JPH11185582A - 負荷駆動回路 - Google Patents

負荷駆動回路

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JPH11185582A
JPH11185582A JP35381297A JP35381297A JPH11185582A JP H11185582 A JPH11185582 A JP H11185582A JP 35381297 A JP35381297 A JP 35381297A JP 35381297 A JP35381297 A JP 35381297A JP H11185582 A JPH11185582 A JP H11185582A
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JP
Japan
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switch
emergency
signal
load
circuit
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JP35381297A
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English (en)
Inventor
Toshihito Shirai
白井  稔人
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Nippon Signal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Signal Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H47/00Circuit arrangements not adapted to a particular application of the relay and designed to obtain desired operating characteristics or to provide energising current
    • H01H47/002Monitoring or fail-safe circuits

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  • Switches That Are Operated By Magnetic Or Electric Fields (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】非常用遮断スイッチである電磁リレーの接点溶
着故障を未然に防止し、信頼性に優れた負荷駆動回路を
提供する。 【解決手段】非常用遮断スイッチSWA の接点温度を接
点温度監視装置50で監視し、接点温度が所定温度以上
になると、許可信号Tm が停止し、非常用遮断スイッチ
制御回路20からの制御信号Zが停止して非常用遮断ス
イッチSWAをOFFし、非常用遮断スイッチSWA
接点の溶着を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、負荷に供給する負
荷電流を直接ON/OFFするための常用遮断スイッチ
と、常用遮断スイッチのON故障時に負荷電流を強制的
に遮断するための非常用遮断スイッチとを直列接続して
構成される負荷駆動回路に関し、特に、非常用遮断スイ
ッチとして使用する電磁リレーの接点溶着故障の防止機
能を備える負荷駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の負荷駆動回路は、負荷給電回路
に常用遮断スイッチと非常用遮断スイッチを直列に介装
し、負荷への給電時は、非常用遮断スイッチを先にON
した状態で、常用遮断スイッチのON/OFFによって
負荷への給電を制御し、給電を停止する時は、常用遮断
スイッチをOFFしてから非常用遮断スイッチをOFF
する。そして、常用遮断スイッチのON故障時に、非常
用遮断スイッチを強制的にOFFして負荷への給電を停
止し負荷の動作を強制に停止する構成となっている。即
ち、正常時は、常用遮断スイッチが負荷電流をON/O
FF制御し、常用遮断スイッチのON故障時のみ、非常
用遮断スイッチが負荷電流を遮断する構成であり、非常
用遮断スイッチとして電磁リレーが使用されている。こ
のような負荷駆動回路の従来例としては、本出願人によ
り先に提案された、例えば、国際公開公報WO96/3
0923及び国際出願PCT/JP97/2038等に
示されたものがある。
【0003】前者は、非常用遮断スイッチに互いに相補
の関係にあるメーク接点とブレーク接点を有する強制操
作型電磁リレーを用いている。そして、安全情報に基づ
いて高エネルギー状態の論理値1の入力信号が発生した
時に、非常用遮断スイッチとしての電磁リレーのブレー
ク接点がONしていること、言い換えれば、電磁リレー
のメーク接点がOFFしていることを確認して初めて電
磁リレーがON駆動される構成としている。即ち、電磁
リレーのメーク接点に溶着故障のないことをメーク接点
をONする直前に確認して電磁リレーをON駆動する構
成となっている。
【0004】更に、具体的に述べれば、非常用遮断スイ
ッチとしての電磁リレーと直列に常用遮断スイッチとし
ての半導体スイッチが介装され、論理値1の入力信号が
入力された時に、電磁リレーの非溶着確認だけでなく半
導体スイッチのOFF確認も行い、両方が確認されて初
めて電磁リレーがON駆動されて負荷への給電を可能と
する構成となっている。そして、万一、負荷への給電中
に半導体スイッチがON故障しても、入力信号が停止
(論理値0になる)すれば電磁リレーのメーク接点がO
FFして負荷への給電を停止できる。しかも、半導体ス
イッチがON故障している限りは電磁リレーはONしな
い構成となっている。
【0005】後者は、上述した国際公開公報WO96/
30923の構成に加えて、更に、半導体スイッチがO
Nしている負荷給電中においても、半導体スイッチがO
FF出来ることを連続的(周期的)に確認する回路構成
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来装置のどちらも、非常用遮断スイッチである電磁
リレーの溶着故障の検査は、負荷への給電を開始する直
前、即ち、電磁リレーをONする直前に一度行われるだ
けである。従って、検査後の給電中等に生じた溶着故障
は、次回の負荷給電動作まで分からない。このため、負
荷給電中において、電磁リレーの接点に溶着故障が生
じ、更に、半導体スイッチのON故障が生じた場合、負
荷電流を自動的に遮断する機能が失われてしまうという
間題がある。
【0007】本発明は上記の事情に鑑みなされたもの
で、非常用遮断スイッチとしての電磁リレーの接点溶着
故障を未然に防止し、負荷電流の自動遮断機能が失われ
ることのない信頼性に優れた負荷駆動回路を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に記
載の発明では、負荷への給電をON/OFF制御するた
めの常用遮断スイッチと、負荷への給電を強制的に遮断
するための非常用遮断スイッチとの直列回路を、負荷給
電回路に介装すると共に、負荷駆動信号の入力によって
非常用遮断スイッチ、常用遮断スイッチの順でON制御
し、負荷駆動信号の停止により、常用遮断スイッチ、非
常用遮断スイッチの順でOFF制御し、前記常用遮断ス
イッチのON故障検出時に前記非常用遮断スイッチをO
FF制御するスイッチ制御手段を備え、前記非常用遮断
スイッチに電磁リレーを用いる構成の負荷駆動回路にお
いて、前記非常用遮断スイッチの接点温度を監視し、前
記接点温度が所定温度未満の時に非常用遮断スイッチの
ON制御を許可する許可信号を発生する接点温度監視手
段を設け、前記スイッチ制御手段は、前記接点温度監視
手段からの前記許可信号が入力している時に非常用遮断
スイッチをON制御可能で、少なくとも前記許可信号の
入力が停止した時に非常用遮断スイッチをOFF制御す
る構成とした。
【0009】かかる構成では、非常用遮断スイッチとし
て用いた電磁リレーの接点の温度が所定未満の正常時で
は、接点温度監視手段から許可信号がスイッチ制御手段
に入力し、スイッチ制御手段は通常通りのスイッチ制御
を行う。接点温度が正常時より上昇して所定温度以上に
なると、接点温度監視手段からの許可信号が停止する。
この場合、スイッチ制御手段は、直ちに非常用遮断スイ
ッチをOFF駆動して負荷電流を強制遮断する。これに
より、非常用遮断スイッチの接点が異常温度上昇によっ
て溶解し溶着することを未然に防止できる。
【0010】また、請求項2に記載の発明のように、前
記接点温度監視手段は、前記非常用遮断スイッチの接点
温度が前記所定温度未満の時に発生する出力がホールド
端子に入力している時に、トリガ端子への信号入力によ
り出力を発生して前記トリガ端子入力を自己保持する自
己保持回路を備え、該自己保持回路の出力を前記許可信
号とする構成とするとよい。
【0011】かかる構成では、接点温度が所定温度以上
になって許可信号が停止すると、自己保持回路の自己保
持機能が解除されて許可信号が停止する。自己保持回路
からの許可信号が一旦停止した場合は、再度トリガ端子
への入力信号が発生しない限り、自己保持回路からの許
可信号は発生しないようになる。このため、接点が一旦
OFFして接点温度が所定温度未満に低下しても、トリ
ガ端子への入力信号が発生しない限り、非常用遮断スイ
ッチがONすることはなく、非常用遮断スイッチのチャ
タリングを防止できるようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。図1に、本発明に係る負荷駆動回路
の第1実施形態の構成図を示す。図1において、本実施
形態の負荷駆動回路は、電源11から負荷12に給電す
る負荷給電回路に、非常用遮断スイッチSWA と常用遮
断スイッチSWB の直列回路が直列接続される。前記非
常用遮断スイッチSWA は、互いにONとOFFの動作
が相補の関係にあるメーク接点とブレーク接点とを有す
る強制操作型電磁リレー(国際公開公報WO96/30
923等参照)のメーク接点で構成され、後述する非常
用遮断スイッチ制御回路20からの制御信号ZによりO
N/OFF駆動される。
【0013】前記常用遮断スイッチSWB は、本実施形
態では半導体スイッチであり、後述する常用遮断スイッ
チ制御回路30からの制御信号XによりON/OFF駆
動される。常用遮断スイッチSWB は、負荷通電時に負
荷12の動作が停止しない極めて短い時間で周期的にO
FFされる。常用遮断スイッチSWB のOFF動作を確
認するモニタ回路40は、常用遮断スイッチSWB がO
FFした時に出力信号ACを出力する。
【0014】接点温度監視手段としての接点温度監視装
置50は、非常用遮断スイッチSW A のメーク接点の温
度を監視し、接点温度が所定温度未満の時は許可信号T
m を非常用遮断スイッチ制御回路20に出力し、接点温
度が所定温度以上の時は前記許可信号Tm を停止する。
非常用遮断スイッチ制御回路20は、負荷給電中、即
ち、駆動信号の入力中において、モニタ回路40の出力
信号AC及び接点温度監視装置50の許可信号T m が共
に発生していることを条件に、制御信号Zを継続して発
生し非常用遮断スイッチSWA をON状態に保持する。
ここで、前記非常用遮断スイッチ制御回路20、常用遮
断スイッチ制御回路30及びモニタ回路40を備えてス
イッチ制御手段が構成されている。
【0015】図2には、前記非常用遮断スイッチ制御回
路20、常用遮断スイッチ制御回路30及びモニタ回路
40の具体的な構成例を示す。非常用遮断スイッチ制御
回路20は、モニタ回路40からの出力信号ACの消滅
をオフ・ディレー時間TZ の間遅延するオフ・ディレー
回路21と、オフ・ディレー回路21の出力と駆動信号
及び許可信号Tm とが入力するANDゲート22と、A
NDゲート22の出力をホールド信号とし非常用遮断ス
イッチSWA のブレーク接点r1 がON状態の時に発生
する非常用遮断スイッチSWA のOFF確認信号Yをト
リガ信号とする自己保持回路23と、増幅器、トランス
及び整流回路で構成されるリレードライバ24と、リレ
ードライバ24の出力の消滅をオフ・ディレー時間T
OFF の間遅延し制御信号Zを発生する4端子コンデンサ
を用いたフェールセーフなオフ・ディレー回路25とを
備えて構成される。
【0016】前記常用遮断スイッチ制御回路30は、抵
抗R1 と4端子コンデンサCとからなり非常用遮断スイ
ッチSWA の別のメーク接点r2 を介して入力する駆動
信号をオン・ディレー時間TONの間遅延するオン・ディ
レー回路31と、オン・ディレー回路31の出力を電源
として駆動して所定の周期TZ でΔtだけOFFするパ
ルス状の制御信号Xを出力する発振器32とを備えて構
成される。
【0017】モニタ回路40は、常用遮断スイッチSW
B に並列接続して定電圧VCCが抵抗R2 を介して印加す
るフォトダイオード及びフォトダイオードから光信号を
受信して出力するフォトトランジスタからなるフォトカ
プラ41及び駆動信号がない時常用遮断スイッチSWB
のOFF状態を検査するための変調回路42を備えて構
成される。前記変調回路42は、フォトカプラ42A
と、インバータ42Bと、発振器42Cと、非常用遮断
スイッチSWA の別のブレーク接点r3 とで構成され
る。その動作は、駆動信号が入力されず非常用遮断スイ
ッチSWA がON状態にない時、ブレーク接点r3 がO
Nしており発振器42Cが動作し、インバータ42Bか
らの出力によってフォトカプラ42Aがスイッチングさ
れる。常用遮断スイッチSWB がOFF状態であれば、
フォトカプラ41がスイッチングして出力信号ACによ
りオフ・ディレー回路21は出力を生成する。駆動信号
が印加され、非常用遮断スイッチSWA がONされ、そ
のブレーク接点r3 がOFFすると、発振器42Cの動
作が停止し、インバータ42Bの出力が電圧VCCに固定
され、フォトカプラ42AのフォトトランジスタはON
状態を継続する。従って、後述するフォトカプラ41の
動作に影響を与えない。尚、R3 は抵抗である。
【0018】接点温度監視装置50は、図3に示すよう
に、接点温度を感知する感温部51と、感温部51から
の検知温度に基づいて接点温度が所定温度未満の時に許
可信号Tm を発生し、所定温度以上の時に許可信号Tm
を停止する判断部51とを備えて構成される。前記接点
温度監視装置50としては、具体的には、図4に示すよ
うな、キュリー温度を利用した感温磁性材料である感温
フェライト61と、該感温フェライト61を挟み込む2
つの永久磁石62,63と、中央の穴部に貫通保持され
るリードスイッチ64からなり、所定温度未満でスイッ
チON、所定温度以上でスイッチOFFになるブレーク
型のサーマルリードスイッチを用いることができる。そ
して、感温フェライト61を非常用遮断スイッチSWA
の接点と熱的に結合するよう配置し、リードスイッチ6
4の接点出力を許可信号Tm とする。
【0019】前記感温フェライト61は、低温では強磁
性体で温度が上昇して行くにつれて飽和磁束密度が低下
し、キュリー温度以上では常磁性体となる性質を有す
る。感温フェライト61のキュリー温度は、接点が溶着
の危険のある温度より低い温度に設定すればよい。この
キュリー温度は、所定範囲内であれば自由に且つ比較的
高精度に設定できる。
【0020】ここで、前記サーマルリードスイッチの動
作について図5を参照しながら簡単に説明する。キュリ
ー温度未満では、感温フェライト61が強磁性体であり
磁気抵抗は小さい。従って、図5(A)の矢印で示すよ
うに、2つの永久磁石62,63から発する磁束は、感
温フェライト61を経由し、更にリードスイッチ64を
経由する1つのループを形成する。リードスイッチ64
の接点部を磁束が通るために、接点同士に磁気的吸着力
が生じ、接点がONして許可信号Tm が発生する。
【0021】一方、キュリー温度以上では、感温フェラ
イト61は常磁性体となり磁気抵抗は増大する。この場
合には、2つの永久磁石62,63から発する磁束は、
図5(B)に示すように、それぞれがリードスイッチ6
4のみを経由する2つのループが形成される。この経路
の方が磁気抵抗が小さくなるように各要素は配置されて
いる。このため、リードスイッチ64の接点部での磁束
が小さくなり磁気的吸着力が小さくなって接点がOFF
し許可信号Tm が停止する。ここで、感温フェライト6
1が図3の感温部51を構成し、2つの永久磁石62,
63とリードスイッチ64とで図3の判断部52を構成
する。
【0022】次に、動作を説明する。まず、正常時で
は、駆動信号入力前において、非常用遮断スイッチSW
A 及び常用遮断スイッチSWB は共にOFF状態であ
り、モニタ回路40のフォトカプラ41から出力信号A
Cが発生する。また、非常用遮断スイッチSWA のブレ
ーク接点r1 はONしているので非常用遮断スイッチS
A のOFF確認信号Yが発生する。更に、接点温度監
視装置50から許可信号Tm が発生する。この状態で、
非常用遮断スイッチ制御回路20に駆動信号が入力する
とANDゲート22から出力が発生し、この出力により
自己保持回路23は出力を発生しトリガ信号を自己保持
する。自己保持回路23の出力により、リレードライバ
24が駆動し、オフ・ディレー回路25から制御信号Z
が発生し、非常用遮断スイッチSWAがONする。一
方、常用遮断スイッチ制御回路30では、非常用遮断ス
イッチSWA の別のメーク接点r2 がONとなり、前記
駆動信号がオン・ディレー回路31に入力し、オン・デ
ィレー時間TON後に発振器32が駆動して制御信号Xが
発生する。これにより、常用遮断スイッチSWB がON
し、この時点で、電源11から負荷12に負荷電流が供
給される。
【0023】負荷12への通電が開始されると、制御信
号Xは周期TZ 毎にΔtだけOFFするので、これに伴
い常用遮断スイッチSWB がΔtだけOFFする。常用
遮断スイッチSWB がOFFすると、モニタ回路40の
フォトカプラ41から出力信号ACが発生する。常用遮
断スイッチSWB が正常で周期的にΔtの間だけOFF
すれば、オフ・ディレー回路21から連続的に出力が発
生し、非常用遮断スイッチSWA はON状態に保持され
る。これにより、負荷駆動中にも常用遮断スイッチSW
B が正常にOFFできることを確認している。
【0024】駆動信号が停止すると、常用遮断スイッチ
制御回路30の制御信号Xは直ちに停止して常用遮断ス
イッチSWB がOFFして負荷12への給電が停止す
る。その後、オフ・ディレー回路25のオフ・ディレー
時間TOFF 後に非常用遮断スイッチ制御回路20の制御
信号Zが停止し、非常用遮断スイッチSWA がOFFす
る。
【0025】負荷給電中、例えば劣化等により非常用遮
断スイッチSWA 自身の抵抗値が増大すると、負荷電流
により発熱して接点温度が上昇する。この接点温度が設
定した所定温度(キュリー温度)以上になると、接点温
度監視装置50の許可信号T m が停止する。すると、A
NDゲート22の出力が停止して制御信号Zが停止する
ので、非常用遮断スイッチSWA が直ちにOFFする。
これにより、接点が溶着する危険のある温度に達する以
前に非常用遮断スイッチSWA をOFFでき、非常用遮
断スイッチSWA の接点溶着を未然に防ぐことが出来
る。
【0026】尚、負荷給電中、常用遮断スイッチSWB
にON故障が発生すれば、その後モニタ回路40から出
力信号ACが発生しないので、非常用遮断スイッチ制御
回路20の制御信号Zが停止し、非常用遮断スイッチS
A がOFFして負荷12への給電を強制的に遮断す
る。かかる構成によれば、接点温度監視装置50によっ
て非常用遮断スイッチSW A の接点溶着故障を未然に防
止できる。従って、異常時に負荷電流を自動的に遮断す
る機能を確保でき、負荷駆動回路の信頼性をより一層向
上できる。
【0027】次に、図6に本発明の負荷駆動回路の第2
実施形態を示す。尚、図2に示す実施形態と同一要素に
は同一符号を付してある。第6図において、負荷12と
非常用遮断スイッチSWA のメーク接点に対して並列接
続される抵抗R4 を介して常用遮断スイッチSWB の出
力端(コレクタ側)にエネルギとして定電圧VCCが供給
される。また、常用遮断スイッチSWB に対して並列に
トランジスタ71が接続し、トランジスタ71のベース
に、高周波信号を発生する信号発生器72の出力端が接
続される。倍電圧整流回路73は、常用遮断スイッチS
B のOFF状態で、信号発生器72からの高周波信号
供給に伴うトランジスタ71のON/OFF動作によっ
て発生する交流信号を倍電圧整流する。本実施形態で
は、前記抵抗R1 、トランジスタ71、信号発生器72
及び倍電圧整流回路73が、第1実施形態のモニタ回路
40の部分に相当する。
【0028】前記倍電圧整流回路73の出力信号AC
は、前記非常用遮断スイッチSWA のブレーク接点r1
を介して自己保持回路23のトリガ端子に入力される。
即ち、本実施形態では、非常用遮断スイッチSWA のO
FFと常用遮断スイッチSWBのOFFが確認された時
に初めて信号ACが非常用遮断スイッチ制御回路20側
に伝達される構成である。前記自己保持回路23のホー
ルド端子には、負荷駆動信号と接点温度監視装置50の
信号Tm の論理積を演算するANDゲート22の出力が
入力する。自己保持回路23の交流の出力信号は、第1
実施形態と同様に、交流増幅器、トランスT1及び整流
回路で構成されるリレードライバ24′に入力し、制御
信号Zによって非常用遮断スイッチSWA がONする。
【0029】本実施形態のリレードライバ24′は、ト
ランスが一次巻線N1と二次巻線N2に加えて三次巻線
N3を有する構成であることが第1実施形態と異なる。
この三次巻線N3を介して常用遮断スイッチSWB の駆
動信号を生成している。即ち、三次巻線N3の出力を整
流回路81で整流し、非常用遮断スイッチSWA の別の
メーク接点r2 を介して常用遮断スイッチSWB に制御
信号Xを供給している。ここで、整流回路81とメーク
接点r2 が、常用遮断スイッチ制御回路30の部分に相
当する。
【0030】ここで、リレードライバ24′内の整流回
路の平滑のOFF応答(入力が停止してから出力が停止
するまでの時間)が、常用遮断スイッチ制御回路20側
の整流回路81のOFF応答より長くなるよう構成す
る。このようにOFF応答を設定すれば、駆動信号の停
止により交流増幅器の出力信号が消滅した時、まず、常
用遮断スイッチSWB をOFFさせ、次に非常用遮断ス
イッチSWA をOFFさせることができる。
【0031】次に動作を説明する。非常用遮断スイッチ
SWA 及び常用遮断スイッチSWB が正常であれば、駆
動信号発生以前では、非常用遮断スイッチSWA 及び常
用遮断スイッチSWB は共にOFF状態にある。この
時、信号発生器72からトランジスタ71に高周波信号
が入力すると、トランジスタ71のスイッチング動作に
よって抵抗R4 を介して流れる電流がスイッチされ、倍
電圧整流回路73に交流信号が入力する。これにより、
倍電圧整流回路73からの出力信号ACがブレーク接点
1 を介して自己保持回路23のトリガ端子に入力す
る。即ち、倍電圧整流回路73の論理値1の出力信号に
よって常用遮断スイッチSWB のOFFが確認され、ブ
レーク接点r1 のON状態で非常用遮断スイッチSWA
のOFFが確認されて、両スイッチSWA ,SWB の正
常確認信号が自己保持回路23のトリガ端子に入力す
る。
【0032】この状態で、駆動信号がANDゲート22
に入力すると、接点温度監視装置50からの信号Tm
既に入力しているので、ANDゲート22から自己保持
回路23のホールド端子に入力信号が印加され、リレー
ドライバ24′から制御信号Zが発生して非常用遮断ス
イッチSWA がONする。また、リレードライバ24′
のトランスの三次巻線N3からの出力により整流回路8
1から出力が発生する。そして、非常用遮断スイッチS
A のON動作で既にONしているメーク接点r2 を介
して制御信号Xが常用遮断スイッチSWB に印加し、常
用遮断スイッチSWB がONして負荷12に給電が行わ
れる。
【0033】駆動信号が消滅すると、リレードライバ2
4′のトランスの出力が停止する。ここで、リレードラ
イバ24′内の整流回路の平滑のOFF応答が整流回路
81より長く設定してあるため、整流回路81の整流出
力が先に消滅する。従って、常用遮断スイッチSWB
先にOFFして負荷12への給電を遮断した後、非常用
遮断スイッチSWA がOFFする。
【0034】負荷給電中、例えば劣化等により非常用遮
断スイッチSWA 自身の抵抗値の増大で発熱して接点温
度が上昇し、接点温度が所定温度以上になった場合、接
点温度監視装置50の許可信号Tm が停止する。する
と、ANDゲート22の出力が停止し、自己保持回路2
3の出力が停止する。これにより、前述と同様にして、
常用遮断スイッチSWB が先にOFFし、続いて非常用
遮断スイッチSWA もOFFする。従って、接点が溶着
する危険のある温度に達する以前に非常用遮断スイッチ
SWA をOFFでき、非常用遮断スイッチSWA の接点
溶着を未然に防ぐことが出来る。
【0035】ところで、接点温度監視装置50の出力信
号Tm は、非常用遮断スイッチSW A がOFFして接点
温度は所定温度未満に低下すると再び生成される。この
場合、第1及び第2実施形態では、信号ACが生成され
ている条件で駆動信号が入力すれば再び非常用遮断スイ
ッチSWA がONしてしまう。この問題を解消するに
は、接点温度監視装置50を図7に示すように構成すれ
ばよい。
【0036】即ち、判断部52の出力信号Tm ′を記憶
部53に入力し、負荷の駆動開始に同期して発生する信
号、例えば電源投入時にのみ発生するパルス信号をトリ
ガ信号Tg とし、トリガ信号Tg の入力時の判断部52
からの出力信号Tm ′を記憶し、Tm ′=1が生成され
ている時にTm =1の許可信号を出力する構成とする。
そして、一度、Tm ′=0(許可信号の停止に相当す
る)になるとTm =0となり、再度Tm ′=1に復帰し
てもトリガ信号Tg が入力されない限りはTm =0を保
持する。
【0037】 かかる構成によれば、非常用遮断スイッチ
SWA の接点温度の上昇により非常用遮断スイッチSW
A がOFFした後、接点温度の低下により再びONして
しまうことがなく、非常用遮断スイッチSWA のチャタ
リングを防ぐことが出来る。図8に、前述のサーマルリ
ードスイッチを利用した場合の図7の具体的な構成例を
示す。
【0038】図7において、記憶部としては自己保持回
路53を適用することができる。即ち、サーマルリード
スイッチのリードスイッチ64の接点出力を判断部52
の出力信号Tm ′として、自己保持回路53のホールド
端子に入力する。トリガ端子にはトリガ信号Tg を入力
し、自己保持回路53の出力を許可信号Tm とし、この
許可信号Tm の発生でトリガ端子の入力信号を自己保持
する構成とすればよい。
【0039】 かかる構成では、非常用遮断スイッチSW
A の接点温度が所定温度未満の時は、リードスイッチ6
4がON状態にあり、信号Vr は自己保持回路53のホ
ールド端子の入力信号Tm ′として伝達される。この状
態で、トリガ信号Tg の入力により自己保持回路53か
ら許可信号Tm が生成される。非常用遮断スイッチSW
A の接点温度が所定温度以上の時はリードスイッチ64
はOFFし、信号Vrは入力信号Tm ′として伝達され
ず、許可信号Tm が停止し自己保持作用も停止する。そ
の後、リードスイッチ64がONして信号Tm ′が入力
したとしても、トリガ信号Tg が入力しない限り、許可
信号Tm は生成されない。
【0040】上記各実施形態では、接点温度監視装置5
0のリードスイッチ64の接点出力を直接許可信号Tm
として与える構成したが、図9に示すように、電磁リレ
ー55の接点55aを介して許可信号Tm を与えるよう
構成してもよい。この場合には、例えば、モニタ回路4
0から信号ACの伝達経路上に接点55aを挿入すれば
よい。また、論理値1の信号源を別途用意し、接点55
aを経由してANDゲート22に論理値1の信号を許可
信号Tm として入力する構成も可能である。
【0041】尚、本発明の接点温度監視装置による接点
温度の監視は、国際出願PCT/JP97/2038の
図4に示す実施例や、国際公開公報WO96/3092
3の図14及び図15の実施例に適用できることは言う
までもない。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明によれば、異常時に負荷電流を強制遮断するための非
常用遮断スイッチである電磁リレーの接点温度が溶着の
危険がある温度になる以前に、非常用遮断スイッチをO
FFすることができるので、非常用遮断スイッチの接点
溶着故障を未然に防止できる。従って、自動で負荷電流
を遮断する機能を確保でき、負荷駆動回路の信頼性をよ
り一層向上できる。
【0043】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の発明の効果に加えて、接点温度上昇により非常用遮断
スイッチがOFFされた後、接点温度の低下により再度
接点温度監視装置から許可信号が生成された場合でも、
非常用遮断スイッチをOFF状態に維持することがで
き、非常用遮断スイッチのチャタリングを防止でき、接
点温度監視装置による溶着防止動作が安定にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る負荷駆動回路の第1実施形態の回
路図
【図2】図1の具体的な回路図
【図3】接点温度監視装置の構成図
【図4】接点温度監視装置に適用するサーマルリードス
イッチの概略図
【図5】(A)は図4のサーマルリードスイッチの低温
時の動作説明図、(B)は高温時の動作説明図
【図6】本発明に係る負荷駆動回路の第2実施形態の回
路図
【図7】接点温度監視装置の別の構成図
【図8】図7の接点温度監視装置の具体的な簡略回路図
【図9】接点温度監視装置の許可信号を電磁リレー接点
で与える場合の構成図
【符号の説明】
12 負荷 20 非常用遮断スイッチ制御回路 30 常用遮断スイッチ制御回路 40 モニタ回路 50 接点温度監視装置 53 自己保持回路 SWA 非常用遮断スイッチ SWB 常用遮断スイッチ Tm 許可信号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】負荷への給電をON/OFF制御するため
    の常用遮断スイッチと、負荷への給電を強制的に遮断す
    るための非常用遮断スイッチとの直列回路を、負荷給電
    回路に介装すると共に、負荷駆動信号の入力によって非
    常用遮断スイッチ、常用遮断スイッチの順でON制御
    し、負荷駆動信号の停止により、常用遮断スイッチ、非
    常用遮断スイッチの順でOFF制御し、前記常用遮断ス
    イッチのON故障検出時に前記非常用遮断スイッチをO
    FF制御するスイッチ制御手段を備え、前記非常用遮断
    スイッチに電磁リレーを用いる構成の負荷駆動回路にお
    いて、 前記非常用遮断スイッチの接点温度を監視し、前記接点
    温度が所定温度未満の時に非常用遮断スイッチのON制
    御を許可する許可信号を発生する接点温度監視手段を設
    け、前記スイッチ制御手段は、前記接点温度監視手段か
    らの前記許可信号が入力している時に非常用遮断スイッ
    チをON制御可能で、少なくとも前記許可信号の入力が
    停止した時に非常用遮断スイッチをOFF制御する構成
    としたことを特徴とする負荷駆動回路。
  2. 【請求項2】前記接点温度監視手段は、前記非常用遮断
    スイッチの接点温度が前記所定温度未満の時に発生する
    出力がホールド端子に入力している時に、トリガ端子へ
    の信号入力により出力を発生して前記トリガ端子入力を
    自己保持する自己保持回路を備え、該自己保持回路の出
    力を前記許可信号とする構成である請求項1に記載の負
    荷駆動回路。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7677362B2 (en) 2004-03-29 2010-03-16 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Actuator driving method and actuator driving circuit
CN103792868A (zh) * 2012-10-05 2014-05-14 费希尔-罗斯蒙特系统公司 安全仪表过程控制装置和方法
CN104005849A (zh) * 2014-05-07 2014-08-27 潍柴动力股份有限公司 一种继电器粘连判断方法及系统
JP2020129490A (ja) * 2019-02-08 2020-08-27 株式会社Subaru スイッチシステム

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