JPH1118239A - 熱収縮チューブ用収縮工具および収縮方法 - Google Patents
熱収縮チューブ用収縮工具および収縮方法Info
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- JPH1118239A JPH1118239A JP9183180A JP18318097A JPH1118239A JP H1118239 A JPH1118239 A JP H1118239A JP 9183180 A JP9183180 A JP 9183180A JP 18318097 A JP18318097 A JP 18318097A JP H1118239 A JPH1118239 A JP H1118239A
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Abstract
の収縮作業に際して、火気を使用せず効率的かつ均等に
収縮できる工具を提供する。 【解決手段】 基部2と蓋部3とで熱収縮チューブを挟
み込み、基部2と蓋部3の各々に取り付けられた赤外線
ランプ5により熱収縮チューブを加熱する。複数の赤外
線ランプ5が周方向に配列され、熱収縮チューブの外周
を均一に加熱することができる。
Description
に使用される熱収縮チューブを収縮させるための工具と
方法に関するものである。
て、バーナー(トーチランプ)を用いるもの(図5参
照)と、ドライヤーを用いるものが知られている。前者
はバーナー30の炎で熱収縮チューブ31(以下チューブと
いう)を加熱し、後者は炎の代わりにドライヤーの熱風
で加熱を行う。
は次のような問題があった。 (1) バーナー(トーチランプ)は火気を必要とする。そ
のため、火災や火傷のおそれがあり、国内では使用が禁
止されている。この動きはヨーロッパなど世界的に広が
りつつあり、火気を使用しない収縮技術が望まれてい
る。
厚肉品は収縮できない。すなわち、熱の伝達媒体として
熱伝導率の低い空気を使用しており、規定電力容量内で
は収縮に必要な熱容量を供給できない。
作業者にスキルが要求され、均一に収縮させることが難
しい。 作業場所が狭い場合、バーナーやドライヤーをチュー
ブの全周に回し込むことができず、均等な収縮が困難で
ある。例えば、図6に示すように、複数のケーブル32が
向き合った箇所やケーブル32が壁面33に近接した箇所の
チューブを最適に加熱することは難しい。 加熱は炎または熱風による局部加熱であるため、収縮
にばらつきが生じ易く、収縮後の肉厚に偏りを生じる。
通常、図7に示すように、バーナー34の炎を大きくし、
チューブ35の外周の広い範囲に炎が行き渡るようにしな
がら加熱を行う。しかし、加熱程度の調整が難しく、加
熱不足や加熱し過ぎによるチューブの収縮のばらつきを
押さえることは難しい。
ず効率的かつ均等に熱収縮チューブを収縮できる工具と
方法を提供することにある。
周から挟み、赤外線放射源を用いて加熱することで上記
の目的を達成した。すなわち、本発明工具は熱収縮チュ
ーブの外形に適合する凹部を具える基部と、これと同様
の凹部を具え、基部に蝶着されて開閉する蓋部と、基部
と蓋部との各内周に配列された赤外線放射源とを具える
ことを特徴とする。ここで、基部と蓋部との各々には赤
外線放射源の反射面を設け、この反射面を放物面とする
ことが好ましい。
の外周を赤外線の放射源で取り囲み、同チューブに赤外
線を照射して熱収縮チューブの全周を均一に収縮させる
ことを特徴とする。この場合、熱収縮チューブの外周を
赤外線の放射源で取り囲むには、前記の工具を用いるほ
かに、赤外線放射源を並列したシート状の工具をチュー
ブの外周に巻き付けるようにしてもよい。
する。図1は本発明工具の使用状態を示す説明図、図2
は本発明工具における蓋部の側面カバーを外した状態の
側面図、図3はその正面図である。本発明工具は基部2
と蓋部3とを蝶番4で連結して本体1を形成し、両者
2,3を開閉自在として、熱収縮チューブを外周から挾
むことができるように構成している。この基部2と蓋部
3の各内周には、チューブの加熱手段として赤外線ラン
プ5を具える。
は、断面外形が八角形、同内形が円形に形成されてい
る。基部2と蓋部3の各内周には、半円状の凹部10が形
成され、両者を閉じたときに丁度円形となって本体1の
内周がチューブの外形に適合するように構成されてい
る。凹部10のサイズはチューブの外径に合わせて適宜選
択すればよい。また、基部2と蓋部3とは外周面を蝶番
4で接合され、この蝶番4とほぼ対向する本体1の外周
位置には止め金11が取り付けられている。止め金11を掛
け外しすることで基部2と蓋部3とを開閉する。なお、
基部2と蓋部3の両側面はカバー12で覆われている。本
体1でチューブを挟み込んだとき、このカバー内周とチ
ューブとの摺接を円滑にするため、カバー内周にはフッ
素樹脂ガイド13を設けた。
対応する位置に赤外線ランプ5を合計8本配列した。赤
外線ランプ5は棒状で、本体1の軸方向に沿って配置さ
れている。この赤外線ランプ5はチューブの収縮に十分
な出力を有するものを選択すればよい。本例では、赤外
線ランプ5として100V,137W のハロゲンヒータ5Aの外周
に石英ガラス管5Bを具えるものを用いた。
の外周側には反射面14を形成し、本例ではこの反射面14
を放物面とした。すなわち、反射面の断面は放物線を構
成する。これにより、反射された赤外線ランプ5のエネ
ルギーを平行に進行させる。図4(A)に示すように、
チューブ25の収縮開始時はチューブ25の外径が大きく、
赤外線ランプ5のエネルギーはチューブ25のほぼ全周に
均等に照射される。一方、図4(B)に示すように、チ
ューブ25が収縮するに伴って径が減少すると、各赤外線
ランプ5から平行に照射されたエネルギーはチューブ外
周上で部分的に重複して、その箇所を高温に加熱できる
ようにした。
源コード15(図1,2)を介して行い、赤外線ランプ5
のオン・オフは本体外周に取り付けられたスイッチ20で
行う。また、チューブの収縮作業は、本体外周に取り付
けられた取っ手21をつかんで本工具を保持することで行
う。
ある。 (1) 図1に示すように、チューブ25をケーブル26の接続
部などを覆う位置に外嵌し、そのチューブ25の外周を本
体1で挾む。まず、本体の止め金11(図2)を外して基
部2と蓋部3とを開き、次に両凹部10にチューブ25をは
め込んで基部2と蓋部3とを閉じたのち、止め金11を掛
ける。
してチューブ25を収縮させる。チューブ25は外周からほ
ぼ均等に赤外線の照射を受けるため、収縮ムラを生じる
ことなく均一に収縮される。もちろん、火気を発生する
こともない。 (3) 本工具の軸方向の長さはチューブのそれよりも短い
ため、順次工具を軸方向にスライドして、チューブ25を
全長にわたって収縮させる。
減少すると、赤外線ランプ5からチューブ表面までの距
離が長くなる。通常、ケーブル接続部の両端部の径は中
央部のそれに比べて小さいが、反射面を放物面としたこ
とで赤外線のエネルギーをチューブ外周面上で重複さ
せ、チューブの径が小さい場合でも効果的に加熱できる
ようにした。
央部の温度を120 ℃、両端部を160℃に加熱し、中央部
の収縮後の外径を100mm φ、両端部の外径を30mmφとで
きた。収縮に要した時間は3〜5分程度と極めて短時間
である。 (6) このように、本工具では本体1でチューブ25を挟み
込めるスペースさえ確保できればチューブ全周を均一に
収縮させることができ、作業者のスキルの違いによる収
縮状態のばらつきを解消できる。 (7) 収縮が終われば止め具11を外して基部2と蓋部3と
を開き、本体1をチューブ25から取り外す。
方法によれば、火気を使用することなく効率的に熱収縮
チューブを収縮することができる。
するため収縮ムラなどが発生し難く、収縮作業のスキル
レス化を図ることができる。特に、作業スペースが狭い
場合でも、熱収縮チューブの全周をムラなく加熱するこ
とができる。
照射状況を示す説明図、(B)はチューブの径が小さい
場合の赤外線の照射状況を示す説明図である。
す説明図である。
できない位置があることを示す説明図である。
熱している状態を示す説明図である。
ランプ 10 凹部 11 止め具 12 カバー 13 フッ素樹脂ガイド 14
反射面 15 電源コード 20 スイッチ 21 取っ手 25 チュ
ーブ 26 ケーブル
Claims (3)
- 【請求項1】 熱収縮チューブの外形に適合する凹部を
具える基部と、 これと同様の凹部を具え、基部に蝶着されて開閉する蓋
部と、 基部と蓋部との各内周に配列された赤外線放射源とを具
えることを特徴とする熱収縮チューブ用収縮工具。 - 【請求項2】 基部と蓋部との各々は赤外線放射源の反
射面を具え、この反射面が放物面であることを特徴とす
る請求項1記載の熱収縮チューブ用収縮工具。 - 【請求項3】 熱収縮チューブの外周を赤外線の放射源
で取り囲み、同チューブに赤外線を照射して熱収縮チュ
ーブの全周を均一に収縮させることを特徴とする熱収縮
チューブの収縮方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9183180A JPH1118239A (ja) | 1997-06-23 | 1997-06-23 | 熱収縮チューブ用収縮工具および収縮方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9183180A JPH1118239A (ja) | 1997-06-23 | 1997-06-23 | 熱収縮チューブ用収縮工具および収縮方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1118239A true JPH1118239A (ja) | 1999-01-22 |
Family
ID=16131179
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9183180A Pending JPH1118239A (ja) | 1997-06-23 | 1997-06-23 | 熱収縮チューブ用収縮工具および収縮方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1118239A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1997
- 1997-06-23 JP JP9183180A patent/JPH1118239A/ja active Pending
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A521 | Written amendment |
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A02 | Decision of refusal |
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