JPH11180077A - 葉書付き写真プリントの製造方法、葉書付き写真プリントの製造装置、写真プリントの製造方法及び写真プリントの製造装置 - Google Patents

葉書付き写真プリントの製造方法、葉書付き写真プリントの製造装置、写真プリントの製造方法及び写真プリントの製造装置

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JPH11180077A
JPH11180077A JP27867298A JP27867298A JPH11180077A JP H11180077 A JPH11180077 A JP H11180077A JP 27867298 A JP27867298 A JP 27867298A JP 27867298 A JP27867298 A JP 27867298A JP H11180077 A JPH11180077 A JP H11180077A
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postcard
photographic
cutting
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JP27867298A
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English (en)
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Naohito Yamada
尚人 山田
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の生産ラインを大幅に変えることなく1
ロールの印画紙の処理にかかる能率を向上させる。 【解決手段】 カラーペーパーの幅方向に2つの画像を
並列させて焼き付けることをカラーペーパーの長さ方向
に繰り返して、複数個の画像を含む画像列を長尺状のカ
ラーペーパーの長さ方向に沿って2列焼き付け、これを
現像して2列写真プリント51とし、この2列写真プリ
ント51をスリッタ15により各画像列毎に切断して1
列写真プリント52、53としてから、1画像毎の裏面
側に葉書を貼り合わせて葉書の4辺に沿って切断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真プリントの裏
面に郵便用葉書が貼り合わされた葉書付き写真プリント
の製造方法、葉書付き写真プリントの装置、写真プリン
トの製造方法及び写真プリントの製造装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、年賀状や暑中見舞等の挨拶状
として写真プリントの裏面に郵便用葉書が貼り合わされ
た葉書付き写真プリントが知られている。このような葉
書付き写真プリントは、フィルムから読み取った画像を
デジタル画像記録装置により、複数個の画像を含む画像
列を102mm幅の薄手のロール印画紙の長さ方向に沿っ
て1列に焼き付け、ロール現像機により現像し、葉書貼
り合わせ機により裏面側に葉書を貼着した後、個々の画
像毎に葉書寸法に切断されて得られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、このような葉書
付き写真プリントの利用が増加しており、焼き付け、現
像、葉書貼り合わせという1連の処理にかかる能率の向
上、即ち生産性の向上が要求されている。また、同様
に、写真プリントの処理能力の向上も要求されている。
【0004】しかしながら、写真プリントの処理能力
は、プリンタの処理能力によって生産性が決定してしま
う。そのため、1画像につき多数枚が必要である葉書き
付き写真プリントの製造においては、プリントする画像
のデータの入力さえ終了すれば、プリンタの処理能力に
よって生産性が決定してしまう。
【0005】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、従来の生産ラインを大幅に変えることな
く1ロールの印画紙の処理にかかる能率を向上させた葉
書付き写真プリントの製造方法及び装置を提供すること
を第1の目的としている。
【0006】また、従来の生産ラインを大幅に変えるこ
となく1ロールの印画紙の処理にかかる能率を向上させ
た写真プリントの製造方法及び写真プリントの製造装置
を提供することを第2の目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1の発明は、写真プリントの裏面に葉
書が貼り合わされた葉書付き写真プリントを作成する葉
書付き写真プリントの製造方法であって、複数個の画像
を含む画像列を長尺状の印画紙の長さ方向に沿って複数
列焼き付ける焼き付け工程と、焼き付けられた印画紙を
現像して複数列の画像列が形成された並列写真プリント
を作成するプリント作成工程と、並列写真プリントの各
画像形成部分の裏面と葉書の裏面とを重ねて貼り合わせ
る貼り合わせ工程と、並列写真プリントと葉書とが貼り
合わされた後、葉書の辺に沿って切断する切断工程と、
を含んで構成したものである。
【0008】請求項2の発明は、写真プリントの裏面に
葉書が貼り合わされた葉書付き写真プリントを作成する
葉書付き写真プリントの製造装置であって、写真プリン
トの裏面に葉書が貼り合わされた葉書付き写真プリント
を作成する葉書付き写真プリントの製造装置であって、
複数個の画像を含む画像列を長尺状の印画紙の長さ方向
に沿って複数列焼き付ける焼き付け手段と、焼き付けら
れた印画紙を現像して複数列の画像列が形成された並列
写真プリントを作成するプリント作成手段と、並列写真
プリントの各画像形成部分の裏面と葉書の裏面とを重ね
て貼り合わせる貼り合わせ手段と、並列写真プリントと
葉書とが貼り合わされた後、葉書の辺に沿って切断する
切断手段と、を含んで構成したものである。
【0009】請求項3の発明は、写真プリントの裏面に
葉書が貼り合わされた葉書付き写真プリントを作成する
葉書付き写真プリントの製造方法であって、複数個の画
像を含む画像列を長尺状の印画紙の長さ方向に沿って複
数列焼き付ける焼き付け工程と、焼き付けられた印画紙
を現像して複数列の画像列が形成された並列写真プリン
トを作成するプリント作成工程と、並列写真プリントの
画像列が形成された部分の間を切断して並列写真プリン
トを画像列が形成された画像列写真プリントに分離する
分離工程と、画像列写真プリントの各画像形成部分の裏
面と葉書の裏面とを重ねて貼り合わせる貼り合わせ工程
と、画像列写真プリントと葉書とが貼り合わされた後、
葉書の辺に沿って切断する切断工程と、を含んで構成し
たものである。
【0010】そして、請求項4の発明は、写真プリント
の裏面に葉書が貼り合わされた葉書付き写真プリントを
作成する葉書付き写真プリントの製造装置であって、複
数個の画像を含む画像列を長尺状の印画紙の長さ方向に
沿って複数列焼き付ける焼き付け手段と、焼き付けられ
た印画紙を現像して複数列の画像列が形成された並列写
真プリントを作成するプリント作成手段と、並列写真プ
リントの画像列が形成された部分の間を切断して並列写
真プリントを画像列が形成された画像列写真プリントに
分離する分離手段と、画像列写真プリントの各画像形成
部分の裏面と葉書の裏面とを重ねて貼り合わせる貼り合
わせ手段と、画像列写真プリントと葉書とが貼り合わさ
れた後、葉書の辺に沿って切断する切断手段と、を含ん
で構成したものである。
【0011】請求項1から請求項4の発明では、写真プ
リントの裏面に葉書が貼り合わされた葉書付き写真プリ
ントを作成するにあたって、複数個の画像を含む画像列
を長尺状の印画紙の長さ方向に沿って複数列焼き付けて
いる。
【0012】画像を焼き付ける場合には、印画紙の幅方
向に複数個の同一の画像を並列させて焼き付けることを
印画紙の長さ方向に繰り返すことにより、複数個の画像
を含む画像列を長尺状の印画紙の長さ方向に沿って複数
列焼き付けるようにすることができる。この場合、複数
件の画像を焼き付けると、通常1件(オーダー)につい
て多数の同一画像を焼き付けることになるため、同じ件
の画像は各画像列に跨がって焼き付けられることにな
る。
【0013】また、画像を焼き付ける場合に、印画紙の
幅方向に複数個の異なる画像を並列させて焼き付けるこ
とを印画紙の長さ方向に繰り返すことにより、複数個の
画像を含む画像列を長尺状の印画紙の長さ方向に沿って
複数列焼き付けるようにしてもよい。この場合には、複
数件の画像を焼き付けると、同じ件の画像は同じ画像列
に含まれるように焼き付けられることになる。
【0014】焼き付けられた印画紙を現像することによ
り、複数列の画像列が形成された並列写真プリントが作
成される。次いで、請求項1及び2の発明では、並列写
真プリントの各画像形成部分の裏面と葉書の裏面とが重
ねて貼り合わせされ、並列写真プリントと葉書とが貼り
合わされた後、葉書の辺に沿って切断することにより、
葉書付き写真プリントが作成される。
【0015】並列写真プリントと葉書とを貼り合わす場
合には、並列写真プリントを何ら加工することなく、並
列写真プリントと葉書とを貼り合わせてもよいが、請求
項3及び4の発明のように、並列写真プリントの画像列
が形成された部分の間を切断して並列写真プリントを画
像列が形成された画像列写真プリントに分離した後貼り
合わせるようにしてもよい。請求項3及び4の発明のよ
うに画像列写真プリントに分離すれば、1列の画像が形
成された写真プリントを処理する従来の貼り合わせ装置
を改良することなく使用できるので効果的である。
【0016】葉書付き写真プリントを作成する際の切断
においては、通常、葉書の辺と画像の枠が一致していな
いので、4辺共順にまたは同時にプリントのみまたはプ
リントと葉書とを切断することになるが、葉書の1辺と
画像の枠が一致するように貼り合わせた場合には、枠に
一致していない辺に沿って切断すればよい。
【0017】このように請求項1から請求項4の発明で
は、1ロールの長尺状の印画紙で処理できる画像の枚数
が増えるので1連の処理にかかる能率が向上する。な
お、本発明で述べる画像は、写真フィルムの1コマの画
像だけでなく、複数コマの画像を縮小又は拡大して葉書
1枚分に収まるようにデザインした画像も含まれるもの
である。
【0018】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項5の発明の写真プリントの製造装置は、複数個の
画像を含む画像列を長尺状の印画紙の長さ方向に沿って
複数列焼き付ける焼付け手段と、焼き付けられた印画紙
から複数列の画像列が形成された並列写真プリントを作
成するプリント作成手段と、得られた並列写真プリント
上に形成されている各画像形成部分毎に切断する切断手
段と、を含んだものである。
【0019】また、請求項6の発明は、請求項5に記載
の写真プリントの製造装置において、前記切断手段は、
前記並列写真プリントの画像列が形成された部分の間を
切断して並列写真プリントを画像列が形成された画像列
写真プリントに分離する第1の切断手段と、前記画像列
写真プリントを各画像形成部分毎に切断する第2の切断
手段と、を備えたものである。
【0020】請求項7の発明の写真プリントの製造方法
は、複数個の画像を含む画像列を長尺状の印画紙の長さ
方向に沿って複数列焼き付ける焼付け工程と、焼き付け
られた印画紙から複数列の画像列が形成された並列写真
プリントを作成するプリント作成工程と、得られた並列
写真プリント上に形成されている各画像形成部分毎に切
断する切断工程と、を含んだ方法である。
【0021】請求項8の発明は、請求項7に記載の写真
プリントの製造方法において、前記切断手段は、前記並
列写真プリントの画像列が形成された部分の間を切断し
て並列写真プリントを画像列が形成された画像列写真プ
リントに分離する第1の切断工程と、前記画像列写真プ
リントを各画像形成部分毎に切断する第2の切断工程
と、を含む方法である。
【0022】すなわち、請求項5から請求項8の発明で
は、複数個の画像を含む画像列を長尺状の印画紙の長さ
方向に沿って複数列焼き付けている。そのため、一度に
大量の画像の焼付け処理を行えるので、処理効率が飛躍
的に向上したものとなる。
【0023】画像を焼き付ける場合には、1フィルムに
形成された画像を一列の画像列として焼き付けてもよい
し、1フィルムに形成された画像を複数列に跨って焼き
付けるようにしてもよい。もちろん、同じ人物が複数本
のフィルムのプリント処理を注文した場合は、1注文毎
に一列の画像列として焼き付けてもよいし、複数列に跨
って焼き付けるようにしてもよい。
【0024】このようにして焼き付けられた画像は、現
像されて写真プリントとなる。この写真プリントは、最
終的には各々画像形成領域毎に切断するが、請求項6又
は請求項8のように、並列写真プリントの画像列の間を
始めに切断して画像列写真プリントごとに分離してから
各々の画像領域毎に切断するとよい。請求項6又は請求
項8のようにすることにより従来使用していた装置を改
良することなく使用できるので効果的である。
【0025】また、請求項9の発明の写真プリントの製
造装置は、複数個の画像を含む画像列を長尺状の印画紙
の長さ方向に沿って複数列焼き付ける焼付け手段と、複
数列の画像列が形成された印画紙の画像列の間を切断し
て画像列毎に分離する分離手段と、該分離手段により分
離された印画紙毎に現像して画像列写真プリントを作成
するプリント作成手段と、前記画像列写真プリントの各
画像形成部分毎に切断する切断手段と、を含むものであ
る。
【0026】請求項10の発明の写真プリント製造方法
は、複数個の画像を含む画像列を長尺状の印画紙の長さ
方向に沿って複数列焼き付ける焼付け工程と、複数列の
画像列が形成された印画紙の画像列の間を切断して画像
列毎に分離する分離工程と、該分離工程で分離された印
画紙毎に現像して画像列写真プリントを作成するプリン
ト作成工程と、前記画像列写真プリントの各画像形成部
分毎に切断する切断工程と、を含んでいる。
【0027】すなわち、請求項9から請求項10の発明
では、複数個の画像を含む画像列を長尺状の印画紙の長
さ方向に沿って複数列焼き付け、切断してから現像する
方法としている。画像を焼き付ける場合には、印画紙の
幅方向に画像を並列させて焼き付けることを印画紙の長
さ方向に繰り返したり、印画紙の長さ方向に沿って複数
列焼き付けるようにすることができる。
【0028】焼き付けられた印画紙は、画像列の間を切
断して印画紙を画像列毎に分離してから画像形成領域毎
にすることにより、従来使用していた装置を改良するこ
となく使用できるので効果的である。
【0029】このように請求項5から請求項10の発明
では、1ロールの長尺状の印画紙で処理できる画像の枚
数が増えるので1連の処理にかかる能率が向上する。な
お、請求項5から請求項10の発明で述べる画像は、写
真フィルムの1コマの画像だけでなく、複数コマの画像
を縮小又は拡大して1つの画像形成領域に収まるように
デザインした画像も含まれるものである。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
から図6を参照して説明する。図1は、本発明の葉書付
き写真プリントの製造方法の流れを簡単に示すフロー図
である。
【0031】この実施形態においては、まず、プリント
対象の画像は、後述するデジタル画像記録装置11によ
り所定幅(例えば、203mm幅)の長尺状の薄手のカラ
ーペーパーの幅方向に葉書1枚分の画像が2つずつ並ん
で焼き付けられる。
【0032】後に詳述するデジタル画像記録装置11
は、カラーペーパーの略中央領域に画像の区切りを示す
コマ穴を穿設し、コマ穴とコマ穴との間の領域にカラー
ペーパーの幅方向に並列した2つの同一画像を焼き付け
る。焼き付け枚数が1件の注文枚数に達すると、前の焼
き付け画像と次の焼き付け画像との間の区切り、すなわ
ち1件(オーダー)の区切りとしてソート穴を穿設し、
次に焼き付ける画像を予め設定された次の注文画像に切
り替えて再び1件の注文枚数になるまで焼き付け、焼き
付けが終了したものから巻き取って焼き付け済みのロー
ル状カラーペーパー50としている。
【0033】得られた焼き付け済みのロール状カラーペ
ーパー50は、現像機13にセットされる。現像機13
は、発色現像槽、漂白定着槽、水洗槽、乾燥槽の4つの
槽を備え、更にそれぞれの槽内及び槽と槽とを結ぶ位置
に複数組の搬送ローラ対を備えたラックが配されてお
り、発色現像槽から漂白定着槽を通った後、水洗槽を通
過して乾燥部へ至る焼き付け済みのカラーペーパー50
の搬送経路を形成している。
【0034】したがって、デジタル画像記録装置11に
より複数件分の画像が焼き付けられたロール状カラーペ
ーパー50は、現像機13にセットされると現像機13
の導入口に設けられた引き込みローラにより一端側から
引き出され、複数組の搬送ローラ対により、発色現像
槽、漂白定着槽、水洗槽、乾燥部の順に搬送される。
【0035】焼き付け済みのカラーペーパー50は、そ
れぞれの槽内の通過中に、発色現像、漂白定着、及び水
洗の各処理が行われた後、乾燥処理を受けるので、現像
機13から外部に搬出されたときには図3に示したよう
な2列の連続した画像が形成された写真プリントとな
り、外部に送出されたものから巻き取られロール状の2
列写真プリント51とされる。その後、ロール状の2列
写真プリント51は後述するスリッタ15により画像列
ごとに切断されてそれぞれ巻き取られ、ロール状の1列
写真プリント52、53とされる。
【0036】このロール状の1列写真プリント52、5
3は、それぞれ後述する葉書貼り合わせ機17A、17
Bにセットされ、一端側から引き出されて1画像につき
1枚の葉書が裏面側に貼り合わせられる。図1では、2
台の葉書貼り合わせ機17A、17Bによって、スリッ
タ15以降の処理を並列して行うことにより、格段に製
造効率を向上させている。もちろん、従来より使用して
いた製造ラインを変えることなく、1台の葉書貼り合わ
せ機17Aにより1列写真プリントを1ロールずつ順に
葉書貼り合わせ処理するようにしても良い。
【0037】この葉書貼り合わせ機17A、17Bには
切断装置(図示せず)が設けられており、裏面に葉書が
貼り合わされた1列写真プリントは、そのまま切断装置
に搬送されて1画像毎に4辺を切断することにより葉書
寸法にされ、葉書付き写真プリントPが製造される。得
られた葉書付き写真プリントPは計数機19A、19B
により計数され注文枚数ごとに分けられる。その後、帯
束機21A、21Bにより1件分の注文に束ねられてか
ら出荷される。
【0038】図2はデジタル画像記録装置11の概略構
成図である。デジタル画像記録装置11は、引き込みロ
ーラ対10、第1パンチ16、焼き付け部22、第2パ
ンチ34及び搬送ローラ対18、26を備えている。
【0039】デジタル画像記録装置11にロール状カラ
ーペーパーRがセットされて画像記録開始のスイッチが
投入されると、一対の引き込みローラ10によりカラー
ペーパーRが装置内に引き込まれる。
【0040】引き込みローラ10により引き込まれたカ
ラーペーパーRは、紙幅検知センサ12bが検出した紙
幅に基づいてガイド幅が変更される紙幅ガイド12に沿
って送られた後、第1ループ14を形成する。その後、
第1パンチ16に導かれ、予め定められた固定位置にコ
マ穴及びソート穴が穿設される。
【0041】第1パンチ16は、カラーぺーパーRの先
端を検出する先端センサ16aからの信号を受け取る
と、所定量(記録する画像の副走査方向長さより少し長
い距離)搬送する毎にカラーぺーパーRの搬送を停止し
て画像の焼き付け位置を区切る円形の位置決め用コマ穴
100a、100b、100c、…(図3参照)をカラ
ーペーパーRに穿設する。この位置決め用コマ穴100
a、100b、100c、…は、焼き付け位置を区切る
ために設けられるものであり、図3に示したようにカラ
ーペーパーRの略中央位置の中心線を示す破線Xに対し
ていずれか一方の側、本実施の形態では左側に穿設され
る。
【0042】また、第1パンチ16は、1件の注文毎の
区切りを示す円形の第1ソート穴102a、102b、
102c、…(図3参照)をカラーペーパーRの略中央
位置の破線Xに対して位置決め用コマ穴穿設側と反対
側、本実施の形態では右側に穿設する。これら第1ソー
ト穴102a、102b、102c、…は1件分の焼き
付け位置を区切るために設けられるものであり、図3に
示したようにソート位置に対応した位置決め用コマ穴1
00a、100d、100gに隣接して穿設される。
【0043】位置決め用コマ穴100a、100b、1
00c、…と第1ソート穴102a、102b、102
c、…とが穿設されると、カラーペーパーRは第1搬送
ローラ対18により搬送され、第2ループ20を形成す
る。
【0044】その後、第2ループ20から送り出された
カラーペーパーRは、焼き付け部22に導かれる。焼き
付け部22には、穴検知センサ22bが設けられてお
り、焼き付け部22の近傍には、記録用画像データに応
じて変調したR、G、Bのレーザ光をポリゴンによって
カラーペーパーRに走査露光して画像を記録するレーザ
走査装置(図示せず)が配置されている。
【0045】焼き付け部22において、カラーペーパー
Rに穿設された位置決め用コマ穴100a、100b、
100c、…が穴検知センサ22bにより検出される
と、搬送されているカラーペーパーRにレーザ走査装置
からレーザを主走査し、位置決め用コマ穴で挟まれた領
域(例えば、位置決め用コマ穴100aと位置決め用コ
マ穴100bとの間の領域)に走査露光により2つの同
じ画像を並列に焼き付ける。この作業を繰り返すことに
より、長尺状のカラーペーパーRの長さ方向に沿って複
数の画像を含む2つの画像列が焼き付けられる。また、
穴検知センサ22bにより第1ソート穴102a、10
2b、102c、…が検知されると、次に焼き付けるよ
うに予め設定された焼き付け画像に切り替わり、この画
像が新たに位置決め用コマ穴で挟まれた領域に並列して
焼き付けられる。
【0046】画像が焼き付けられたカラーペーパーR
は、第3ループ24を形成してから第2搬送ローラ対2
6により送り出される。第2搬送ローラ対26により送
り出されたカラーペーパーRはバックプリント部28に
おいて注文ナンバーや、注文コマナンバー等の必要な情
報が裏面にプリントされる。このバックプリント部28
の上流側にもコマ穴検知センサ28aが設けられ、この
コマ穴検知センサ28aに検知されたコマ穴の位置情報
に基づいてバックプリントの位置が決定されている。
【0047】さらに、裏面側にバックプリントが施され
たカラーペーパーRはカッタ部30に導かれる。カッタ
部30は、カラーペーパーRの途中で焼き付け処理を終
了する際にカラーペーパーRを切断するものであり、最
後に焼き付けた画像の通過を確認してから作動して、カ
ラーペーパーRを焼き付け領域と非焼き付け領域とに分
離されるように切断する。得られた焼き付け済みのカラ
ーペーパーRは、そのまま巻き取られて焼き付け済みの
カラーペーパーRとしてその後の処理にまわされ、何も
焼き付けられていないカラーペーパーRは逆搬送されて
巻き取られ、次に露光する際に用いられる。
【0048】カッタ部30を通過するとカラーペーパー
Rは第4ループ32を形成した後、第2パンチ34に導
かれる。第2パンチ34は、カラーペーパーRの幅に応
じて穿設位置を調整可能に構成されており、矩形の識別
用コマ穴200a、200b、200c…(図3参照)
をカラーペーパーRの長さ方向に沿って長さ方向の1画
像領域毎にカラーペーパーRの一方の側縁近傍に穿設す
るとともに、矩形の第2ソート穴202a、202b、
202c、…(図3参照)をカラーペーパーRの長さ方
向に沿って1件の注文毎にカラーペーパーRの他方の側
縁近傍に穿設する。
【0049】図3に示すように、この第2パンチ34に
よる識別用コマ穴200a、200b、200c…の穿
設位置は、第1パンチ16が穿設した位置決め用コマ穴
100a、100b、100c、…の各々に対応してお
り、また、第2ソート穴202a、202b、202
c、…の穿設位置は、第1パンチ16が穿設した第1ソ
ート穴102a、102b、102c、…の各々に対応
している。
【0050】第2パンチ34により識別用コマ穴200
a、200b、200c…と第2ソート穴202a、2
02b、202c、…とが穿設されると、送り出し機構
36によりデジタル画像装置の外部に搬出され、巻き取
り手段により巻き取られて焼き付け済みのロール状カラ
ーペーパー50とされる。
【0051】なお、このデジタル画像記録装置11は、
第1パンチ16及び第2パンチ34による穴開け時はカ
ラーペーパーRの搬送を停止するが、焼き付け部22に
よる走査露光時はカラーペーパーRを連続搬送する構成
であるため、例えば、第1パンチ16と焼き付け部22
との間のように前段でカラーペーパーRの搬送を間欠的
に停止させ、後段の焼き付け部22でカラーペーパーR
を連続して搬送する場合の搬送速度差を吸収するため、
4つのループ14、20、24、32が設けられてい
る。これらのループ14、20、24、32には、それ
ぞれループ検知センサ14a、20a、24a、32a
が設けられており、ループ検知センサ14a、20a、
24a、32aの検知信号に基づいてカラーペーパーR
に部分的に大きな張力が作用しないようにループの大き
さが制御される。
【0052】このようなデジタル画像記録装置11によ
り複数件分の注文が焼き付けられたロール状カラーペー
パー50は、現像機13により現像され、図3に示した
ような2列の連続した画像が形成された写真プリントと
なり、巻き取られてロール状の2列写真プリント51と
される。
【0053】なお、図3では、画像A1〜A6までが注
文1、画像B1〜B5までが注文2、…というように1
件分の注文を2つの画像列に跨って焼き付けているた
め、1件の注文枚数が偶数である注文1では、1列の焼
き付け枚数を注文枚数の半数として2列に焼き付けるこ
とにより無駄なく所望の枚数の焼き付けが可能である
が、1件の注文枚数が奇数である注文2では注文枚数よ
りも1枚多く焼き付け枚数を設定して偶数枚としてから
同数の画像を2列に焼き付け、後の計数時に1枚差し引
くことにより数を調整する。
【0054】図5は、本実施形態のスリッタ15の要部
を示す概略説明図である。ここでは説明のため、スリッ
タ15の筐体及びスリッタ15の内部に設けられている
モータ等の各駆動装置は省略し、ロール状の2列写真プ
リント51と、このロール状の2列写真プリント51を
搬送する2列用搬送ローラ対60と、ロール状の2列写
真プリント51を中央で切断して1列写真プリント5
2、53とするカッタ部70と、1列写真プリント5
2、53を搬送する1列用搬送ローラ対61、62とを
図示している。
【0055】2列用搬送ローラ対60は、駆動ローラ6
0aと従動ローラ60bとにより構成され、駆動ローラ
60aの回動力により駆動ローラ60aと従動ローラ6
0bとの間に挟持された2列写真プリント51を搬送す
る。
【0056】また、2つの1列用搬送ローラ対61、6
2も、上記2列用搬送ローラ対60と同様に、駆動ロー
ラ61a、62aと従動ローラ61b、62bとにより
構成され、駆動ローラ61a、62aの回動力により駆
動ローラ61a、62aと従動ローラ61b、62bと
の間に挟持された1列写真プリント52、53を搬送す
る。
【0057】スリッタ15にロール状の2列写真プリン
ト51がセットされると、一端から2列写真プリント5
1が引き出されて2列用搬送ローラ対60により搬送さ
れる。2列用搬送ローラ対60の後段にはカッタ部70
が設けられており、このカッタ部70は2列写真プリン
ト51の中央位置、すなわち、図3における破線X上に
刃を配している。そのため、2列写真プリント51がカ
ッタ部70を通過するときにカッタ部70により破線X
に沿って切断され、それぞれ1列用搬送ローラ61、6
2により搬送されて巻き取りリールに巻き取られ、1列
の画像が連続してプリントされた2つのロール状の1列
写真プリント52、53とされる。
【0058】ここで、図4に、スリッタ15により切断
される前の2列写真プリント51の状態(図4(a))
と、スリッタ15により分離された後の1列写真プリン
ト52、53の状態(図4(b))とを示す。ここでは
説明のため、図3における位置決め用コマ穴100aと
位置決め用コマ穴100bとにより挟まれた領域の部分
拡大図としている。なお、この実施形態では、第2パン
チによるコマ穴200a、200b…及びソート穴20
2a…の寸法は、縦×横が1.2mm×3mmである。
【0059】図4(a)に示した2列写真プリント51
をスリッタ15により破線Xにおいて切断すると、図4
(b)に示したように、一方の1列写真プリント52に
は第1パンチ16が穿設した位置決め用コマ穴100
a、100b、100c、…と、第2パンチ34が穿設
した第2ソート穴202a、202b、202c、…と
が配され、他方の1列写真プリント53には第1パンチ
16が穿設した第1ソート穴102a、102b、10
2c、…と第2パンチ34が穿設した識別用コマ穴20
0a、200b、200c、…とが配されることとな
る。
【0060】すなわち、1列写真プリント52において
は、焼き付け用として設けられた位置決め用コマ穴10
0a、100b、100c、…が後段の葉書き貼り合わ
せ機におけるコマ位置検出用のコマ穴として用いられ、
1列写真プリント53においては、焼き付け用として設
けられた第1ソート穴102a、102b、102c、
…が、後段の葉書き貼り合わせ機におけるソート位置検
出用のソート穴として用いられる。
【0061】なお、これら位置決め用コマ穴100a、
100b、100c、…及び第1ソート穴102a、1
02b、102c、…は、それぞれ切断端X(破線Xに
おいて切断することにより新たに形成された端部)から
同じだけ離れた位置、本実施例では、右端(即ち切断
端)Xから第1の決定距離(例えば、40.7mm)離れ
た位置に配され、1列写真プリント53の第1ソート穴
102a、102b、102c、…は、左端(即ち切断
端)Xから第1の決定距離(例えば、40.7mm)離れ
た位置に配されている。
【0062】また、第2パンチにより穿設された識別用
コマ穴200a、200b、200c、…及び第2ソー
ト穴202a、202b、202c、…も同様に、それ
ぞれもともと形成されていた端部Y、Zから同じだけ離
れた位置、本実施例では、第2ソート穴202a、20
2b、202c、…の中心位置が左端Yから第2の所定
距離(例えば、3.9mm)離れた位置に配され、識別用
コマ穴200a、200b、200c、…の中心位置が
右端Zから第2の所定距離(例えば、3.9mm)離れた
位置に配されている。つまり、1列写真プリント52と
1列写真プリント53とでは、穿設された穴(コマ穴及
びソート穴)の距離関係が切断端Xに対して対称となっ
ている。
【0063】図6は、葉書貼り合わせ機の概略構成図で
ある。この葉書貼り合わせ機は、前述の工程で得られた
ロール状の1列写真プリント52、53の1画像分の領
域の裏面に葉書Cを貼り合わせた後、葉書寸法に切断す
るものである。ここでは、一方のロール状の1列写真プ
リント52を処理する葉書き貼り合わせ機17Aを示し
ている。
【0064】この葉書貼り合わせ機17Aは、1列写真
プリント52の搬送経路を形成する複数の搬送ローラか
らなる搬送ローラ群と、この搬送ローラ群による搬送中
に1列写真プリント52の裏面側に接着剤層を形成させ
る接着剤塗布部80と、葉書Cを1枚ずつ供給する葉書
供給部86と、葉書供給部86から供給された葉書Cを
1列写真プリント52に焼き付けられた1画像分と重な
るように送り出す葉書送り出し部88と、葉書送り出し
部88により送り出された葉書Cと1列写真プリント5
2とを圧接して両者を裏面同士で貼り合わせる圧接部9
0と、葉書Cが貼り付けられた1列写真プリント52の
1画像毎に4辺を切断することにより葉書寸法とする切
断部92とを備えている。
【0065】この葉書貼り合わせ機17Aにロール状の
1列写真プリント52がセットされて葉書貼り合わせの
スイッチが投入されると、搬送ローラ群により1列写真
プリント52が一端から引き出されて接着剤塗布部80
に導かれる。
【0066】接着剤塗布部80において、1列写真プリ
ント52は、接着剤層と離形紙84とからなる両面テー
プ82をその裏面側に貼着され、その状態で複数の搬送
ロールによりしばらく搬送されて両面テープ82との密
着性を確実にされる。その後、スクレーパ94により離
形紙84が剥がされて接着剤層のみが裏面側に残った状
態とされ、圧接部90に導かれる。
【0067】一方、葉書Cは、葉書供給部86の昇降台
96に裏面側を上にして積層されている。昇降台96の
上方には吸着部98が設けられており、図示しないモー
タの正逆回転によって昇降台96が上昇された時に、昇
降台96に積層された葉書Cのうち最上層にある葉書C
が、この吸着部98に吸着保持される。
【0068】なお、葉書Cと吸着部98との間には、昇
降台96の昇降方向と平行に配されたロッドに沿って上
下動可能なさばきアーム95が配されており、このさば
きアーム98は、昇降台96の下降時に他の葉書Cと共
に自重で下がるが、このとき吸着部98に吸着された葉
書Cの端部に引っ掛かって留められるため他の葉書Cと
共に下まで下がることができず、吸着された葉書Cの端
部を湾曲させた状態で止まる。この湾曲により、静電気
などにより最上層の葉書Cの下側にあった葉書Cが最上
層の葉書Cと共に吸着部98側に残っていても、最上層
の葉書Cから離れて落下するため、吸着部98には確実
に1枚の葉書Cのみが吸着される。吸着部98に吸着保
持された葉書Cはスライド送りされて、葉書送り出し部
88を構成する送り出しローラ対83に引き渡される。
【0069】葉書送り出し部88には、同期して回転す
る2対の送り出しローラ対83、85と、葉書Cの先端
を検出する先端位置検出センサ81と、1列写真プリン
ト52に穿設されたコマ穴及びソート穴を検出する穴位
置検出センサ87とが設けられている。
【0070】穴位置検出センサ87の検出領域は、処理
対象の1列写真プリントに穿設されたコマ穴の位置とソ
ート穴の位置とに固定されている。本実施形態では、1
列写真プリント52の右端(即ち切断端)Xから第1の
決定距離(例えば、40.7mm)離れた位置と、左端Y
から第2の所定距離(例えば、3.9mm)離れた位置と
に固定されている。なお、図6には図示しないが、もう
一方の写真プリント53に対して葉書貼り合わせ処理を
行う葉書貼り合わせ機17B(図1参照)は、写真プリ
ント53のコマ穴の位置とソート穴の位置とに合わせ
て、右端Zから第2の所定距離離れた位置と、左端X
(即ち切断端)から第1の決定距離離れた位置とに検出
領域が固定されている。
【0071】送り出しローラ対83に引き渡された葉書
Cはその先端が穴位置検出センサ87により検出された
1画像の先端位置と重なるように送り出しローラ対8
3、85により圧接部90に向かって送り出される。
【0072】圧接部90には、第1押圧ローラ対91と
第2押圧ローラ対93とが設けられており、1列写真プ
リント52及び1列写真プリント52の1画像と一致す
るように送り出された葉書Cは、第1押圧ローラ対91
により押圧されて写真プリント52aの接着層と葉書C
の裏面とが密着された後、第2押圧ローラ対93により
更に押圧されてその密着を確実にされてから、切断部9
2に導かれる。
【0073】切断部92において、裏面に葉書が密着さ
れた1列写真プリント52は、押圧ローラ99により一
定速度で回動するロールカッタ97に押し付けられてロ
ールカッタ97に設けられた葉書枠の刃により葉書の4
辺に沿って枠抜きされる。
【0074】枠抜きにより得られた葉書付き写真プリン
トPは、ロールカッタ97の後段に設けられた葉書送り
出しローラ対89により外部に送り出される。この際、
枠抜き残部Dは、押圧ローラ99の下流側に連続したま
ま引き出される。
【0075】外部に送り出された葉書付き写真プリント
Pは、1件分の注文毎に仕分けされて出荷される。本実
施例では、1件分の注文を2つの画像列に跨って焼き付
けていることから、1ロールの2列写真プリント51か
ら得られる2ロールの1列写真プリントのそれぞれに1
件の注文による同じ画像が含まれている。例えば、注文
1では全部で6枚の注文だが3枚ずつ分かれて2ロール
の1列写真プリントのそれぞれに含まれ、注文2では全
部で5枚の注文だが奇数なので1枚多く設定されて3枚
と3枚に分かれて2ロールの1列写真プリントのそれぞ
れに含まれている。
【0076】そのため、葉書き貼り合わせ機17A、1
7B(図1参照)で貼り合わせた後、または計数機19
A、19B(図1参照)でカウントされた後、または帯
束機21A、21B(図1参照)によりソート毎に別々
にまとめられた後に、同じ画像(同じ注文)同士を一組
としてから出荷する。
【0077】なお、本実施例では2台の葉書貼り合わせ
機を用いた場合を示しているが、もちろん1台の葉書貼
り合わせ機により2つの1列写真プリントを処理するよ
うにしてもよい。この場合、それぞれの1列写真プリン
ト52、53に設けられたコマ穴及びソート穴の位置に
合わせて穴位置検出センサ87の検出領域をその都度調
整する構成としてもよいが、一方の1列写真プリント5
2のコマ穴とソート穴とに検出領域を合わせた葉書貼り
合わせ機に、他方の1列写真プリント53の処理の際に
は予め向きを逆にしてセットするようにしてもよい。
【0078】すなわち、他方の1列写真プリント53の
向きを逆にすれば、コマ穴とソート穴の距離関係が一方
の1列写真プリント52のコマ穴とソート穴の距離関係
と同じとなるので、一方の1列写真プリント52のコマ
穴とソート穴とに検出領域を合わせた葉書貼り合わせ機
であっても他方の1列写真プリント53のコマ位置とソ
ート位置との検出が可能となる。これにより、検出領域
の位置を一方の1列写真プリント52と他方の1列写真
プリント53とでいちいち変えなくとも、葉書貼り合わ
せ作業を支障なく進めることができる。
【0079】また、本発明の別の実施形態を図7に示
す。図7は、左右の画像列で焼き付ける画像を異ならせ
た場合の2列写真プリント51の実施形態を示してい
る。コマ穴及びソート穴の配置は、前述した図3と同様
で、中心線で分割される一方の側、本実施形態では左側
領域に第1パンチ16による位置決め用コマ穴100
a、100b、100c、…及び第2パンチによる第2
ソート穴202a、202b、202c、…が穿設さ
れ、他方の側、本実施形態では右側領域には第1パンチ
16による第1ソート穴102a、102b、102c
及び第2パンチによる識別用コマ穴200a、200
b、200c、…が穿設されている。
【0080】さらに、第2パンチ34による識別用コマ
穴200a、200b、200c…の穿設位置は、第1
パンチ16が穿設した位置決め用コマ穴100a、10
0b、100c、…の各々に対応しており、また、第2
ソート穴202a、202b、202c、…の穿設位置
は、第1パンチ16が穿設した第1ソート穴102a、
102b、102c、…の各々に対応している。
【0081】図7において、画像A1〜A6までが注文
1、画像B1〜B4までが注文2…というように1件分
の画像は、画像列A(画像A1〜A8を含む列)または
画像列B(画像B1〜B6を含む列)のうちの一列のみ
に焼き付けられている。すなわち、この2列写真プリン
ト51は、デジタル画像記録装置による焼き付けの際に
カラーペーパーの幅方向に2つの異なる画像を並列させ
て焼き付けることをカラーペーパーの長さ方向に繰り返
して得られたものである。
【0082】また、この方式では、隣り合う画像列同士
で注文者が異なるため、常に同じ枚数の注文同士を組み
合わせることができるとは限らないので、画像列Bにお
ける注文2のように、注文枚数分の焼き付けが終了して
も隣の列の焼き付けが終了するまで画像の焼き付けを続
けるようにする。すなわち、異なる画像を並列させて焼
き付ける場合には、1件の焼き付け枚数が多い方に焼き
付け枚数を合わせるので、1件の焼き付け枚数が多い方
の区切りに合わせてソート穴が穿設されることになる。
そのため、余分に焼き付けた注文の方は、後の計数時に
余分な枚数を取り除いて枚数を調整する。もちろん、注
文枚数分の焼き付けが終了したらそれ以上焼き付けを行
わないようにしてもよく、この場合は、後の計数時に数
合わせをしなくてすむ。
【0083】なお、この方式では、1件分の注文は1つ
の画像列のみに焼き付けられるため、1列写真プリント
から1件分としてまとめられる束がそのまま1件分とな
る。したがって、2つの1列写真プリントのそれぞれか
ら得られた同じ注文同士を組み合わせる必要がないの
で、その後の選別処理が簡単である。
【0084】なお、以上述べた実施形態は、葉書付き写
真プリントを製造する場合を述べたが、もちろん、本発
明は、写真プリントを製造する場合にも応用することか
できる。
【0085】写真プリントを製造する場合は、例えば、
図8に示すように、画像列Aと画像列Bとのいずれか一
方の列に1注文分のフィルムの画像が含まれるように、
フィルムの画像を印画紙の長さ方向に沿って焼付けるこ
とにより多数の注文のフィルムの画像を焼付けてもよい
し、図9のように、1注文分のフィルムの画像を印画紙
に2列に跨って焼付けることにより多数の注文のフィル
ムの画像を焼付けてもよい。その後、焼き付けた印画紙
を現像することにより2列写真プリント55が得られ
る。
【0086】得られた2列写真プリント55は、スリッ
タ70(図5参照)により画像列毎に分離してから、個
々の画像形成領域毎に切断して写真プリントを得る。
【0087】なお、以上の2つの例は2列写真プリント
としてからスリッタ70(図5参照)により切断する場
合を挙げたが、現像する前の画像を2列に焼き付けた印
画紙をスリッタ70(図5参照)により画像列毎に分離
してから、現像して1列写真プリントとした後、各画像
形成領域毎に切断する構成とすることも可能である。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1から請求
項4の発明によれば、多数個の画像を含む画像列を印画
紙の幅方向に複数列に焼き付けることにより、長尺状の
印画紙で処理できる画像の枚数を増加させたので1連の
処理にかかる能率が向上し、従来よりも葉書付き写真プ
リントの生産性を向上できる、という効果が得られる。
【0089】また、請求項5から請求項10の発明によ
れば、従来の生産ラインを大幅に変えることなく1ロー
ルの印画紙の処理にかかる能率が向上し、従来よりも写
真プリントの生産性を向上できる、という効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の葉書付き写真プリントの製造方法の流
れを示すフロー図である。
【図2】デジタル画像記録装置の概略構成図である。
【図3】本実施形態の2列写真プリントの部分説明図で
ある。
【図4】図3に示した写真プリントの部分拡大図であ
る。
【図5】本実施形態のスリッタの要部を示す説明図であ
る。
【図6】本実施形態で用いる葉書貼り合わせ機の概略構
成図である。
【図7】別の実施形態の2列写真プリントの説明図であ
る。
【図8】本実施形態を写真プリントに応用した場合の2
列写真プリントの部分説明図である。
【図9】本実施形態を写真プリントに応用した場合の別
の構成の2列写真プリントの部分説明図である。
【符号の説明】
51 2列写真プリント 52、53 1列写真プリント 100a、100b、100c、… 位置決め用コマ
穴 102a、102b、102c、… 第1ソート穴 200a、200b、200c、… 識別用コマ穴 202a、202b、202c、… 第2ソート穴

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】写真プリントの裏面に葉書が貼り合わされ
    た葉書付き写真プリントを作成する葉書付き写真プリン
    トの製造方法であって、 複数個の画像を含む画像列を長尺状の印画紙の長さ方向
    に沿って複数列焼き付ける焼き付け工程と、 焼き付けられた印画紙を現像して複数列の画像列が形成
    された並列写真プリントを作成するプリント作成工程
    と、 並列写真プリントの各画像形成部分の裏面と葉書の裏面
    とを重ねて貼り合わせる貼り合わせ工程と、 並列写真プリントと葉書とが貼り合わされた後、葉書の
    辺に沿って切断する切断工程と、 を含む葉書付き写真プリントの製造方法。
  2. 【請求項2】写真プリントの裏面に葉書が貼り合わされ
    た葉書付き写真プリントを作成する葉書付き写真プリン
    トの製造装置であって、 複数個の画像を含む画像列を長尺状の印画紙の長さ方向
    に沿って複数列焼き付ける焼き付け手段と、 焼き付けられた印画紙を現像して複数列の画像列が形成
    された並列写真プリントを作成するプリント作成手段
    と、 並列写真プリントの各画像形成部分の裏面と葉書の裏面
    とを重ねて貼り合わせる貼り合わせ手段と、 並列写真プリントと葉書とが貼り合わされた後、葉書の
    辺に沿って切断する切断手段と、 を含む葉書付き写真プリントの製造装置。
  3. 【請求項3】写真プリントの裏面に葉書が貼り合わされ
    た葉書付き写真プリントを作成する葉書付き写真プリン
    トの製造方法であって、 複数個の画像を含む画像列を長尺状の印画紙の長さ方向
    に沿って複数列焼き付ける焼き付け工程と、 焼き付けられた印画紙を現像して複数列の画像列が形成
    された並列写真プリントを作成するプリント作成工程
    と、 並列写真プリントの画像列が形成された部分の間を切断
    して並列写真プリントを画像列が形成された画像列写真
    プリントに分離する分離工程と、 画像列写真プリントの各画像形成部分の裏面と葉書の裏
    面とを重ねて貼り合わせる貼り合わせ工程と、 画像列写真プリントと葉書とが貼り合わされた後、葉書
    の辺に沿って切断する切断工程と、 を含む葉書付き写真プリントの製造方法。
  4. 【請求項4】写真プリントの裏面に葉書が貼り合わされ
    た葉書付き写真プリントを作成する葉書付き写真プリン
    トの製造装置であって、 複数個の画像を含む画像列を長尺状の印画紙の長さ方向
    に沿って複数列焼き付ける焼き付け手段と、 焼き付けられた印画紙を現像して複数列の画像列が形成
    された並列写真プリントを作成するプリント作成手段
    と、 並列写真プリントの画像列が形成された部分の間を切断
    して並列写真プリントを画像列が形成された画像列写真
    プリントに分離する分離手段と、 画像列写真プリントの各画像形成部分の裏面と葉書の裏
    面とを重ねて貼り合わせる貼り合わせ手段と、 画像列写真プリントと葉書とが貼り合わされた後、葉書
    の辺に沿って切断する切断手段と、 を含む葉書付き写真プリントの製造装置。
  5. 【請求項5】複数個の画像を含む画像列を長尺状の印画
    紙の長さ方向に沿って複数列焼き付ける焼付け手段と、 焼き付けられた印画紙から複数列の画像列が形成された
    並列写真プリントを作成するプリント作成手段と、 得られた並列写真プリント上に形成されている各画像形
    成部分毎に切断する切断手段と、 を含む写真プリントの製造装置。
  6. 【請求項6】前記切断手段は、 前記並列写真プリントの画像列が形成された部分の間を
    切断して並列写真プリントを画像列が形成された画像列
    写真プリントに分離する第1の切断手段と、 前記画像列写真プリントを各画像形成部分毎に切断する
    第2の切断手段と、 を備えている請求項5に記載の写真プリントの製造装
    置。
  7. 【請求項7】複数個の画像を含む画像列を長尺状の印画
    紙の長さ方向に沿って複数列焼き付ける焼付け工程と、 焼き付けられた印画紙から複数列の画像列が形成された
    並列写真プリントを作成するプリント作成工程と、 得られた並列写真プリント上に形成されている各画像形
    成部分毎に切断する切断工程と、 を含む写真プリントの製造方法。
  8. 【請求項8】前記切断手段は、 前記並列写真プリントの画像列が形成された部分の間を
    切断して並列写真プリントを画像列が形成された画像列
    写真プリントに分離する第1の切断工程と、 前記画像列写真プリントを各画像形成部分毎に切断する
    第2の切断工程と、 を備えている請求項7に記載の写真プリントの製造方
    法。
  9. 【請求項9】複数個の画像を含む画像列を長尺状の印画
    紙の長さ方向に沿って複数列焼き付ける焼付け手段と、 複数列の画像列が形成された印画紙の画像列の間を切断
    して画像列毎に分離する分離手段と、 該分離手段により分離された印画紙毎に現像して画像列
    写真プリントを作成するプリント作成手段と、 前記画像列写真プリントの各画像形成部分毎に切断する
    切断手段と、 を含む写真プリントの製造装置。
  10. 【請求項10】複数個の画像を含む画像列を長尺状の印
    画紙の長さ方向に沿って複数列焼き付ける焼付け工程
    と、 複数列の画像列が形成された印画紙の画像列の間を切断
    して画像列毎に分離する分離工程と、 該分離工程で分離された印画紙毎に現像して画像列写真
    プリントを作成するプリント作成工程と、 前記画像列写真プリントの各画像形成部分毎に切断する
    切断工程と、 を含む写真プリントの製造方法。
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JP27867298A Pending JPH11180077A (ja) 1997-10-17 1998-09-30 葉書付き写真プリントの製造方法、葉書付き写真プリントの製造装置、写真プリントの製造方法及び写真プリントの製造装置

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JP (1) JPH11180077A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001047242A1 (en) * 1999-12-22 2001-06-28 Claudio Bianchini Improvement of equipment for the realization of personalized postal cards and similar
JP2010231800A (ja) * 2000-01-25 2010-10-14 Vistaprint Usa Inc 印刷ジョブの管理
JP2013240901A (ja) * 2012-05-18 2013-12-05 Jvis Co Ltd ポストカードの製造方法

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