JPH11185277A - 光ヘッド装置 - Google Patents

光ヘッド装置

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JPH11185277A
JPH11185277A JP34936797A JP34936797A JPH11185277A JP H11185277 A JPH11185277 A JP H11185277A JP 34936797 A JP34936797 A JP 34936797A JP 34936797 A JP34936797 A JP 34936797A JP H11185277 A JPH11185277 A JP H11185277A
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recording medium
light
photoelectric conversion
radial direction
projected
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JP34936797A
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Takeshi Ishika
壮 石過
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】微細な間隔のトラックの追尾を可能とするため
に光ヘッド装置における対物レンズのトラッキング制御
の精度を高める。 【解決手段】この発明の光ディスク装置100は、対物
レンズ12に所定の大きさのレンズシフトが与えられて
いる場合に生じる第1のフォトディテクタ42の物理的
な中心とフォトディテクタに集光されたレーザビームの
中心との間のずれを検出することのない円弧上に配列さ
れた第1ないし第4の受光領域42a,42b,42c
および42dを有する。これにより、トラックずれ信号
TESは、レンズシフトの影響を受けることなく、高い
精度で検出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、記録媒体として
の光ディスクから情報を再生するための光ヘッド装置に
おいて、トラックを正確に追尾可能とする対物レンズの
トラッキング制御に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク装置は、対物レンズとフォト
ディテクタとを有する光ヘッド装置を含み、記録媒体す
なわち光ディスクの記録面に半導体レーザ素子からの光
ビームを照射することで光ディスクに記録されている情
報に対応する反射光を取り出して情報を読み出す一方
で、光ディスクに情報を記録するために利用される。
【0003】上述した光ヘッド装置は、光ビームを発生
する光源としての半導体レーザ素子と、同半導体レーザ
素子から放射された光ビームを記録媒体としての光ディ
スクの記録面に収束させるとともに記録面で反射された
反射光ビームを取り出す対物レンズと、対物レンズによ
り取り出された反射光ビームを検出して光電変換し、光
ディスクに記録されている情報に対応する再生信号を出
力する複数の光検出器(フォトディテクタ)と、それぞ
れの要素の間で光ビームの光路を構成する複数の光学部
材等により形成されている。
【0004】今日、記録密度を増大させるために、光デ
ィスクに照射される光ビームの断面ビーム径の小径化す
なわち記録ピットの大きさを低減することによりピット
列であるトラック1本当たりに記録ピットを記録できる
数を増大することとピット列すなわちトラック相互の間
隔の低減することにより単位面積当たりの記録ピットの
総数を増大する方法、光ディスクに設けられているグル
ーブ(案内溝)を利用して記録ピットの中心を主として
グルーブに位置させるグルーブ記録と同ピットの中心を
主としてグルーブ以外の領域であるランドに位置させる
ランド記録とを併用するランド−グルーブ記録等が提案
されている。
【0005】ところで、対物レンズは、記録ピット列す
なわちトラックの中心と対物レンズにより集光された集
光スポットの中心とを一致させるためのトラッキング制
御により、光ディスクの半径方向に移動される。このと
き、対物レンズを移動すべき量すなわちトラッキング制
御量は、例えば周知のプッシュ−プル法から得られるト
ラックエラー信号に基づいて設定される。
【0006】しかしながら、上述したように記録ピット
の断面ビーム径を低減してトラック相互の間隔を狭くす
ることは、トラッキング制御時に、対物レンズをトラッ
クの方向と直交する方向に移動させる制御の最小距離
を、例えばギヤ列等の駆動機構では追従できない非常に
微小な距離としてしまう。
【0007】このため、対物レンズは、所定の範囲(複
数トラックが配列される区間)内でトラックが延出され
る方向と直交する方向に移動可能に設けられ、複数トラ
ックのうちの中心に位置するトラック以外の任意のトラ
ックに対しては、対物レンズを所定距離だけシフトする
レンズシフトにより、トラッキング制御される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、対物レンズ
を現在集光スポットが集光されているトラックから別の
トラック(目標トラック)に移動する際には、通常、例
えばリニアモータにより対物レンズとレンズホルダを含
むアクチュエータを光ディスクの半径方向に移動すると
ともに対物レンズに所定量のレンズシフトを与えること
で、トラッキングが制御される。
【0009】詳細には、目標トラックの近傍、例えば5
ないし10トラック手前までリニアモータによりアクチ
ェータを移動させ、レンズシフトにより残りの数トラッ
クのトラッキングを制御する。ここで、目標トラックに
近づくにつれて、または目標トラックに到達した後に、
リニアモータを微動させることにより、レンズシフトの
量が次第に低減される。
【0010】しかしながら、対物レンズを目標トラック
にトラッキングする際に、上述したレンズシフトを用い
る場合、トラックエラー信号にオフセット成分が重畳さ
れ、目標トラックの中心と集光スポットの中心がずれて
いるにも拘わらず、あたかもトラック中心であるかのよ
うなトラックエラー信号が出力される問題がある。
【0011】なお、ランド−グルーブ記録方式において
は、ヘッダー部からの読取信号に、レンズシフトにより
生じるオフセット成分に類似した出力が存在することか
ら、オフセット成分を分離しないと内周側または外周側
のいづれかのヘッダー部からの再生信号がトラックエラ
ー信号に埋もれてしまう問題がある。この発明は、記録
媒体に記録されている情報を正確に再生可能な光ヘッド
装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述した問
題点に基づきなされたもので、光源からの光を記録媒体
の記録面の所定の位置に集光する集光手段と、前記記録
媒体の記録面で反射され、前記集光手段により取り込ま
れた前記記録媒体からの反射光を、前記光源から前記記
録媒体に向かう光と分離する分離手段と、この分離手段
により分離された前記記録媒体からの反射光を受光して
光電変換し、光強度に対応する大きさの電気信号を出力
する光電変換手段と、を有し、前記光電変換手段は、前
記集光手段により取り込まれた前記記録媒体からの反射
光により前記光電変換手段上に投影されるビームスポッ
トが前記記録媒体の径方向の最内周側および最外周側の
いづれかまたはそれぞれの側に移動される場合に前記集
光手段の物理的な中心を通った反射光と前記光電変換手
段に投影された上記反射光のビームスポットの中心との
間のずれの影響を受けない形状の光検出領域を含むこと
を特徴とする光ヘッド装置を提供するものである。
【0013】またこの発明の光電変換手段は、記録媒体
の径方向に平行で反射光のビームスポットの中心部分が
投影される線分を境界として記録媒体の記録面が回転さ
れる方向の上流側と下流側に区分された複数の検出領域
と、記録媒体の径方向の所定の位置で径方向と直交する
とともに反射光のビームスポットの中心部分が投影され
る線分を境界として記録媒体の記録面の径方向の内周側
と外周側とに区分された複数の検出領域を含むことを特
徴とする。
【0014】さらにこの発明の光電変換手段は、記録媒
体の径方向に平行で反射光のビームスポットの中心部分
が投影される線分を境界として記録媒体の記録面が回転
される方向の上流側と下流側に区分された複数の検出領
域と、記録媒体の径方向の所定の位置で径方向と直交す
るとともに反射光のビームスポットの中心部分が投影さ
れる線分を境界として記録媒体の記録面の径方向の内周
側と外周側とに区分された複数の検出領域と、記録面が
回転される方向の上流側と下流側に区分された複数の検
出領域と径方向の内周側と外周側とに区分された複数の
検出領域の外周部からなる検出領域とを含むことを特徴
とする。
【0015】またさらにこの発明は、光源からの光を記
録媒体の記録面の所定の位置に集光する集光手段と、前
記記録媒体の記録面で反射され、前記集光手段により取
り込まれた前記記録媒体からの反射光を、前記光源から
前記記録媒体に向かう光と分離する分離手段と、この分
離手段により分離された前記記録媒体からの反射光を受
光して光電変換し、光強度に対応する大きさの電気信号
を出力する光電変換手段と、を有し、前記光電変換手段
は、前記集光手段により取り込まれた前記記録媒体から
の反射光により前記光電変換手段上に投影されるビーム
スポットが前記記録媒体の径方向の最内周側および最外
周側のいづれかまたはそれぞれの側に移動される場合に
上記反射光のビームスポットが常時投影される領域を除
く領域に対応する光検出領域を含むことを特徴とする光
ヘッド装置を提供するものである。
【0016】さらにまたこの発明は、光源からの光を記
録媒体の記録面の所定の位置に集光する集光手段と、前
記記録媒体の記録面で反射され、前記集光手段により取
り込まれた前記記録媒体からの反射光を、前記光源から
前記記録媒体に向かう光と分離する分離手段と、互いに
直交する2本の線分に沿って区分され、前記記録媒体の
記録面からの反射光のビームスポットが概ね中心に投影
されたときに提供されるビームスポットの内側かつビー
ムスポットが前記集光手段の上記記録面の径方向の任意
の方向へのシフトにより上記2本の線分のうちの上記径
方向と直交する方向に延出される第1の線分を対称軸と
して径方向の内側に位置される第1および第2の検出領
域と、第1および第2の検出領域が設けられる領域から
上記第1の線分を対称軸として径方向の外側に位置され
る第3および第4の検出領域を含み、前記記録媒体の記
録面で反射され、前記集光手段により取り込まれて前記
分離手段により前記記録媒体に向かう光と分離された上
記反射光を受光して光電変換し、光強度に対応する大き
さの電気信号を出力する光電変換手段と、を有すること
を特徴とする光ヘッド装置を提供するものである。
【0017】またさらにこの発明の光電変換手段の上記
第1および第2の検出領域は、第1の線分と直交する第
2の線分を境界として記録媒体の記録面が回転される方
向の上流側と下流側に区分されていることを特徴とす
る。
【0018】さらにまたこの発明の光電変換手段の上記
第3および第4の検出領域は、第1の線分と直交する第
2の線分を境界として記録媒体の記録面が回転される方
向の上流側と下流側に区分されていることを特徴とす
る。
【0019】またさらにこの発明の光電変換手段は、第
1ないし第4の検出領域の外周部からなる第5の検出領
域をさらに含むことを特徴とする。さらにまたこの発明
の光電変換手段の第1および第2の検出領域は、集光手
段を通って案内された記録媒体からの反射光のビームス
ポットが第3および第4の検出領域の側にシフトした状
態で投影された場合に、第1の線分よりも記録媒体の径
方向の内周側に投影される領域を検出しない形状に形成
されることを特徴とする。
【0020】またさらにこの発明の光電変換手段の第3
および第4の検出領域は、集光手段を通って案内された
記録媒体からの反射光のビームスポットが第1および第
2の検出領域の側にシフトした状態で投影された場合
に、第1の線分よりも記録媒体の径方向の外周側に投影
される領域を検出しない形状に形成されることを特徴と
する。さらにまたこの発明の光電変換手段の第5の検出
領域は、第1ないし第4の検出領域が検出しない全ての
反射光を検出することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いてこの発明の実
施の形態を説明する。図1に示されるように、光ディス
ク装置100は、記録媒体としての光ディスクDの図示
しない記録面に平行に、かつ記録面に設けられている図
示しないトラックと直交する方向に移動可能なアクチェ
ータ4とアクチェータ4に向けて所定の波長のレーザビ
ームを送出するともにアクチェータ4から戻されたレー
ザビームを受光するレーザビーム送出/受光部6とを含
む光ヘッド装置2を有している。
【0022】アクチェータ4は、制御部8からの駆動信
号に基づいて、光ディスクDの図示しない記録面の図示
しないトラックと直交する方向に移動される。レーザビ
ーム送出/受光部6は、制御部8からの駆動信号に基づ
いて、情報の書き込み時には記録レーザビームを、情報
を読み出す際には再生用レーザビームを、それぞれ出射
する。
【0023】制御部8は、信号処理部10を経由して入
力される図示しない外部装置からの読み出しあるいは書
き込み命令(コマンド)に基づいて、制御部8に所定の
制御信号を供給するとともにレーザビーム送出/受光部
6により受光され、光電変換された情報信号を復号し
て、再生信号として、外部装置に出力する。
【0024】アクチェータ4はまた、レーザビーム送出
/受光部6の後述する光源からの光ビームを光ディスク
Dの図示しない記録面の所定の位置に結像させるととも
に光ディスクDの記録面で反射された反射レーザビーム
Lrを取り出す対物レンズ12、対物レンズ12を、光
ディスクDの記録面と直交する方向ならびに記録面に記
録されている情報であるピット列からなるトラック(情
報を記録可能な光ディスクにおいて情報が記録されてい
ない領域については、案内溝すなわちグルーブ)を横切
る方向かつ記録面に沿って移動可能に保持するピックア
ップ14、ピックアップ14を、一対のガイドレール1
6に沿って光ディスクDの径方向に移動可能に支持する
キャリッジ18を有する。
【0025】ピックアップ14は、図2に示すように、
キャリッジ18上の所定位置に載置されたベース14a
から光ディスクDの記録面と直交する方向に延出された
中心軸14bを回動中心として回動可能に形成された円
筒状のレンズホルダ14cを含み、レンズホルダ14c
の一端部に設けられているレンズ保持面14dに対物レ
ンズ12を保持する。なお、ピックアップ14またはキ
ャリッジ18のいづれか一方には、レーザビーム送出/
受光部6からのレーザビームLfを対物レンズ12に向
けて案内するミラー20が、設けられている。
【0026】レンズホルダ14cの外周面の所定位置に
は、対物レンズ12(レンズホルダ14c)を光ディス
クDの記録面と直交する方向 すなわち中心軸14bに
沿って移動するための推力を発生するフォーカシングコ
イル14eと、対物レンズ12(レンズホルダ14c)
を光ディスクDの記録面のトラックを横切る方向に移動
させるための推力を発生するトラッキングコイル14f
が、(外周面の)曲面に沿って設けられている。
【0027】中心軸14bを中心としてレンズホルダ1
4cの外周面を取り巻く領域には、レンズホルダ14c
の外周面の各コイル14eおよび14fに向けて所定方
向の磁界を提供する2組の固定磁石14gおよび14h
と、それぞれの固定磁石14g,14hを保持するとと
もに各磁石と共働して磁気回路を構成するヨーク14i
が設けられている。なお、ヨーク14iは、中心軸14
bから概ね等しい半径に設定される円周に沿ってあるい
はその近傍に、分割してもしくは円環状に配列されてい
る。
【0028】レーザビーム送出/受光部6は、図3に示
すように、ベース6a、ベース6a上の所定の位置に配
置され、振動の方向が概ね一方向に揃えられた直線偏光
の光ビームを出射する光源30、同ベース6a上の所定
の位置に配置され、光源30からの光ビームをアクチェ
ータ4に向けて送出するとともに光ディスクDの記録面
で反射されて戻された反射光ビームを光ディスクDに向
かう光ビームから分離する偏光ビームスプリッタ32、
同ベース6a上の所定の位置に配置され、偏光ビームス
プリッタ32とミラー20との間に配置され、アクチェ
ータ4のミラー20に向かう光ビームをコリメートする
コリメートレンズ34、同ベース6a上の所定の位置に
配置され、コリメートレンズ34を通った光ビームの偏
光の方向を直線偏光から円偏光に変換するリターダ(λ
/4板)36およびλ/4板36を通った光ビームのア
スペクト比を概ね円形に補正する楕円補正プリズム38
を有している。
【0029】レーザビーム送出/受光部6はまた、光デ
ィスクDの記録面で反射され、アクチェータ4を経由し
て戻された反射レーザビームLrが偏光ビームスプリッ
タ32によりミラー20に向かうレーザビームLfから
分離された反射レーザビームLrをさらに2つのレーザ
ビームに分離するビームスプリッタ(ハーフミラー)4
0、ハーフミラー40により分割された2つのレーザビ
ームのそれぞれを検出して光電変換し、それぞれのレー
ザビーム光強度に対応する電気信号に変換する第1のフ
ォトディテクタ42および第2のフォトディテクタ46
を有している。なお、第2のフォトディテクタ46とハ
ーフミラー40との間には、ハーフミラー40で分割さ
れたレーザビームの一方に、フォーカスずれの検出のた
めの所定の光学特性を与えるホログラムプレート(回折
素子)48が配置されている。
【0030】光源30は、例えば波長が650nm(ナ
ノメートル)のレーザビームLfを出射する半導体レー
ザ素子であって、出射したレーザビームLfの直線偏光
の方向が偏光ビームスプリッタ32の図示しない偏光面
により反射される方向となるように、固定されている。
【0031】偏光ビームスプリッタ32は、半導体レー
ザ素子30により放射されたレーザビームLfの直線偏
光の方向と直交するよう偏光の方向が設定された図示し
ない偏光面(ビームスプリット面)を有し、半導体レー
ザ素子30からのレーザビームLfを90°折り曲げる
とともに、光ディスクDで反射された反射レーザビーム
Lrを通過させる。
【0032】λ/4板36は、偏光ビームスプリッタ3
2により反射されたレーザビームLfの偏光の方向を直
線偏光から円偏光に変換し、また光ディスクDで反射さ
れた反射レーザビームLrの偏光の方向を円偏光から、
再び直線偏光に変換する。このとき、偏光ビームスプリ
ッタ32から光ディスクDに向かうレーザビームLfの
偏光の方向と光ディスクDから戻されたLrの偏光の方
向との間には、λ/4板36により、90°の位相差が
与えられる。これにより、光ディスクDにより反射され
たLrは、今度は、偏光ビームスプリッタ32の偏光面
を通過し、ハーフミラー40に向けられる。
【0033】楕円補正プリズム38の偏光ビームスプリ
ッタ32側の面は、後述するAPC(オートパワーコン
トロール)に関連して半導体レーザ素子30から光ディ
スクDに向かうレーザビームLfの一部を偏光ビームス
プリッタ32に側に戻すために、半導体レーザ素子30
から放射されるレーザビームLfの中心と対物レンズ1
2の中心との間に規定される光軸Oすなわち偏光ビーム
スプリッタ32におけるレーザビームLfの反射点(反
射中心)とミラー20における反射点(反射中心)とを
結ぶ軸線に対して、所定の角度だけ傾けられている。ま
た、楕円補正プリズム38の入射面38aは、半導体レ
ーザ素子30側から入射されるレーザビームLfの概ね
5ないし50%を反射するミラー面に形成されている。
【0034】第1のフォトディテクタ42は、トラック
ずれの検出に利用されるもので、図4を用いて後述する
ように、対物レンズ12に所定の大きさのレンズシフト
が与えられている場合に生じる第1のフォトディテクタ
42の物理的な中心とフォトディテクタに集光された反
射レーザビームLrの中心との間のずれを検出すること
のない円弧上に配列された第1ないし第4の受光領域4
2a,42b,42cおよび42dと、第1ないし第4
の領域を除いた領域42eからなる5つの受光領域を有
している。すなわち、第1のフォトディテクタ42は、
対物レンズ12により取り込まれた光ディスクDからの
反射レーザビームLrが投影されて形成されるビームス
ポット円が光ディスクDの径方向の最内周側および最外
周側のいづれかまたはそれぞれの側に移動される場合
に、ビームスポット円が常時投影される領域を除く領域
に対応して形成されている。なお、第1および第4の受
光領域42aと42dは、光ディスクDの径方向に平行
な線分を対称軸として、第2および第3の受光領域42
bと42cに、軸対称となるよう配列されている。ま
た、第1および第2の受光領域42aと42bは、光デ
ィスクDの径方向に平行な線分と直交する線分すなわち
任意のトラックの法線を対称軸として、第3および第4
の受光領域42cと42dに、軸対称となるよう配列さ
れている。なお、対物レンズ12の物理的な中心を通っ
た反射レーザビームLrと第1のフォトディテクタ42
上に投影された反射レーザビームLrのビームスポット
の中心との間のずれすなわちレンズシフトが「0」であ
る場合に、対物レンズ12の中心を通った反射レーザビ
ームLrは、トラックの法線に、概ね一致されることは
いうまでもない。
【0035】第1のフォトディテクタ42にはまた、第
1ないし第5の受光領域とは独立に、楕円補正プリズム
38の入射面38aで反射され、光ディスクDの記録面
からの反射レーザビームLrに比較して短い光路で短時
間で戻されるパワーコントロール向けのレーザビーム
(Lf)を受光して光電変換するモニタフォトディテク
タ44が一体に組み込まれている。
【0036】モニタフォトディテクタ44は、半導体レ
ーザ素子30から放射されるレーザビームLfの光強度
を一定に維持するためのオート・パワー・コントロール
(以下、APCと示す)に利用されるレーザビーム(L
f)の光強度の変化をモニタして、光強度の変動に対応
する出力電流を出力する。
【0037】第2のフォトディテクタ46は、対物レン
ズ12と光ディスクDの記録面とのフォーカシングを整
合するための、後述するフォーカスずれ信号の検出に利
用される。なお、第2のフォトディテクタ46は、図5
を用いて後述するように、4つに分割された受光領域4
6a,46b,46cおよび46dを有し、図5に示す
ホログラム回折パターンを有するホログラムプレート4
8により複数のビームに分割されたレーザビームを受光
して、各受光領域に対応する大きさの電流を出力する。
【0038】制御部8は、主制御装置としてのCPU5
0、CPU50に接続され、CPU50を動作させるた
めのイニシャルデータが記憶されている読みだし専用メ
モリ(リード・オンリ・メモリ、以下ROMと示す)5
2、図示しない外部装置から供給される記録すべき情報
あるいは光ディスクDから読み出されたデータなどを保
持するランダム・アクセス・メモリ(以下、RAMと示
す)54およびRAM54に入出力されるデータを一時
的に記憶するバッファメモリ56を有している。
【0039】CPU50には、半導体レーザ素子30に
所定の駆動電流を供給して所定の光強度のレーザビーム
Lfを出力させるレーザ駆動回路62、RAM54に記
憶された記録すべき情報に対応して半導体レーザ素子3
0から出射されるレーザビームLfの強度を変化させる
記録レーザビーム発生回路64、モニタフォトディテク
タ44に接続され、楕円補正プリズム38の入射面38
aで反射されたレーザビーム(Lf)の強度に基づいて
半導体レーザ素子30から出射されるレーザビームLf
の強度を一定に維持するための制御量を規定するAPC
(オート・パワー・コントロール)回路66が接続され
ている。なお、APC回路66の出力は、レーザ駆動回
路62にフィードバックされることはいうまでもない。
【0040】CPU50にはまた、第1のフォトディテ
クタ42に接続され、光ディスクDで反射された反射レ
ーザビームLrを受光して光電変換して得られた電流値
から求められるトラックずれ量に基づいてレンズホルダ
14cのトラッキングコイル14fに供給する電流値を
設定するトラック制御回路70が接続されている。な
お、トラック制御回路70には、図4を用いて後述する
トラックずれ検出部68により求められるトラックずれ
信号TESが入力され、トラックずれ信号TESに対応
する電流値がトラック制御回路70からトラッキングコ
イル14fに供給される。
【0041】CPU50にはさらに、第2のフォトディ
テクタ46に接続され、光ディスクDで反射された反射
レーザビームLrを受光して光電変換して得られた電流
値から求められるフォーカスずれ量に基づいて対物レン
ズ12すなわちレンズホルダ14cの位置を制御するた
めのフォーカスコイル14eへの駆動電流の大きさを規
定するフォーカス制御回路74が接続されている。な
お、フォーカス制御回路74には、図5を用いて後述す
るフォーカスずれ検出部72により求められるフォーカ
スずれ信号FESが入力され、フォーカスずれ信号FE
Sに対応する電流値がフォーカス制御回路74からフォ
ーカシングコイル14eに供給される。
【0042】図4は、第1のフォトディテクタ42の検
出面すなわち第1ないし第4の受光領域42a,42
b,42cおよび42dならびに第5の受光領域42e
の形状と、それぞれの受光領域42a,42b,42
c,42dおよび42eから出力される検出信号(出力
電流)を処理する処理回路(トラックずれ検出部68)
の一例を示す概略図である。
【0043】詳細には、第1のフォトディテクタ42に
おける第1の受光領域42aおよび第2の受光領域42
bは、光ディスクDからの反射レーザビームLrの集光
スポットがフォトディテクタ42の概ね中心に投影され
たときに提供されるビームスポット円(実線)の内側、
かつビームスポットがレンズシフトにより第一の方向す
なわち第1および第2の受光領域が設けられる領域か
ら、第3および第4の受光領域が設けられる方向に最も
シフトされた状態で投影されたときに提供される反射レ
ーザビームLrのビームスポットの円周(一点鎖線)に
より囲まれる領域を第一の方向と直交する第二の方向の
概ね中央で分割して得られる形状を有する。
【0044】また、第3の受光領域42cおよび第4の
受光領域42dは、反射レーザビームLrの集光スポッ
トがフォトディテクタ42の概ね中心に投影されたとき
に提供されるビームスポットの円周(実線)の内側かつ
同ビームスポットがレンズシフトにより第一の方向と逆
方向である第三の方向すなわち第3および第4の受光領
域が設けられる領域から、第1および第2の受光領域が
設けられる方向に最もシフトされた状態で投影されたと
きに提供される反射レーザビームLrのビームスポット
の円周(二点鎖線)により囲まれる領域を第二の方向の
概ね中央で分割して得られる形状を有する。なお、第1
および第2の受光領域42a,42bと第3および第4
の受光領域42c,42dは、第二の方向に平行かつフ
ォトディテクタ42の中央に位置する対称軸を考えると
き、軸対称に配列されていると表示できる。なお、それ
ぞれの受光領域の対物レンズ12に与えられるレンズシ
フトの影響により移動される第一の方向(x軸方向)と
直交する方向(y軸方向)から見た幅dの最大値は、対
物レンズ12に与えられるレンズシフトの大きさに支配
されるが、図4に示されるようにLrのビームスポット
円の直径の概ね1/3以内に設定される。また、第3の
受光領域42cおよび第4の受光領域42dと第1の受
光領域42aおよび第2の受光領域42bとの間の間隔
sの最大値は、対物レンズ12に与えられるレンズシフ
トの大きさに支配されるが、図4に示されるようにレー
ザビームLfのビームスポット円の直径の概ね70%以
内に設定される。
【0045】換言すると、第1のフォトディテクタの第
1および第2の受光領域42a,42bは、対物レンズ
12を通って案内された光ディスクDからの反射レーザ
ビームLrのビームスポット円が第3および第4の検出
領域42c,42dの側にシフトした状態で投影された
場合に、光ディスクDの径方向に直交して任意のトラッ
ク(案内溝)の法線として定義される第1の線分よりも
光ディスクDの径方向の内周側に投影されるビームスポ
ット円を検出しない形状に、同第3および第4の受光領
域42c,42dは、対物レンズ12を通って案内され
た光ディスクDからの反射レーザビームLrのビームス
ポット円が第1および第2の検出領域42a,42bの
側にシフトした状態で投影された場合に、光ディスクD
の径方向に直交して任意のトラック(案内溝)の法線と
して定義される第1の線分よりも光ディスクDの径方向
の外周側に投影されるビームスポット円を検出しない形
状に、それぞれ、形成される。
【0046】第1および第2の受光領域42aおよび4
2bからの出力は、それぞれ増幅器81aおよび81b
で電流−電圧変換され、加算器82により相互に加算さ
れる。
【0047】一方、第3および第4の受光領域42cお
よび42dからの出力は、それぞれ増幅器71cおよび
71dにより同様に電流−電圧変換され、加算器83に
より相互に加算される。こののち、加算器82と加算器
83の出力は、差動増幅器84により引き算される。
【0048】すなわち、トラックずれ信号TESは、 TES = [(第1の受光領域42aの出力 + 第2の受光領域42bの出力) − (第3の受光領域42cの出力 + 第4の受光領域42dの出力)] = 加算器82の出力 − 加算器83の出力 = 差動増幅器84の出力 により示される。
【0049】このようにして求められたトラックずれ信
号TESは、トラック制御回路70に供給される。な
お、第1のフォトディテクタ42の第1および第2の受
光領域42a,42cに照射される反射レーザビームL
rおよび第3および第4の受光領域42c,42dに照
射される反射レーザビームLrのそれぞれは、既に説明
したように、対物レンズ12に与えられるレンズシフト
量に依存してフォトディテクタの物理的な中心とフォト
ディテクタに集光されたレーザビームの中心の間のずれ
を検出することのない円弧上に配列されていることか
ら、トラックずれ信号TESの大きさは、高い精度で検
出される。
【0050】トラック制御回路70は、トラックずれ信
号TESの大きさに基づいて、光ディスクDの記録面の
トラックの中心と対物レンズ12を通過して目標トラッ
クに収束されるレーザビームの中心とを一致させるため
にレンズホルダ14cを最適量回動させることのできる
トラック制御電流をトラッキングコイル14fに供給す
る。
【0051】また、第1ないし第4の受光領域42a,
42b,42c,42dおよび42eのそれぞれのアノ
ードの出力は、加算器85で加算され、図示しない信号
再生回路またはRAM54に入力される。なお、光ディ
スクDが、ランド−グルーブ記録である場合には、加算
器85の出力の一部は、ヘッダー部からの読取信号の再
生にも利用される。
【0052】図5には、ハーフミラー40と第2のフォ
トディテクタ46との間に配置されるホログラム回折プ
レート48のホログラムパターンと光ディスクDからの
反射レーザビームLrとの関係(フォーカスずれ検出部
72)が示されている。
【0053】図5に示されるように、ホログラムプレー
ト48は、第1ないし第4の回折パターン48a,48
b,48cおよび48dを有する。第1の回折パターン
48aと第4の回折パターン48dは、フォトディテク
タ46に照射される反射レーザビームLrが対物レンズ
12に与えられるレンズシフトの影響により移動される
第一の方向すなわちx軸方向に沿って、ホログラム回折
プレート48の概ね中央を通って延出される区分線48
xと区分線48x(第一の方向)に直交する第二の方向
すなわちy軸方向に、同様にプレート48の概ね中央を
通って延出される区分線48yを対称軸として軸対称に
形成されている。なお、第1の回折パターン48aと第
4の回折パターン48dは、いづれも、区分線48yか
ら所定距離離れた領域からホログラム回折プレート48
の外縁部に向けて設けられる。また、それぞれの回折パ
ターンには、入射された反射レーザビームLrを、フォ
トディテクタ46の受光領域外へ回折(誘導)可能な特
性が与えられている。
【0054】第2の回折パターン48bと第3の回折パ
ターン48cは、区分線48yを境界線として、x軸方
向に、区分線48xと平行に配列されている。なお、各
回折パターン48bと48cの区分線48xからの距離
すなわち各パターン48bと48cのそれぞれのy軸方
向の幅は、概ね等しく形成される。また、第2の回折パ
ターン48bには、入射された反射レーザビームLr
を、フォトディテクタ46の第1の受光領域46aに向
けて回折可能なパターンが、第3の回折パターン48c
には、入射された反射レーザビームLrを、フォトディ
テクタ46の第3の受光領域46cに向けて回折可能な
パターンが、それぞれ与えられている。
【0055】図5に示されるように、第1および第3の
受光領域46aおよび46cからの出力は、それぞれ増
幅器91aおよび91cで電流−電圧変換され、加算器
92により相互に加算される。一方、第2および第4の
受光領域46bおよび46dからの出力は、それぞれ増
幅器91bおよび91dにより同様に電流−電圧変換さ
れ、加算器93により相互に加算される。こののち、加
算器92と加算器93の出力は、差動増幅器94により
引き算される。
【0056】すなわち、フォーカスずれ信号FESは、 FES = [(第1の受光領域46aの出力 + 第3の受光領域46cの出力) − (第2の受光領域46bの出力 + 第4の受光領域46dの出力)] = 加算器92の出力 − 加算器93の出力 = 差動増幅器94の出力 により示される。
【0057】このようにして求められたフォーカスずれ
信号FESは、フォーカス制御回路74に供給され、フ
ォーカス制御回路74により、フォーカスずれ信号FE
Sに対応するフォーカスコイル14eに移動を提供可能
な制御量に変換されて、フォーカスコイル14eに所定
のフォーカス制御電流が供給される。なお、それぞれの
受光領域46a,46b,46cおよび46dには、光
ディスクDに設けられているヘッダにより回折された不
所望なレーザビームが入射されないことから、フォーカ
スずれ信号FESが高い精度で検出可能となる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、トラックずれ検出用のフォトディテクタの受光領域
には、対物レンズに付与されるレンズシフトに起因する
オフセット成分を含む反射レーザビームが照射されない
ことから、トラックずれ信号は、高い精度で検出され
る。これにより、正確なトラッキング制御が可能とな
る。
【0059】また、ホログラム回折プレートの作用によ
り、フォーカスずれ検出用のフォトディテクタの受光領
域に、ヘッダー部で回折された反射レーザビームが入射
することが阻止されることから、フォーカスずれ信号が
高い精度で得られる。これにより、フォーカス制御に必
要な時間が低減され、高速度のアクセスが可能となる。
【0060】なお、トラックずれ検出用のフォトディテ
クタの受光領域は、特別な製造工程を必要とすることな
く容易に形成可能であるから、部品コストが増大される
こともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例である光ヘッド装置が利用さ
れる光ディスク装置を示す概略図。
【図2】図1に示した光ヘッド装置のアクチェータのピ
ックアップを説明する概略図。
【図3】図1に示した光ディスク装置のレーザビーム送
出/受光部を説明する概略図。
【図4】図3に示した光ヘッド装置のレーザビーム送出
/受光部のトラック用フォトディテクタの検出面の受光
領域と検出面に投影されるレーザビームと信号検出方法
を説明する概略図。
【図5】図3に示した光ヘッド装置のレーザビーム送出
/受光部のフォーカス用フォトディテクタの検出面の受
光領域とホログラム回折プレートを通って検出面に投影
されるレーザビームと信号検出方法を説明する概略図。
【符号の説明】
2 …光ディスク装置、 4 …アクチェータ、 6 …レーザビーム送出/受光部、 12 …対物レンズ、 14 …ピックアップ、 14b…中心軸、 14c…レンズホルダ、 14d…レンズ保持面、 14e…フォーカシングコイル、 14f…トラッキングコイル、 16 …ガイドレール、 18 …キャリッジ、 20 …ミラー、 30 …半導体レーザ素子(光源)、 32 …偏光ビームスプリッタ、 40 …ビームスプリッタ(ハーフミラー)、 42 …第1の(トラック用)フォトディテクタ、 42a…第1の受光領域、 42b…第2の受光領域、 42c…第3の受光領域、 42d…第4の受光領域、 42e…第5の受光領域、 44 …モニタフォトディテクタ、 46 …第2の(フォーカス用)フォトディテクタ、 46a…第1の受光領域、 46b…第2の受光領域、 46c…第3の受光領域、 46d…第4の受光領域、 48 …ホログラムプレート、 48a…第1の回折パターン、 48b…第2の回折パターン、 48c…第3の回折パターン、 48d…第4の回折パターン、 68 …トラックずれ検出部、 70 …トラック制御回路、 72 …フォーカスずれ検出部、 74 …フォーカス制御回路。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源からの光を記録媒体の記録面の所定の
    位置に集光する集光手段と、 前記記録媒体の記録面で反射され、前記集光手段により
    取り込まれた前記記録媒体からの反射光を、前記光源か
    ら前記記録媒体に向かう光と分離する分離手段と、 この分離手段により分離された前記記録媒体からの反射
    光を受光して光電変換し、光強度に対応する大きさの電
    気信号を出力する光電変換手段と、を有し、 前記光電変換手段は、前記集光手段により取り込まれた
    前記記録媒体からの反射光により前記光電変換手段上に
    投影されるビームスポットが前記記録媒体の径方向の最
    内周側および最外周側のいづれかまたはそれぞれの側に
    移動される場合に前記集光手段の物理的な中心を通った
    反射光と前記光電変換手段に投影された上記反射光のビ
    ームスポットの中心との間のずれの影響を受けない形状
    の光検出領域を含むことを特徴とする光ヘッド装置。
  2. 【請求項2】前記光電変換手段は、前記記録媒体の径方
    向に平行で上記反射光のビームスポットの中心部分が投
    影される線分を境界として前記記録媒体の記録面が回転
    される方向の上流側と下流側に区分された複数の検出領
    域と、前記記録媒体の径方向の所定の位置で径方向と直
    交するとともに上記反射光のビームスポットの中心部分
    が投影される線分を境界として前記記録媒体の記録面の
    径方向の内周側と外周側とに区分された複数の検出領域
    を含むことを特徴とする請求項1記載の光ヘッド装置。
  3. 【請求項3】前記光電変換手段は、前記記録媒体の径方
    向に平行で上記反射光のビームスポットの中心部分が投
    影される線分を境界として前記記録媒体の記録面が回転
    される方向の上流側と下流側に区分された複数の検出領
    域と、前記記録媒体の径方向の所定の位置で径方向と直
    交するとともに上記反射光のビームスポットの中心部分
    が投影される線分を境界として前記記録媒体の記録面の
    径方向の内周側と外周側とに区分された複数の検出領域
    と、上記記録面が回転される方向の上流側と下流側に区
    分された複数の検出領域と上記径方向の内周側と外周側
    とに区分された複数の検出領域の外周部からなる検出領
    域とを含むことを特徴とする請求項1記載の光ヘッド装
    置。
  4. 【請求項4】光源からの光を記録媒体の記録面の所定の
    位置に集光する集光手段と、 前記記録媒体の記録面で反射され、前記集光手段により
    取り込まれた前記記録媒体からの反射光を、前記光源か
    ら前記記録媒体に向かう光と分離する分離手段と、 この分離手段により分離された前記記録媒体からの反射
    光を受光して光電変換し、光強度に対応する大きさの電
    気信号を出力する光電変換手段と、を有し、 前記光電変換手段は、前記集光手段により取り込まれた
    前記記録媒体からの反射光により前記光電変換手段上に
    投影されるビームスポットが前記記録媒体の径方向の最
    内周側および最外周側のいづれかまたはそれぞれの側に
    移動される場合に上記反射光のビームスポットが常時投
    影される領域を除く領域に対応する光検出領域を含むこ
    とを特徴とする光ヘッド装置。
  5. 【請求項5】前記光電変換手段は、前記記録媒体の径方
    向に平行で上記反射光のビームスポットの中心部分が投
    影される線分を境界として前記記録媒体の記録面が回転
    される方向の上流側と下流側に区分された複数の検出領
    域と、前記記録媒体の径方向の所定の位置で径方向と直
    交するとともに上記反射光のビームスポットの中心部分
    が投影される線分を境界として前記記録媒体の記録面の
    径方向の内周側と外周側とに区分された複数の検出領域
    を含むことを特徴とする請求項4記載の光ヘッド装置。
  6. 【請求項6】前記光電変換手段は、前記記録媒体の径方
    向に平行で上記反射光のビームスポットの中心部分が投
    影される線分を境界として前記記録媒体の記録面が回転
    される方向の上流側と下流側に区分された複数の検出領
    域と、前記記録媒体の径方向の所定の位置で径方向と直
    交するとともに上記反射光のビームスポットの中心部分
    が投影される線分を境界として前記記録媒体の記録面の
    径方向の内周側と外周側とに区分された複数の検出領域
    と、上記記録面が回転される方向の上流側と下流側に区
    分された複数の検出領域と上記径方向の内周側と外周側
    とに区分された複数の検出領域の外周部からなる検出領
    域とを含むことを特徴とする請求項4記載の光ヘッド装
    置。
  7. 【請求項7】光源からの光を記録媒体の記録面の所定の
    位置に集光する集光手段と、 前記記録媒体の記録面で反射され、前記集光手段により
    取り込まれた前記記録媒体からの反射光を、前記光源か
    ら前記記録媒体に向かう光と分離する分離手段と、 互いに直交する2本の線分に沿って区分され、前記記録
    媒体の記録面からの反射光のビームスポットが概ね中心
    に投影されたときに提供されるビームスポットの内側か
    つビームスポットが前記集光手段の上記記録面の径方向
    の任意の方向へのシフトにより上記2本の線分のうちの
    上記径方向と直交する方向に延出される第1の線分を対
    称軸として径方向の内側に位置される第1および第2の
    検出領域と、第1および第2の検出領域が設けられる領
    域から上記第1の線分を対称軸として径方向の外側に位
    置される第3および第4の検出領域を含み、前記記録媒
    体の記録面で反射され、前記集光手段により取り込まれ
    て前記分離手段により前記記録媒体に向かう光と分離さ
    れた上記反射光を受光して光電変換し、光強度に対応す
    る大きさの電気信号を出力する光電変換手段と、を有す
    ることを特徴とする光ヘッド装置。
  8. 【請求項8】前記光電変換手段の上記第1および第2の
    検出領域は、上記第1の線分と直交する第2の線分を境
    界として前記記録媒体の記録面が回転される方向の上流
    側と下流側に区分されていることを特徴とする請求項7
    記載の光ヘッド装置。
  9. 【請求項9】前記光電変換手段の上記第3および第4の
    検出領域は、上記第1の線分と直交する第2の線分を境
    界として前記記録媒体の記録面が回転される方向の上流
    側と下流側に区分されていることを特徴とする請求項7
    記載の光ヘッド装置。
  10. 【請求項10】前記光電変換手段は、上記第1ないし第
    4の検出領域の外周部からなる第5の検出領域とを含む
    ことを特徴とする請求項7記載の光ヘッド装置。
  11. 【請求項11】前記光電変換手段の上記第1および第2
    の検出領域は、前記集光手段を通って案内された前記記
    録媒体からの反射光のビームスポットが上記第3および
    第4の検出領域の側にシフトした状態で投影された場合
    に、上記第1の線分よりも前記記録媒体の径方向の内周
    側に投影される領域を検出しない形状に形成されること
    を特徴とする請求項8記載の光ヘッド装置。
  12. 【請求項12】前記光電変換手段の上記第3および第4
    の検出領域は、前記集光手段を通って案内された前記記
    録媒体からの反射光のビームスポットが上記第1および
    第2の検出領域の側にシフトした状態で投影された場合
    に、上記第1の線分よりも前記記録媒体の径方向の外周
    側に投影される領域を検出しない形状に形成されること
    を特徴とする請求項9記載の光ヘッド装置。
  13. 【請求項13】前記光電変換手段の上記第5の検出領域
    は、上記第1ないし第4の検出領域が検出しない全ての
    反射光を検出することを特徴とする請求項3、6および
    10のいづれかに記載の光ヘッド装置。
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