JPH11179196A - 超音波反応装置 - Google Patents

超音波反応装置

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JPH11179196A
JPH11179196A JP36506997A JP36506997A JPH11179196A JP H11179196 A JPH11179196 A JP H11179196A JP 36506997 A JP36506997 A JP 36506997A JP 36506997 A JP36506997 A JP 36506997A JP H11179196 A JPH11179196 A JP H11179196A
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JP
Japan
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temperature
water
ultrasonic
controlled
supplied
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Pending
Application number
JP36506997A
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English (en)
Inventor
Masanori Sato
正典 佐藤
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Honda Electronics Co Ltd
Original Assignee
Honda Electronics Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、超音波振動子で発生した超音波を
効率良く反応容器に伝達するようにした超音波反応装置
を提供するものである。 【構成】 制御装置11からパイプ13を介して、制御
装置11で加温又は冷却により温度制御された水2を脱
気装置14に供給し、脱気装置14で脱気された温度制
御された水2はパイプ10を介して恒温容器3に供給さ
れている。本発明では、制御装置11で温度制御された
水2を循環して脱気装置14に供給することにより、脱
気装置14で温度制御された水2から脱気するので、こ
の脱気された温度制御された水2ではキャビテーション
が発生しにくいため、超音波振動子5で発生した超音波
は温度制御された水2でキャビテーションを発生するこ
となく、パワーを減衰しないで伝達され、反応容器4内
で強力なキャビテーションを発生することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波振動子で発生し
た超音波を効率良く反応容器に伝達するようにした超音
波反応装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、超音波反応装置としては、種々提
案されており、反応容器には、化学反応をさせる物質を
収納し、反応容器に超音波振動子から超音波を反応容器
に照射させながら反応させるため、温度制御は重要な要
素であるが、超音波振動子からの超音波の出力が大きく
なると、冷却方法が難しくなるため、図2に示すよう
に、ベース台1の上に冷却水2が循環される冷却容器3
が装着され、この冷却容器3の上部の蓋3aの孔から反
応容器4が挿入され、反応容器4の底部4aと冷却容器
3の底部3bの間隔が微小になるように反応容器4の大
半が冷却水2に浸漬されて蓋3aに固定され、又、反応
容器4の底部の近傍の冷却容器3の底部3bに超音波振
動子5が固着されて2重水槽が構成されている。
【0003】そして、この超音波振動子5に増幅器6が
接続され、又、増幅器6に発振装置7が接続され、さら
に、冷却容器3にパイプ8を介してオーバーフローした
冷却水2はタンク9に溜められ、又、タンク9からパイ
プ10を介して制御装置11で吸引された冷却水2は制
御装置11で冷却されてパイプ12を介して冷却容器3
に供給されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成された超音波反応装置では、発振装置7からの
発振信号は増幅器8で増幅されて超音波振動子5に入力
されると、超音波振動子5で発生した超音波は冷却容器
1の冷却水2にを介して反応容器4に照射されるが、こ
の冷却水2でキャビテーション現象が生じるために超音
波のパワーが冷却水2で使われてしまい、反応容器3内
に強いキャビテーションを作り出すことができないとい
う欠点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、制御装置によ
って温度制御された水が循環される恒温容器と、該恒温
容器に内装された反応容器と、該反応容器の底部と近傍
の前記反応容器の底部に固着された超音波振動子と、該
超音波振動子に接続された発振信号を供給する発振装置
とからなる超音波反応装置において、前記制御装置によ
って前記反応容器に供給する温度制御された水を脱気装
置に供給し、該脱気装置で前記温度制御された水を脱気
するものである。
【0006】
【作用】本発明では、温度制御された水を循環する循環
経路に脱気装置を設置することにより、恒温容器の温度
制御された水を脱気することにより、脱気した温度制御
された水ではキャビテーションが発生しにくいために、
超音波は温度制御された水で減衰することなく反応容器
内の液体に伝達され、反応容器内で強力にキャビテーシ
ョンを発生させることができる。
【0007】
【実施例】図1は、本発明の1実施例の超音波反応装置
の断面図で、1はベース台、2は冷却水、4は反応容
器、5は超音波振動子、7は発振装置、8はパイプ、9
はタンク、10はパイプ、11は制御装置、12はパイ
プであり、これらの構成は上記従来例と同じであるの
で、説明は省略するが、本実施例では、容器3は恒温容
器として構成し、又、制御装置11からパイプ13を介
して、制御装置11で加温又は冷却により温度制御され
た水2を脱気装置14に供給し、脱気装置14で脱気さ
れた温度制御された水2はパイプ10を介して恒温容器
3に供給されている。
【0008】このように構成された本実施例の超音波反
応装置では、制御装置11で温度制御された水2を循環
して脱気装置14に供給することにより、脱気装置14
で温度制御された水2から脱気するので、この脱気され
た温度制御された水2ではキャビテーションが発生しに
くいため、超音波振動子5で発生した超音波は温度制御
された水2でキャビテーションを発生することなく、パ
ワーを減衰しないで伝達され、反応容器4内で強力なキ
ャビテーションを発生することができる。
【0009】なお、恒温容器3及び反応容器4をガラス
の2重水槽とすることにより、外部から反応容器4に発
生したキャビテーションの発生状況及び反応の観察を容
易にすることができるが、これらの恒温容器3及び反応
容器4はガラス以外に金属又は樹脂でも構成することが
できる。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の超音波反
応装置では、温度制御された水を脱気装置に循環させて
温度制御された水を脱気することにより、恒温容器の外
部から超音波振動子で発生した超音波を恒温容器を通し
て反応容器に供給しても、温度制御された水にキャビテ
ーションが発生しないため、超音波は温度制御された水
でパワーが減衰することなく反応容器に供給されるの
で、反応容器内に強力なキャビテーションを発生するこ
とができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例の超音波反応装置の断面図で
ある。
【図2】従来例の超音波反応装置の断面図である。
【符号の説明】
1 ベース台 2 温度制御された水 3 恒温容器 4 反応容器 5 超音波振動子 7 発振装置 8、10、12、13 パイプ 9 タンク 11 制御装置 14 脱気装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御装置によって温度制御された水が循
    環される恒温容器と、該恒温容器に内装された反応容器
    と、該反応容器の底部と近傍の前記反応容器の底部に固
    着された超音波振動子と、該超音波振動子に接続された
    発振信号を供給する発振装置とからなる超音波反応装置
    において、前記制御装置によって前記反応容器に供給す
    る温度制御された水を脱気装置に供給し、該脱気装置で
    前記温度制御された水を脱気することを特徴とする超音
    波反応装置。
JP36506997A 1997-12-19 1997-12-19 超音波反応装置 Pending JPH11179196A (ja)

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JP36506997A JPH11179196A (ja) 1997-12-19 1997-12-19 超音波反応装置

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JPH11179196A true JPH11179196A (ja) 1999-07-06

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JP (1) JPH11179196A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100345624C (zh) * 2005-10-31 2007-10-31 四川大学 管式循环超声波化学反应装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100345624C (zh) * 2005-10-31 2007-10-31 四川大学 管式循环超声波化学反应装置

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