JPH11185662A - 偏向ヨーク保持装置 - Google Patents

偏向ヨーク保持装置

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Publication number
JPH11185662A
JPH11185662A JP35493297A JP35493297A JPH11185662A JP H11185662 A JPH11185662 A JP H11185662A JP 35493297 A JP35493297 A JP 35493297A JP 35493297 A JP35493297 A JP 35493297A JP H11185662 A JPH11185662 A JP H11185662A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
deflection yoke
holding device
mounting angle
funnel
deflection
Prior art date
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Pending
Application number
JP35493297A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Murayama
幸男 村山
Tokuo Hashimoto
徳夫 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Development and Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Electronic Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Electronic Engineering Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP35493297A priority Critical patent/JPH11185662A/ja
Publication of JPH11185662A publication Critical patent/JPH11185662A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 格別の治具を必要とすることなく偏向ヨーク
の取付け角度を容易かつ精度よく調整でき、衝撃や振動
が加わっても変化させない偏向ヨーク保持装置を構成す
ることを目的とする。 【解決手段】 偏向ヨーク保持装置において、ファンネ
ル20の外側に一体に設けられ、偏向ヨークの少なくとも
前部側を覆い、その前部側面と対向する位置に偏向ヨー
クの管軸に対する取付け角度を調整するための複数個の
開孔が設けられた筒状部23と、この筒状部内に充填さ
れ、偏向ヨークを固定する充填剤25とを備える構造とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カラー受像管な
どの陰極線管に装着される偏向ヨークの管軸に対する取
付け角度を調整して保持する偏向ヨーク保持装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般にカラー受像管は、図3に示すよう
に、パネル1と一端部が円筒状のネック2からなる漏斗
状のファンネル3とからなる外囲器を有し、そのパネル
1の内面に3色蛍光体層からなる蛍光体スクリーン4が
設けられ、この蛍光体スクリーン4に対向して、その内
側にシャドウマスク5が配置されている。一方、ファン
ネル3のネック2内に3電子ビーム6B ,6G ,6R を
放出する電子銃7が配置されている。そして、この電子
銃7から放出される3電子ビーム6B ,6G ,6R をフ
ァンネル3の径大部8とネック2との境界部付近の外側
に装着された偏向ヨーク10の発生する水平、垂直偏向
磁界により偏向し、シャドウマスク5を介して蛍光体ス
クリーン4を水平、垂直走査することにより、カラー画
像を表示する構造に形成されている。
【0003】このようなカラー受像管は、現在、電子銃
7を同一水平面上を通る一列配置の3電子ビーム6B ,
6G ,6R を放出するインライン型とし、この電子銃7
から放出される一列配置の3電子ビーム6B ,6G ,6
R を偏向する偏向ヨーク10の発生する水平偏向磁界を
ピンクッション型、垂直偏向磁界をバレル型として、こ
れら水平、垂直偏向磁界により一列配置の3電子ビーム
6B ,6G ,6R を画面の全面に集中させるセルフコン
バーゼンス・インライン型カラー受像管が主流となって
いる。
【0004】このセルフコンバーゼンス・インライン型
カラー受像管によれば、格別の調整回路を用いることな
く一列配置の3電子ビーム6B ,6G ,6R を集中させ
ることが可能であり、回路設計を簡素化できる利点があ
る。
【0005】しかし上記のように偏向ヨーク10の発生
する水平、垂直偏向磁界により一列配置の3電子ビーム
6B ,6G ,6R を集中させるためには、管軸(Z軸)
に対して偏向ヨーク10を精度よく取付けることが必要
であり、その取付け角度の調整が必要である。
【0006】この偏向ヨーク10の取付け角度調整手段
として、図4に示すように、偏向ヨーク10の後部(ネ
ック2側)を締付けバンド11によりネック2に締付け
固定し、治具などを用いて取付け角度を適性に調整した
のち、この偏向ヨーク10の前部とファンネル3の径大
部8との隙間に接着剤12の塗布された弾性材からなる
くさび状の保持具13を1個または複数個挿入して固定
する方法がある。
【0007】しかしこのような方法により精度よく偏向
ヨーク10の取付け角度を調整するためには、複雑な治
具が必要である。また手作業で保持具13を挿入するた
め、挿入圧のばらつきが生じやすく、結果として取付け
角度が変化し、コンバーゼンス品位が一定しない。さら
に精度よく保持具13を挿入できても、カラー受像管の
輸送時や受像機の組立て時あるいはカラー受像管の動作
時に加わる衝撃や振動などにより保持具13が撓み、偏
向ヨーク10の取付け角度が変化してコンバーゼンス特
性が劣化する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来、
偏向ヨークの取付け角度の調整は、偏向ヨークの後部を
締付けバンドによりネックに締付け固定し、治具などを
用いて偏向ヨークの取付け角度を適性に調整したのち、
この偏向ヨーク前部とファンネルの径大部との隙間に接
着剤の塗布された弾性材からなるくさび状の保持具を1
個または複数個挿入して固定する方法でおこなわれてい
る。
【0009】しかしこのような方法により精度よく偏向
ヨークの取付け角度を調整するためには、複雑な治具が
必要である。また手作業で保持具を挿入するため、挿入
圧のばらつきが生じやすく、コンバーゼンス品位が一定
しない。さらに精度よく保持具を挿入できても、カラー
受像管の輸送時や受像機の組立て時あるいはカラー受像
管の動作時に加わる衝撃や振動などにより保持具が撓
み、偏向ヨークの取付け角度が変化してコンバーゼンス
特性が劣化するなどの問題がある。
【0010】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたものであり、格別の治具を必要とすることなく
偏向ヨークの取付け角度を容易かつ精度よく調整でき、
衝撃や振動が加わっても、取付け角度を変化させない偏
向ヨーク保持装置を構成することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】陰極線管のファンネルの
外側に装着される偏向ヨークの管軸に対する取付け角度
を調整して保持する偏向ヨーク保持装置において、ファ
ンネルの外側に一体に設けられ、偏向ヨークの少なくと
も前部側を覆い、この前部側面と対向する位置に偏向ヨ
ークの管軸に対する取付け角度を調整するための複数個
の開孔が設けられた筒状部と、この筒状部内に充填さ
れ、偏向ヨークを固定する充填剤とを備える構造とし
た。
【0012】また、その筒状部に設けられた開孔に偏向
ヨークを構成するセパレータの前部側面に当接して偏向
ヨークの管軸に対する取付け角度を調整する捩子が螺合
する構造とした。
【0013】また、充填剤をシリコーンゴムで構成し
た。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態について説明する。
【0015】図1にその一形態である偏向ヨーク保持装
置を、また図2にその筒状部の構成を示す。この偏向ヨ
ーク保持装置は、パネル1とともにカラー受像管の外囲
器を構成する漏斗状ファンネル20の径大部21に一体
に成形かつ接着剤により固定され、ファンネル20のネ
ック22方向に突出した筒状部23と、上記ファンネル
20の径大部21とネック22との境界部付近の外側に
装着された偏向ヨーク10の取付け角度を調整する調整
用捩子24と、上記筒状部23内に充填された充填剤2
5とから構成されている。
【0016】その筒状部23は、上記偏向ヨーク10の
最大外径、すなわちサドル形水平偏向コイルの前面渡り
線部を覆うセパレータ27の外径rよりも大きな内径R
の円筒状に形成され(R>r)、少なくとも偏向ヨーク
10の前部側を覆う長さに形成されている。そして上記
水平偏向コイルの前面渡り線部を覆うセパレータ27の
側面と対向する側壁に複数個、図示例では4個の捩子孔
28(開孔)がほぼ等間隔に設けられている。
【0017】調整用捩子24は、管軸(Z軸)に対する
偏向ヨーク10の取付け角度を調節するためのものであ
り、上記筒状部23の側壁に設けられた各捩子孔28に
螺合して、先端が上記偏向ヨーク10の水平偏向コイル
の前面渡り線部を覆うセパレータ27の側面に当接して
いる。この調整用捩子24は、偏向ヨーク10の発生す
る磁界を乱さない非磁性材料で形成するのがよい。
【0018】充填剤25は、液状の状態で注入して硬化
させることができるシリコーンゴムのように、充填が容
易でありかつ偏向ヨーク10の発熱に耐えられる耐熱性
を備えるものからなる。
【0019】なお、図1において、4はパネル1の内面
に設けられた3色蛍光体層からなる蛍光体スクリーン、
5はこの蛍光体スクリーン4に対向してパネル1の内側
に配置されたシャドウマスク、11は偏向ヨーク10の
後部をネック22に締付け固定する締付けバンドであ
る。
【0020】この偏向ヨーク保持装置による偏向ヨーク
10の取付け角度調節および保持は、つぎのようにおこ
なわれる。
【0021】まず図1に示したように、偏向ヨーク10
をファンネル20の径大部21とネック22との境界部
付近の外側に配置し、その後部を締付けバンド11によ
りネック2に締付け固定する。つぎに筒状部23の側壁
に設けらた4個の捩子孔28にそれぞれ調整用捩子24
を螺合して、先端を上記偏向ヨーク10の水平偏向コイ
ルの前面渡り線部を覆うセパレータ27の側面に当接さ
せ、上記調整用捩子24を進退させて、偏向ヨーク10
の取付け角度を調節する。その後、カラー受像管をパネ
ル1を下にして、筒状部23と偏向ヨーク10との隙間
に液状シリコーンゴムを注入して硬化させる。
【0022】上記のように偏向ヨーク保持装置を構成す
ると、複雑な治具を用いることなく偏向ヨーク10の取
付け角度を精度よく調節することができる。またカラー
受像管の輸送中や受像機の組立て中あるいはカラー受像
管の動作中に衝撃や振動が加わっても、偏向ヨーク10
の外周全体が充填剤25で覆われ、この充填剤25を介
して筒状部23に保持されているので、取付け角度が変
化しにくく、したがってコンバーゼンス特性の劣化を防
止できる。
【0023】なお、上記実施の形態では、筒状部と偏向
ヨークとの隙間に注入したシリコーンゴムが硬化したの
ちも、調整用捩子を残存させたが、偏向ヨークの取付け
角度は、シリコーンゴムの硬化後は調整用捩子を除去し
ても、硬化したシリコーンゴムを介して筒状部に保持さ
れるので、上記調整用捩子を除去してもよい。このよう
に調整用捩子を除去すると、充填されたシリコーンゴム
中に調整用捩子の挿入痕跡が残るが、シリコーンゴムの
弾性により塞がった状態となり、何ら問題はない。
【0024】また、上記実施の形態では、カラー受像管
に適用した場合について説明したが、この発明は、カラ
ー受像管以外の陰極線管にも適用可能である。
【0025】
【発明の効果】上述のように偏向ヨーク保持装置を構成
すると、複雑な治具を用いることなく偏向ヨークの取付
け角度を精度よく調節することができ、かつ陰極線管の
輸送中や受像機の組立て中あるいは陰極線管の動作中に
衝撃や振動が加わっても、取付け角度が変化しにくく、
コンバーゼンス特性の劣化を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)はこの発明の実施の一形態であるカ
ラー受像管に適用した偏向ヨーク保持装置の構成を一部
切欠いて示した正面図、図1(b)はカラー受像管の背
後から見た背面図である。
【図2】図2(a)は上記偏向ヨーク保持装置の要部構
成を断面で示した正面図、図2(b)はそのB−B線断
面側から見た背面図である。
【図3】カラー受像管の構成を断面で示した正面図であ
る。
【図4】カラー受像管に対する従来の偏向ヨークの取付
け構造を示す図である。
【符号の説明】 10…偏向ヨーク 11…締付けバンド 20…ファンネル 23…筒状部 24…調整用捩子 25…充填剤 28…捩子孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陰極線管のファンネルの外側に装着され
    る偏向ヨークの管軸に対する取付け角度を調整して保持
    する偏向ヨーク保持装置において、 上記ファンネルの外側に一体に設けられ、上記偏向ヨー
    クの少なくとも前部側を覆い、この前部側面と対向する
    位置に上記偏向ヨークの管軸に対する取付け角度を調整
    するための複数個の開孔が設けられた筒状部と、この筒
    状部内に充填され、上記偏向ヨークを固定する充填剤と
    を備えることを特徴とする偏向ヨーク保持装置。
  2. 【請求項2】 筒状部に設けられた開孔に偏向ヨークを
    構成するセパレータの前部側面に当接して上記偏向ヨー
    クの管軸に対する取付け角度を調整する捩子が螺合して
    いることを特徴とする請求項1記載の偏向ヨーク保持装
    置。
  3. 【請求項3】 充填剤がシリコーンゴムからなることを
    特徴とする請求項1記載の偏向ヨーク保持装置。
JP35493297A 1997-12-24 1997-12-24 偏向ヨーク保持装置 Pending JPH11185662A (ja)

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JP35493297A JPH11185662A (ja) 1997-12-24 1997-12-24 偏向ヨーク保持装置

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