JPH11182722A - 安全弁 - Google Patents

安全弁

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JPH11182722A
JPH11182722A JP34794097A JP34794097A JPH11182722A JP H11182722 A JPH11182722 A JP H11182722A JP 34794097 A JP34794097 A JP 34794097A JP 34794097 A JP34794097 A JP 34794097A JP H11182722 A JPH11182722 A JP H11182722A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
rupture
safety valve
passage
operating position
Prior art date
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Pending
Application number
JP34794097A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Sugiyama
優 杉山
Masahiro Fujisaka
昌廣 藤坂
Sunao Tonami
直 渡並
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Toyooki Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Toyooki Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp, Toyooki Kogyo Co Ltd filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPH11182722A publication Critical patent/JPH11182722A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】作動したことが外部から容易に観察できる安全
弁を得る。 【解決手段】弁本体1に移動可能に支持されると共に、
破裂前の破裂部材16に対向した非作動位置から作動位
置に破裂部材16の破裂により移動する検知部材30を
設けた。検知部材30は、圧力通路4からの圧液の作用
により作動位置に移動して弁本体1から突出するように
形成した。また、検知部材30を、非作動位置と作動位
置とで係止するデテント機構50を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧力通路側の圧力
上昇により破裂部材が破裂して圧力通路の圧力上昇を防
止する安全弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、圧力回路ではリリーフ弁によ
り最大圧力が規定されて、許容圧力以内に保たれるよう
にされているが、リリーフ弁の弁体の摺動部に異物が噛
み込まれる等の理由でリリーフ弁が作動せず、圧力が許
容圧力以上に上昇して回路各部を破壊するおそれがあ
る。
【0003】このため、実公昭61−46303号公報
にあるように、許容圧力以上の圧力が作用すると、破裂
板が破裂して低圧側に逃がし、異常な圧力上昇を防止す
るようにした安全弁も知られている。このような破裂板
を備えた安全弁によると、異物の噛み込みによる作動不
良をも防止できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た従来の破裂板を備えたものでは、破裂板が破裂する
と、常時低圧側と連通状態となってしまうので、機器の
動作に必要な圧力が得られなくなる。また、破裂板が破
裂しているか否かは外部から観察できない。従って、圧
力回路の圧力が低下した状態となったときに、破裂板の
破裂によるのか、リリーフ弁の作動によるのか、あるい
は他の機器の故障によるのか、原因探求に労力を費やし
てしまう場合があるという問題があった。
【0005】本発明の課題は、作動したことが外部から
容易に観察できる安全弁を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる課題を達成すべ
く、本発明は課題を解決するため次の手段を取った。即
ち、圧力通路側の圧力上昇により破裂して前記圧力通路
と逃し通路とを連通する破裂部材を備えた安全弁におい
て、弁本体に移動可能に支持されると共に、破裂前の前
記破裂部材に対向した非作動位置から作動位置に前記破
裂部材の破裂により移動する検知部材を設けたことを特
徴とする安全弁がそれである。
【0007】また、前記検知部材は、前記圧力通路から
の圧液の作用により前記作動位置に移動して前記弁本体
から突出するようにしてもよい。あるいは、前記検知部
材を、前記非作動位置と前記作動位置とで係止するデテ
ント機構を備えた構成としてもよい。更に、前記検知部
材は、ばね付勢力により前記破裂部材に当接され、前記
破裂部材の破裂時に、前記ばね付勢力により前記作動位
置に移動される構成としてもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図1に示すように、1は弁本
体で、弁本体1はベースプレート2に載置されている。
ベースプレート2には、図示しない圧力源に接続された
圧力通路4と、図示しないタンク等の低圧側に接続され
た逃し通路6が形成されている。
【0009】弁本体1には、圧力通路4と逃し通路6と
を連通する連通通路8が形成されており、それぞれOリ
ング10,12により漏れ止めが施されている。連通通
路8に形成された段部14に、破裂部材16が当接され
て配置されている。尚、連通通路8と逃し通路6とは、
フィルタ17を介して連通されている。
【0010】また、弁本体1に挿入されベースプレート
2により挟まれたリング部材18と段部14とにより破
裂部材16が挟持されて、破裂部材16が固定されてい
る。破裂部材16は、図2に示すように、円板状で、そ
の両面に環状溝20,22が形成されており、破裂部材
16に所定以上の圧力が加わったときに、この環状溝2
0,22に沿って破裂し、分離片24が離脱するように
構成されている。
【0011】弁本体1には、円板状の破裂部材16の中
心を通る延長線上に、かつ、圧力通路4とは反対側に、
摺動孔26が形成されており、摺動孔26に連接してね
じ孔28が形成されている。摺動孔26には、検知部材
30がOリング31により洩れ止めされて移動可能に挿
入されており、ねじ孔28には案内部材32が螺入され
ている。案内部材32には、摺動孔26と同軸上に貫通
孔34が形成されており、貫通孔34には検知部材30
の小径部36が摺動可能に挿入されている。
【0012】一方、弁本体1には、摺動孔26と直交す
る挿入孔38が形成されており、挿入孔38には球40
が移動可能に挿入されている。挿入孔38に螺入された
プラグ42と球40との間にはコイルばね44が介装さ
れており、球40はコイルばね42により、摺動孔26
に突出する方向に付勢されている。
【0013】球40に対応して、検知部材30の外周に
は、所定間隔で「V」字状の第1及び第2溝46,48
が周方向に形成されている。球40が第1溝46に入り
込んだ非作動位置にあるときに、検知部材30の先端は
破裂部材16の分離片24に接触するように形成される
と共に、小径部36の先端と案内部材32の端とが同一
平面上にあるように形成されている。
【0014】また、球40が第2溝48に入り込んだ作
動位置にあるときには、検知部材30の先端は破裂部材
16から離れると共に、小径部36の先端は案内部材3
2の端から突出した状態となるように形成されている。
尚、本実施形態では、球40、プラグ42、コイルばね
44、第1及び第2溝46,48によりデテント機構5
0を構成しており、非作動位置、作動位置でそれぞ検知
部材30を係止する。
【0015】次に、前述した本実施形態の安全弁の作動
について説明する。まず、圧力通路4に高圧作動液が供
給され、圧力通路4の液圧が図示しないリリーフ弁によ
り設定された所定圧力となり、図示しないアクチュエー
タ等の機器に供給されて、機器が動作する。
【0016】例えば、リリーフ弁の弁体摺動部に異物を
噛み込み、リリーフ弁が動作しなくなると、圧力通路4
の液圧が上昇する。圧力通路4の液圧は、破裂部材16
の圧力通路4側の片面に作用するので、圧力通路4の液
圧による作用力が破裂部材16に働く。この作用力が大
きくなると、破裂部材16が環状溝20,22に沿って
破裂し、分離片24が離脱する。
【0017】これにより、圧力通路4から連通通路8を
介して逃し通路6に圧液が流出し、圧力通路4内の圧力
が急激に低下して、機器の破損を防止する。また、圧力
通路4から連通通路8に流入する圧液の作用を検知部材
30が受け、球40が第1溝46から押し出されると共
に、検知部材30は摺動孔26内を非作動位置から作動
位置に移動する。
【0018】そして、検知部材30が案内部材32に突
き当たると共に、球40は第2溝48に入り込む。これ
により、検知部材30は作動位置に保持される。更に、
検知部材30の小径部36は、案内部材32の端から突
出し、圧力通路4の液圧が低下したときに、作業者は、
検知部材30が突出していることにより、破裂部材16
が破裂したことを外部から容易に確認できる。尚、検知
部材30の突出をリミットスイッチ、近接スイッチ等の
センサにより検出して、表示盤等に表示するようにして
もよい。
【0019】次に、前述した実施形態と異なる第2実施
形態の安全弁について図3によって説明する。尚、前述
した実施形態と同じ部材については、同一番号を付して
詳細な説明を省略する。本第2実施形態では、連通通路
8の途中にキャップ状の破裂部材52が介装されてお
り、破裂部材52により連通通路8が遮断されている。
破裂部材52は、その外周に環状溝54が形成されてお
り、圧力通路4側の圧力が所定圧力以上となったときに
は、その圧力により環状溝54に沿って破裂して、分離
片56が離脱するように構成されている。
【0020】弁本体1には、破裂部材52が介装された
連通通路8と直交すると共に、分離片56に対向して摺
動孔58が形成されており、この摺動孔58には検知部
材60がOリング62により洩れ止めされて移動可能に
挿入されている。弁本体1には、摺動孔58に連接して
大径孔64が形成されており、大径孔64には案内部材
66が螺入されている。
【0021】案内部材66には、摺動孔58側から収納
孔68、貫通孔70が形成されており、検知部材60は
収納孔68を通って貫通孔70に摺動可能に挿入されて
いる。収納孔68にはコイルばね72が収納されてお
り、検知部材60に形成された鍔部74をワッシャ76
を介してコイルばね72が付勢するように構成されてい
る。
【0022】このコイルばね72の付勢力により、検知
部材60の先端が破裂部材52の分離片56に押し付け
られている。検知部材60が破裂部材52に押し付けら
れて、コイルばね72の付勢力による移動が規制されて
いる状態の非作動位置にあるときには、検知部材60の
後端は、案内部材66よりも突出するように形成されて
いる。また、分離片56がないときには、コイルばね7
2の付勢力により、鍔部74が大径孔64の底に接触す
るまで検知部材60が移動した作動位置では、検知部材
60の後端面と案内部材の端面とは同一平面内にあるよ
うに形成されている。
【0023】次に、前述した本第2実施形態の安全弁の
作動について説明する。前述した実施形態と同様に、圧
力通路4の圧力が上昇すると、破裂部材52への液圧の
作用により、破裂部材52が環状溝54に沿って破裂す
る。よって、分離片56が環状溝54に沿って分離し、
圧力通路4と逃し通路6とが連通通路8を介して連通さ
れ、圧力通路4内の圧力が低下する。
【0024】一方、分離片56の分離により、検知部材
60はコイルばね72の付勢力により摺動孔58を移動
して、検知部材60の鍔部74が大径孔64の底に突き
当たる。その際、検知部材60の後端面は、案内部材6
6の端面と同一平面上にある。よって、作業者は、圧力
通路4の圧力低下は、破裂部材52の破裂によること
を、外部から容易に確認できる。尚、この第2実施形態
の場合でも、検知部材60の移動をリミットスイッチ、
近接スイッチ等のセンサにより検出して、表示盤等に表
示するようにしてもよい。
【0025】以上本発明はこの様な実施例に何等限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々なる態様で実施し得る。
【0026】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の安全弁は、
圧力通路の圧力低下が、破裂部材の破裂によることを、
検知部材により外部から容易に確認できるという効果を
奏する。破裂部材の破裂時に、圧液の作用で検知部材が
作動位置へ移動するようにすると、検知部材を作動位置
へ移動させるための構成部品が少なくなる。また、デテ
ント機構を設けることにより、振動等による検知部材の
誤動作を防止できる。更に、検知部材をばね付勢力によ
り移動するようにすると、破裂時の動作がより確実に行
われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての安全弁の断面図で
ある。
【図2】本実施形態の破裂部材の拡大断面図である。
【図3】第2実施形態の安全弁の断面図である。
【符号の説明】
1…弁本体 4…圧力通路 6…逃し通路 8…連通通路 16,52…破裂部材 20,22…環状溝 30,60…検知部材 40…球 50…デテント機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡並 直 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力通路側の圧力上昇により破裂して前
    記圧力通路と逃し通路とを連通する破裂部材を備えた安
    全弁において、 弁本体に移動可能に支持されると共に、破裂前の前記破
    裂部材に対向した非作動位置から作動位置に前記破裂部
    材の破裂により移動する検知部材を設けたことを特徴と
    する安全弁。
  2. 【請求項2】 前記検知部材は、前記圧力通路からの圧
    液の作用により前記作動位置に移動して前記弁本体から
    突出することを特徴とする請求項1記載の安全弁。
  3. 【請求項3】 前記検知部材を、前記非作動位置と前記
    作動位置とで係止するデテント機構を備えたことを特徴
    とする請求項1又は請求項2記載の安全弁。
  4. 【請求項4】 前記検知部材は、ばね付勢力により前記
    破裂部材に当接され、前記破裂部材の破裂時に、前記ば
    ね付勢力により前記作動位置に移動されることを特徴と
    する請求項1記載の安全弁。
JP34794097A 1997-12-17 1997-12-17 安全弁 Pending JPH11182722A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010144769A (ja) * 2008-12-17 2010-07-01 Asahi Rubber Inc 過剰圧力開放弁及びそれを有する過剰圧力開放ユニット
EP2439433A2 (en) 2010-10-05 2012-04-11 JTEKT Corporation Safety valve and electromagnetic valve
JP2019151223A (ja) * 2018-03-02 2019-09-12 東日本旅客鉄道株式会社 架空線用ガス圧式張力調整装置

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