JPH11179343A - 浄水殺菌装置 - Google Patents

浄水殺菌装置

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JPH11179343A
JPH11179343A JP34931097A JP34931097A JPH11179343A JP H11179343 A JPH11179343 A JP H11179343A JP 34931097 A JP34931097 A JP 34931097A JP 34931097 A JP34931097 A JP 34931097A JP H11179343 A JPH11179343 A JP H11179343A
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JP
Japan
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adsorption section
water
water purification
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current value
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Application number
JP34931097A
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English (en)
Inventor
Hideo Kashima
秀雄 加島
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Sanden Corp
Original Assignee
Sanden Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】吸着部への通電時間を制御し、吸着部を的確に
再生できる浄水殺菌装置を提供する。 【解決手段】水道水等の原水を導電性活性炭等の吸着部
20に通水して原水中のカルキ臭、カビ臭、トリハロメ
タン、細菌類等を吸着するとともに、吸着部20に通電
して加熱し吸着部20を再生させる浄水殺菌装置におい
て、吸着部20に流れる電流を検知する電流検知器36
を有するとともに、電流検知器36の検知電流値に基づ
き吸着部20への通電時間を制御する通電時間制御手段
30,35を有する構造となっている。これにより、電
流値が低いときは通電時間を長く、逆に高いときは通電
時間を短く設定でき、吸着部20を的確に再生できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水道水や地下水等
の原水を浄化殺菌して一般家庭用及び業務用の飲料水と
して供給する浄水殺菌装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の浄水殺菌装置として、導電性活
性炭等の吸着部に通水して原水中のカルキ臭、カビ臭、
トリハロメタン、細菌類等を吸着するものが知られてい
る。この吸着部で細菌類等の被吸着部を捕捉するが、こ
の浄水殺菌装置の長期間に亘る使用により吸着部に被吸
着物質が詰まり、吸着部で目詰まりを起こすおそれがあ
る。そこで、この種の浄水殺菌装置では、吸着部を再生
するため、所定のインターバルで吸着部を加熱して被吸
着物質を吸着部から脱離させ、外に排出する再生機構を
備えている。
【0003】この吸着部の再生機構として、吸着部に交
流電圧を印加する機構が採用されており、交流電圧の印
加により吸着部でジュール熱を発生させるようになって
いる。しかしながら、吸着部に長期間に亘って通水する
ときは、この水に含まれているミネラル成分が残留塩素
成分で酸化され、この酸化物が吸着部に徐々に堆積し、
吸着部の電気抵抗を上昇させ、この結果、吸着部に流れ
る電流値は徐々に低下して発熱量が減少し、ひいては再
生能力が低下するという問題点を有していた。
【0004】このような問題点を解決する構成として、
吸着部の電気抵抗を検知する電気抵抗検知器を設置し、
この電気抵抗検知器からの検知信号に基づき電圧値を可
変する機構が考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、導電性
活性炭はそれ自体の電気抵抗が数オームと小さく、ま
た、その値が製造過程で大きく異なってくるため、適正
な電流値を求めにくいし、また、電圧値を可変するため
の構造が必要となり構造上複雑なものとなる。更に、こ
の電気抵抗は検知対象の温度により大きく異なるため、
これまた適正な電流値を求めにくいものとなっている。
【0006】本発明の目的は前記従来の課題を解決する
ため、吸着部への通電時間を制御し、吸着部を的確に再
生できる浄水殺菌装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、請求項1の発明は、水道水等の原水を導電性
活性炭等の吸着部に通水して原水中のカルキ臭、カビ
臭、トリハロメタン、細菌類等を吸着するとともに、吸
着部に通電して加熱し吸着部を再生させる浄水殺菌装置
において、吸着部に流れる電流を検知する電流検知器を
有するとともに、電流検知器の検知電流値に基づき吸着
部への通電時間を制御する通電時間制御手段を有する構
造となっている。
【0008】請求項1の発明によれば、吸着部に通電さ
れている電流値に基づき通電時間が設定される。即ち、
電流値が低いときは通電時間を長く、逆に高いときは通
電時間を短く設定できる。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の浄水殺菌装
置において、吸着部が設定温度となっているときの検知
電流値に基づき通電時間が制御されるため、温度変化に
伴う検知電流値のバラツキを防止できる。
【0010】請求項3の発明は、検知電流値が上限設定
値を越えたとき、即ち、吸着部に過電流が流れていると
き、機器の安全を図るため、異常を告知するようになっ
ている。
【0011】
【発明の実施の形態】図1乃至図5は本発明に係る浄水
殺菌装置の一実施形態を示すもので、図1は浄水殺菌装
置の断面図、図2は浄水殺菌装置の回路図、図3は再生
処理制御を示すフローチャートの1、図4は再生処理制
御を示すフローチャートの2、図5は再生処理制御にお
ける吸着部の温度制御を示すフローチャートである。
【0012】本実施形態に係る浄水殺菌装置の構造を図
1を参照して説明する。この浄水殺菌装置は原水を貯留
する筒状の水槽10を有している。この水槽10はその
上下をキャップ11,12で閉塞する一方、この上キャ
ップ11には図示しない蛇口等に連通する導出口11a
を設け、下キャップ12には原水を水槽10内に導く導
入口12aを設けている。この導入口12aには給水弁
13a、プレフィルタ13b、逆止弁13c及び流量検
知器13dを設置した給水管13が連結しており、この
給水弁13aにより原水の通水及び非通水を行い、ま
た、逆止弁13cにより水槽10からの逆流を規制して
いる。また、この導入口12aには排水弁14aを有す
る排水管14が連結しており、この排水弁14aを開動
作させるとき、この水槽10内の水が排出される。導出
口11aには端末側の蛇口等に接続する送水管15と空
気導入弁16を有する溢水管17が連結しており、この
溢水管17の先端が排水弁14aの下流側の排水管14
に連結している。
【0013】次に、この水槽10内の構造を同じく図1
を参照して説明する。この水槽10内には、円筒状の吸
着部20が配置されている。この吸着部20は導電性を
有する繊維状の活性炭を用いて形成され、その上端は板
状の第1電極21を介して上キャップ11に保持され、
下端は板状の第2電極22を介してホルダー23により
保持されている。また、この吸着部20の外面と水槽1
0の内面との間には導入口12aと連通する環状の通路
24が形成され、導入口12aから流入した原水がこの
通路24を介して吸着部20内に流入するようにしてい
る。更に、この吸着部20はその下端と下キャップ12
との間に導電性のコイルバネ25を介在し、このコイル
バネ25により上キャップ11に向かって吸着部20を
付勢し、この吸着部20を水槽10内に固定している。
更にまた、この吸着部20には温度検知器26が装着さ
れ、この温度検知器26により吸着部20の温度を検知
するようになっている。なお、ホルダ23には吸着部2
0と導入口12aに連通する排水穴23aが形成されて
おり、この排水穴23aに逆止弁機能を備えた弁23b
を有している。
【0014】このように構成された浄水殺菌装置におい
て、水道水等の原水は図1の実線矢印に示すように、給
水弁13a→プレフィルタ13b→逆止弁13c→流量
検知器13d→導入口12a→通路24→吸着部20→
導出口11a→送水管15→端末(蛇口等)と順次流
れ、浄水を供給するようになっている。
【0015】続いて、本実施形態に係る浄水殺菌装置の
駆動制御回路を図2を参照して説明する。浄水殺菌装置
はマイクロコンピュータ等による制御装置30を備えて
自動化されている。制御装置30は中央演算装置(CP
U)31、制御プログラムを記憶しているメモリ32、
信号の入出力を行うI/Oポート33,34を有してい
る。このI/Oポート33は、流量検知器13d、温度
検知器26、タイマ35及び電流検知器36と制御装置
30との間の信号の入出力を行い、また、I/Oポート
34は制御装置30からの信号に基づき給水弁13a、
排水弁14a、空気導入弁16、表示ランプ37及び切
換スイッチ38に制御信号を出力するようになってい
る。
【0016】また、図2に示すように、各電極21,2
2にはトランス39で定電圧とされた交流電流が印加さ
れ、これを切換スイッチ40でオンオフ制御している。
また、この吸着部20の電流値は交流電流を検知する電
流検知器36で検知されている。制御装置30ではこの
検知電流値に基づき電極21,22への通電時間T(T
=T0×(I0/I))を求めるようになっている(ここ
で、T0;設定通電時間、I0;設定電流値、I;検知電
流値)。また、タイマ35は再生処理時間に至っている
か否かを監視するとともに、各電極21,22への通電
時間、各弁13a,14a,16の開閉時間を制御装置
30を通じて監視している。
【0017】この駆動制御回路に基づき再生処理制御が
行われる。この処理制御を図3乃至図5の各フローチャ
ートを参照して説明する。
【0018】まず、再生処理時間に至っているか否か
(吸着部20が目詰まりを起こすほど浄水殺菌装置を使
用継続したか)、また、給水弁13aが閉となっている
か(この給水弁13aの閉状態は流量検知器13dで流
水があるか否かで検知している)を判定する(S1,S
2)。これらの条件を満たすときは、所定時間(水槽1
0内の水が完全に排水される時間)に亘って空気導入弁
16及び排水弁14aを開とし、水槽10内の水を排水
管14を通じて排出する(S3〜S6)(排水工程)。
【0019】しかる後、各電極21,22に交流電圧を
印加する(S7)。これにより、電気抵抗体である吸着
部20自らがジュール熱によって発熱する。ここで、吸
着部20の温度Cが設定温度CSとなったときは(S
8)、電流値Iを測定する(S9)。この電流値Iが正
常値の範囲にあるか否かを判定し、この正常値を逸脱す
るほど過電流となっているときは、表示ランプ37を点
灯して再生処理制御を停止する(S10〜S12)。一
方、検知電流値Iが正常値の範囲内となっているとき
は、各電極21,22への通電時間を演算し、所定時間
に亘って吸着部20を一定の温度に制御する温度制御を
行う(S14〜S16)。
【0020】この温度制御は図5のフローチャートに示
すように行う。なお、このフローチャートで、C0
1,C2は吸着部20の設定温度であり、C0<C1<C
2の設定となっている。即ち、吸着部20の温度が設定
温度C0より低いときは、各電極21,22に通電する
(切換スイッチ40オン)(S15a,S15b)。こ
れにより、吸着部20が発熱し、この発熱による温度上
昇によって吸着部20の被吸着物質が脱離し、これと同
時に吸着部20に付着した細菌や微生物等が死滅する。
この吸着部20の温度上昇に伴い設定温度C1となった
ときは、各電極21,22への通電を停止し、吸着部2
0の温度を所定温度に維持している(S15c,S15
d)。なお、この温度制御において、吸着部20の温度
が設定温度C2に達しているとき、即ち、吸着部20の
温度が異常に高くなっているときは、表示ランプ37を
点灯して再生処理制御を停止する(S15e〜S15
g)。
【0021】このような加熱脱離工程が終了したとき
は、所定時間に亘って排水弁14aを閉じるとともに給
水弁13aを開く(S18〜S21)。これにより、原
水が水槽10内に流入し、吸着部20から脱離した物質
や死滅細菌類等を含んで溢水管17に流れ、更に排水管
14を通って外に排出され、吸着部20が洗浄される
(洗浄工程)。この洗浄工程が終了したときは、給水弁
13a及び空気導入弁16が閉じ、再生処理制御を終了
させる(S22)。
【0022】本実施形態によれば、吸着部20の電流I
を検知して各電極21,22への交流電流の通電時間を
設定している。ここで、吸着部20の加熱に必要な電力
Wは定電圧Eと電流Iの乗算により求められ、本実施形
態ではこの電流Iに基づいて通電時間を設定しているた
め、この通電時間が吸着部20の抵抗値に影響されるこ
となく、適切なものとなる。また、吸着部20の電流I
を検知するにあたり、設定温度CSで電流値を比較して
いるため、電流値も適正な値を取ることができる。更
に、検知された電流が過電流となっているときは、表示
ランプ37を通じて異常を告知するため、安全性の点で
も優れたものとなっている。
【0023】本実施形態では交流電流を吸着部20に通
電して、この吸着部20を加熱しているが、直流電流を
吸着部20に通電して加熱するようにしても良い。な
お、直流電流を通電するときは、クラマ・トランス方式
の直流電流検知器、磁束測定法による直流電流検知器、
或いは、サーボ方式の直流電流検知器を用いることとな
る。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、吸着部への通電時間が電流検知器の検知電流値
に基づき設定されるため、抵抗検知器による通電時間の
設定と比較し、的確な通電時間を設定でき、かつ、構造
も簡単になる。
【0025】請求項2の発明によれば、吸着部が設定温
度となっているときの検知電流値に基づき通電時間が制
御されるため、温度変化に伴う検知電流値のバラツキを
防止でき、吸着部への通電時間が更に的確なものとな
る。
【0026】請求項3の発明は、検知電流値が上限設定
値を越えたとき、即ち、吸着部に過電流が流れていると
き、異常を告知するようになっているため、安全性の点
でも優れたものとなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る浄水殺菌装置の断面図
【図2】本発明に係る浄水殺菌装置の回路図
【図3】本発明に係る浄水殺菌装置の再生処理制御を示
すフローチャートの1
【図4】本発明に係る浄水殺菌装置の再生処理制御を示
すフローチャートの2
【図5】本発明に係る浄水殺菌装置の再生処理制御にお
ける吸着部の温度制御を示すフローチャート
【符号の説明】
20…吸着部、21,22…電極、26…温度検知器、
30…制御装置、35…タイマ、36…電流検知器、3
7…表示ランプ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水道水等の原水を導電性活性炭等の吸着
    部に通水して原水中のカルキ臭、カビ臭、トリハロメタ
    ン、細菌類等を吸着するとともに、該吸着部に通電して
    加熱し該吸着部を再生させる浄水殺菌装置において、 前記吸着部に流れる電流を検知する電流検知器を有する
    とともに、該電流検知器の検知電流値に基づき該吸着部
    への通電時間を制御する通電時間制御手段を有すること
    を特徴とする浄水殺菌装置。
  2. 【請求項2】 前記吸着部の温度を検知する温度検知器
    を有するとともに、前記吸着部への通電時間は該検知温
    度が設定温度となっているときの検知電流値に基づき制
    御されることを特徴とする請求項1記載の浄水殺菌装
    置。
  3. 【請求項3】 前記検知電流値が上限設定値を越えたと
    き機器異常であることを告知する告知手段を有すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の浄水殺菌装
    置。
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