JPH11184654A - 画像出力制御装置 - Google Patents

画像出力制御装置

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JPH11184654A
JPH11184654A JP9350664A JP35066497A JPH11184654A JP H11184654 A JPH11184654 A JP H11184654A JP 9350664 A JP9350664 A JP 9350664A JP 35066497 A JP35066497 A JP 35066497A JP H11184654 A JPH11184654 A JP H11184654A
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JP
Japan
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attribute
unit
image output
job
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JP9350664A
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Inventor
Kazuhiro Soga
和浩 曽我
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像出力制御装置において、複数の出力属性
指示方式間における出力属性の矛盾を検出してその矛盾
を解消する。 【解決手段】 ネットワーク10には、複数のクライア
ント12,14,16と、画像出力制御装置18と、画
像出力装置20,22,24と、が接続されている。調
整部62には、同じジョブ内において複数の出力属性指
示方式間で矛盾が生じる場合に、その矛盾を判定して解
消する。この場合、調整ルールテーブルの64が参照さ
れる。調整部62の調整結果に基づき、画像出力制御装
置18ではジョブが再構成される。この場合、ジョブの
送信先である画像出力装置の出力属性解釈方式に従って
ジョブの再構成が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像出力制御装置に
関し、特にプリンタ、ファクシミリ装置、画像表示装置
などの画像出力装置を制御する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ネットワーク上の画像出力装置を複数の
クライアントで共有するために画像出力制御装置が利用
される。例えば、画像出力装置がプリンタであれば画像
出力制御装置としてプリントサーバー(印刷制御装置)
が利用される。
【0003】そのようなプリントサーバーを利用した印
刷システムでは、一般に、クライアントにおいて、ペー
ジ記述言語(PDL)に従って、印刷要求である印刷ジ
ョブ(印刷データ及び印刷属性)が記述される。PDL
の例として、周知のPostScript(登録商標)や各会社固
有のPDL(例えば、ART)があげられる。
【0004】ここで、印刷データは、例えばクライアン
ト上のアプリケーションソフトウエアで生成され、一
方、印刷属性は、例えばアプリケーションソフトウエア
上で指示されるか、あるいは別途ユーザー入力させる形
式で指定される。印刷データ及び印刷属性は、専用のド
ライバによってページ記述言語のファイルすなわち印刷
ジョブに変換される。印刷ジョブを受け取ったプリント
サーバーでは、その印刷ジョブをキューイングし、その
後に印刷ジョブを所定のプリンタへ送出する。あるい
は、PDL解釈などの処理によって生成されたイメージ
データを所定のプリンタへ送出する。
【0005】ところで、近年、ページ記述言語による属
性指示によらずに印刷属性の指示を行う方式が実用化さ
れている。例えば、DPA(ISO/IEC 10175:Document P
rinting application)の規約に基づいて印刷属性を記
述してDPAファイルを作成し、そのDPAファイルを
PDLファイルへ添付して(あるいはそれ単独で)プリ
ントサーバーに送るものである。これによれば、PDL
ファイルで指示できない印刷属性の指示を行ったり、あ
るいはPDLファイルでも指示可能であるが敢えてそれ
によらずにDPAファイルによって印刷属性の指示を行
ったりすることができる。また、例えば国際規格ではな
い各メーカー提唱の規約(例えば、ゼロックス社のJC
L(Job control Language)、ヒューレットパッカード
社のPJL(Printer Job Language)など)に基づい
て、PDLファイルとは別ファイルの形式で印刷属性の
指示を行うことも行われている。更に、上記のPDLや
DPAが存在するプロトコルレベルよりも下位の通信プ
ロトコル(例えば、lprやAppleTalk(登録商標))の
レベルにおいて、例えば特定パケット中に印刷属性の記
述を行って属性指示を行うという方式も提供されてい
る。以上のようなPDLによらない属性指示手法は、デ
バイスコントロールと称される場合もある。
【0006】近年、プリンタなどの画像出力装置の高機
能化に伴い、上記のようなPDLによらない属性指示が
普及しつつある。すなわち、DPAなどに基づいてPD
Lでサポートされていない機能を指示可能にするもので
ある。これによればPDL自体は汎用的なものを利用す
ればよいという利点がある。
【0007】なお、プリンタやファクシミリ装置を含む
画像出力装置を制御する画像出力制御装置においても、
上記同様の制御がなされている。この場合、出力属性と
しては、例えば、出力方法(プリント、ファックスな
ど)、出力部数、オフセット、フィニッシング(例えば
ステープル処理)、両面印刷、メディアの種類(サイ
ズ、色、紙質など)、フォント、排出トレイ、給紙トレ
イ、丁合、解像度、電話番号(ファクシミリの場合)、
色補正に関する情報などが挙げられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようにクライアントに属性指示方式が複数あれば、同じ
1つのジョブ内において、属性指示方式間で属性指示内
容に矛盾が生じることが予想されるが、従来システムで
は、その矛盾に対する手当はなされていない。このため
仮にそのような事態が発生した場合にユーザーが本来希
望した通りの画像出力が行われない可能性がある。例え
ば、PDLのファイルに両面印刷の指示が含まれ、その
一方でDPAにより片面印刷を指示した場合に矛盾が発
生するが、上記のようにそれに対処する画像出力制御装
置は未だ提供されていない。なお、そのような事態は、
例えばPDLファイルの内容(ソース)を変更すること
なく、PDLファイルの外部において印刷属性の指定を
変更した場合に発生しうる。
【0009】また、画像出力装置においても属性解釈方
式は様々であり、PDLだけに対応するものや、PDL
及びそれ以外の方式の両方に対応するものもある。汎用
性ある画像出力制御装置を構成するためにはそれらの各
種の画像出力装置に対応することが要請される。
【0010】本発明は、上記従来の課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、複数の出力属性指示方式間で
の出力属性の矛盾を検出してその矛盾を解消できる画像
出力制御装置を提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は、マルチクライアント
及びマルチIOT(画像出力装置)という環境下でジョ
ブ管理を行える画像出力制御装置を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、複数の出力属性指示方式により出力属性
を指示可能な少なくとも1台のクライアントに接続さ
れ、前記クライアントから出力されたジョブに従って少
なくとも1台の画像出力装置を制御する画像出力制御装
置において、前記クライアントで利用された1又は複数
の出力属性指示方式を認識し、その認識された出力属性
指示方式に応じて、前記クライアントから出力されたジ
ョブに含まれる出力属性を取得する属性取得手段と、前
記複数の出力属性指示方式間において同じジョブから取
得された出力属性に矛盾がある場合に、その矛盾がある
属性項目について出力属性を調整する属性調整手段と、
前記調整された出力属性を含むジョブを前記画像出力装
置へ送信する送信手段と、を含むことを特徴とする。
【0013】上記構成によれば、クライアントにおいて
複数の出力属性指定方式が利用されつつジョブ(出力指
示)が作成され、それが画像出力装置に入力されると、
各出力属性指定方式間における属性指定の矛盾が判定さ
れ、その矛盾を解消するための調整が所定ルールに従っ
て行われる。そして、属性指定が調整されたジョブが画
像出力装置に送出されるため、適正な画像出力結果を得
ることができる。
【0014】望ましくは、前記複数の出力属性指示方式
には、ページ記述言語(ポストスクリプト(PS)やA
RTなど)による出力属性指示方式、画像出力装置を制
御するための所定規約(DPAやJCLなど)による出
力属性指示方式、及び、前記ページ記述言語及び前記所
定規約よりも下位のプロトコルレベル(Iprやアップ
ルトーク(AP)など)での出力属性指示方式、の中の
1又は複数が含まれる。なお、画像出力制御装置に、例
えば、ジョブキューイング部、PDL解釈部などを設け
てもよい。
【0015】本発明の好適な態様では、前記送信手段
は、前記ジョブの送信先である画像出力装置の出力属性
解釈方式に対応した出力属性指示方式によりジョブを再
構成する再構成手段を含むことを特徴とする。
【0016】上記構成によれば、各種の画像出力装置に
対応してジョブを再構成できる。本発明に係る画像出力
制御装置は、特に、各種の出力属性指定方式をもった複
数のクライアントと、各種の出力属性解釈方式をもった
複数の画像出力装置との間に設けられるのが望ましい。
【0017】本発明の好適な態様では、前記出力属性の
調整に当たっての調整規約が登録される調整規約登録手
段が設けられ、前記調整手段は、前記調整規約登録手段
を参照して前記出力属性の調整を行うことを特徴とす
る。例えば、前記調整規約登録手段には、複数の出力属
性指示方式間におけ優先順位が登録され、前記調整手段
は、前記優先順位に従って出力属性を選択する。
【0018】本発明の好適な態様では、前記属性取得手
段は、各出力属性指示方式ごとに、前記取得した出力属
性を属性項目ごとにリスト化した調整テーブルを作成
し、前記調整手段は、前記調整テーブルの内容を属性項
目ごとに相互比較し、出力属性に不一致がある場合に矛
盾を判定する。上記構成によれば、テーブル上において
同一の属性項目間における不一致を容易に特定できる。
【0019】望ましくは、前記調整手段は、前記取得さ
れた出力属性に矛盾がある属性項目について、複数の出
力属性に基づいてそれらとは異なる新たな出力属性を作
成する。矛盾が生じている複数の属性指定の中から1つ
を選択してもよいが、例えば、それらの中間値などを新
しく出力属性として指定してもよい。また望ましくは、
前記取得された出力属性の中から不要なものを判定して
除去する手段を含む。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
図面に基づいて説明する。
【0021】図1には、本発明に係る画像処理システム
の全体構成がブロック図として示されている。
【0022】図1において、ネットワーク10には、本
実施形態において、複数のクライアント12,14,1
6と、画像出力制御装置18と、複数の画像出力装置2
0,22,24と、が接続されている。ここで、画像出
力装置20,22,24は、プリンタ、ファクシミリ装
置、などで構成されるものである。画像出力制御装置1
8は、クライアント12,14,16からの印刷要求を
印刷ジョブとして受け取って、それに適切な処理を施し
た後に、所望の画像出力装置20,22,24へ当該印
刷ジョブを出力する装置である。上述したように、近年
ネットワーク上には多様なクライアントが接続され、ま
たそのネットワーク上には多様な画像出力装置が接続さ
れているため、画像出力制御装置18はそれらの各種の
クライアントや画像出力装置に適合した入出力形式を有
している。
【0023】以下に、各装置について詳述する。本実施
形態においては、クライアント12は、PS生成部30
と、DPA付加部32と、JCL付加部34と、lpr
通信部36と、を有する。PS生成部30は、アプリケ
ーションソフトウェアあるいはプリントドライバとして
構成されるものであり、アプリケーションソフトウェア
上で生成されたグラフィック命令をポストスクリプト
(以下、単にPSと言う)のファイルに変換する手段で
ある。DPA付加部32は、PSファイルとは別に出力
属性を指示するために付加されるDPAファイルを生成
する手段である。DPAファイルは上述のDPA規約に
基づいて作成され、そのファイルはPSファイルに付加
される。JCL付加部34は、上述したJCL規約に基
づくJCLファイルを生成し、そのファイルをPSファ
イルに付加するための手段である。このJCLファイル
もPSファイルとは別に出力属性を指示するためのファ
イルである。従って、印刷要求すなわち印刷ジョブは、
このクライアント12においては、DPAファイル及び
JCファイルのうちの少なくとも一方をPSファイルに
付加した形式で構成される。その印刷ジョブはlpr通
信部36を介して画像出力制御装置18へ出力される。
この場合、その通信はlpr通信プロトコルに従って行
われる。
【0024】クライアント14は、ART生成部38
と、DPA付加部32と、JCL付加部34と、lpr
通信部36と、lpr付加部40と、を有する。ここ
で、DPA付加部32、JCL付加部34、及びlpr
通信部36は、クライアント12に設けられているもの
と同様の手段である。ART生成部38は、グラフィッ
ク命令をART規約に基づくファイルに変換する手段で
ある。ここで、そのARTは前記PSと同様にページ記
述言語である。従って、このクライアント14において
は、ARTファイルに対してDPAファイル及びJCL
ファイルの少なくとも一方が付加されて、それらのファ
イル群がlpr通信部36に送られる。その一方におい
て、lpr付加部40は通信プロトコルとしてのlpr
の規約に基づき、その規約上でのコマンドを利用して出
力属性の指示を行っている。このlpr付加部40によ
り付加されるコマンドはlpr通信部36へ送られ、そ
のコマンドは出力ジョブの一部として画像出力制御装置
18へ送られることになる。
【0025】クライアント16は、PS生成部30と、
AT通信部42と、AT付加部44と、を有する。PS
生成部30は、上述したものと同様であり、AT通信部
42は上述したアップルトーク(以下、単にATと言
う)の通信規約に基づいてジョブの送信を行う手段であ
る。ここで、AT付加部44は、そのATの通信プロト
コルレベルにおいて出力属性をコマンドとして付加する
ための手段であり、PSファイルに対してそのようなコ
マンドが付加されつつそれらの情報が一体となってジョ
ブを構成し、そのジョブがATの通信プロトコルに従っ
て画像出力装置18へ送られことになる。
【0026】以上のように、クライアント12,14,
16においては、各種のページ記述言語による出力属性
指示方式と、そのようなページ記述言語によらない画像
出力装置を制御するための所定規約による出力属性指示
方式と、ページ記述言語及び前記所定規約よりも下位の
通信プロトコルレベルに位置する通信プロトコル上での
出力属性指示方式と、のいずれか1または複数の出力属
性指示方式を有している。勿論、図1に示される各クラ
イアント12,14,16の構成は一例であって、これ
以外の構成の場合においても本発明を適用できる。
【0027】次に画像出力制御装置18について詳述す
る。lpr通信部46及びAT通信部50は、それぞれ
通信プロトコルとしてのlpr及びATに従って通信を
行うための手段であり、それらの手段を介してジョブが
受け付けられる。lpr通信部46に接続されたlpr
取得部48は、lpr付加部40にて付加されたコマン
ドを抽出し、かつそのコマンドによって記述された出力
属性を解釈する手段である。これと同様に、AT通信部
50に接続されたAT取得部52は、AT付加部44に
よって付加されたコマンドを抽出してそれを解釈するた
めの手段である。それらのlpr取得部48及びAT取
得部52にて解釈された出力属性は調整部62へ出力さ
れる。勿論、他の通信プロトコル上で出力属性の指示が
行われるような場合、それに対応した取得部を設けるの
が望ましい。また、図1ではlpr取得部48及びAT
取得部52の両者が設けられていたが、それらのうちの
一方のみが出力属性の指示方式として利用される場合に
は、その一方に対応する手段だけ設ければよい。
【0028】PS取得部54は、PS生成部30によっ
て生成されたPSファイルを解釈して、各出力属性の指
示を取り出すための手段である。これと同様に、ART
取得部56は、ART生成部38によって生成されたA
RTファイルを解釈し、そのファイル内において出力属
性の指示を取り出すための手段である。JCL取得部5
8は、JCL付加部34によって付加されたJCLファ
イルを解釈し、その中に記述された印刷属性の指示を取
得するための手段である。これと同様に、DPA取得部
60は、DPA付加部32によって付加されたDPAフ
ァイルを解釈し、その中から各出力属性を取得するため
の手段である。これらの手段によって取得された各出力
属性はいずれも調整部62に出力される。
【0029】調整部62は、互いに異なる出力属性指示
方式間において同一項目の出力属性について矛盾した指
示がある場合に、それを判定し、調整ルールテーブル6
4に格納された調整ルールに従って、その矛盾を解消す
るものである。通常、同じ属性項目について複数の指示
があった場合には、そのうちのいずれか1つが選択され
るが、場合によってはそれらの中間値を新しい属性値と
したり、あるいは別途新しい値を付加するような調整を
行う。なお、この調整部62の具体的な作用については
後に詳述する。
【0030】調整部62には、PS生成部66と、AR
T生成部68と、JCL付加部70と、DPA付加部7
1と、lpr付加部72と、AT付加部80と、が接続
されている。これらの手段のうちで当該ジョブの送信先
である画像出力装置の出力属性解釈方式に対応した手段
のみが実際に機能する。
【0031】PS生成部66は、調整部62の調整結果
に基づくPSファイルの修正あるいは新たにPSファイ
ルを生成する処理を行う手段である。ART生成部68
は、調整部62の調整結果に基づくARTファイルの修
正あるいは新にARTファイルを生成する処理を行う手
段である。JCL付加部70は、調整部62の調整結果
に基づくJCLファイルの修正あるいは新にJCLファ
イルを生成してそれをページ記述言語のファイルに付加
する処理を行う手段である。DPA付加部71もこれと
同様であり、調整部62の調整結果に基づくDPAファ
イルの修正あるいは新しくDPAファイルを生成して付
加する処理を行う手段である。lpr付加部72は、調
整部62の調整結果に基づいてlpr規約に基づくコマ
ンドをジョブに付加する処理を行う手段であり、AT付
加部80は、調整部62の調整結果に基いてAT規約に
基づくコマンドをジョブに付加する処理を行う手段であ
る。lpr通信部74はlpr通信プロトコルに従って
印刷ジョブをいずれかの画像出力装置に出力する手段で
あり、AT通信部76はAT通信規約に基づいてジョブ
をいずれかの画像出力装置へ出力する手段である。
【0032】このように、ジョブの送信先である画像出
力装置に応じて調整部62の調整結果を受け入れる各手
段が選択的に機能する。
【0033】本実施形態において、画像出力装置20
は、lpr通信部82と、PS解釈部84と、DPA解
釈部86と、を有する。lpr通信部82はlprの通
信プロトコルに従って印刷ジョブを受け入れる手段であ
り、PS解釈部84は印刷ジョブを構成するPSファイ
ルを解釈する手段である。また、DPA解釈部86は印
刷ジョブを構成するDPAファイルを解釈する手段であ
る。このようなPS解釈部84及びDPA解釈部86に
より解釈されたグラフィック命令及び出力属性は例えば
プリンタの場合であれば印刷エンジンに送られ、その結
果、用紙上に画像が印刷される。画像出力装置22は、
この実施形態において、lpr通信部82と、lpr解
釈部88と、ART解釈部90と、JCR解釈部92
と、を有する。lpr通信部82では、上記と同様にl
prの通信プロトコルに従って印刷ジョブの受け付けが
行われ、lpr解釈部88では、lpr付加部72によ
り付加されたコマンドが解釈されて出力属性が抽出され
る。ART解釈部90及びJCL解釈部92では、それ
ぞれARTファイル及びJCLファイルが解釈される。
各解釈により解釈された結果は例えば印刷エンジンなど
に送られ、その結果、印刷が実行される。
【0034】画像出力装置24は、本実施形態におい
て、AT通信部94と、AT解釈部96と、PS解釈部
84と、を有する。この画像出力装置24は例えばファ
クシミリ装置である。AT通信部94では、ATの通信
プロトコルに従ってジョブが受け付けられ、AT解釈部
96においてはATの規約に基づくコマンドが抽出さ
れ、そのコマンドから出力属性が取り出される。一方、
PS解釈部84ではPSファイルが解釈されてその結果
として画像イメージが生成される。そのような画像イメ
ージ及び出力属性はファクシミリ通信部へ送られ、これ
によってファクシミリ通信が行われる。
【0035】図1に示した実施形態では、ページ記述言
語としてPS及びARTが示されていたが、本発明は当
然これには限定されない。また、画像出力装置を制御す
るための所定規約としてDPA及びJCLが示されてい
たが、本発明はこれらには限定されない。また、通信プ
ロトコルとしてlpr及びATが示されていたが、本発
明はこれには限定されない。
【0036】すなわち、本実施形態に係る画像出力制御
装置18は、クライアントにおける各種の出力属性指示
方式及び画像出力装置における各種の出力属性解釈方式
に対応するものであり、また、出力属性間における矛盾
を解消するものである。
【0037】図2には、画像出力制御装置18の作用が
概念的に示されている。この出力制御装置18に入力さ
れるジョブ100は、例えば、PSファイル100A
と、JCL100Bと、lprコマンド100Cと、で
構成される。ここで、PSファイル100Aにおいては
印刷部数として5部が指示されており、一方、lprコ
マンド100Cにおいては印刷部数として1部が指示さ
れている。すなわち同じジョブでありながら出力属性の
指示に矛盾が生じている。本実施形態の画像出力制御装
置18によれば、所定の調整ルールに従ってこの矛盾を
解消可能である。図2に示すように画像出力制御装置1
8は、例えば画像出力装置においてPSファイル及びD
PAファイルを受け付け可能な場合に、図2に示すよう
なジョブ102を生成する。すなわち、PSファイル1
02AはPSファイル100Aから印刷部数の出力属性
を削除したものであり、DPAファイル102BはJC
Lファイル100A及びlprコマンド100Cが有す
る出力属性に従って生成されたものであり、印刷部数と
して5部が指示されている。
【0038】図3には、調整部62が有する調整用テー
ブル104の一例が示されている。調整部62は、各出
力属性指示方式単位で、各属性項目毎に出力属性を比較
している。この比較に当ってこの調整用テーブル104
が利用されている。例えば印刷部数という出力属性項目
については、各出力属性指示方式毎にその内容がテーブ
ル上で比較され、所定の調整ルールに基づいていずれか
の指示内容が選択される。その選択結果すなわち調整結
果が図3において符号106として示されている。この
ようなテーブルを利用すれば、各出力属性指示方式間に
おいて容易に指示の矛盾を検出し、速かにその矛盾を解
消することができるという利点がある。
【0039】次に、調整ルールテーブル64内に格納さ
れた調整ルールについて説明する。調整ルールとしては
ユーザーにより所望のルールを登録可能である。また調
整ルールテーブル64に登録されたルールに対して削除
変更も可能である。その調整ルールとしては、例えば、
DPA>(lprまたはAT)>JCL>(PSまたは
ART)という順番で優先順位を決めるというルール
(ルール1)が挙げられる。また、DPA>JCL>
(PSまたはART)の順番で優先順位を定め、かつ通
信プロトコル上でのコマンドを無視するというルール
(ルール2)を挙げることもできる。さらに、印刷部数
に関しては、指示のうちで多い方を優先するというルー
ルを挙げることもできる。また、色補正のパラメータが
2種類指定された場合にはそれらの平均をとるというル
ールを挙げることもできる。例えば、ホワイトポイント
が[0.1,0.05,0.02]と[0.05,0.
01,0.1]が指定された場合には、[0.075,
0.03,0.015]とするルールを定めてもよい。
これらのルールはシステム上の都合及びユーザーの希望
に応じて各種のものを採用可能である。いずれにおいて
もこのようなルールを予め調整ルールテーブル64に登
録しておくことにより、複数の出力属性指示方式間おい
て指示に矛盾が生じた場合に、調整部62において速か
にそれを判定し、かつその矛盾を解消することが可能で
ある。また、本実施形態では、画像出力装置における出
力属性解釈方式に対応してジョブを再構成できるという
利点がある。
【0040】次に、画像出力制御装置18における具体
的な処理例について説明する。
【0041】図4にはPSファイル110の一例が示さ
れ、図5にはDPAファイル112の一例が示され、図
6にはJCLファイル114の一例が示され、さらに図
7にはlpr規約に基づくコマンド116の一例が示さ
れている。ここで、これらのファイル及びコマンドが1
つのジョブを構成し、そのジョブが画像出力制御装置1
8に入力された場合を想定する。このケースの場合、画
像出力装置がPSファイル及びJCLファイルの形式で
ジョブを受け付けるものであれば、上述したルール1に
従う場合、図8に示すようなジョブが構成され、上述し
たルール2に従う場合、図9に示したようなジョブが再
構成され、当該画像出力装置に出力される。
【0042】図8においては、上述したルール1に従っ
て、JCLファイルに対してlpr規約に基づくコマン
ド116及びDPAファイル112の内容が反映されて
いる。すなわち出力ビンに関してはビン2からビン3に
変更され、ステープル処理についてはONからOFFに
変更されている。さらに、PSファイル110Aにおい
ては両面印刷の指示が加えられ、さらに丁合印刷が指示
されている。
【0043】図9においては、上述したルール2におい
て通信プロトコル上でのコマンド指定を無視するという
ルールが採用されているため、図9に示すようなJCL
ファイル114B及びPSファイル110Bが構成され
る。すなわち、JCLファイル114BにおいてはDP
Aファイル112の内容のみが反映され、これはPSフ
ァイル110Bにおいても同様である。
【0044】なお、画像出力装置において、DPAファ
イルやJCLファイルの解釈機能を有していないような
場合、必ずしも画像出力制御装置18にJCL付加部7
0やDPA付加部71を設ける必要はない。これは、l
pr解釈部88及びAT解釈部96に関しても同様であ
る。
【0045】上記の調整部62において、上述した実施
形態においては、調整用テーブル104上においてある
出力属性についていずれかの指示が選択されていたが、
勿論それらの指示に応じて別途新しい値を属性値として
定めてもよい。あるいは調整部62において、画像出力
装置の種別などに応じて不要な出力属性を自動的に削除
するような処理を行わせるのが望ましい。
【0046】上記実施形態によれば、出力属性解釈方式
が異なる複数の画像出力に対して、各クライアントにお
いて同じ出力属性指示方式で属性指示を出すように定め
ることができる。例えば、JCLでしか両面指示ができ
ないプリンタ1とlprでしか両面指示ができないプリ
ンタ2とが接続されている場合において、クライアント
でプリンタに応じて出力指示方式を変えるの煩雑であ
る。そこで、例えばDPAで両面指示を行うと統一して
おけば、プリンタが異なっても同じ出力属性指示方式で
両面指示を行うことができる。このような処理を実現す
るために、各クライアント又は画像出力制御装置に、各
出力装置に関し各出力属性の指示に当たって利用可能な
1又は複数の出力属性指示方式(場合によっては指示不
可)を特定したテーブルをもたせておくのが望ましい。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の出力属性指示方式間において出力属性の矛盾があ
った場合にもその矛盾を検出してそれを解消できるとい
う利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像処理システムの全体構成を
示すブロック図である。
【図2】 画像出力制御装置の処理の概念を示す概念図
である。
【図3】 調整用テーブルの具体例を示す説明図であ
る。
【図4】 PSファイルの一例を示す図である。
【図5】 DPAファイルの一例を示す図である。
【図6】 JCLファイルの一例を示す図である。
【図7】 lpr規約に基づくコマンドの一例を示す図
である。
【図8】 更新された印刷ジョブの内容を示す図であ
る。
【図9】 更新された印刷ジョブの内容を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 ネットワーク、12,14,16 クライアン
ト、18 画像出力制御装置、20,22,24 画像
出力装置、30 PS生成部、32 DPA付加部、3
4 JCL付加部、36 lpr通信部、38 ART
生成部、40 lpr付加部、42 AT通信部、44
AT付加部、46 lpr通信部、48lpr取得
部、50 AT通信部、52 AT取得部、54 PS
取得部、56 ART取得部、58 JCL取得部、6
0 DPA取得部、62 調整部、64 調整ルールテ
ーブル、66 PS生成部、68 ART生成部、70
JCL付加部、71 DPA付加部、72 lpr付
加部、74 lpr通信部、76 AT通信部、80
AT付加部、82 lpr通信部、84 PS解釈部、
86 DPA解釈部、88 lpr解釈部、90 AR
T解釈部、92 JCL解釈部、94 AT通信部、9
6 AT解釈部。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の出力属性指示方式により出力属性
    を指示可能な少なくとも1台のクライアントに接続さ
    れ、前記クライアントから出力されたジョブに従って少
    なくとも1台の画像出力装置を制御する画像出力制御装
    置において、 前記クライアントで利用された1又は複数の出力属性指
    示方式を認識し、その認識された出力属性指示方式に応
    じて、前記クライアントから出力されたジョブに含まれ
    る出力属性を取得する属性取得手段と、 前記複数の出力属性指示方式間において同じジョブから
    取得された出力属性に矛盾がある場合に、その矛盾があ
    る属性項目について出力属性を調整する属性調整手段
    と、 前記調整された出力属性を含むジョブを前記画像出力装
    置へ送信する送信手段と、 を含むことを特徴とする画像出力制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、 前記送信手段は、前記ジョブの送信先である画像出力装
    置の出力属性解釈方式に対応した出力属性指示方式によ
    りジョブを再構成する再構成手段を含むことを特徴とす
    る画像出力制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の装置において、 前記出力属性の調整に当たっての調整規約が登録される
    調整規約登録手段が設けられ、 前記調整手段は、前記調整規約登録手段を参照して前記
    出力属性の調整を行うことを特徴とする画像出力制御装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の装置において、 前記属性取得手段は、各出力属性指示方式ごとに、前記
    取得した出力属性を属性項目ごとにリスト化した調整テ
    ーブルを作成し、 前記調整手段は、前記調整テーブルの内容を属性項目ご
    とに相互比較し、出力属性に不一致がある場合に矛盾を
    判定することを特徴とする画像出力制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の装置において、 前記複数の出力属性指示方式には、 ページ記述言語による出力属性指示方式、 画像出力装置を制御するための所定規約による出力属性
    指示方式、及び、 前記ページ記述言語及び前記所定規約よりも下位のプロ
    トコルレベルに位置する通信プロトコル上での出力属性
    指示方式、 の中の1又は複数が含まれることを特徴とする画像出力
    制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の装置において、 前記調整規約登録手段には、複数の出力属性指示方式間
    における優先順位が登録され、 前記調整手段は、前記優先順位に従って出力属性を選択
    することを特徴とする画像出力制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の装置において、 前記調整手段は、前記取得された出力属性に矛盾がある
    属性項目について、複数の出力属性に基づいてそれらと
    は異なる新たな出力属性を作成することを特徴とする画
    像出力制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の装置において、 前記取得された出力属性の中から不要なものを判定して
    除去する手段を含むことを特徴とする画像出力制御装
    置。
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