JPH11183644A - 時計の正逆転機構およびこれを用いたパワーリザーブ機構 - Google Patents

時計の正逆転機構およびこれを用いたパワーリザーブ機構

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JPH11183644A
JPH11183644A JP35807797A JP35807797A JPH11183644A JP H11183644 A JPH11183644 A JP H11183644A JP 35807797 A JP35807797 A JP 35807797A JP 35807797 A JP35807797 A JP 35807797A JP H11183644 A JPH11183644 A JP H11183644A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ムーブメントの平面スペースを節約し、部品
点数を少なくすること。 【解決手段】 このパワーリザーブ機構100では、遊
星車3を香箱車1の下部に組み付けて一体化した。この
ようにすれば、香箱車1の周囲に遊星車3を配置する必
要がないので、ムーブメントの平面スペースを節約でき
る。また、別途、遊星車を設けた場合にはその受け部な
どが必要になるが、このパワーリザーブ機構100では
そのような部品が不要になるので部品点数を削減でき
る。また、組立も簡単になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、時計の正逆転機
構およびこれを用いたパワーリザーブ機構に関し、更に
詳しくは、2つの表示針などを用いてぜんまいの動力蓄
積量を表示する時計の正逆転機構およびこれを用いたパ
ワーリザーブ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来のパワーリザーブ機構の輪
列構造を示す断面図である。図6は、図5に示したパワ
ーリザーブ機構の輪列構造を示す上面図である。このパ
ワーリザーブ機構500の輪列は、動力源となるぜんま
いを収容する香箱車501と、香箱車501の文字板側
に取り付けられた角穴車502と、香箱車501と噛み
合う遊星中間歯車503と、この遊星中間歯車503の
偏心部分に回転可能に設けられた遊星車504と、遊星
中間歯車503を挟んだ格好で遊星車504に固着され
る遊星歯車505および遊星かな506と、この遊星車
504の遊星かな506と噛み合う太陽車507と、そ
の一方で遊星車504の遊星歯車505と噛み合う第二
太陽車508と、太陽車507の太陽かな509と噛み
合う表示中間車510と、表示中間車510の表示中間
車かな511と噛み合う表示車512と、前記角穴車5
02および第二太陽車508の第二太陽歯車513と噛
み合う遊星中間車514と、から構成されている。
【0003】符号515は、表示度決めピンである。表
示中間車510は、表示中間歯車5101と表示中間車
かな511との間に所定のトルク差が生じたとき、接触
面でスリップする構造となる。表示車512には、表示
度決めピン515を覗かせるための扇形欠切部516が
設けてある。表示度決めピン515は、第二輪列受60
1に固着され、表示車512の回転角度を規制する。
【0004】つぎに、このパワーリザーブ機構の動作に
ついて説明する。ぜんまい動力蓄積時には、まず、外部
からの操作によりリューズ、巻真、丸穴車を介して角穴
車502を回転させる。遊星中間歯車503は、香箱車
501によって回転が規制されているため、当該遊星中
間歯車503が実質的に固定歯車となる。角穴車502
の回転は、遊星中間車514、第二太陽車508、遊星
車504、太陽車507、表示中間車510、表示車5
12へと順次伝えられる。これにより表示車512は左
周り(通常運針時の回転方向と逆)に回転する。表示車
512が回転すると、当該表示車512に取り付けた表
示針517がぜんまい動力蓄積方向に回転する。
【0005】ぜんまいが全巻状態になると、表示車51
2の扇形欠切部516と表示度決めピン515とが係合
するから、表示車512の回転が規制される。この場
合、前記表示中間歯車5101と表示中間車かな510
とが接触面でスリップする。このため、リューズを巻き
すぎても表示針517の位置は変わらず、輪列に負荷が
かかることはない。
【0006】つぎに、通常運針時には、香箱車501の
動力は、香箱歯車5011から遊星中間歯車503に伝
達される。一方、遊星中間歯車503と同軸の第二太陽
車508は遊星中間車514を介して角穴車502と噛
み合っている。この角穴車502は通常運針時には回転
しないため、第二太陽車508が固定歯車となる。従っ
て、遊星中間歯車503が回転すると、遊星中間歯車5
03の遊星車504が第二太陽車508に沿って自転、
公転運動する。太陽真5071に固着された太陽歯車5
072と前記遊星かな506とは互いに噛み合っている
から、遊星車504の回転は、太陽歯車5072、太陽
真5071、太陽かな509、表示中間車510を介し
て表示車512に伝わる。表示車512が右周りに回転
すると、表示車512に取り付けた表示針517も右周
りに回転する。この表示針517が右回転するに従いぜ
んまい動力蓄積量が減少していることが判る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のパワーリザ
ーブ機構500では、遊星中間歯車514、遊星車50
4、遊星歯車505、太陽車507、第二太陽車508
などからなる遊星ユニットを、香箱車501の周囲に配
置している。このため、遊星ユニットの配置分だけ、ム
ーブメントの平面スペースが必要になるという問題点が
あった。また、それだけで1つのユニットを構成してい
る遊星ユニットを、ムーブメント内に配置することにな
る。このため、部品点数が増加し、組立に手間がかかる
という問題点があった。さらに、香箱車外周に設けた香
箱歯車5011から回転力を得て表示車512まで伝え
ているため、その分、香箱トルクが減少するという問題
点があった。
【0008】また、時計には様々な動的装飾や仕掛けが
施されることが多い。このような動的装飾としては、例
えば文字板上で上下移動する人形などが挙げられる。上
記パワーリザーブ機構に用いるような正逆転機構は、前
記道程装飾や仕掛けを駆動するにあたり、利用すること
ができる。しかし、係る場合でも、上記同様、平面スペ
ースが必要になるなどの問題点が存在する。
【0009】そこで、この発明は、上記に鑑みてなされ
たものであって、ムーブメントの平面スペースを節約で
き、部品点数が少なく、組立が容易な時計の正逆転機構
およびこれを用いたパワーリザーブ機構を提供すること
を目的とする。また、香箱トルクの減少を抑制できる時
計の正逆転機構およびこれを用いたパワーリザーブ機構
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1に係る時計の正逆転機構は、香箱車の香
箱真に設けた香箱真かなと、前記香箱真に対して回転自
在に貫入した太陽車と、前記香箱車の偏心位置であって
当該香箱車の下部または上部に設けられ、遊星歯車が前
記香箱真かなと噛み合い且つ遊星かなが前記太陽車と噛
み合う遊星車とを備えたものである。
【0011】すなわち、この時計の正逆転機構では、遊
星車を香箱車の下部または上部に設けてある。角穴車と
共に香箱真かなが回転すると、香箱車は実質的に略固定
状態にあるから、香箱真かなと噛み合っている遊星車が
自転を行う。遊星車は太陽車と噛み合っているから、遊
星車が回転することによりで太陽車が回転する。一方、
通常運針時には、こはぜにより角穴車が固定状態にあ
り、香箱車の回転により遊星車が公転する。また、遊星
車は固定状態にある香箱真かなと噛み合っているから、
前記公転と共に自転も行う。つぎに、遊星車は太陽車と
噛み合っているから、遊星車が回転することによりで太
陽車が回転する。このときの太陽車は、初め角穴車を回
転させたときとは逆に回転する。このように、この時計
の正逆転機構では、正逆転可能であり、遊星車を香箱車
の下部または上部に設けてあるから、香箱車周囲に遊星
ユニットを設けるものに比べ、ムーブメントの平面スペ
ースが節約できる。また、遊星ユニットが一体化されて
いるから、部品点数が少なくなるし、組立も簡単にな
る。この正逆転機構は、パワーリザーブ機構の他、様々
な時計の飾り、仕掛けなどに適用できる。
【0012】また、請求項2に係るパワーリザーブ機構
は、ぜんまい動力蓄積時には、角穴車の回転を中間車輪
列を介して巻印車に伝えることで当該巻印車に取り付け
てある表示針を一方向に回転させ、通常運針時には、香
箱車の回転を中間車輪列を介して巻印車に伝えることで
前記表示針を他方向に逆転させて戻すにあたり、前記巻
印車を正逆転させるための遊星車を前記中間車輪列に備
えたパワーリザーブ機構において、前記遊星車を前記香
箱車の下部または上部に組み付けたものである。
【0013】パワーリザーブ機構では、遊星車を用いて
巻印車を正逆転させている。このパワーリザーブ機構で
は、遊星車を香箱車の下部または上部に組み付けて一体
化している。このようにすれば、香箱車周囲に遊星車を
配置する必要がなくなり、ムーブメントの平面スペース
を節約できるようになる。また、別途遊星車を設けた場
合にはその受け部などが必要になるが、このパワーリザ
ーブ機構ではそのような部品が不要になるので部品点数
を削減できる。また、組立も簡単になる。
【0014】また、請求項3に係るパワーリザーブ機構
は、上記パワーリザーブ機構において、さらに、前記遊
星歯車機構を前記香箱車の中心位置近傍に組み付けたも
のである。
【0015】遊星歯車機構を香箱車の中心位置近傍に組
めば、香箱車の外周を利用したパワーリザーブ機構と比
較して、香箱トルクの減少を抑えることができる。
【0016】また、請求項4に係るパワーリザーブ機構
は、香箱車の香箱真に設けた香箱真かなと、前記香箱真
に回転自在に貫入した太陽車と、前記香箱車の回転中心
から近傍の位置であって当該香箱車の下部または上部に
設けられ、遊星歯車が前記香箱真かなと噛み合い且つ遊
星かなが前記太陽車と噛み合う遊星車と、前記太陽車と
噛み合い当該太陽車の正逆転を伝える中間車輪列と、前
記中間車輪列から正逆転の回転を伝えられる巻印車と、
前記巻印車に設けられ且つ文字板上にてぜんまい動力蓄
積量を表示する表示部材と、を備えたものである。
【0017】上記同様に、遊星車を香箱車の偏心位置で
あってその下部または上部に設けたものである。このよ
うにして遊星車と香箱車とを一体化すれば、香箱車周囲
に遊星車を配置する必要がなくなるので、ムーブメント
の平面スペースを節約できる。また、一体化により部品
点数が少なくなり、組立も容易になる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明につき図面を参照
しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこ
の発明が限定されるものではない。
【0019】(実施の形態1)図1は、この発明に係る
パワーリザーブ機構の輪列構成を示す断面図である。図
2は、図1に示したパワーリザーブ機構の輪列構成を示
す上面図である。このパワーリザーブ機構100の輪列
は、動力源となるぜんまいを収容する香箱車1と、香箱
車1の香箱真11に角穴ネジ21により固着された角穴
車2と、香箱車1の偏心位置であって香箱車1の下部に
取り付けられた遊星車3と、この遊星車3の遊星歯車3
1と噛み合い、前記香箱真11に貫入固着された香箱真
かな12と、この遊星車3の遊星かな32と噛み合い、
前記香箱真11に回転自在に貫入された太陽歯車4と、
この太陽歯車4と噛み合う第一巻印中間車5と、第一巻
印中間車5の第一巻印中間車かな51と噛み合う第二巻
印中間車6と、第二巻印中間車6の第二巻印中間車かな
61と噛み合う第三巻印中間車7と、第三巻印中間車7
の第三巻印中間車かな71と噛み合う巻印車8と、から
構成されている。
【0020】前記遊星車3は、遊星案内ピン33を軸と
して香箱体13に取り付けられている。香箱体13に取
り付ける位置は、香箱中心近傍とする。香箱真12は、
地板101と香箱受102とにより回転可能に軸支され
ている。太陽歯車4は、太陽歯車止め座41により受け
てある。第一巻印中間車5は、地板101と第二地板1
03との間に回転可能に軸支されている。また、巻印車
8の軸には、文字板上にてぜんまい動力蓄積量を表示す
る表示針(図示省略)が取り付けられている。太陽歯車
4の回転は、第一巻印中間車5〜第三巻印中間車間6に
おいて減速され、巻印車8に伝わる。
【0021】つぎに、このパワーリザーブ機構100の
動作について説明する。 [ぜんまい動力蓄積時]リューズ(図示省略)の操作に
より角穴車2を回転させると、角穴車2に固着してある
香箱真12が回転する。香箱車1の回転は角穴車2の回
転に比べて非常にゆっくりなので、香箱体1は実質的に
略固定状態といえる。香箱真11にはぜんまいの一端が
押し当てられているから、香箱真11の回転によりぜん
まいが巻かれ、動力が蓄積される。また、角穴車2と共
に香箱真かな12が回転すると、香箱車1は略固定状態
にあるから、香箱真かな12と噛み合っている遊星車3
が自転を行う。この遊星車3は太陽歯車4と噛み合って
いるので、遊星車3が回転することにより太陽歯車4が
回転する。太陽歯車4の回転は、第一巻印中間車5など
の中間車輪列を介して巻印車8に伝わる。巻印車8が回
転すると、その軸に取り付けた表示針が文字板上で回転
し、ぜんまい動力蓄積量を表示する。
【0022】[通常運針時]一方、通常運針時には、こ
はぜ(図示省略)により角穴車2が固定状態にあるか
ら、香箱車1の回転により遊星車3が公転する。また、
遊星車3は固定状態にある香箱真かな12と噛み合って
いるから、公転と共に自転も行う。つぎに、遊星車3は
太陽歯車4と噛み合っているから、遊星車3が回転する
ことにより太陽歯車4が回転する。太陽歯車4の回転方
向は、ぜんまい動力蓄積時とは逆になる。太陽歯車4の
回転は、第一巻印中間車5などの中間車輪列を介して巻
印車8に伝わる。巻印車8が回転すると、その軸に取り
付けた表示針が文字板上で逆回転する。すなわち、逆転
することでぜんまい動力蓄積量が減っていることを表示
する。ぜんまい動力蓄積量が無くなった時点で表示針が
元の位置に戻る。
【0023】以上、この発明のパワーリザーブ機構10
0によれば、遊星車3を含む遊星歯車機構を香箱車1の
下部に設けたので、香箱車周囲の平面スペースが不十分
な場合でも遊星歯車機構を追加することができる。さら
に、遊星歯車機構を香箱中心近傍に設けているので、香
箱トルクの減少を抑えることができる。なお、遊星車3
を香箱車1の上部に設けても、同様の効果が得られる。
【0024】(実施の形態2)この時計の正逆転機構2
00は、上記図1および図2にて示した機構と同様であ
るので図示は省略する。この時計の正逆転機構200
は、香箱車1の香箱真11に設けた香箱真かな12と、
前記香箱真1に対して回転自在に貫入した太陽歯車4
と、前記香箱車1の偏心位置であって当該香箱車1の下
部に設けられ、遊星歯車31が前記香箱真かな12と噛
み合い且つ遊星かな32が前記太陽歯車4と噛み合う遊
星車3とから構成される。
【0025】図3は、この発明に係る時計の正逆転機構
200を用いて、飾り付き時計を構成した例を示す説明
図である。このように、上記巻印車8の軸に棒材201
を取り付け、この棒材201の先端にキャラクター20
2などを取り付ける。巻印車8が正逆転することによ
り、キャラクター202が上下に動く。この正逆転機構
200は、腕時計の他、置き時計や柱時計などにも適用
できる。また、図4に示すように、前記巻印車8の軸に
カム203を取り付けて、複数のキャラクター204を
直線運動させるようにしてもよい。さらに、時計の飾り
や仕掛けは図3および図4の例に限定されない。また、
正逆転機構の用途も前記飾りや仕掛けに限定されない。
すなわち、巻印車8の正逆転運動を利用したものなら
ば、どのようなものでも構わない。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の時計の
正逆転機構(請求項1)では、香箱車周囲に遊星ユニッ
トを設けるのではなく、遊星車を香箱車の下部または上
部に設け、当該位置で従来同様の遊星歯車機構を構築す
る。このため、ムーブメントの平面スペースが節約でき
る。また、遊星ユニットが一体化されるから、部品点数
が少なくて済む。さらに、組立も簡単になる。
【0027】また、この発明のパワーリザーブ機構(請
求項2)では、遊星車を香箱車の下部または上部に組み
付けて一体化し、正逆転を行うようにした。このように
すれば、香箱車周囲に遊星車を配置する必要がなくな
り、ムーブメントの平面スペースを節約できるようにな
る。また、部品点数を削減できるし、組立も簡単にな
る。
【0028】また、この発明のパワーリザーブ機構(請
求項3)では、遊星歯車機構を前記香箱車の中心位置近
傍に組み付けた。このため、香箱車の外周を利用したパ
ワーリザーブ機構と比較して、香箱トルクの減少を抑え
ることができる。
【0029】また、この発明のパワーリザーブ機構(請
求項4)によれば、遊星車を香箱車の偏心位置であって
その下部または上部に設けて一体化したので、ムーブメ
ントの平面スペースを節約できる。また、一体化により
部品点数が少なくなり、組立も容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るパワーリザーブ機構の輪列構成
を示す断面図である。
【図2】図1に示したパワーリザーブ機構の輪列構成を
示す上面図である。
【図3】この発明に係る時計の正逆転機構を用いて、飾
り付き時計を構成した例を示す説明図である。
【図4】この発明に係る時計の正逆転機構を用いて、仕
掛け付き時計を構成した例を示す説明図である。
【図5】従来の従来のパワーリザーブ機構の輪列構造を
示す上面図である。
【図6】図5に示したパワーリザーブ機構の輪列構造を
示す断面図である。
【符号の説明】
100 パワーリザーブ機構 1 香箱車 12 香箱真かな 2 角穴車 3 遊星車 31 遊星歯車 32 遊星かな 4 太陽歯車 5 第一巻印中間車 51 第一巻印中間車かな 6 第二巻印中間車 61 第二巻印中間車かな 7 第三巻印中間車 71 第三巻印中間車かな 8 巻印車

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 香箱車の香箱真に設けた香箱真かなと、 前記香箱真に対して回転自在に貫入した太陽車と、 前記香箱車の偏心位置であって当該香箱車の下部または
    上部に設けられ、遊星歯車が前記香箱真かなと噛み合い
    且つ遊星かなが前記太陽車と噛み合う遊星車と、を備え
    たことを特徴とする時計の正逆転機構。
  2. 【請求項2】 ぜんまい動力蓄積時には、角穴車の回転
    を中間車輪列を介して巻印車に伝えることで当該巻印車
    に取り付けてある表示針を一方向に回転させ、通常運針
    時には、香箱車の回転を中間車輪列を介して巻印車に伝
    えることで前記表示針を他方向に逆転させて戻すにあた
    り、 前記巻印車を正逆転させるための遊星歯車機構を前記中
    間車輪列に備えたパワーリザーブ機構において、 前記遊星歯車機構を前記香箱車の下部または上部に組み
    付けたことを特徴とするパワーリザーブ機構。
  3. 【請求項3】 さらに、前記遊星歯車機構を前記香箱車
    の中心位置近傍に組み付けたことを特徴とする請求項2
    に記載のパワーリザーブ機構。
  4. 【請求項4】 香箱車の香箱真に設けた香箱真かなと、 前記香箱真に回転自在に貫入した太陽車と、 前記香箱車の回転中心から近傍の位置であって当該香箱
    車の下部または上部に設けられ、遊星歯車が前記香箱真
    かなと噛み合い且つ遊星かなが前記太陽車と噛み合う遊
    星車と、 前記太陽車と噛み合い当該太陽車の正逆転を伝える中間
    車輪列と、 前記中間車輪列から正逆転の回転を伝えられる巻印車
    と、 前記巻印車に設けられ且つ文字板上にてぜんまい動力蓄
    積量を表示する表示部材と、を備えたことを特徴とする
    パワーリザーブ機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2570864A1 (fr) * 2011-09-15 2013-03-20 Blancpain S.A. Barillet d'horlogerie à diamètre de bonde réduit
JP2019215259A (ja) * 2018-06-13 2019-12-19 セイコーインスツル株式会社 香箱アセンブリ、ムーブメント及び時計

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