JPH11184530A - モーションコントローラ - Google Patents

モーションコントローラ

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Publication number
JPH11184530A
JPH11184530A JP35781197A JP35781197A JPH11184530A JP H11184530 A JPH11184530 A JP H11184530A JP 35781197 A JP35781197 A JP 35781197A JP 35781197 A JP35781197 A JP 35781197A JP H11184530 A JPH11184530 A JP H11184530A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acceleration
deceleration
target
control
speed
Prior art date
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Pending
Application number
JP35781197A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Ichiba
安博 市場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitutoyo Corp
Mitsutoyo Kiko Co Ltd
Original Assignee
Mitutoyo Corp
Mitsutoyo Kiko Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitutoyo Corp, Mitsutoyo Kiko Co Ltd filed Critical Mitutoyo Corp
Priority to JP35781197A priority Critical patent/JPH11184530A/ja
Publication of JPH11184530A publication Critical patent/JPH11184530A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディジタルフィルタ演算によるS字曲線加減
速度制御を行っても端数処理を必要とせず、処理の高速
化及び高精度制御が可能なモーションコントローラを提
供する。 【解決手段】 モーションコントローラ1は、位置指令
と、モータ3の回転を検知するエンコーダ4により帰還
される現在位置との差が零となるように、モータアンプ
2に対して移動指令を出力し、これによりサーボモータ
3は制御対象を目標位置まで移動させる。コントローラ
1は、制御対象を目標位置に対して指定された加速度、
速度及び減速度で移動させるためのサンプルタイム毎の
位置決め目標座標を生成出力するプロファイラ11を有
する。プロフアイラ11から得られた目標座標値データ
は、ディジタルフィルタ12を通して、S字曲線加減速
処理がなされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、制御対象を指定
された加速度、速度及び減速度の処理に従って目標位置
に移動させるためのモーションコントローラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、アクチュエータ等の機器の移
動、停止をディジタル制御するモーションコントローラ
が知られている。モーションコントローラは基本的に、
制御指令に基づいて制御サンプルタイム毎の位置座標を
算出するプロファイラ(制御座標演算部)と、得られた
サンプルタイム毎の位置座標とエンコーダ等により検出
される制御対象の現在位置との偏差が零となるように、
サーボアンプに対してサーボモータに流す電流値を指示
する帰還制御部とから構成される。
【0003】プロファイラの役割は、制御対象を移動先
に指定された加速度、速度及び減速度で移動停止させる
ためのサンプルタイム毎の移動軌跡を算出することにあ
る。具体的にプロファイラは、加速度値を積分してサン
プルタイム毎の速度値を求め、速度値を積分してサンプ
ルタイム毎の位置座標値(即ち距離)を求めるという演
算を行う。しかし、プロファイラにより得られる位置座
標をそのまま用いて移動制御を行うと、加減速時に制御
対象に大きなトルクが加わるため、起動、停止のショッ
クや停止時の残留振動等が生じる。
【0004】このような難点を解消するためには、加速
及び減速を徐々に変化させることが好ましい。このため
に従来より、加速度や減速度値或いは速度値等のデータ
をディジタルフィルタに入れて、速度値の変化を直線で
はなくS字曲線とするいわゆるS字曲線加減速制御が行
われている。
【0005】図5は、従来のS字曲線加減速制御により
位置座標値が求められる様子を示している。図示のよう
に、加減速度値を積分することにより、サンプルタイム
毎の速度値が得られる。速度値データをディジタルフィ
ルタを通すことにより、S字曲線速度値が得られる。或
いは加減速度値データをディジタルフィルタを通した後
積分することにより、同様のS字曲線速度値データが得
られる。そして得られた速度値データを更に積分するこ
とにより、サンプルタイム毎の座標値データが得られ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
S字曲線加減速制御を行うと、S字曲線加減速度制御の
ためのディジタルフィルタ処理において端数が発生し、
加減速度値から速度値を積分演算する際、或いは速度値
から座標値を積分演算する際に端数処理が必要になる
(例えば、特開平5−341847号公報参照)。この
端数処理は、計算量の増大をもたらす。端数処理を行わ
なければ、大きな誤差を生じ、また端数処理を行っても
制御データの計算精度が低下するために制御精度が低下
するという難点があった。
【0007】この発明は、上記事情を考慮してなされた
もので、ディジタルフィルタ演算によるS字曲線加減速
度制御を行っても端数処理を必要とせず、処理の高速化
及び高精度制御が可能なモーションコントローラを提供
することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係るモーショ
ンコントローラは、位置指令に基づいて制御対象を目標
位置に対して指定された加速度、速度及び減速度で移動
させるためのサンプルタイム毎の位置決め目標座標を生
成出力する目標座標演算手段と、この目標座標演算手段
により得られた位置決め目標座標をディジタルフィルタ
を通すことにより実質的に速度値データにS字曲線加減
速処理を施したことになるサンプルタイム毎の制御目標
座標を得る加減速処理手段と、前記制御対象の現在位置
を帰還して前記加減速処理手段により得られた制御目標
座標と現在位置との偏差が零となるように移動指令信号
を出力する帰還制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】この発明は、サンプルタイム毎の目標座標
値にディジタルフィルタをかけても、サンプルタイム毎
の加減速度値や速度値にディジタルフィルタをかけた場
合と同様に、結果として速度値に対するS字曲線加減速
制御ができるという点に着目してなされたものである。
即ち、この発明により得られる目標座標値を微分すれ
ば、S字曲線加減速度制御がなされた速度値になってい
る。そして前述のように、加減速度値や速度値にディジ
タルフィルタをかけると端数が出て、次の積分演算にお
いて端数処理を行わないと大きな誤差となるのに対し、
この発明の場合、目標座標値をディジタルフィルタにか
けて端数が生じても、更なる演算を行う必要はないか
ら、サンプルタイム毎の誤差は累積されず、最終の移動
目標座標に正確に停止させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施例を説明する。図1はこの発明の一実施例による
モーションコントローラ1とこれを用いた移動制御シス
テムを示している。モーションコントローラ1は、位置
指令と、モータ3の回転を検知するエンコーダ4により
帰還される現在位置との差が零となるように、モータア
ンプ2に対して移動指令(電流指令)を出力するもの
で、これによりサーボモータ3は制御対象を目標位置ま
で移動させる。
【0011】モーションコントローラ1は、位置指令に
基づいて制御対象を目標位置に対して指定された加速
度、速度及び減速度で移動させるためのサンプルタイム
毎の位置決め目標座標を生成出力する目標座標演算手段
としてのプロファイラ11を有する。図2は、プロファ
イラ11の簡単な機能ブロックを示している。
【0012】制御指令として外部から加減速開始及び停
止の座標及び目標速度糖等入力され、これらが座標設定
部21及び目標速度設定部22に設定される。速度判定
部26は、サンプルタイム毎に順次求められる速度が目
標速度に達しているか否かを判定するもので、その判定
結果と座標判定部21の設定座標とから、移動モード設
定部25は、加速モード、減速モードまたは定速モード
のいずれかを判定する。そしてこの判定結果に基づい
て、速度算出部23は、図4に示すように、加減速度を
積分して速度値を算出する。具体的には、加速モードで
あれば、現在の速度値に加速度値を加え、減速モードで
あれば現在の速度値から減速度値を引くという演算を行
うことにより、サンプルタイム毎の速度値を算出する。
座標算出部24では、求められ速度値をサンプルタイム
で除算することにより、図4に示すように、サンプルタ
イム毎の目標座標値を出力する。プロファイラ11にお
いては、ディジタルフィルタ処理(S字曲線加減速処
理)は行っていない。
【0013】プロフアイラ11から得られた目標座標値
データは、ディジタルフィルタ12を通して、図4に示
すように、S字曲線加減速処理がなされる。ディジタル
フィルタ12には例えば、図3(a),(b)に示すよ
うなものが用いられる。図3(a)のものは、N個の直
列接続された遅延素子と、これらの各遅延素子の出力を
順次加算する加算器、及びその加算結果を1/Nする除
算器により構成され、次式で表されるフィルタ演算を行
う。
【0014】
【数1】y(i+1)=y(i)−x(i-N+1)×(1/N)+x
(i+1)×(1/N)
【0015】図3(b)のものは、二つの乗算器と一つ
の加算器及び遅延素子により構成され、次式で表される
フィルタ演算を行う。
【0016】
【数2】y(i)=bx(i)+ay(i-1)
【0017】ディジタルフィルタ12から得られたサン
プルタイム毎の目標座標と、エンコーダ4の出力を位置
デコーダ14を通して得られる現在位置座標との差が減
算器13によりとられ、この偏差値データは、ディジタ
ルフィルタを用いたPID処理部15により応答特性等
が最適化された後、DAコンバータ16によりアナログ
信号に変換されて移動指令としてモータアンプ2に電流
値指令が与えられる。この帰還制御により、モータ3は
制御対象を目標位置まで移動して停止させる。
【0018】この実施例のように、プロファイラ11に
より算出された制御サンプルタイム毎の位置決め座標デ
ータをディジタルフィルタ12を通すと、加減速度や速
度データをディジタルフィルタを通した場合と結果的に
同様に、速度値に対するS字曲線加減速制御が行われ
る。従って、プロフアイラ11において、加減速度デー
タから速度データを演算し、速度データから目標座標デ
ータを演算する処理の中でS字曲線加減速のためのディ
ジタルフィルタ処理を行う必要がなく、プロファイラと
S字曲線加減速の処理部とは分離独立したものとなる。
この結果、S字曲線速度を計算するためにディジタルフ
ィルタで発生する端数の影響はプロファイラには及ばな
くなる。言い換えればこの実施例では、プロフアイラの
中でS字曲線加減速の処理を行う場合の演算速度の低下
や演算精度の低下がなく、処理の高速化及び高精度化が
図られる。
【0019】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、デ
ィジタルフィルタ演算によるS字曲線加減速度制御を、
目標座標を演算するプロファイラから分離することによ
り、端数処理を必要とせず、処理の高速化及び高精度制
御を可能としたモーションコントローラを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例によるモーションコント
ローラとこれを用いた移動制御システムを示す。
【図2】 同実施例のモーションコントローラにおける
プロファイラの機能ブロックを示す。
【図3】 同実施例に用いられるS字曲線ディジタルフ
ィルタの構成を示す。
【図4】 同実施例におけるプロファイラの演算処理及
びディジタルフィルタ処理の様子を示す。
【図5】 従来のモーションコントローラにより演算処
理の様子を示す。
【符号の説明】
1…モーションコントローラ、2…モータアンプ、3…
モータ、4…エンコーダ、11…プロファイラ、12…
S字曲線ディジタルフィルタ、13…減算器、14…位
置デコーダ、15…PID処理部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位置指令に基づいて制御対象を目標位置
    に対して指定された加速度、速度及び減速度で移動させ
    るためのサンプルタイム毎の位置決め目標座標を生成出
    力する目標座標演算手段と、 この目標座標演算手段により得られた位置決め目標座標
    をディジタルフィルタを通すことにより実質的に速度値
    データにS字曲線加減速処理を施したことになるサンプ
    ルタイム毎の制御目標座標を得る加減速処理手段と、 前記制御対象の現在位置を帰還して前記加減速処理手段
    により得られた制御目標座標と現在位置との偏差が零と
    なるように移動指令信号を出力する帰還制御手段とを備
    えたことを特徴とするモーションコントローラ。
JP35781197A 1997-12-25 1997-12-25 モーションコントローラ Pending JPH11184530A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35781197A JPH11184530A (ja) 1997-12-25 1997-12-25 モーションコントローラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35781197A JPH11184530A (ja) 1997-12-25 1997-12-25 モーションコントローラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11184530A true JPH11184530A (ja) 1999-07-09

Family

ID=18456049

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35781197A Pending JPH11184530A (ja) 1997-12-25 1997-12-25 モーションコントローラ

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JP (1) JPH11184530A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8024061B2 (en) 2004-10-22 2011-09-20 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and device to generate position profile in motion controller
KR101368847B1 (ko) * 2012-01-31 2014-03-03 주식회사 아진엑스텍 모션 프로파일 생성방법
JP2021073629A (ja) * 2015-10-12 2021-05-13 フィッシャー−ローズマウント システムズ,インコーポレイテッド 非周期的に更新されるコントローラにおける速度に基づく制御、プロセスを制御する方法、プロセスコントローラ

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KR101368847B1 (ko) * 2012-01-31 2014-03-03 주식회사 아진엑스텍 모션 프로파일 생성방법
JP2021073629A (ja) * 2015-10-12 2021-05-13 フィッシャー−ローズマウント システムズ,インコーポレイテッド 非周期的に更新されるコントローラにおける速度に基づく制御、プロセスを制御する方法、プロセスコントローラ

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