、結像レンズ13により集束性が与えられた反射
光を電気信号に変換するCCD形カラーイメージセンサ
(光電変換素子)15が配設されている。
【0047】しかして、露光ランプ5からの光をリフレ
クタ6により原稿台4上の原稿に集光させると、原稿か
らの反射光は、第1ミラー7、第2ミラー11、第3ミ
ラー12、および、結像レンズ13を介してカラーイメ
ージセンサ15に入射され、ここで入射光がR(レッ
ド),G(グリーン),B(ブルー)の光の3原色に応
じた電気信号に変換される。
【0048】カラープリンタ部2は、周知の減色混合法
に基づいて、各色成分ごとに色分解された画像、すなわ
ち、イエロウ(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、
およよび、ブラック(K)の4色の画像をそれぞれ形成
する第1〜第4の画像形成部10y,10m,10c,
10kを有している。
【0049】各画像形成部10y,10m,10c,1
0kの下方には、各画像形成部により形成された各色ご
との画像を図中矢印a方向に搬送する搬送手段としての
搬送ベルト21を含む搬送機構20が配設されている。
搬送ベルト21は、図示しないモータにより矢印a方向
に回転される駆動ローラ91と、駆動ローラ91から所
定距離離間された従動ローラ92との間に巻回されて張
設され、矢印a方向に一定速度で無端走行される。な
お、各画像形成部10y,10m,10c,10kは、
搬送ベルト21の搬送方向に沿って直列に配設されてい
る。
【0050】各画像形成部10y,10m,10c,1
0kは、それぞれ搬送ベルト21と接する位置で外周面
が同一の方向に回転可能に形成された像担持体としての
感光体ドラム61y,61m,61c,61kを含んで
いる。各感光体ドラム61y,61m,61c,61k
は、図示しないモータにより所定の周速度で回転される
ようになっている。
【0051】各感光体ドラム61y,61m,61c,
61kは、その軸線が互いに等間隔になるように配設さ
れているとともに、その軸線は搬送ベルト21により画
像が搬送される方向と直交するよう配設されている。な
お、以下の説明においては、各感光体ドラム61y,6
1m,61c,61kの軸線方向を主走査方向(第2の
方向)とし、感光体ドラム61y,61m,61c,6
1kの回転方向、すなわち、搬送ベルト21の回転方向
(図中矢印a方向)を副走査方向(第1の方向)とす
る。
【0052】各感光体ドラム61y,61m,61c,
61kの周囲には、主走査方向に延出された帯電手段と
しての帯電装置62y,62m,62c,62k、除電
装置63y,63m,63c,63k、主走査方向に同
様に延出された現像手段としての現像ローラ64y,6
4m,64c,64k、下撹拌ローラ67y,67m,
67c,67k、上撹拌ローラ68y,68m,68
c,68k、主走査方向に同様に延出された転写手段と
しての転写装置93y,93m,93c,93k、主走
査方向に同様に延出されたクリーニングブレード65
y,65m,65c,65k、および、排トナー回収ス
クリュ66y,66m,66c,66kが、それぞれ感
光体ドラム61y,61m,61c,61kの回転方向
に沿って順に配置されている。
【0053】なお、各転写装置93y,93m,93
c,93kは、対応する感光体ドラム61y,61m,
61c,61kとの間で搬送ベルト21を狭持する位
置、すなわち、搬送ベルト21の内側に配設されてい
る。また、後述する露光装置50による露光ポイント
は、それぞれ帯電装置62y,62m,62c,62k
と現像ローラ64y,64m,64c,64kとの間の
感光体ドラム61y,61m,61c,61kの外周面
上に形成される。
【0054】搬送機構20の下方には、各画像形成部1
0y,10m,10c,10kにより形成された画像を
転写する被画像形成媒体としての用紙Pを複数枚収容し
た用紙カセット22a,22bが配置されている。
【0055】用紙カセット22a,22bの一端部であ
って、従動ローラ92に近接する側には、用紙カセット
22a,22bに収容されている用紙Pをその最上部か
ら1枚ずつ取出すピックアップローラ23a,23bが
配置されている。ピックアップローラ23a,23bと
従動ローラ92との間には、用紙カセット22a,22
bから取出された用紙Pの先端と画像形成部10yの感
光体ドラム61yに形成されたYトナー像の先端とを整
合させるためのレジストローラ24が配置されている。
【0056】なお、他の感光体ドラム61y,61m,
61cに形成されたトナー像は、搬送ベルト21上を搬
送される用紙Pの搬送タイミングに合せて各転写位置に
供給される。
【0057】レジストローラ24と第1の画像形成部1
0yとの間であって、従動ローラ92の近傍、すなわ
ち、実質的に搬送ベルト21を挟んで従動ローラ92の
外周上には、レジストローラ24を介して所定のタイミ
ングで搬送される用紙Pに静電吸着力を付与するための
吸着ローラ26が配設されている。なお、吸着ローラ2
6の軸線と従動ローラ92の軸線とは、互いに平行にな
るように設定されている。
【0058】搬送ベルト21の一端であって、駆動ロー
ラ91の近傍、すなわち、実質的に搬送ベルト21を挟
んで駆動ローラ91の外周上には、搬送ベルト21上に
形成された画像の位置を検知するための位置ずれセンサ
96が配設されている。位置ずれセンサ96は、たとえ
ば、透過形あるいは反射形の光センサにより構成され
る。
【0059】駆動ローラ91の外周上であって、位置ず
れセンサ96の下流側の搬送ベルト21上には、搬送ベ
ルト21上に付着したトナーあるいは用紙Pの紙かすな
どを除去するための搬送ベルトクリーニング装置95が
配置されている。
【0060】搬送ベルト21を介して搬送された用紙P
が駆動ローラ91から離脱されて、さらに搬送される方
向には、用紙Pを所定温度に加熱することにより用紙P
に転写されたトナー像を溶融し、トナー像を用紙Pに定
着させる定着装置80が配設されている。定着装置80
は、ヒー卜ロ一ラ対81、オイル塗付ローラ82,8
3、ウェブ巻取りローラ84、ウェブローラ85、ウェ
ブ押付けローラ86とから構成されている。用紙P上に
形成されたトナーを用紙に定着させ、排紙ローラ対87
により排出される。
【0061】各感光体ドラム61y,61m,61c,
61kの外周面上にそれぞれ色分解された静電潜像を形
成する露光装置50は、後述する画像処理装置36にて
色分解された各色ごとの画像データ(Y,M,C,K)
に基づいて発光制御される半導体レーザ発振器60を有
している。半導体レーザ発振器60の光路上には、レー
ザビーム光を反射、走査するポリゴンモータ54に回転
されるポリゴンミラー51、および、ポリゴンミラー5
1を介して反射されたレーザビーム光の焦点を補正して
結像させるためのfθレンズ52,53が順に設けられ
ている。
【0062】fθレンズ53と各感光体ドラム61y,
61m,61c,61kとの間には、fθレンズ53を
通過した各色ごとのレーザビーム光を各感光体ドラム6
1y,61m,61c,61kの露光位置に向けて折り
曲げる第1の折り返しミラー55y,55m,55c,
55k、および、第1の折り返しミラー55y,55
m,55cにより折り曲げられたレーザビーム光を更に
折り曲げる第2および第3の折り返しミラー56y,5
6m,56c、57y,57m,57cが配置されてい
る。
【0063】なお、黒用のレーザービーム光は、第1の
折り返しミラー55kにより折り返された後、他のミラ
ーを経由せずに感光体ドラム61k上に案内されるよう
になっている。
【0064】図2は、図1に示したデジタル複写機の電
気的接続および制御のための信号の流れを概略的に表わ
すブロック図を示している。図2において、制御系は、
主制御部30内のメインCPU(セントラル・プロセッ
シング・ユニット)91、カラースキャナ部1のスキャ
ナCPU100、および、カラープリンタ部2のプリン
タCPU110の3つのCPUで構成される。
【0065】メインCPU91は、プリンタCPU11
0と共有RAM(ランダム・アクセス・メモリ)35を
介して双方向通信を行なうものであり、メインCPU9
1は動作指示をだし、プリンタCPU110は状態ステ
ータスを返すようになっている。プリンタCPU110
とスキャナCPU100はシリアル通信を行ない、プリ
ンタCPU110は動作指示をだし、スキャナCPU1
00は状態ステータスを返すようになっている。
【0066】操作パネル40は、液晶表示部42、各種
操作キー43、および、これらが接続されたパネルCP
U41を有し、メインCPU91に接続されている。
【0067】主制御部30は、メインCPU91、RO
M(リード・オンリ・メモリ)32、RAM33、NV
RAM34、共有RAM35、画像処理装置36、ペー
ジメモリ制御部37、ページメモリ38、プリンタコン
トローラ39、および、プリンタフォントROM121
によって構成されている。
【0068】メインCPU91は、全体的な制御を司る
ものである。ROM32は、制御プログラムなどが記憶
されている。RAM33は、一時的にデータを記憶する
ものである。
【0069】NVRAM(持久ランダム・アクセス・メ
モリ:nonvolatile RAM)34は、バッ
テリ(図示しない)にバックアップされた不揮発性のメ
モリであり、電源を遮断しても記憶データを保持するよ
うになっている。
【0070】共有RAM35は、メインCPU91とプ
リンタCPU110との間で、双方向通信を行なうため
に用いるものである。
【0071】ページメモリ制御部37は、ページメモリ
38に対して画像情報を記憶したり、読出したりするも
のである。ページメモリ38は、複数ページ分の画像情
報を記憶できる領域を有し、カラースキャナ部1からの
画像情報を圧縮したデータを1ページ分ごとに記憶可能
に構成されている。
【0072】プリンタフォントROM121には、プリ
ントデータに対応するフォントデータが記憶されてい
る。プリンタコントローラ39は、パーソナルコンピュ
ータなどの外部機器122からのプリントデータを、そ
のプリントデータに付与されている解像度を示すデータ
に応じた解像度でプリンタフォントROM121に記憶
されているフォントデータを用いて画像データに展開す
るものである。
【0073】カラースキャナ部1は、全体の制御を司る
スキャナCPU100、制御プログラムなどが記憶され
ているROM101、データ記憶用のRAM102、前
記カラーイメージセンサ15を駆動するCCDドライバ
103、前記第1キャリッジ8などを移動する走査モー
タの回転を制御する走査モータドライバ104、およ
び、画像補正部105などによって構成されている。
【0074】画像補正部105は、カラーイメージセン
サ15から出力されるR,G,Bのアナログ信号をそれ
ぞれデジタル信号に変換するA/D変換回路、カラーイ
メージセンサ15のばらつき、あるいは、周囲の温度変
化などに起因するカラーイメージセンサ15からの出力
信号に対するスレッショルドレベルの変動を補正するた
めのシェーディング補正回路、および、シェーディング
補正回路からのシェーディング補正されたデジタル信号
を一旦記憶するラインメモリなどから構成されている。
【0075】カラープリンタ部2は、全体の制御を司る
プリンタCPU110、制御プログラムなどが記憶され
ているROM111、データ記憶用のRAM112、前
記半導体レーザ発振器60を駆動するレーザドライバ1
13、前記露光装置50のポリゴンモータ54を駆動す
るポリゴンモータドライバ114、前記搬送機構20に
よる用紙Pの搬送を制御する搬送制御部115、前記帯
電装置、現像ローラ、および、転写装置を用いて帯電、
現像、転写を行なうプロセスを制御するプロセス制御部
116、前記定着装置80を制御する定着制御部11
7、および、オプションを制御するオプション制御部1
18などによって構成されている。
【0076】なお、画像処理装置36、ページメモリ3
8、プリンタコントローラ39、画像補正部105、レ
ーザドライバ113は、画像データバス120によって
接続されている。
【0077】図3は、前記画像処理装置36の構成を概
略的に示している。図3において、カラースキャナ部1
から出力されるカラー画像データR,G,Bは、それぞ
れ位置合せ補間部151に送られる。位置合せ補間部1
51は、カラー画像データR,G,Bに対して位置合せ
補間を行なう。すなわち、一般に、原稿から読取られた
画像の拡大、縮小の際には、主走査方向に読取られた画
像に対してはデジタル処理、副走査方向に読取られた画
像に対してはスキャナキャリッジの移動速度を変えるこ
とで行なうが、カラーイメージセンサ15としてRGB
の3ラインCCDセンサ(8ラインピッチ)を用いた場
合、等倍/整数倍時は問題ないが、その他の倍率時では
R,G,B間で副走査方向に位置ずれが生じる。位置合
せ補間部151では、このずれ量を基に画素値を補間し
て位置ずれを補なうようになっている。
【0078】位置合せ補間部151から出力されるカラ
ー画像データR,G,Bは、ACS152、モノクロ生
成部153、画像処理部154、および、マクロ識別部
155にそれぞれ送られる。
【0079】ACS152は、読取る原稿がカラー原稿
であるのか、モノクロ原稿であるかを判定するものであ
る。プリスキャン時に上記判定を行ない、本スキャン時
にカラー処理とモノクロ処理とのいずれかに切換るよう
になっている。
【0080】モノクロ生成部153は、モノクロ複写モ
ード時にR,G,Bのカラー画像データからモノクロの
画像データを生成する。画像処理部154は、下地のあ
る原稿に対する下地除去処理などを行なうもので、その
詳細については後で説明する。
【0081】マクロ識別部155は、読取る原稿中の写
真領域と文字領域とを判定する。すなわち、原稿をプリ
スキャンしてページメモリ38に入力されたラン画像を
基に大局的に判定する。マクロ識別部155での判定結
果は、一旦、識別メモリ156に格納され、本スキャン
時に、ミクロ識別部160に出力されるようになってい
る。
【0082】画像処理部154の出力は、色変換部15
7に送られる。カラースキャナ部1からの入力信号は
R,G,Bであるが、カラープリンタ部2での信号は
C,M,Y,Kであるため、色信号の変換が必要であ
る。そこで、色変換部157では、R,G,Bの画像デ
ータをC,M,Yの画像データに変換するもので、ユー
ザの好みによる色調整も色変換パラメータを切換えるこ
とで行なわれる。
【0083】色変換部157の出力(カラー画像データ
C,M,Y)は、低域通過フィルタ(LPF)158、
高域強調フィルタ(HEF)159、および、ミクロ識
別部160にそれぞれ送られる。
【0084】低域通過フィルタ158、高域強調フィル
タ159は、原稿中のノイズ除去、モアレ除去、エッジ
強調などの空間フィルタ処理を行なう。低域通過フィル
タ158の出力は合成部161に送られ、高域強調フィ
ルタ159の出力は文字強調部162に送られる。
【0085】ミクロ識別部160は、原稿中の写真領域
と文字領域とを判定する。ここでは、たとえば、3×3
画素程度の局所領域を参照して判定を行なう。この判定
結果に基づき、合成部161、文字強調部162、墨入
れ部169、黒文字生成部170、セレクタ171、記
録処理部173、スクリーン処理部175における各処
理を切換えるようになっている。
【0086】文字強調部162は、文字部の強調処理を
行ない、その処理結果を合成部161に送る。合成部1
61は、低域通過フィルタ158の出力と文字強調部1
62の出力とを合成し、その合成結果を拡大・縮小部1
63に送る。拡大・縮小部163は、主走査方向の拡大
/縮小処理を行なう。
【0087】なお、たとえば、電子ソートや画像の回転
処理などでは、画像データをページメモリ38に一旦蓄
積し、各処理部では処理対象の必要部分を随時ページメ
モリ38から読出して処理実行を行なうため、画像の任
意領域を一定レートで読出す必要がある。したがって、
ページメモリ38に画像データを蓄積する際には、ま
ず、YIQ変換部164、誤差拡散部165で固定長の
圧縮/伸長処理を行なうようになっている。
【0088】YIQ変換部164では、C,M,Yの画
像データをY,I,Qデータに変換して色成分の冗長性
を削除し、誤差拡散部165では、誤差拡散により階調
性を保存しつつビット削減を行なう。ページメモリ38
から圧縮された画像データを読出す際には、CMY変換
部166にて画像データの伸長とY,I,Qデータから
C,M,Yデータへの変換を行なうようになっている。
【0089】ページメモリ38だけでは容量が不充分な
電子ソート機能の動作時には、ハードディスク装置(H
DD)167に画像データを蓄積するようになってい
る。その際、ハードディスク装置167へのアクセス速
度には制限があるため、できるだけ圧縮効率のよい可変
長圧縮処理を可変長圧縮部168にて行なうようになっ
ている。
【0090】拡大・縮小部163の出力は、墨入れ部1
69および黒文字生成部170にそれぞれ送られる。墨
入れ部169は、画像データC,M,Yから墨信号Kを
生成し、その墨信号Kを画像データC,M,Yに付加す
る墨入れ処理を行なう。
【0091】黒文字生成部170は、画像データC,
M,Yを重ねて墨信号Kを生成するようになっている。
しかし、黒文字は、画像データC,M,Yを重ねて記録
するよりも黒一色で記録した方が色と解像性の両面で高
画質となる。したがって、セレクタ171では、墨入れ
部169の出力と黒文字生成部170の出力とをミクロ
識別部160から出力される識別信号にて切換えて、γ
補正部172に出力するようになっている。
【0092】γ補正部172は、プリンタ部2のγ特性
の補正を行なう。この補正の際には、画像データC,
M,Y,Kごとに設定されているγテーブルを参照して
行なうようになっている。
【0093】γ補正部172の出力は、記録処理部17
3に送られる。記録処理部173は、誤差拡散などの階
調処理を行ない、たとえば、入力8ビットの画像データ
を階調性を損なわずに4ビット程度のデータに変換する
ようになっている。
【0094】たとえば、4連タンデム方式の画像形成装
置の場合、4色の画像信号を記録する位相がそれぞれ異
なるため、ダイレクトメモリ174にて、各画像信号に
対し、その位相に見合う遅延を施すようになっている。
【0095】また、4連タンデム方式の画像形成装置の
場合、各色の画像信号を同じ万線構造で出力すると、各
色の僅かなスキュや倍率誤差などでモアレや色誤差が生
じる。そのため、スクリーン処理部175では、記録処
理部173の出力に対して、各色のスクリーンに角度を
付け、モアレや色誤差の発生を抑制するようになってい
る。
【0096】スクリーン処理部175の出力は、パルス
幅変換部176に送られる。パルス幅変換部176は、
上記各部で画像処理される信号レベルと記録濃度とがリ
ニアでないため、プリンタ部2のレーザ変調部のパルス
駆動時間を制御し、リニアな特性となるようパルス幅を
変換し、プリンタ部2に送るようになっている。
【0097】図4は、第1の実施の形態に係る画像処理
装置36の要部の構成を概略的に示している。なお、図
4以降は説明を簡略化するため、画像処理部154以外
は図示を省略して記述する。
【0098】図4において、カラースキャナ部1から出
力されるカラー画像データR,G,Bは、位置合せ補間
部151を介して濃度分布算出部201に送られる。濃
度分布算出部201は、入力されるカラー画像データ
R,G,Bを基に、原稿の色特徴として原稿の有する色
の濃度分布を算出し、その算出結果を下地濃度レベル算
出部202に送る。下地濃度レベル算出部202は、濃
度分布算出部201で算出された濃度分布を基に、原稿
の下地濃度レベルを算出し、その算出結果を濃度変換テ
ーブル作成部203に送る。濃度変換テーブル作成部2
03は、下地濃度レベル算出部202で算出された下地
濃度レベルを基に、画像変換部204で変換する際に使
用する濃度変換テーブルを作成する。画像変換部204
は、濃度変換テーブル作成部203にて作成された濃度
変換テーブルを基に、入力されるカラー画像データR,
G,Bの画像濃度を変換する。
【0099】以下、各部について詳細に説明する。
【0100】まず、濃度分布算出部201について説明
する。濃度分布算出部201は、原稿の有する色の濃度
分布を算出するもので、図5に示すような多値化手段と
しての多値化部181と、図6に示すようなヒストグラ
ム作成手段としてのヒストグラム作成部182とによっ
て構成されるヒストグラム抽出手段からなる。
【0101】多値化部181は、入力された画像データ
R,G,Bを所定の閾値Th1 〜Thn−1 と比較する
ことにより多値化処理を行ない、多値化画像信号Rg,
Gg,Bgを出力するもので、図5に示すように、n−
1 個の閾値Th1 〜thn−1 をそれぞれ記憶する閾値
メモリ183、入力される画像データR(G,B)と閾
値メモリ183内の閾値Th1 〜Thn−1 とをそれぞ
れ比較するn−1 個の比較器1841 〜比較器184n
−1 、および、比較器1841 〜比較器184n−1 の
各比較結果をコード化するエンコーダ185によって構
成される。
【0102】なお、図5では、画像データRに対する回
路のみを示してあるが、実際には画像データG,Bに対
しても、これと同様な回路が設けられており、図示は省
略してある。
【0103】ここで、多値化レベル数をnとして、多値
化部181の動作を説明する。まず、入力された画像デ
ータRは、比較器1841 〜比較器184n−1 にて、
閾値メモリ183内の閾値Th1 〜Thn−1 と比較す
ることにより多値化処理を行ない、多値化画像信号Rg
を出力する。すなわち、入力された画像データRが閾値
Th1 よりも小さければ、多値化画像信号Rgとして
“0”を出力し、大きければTh2 と比較し、Th2 よ
りも小さければ“1”を出力する。以下、入力される画
像データRが閾値TH2 よりも大きく、閾値Th3 より
も小さければ“2”を出力する、という具合に閾値Th
n−1 まで順次比較する。この比較処理を下記式に示
す。
【0104】 Rg=0:R<Th1 Rg=1:R≧Th1 かつR<Th2 Rg=2:R≧Th2 かつR<Th3 Rg=3:R≧Th3 かつR<Th4 Rg=n−2 :R≧Thn−1 かつR<Thn Rg=n−1 :R≧Thn ……(1) なお、画像データG,Bについても、上記説明した画像
データRの場合と同様にそれぞれについて演算を行な
い、多値化画像信号Gg,Bgを算出する。
【0105】ヒストグラム作成部182は、多値化部1
81から出力される多値化画像信号Rg,Gg,Bgに
基づきヒストグラム情報を作成するもので、図6に示す
ように、入力される多値化画像信号Rg(Gg,Bg)
をデコードするデコーダ186、n個の加算器1870
,1871 〜187n−1 、および、n個のレジスタ
1880 ,1881 〜188n−1 によって構成され
る。
【0106】なお、図6では、多値化画像信号Rgに対
する回路のみを示してあるが、実際には多値化画像信号
Gg,Bgに対しても、これと同様な回路が設けられて
おり、図示は省略してある。
【0107】ここで、ヒストグラム作成部182の動作
を説明する。レジスタ1880 〜188n−1 は、たと
えば、A3サイズ、400dpiの画像を入力する場
合、25ビットが必要である。各レジスタ1880 〜1
88n−1 は、あらかじめ「0」にクリアされており、
多値化画像信号Rgが“0”であれば、レジスタ188
0 に「1」がカウントアップされる。多値化画像信号R
gが“1”であれば、レジスタ1881 が、多値化画像
信号Rgが“2”であれば、レジスタ1882 がカウン
トアップされる。これらの処理は、多値化画像信号R
g,Gg,Bgそれぞれに対して独立に実施され、その
結果、レジスタ1880 〜188n−1 にはヒストグラ
ム情報が作成される。
【0108】以上は、順次入力される画素ごとに処理が
繰り返され、1頁の画像が入力終了するまで繰り返し続
けられる。以下、レジスタ1880 (高濃度部)からレ
ジスタ188n−1 (低濃度部)に累積した画像情報の
頻度(ヒストグラム情報)を、画像データRについては
それぞれRH(0),RH(1)…RH(n−1 )、画
像データG,BについてはそれぞれGH(0),GH
(1)…GH(n−1 )、BH(0),BH(1)…B
H(n−1 )、として説明する。
【0109】ヒストグラム作成部182では、図7に示
すようなヒストグラム情報が生成される。図7は代表的
なモノクロ原稿の例(n=8)であり、RH,GH,B
Hはそれぞれほぼ同様の頻度を示しており、それぞれ高
濃度部および低濃度部に大きな頻度を持っている。
【0110】色特徴の抽出では、本来はR,G,Bそれ
ぞれの値を基に(つまり、R,G,B独立ではなく)求
めるものであり、下記式のごとく大量のレジスタが必要
となる。
【0111】 g=0:R<th1 かつG<th1 かつB<th1 g=1:R≧Th1 かつR<Th2 かつG<th1 かつB<th1 g=n:R<Th1 かつG≧Th1 かつG<Th2 かつB<Th2 g=n3 −1 :R≧Thn−1 かつG≧Thn−1 かつB≧<Thn−1 ……(2) つまり、n3 個のレジスタが必要となる。
【0112】なお、ここで説明した濃度分布算出部20
1では、画像データR,G,Bそれぞれに対して独立に
ヒストグラム情報を求めるものであるが、本発明の用途
を満たす色特徴を抽出することが可能であり、大幅なメ
モリ削減ができる。
【0113】次に、下地濃度レベル算出部202につい
て説明する。下地濃度レベル算出部202は、濃度分布
算出部201にて算出された濃度分布情報を基に、読取
った原稿の下地濃度レベル(または、各色の色レベル)
を算出する。
【0114】以下、図8に示すモノクロ原稿をモノクロ
で読取った例を用いて下地濃度レベル算出部202の説
明を行なう。図8の例は、横軸は濃度を表わし、縦軸は
頻度を表わしている。すなわち、下地に相当する低濃度
レベルは左側に、文字に相当する高濃度レベルは右側に
位置する。下地濃度レベル算出部202は、たとえば、
以下の判定式にて下地濃度レベルを判定する。
【0115】 Hmax=max(H(0),H(1),……H(Bmax))…(3) bl:Hmax値を持つH(n) ……(4) ここで、Hmaxは最大の濃度分布値、blは算出され
た下地濃度レベル、H(n)は濃度分布算出部201に
て算出された濃度分布、Bmaxは下地領域の範囲を示
す。すなわち、(3)式では、濃度「0」からBmax
の範囲で最大の濃度分布値Hmaxを求め、(4)式
は、その最大濃度分布値を有する濃度レベルを求める。
すなわち、図8に示す例では、H(1)が最大の濃度分
布を有し、そのときの濃度レベル、つまり算出された下
地濃度レベルblは、bl=1となる。
【0116】図9は、下地濃度レベル算出部202をハ
ードウェアで実施した場合の具体的な回路構成の一例を
示すもので、3つの比較器301,302,303、お
よび、3つのセレクタ304,305,306によって
構成されており、この例ではBmax=3の場合の例を
示している。
【0117】比較器301には、濃度分布H(0)とH
(1)が入力され、その大きい方のH(n)値および大
きい方の選択信号が出力される。セレクタ304は、濃
度分布H(0)およびH(1)の濃度信号lv0、lv
1が入力され、比較器301から出力される選択信号に
より、濃度分布値の大きい方の濃度値が選択されて出力
される。図8の濃度分布の例では、濃度分布値としてH
(1)が、濃度値として「1」が出力される。
【0118】比較器302、セレクタ305についても
同様に動作し、図8の例では、濃度分布値としてH
(2)、濃度値として「2」が出力される。比較器30
3、セレクタ306は、それぞれ比較器301,302
の各出力、セレクタ304,305の各出力が入力さ
れ、比較器301,302、セレクタ304,305と
同様の動作をし、図8の例では、最大濃度分布値Hma
xとしてH(1)が、下地濃度レベルblとして「1」
が出力される。
【0119】次に、濃度変換テーブル作成部203につ
いて説明する。濃度変換テーブル作成部203は、下地
濃度レベル算出部202にて作成された下地濃度レベル
を基に、濃度変換テーブルを作成する。
【0120】図10(a),(b)は、濃度変換テーブ
ルの一例を示している。下地濃度レベル算出部202に
て算出された下地濃度レベルblを基に、8ビット(2
56レベル)の入力信号を変換するためのテーブル(2
56バイト、カラーRGBの場合は256×3バイト)
を作成する。
【0121】図10(a)の場合は、入力濃度レベルD
iが下地濃度レベルbl以下の場合は出力Doが
「0」、入力濃度レベルDiが下地濃度レベルbl以上
の場合、出力Doは、Do=(255−bl)/255
となる。
【0122】図10(b)の場合は、入力濃度レベルD
iが「1」以下の場合は出力Doが「0」、入力濃度レ
ベルDiが下地濃度レベルbl以上の場合、出力Do
は、Do=Diとなる。いずれの場合も、入力濃度レベ
ルDiが下地濃度レベルbl以下の場、出力濃度レベル
は「0」となり、下地を除去することが可能となる。
【0123】次に、画像変換部204について説明す
る。画像変換部204は、濃度変換テーブル作成部20
3にて作成された濃度変換テーブルを基に画像濃度を変
換する。画像変換部204は、たとえば、8ビット×2
56=256バイトのRAM(カラーRGBの場合は2
56×3バイト)で構成され、入力画像濃度をアドレス
としてRAMの内容を読出すことにより、出力画像濃度
を得るようになっている。
【0124】以上の構成により、下地濃度を除去するこ
とができる。
【0125】次に、第2の実施の形態について説明す
る。
【0126】第2の実施の形態は、前述した第1の実施
の形態では下地濃度レベルを算出していたのに対して、
下地濃度分布の広がりを考慮して下地濃度レベルを算出
するものである。
【0127】図11は、第2の実施の形態に係る画像処
理装置36の要部の構成を概略的に示している。第1の
実施の形態と異なる点は、下地濃度分布レベル算出部2
02の代わりに下地濃度分布算出部205を用いている
点にあり、その他は第1の実施の形態と同一であるの
で、同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
【0128】図12は、下地濃度分布算出部205の具
体的な構成例を示すもので、3つの比較器301,30
2,303、3つのセレクタ304,305,306、
および、加算器307によって構成されている。
【0129】比較器301には、濃度分布H(0)とH
(1)が入力され、その大きい方のH(n)値および大
きい方の選択信号が出力される。セレクタ304は、濃
度分布H(0)およびH(1)の濃度信号lv0、lv
1が入力され、比較器301から出力される選択信号に
より、濃度分布値の大きい方の濃度値が選択されて出力
される。図8の濃度分布の例では、濃度分布値としてH
(1)が、濃度値として「1」が出力される。
【0130】比較器302、セレクタ305についても
同様に動作し、図8の例では、濃度分布値としてH
(2)、濃度値として「2」が出力される。比較器30
3、セレクタ306は、それぞれ比較器301,302
の各出力、セレクタ304,305の各出力が入力さ
れ、比較器301,302、セレクタ304,305と
同様の動作を行なう。
【0131】加算器307は、セレクタ306の出力に
対して一定のレベルlを加算する。その結果、図8の例
では、l=1とした場合、最大濃度分布値Hmaxとし
てH(1)が、下地濃度レベルとして「2」が出力され
る。
【0132】以上の構成により、下地の濃度にある程度
むらがあった場合でも、良好に下地を除去することがで
きる。
【0133】次に、第3の実施の形態について説明す
る。
【0134】第3の実施の形態は、前述した第1,第2
の実施の形態では濃度変換テーブルに基づき画像濃度を
変換していたのに対して、全てハードウェア演算にて行
なうものである。
【0135】図13は、第3の実施の形態に係る画像処
理装置36の要部の構成を概略的に示している。第2の
実施の形態と異なる点は、濃度変換テーブル作成部20
3を削除するとともに、画像変換部204の代わりに下
地濃度変換部206を用いている点にあり、その他は第
2の実施の形態と同一であるので、同一部分には同一符
号を付して説明は省略する。
【0136】図14(a),(b)は、下地濃度変換部
206の具体的な構成例を示すものである。図14
(a)の場合は、入力濃度レベルDiと下地濃度レベル
blとの間で減算を行なう減算器308、および、減算
器308の出力と所定値「255」との間で除算を行な
う除算器309によって構成されていて、 入力濃度レベルDi<下地濃度レベルbl:出力レベルDo=0 入力濃度レベルDi≧下地濃度レベルbl:出力レベルDo =(256−bl)/255 ……(5) となる。
【0137】図14(a)の場合は、入力濃度レベルD
iと下地濃度レベルblとの比較を行なう比較器31
0、および、比較器310の比較結果により、入力濃度
レベルDiあるいは所定値「0」のいずれか一方を選択
するセレクタ311によって構成されていて、 入力濃度レベルDi<下地濃度レベルbl:出力レベルDo=0 入力濃度レベルDi≧下地濃度レベルbl:出力レベルDo=Di ……(6) となる。
【0138】次に、第4の実施の形態について説明す
る。
【0139】第4の実施の形態は、カラー原稿の場合
に、下地の色のある原稿で下地除去を行なうのではな
く、下地の濃度むらや裏写りを抑制する場合に有効な構
成である。
【0140】図15は、第4の実施の形態に係る画像処
理装置36の要部の構成を概略的に示している。第3の
実施の形態と異なる点は、下地濃度変換部206の代わ
りに下地濃度むら抑制部207を用いている点にあり、
その他は第3の実施の形態と同一であるので、同一部分
には同一符号を付して説明は省略する。
【0141】図16は、下地濃度むら抑制部207の具
体的な第1の構成例を示すもので、下地濃度レベルbl
と入力濃度レベルDiとの比較を行なう比較器312、
および、比較器312の比較結果により、下地濃度レベ
ルblあるいは入力濃度レベルDiのいずれか一方を選
択するセレクタ313によって構成されている。
【0142】すなわち、下地濃度むら抑制部207は、
図17に示す濃度の変換を行なうもので、下地濃度分布
算出部205の出力する下地濃度レベルblを基に、 入力濃度レベルDi<下地濃度レベルbl:出力レベルDo=bl 入力濃度レベルDi≧下地濃度レベルbl:出力レベルDo=Di ……(7) とする。この演算により、下地濃度以下の画像濃度は下
地濃度レベルblに一律に置き換えられ、下地の濃度む
らや裏写りが抑制できる。
【0143】図18は、下地濃度むら抑制部207の具
体的な第2の構成例を示すもので、下地濃度レベルbl
と一定レベルlとの間で減算を行なう減算器314、下
地濃度レベルblと一定レベルlとの間で加算を行なう
加算器315、減算器314の出力と入力濃度レベルD
iとを比較する比較器316、加算器315の出力と入
力濃度レベルDiとを比較する比較器317、比較器3
16,317の各出力の論理積をとるアンド回路31
8、および、アンド回路318の出力により、下地濃度
レベルblあるいは入力濃度レベルDiのいずれか一方
を選択するセレクタ319によって構成されている。
【0144】すなわち、下地濃度むら抑制部207は、
カラー原稿の場合に、下地の色のある原稿で下地除去を
行なうのではなく、下地の濃度むらや裏写りを抑制する
場合に有効な構成であるが、さらに、下地よりも薄いも
の(たとえば、白抜き文字や原稿よりも外側の原稿抑え
カバーの白領域など)図ある場合に、特に有効な構成で
ある。
【0145】図18の下地濃度むら抑制部207は、図
19に示す濃度の変換を行なうもので、下地濃度分布算
出部205の出力する下地濃度レベルblを基に、 入力濃度レベルDi<下地濃度レベルbl−1:出力レベルDo=Di 入力濃度レベルDi≧下地濃度レベルbl かつDi<bl:出力レベルDo=bl 入力濃度レベルDi≧下地濃度レベルbl+1:出力レベルDo=Di ……(8) とする。この演算により、下地濃度付近の画像濃度は下
地濃度レベルblに一律に置き換えられ、下地の濃度む
らや裏写りが抑制できる。さらに、下地濃度よりも薄く
画像濃度を保存すべきものについては、その濃度が保存
される。
【0146】次に、第5の実施の形態について説明す
る。
【0147】第5の実施の形態は、画像の濃度分布の下
地濃度のピーク位置および下地の濃度の広がりを示す濃
度分布のすそ位置を検出し、ピーク位置およびすそ位置
から下地濃度を変換するものである。
【0148】図20は、第5の実施の形態に係る画像処
理装置36の要部の構成を概略的に示している。第3の
実施の形態と異なる点は、下地濃度分布算出部205の
代わりに下地位置検出部208およびすそ位置検出部2
09を用いている点にあり、その他は第3の実施の形態
と同一であるので、同一部分には同一符号を付して説明
は省略する。
【0149】以下、図21に示す濃度分布を例にすそ位
置検出部209の説明を行なう。すそ位置は、ピーク位
置1に対して連続的に単調減少している頻度値に対し
て、 H(n)≧lmax×k ……(9) を満たす最小および最大の濃度レベルをすそ位置として
求める。図21の例では、最小blminは「0」、最
大blmaxは「3」となる。
【0150】図22は、ピーク位置blおよびすそ位置
blmin,blmaxを基に濃度変換する例であり、
実線および一点鎖線のような濃度変換が考えられる。前
述のように、下地ピーク位置に対して一律にそのレベル
をシフトする方法に対して、このようにすれば、画像の
濃度むらに応じて下地の分布のすそ、つまりシフト量が
算出できるので、より精度の高い画像濃度変換が可能と
なる。
【0151】また、すそ位置blmin,blmax
は、以下の式(10)のようにオフセット値を与えるこ
とも効果がある。
【0152】 blmax′=blmax+omax blmin′=blmin+omin ……(10) 以上説明した例では、下地ピーク位置は濃度分布算出部
201の濃度分割数に依存して、その位置精度が決定す
る。すなわち、分割数がnであれば、位置情報は、 ±256/2/n ……(11) となる。すなわち、ピーク位置がpの場合、画像濃度に
対応する下地ピーク濃度blは、 bl=(256/n)*p+256/n/2 ……(12) となる。
【0153】しかしながら、下地ピーク位置の前後の濃
度分布を利用して、下地ピーク位置を精度よく算出する
ことが可能である。たとえば、下地ピーク位置pの頻度
H(p)を下地ピーク位置の前後の頻度H(p−1)と
H(p+1)で重み付けを行ない、 bl=(256/n)*p+256/n/2 +(256/n/2) *(H(p+1)−H(p−1))/H(p)/2……(13) とすることができる。
【0154】ところが、この演算方法では、図21に示
すように、下地ピーク位置が「1」以上の場合は精度よ
く補正できるが、図23(a)に示すように、下地ピー
ク位置が「0」の場合は、「0」以下の分布がないた
め、たとえば、これを頻度「0」として演算することも
できるが、精度が悪い。特に、カラー画像の場合、画像
データR,G,BまたはC,M,Y,Kごとに、その分
布が図21のケースや図23(a)のケースのように異
なっていると、カラーのチャンネルのバランスが崩れ、
正確な下地除去、さらには画像濃度全体の濃度変換が正
確に行なわれず、下地に色が残ってしまったり、画像全
体の色相が変化してしまったりする。
【0155】したがって、図23(b)に示すように、
下地ピーク位置が「0」である場合は、画像濃度「0」
以下の頻度を仮想的に作成し、画像濃度「0」以下の頻
度H(−1)も利用して、(13)式の演算を行なうこ
とにより、正確な画像濃度変換を行なうことができる。
【0156】次に、第6の実施の形態について説明す
る。
【0157】下地除去処理は、対象原稿に応じて、その
処理を講じた方が良いケースと悪いケースとが存在す
る。たとえば、新聞のように低コストで仕上げるために
安い紙を使用しているため、色の付いた紙を使わざろう
得ない場合では、下地除去は有効であるが、広告のよう
に意図的に色の付いた印刷用紙を使う場合もある。この
場合は、下地除去は好ましくない。
【0158】そこで、第6の実施の形態では、下地除去
をすべきか否かを判定し、下地除去すべき原稿の場合は
下地除去を行なう場合の構成である。
【0159】図24は、第6の実施の形態に係る画像処
理装置36の要部の構成を概略的に示している。第3の
実施の形態と異なる点は、下地除去すべきか否かを判定
する下地有無判定部210が追加された点にあり、その
他は第3の実施の形態と同一であるので、同一部分には
同一符号を付して説明は省略する。
【0160】図25は、下地有無判定部210の構成を
示すもので、カラー画像データR,G,Bそれぞれの下
地濃度レベルblr,blg,blbと所定の閾値th
1とを比較する比較器321,322,323、下地濃
度レベルblrとblgとの間で減算を行なう減算器3
24、下地濃度レベルblgとblbとの間で減算を行
なう減算器325、下地濃度レベルblbとblrとの
間で減算を行なう減算器326、減算器324,32
5,326の各出力と所定の閾値th2とを比較する比
較器327,328,329、比較器321,322,
33の各出力の論理積をとるアンド回路330、比較器
327,328,329の各出力の論理積をとるアンド
回路331、および、アンド回路330,331の各出
力の論理和をとるオア回路332によって構成されてい
て、以下に示す(14),(15)式にしたがって下地
除去すべきか否かを判定する。
【0161】 blr<th1かつblg<th1かつblb<th1 ……(14) かつ |blr−blg|<th2かつ|blg−blb|<th2かつ |blb−blr|<th2 ……(15) を満たすときに下地除去を行なう。すなわち、画像デー
タR,G,Bそれぞれの下地濃度レベルblr,bl
g,blbが所定の頻度以下で、かつ、3チャンネルの
レベル差が小さいときに下地除去を行なう。
【0162】以上の構成により、下地除去すべき原稿を
判定し、原稿の種類に応じて適切に下地除去の処理が行
なわれる。
【0163】次に、第7の実施の形態について説明す
る。
【0164】第7の実施の形態は、対象原稿から文字/
下地領域を判定し、その判定結果を基に下地濃度を変換
するものである。
【0165】図26は、第7の実施の形態に係る画像処
理装置36の要部の構成を概略的に示している。第7の
実施の形態は、濃度分布算出部201、下地濃度分布算
出部205、下地濃度変換部206、および、領域判定
手段としての文字/下地領域を判定する文字/下地判定
部211によって構成されている。なお、濃度分布算出
部201、下地濃度分布算出部205、および、下地濃
度変換部206は、前述した第3の実施の形態と同一で
あるので、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0166】すなわち、文字/下地判定部211は、入
力された画像データR,G,Bから文字/下地領域を判
定する。濃度分布算出部201は、文字/下地判定部2
11により文字/下地領域と判定された領域に対して、
入力された画像データR,G,Bの濃度分布を算出す
る。下地濃度分布算出部205は、濃度分布算出部20
1により算出された濃度分布に基づき原稿の下地濃度分
布を算出する。下地濃度変換部206は、下地濃度分布
算出部205により算出された下地濃度分布に基づき、
入力された画像データR,G,Bの下地濃度を変換す
る。
【0167】次に、第8の実施の形態について説明す
る。
【0168】第8の実施の形態は、対象原稿から非写真
領域を判定し、その判定結果を基に下地濃度を変換する
ものである。
【0169】図27は、第8の実施の形態に係る画像処
理装置36の要部の構成を概略的に示している。第8の
実施の形態は、濃度分布算出部201、下地濃度分布算
出部205、下地濃度変換部206、および、領域判定
手段としての非写真領域を判定する非写真判定部212
によって構成されている。なお、濃度分布算出部20
1、下地濃度分布算出部205、および、下地濃度変換
部206は、前述した第3の実施の形態と同一であるの
で、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0170】すなわち、非写真判定部212は、入力さ
れた画像データR,G,Bから非写真領域を判定する。
濃度分布算出部201は、入力された画像データR,
G,Bの濃度分布を算出する。下地濃度分布算出部20
5は、濃度分布算出部201により算出された濃度分布
に基づき原稿の下地濃度分布を算出する。下地濃度変換
部206は、下地濃度分布算出部205により算出され
た下地濃度分布に基づき、入力された画像データR,
G,Bの非写真判定部212により非写真領域と判定さ
れた領域に対して下地濃度を変換する。
【0171】次に、第9の実施の形態について説明す
る。
【0172】第9の実施の形態は、対象原稿から文字/
下地領域を判定し、その判定結果を基に下地濃度を変換
するものである。
【0173】図28は、第9の実施の形態に係る画像処
理装置36の要部の構成を概略的に示している。第9の
実施の形態は、濃度分布算出部201、下地濃度分布算
出部205、下地濃度変換部206、および、文字/下
地判定部211によって構成されている。なお、濃度分
布算出部201、下地濃度分布算出部205、下地濃度
変換部206、および、文字/下地判定部211は、前
述した第7の実施の形態と同一であるので、同一符号を
付して詳細な説明は省略する。
【0174】すなわち、文字/下地判定部211は、入
力された画像データR,G,Bから文字/下地領域を判
定する。濃度分布算出部201は、入力された画像デー
タR,G,Bの濃度分布を算出する。下地濃度分布算出
部205は、濃度分布算出部201により算出された濃
度分布に基づき原稿の下地濃度分布を算出する。下地濃
度変換部206は、下地濃度分布算出部205により算
出された下地濃度分布に基づき、入力された画像データ
R,G,Bの文字/下地判定部211により文字/下地
領域と判定された領域に対して下地濃度を変換する。
【0175】次に、第10の実施の形態について説明す
る。
【0176】第10の実施の形態は、対象原稿から文字
/下地領域と写真領域を判定し、文字/下地領域と写真
領域とで異なる方法で下地濃度を変換するものである。
【0177】図29は、第10の実施の形態に係る画像
処理装置36の要部の構成を概略的に示している。第1
0の実施の形態は、濃度分布算出部201、下地濃度分
布算出部205、下地濃度変換部206a,206b、
文字/下地、写真判定部213、および、セレクタ21
4によって構成されている。なお、濃度分布算出部20
1、および、下地濃度分布算出部205は、前述した第
3の実施の形態と同一であるので、同一符号を付して詳
細な説明は省略する。
【0178】すなわち、文字/下地、写真判定部213
は、入力された画像データR,G,Bから文字/下地領
域と写真領域を判定する。濃度分布算出部201は、入
力された画像データR,G,Bの濃度分布を算出する。
下地濃度分布算出部205は、濃度分布算出部201に
より算出された濃度分布に基づき、原稿の下地濃度分布
を算出する。
【0179】下地濃度変換部206aは、下地濃度分布
算出部205により算出された下地濃度分布に基づき、
入力された画像データR,G,Bの下地濃度を変換す
る。下地濃度変換部206bは、下地濃度分布算出部2
05により算出された下地濃度分布に基づき、入力され
た画像データR,G,Bの下地濃度を、下地濃度変換部
206aとは異なる方法で変換する。セレクタ214
は、文字/下地、写真判定部213により文字/下地領
域と判定されたときは下地濃度変換部206aの出力を
選択し、文字/下地、写真判定部213により写真領域
と判定されたときは下地濃度変換部206bの出力を選
択する。
【0180】次に、第11の実施の形態について説明す
る。
【0181】第11の実施の形態は、対象原稿がカラー
原稿かモノクロ原稿かを手動で設定し、カラー原稿とモ
ノクロ原稿とで異なる方法で下地濃度を変換するもので
ある。
【0182】図30は、第11の実施の形態に係る画像
処理装置36の要部の構成を概略的に示している。第1
1の実施の形態は、濃度分布算出部201、下地濃度分
布算出部205、下地濃度変換部206a,206b、
セレクタ214、および、対象原稿がカラー原稿かモノ
クロ原稿かを手動で設定するカラー/モノクロ設定部2
15によって構成されている。なお、濃度分布算出部2
01、下地濃度分布算出部205、下地濃度変換部20
6a,206b、および、セレクタ214は、前述した
第10の実施の形態と同一であるので、同一符号を付し
て詳細な説明は省略する。
【0183】すなわち、まず、カラー/モノクロ設定部
215により、対象原稿がカラー原稿かモノクロ原稿か
を設定する。濃度分布算出部201は、入力された画像
データR,G,Bの濃度分布を算出する。下地濃度分布
算出部205は、濃度分布算出部201により算出され
た濃度分布に基づき、原稿の下地濃度分布を算出する。
【0184】下地濃度変換部206aは、下地濃度分布
算出部205により算出された下地濃度分布に基づき、
入力された画像データR,G,Bの下地濃度を変換す
る。下地濃度変換部206bは、下地濃度分布算出部2
05により算出された下地濃度分布に基づき、入力され
た画像データR,G,Bの下地濃度を、下地濃度変換部
206aとは異なる方法で変換する。セレクタ214
は、カラー/モノクロ設定部215によりカラー原稿と
設定されたときは下地濃度変換部206aの出力を選択
し、カラー/モノクロ設定部215によりモノクロ原稿
と設定されたときは下地濃度変換部206bの出力を選
択する。
【0185】次に、第12の実施の形態について説明す
る。
【0186】第12の実施の形態は、対象原稿がカラー
原稿かモノクロ原稿かを自動的に判定し、カラー原稿と
モノクロ原稿とで異なる方法で下地濃度を変換するもの
である。
【0187】図31は、第12の実施の形態に係る画像
処理装置36の要部の構成を概略的に示している。第1
2の実施の形態は、濃度分布算出部201、下地濃度分
布算出部205、下地濃度変換部206a,206b、
セレクタ214、および、対象原稿がカラー原稿かモノ
クロ原稿かを自動的に判定するカラー/モノクロ原稿判
定部216によって構成されている。なお、濃度分布算
出部201、下地濃度分布算出部205、下地濃度変換
部206a,206b、および、セレクタ214は、前
述した第11の実施の形態と同一であるので、同一符号
を付して詳細な説明は省略する。
【0188】すなわち、カラー/モノクロ原稿判定部2
16は、入力された画像データR,G,Bにより、対象
原稿がカラー原稿かモノクロ原稿かを判定する。濃度分
布算出部201は、入力された画像データR,G,Bの
濃度分布を算出する。下地濃度分布算出部205は、濃
度分布算出部201により算出された濃度分布に基づ
き、原稿の下地濃度分布を算出する。
【0189】下地濃度変換部206aは、下地濃度分布
算出部205により算出された下地濃度分布に基づき、
入力された画像データR,G,Bの下地濃度を変換す
る。下地濃度変換部206bは、下地濃度分布算出部2
05により算出された下地濃度分布に基づき、入力され
た画像データR,G,Bの下地濃度を、下地濃度変換部
206aとは異なる方法で変換する。セレクタ214
は、カラー/モノクロ原稿判定部216によりカラー原
稿と判定されたときは下地濃度変換部206aの出力を
選択し、カラー/モノクロ設定部215によりモノクロ
原稿と判定されたときは下地濃度変換部206bの出力
を選択する。
【0190】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、下
地のある原稿を複写した場合であっても、下地濃度を調
整して下地濃度を薄くしても、文字が読みにくくなった
りして、薄くなることはなく、高画質に複写可能であ
り、しかも、裏写りのある原稿に対しても同様な効果が
得られる画像処理装置および画像形成装置を提供でき
る。
【0191】また、本発明によれば、写真が混在する原
稿であっても、写真部分の濃度は忠実に保存され、色や
濃度が変わってしまうことのない画像処理装置および画
像形成装置を提供できる。
【0192】さらに、本発明によれば、下地色がある原
稿でも、下地の色は保存したまま裏写りを抑制すること
が可能であり、同時に下地の濃度むらも少なくすること
ができる画像処理装置および画像形成装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の内部
構成を模式的に示す側面図。
【図2】図1に示した画像形成装置の電気的接続および
制御のための信号の流れを概略的に示すブロック図。
【図3】画像処理装置の構成を概略的に示すブロック
図。
【図4】第1の実施の形態に係る画像処理装置の要部の
構成を概略的に示すブロック図。
【図5】濃度分布算出部を構成する多値化部の構成を示
すブロック図。
【図6】濃度分布算出部を構成するヒストグラム作成部
の構成を示すブロック図。
【図7】ヒストグラム情報の例を示す図。
【図8】ヒストグラム情報の例を示す図。
【図9】下地濃度レベル算出部の構成を示すブロック
図。
【図10】濃度変換テーブルの一例を示す図。
【図11】第2の実施の形態に係る画像処理装置の要部
の構成を概略的に示すブロック図。
【図12】下地濃度分布算出部の構成を示すブロック
図。
【図13】第3の実施の形態に係る画像処理装置の要部
の構成を概略的に示すブロック図。
【図14】下地濃度変換部の構成を示すブロック図。
【図15】第4の実施の形態に係る画像処理装置の要部
の構成を概略的に示すブロック図。
【図16】下地濃度むら抑制部の第1の構成例を示すブ
ロック図。
【図17】図16の下地濃度むら抑制部が行なう濃度変
換を説明する図。
【図18】下地濃度むら抑制部の第2の構成例を示すブ
ロック図。
【図19】図18の下地濃度むら抑制部が行なう濃度変
換を説明する図。
【図20】第5の実施の形態に係る画像処理装置の要部
の構成を概略的に示すブロック図。
【図21】濃度分布の例を示す図。
【図22】濃度変換を説明する図。
【図23】濃度分布の例を示す図。
【図24】第6の実施の形態に係る画像処理装置の要部
の構成を概略的に示すブロック図。
【図25】下地有無判定部の構成を示すブロック図。
【図26】第7の実施の形態に係る画像処理装置の要部
の構成を概略的に示すブロック図。
【図27】第8の実施の形態に係る画像処理装置の要部
の構成を概略的に示すブロック図。
【図28】第9の実施の形態に係る画像処理装置の要部
の構成を概略的に示すブロック図。
【図29】第10の実施の形態に係る画像処理装置の要
部の構成を概略的に示すブロック図。
【図30】第11の実施の形態に係る画像処理装置の要
部の構成を概略的に示すブロック図。
【図31】第12の実施の形態に係る画像処理装置の要
部の構成を概略的に示すブロック図。
【符号の説明】
1……カラースキャナ部(画像読取手段)、2……カラ
ープリンタ部(画像形成手段)、30……主制御部、9
1……メインCPU、36……画像処理装置、154…
…画像処理部、181……多値化部(多値化手段)、1
82……ヒストグラム作成部(ヒストグラム作成手
段)、201……濃度分布算出部(濃度分布算出手
段)、202……下地濃度レベル算出部(下地濃度レベ
ル算出手段)、203……濃度変換テーブル作成部(濃
度変換テーブル作成手段)、204……画像変換部(画
像変換手段)、205……下地濃度分布算出部(下地濃
度分布算出手段)、206,206a,206b……下
地濃度変換部(下地濃度変換手段)、207……下地濃
度むら抑制部(下地濃度むら抑制手段)、208……下
地位置検出部(下地位置検出手段)、209……すそ位
置検出部(すそ位置検出手段)、210……下地有無判
定部(判定手段)、211……文字/下地判定部(領域
判定手段)、212……非写真判定部(領域判定手
段)、213……文字/下地、写真判定部(領域判定手
段)、214……セレクタ、215……カラー/モノク
ロ設定部(設定手段)、216……カラー/モノクロ原
稿判定部(判定手段)。

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される画像データに基づき画像デー
    タの濃度分布を求める第1の処理手段と、 この第1の処理手段にて求められた濃度分布に基づい
    て、下地に対応する画像データを含む濃度範囲を求める
    第2の処理手段と、 この第2の処理手段にて求められた濃度範囲内の画像デ
    ータに対し、特定の値の出力データに変換して出力する
    変換手段と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 入力される画像データに基づき画像デー
    タの濃度分布を求める第1の処理手段と、 この第1の処理手段にて求められた濃度分布に基づい
    て、下地に対応する画像データを含む濃度範囲を求める
    第2の処理手段と、 前記第1の処理手段にて求められた濃度分布に基づい
    て、下地に対応する画像データが変換されるべき特定の
    出力データ値を求める第3の処理手段と、 前記第2の処理手段にて求められた濃度範囲内の画像デ
    ータに対し、前記第3の処理手段にて求められた特定の
    出力データ値に変換して出力する変換手段と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 入力される画像データに基づき画像デー
    タの濃度分布を求める第1の処理手段と、 この第1の処理手段にて求められた濃度分布に基づい
    て、下地に対応する画像データを含む濃度範囲を求める
    第2の処理手段と、 前記第1の処理手段にて求められた濃度分布に基づい
    て、下地に対応する画像データが変換されるべき出力デ
    ータ値を求める第3の処理手段と、 前記第2の処理手段にて求められた濃度範囲内の画像デ
    ータに対し、前記第3の処理手段にて求められた出力デ
    ータ値をパラメータとする関数として出力する変換手段
    と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 原稿画像から生成された画像データを入
    力する入力手段と、 この入力手段にて入力された画像データに基づき画像デ
    ータの濃度分布を求める第1の処理手段と、 この第1の処理手段にて求められた濃度分布に基づい
    て、原稿画像の下地に対応する画像データを含む濃度範
    囲を求める第2の処理手段と、 この第2の処理手段にて求められた濃度範囲内の画像デ
    ータに対し、特定の値の出力データに変換して出力する
    変換手段と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 原稿の画像を読取って入力された画像デ
    ータに基づき前記原稿の濃度分布を算出する濃度分布算
    出手段と、 この濃度分布算出手段で算出された濃度分布に基づき前
    記原稿の下地濃度レベルを算出する下地濃度レベル算出
    手段と、 この下地濃度レベル算出手段で算出された下地濃度レベ
    ルに基づき、下地に対応する画像データの濃度を特定値
    に変換するためのデータを格納した濃度変換テーブルを
    作成する濃度変換テーブル作成手段と、 この濃度変換テーブル作成手段で作成された濃度変換テ
    ーブル内のデータに基づき、前記入力された画像データ
    の下地に対応する画像データの濃度を特定値に変換する
    画像変換手段と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】 原稿の画像を読取って入力された画像デ
    ータに基づき前記原稿の濃度分布を算出する濃度分布算
    出手段と、 この濃度分布算出手段で算出された濃度分布に基づき前
    記原稿の下地濃度分布を算出する下地濃度分布算出手段
    と、 この下地濃度分布算出手段で算出された下地濃度分布に
    基づき、下地に対応する画像データの濃度を特定値に変
    換するためのデータを格納した濃度変換テーブルを作成
    する濃度変換テーブル作成手段と、 この濃度変換テーブル作成手段で作成された濃度変換テ
    ーブル内のデータに基づき、前記入力された画像データ
    の下地に対応する画像データの濃度を特定値に変換する
    画像変換手段と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  7. 【請求項7】 原稿の画像を読取って入力された画像デ
    ータに基づき前記原稿の濃度分布を算出する濃度分布算
    出手段と、 この濃度分布算出手段で算出された濃度分布に基づき前
    記原稿の下地濃度分布を算出する下地濃度分布算出手段
    と、 この下地濃度分布算出手段で算出された下地濃度分布に
    基づき所定の演算を行なうことにより、前記入力された
    画像データの下地に対応する画像データの濃度を特定値
    に変換する下地濃度変換手段と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  8. 【請求項8】 原稿の画像を読取って入力された画像デ
    ータに基づき前記原稿の濃度分布を算出する濃度分布算
    出手段と、 この濃度分布算出手段で算出された濃度分布に基づき前
    記原稿の下地濃度分布を算出する下地濃度分布算出手段
    と、 この下地濃度分布算出手段で算出された下地濃度分布に
    基づき所定の演算を行なうことにより、前記入力された
    画像データの下地に対応する画像データの濃度を一定の
    濃度値に抑制する下地濃度むら抑制手段と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記濃度分布算出手段は、前記入力され
    た画像データを多値化画像信号に変換する多値化手段
    と、この多値化手段から得られる多値化画像信号から前
    記原稿の色特徴を表わす濃度ヒストグラム情報を作成す
    るヒストグラム作成手段とからなることを特徴とする請
    求項5〜8のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 原稿の画像を読取って入力された画像
    データに基づき前記原稿の濃度分布を算出する濃度分布
    算出手段と、 この濃度分布算出手段で算出された濃度分布に基づき前
    記原稿の下地濃度分布のピーク位置を検出する下地位置
    検出手段と、 この下地位置検出手段で検出された下地濃度分布のピー
    ク位置から下地濃度分布のすそ位置を検出するすそ位置
    検出手段と、 このすそ位置検出手段で検出された下地濃度分布のすそ
    位置に基づき、前記入力された画像データの下地に対応
    する画像データの濃度を特定値に変換する下地濃度変換
    手段と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  11. 【請求項11】 原稿の画像を読取って入力された画像
    データに基づき前記原稿の濃度分布を算出する濃度分布
    算出手段と、 この濃度分布算出手段で算出された濃度分布に基づき前
    記原稿の下地濃度分布のピーク位置を検出する下地位置
    検出手段と、 この下地位置検出手段で検出された下地濃度分布のピー
    ク位置から下地濃度分布のすそ位置を検出するすそ位置
    検出手段と、 このすそ位置検出手段で検出された下地濃度分布のすそ
    位置を一定量シフトするすそ位置シフト手段と、 このすそ位置シフト手段で一定量シフトされたすそ位置
    に基づき、前記入力された画像データの下地に対応する
    画像データの濃度を特定値に変換する下地濃度変換手段
    と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  12. 【請求項12】 原稿の画像を読取って入力された画像
    データに基づき前記原稿の濃度分布を算出する濃度分布
    算出手段と、 この濃度分布算出手段で算出された濃度分布に基づき濃
    度零(0)以下の補正濃度分布を仮想的に作成する補正
    濃度分布作成手段と、 この補正濃度分布作成手段で作成された補正濃度分布に
    基づき前記原稿の下地濃度分布のピーク位置を検出する
    下地位置検出手段と、 この下地位置検出手段で検出された下地濃度分布のピー
    ク位置に基づき、前記入力された画像データの下地に対
    応する画像データの濃度を特定値に変換する下地濃度変
    換手段と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  13. 【請求項13】 原稿の画像を読取って入力された画像
    データに基づき前記原稿の濃度分布を算出する濃度分布
    算出手段と、 この濃度分布算出手段で算出された濃度分布に基づき前
    記原稿の下地濃度分布を算出する下地濃度分布算出手段
    と、 前記濃度分布算出手段で算出された濃度分布および前記
    下地濃度分布算出手段で算出された下地濃度分布に基づ
    き前記原稿が下地を除去すべき原稿か否かを判定する判
    定手段と、 この判定手段の判定結果および前記下地濃度分布算出手
    段で算出された下地濃度分布に基づき前記入力された画
    像データの下地に対応する画像データの濃度を特定値に
    変換する下地濃度変換手段と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  14. 【請求項14】 前記濃度分布算出手段は、前記入力さ
    れた画像データを多値化画像信号に変換する多値化手段
    と、この多値化手段から得られる多値化画像信号から前
    記原稿の色特徴を表わす濃度ヒストグラム情報を作成す
    るヒストグラム作成手段とからなることを特徴とする請
    求項10〜13のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  15. 【請求項15】 原稿の画像を読取って入力された画像
    データから文字/下地領域を判定する領域判定手段と、 この領域判定手段により文字/下地領域と判定された領
    域に対して前記入力された画像データの濃度分布を算出
    する濃度分布算出手段と、 この濃度分布算出手段で算出された濃度分布に基づき前
    記原稿の下地濃度分布を算出する下地濃度分布算出手段
    と、 この下地濃度分布算出手段で算出された下地濃度分布に
    基づき所定の演算を行なうことにより、前記入力された
    画像データの下地に対応する画像データの濃度を特定値
    に変換する下地濃度変換手段と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  16. 【請求項16】 原稿の画像を読取って入力された画像
    データに基づき前記原稿の濃度分布を算出する濃度分布
    算出手段と、 この濃度分布算出手段で算出された濃度分布に基づき前
    記原稿の下地濃度分布を算出する下地濃度分布算出手段
    と、 前記入力された画像データから非写真領域を判定する領
    域判定手段と、 前記下地濃度分布算出手段で算出された下地濃度分布に
    基づき所定の演算を行なうことにより、前記入力された
    画像データの前記領域判定手段により非写真領域と判定
    された領域に対して下地濃度を特定値に変換する下地濃
    度変換手段と、を具備したことを特徴とする画像処理装
    置。
  17. 【請求項17】 原稿の画像を読取って入力された画像
    データに基づき前記原稿の濃度分布を算出する濃度分布
    算出手段と、 この濃度分布算出手段で算出された濃度分布に基づき前
    記原稿の下地濃度分布を算出する下地濃度分布算出手段
    と、 前記入力された画像データから文字/下地領域を判定す
    る領域判定手段と、 前記下地濃度分布算出手段で算出された下地濃度分布に
    基づき所定の演算を行なうことにより、前記入力された
    画像データの前記領域判定手段により文字/下地領域と
    判定された領域に対して下地濃度を特定値に変換する下
    地濃度変換手段と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  18. 【請求項18】 原稿の画像を読取って入力された画像
    データから文字/下地領域と写真領域を判定する領域判
    定手段と、 前記入力された画像データに基づき前記原稿の濃度分布
    を算出する濃度分布算出手段と、 この濃度分布算出手段で算出された濃度分布に基づき前
    記原稿の下地濃度分布を算出する下地濃度分布算出手段
    と、 この下地濃度分布算出手段で算出された下地濃度分布に
    基づき前記領域判定手段により判定される文字/下地領
    域と写真領域とで異なる方法で所定の演算を行なうこと
    により、前記入力された画像データの下地濃度を特定値
    に変換する下地濃度変換手段と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  19. 【請求項19】 原稿の画像を読取って入力された画像
    データに基づき前記原稿の濃度分布を算出する濃度分布
    算出手段と、 前記原稿がカラー原稿であるかモノクロ原稿であるかを
    設定する設定手段と、 前記濃度分布算出手段で算出された濃度分布に基づき前
    記原稿の下地濃度分布を算出する下地濃度分布算出手段
    と、 この下地濃度分布算出手段で算出された下地濃度分布に
    基づき前記設定手段により設定されるカラー原稿とモノ
    クロ原稿とで異なる方法で所定の演算を行なうことによ
    り、前記入力された画像データの下地濃度を特定値に変
    換する下地濃度変換手段と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  20. 【請求項20】 原稿の画像を読取って入力された画像
    データに基づき前記原稿がカラー原稿であるかモノクロ
    原稿であるかを判定する判定手段と、 前記入力された画像データに基づき前記原稿の濃度分布
    を算出する濃度分布算出手段と、 この濃度分布算出手段で算出された濃度分布に基づき前
    記原稿の下地濃度分布を算出する下地濃度分布算出手段
    と、 この下地濃度分布算出手段で算出された下地濃度分布に
    基づき前記判定手段により判定されるカラー原稿とモノ
    クロ原稿とで異なる方法で所定の演算を行なうことによ
    り、前記入力された画像データの下地濃度を特定値に変
    換する下地濃度変換手段と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  21. 【請求項21】 前記濃度分布算出手段は、前記入力さ
    れた画像データを多値化画像信号に変換する多値化手段
    と、この多値化手段から得られる多値化画像信号から前
    記原稿の色特徴を表わす濃度ヒストグラム情報を作成す
    るヒストグラム作成手段とからなることを特徴とする請
    求項15〜20のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  22. 【請求項22】 原稿の画像を読取って画像データを出
    力する画像読取手段と、 この画像読取手段から出力される画像データの濃度分布
    を求める第1の処理手段と、 この第1の処理手段にて求められた濃度分布に基づい
    て、下地に対応する画像データを含む濃度範囲を求める
    第2の処理手段と、 この第2の処理手段にて求められた濃度範囲内の画像デ
    ータに対し、特定の値の出力データに変換して出力する
    変換手段と、 この変換手段から得られる画像データに基づき画像形成
    を行なう画像形成手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  23. 【請求項23】 原稿の画像を読取って画像データを出
    力する画像読取手段と、 この画像読取手段から出力される画像データに基づき画
    像データの濃度分布を求める第1の処理手段と、 この第1の処理手段にて求められた濃度分布に基づい
    て、下地に対応する画像データを含む濃度範囲を求める
    第2の処理手段と、 前記第1の処理手段にて求められた濃度分布に基づい
    て、下地に対応する画像データが変換されるべき特定の
    出力データ値を求める第3の処理手段と、 前記第2の処理手段にて求められた濃度範囲内の画像デ
    ータに対し、前記第3の処理手段にて求められた特定の
    出力データ値に変換して出力する変換手段と、 この変換手段から得られる画像データに基づき画像形成
    を行なう画像形成手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  24. 【請求項24】 原稿の画像を読取って画像データを出
    力する画像読取手段と、 この画像読取手段から出力される画像データに基づき画
    像データの濃度分布を求める第1の処理手段と、 この第1の処理手段にて求められた濃度分布に基づい
    て、下地に対応する画像データを含む濃度範囲を求める
    第2の処理手段と、 前記第1の処理手段にて求められた濃度分布に基づい
    て、下地に対応する画像データが変換されるべき出力デ
    ータ値を求める第3の処理手段と、 前記第2の処理手段にて求められた濃度範囲内の画像デ
    ータに対し、前記第3の処理手段にて求められた出力デ
    ータ値をパラメータとする関数として出力する変換手段
    と、 この変換手段から得られる画像データに基づき画像形成
    を行なう画像形成手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  25. 【請求項25】 原稿の画像を読取って画像データを出
    力する画像読取手段と、 この画像読取手段から出力される画像データに基づき画
    像データの濃度分布を求める第1の処理手段と、 この第1の処理手段にて求められた濃度分布に基づい
    て、原稿画像の下地に対応する画像データを含む濃度範
    囲を求める第2の処理手段と、 この第2の処理手段にて求められた濃度範囲内の画像デ
    ータに対し、特定の値の出力データに変換して出力する
    変換手段と、 この変換手段から得られる画像データに基づき画像形成
    を行なう画像形成手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
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