JPH11184885A - Wwwシステムおよびwwwシステムにおけるアプリケーション処理方法およびそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

Wwwシステムおよびwwwシステムにおけるアプリケーション処理方法およびそのプログラムを記録した記録媒体

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JPH11184885A
JPH11184885A JP9355677A JP35567797A JPH11184885A JP H11184885 A JPH11184885 A JP H11184885A JP 9355677 A JP9355677 A JP 9355677A JP 35567797 A JP35567797 A JP 35567797A JP H11184885 A JPH11184885 A JP H11184885A
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JP
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function
processing
dynamic display
unit
display system
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JP9355677A
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English (en)
Inventor
Haruyuki Nakayama
治幸 中山
Kenji Fujimoto
憲司 藤本
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NTT Comware Corp
Original Assignee
NTT Communicationware Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 WWWシステム上においてアプリケーション
の構築が容易となるとうにする。 【解決手段】 WWWシステム1は、表示内容の固定さ
れた部分を主に記述した静的表示系記述部と表示内容が
変わる部分を主に記述した動的表示系記述部とからなる
アプリケーションファイルの解釈を行い、クライアント
となる端末11に表示するためのデータの出力を行う拡
張インタプリタ部4を備えている。そして、この拡張イ
ンタプリタ部4は、動的表示系記述部に記述された内容
の解釈、処理を順次行う動的表示系処理部42と、静的
表示系記述部に記述された内容の解釈・実行を順次行
い、動的表示系記述部に記述された機能の呼び出しがあ
る場合には、この機能を実行するために動的表示系処理
部42を起動する静的表示系処理部41とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、WWW(World Wi
de Web)システムに関し、特にWWWシステムを利用し
たいわゆるイントラネットを構築するためのアプリケー
ションの作成が容易な環境を提供するWWWシステムお
よびWWWシステムにおけるアプリケーション処理方法
およびそのプログラムを記録した記録媒体に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットの利用の便をより
よくするために電子メール、ファイル転送等の機能を備
えたWWWシステムが構築されている。このようなWW
Wシステムを構築するためのインフラが企業内にも整っ
てきたことから、WWWシステムをサーバとしたいわゆ
るイントラネットの構築が試みられている。ところでサ
ーバとなるWWWシステムとクライアントとなる端末と
の間は、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)と
呼ばれるプロトコルを用いて通信が行われる。そして、
端末は、WWWサーバやWWWサーバ内のファイルのリ
ンク先を指定するためのURL(Uniform Resource Loc
ator)を含むリクエストを行い、WWWサーバはレスポ
ンスとしてハイパーテキスト記述言語であるHTML
(Hyper Text Markup Language)で記述されたデータを
送る。この関係を示したのが図9である。図9において
端末11からのURL情報を含むリクエストは、WWW
システム1を構成する処理部71内の通信処理部72で
受け取られる。そして、通信処理部72はアプリケーシ
ョン部73にURL情報を引き渡す。アプリケーション
部73は、URL情報より対応するアプリケーションフ
ァイルを記録装置74から読み取り、そのファイルの内
容をそのまま通信処理部72に引き渡す、もしくは、そ
のファイルを実行してHTML形式のデータを出力させ
て、通信処理部72に引き渡す。そして、このHTML
形式のデータはレスポンスとして端末11に返される。
なお、アプリケーション部73でアプリケーションファ
イルが実行された場合において、データベースシステム
21内のデータベース23に対する手続きが必要な場合
には、そのデータベースシステム21のDBMS(Data
Base Management System)22に対して問い合わせが
行われ、情報の検索等が行われる。また、端末11に
は、HTML形式のデータを表示する閲覧ソフトである
ブラウザ12がプログラムとして記憶されて、このプロ
グラムを実行するとことによりWWWシステム1上のデ
ータ(ホームページ)の閲覧が行われる。
【0003】ところで、WWWシステム上に構築される
ホームページ、すなわち画面の表示のためのアプリケー
ションは一般的にHTML形式で記述される。ただし、
HTML形式で記述される場合、画面の変更の無い静的
な表示にしか対応できない。なお、このようにHTML
形式で記述されている場合、アプリケーション部73
は、その記述内容をそのまま通信処理部72に引き渡
す。一方、ある条件に基づいて画面の変更のあるような
動的な表示を行う場合には、アプリケーションとしてC
GI(Common Gateway Interface)プログラムが利用さ
れる。このCGIプログラムは、例えば図10の符号8
0のように記述されたソースコードをコンパイラにより
コンパイルし、実行形式のプログラムファイルとして記
録装置74に蓄えられる。端末11からのリクエストと
してこのようなCGIプログラムが指定された場合、ア
プリケーション部73では、このプログラムが実行され
て、HTML形式のデータが通信処理部72に渡される
ことになる。なお、以下において、画面の変更の無い静
的な表示のことを”静的表示”と呼び、ある条件に基づ
いて画面の変更のある動的な表示のことを”動的表示”
と呼ぶ。
【0004】ところで、アプリケーションとなるHTM
L形式で書かれたアプリケーションファイルやCGIプ
ログラムは別々のアプリケーションファイルとしてのみ
存在する。よって、1つの画面に静的表示と動的表示が
混在する場合、すべてCGIプログラムとする必要があ
る。図10は、このような場合におけるCGIプログラ
ムのソースコード80と画面の表示50との関係の一例
を示した図である。図10の画面の表示例は、静的表示
と動的表示が混在した画面の表示50の例を示してい
る。すなわち、符号51に示す「○○部ホームペー
ジ」、符号52に示す「サービス一覧」のような固定的
な文字表示のほか、符号53に示すプルダウンメニュー
の内容が固定的な部分等が”静的表示”部分である。そ
して、符号54や56に示す日付によりその内容が変わ
る部分が”動的表示”部分である。なお、この動的表示
部分は、日付をキーワードとしてデータベース23を検
索し、この検索内容を表にして表示する例であるものと
する。このように、1画面内に静的表示と動的表示が混
在する場合には、CGIプログラムとしなければならな
い。
【0005】なお、画面の表示50とCGIプログラム
のソースコード80との対応関係を簡単に説明すると以
下のようになる。ソースコード80の符号81に示す
「静的表示」部分は、画面表示50の符号51、52、
53等の部分の静的表示のために記述された部分であ
る。ソースコード80の符号82に示す「動的表示」部
分は、画面表示50の符号54の部分の動的表示のため
に記述された部分であり、この「動的表示」部分82に
は、符号81に示す部分にデータベース23に対して、
日付をキーワードとしてニュース内容の検索を行うSQ
L(Structural Query Language)による問い合わせで
あるSQL発行をし、符号82等の部分において、この
検索結果を表にまとめる処理が記述されている。以下同
様にソースコード80において「静的表示」部分と「動
的表示」部分に対応する記述が続いている。
【0006】そして、図9に示すアプリケーション部7
3は、リクエストとしてこのようなCGIプログラムが
指定されたと判断すると、このCGIプログラムの実行
を行い、HTML形式のデータを出力させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
WWWシステムでは、1画面内に静的部分と動的部分が
混在する場合、アプリケーションをすべてCGIにより
作成しなければならない。ところで、このCGIは、H
TML形式での記述に比べ高度なノウハウが必要であ
り、アプリケーション作成が難しい。また、WWWシス
テムを早期に構築するためには、このCGIで記述され
たアプリケーションプログラムの再利用率を高める必要
がある。しかし、1つのCGIでのアプリケーションフ
ァイルの内に、静的表示部分と動的表示部分が混在して
記述されているため、その再利用が思うようにはかどら
ない、という問題がある。
【0008】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、WWWシステム上において提供する業務のため
のアプリケーションの構築が容易となるWWWシステム
およびWWWシステムにおけるアプリケーション処理方
法およびそのプログラムを記録した記録媒体を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1に記載の発明は、表示内容の
固定された部分を主に記述した静的表示系記述部と表示
内容が変わる部分を主に記述した動的表示系記述部とか
らなるアプリケーションファイルの解釈を行い、表示す
るための所定形式のデータの出力を行う拡張インタプリ
タ部を備えたWWWシステムであって、前記拡張インタ
プリタ部は、前記動的表示系記述部に記述された内容の
解釈、処理を行う動的表示系処理部と、前記静的表示系
記述部に記述された内容の解釈・実行を行い、前記動的
表示系記述部に記述された機能の呼び出しがある場合に
は、該機能を実行するために前記動的表示系処理部を起
動する静的表示系処理部とを備えたことを特徴とするW
WWシステムである。また、請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載のWWWシステムにおいて、前記拡張イ
ンタプリタ部が、アクセスするデータベースの位置情
報、該WWWシステムにおける基準ディレクトリといっ
た環境変数を設定する定義情報設定部をさらに備え、前
記静的表示系処理部および動的表示系処理部は、前記ア
プリケーションファイルに環境変数がある場合、該環境
変数に対する設定内容を参照して処理を行うことを特徴
としている。
【0010】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
または請求項2に記載のWWWシステムにおいて、前記
WWWシステムが、該WWWシステムが提供する業務に
適した機能群を含み該機能の実行を行う高機能ライブラ
リ処理部をさらに備え、前記動的表示系処理部が、前記
動的表示系記述部の記述中に前記高機能ライブラリ処理
部において処理される機能の呼び出しがある場合、該機
能を実行するために前記高機能ライブラリ処理部を起動
し該機能を実行させることを特徴としている。また、請
求項4に記載の発明は、請求項3に記載のWWWシステ
ムにおいて、前記WWWシステムが、前記高機能ライブ
ラリ処理部において処理される基本的な機能群を含み該
機能の実行を行う基本ライブラリ処理部をさらに備え、
前記高機能ライブラリ処理部が、実行対象の機能中に前
記基本ライブラリ処理部において処理される機能の呼び
出しがある場合、該機能を実行するために前記基本ライ
ブラリ処理部を起動し該機能を実行させることを特徴と
している。
【0011】次に、請求項5に記載の発明は、表示内容
の固定された部分を主に記述した静的表示系記述部と表
示内容が変わる部分を主に記述した動的表示系記述部と
からなるアプリケーションファイルに対し、処理対象と
なるアプリケーションファイルにおける前記静的表示系
記述部に記述された内容の解釈・処理を行う静的表示系
処理ステップと、前記静的表示系処理ステップにおい
て、前記動的表示系記述部に記述された機能の呼び出し
と解釈された場合に、該動的表示系記述部に記述された
対応する機能の記述内容の解釈、実行を行う動的表示系
処理ステップとにより前記アプリケーションファイルの
処理を行い、表示するための所定形式のデータの出力を
行うWWWシステムにおけるアプリケーション処理方法
である。
【0012】また、請求項6に記載の発明は、請求項5
に記載のWWWシステムにおけるアプリケーション処理
方法において、前記WWWシステムにおけるアプリケー
ション処理方法が、アクセスするデータベースの位置情
報、該WWWシステムにおける基準ディレクトリといっ
た環境変数をあらかじめ設定する定義情報設定ステップ
をさらに含み、前記静的表示系処理ステップおよび動的
表示系処理ステップが、前記アプリケーションファイル
に環境変数がある場合、該環境変数に対する設定内容を
参照して処理を行うことを特徴としている。また、請求
項7に記載の発明は、請求項5または請求項6に記載の
WWWシステムにおけるアプリケーション処理方法にお
いて、前記WWWシステムが提供する業務に適した機能
群を収めた高機能ライブラリをさらに備える場合におい
て、前記動的表示系処理ステップが、前記動的表示系記
述部の記述中に前記高機能ライブラリに収められた機能
の呼び出しがある場合、前記高機能ライブラリに収めら
れた対応する機能を実行させることを特徴としている。
【0013】次に、請求項8に記載の発明は、表示内容
の固定された部分を主に記述した静的表示系記述部と表
示内容が変わる部分を主に記述した動的表示系記述部と
からなるアプリケーションファイルに対し、処理対象と
なるアプリケーションファイルにおける前記静的表示系
記述部に記述された内容の解釈・処理を行う静的表示系
処理ステップと、前記静的表示系処理ステップにおい
て、前記動的表示系記述部に記述された機能の呼び出し
と解釈された場合に、該動的表示系記述部に記述された
対応する機能の記述内容の解釈、実行を行う動的表示系
処理ステップとにより前記アプリケーションファイルの
処理を行い、表示するための所定形式のデータの出力を
行う機能をコンピュータに実現させるためのWWWシス
テムにおけるアプリケーション処理プログラムを記録し
たコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0014】また、請求項9に記載の発明は、請求項8
に記載のWWWシステムにおけるアプリケーションプロ
グラムを記録した記録媒体において、前記WWWシステ
ムにおけるアプリケーション処理において、アクセスす
るデータベースの位置情報、該WWWシステムにおける
基準ディレクトリといった環境変数をあらかじめ設定す
る定義情報設定ステップをさらに含み、前記静的表示系
処理ステップおよび動的表示系処理ステップは、前記ア
プリケーションファイルに環境変数がある場合、該環境
変数に対する設定内容を参照して処理を行うことを特徴
としている。また、請求項10に記載の発明は、請求項
8または請求項9に記載のWWWシステムにおけるアプ
リケーションプログラムを記録した記録媒体において、
前記WWWシステムが提供する業務に適した機能群を収
めた高機能ライブラリをさらに備える場合において、前
記動的表示系処理ステップが、前記動的表示系記述部の
記述中に前記高機能ライブラリに収められた機能の呼び
出しがある場合、前記高機能ライブラリに収められた対
応する機能を実行させることを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態による
WWWシステムおよびWWWシステムにおけるアプリケ
ーション処理方法を図面を参照して説明する。
【0016】(第1の実施の形態)図1は、本発明の一
実施形態によるWWWシステムの機能ブロック図であ
る。図1において、WWWシステム1は、各種処理を行
う処理部2と、アクセスするデータベースの位置情報、
このWWWシステム1における基準ディレクトリといっ
た環境変数を設定した定義情報を記録した記録装置8
と、画面表示のためのアプリケーションを収めた記録装
置9とを備えている。そして、処理部2は、少なくとも
端末11との通信処理を行うための通信処理部3と、ア
プリケーションファイルの解析を行い、端末11に対す
るレスポンスとなるHTML形式のデータを出力する拡
張インタプリタ部4を含んでいる。ところで、記録装置
9に記憶されるアプリケーションファイルは、表示内容
の固定された部分を主に記述した静的表示系記述部とデ
ータベースの内容に応じて表示内容が変わる部分を主に
記述した動的表示系記述部とからなるものとする。そし
て、拡張インタプリタ部4は、アプリケーションファイ
ル内の動的表示系記述部に記述された内容の解釈、処理
を行う動的表示系処理部42と、静的表示系記述部に記
述された内容の解釈・実行を行い、動的表示系記述部に
記述された機能の呼び出しがある場合には、この機能を
実行するために動的表示系処理部42を起動する静的表
示系処理部41と、環境変数を設定する定義情報設定部
43とを含む。
【0017】なお、処理部2はCPU(中央処理装置)
やメモリ等により構成され、処理部2を構成する各部の
動作は、これら各部の動作を実現するプログラムを読み
取り起動することにより実現されるものとする。なお、
各部の動作を実現するプログラムは図示しない記録装置
に記憶されているものとする。なお、定義情報を収めた
記録装置8とアプリケーションファイルを収めた記録装
置9とは、例えばハードディスク等で構成されているも
のとする。また、この記録装置8、9は同一の記録装置
であっても異なる記録装置であってもよい。さらに、記
録装置8、9はWWWシステム1内にある必要はなく、
ネットワークを介して他のシステムの記録装置を論理的
にマウントした構成であってもよい。
【0018】図1において、ネットワークを介して接続
された端末11とWWWシステム1との関係を簡単に説
明すると以下のようになる。端末11からのURL情報
を含むリクエストは、WWWシステム1を構成する処理
部2内の通信処理部3で受け取られる。そして、通信処
理部3は拡張インタプリタ部4を起動すると共にURL
情報を引き渡す。インタプリタ部4は、URL情報より
対応するアプリケーションファイルを記録装置74から
読み取り、そのアプリケーションファイルの内容を解析
して、HTML形式のデータとして、通信処理部3に引
き渡し、HTML形式のデータをレスポンスとして端末
11に返す。なお、拡張インタプリタ部4でのアプリケ
ーションファイルの解析の結果、データベースシステム
21内のデータベース23に対する検索等が必要な場合
には、そのデータベースシステムの21のDBMS22
に対して問い合わせを行い、情報の検索等を行う。ま
た、端末11には、HTML形式のデータを表示する閲
覧ソフトであるブラウザ12がプログラムとして記憶さ
れて、このプログラムを実行するとことによりWWWシ
ステム1上のデータ(ホームページ)の閲覧を行う。な
お、WWWシステム1は、複数の端末のリクエストに対
応可能であるが、図1では、複数の端末のうちの1つを
示しているものとする。
【0019】次に、本発明のWWWシステム上で構築さ
れるアプリケーションファイルの構成と画面の表示との
関係を説明する。図2は、本発明のWWWシステムを利
用した場合のアプリケーションと画面の表示関係の一例
を示した図である。前述したようにアプリケーションフ
ァイル44は、表示内容の固定された部分を主に記述し
た静的表示系記述部31と表示内容が変わる部分を主に
記述した動的表示系記述部32の2つの部分により構成
される。また、動的表示系記述部32には、データベー
スへのアクセス等の手続きに関する記述もまとめられ
る。なお、アプリケーションファイル44における静的
表示系記述部31は、HTML形式を拡張した形式で記
述され、動的表示系記述部分はデータベース等への手続
きの記述の記載も容易な記述言語、例えばPerl等で
記述されるものとする。すなわち、静的表示系記述部3
1、動的表示系記述部32は、それぞれに適した言語で
記述されるものとする。
【0020】図2の例では、静的表示系記述部31は、
拡張されたHTML形式で記述され、その始まりおよび
終わりは、それぞれ符号33、符号37に示す記号によ
り示される。そして、その内部に画面の表示50におけ
る符号51の「○○部ホームページ」や符号52の「サ
ービス一覧」や符号53の静的なプルダウンメニュー等
を記述した部分が、静的表示系記述部31の符号33と
符号37との間に、例えば符号34で示すように記述さ
れる。ところで、画面の表示50の符号54や56に示
す日付によりその内容が変わる動的表示部分の記述は、
アプリケーションファイル44の動的表示系記述部32
に各動的表示部分ごとにまとめられる。すなわち、符号
54に対応する部分を符号38で示す”news”とい
うルーチン(機能)名でまとめて記述され、符号55に
対応する部分を符号39で示す”schedule”と
いうルーチン名でまとめて記述されている。なお、各ル
ーチンは、図2の例では”{”と”}”の対応で区切ら
れている。そして、静的表示系記述部31において、符
号54、55の表示位置に対応する部分に、これらルー
チンを呼び出すための記述、すなわち符号36や符号3
7に示す記述がなされている。なお、符号36、37に
おいて”&”は動的表示系記述部32に記述されたルー
チンであることを示す記号で、この記号以下に呼び出さ
れるルーチン名が記述されるものとする。なお、これら
がHTML形式を拡張した部分となる。なお、動的表示
系記述部32に記述されたルーチンであることを示す記
号は”&”に限定されるものではない。また、静的表示
系記述部31において、変数の定義ができ、この変数を
用いた画面表のための記述を行ってもよい。なお、静的
表示系記述部31において変数名が定義された場合、動
的表示系記述部32に記述されたルーチン内でも同じ変
数名が用いられ、このルーチンが解釈される段階で、こ
の変数名で示されるアドレスに値や文字列といったデー
タが格納されるものとする。
【0021】このように静的表示系記述部31と動的表
示系記述部32の2つの部分により構成されたアプリケ
ーションファイル44を拡張インタプリタ部4が必要に
応じて定義情報を利用して解釈し、画面の表示50に示
すような表示を可能とするHTML形式のデータを出力
していく。なお、図2の例では1画面内に静的表示と動
的表示が混在する例であることからこの2つの部分に別
れるが、1画面が静的表示のみで構成される場合には動
的表示系記述部32はなくなる。
【0022】ところで、図1の定義情報設定部43は、
WWWシステム1に対しこの拡張インタプリタ部4を導
入する際、もしくは設定内容を変更した際に用いられ
る。そして、この定義情報設定部43により、アクセス
するデータベースシステムのネットワーク上の位置情報
やこのデータベースシステムにおいて用いられているD
BMSの種類といった情報や、WWWシステム1におけ
るける基準ディレクトリといった環境変数を設定する。
そして、環境変数を用いてアプリケーションを記述する
ことにより、例えば基準ディレクトリが変わったとして
も、定義情報設定部43を用いて基準ディレクトリに対
応する環境変数の定義内容を変更するのみで対応でき、
アプリケーションファイルの変更をしなくて済む。よっ
て、WWWシステム1上で構築したアプリケーションの
他のWWWシステムへの移植性がよくなる。また、WW
Wシステム1へ拡張インタプリタ部4を導入する際の環
境設定の際の作業を少なくすることができる。なお、環
境変数としては、上述したものに限定されるものではな
い。
【0023】次に、図2で説明したアプリケーションフ
ァイル44に対する静的表示系処理部の動作41を図3
を用いてい説明する。はじめに、端末11からリクエス
トを得ると、拡張インタプリタ部4内の静的表示系処理
部41が起動され、受け取ったURL情報の解析を行
い、記録装置9内の処理対象となるアプリケーションフ
ァイルの決定を行う(ステップS11)。なお、このと
きURLに関する定義情報がある場合には、それを参照
しつつ処理するアプリケーションファイルの決定を行
う。次に、処理対象となるアプリケーションファイルの
静的表示系記述部から処理単位分の記述内容を取得し、
その内容の解析を行う(ステップS12)。解析の結
果、動的表示系記述部に記述されたルーチンのコールで
あると判断された場合には(ステップS13)、動的表
示系処理部42を起動し、そのルーチン名を引き渡す
(ステップS14)。なお、動的表示系記述部に記述さ
れたルーチンのコールであるか否かの判断は、先頭に記
号”&”があるか否かによって判断する。
【0024】一方、動的表示系記述部に記述されたルー
チンのコールでないと判断された場合には(ステップS
13)、静的表示系記述部内で宣言された変数の処理が
あるか判断し(ステップS15)、変数の処理が必要と
判断された場合には、変数をその変数が示すアドレスに
収められた内容に置き換える(ステップS16)。そし
て、それらの処理が終わると、端末11へのレスポンス
となるHTML形式のデータの出力を行う(ステップS
17)。なお、アプリケーションファイル中の静的表示
系記述部は、HTML形式で書かれていることから、ほ
とんどの部分が記述された内容のまま出力されることに
なる。なお、このステップS17において、ステップS
12の解析の結果、環境変数が使われていると判断され
た場合には、記録装置8に収められた定義情報を参照
し、環境変数に対応する内容に置き換えてた後、出力を
行う。また、ステップS12の解析の結果、変数定義で
あると判断された場合には、その部分の出力は行わない
で、変数である旨の記憶を行う。
【0025】そして、静的表示系記述部の処理が終了し
たか判断を行い(ステップS18)、処理が終了したな
らば、静的表示系処理部41の処理を終了し、そうでな
ければ、次の処理に移るためにステップS12へ進む。
なお、ステップS18での判断は、図2の符号37に示
す記述であるか否かにより判断できる。以上のようにし
て、静的表示系処理部41は、処理対象となるアプリケ
ーションファイルの静的表示系記述部41の処理を行
う。なお、ステップS11の処理対象となるアプリケー
ションファイルの決定は、この静的表示系処理部41か
ら切り離し、別の処理部における処理としてもよい。こ
の場合には、その処理部が処理対処となるアプリケーシ
ョンファイルの決定を行った後、静的表示系処理部41
を起動するとともに、その処理対処となるアプリケーシ
ョンファイルに関する情報を引き渡すことになる。
【0026】次に、アプリケーションファイル中の動的
表示系記述部の処理を行う動的表示系処理部42の動作
について説明する。まず、静的表示系処理部41に起動
をかけられ、処理対象となるルーチン名を引き渡される
と、そのルーチン名のルーチンを探す。続いて、処理単
位の取得を行い、解析をして実行する。この処理をその
ルーチンの処理が終わるまで順次行う。なお、解析の結
果、環境変数が用いられている場合には、記録装置8内
の定義情報を参照し、環境変数を実際の内容に置換した
後実行する。この実行の過程で、データベースへの参照
等の手続きが行われるとともに、画面内の動的表示系部
分に対応するHTML形式のデータの出力等も行われ
る。以上のようにして、動的表示系処理部42が動作す
る。
【0027】なお、図1において定義情報を設定するこ
とが好ましいが、この定義情報に該当する部分をアプリ
ケーションファイル内に直接書き込むことにより、定義
情報および定義情報設定部43を省略することも可能で
ある。以上のように、静的表示系記述部と動的表示系記
述部とからなるアプリケーションファイルの解釈を行
い、クライアントとなる端末に表示するためのHTML
形式といった所定形式のデータの出力を行う拡張インタ
プリタ部4をWWWシステム1に備えることにより、こ
のWWWシステム1を用いたアプリケーション開発者
は、静的表示系記述部と動的表示系記述部のそれぞれに
あった言語でアプリケーションの開発を行えるので、ア
プリケーションの開発効率を高めることができる。ま
た、アプリケーションファイルにおいて、画面上の静的
表示部分と動的表示部分とを記述する部分を分離でき、
1つのファイル内に静的表示部分と動的表示部分とを記
述部分が混在することがなくなるので、アプリケーショ
ンファイルの保守が容易になとともに、他のアプリケー
ションファイルへの部分的な移植も容易になる。
【0028】(第2の実施の形態)本実施の形態は、第
1の実施の形態に加え、WWWシステムが提供する業務
アプリケーション毎に汎用化した機能を提供する高機能
ライブラリと、業務ライブラリに依存しない機能を提供
する基本ライブラとを提供し、WWWシステムを用いた
アプリケーションの開発効率をより高められるようにし
たものである。図4は、本発明の第2の実施形態による
WWWシステムの機能ブロック図である。なお、図4に
おいて図1の各部に対応する部分には同一の符号を付
け、その説明を省略する。図4と図1とを比較すると、
図4に示すWWWシステム1は、処理部2に高機能ライ
ブラリに収められた機能を実行しその処理を行う高機能
ライブラリ処理部5と、基本ライブラリに収められた機
能を実行しその処理を行う基本ライブラリ処理部6とを
さらに備えている点が異なる。
【0029】ここで、高機能ライブラリとして提供され
る機能は、WWWシステム1が提供する業務アプリケー
ションに依存するが汎用性の高いものである。なお、業
務アプリケーション開発においては、複数の開発者がす
べての規約を守り開発を進めていきやすいように、性能
に大きな影響を及ぼすことのあるデータベースへの手続
き部分の記述をこのライブラリが提供する機能としてま
とめ、この部分の隠蔽化も図っている。なお、この機能
の決定は、定業する業務を分析し、汎用的な機能をモデ
ル化した後、ライブラリとして提供する機能を抽出する
ことにより行う。また、基本ライブラリとして提供され
る機能は、CGIパラメータの取得や基本的なデータベ
ースへのアクセス機能等で、対象となる業務アプリケー
ションに依存しない汎用な機能を提供している。なお、
高機能ライブラリ処理部5および基本ライブラリ処理部
6の動作も、第1の実施の形態と同様に、これらの動作
を実現するプログラムが図示しない記録装置に記憶さ
れ、これを読み取って実行することにより行われるもの
とする。
【0030】図4において、拡張インタプリタ部4、高
機能ライブラリ処理部5、基本ライブラリ処理部6の関
係を簡単に説明すると以下のようになる。拡張インタプ
リタ部4内の動的表示系処理部42がアプリケーション
ファイル内の動的表示系記述部の解析、実行をしている
途中で、高機能ライブラリとして提供される機能の呼び
出しを見つけると、高機能ライブラリ処理部5を起動
し、その機能を実行させる。そして、高機能ライブラリ
処理部5が処理対象となる機能を実行している途中で、
基本ライブラリとして提供される機能の呼び出しを見つ
けると基本ライブラリ処理部6を起動し、その機能を実
行させる。基本ライブラリ処理部6で処理される機能の
一部は、データベース23を参照するものであり、デー
タベース23に収められたデータの参照等を行うもので
ある。なお、高機能ライブラリ処理部5や基本ライブラ
リ処理部6で機能が実行されると、その機能の処理内容
によっては端末11へレスポンスとして返すHTMLデ
ータの出力も行われる。
【0031】次に、高機能ライブラリとして提供する機
能の抽出例を図5を用いて説明する。図5において、W
WWシステム1で提供するある業務を分析した結果、汎
用的な機能モデルとして、 レイアウト定義者による ”帳票のメンテナンス(登
録)” 情報登録者による ”情報の個別メンテナンス(登
録)” 情報参照者による ”情報の参照” メンテナンス者による ”情報の一括メンテナンス” が抽出されたものとする。各機能モデルの処理内容を分
析すると、機能モデル”帳票のメンテナンス(登録)”
は、”情報の作成”、”情報の抽出”という工程で処理
が行われる。また機能モデル”情報の個別メンテナンス
(登録)”は、”情報検索”、”情報取得”、”情報表
示”、”情報個別メンテナンス”という工程で処理が行
なわる。同様に他の機能モデルについても、1または複
数の工程で処理が行われる。このように各機能モデルの
処理内容を分析した結果である工程が高機能ライブラリ
において提供される機能となる。
【0032】図5の例では、高機能ライブラリが提供す
る機能として7つあり、それら機能について簡単に説明
すると以下のようになる。
【0033】帳票の作成:情報の入力画面の作成を行う
機能 情報の抽出:作成した帳票から入力情報を抽出する機能 データ検索:ある条件の下でデータを検索し、その一覧
情報を取得する機能 データ取得:データ検索結果一覧から特定のデータの詳
細情報を取得する機能 データ表示:画面上にデータをテーブル形式で表示する
とともに他画面にリンクする機能 データ個別メンテナンス:特定のデータの詳細情報につ
いて個別に追加/削除/変更を行う機能 データ一括メンテナンス:特定のデータについて一括で
追加/削除を行う機能
【0034】なお、基本ライブラリとして提供される機
能は、CGIパラメータ取得、コード変換、テーブル形
式表示、日付処理、メール送信、ユーザ認証、データベ
ースアクセスなどの基本的な機能となっている。
【0035】次に、高機能ライブラリが提供された場合
におけるアプリケーションファイルの記述内容につい
て、図6を用いて説明する。図6において、アプリケー
ションファイル44の動的表示系記述部に記述されたル
ーチン内において、高機能ライブラリに収められた機能
を使用する場合には、例えば符号61や62で示すよう
な高機能ライブラリに収められた機能を呼び出すことを
示す記述が行われる。この符号61や62の例では、”
call”が高機能ライブラリに収められた機能を呼び
出すことを意味するキーワードとなり、それ以下が、呼
び出される機能を示す名前を意味している。なお、”c
all”は一例として示したものであり、これに限定さ
れるものではない。
【0036】次に、動的表示系記述部に高機能ライブラ
リに収められた機能の呼び出し記述がある場合の動的表
示系記述部42の動作を図7を用いて説明する。静的表
示系処理部41から起動され、処理対象となるルーチン
名が渡されると、その対象ルーチンから処理単位の取得
を行い(ステップS21)、その内容の解析を行う(ス
テップS22)。解析の結果、高機能ライブラリに収め
られた機能の呼び出しでないと判断した場合には(ステ
ップS23)、その内容の実行を行う(ステップS2
4)。一方、解析の結果、高機能ライブラリに収められ
た機能の呼び出しであると判断した場合には(ステップ
S23)、高機能ライブラリ処理部5を起動し、その機
能を実行させる(ステップS25)。そして、対象ルー
チンの処理が終了したか判断し(ステップS26)、終
了していれば動的表示系処理部42の処理を終了し、そ
うでなければステップS21へ戻る。なお、ステップS
22において、解析の結果、環境変数が用いられている
場合には、記録装置8内の定義情報を参照し、環境変数
を実際の内容に置換する。この実行の過程で、データベ
ースへの参照等の手続きが行われるとともに、画面内の
動的表示系部分に対応するHTML形式のデータの出力
等も行われる。このようにして、動的表示系処理部42
が動作する。
【0037】次に、本実施の形態におけるWWWシステ
ム1の評価結果を図8に示す。なお、評価対象は1万人
規模の社員登録に関する業務アプリケーションを開発し
た場合である。図8より、高機能ライブラリを提供する
ことによりこの業務アプリケーションの開発期間が従来
に比べ1/3に短縮でき、そのアプリケーションの開発
量(アプリケーションファイル中の行数)も1/2に削
減できた。また、データベースアクセスの一連の処理を
高機能ライブラリもしくは基本ライブラリ内の機能とし
て提供したので、データベースへの効率的なアクセスを
行うためのチューニング期間を1/2に短縮できた。さ
らに、定義情報設定部43を設け、環境変数等の設定を
容易にするとともに、アプリケーション内でこの環境変
数を利用できるようにしたことで、環境設定期間を1/
6に短縮できた。なお、本実施の形態において、汎用的
な処理内容の共通化を図るために基本ライブラリに収め
られた機能を実行する基本ライブラリ処理部6を備える
ことが好ましいが、この基本ライブラリ処理部6をなく
してもよい。
【0038】以上のように、WWWシステムにおいて、
従来再利用率の低かった業務アプリケーション依存部分
を高機能ライブラリとして機能を提供することにより、
このライブラリに収められた機能の組み合わせだけで業
務アプリケーションの開発が行えるようになる。さら
に、データベースアクセスの部分をライブラリとして汎
用化することにより、データベースへの手続きについて
特別な知識を必要とせず、データベースに対して簡易に
情報の入出力を行えるようになる。また、高機能ライブ
ラリや基本ライブラリを提供することにより、プラット
フォームの種別(UNIX、WindowsNTなど)
を変更する場合であっても、ライブラリ側のみの対応で
済み、アプリケーションファイルの変更を必要しなくて
済むようになる。なお、図1もしくは図4に示す処理部
2に含まれる各処理部の動作を実現するためのプログラ
ムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、
この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシ
ステムに読み込ませ、実行することによりWWWシステ
ムにおけるアプリケーション処理を行ってもよい。な
お、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや
周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるWW
WシステムおよびWWWシステムにおけるアプリケーシ
ョン処理方法およびそのプログラムを記録した記録媒体
によれば、下記の効果を得ることができる。請求項1ま
たは請求項5または請求項8に記載の発明によれば、表
示内容の固定された部分を主に記述した静的表示系記述
部と表示内容が変わる部分を主に記述した動的表示系記
述部とからなるアプリケーションファイルに対し、静的
表示系記述部に記述された内容の解釈・処理を行う静的
表示系処理と、動的表示系記述部に記述された機能の呼
び出しと解釈された場合に、この動的表示系記述部に記
述された対応する機能の記述内容の解釈、実行を行う動
的表示系処理とによりアプリケーションファイルの処理
を行っている。これにより、アプリケーションファイル
において、画面上の静的表示部分と動的表示部分とを記
述する部分を分離でき、1つのファイル内に静的表示部
分と動的表示部分とを記述部分が混在することがなくな
るので、アプリケーションファイルの保守が容易になと
ともに、他のアプリケーションファイルへの部分的な移
植も容易になる。
【0040】また、請求項2または請求項6または請求
項9に記載の発明によれば、アクセスするデータベース
の位置情報、WWWシステムにおける基準ディレクトリ
といった環境変数をあらかじめ設定する定義情報の設定
を行い、アプリケーションファイルに環境変数がある場
合、この環境変数に対する設定内容を参照して処理が行
われる。よって、WWWシステム上で構築したアプリケ
ーションの他のWWWシステムへの移植性がよくなる。
また、WWWシステムへの導入の際、環境設定の際の作
業を少なくすることができる。
【0041】また、請求項3または請求項7または請求
項10に記載の発明によれば、WWWシステムが提供す
る業務に適した機能群を収めた高機能ライブラリをさら
に備える場合、動的表示系の処理において、動的表示系
記述部の記述中に高機能ライブラリに収められた機能の
呼び出しがある場合、この高機能ライブラリに収められ
た対応する機能を実行させる。このように、WWWシス
テムにおいて、従来再利用率の低かった業務アプリケー
ション依存部分を高機能ライブラリとして機能を提供す
ることにより、このライブラリに収められた機能の組み
合わせだけで業務アプリケーションの開発が行えるよう
になる。また、プラットフォームの種別を変更する場合
であっても、ライブラリ側のみの対応で済み、アプリケ
ーションファイルの変更を必要しなくて済むようにな
る。
【0042】また、請求項4に記載の発明によれば、高
機能ライブラリ処理部において処理される基本的な機能
群を収めた基本ライブラリをさらに備える場合、高機能
ライブラリの処理において、基本ライブラリに収められ
た機能の呼び出しがある場合、この基本ライブラリに収
められた対応する機能を実行させる。汎用的な処理内容
の共通化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態によるWWWシステムの
機能ブロック図である。
【図2】 本発明のWWWシステムを利用した場合のア
プリケーションと画面の表示関係の一例を示した図であ
る。
【図3】 静的表示系処理部の動作を示すフローチャー
トである。
【図4】 本発明の他の実施形態によるWWWシステム
の機能ブロック図である。
【図5】 ライブラリの提供機能を説明するための図で
ある。
【図6】 図4のWWWシステムを利用した場合のアプ
リケーションと画面の表示関係の一例を示した図であ
る。
【図7】 動的表示系処理部の動作を示すフローチャー
トである。
【図8】 本発明の評価結果を示す図である。
【図9】 WWWシステムの一従来例の機能ブロック図
である。
【図10】 従来のWWWシステムを利用した場合のア
プリケーションと画面の表示関係の一例を示した図であ
る。
【符号の説明】
1 WWWシステム 2 処理部 3 通信処理部 4 拡張インタプリタ部 41 静的表示系処理部 42 動的表示系処理部 43 定義情報設定部 5 高機能ライブラリ処理部 6 基本ライブラリ処理部 8 記録装置(定義情報) 9 記録装置(アプリケーションファイル) 11 端末 12 ブラウザ 21 データベースシステム 22 データベース・マネージメント・システム(DB
MS) 23 データベース

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示内容の固定された部分を主に記述し
    た静的表示系記述部と表示内容が変わる部分を主に記述
    した動的表示系記述部とからなるアプリケーションファ
    イルの解釈を行い、表示するための所定形式のデータの
    出力を行う拡張インタプリタ部を備えたWWWシステム
    であって、 前記拡張インタプリタ部は、 前記動的表示系記述部に記述された内容の解釈、処理を
    行う動的表示系処理部と、 前記静的表示系記述部に記述された内容の解釈・実行を
    行い、前記動的表示系記述部に記述された機能の呼び出
    しがある場合には、該機能を実行するために前記動的表
    示系処理部を起動する静的表示系処理部とを備えたこと
    を特徴とするWWWシステム。
  2. 【請求項2】 前記拡張インタプリタ部は、 アクセスするデータベースの位置情報、該WWWシステ
    ムにおける基準ディレクトリといった環境変数を設定す
    る定義情報設定部をさらに備え、 前記静的表示系処理部および動的表示系処理部は、前記
    アプリケーションファイルに環境変数がある場合、該環
    境変数に対する設定内容を参照して処理を行うことを特
    徴とする請求項1に記載のWWWシステム。
  3. 【請求項3】 前記WWWシステムは、 該WWWシステムが提供する業務に適した機能群を含み
    該機能の実行を行う高機能ライブラリ処理部をさらに備
    え、 前記動的表示系処理部は、 前記動的表示系記述部の記述中に前記高機能ライブラリ
    処理部において処理される機能の呼び出しがある場合、
    該機能を実行するために前記高機能ライブラリ処理部を
    起動し該機能を実行させることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載のWWWシステム。
  4. 【請求項4】 前記WWWシステムは、 前記高機能ライブラリ処理部において処理される基本的
    な機能群を含み該機能の実行を行う基本ライブラリ処理
    部をさらに備え、 前記高機能ライブラリ処理部は、 実行対象の機能中に前記基本ライブラリ処理部において
    処理される機能の呼び出しがある場合、該機能を実行す
    るために前記基本ライブラリ処理部を起動し該機能を実
    行させることを特徴とする請求項3に記載のWWWシス
    テム。
  5. 【請求項5】 表示内容の固定された部分を主に記述し
    た静的表示系記述部と表示内容が変わる部分を主に記述
    した動的表示系記述部とからなるアプリケーションファ
    イルに対し、 処理対象となるアプリケーションファイルにおける前記
    静的表示系記述部に記述された内容の解釈・処理を行う
    静的表示系処理ステップと、 前記静的表示系処理ステップにおいて、前記動的表示系
    記述部に記述された機能の呼び出しと解釈された場合
    に、該動的表示系記述部に記述された対応する機能の記
    述内容の解釈、実行を行う動的表示系処理ステップとに
    より前記アプリケーションファイルの処理を行い、表示
    するための所定形式のデータの出力を行うWWWシステ
    ムにおけるアプリケーション処理方法。
  6. 【請求項6】 前記WWWシステムにおけるアプリケー
    ション処理方法は、 アクセスするデータベースの位置情報、該WWWシステ
    ムにおける基準ディレクトリといった環境変数をあらか
    じめ設定する定義情報設定ステップをさらに含み、 前記静的表示系処理ステップおよび動的表示系処理ステ
    ップは、前記アプリケーションファイルに環境変数があ
    る場合、該環境変数に対する設定内容を参照して処理を
    行うことを特徴とする請求項5に記載のWWWシステム
    におけるアプリケーション処理方法。
  7. 【請求項7】 前記WWWシステムが提供する業務に適
    した機能群を収めた高機能ライブラリをさらに備える場
    合において、 前記動的表示系処理ステップは、 前記動的表示系記述部の記述中に前記高機能ライブラリ
    に収められた機能の呼び出しがある場合、前記高機能ラ
    イブラリに収められた対応する機能を実行させることを
    特徴とする請求項5または請求項6に記載のWWWシス
    テムにおけるアプリケーション処理方法。
  8. 【請求項8】 表示内容の固定された部分を主に記述し
    た静的表示系記述部と表示内容が変わる部分を主に記述
    した動的表示系記述部とからなるアプリケーションファ
    イルに対し、 処理対象となるアプリケーションファイルにおける前記
    静的表示系記述部に記述された内容の解釈・処理を行う
    静的表示系処理ステップと、 前記静的表示系処理ステップにおいて、前記動的表示系
    記述部に記述された機能の呼び出しと解釈された場合
    に、該動的表示系記述部に記述された対応する機能の記
    述内容の解釈、実行を行う動的表示系処理ステップとに
    より前記アプリケーションファイルの処理を行い、表示
    するための所定形式のデータの出力を行う機能をコンピ
    ュータに実現させるためのWWWシステムにおけるアプ
    リケーション処理プログラムを記録したコンピュータ読
    み取り可能な記録媒体。
  9. 【請求項9】 前記WWWシステムにおけるアプリケー
    ション処理において、 アクセスするデータベースの位置情報、該WWWシステ
    ムにおける基準ディレクトリといった環境変数をあらか
    じめ設定する定義情報設定ステップをさらに含み、 前記静的表示系処理ステップおよび動的表示系処理ステ
    ップは、前記アプリケーションファイルに環境変数があ
    る場合、該環境変数に対する設定内容を参照して処理を
    行うことを特徴とする請求項8に記載のWWWシステム
    におけるアプリケーション処理プログラムを記録した記
    録媒体。
  10. 【請求項10】 前記WWWシステムが提供する業務に
    適した機能群を収めた高機能ライブラリをさらに備える
    場合において、 前記動的表示系処理ステップは、 前記動的表示系記述部の記述中に前記高機能ライブラリ
    に収められた機能の呼び出しがある場合、前記高機能ラ
    イブラリに収められた対応する機能を実行させることを
    特徴とする請求項8または請求項9に記載のWWWシス
    テムにおけるアプリケーション処理プログラムを記録し
    た記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002056014A (ja) * 2000-08-07 2002-02-20 Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd 電子化資料管理方法および記録媒体
KR100366598B1 (ko) * 2000-01-25 2002-12-31 박형곤 인터넷에서 웹 서버 정보 서비스 방법

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