JPH11178917A - 吸引圧脈動式搾乳器 - Google Patents
吸引圧脈動式搾乳器Info
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Abstract
シリンダ部と、シリンダ部内に挿着されたピストン部
と、ピストン部をシリンダ部内のシリンダ空間内におい
て往復動させて乳房覆い部内に脈動的に吸引圧を作り出
すようにさせるための駆動部とを備え、シリンダ空間を
定めるシリンダ部の内壁寸法は、乳房覆い部に近い側に
おいては、ピストン部のピストン頭の外周を密着させて
所定の長さの吸引部を与え、乳房覆い部から遠い側にお
いては、ピストン部のピストン頭の外周との間に若干の
隙間を与えて、吸引圧によって搾乳された乳を外部へと
収集させるための乳収集部を与えるように選定されてお
り、乳収集部に対応するシリンダ部の底部には、そこに
収集された乳を外部へと送出しうるようにする穴部が形
成されている。 【効果】 構造が非常に簡単で、小型とでき、消費電力
も少なくてすみ、それだけコストを低減でき、しかも衛
生状態を容易に保つことが可能である。
Description
のであり、より詳細に述べるならば、新生児に後で飲ま
すことができるように貯蔵するために、母乳を乳房から
抽出するための搾乳器に関するものである。
れることがあり、代表的には、2つのタイプに分かれ
る。すなわち、モータによって駆動されるものと、手動
のものとがある。この種の、いわゆる乳房ポンプは、モ
ータ駆動のものでも手動のものでも、実際乳児が母乳を
吸うのと同じ効果を出し易い等の理由から、往復動ピス
トンポンプを使用して脈動的に吸引圧を乳房に掛けるこ
とにより搾乳する吸引圧脈動式のものが主流である。
しては、例えば、特開平1−317448号公報や米国
特許第4929229号明細書に開示されたようなもの
がある。これら従来の吸引圧脈動式搾乳器は、使用に際
して乳房に対して装着され乳頭部を受け入れる開口部を
有した乳房覆い部と、この乳房覆い部の内部に連通して
搾乳された乳を収集するための収集室部と、乳房覆い部
の内部に吸引圧を作り出すための往復動ピストンポンプ
部と、乳房覆い部と往復動ピストンポンプ部とを接続す
るための接続部とを、主として備えてなっている。
よって乳房覆い部内に吸引圧を作り出す際には、収集室
部の内部を外部に対して密閉するが、そこに収集された
乳を外部へと送出するために収集室部内部を外部へと開
放させるように作動するディスクが設けられている。ま
た、乳房覆い部と収集室部との間で且つ往復動ピストン
ポンプ部への真空ラインの途中には、搾乳された乳が往
復動ピストンポンプ部の方へ入り込んでしまわないよう
にするための分離壁等も設けられている。
れば、収集室部に適当な容器を接続し、乳房覆い部を乳
房の部分に装着して、往復動ピストンポンプ部を作動さ
せれば、乳房覆い部内に脈動的に発生される負圧または
真空のために、乳首および隣接部分が乳首覆い部内の狭
い部分に吸引され引っ張られる。このような引っ張り作
用は、乳児が吸引するように乳房をマッサージして圧縮
し、母乳の抽出を生じさせる。乳首覆い部内に抽出され
た母乳は、収集室部へと導かれて、収集室部のディスク
が外部への開放を許すときに、そこに接続された容器内
へと捕集されるのである。
うな従来の搾乳器は、乳房覆い部や収集室部等の内部構
造が複雑で、それだけコスト高となっており、また、使
用後の清掃も非常に難しく、衛生上の問題もあった。
容器へと捕集される前に、乳房覆い部の分離壁や収集室
部のディスク等に接触するので、それだけ母乳の衛生状
態を良好に保つのが難しい。
と流れ込んでしまった母乳は、廃棄するしかなく、それ
だけ、母乳の捕集率が低くなってしまう。
良が生じ易い。また、母乳が捕集容器へと送出されるタ
イミングも不規則となり易い。
圧は、接続部および収集室部を通して乳房覆い部の内部
へと及ぼされねばならないので、負圧空間が大きく、必
要な吸引圧を発生させるためには、それだけ大きな動力
が必要となる。したがって、ピストンポンプを電気モー
タにて駆動するような場合には、それだけ消費電力が大
きくなってしまう。電池電源の場合には、特に、この点
は重大な問題となる。
術の問題点を解消しうるような吸引圧脈動式搾乳器を提
供することである。
式搾乳器は、使用に際して乳房に対して装着され乳頭部
を受け入れる開口部を有した乳房覆い部と、該乳房覆い
部の前記開口部とは反対側において該乳房覆い部内と連
通するシリンダ空間を定めるシリンダ部と、該シリンダ
部内に挿着されたピストン部と、該ピストン部を前記シ
リンダ空間内において往復動させて前記乳房覆い部内に
脈動的に吸引圧を作り出すようにさせるための駆動部と
を備えており、前記シリンダ空間を定めるシリンダ部の
内壁寸法は、前記乳房覆い部に近い側においては、前記
ピストン部のピストン頭の外周を密着させて所定の長さ
の吸引部を与え、前記乳房覆い部から遠い側において
は、前記ピストン部のピストン頭の外周との間に若干の
隙間を与えて、前記吸引圧によって搾乳された乳を外部
へと収集させるための乳収集部を与えるように選定され
ており、前記乳収集部に対応する前記シリンダ部の底部
には、そこに収集された乳を外部へと送出しうるように
する穴部が形成されていることを特徴とする。
シリンダ部の内壁には、前記吸引部と前記乳収集部との
間の遷移部に対応する部分においてテーパ部が形成され
ている。
ンダ部には、前記穴部を包囲する位置において、搾乳さ
れた乳を捕集するための乳捕集容器を接続するための容
器接続手段が設けられている。
駆動部は、電気モータと、該電気モータの回転軸に接続
され該回転軸の回転運動を前記シリンダ空間の軸方向に
そう往復運動へと変換するためのクランク手段とを備え
ており、前記ピストン部のピストン軸は、前記クランク
手段に連結されている。
房覆い部には、吸引圧調節手段が設けられている。
前記乳房覆い部と前記シリンダ部とは、第1の構成部分
として一体的に形成されており、前記駆動部は、前記第
1の構成部分に対して着脱自在な第2の構成部分として
形成されたハウジングの内部に配置されている。
前記ピストン部は、前記ハウジングが前記第1の構成部
分から外されるときには、該ハウジングと共に前記シリ
ンダ部から外されるようにされており、前記ピストン部
の前記ピストン頭は、前記ピストン軸の先端部に対して
着脱自在なものとされている。
前記ハウジングの内壁には、前記ピストン部の前記ピス
トン軸を直線的に往復動させるためのピストン軸ガイド
が形成されている。
記ハウジングには、前記第1の構成部分に対して固定す
るためのバックルが設けられている。
は、片手で把持しうるようにするグリップ部が設けられ
ている。
明の実施例について、本発明をより詳細に説明する。
脈動式搾乳器を、組立てた状態において乳捕集容器を接
続した状態で示す概略断面図であり、図2は、図1の吸
引圧脈動式搾乳器の幾つかの構成部分を分解した状態で
示す概略断面図である。これら図1および図2に示され
るように、この実施例の吸引圧脈動式搾乳器は、主とし
て、使用に際して乳房に対して装着され乳頭部を受け入
れる開口部11を有した乳房覆い部10と、乳房覆い部
10の開口部11とは反対側において乳房覆い部10内
と連通するシリンダ空間を定めるシリンダ部20と、シ
リンダ部20内に挿着されたピストン部50と、ピスト
ン部50をシリンダ空間内において往復動させて乳房覆
い部10内に脈動的に吸引圧を作り出すようにさせるた
めの駆動部60とを備えている。
めるシリンダ部20の内壁寸法は、乳房覆い部10に近
い側においては、後述するようなピストン部50のピス
トン頭51の外周を密着させて所定の長さの吸引部21
を与え、乳房覆い部10から遠い側においては、ピスト
ン部50のピストン頭51の外周との間に若干の隙間を
与えて、吸引圧によって搾乳された乳を外部へと収集さ
せるための乳収集部22を与えるように選定されてい
る。そして、シリンダ部20の内壁には、吸引部21と
乳収集部22との間の遷移部に対応する部分においてテ
ーパ部23が形成されている。
底部には、そこに収集された乳を外部へと送出しうるよ
うにする穴部24が形成されている。図3の部分横断面
図によく示されているように、この実施例では、この穴
部24は、ピストン頭51の最後退位置(図1において
仮想線で示した位置)を境にして前に配置された1対の
ほぼ四角形状の前方穴24Aと、ピストン頭51の最後
退位置を境にして後に配置されたほぼ四角形状の後方中
央穴24Bおよびほぼ四半円形状の左右一対の後方側部
穴24Cとから形成されている。
部20には、穴部24を包囲する位置において、搾乳さ
れた乳を捕集するための乳捕集容器1を接続するための
容器接続部30が設けられている。この容器接続部30
は、シリンダ部20の乳収集部22の底面部から下方へ
と延長するようにして、全体として円筒状に形成されて
いる。そして、図1によく示されるように、この容器接
続部30の下端部の内周には、乳捕集容器1の口部のネ
ジ部1Aをねじ込むためのネジ部31が形成されてい
る。
は、吸引圧調節部40を着脱自在に取り付けるための取
付け部12が形成されている。この取付け部12は、乳
覆い部10の壁部に形成された通気穴13を取り囲むよ
うにして形成された二重の円筒壁で構成されている。吸
引圧調節部40の詳細構造および動作については、後述
する。この実施例では、図2によく示されるように、取
付け部12を含む乳覆い部10と、容器接続部30を含
むシリンダ部20とは、第1の構成部分として、適当な
材料、例えば、プラスチック材料にて一体的に成形され
ている。
トン頭51と、このピストン頭51を前端に着脱自在に
取り付けうるようにしたピストン軸52とからなってい
る。図2によく示されるように、ピストン軸52の前端
の軸中心には、雌ネジ穴52Aが形成されており、ピス
トン頭51の後端軸に雄ネジ51Aが形成されており、
雌ネジ穴52Aへ雄ネジ51Aをねじ込むことにより、
ピストン頭51をピストン軸52に取り付け固定できる
ようになっている。
10、取付け部12、シリンダ部20および容器接続部
30を構成する第1の構成部分に対して着脱自在とされ
た第2の構成部分として形成されたハウジング61を備
えている。このハウジング61も、適当な材料、例え
ば、プラスチック材料にて一体的に成形されている。そ
して、駆動部60は、このハウジング61内に配置され
た、電気モータ62と、電気モータ62の回転軸に接続
され、この回転軸の回転運動をシリンダ空間の軸方向に
そう往復運動へと変換するためのクランク機構63とを
備えている。この実施例では、電気モータ62とクラン
ク機構63との間には、ギヤユニット64が介在してお
り、ギヤユニット64は、電気モータ62の回転軸の回
転速度を適当に変速して、クランク機構63へ伝える。
ハウジング61内には、電気モータ62を付勢するため
の電源としての電池を装着しうるようになった電池部6
5も設けられている。勿論、ハウジング61には、外部
から、このような電池電源をオンオフしうる適当なスイ
ッチ(図示していない)が設けられている。
は、図4の部分横断面図によく示されているように、電
気モータ62の回転速度を変速して出力するギヤユニッ
ト64の出力軸に接続されて回転されるクランクアーム
63Aと、このクランクアーム63Aの自由端を遊動的
に係合させた、ほぼO字状の移動子63Bと、ハウジン
グ61の内壁にそって平行に形成された1対のピストン
軸ガイド63Cとからなっている。ピストン軸ガイド6
3Cは、移動子63Bの両側縁を挟み込むようにして、
ピストン部50のピストン軸52を一層直線的に往復動
させるように、移動子63Bの移動を案内するものであ
る。シリンダ部20の軸方向にそう移動子63Bの直線
運動自体は、ハウジング61の対向する平行内壁に、移
動子63Bの両側面が規制されることによって行われ
る。ピストン部50のピストン軸52の後端は、クラン
ク機構63の移動子63Bの中心部に連結されている。
61の周囲には、バックル70が取付けられるようにな
っており、このバックル70は、乳覆い部10、取付け
部12、シリンダ部20および容器接続部30を構成す
る第1の構成部分に対して、第2の構成部分であるハウ
ジング60を、図1に示す如く組み付けたときに、容器
接続部30の外周に係合して、両者の組み付け状態を固
定する作用を果たす。また、このバックル70には、こ
のように組み合わせられた搾乳器全体を片手で把持しう
るようにするグリップ部71が設けられている。
される吸引圧調節部40の詳細構造および動作につい
て、特に、図5および図6を参照して説明する。図5
は、吸引圧調節部40の分解部品配列斜視図であり、図
6は、その吸引圧調節部40のケースの構造の詳細を示
すための一部破断斜視図である。この実施例における吸
引圧調節部40は、加圧開放弁としての機能も果たすも
のであり、図5によく示されるように、例えば、プラス
チック材料にて形成されたケース41と、例えば、金属
の薄い板で形成されたプレート42と、例えば、ゴム材
料で形成されたクッション43と、例えば、プラスチッ
ク材料で形成されたコマ44と、例えば、プラスチック
材料で形成された調節ツマミ45とを備えている。
成形されたものであり、下端部は、図1によく示される
ように、乳覆い部10の取付け部12に挿着しうる寸法
とされている。その下端部の外周には、図6によく示さ
れるように、Oリング46を装着するための周囲溝41
Aが設けられている。このOリング46は、ケース41
の下端部を取付け部12へ挿着したときの密着性を高め
るためのものである。ケース41の上端部は、プレート
42、クッション43およびコマ44を収納しうる凹部
を作り出しており、この凹部の底面部には、乳覆い部1
0の通気穴13と連通する貫通穴41Bを有した底部溝
41Cが形成されている。また、この凹部の底面部に
は、プレート42およびクッション43を取り付け固定
するための取付け溝41Dおよび取付け柱41Eが形成
されている。
に大きな直径を有する圧力開放弁用の穴42Aと、この
穴42Aの両側で複数個所に、比較的に直径の小さな圧
力調整用の穴42Bとが形成されている。これらの穴4
2Bは、後述するようなピストン−シリンダの作用によ
り、乳覆い部10内に負圧が形成されようとするとき
に、外気を乳覆い部10内へと吸い込めるようにして、
その負圧の大きさを調整できるようにするものである。
さらに、このプレート42には、ケース41の取付け柱
41Eを挿通させる取付け穴42Cと、後述するクッシ
ョン43の取付け凸部43Cを挿通させる挿通穴42D
とが形成されている。
チレバー型の弁43Aが形成されており、周辺には、プ
レート42に形成された穴42Bのそれぞれと一致する
位置に、圧力調整用の穴43Bが形成されている。弁4
3Aは、プレート42の圧力開放弁用の穴42Aを、常
時は、閉じているが、後述するようなピストン−シリン
ダの作用により、乳覆い部10内が加圧されようとする
ときには、その穴42Aを開放してその加圧力を開放さ
せる作用をするものである。また、クッション43の上
面の穴43Bの周辺部は、盛り上げられており、後述す
るコマ44の下面とクッション43の上面との間に空間
が作り出されるようにしている。さらに、このクッショ
ン43の下面には、プレート42の挿通穴42Dに挿通
されて、さらに、ケース41の取付け溝41Dに嵌まり
込みうる取付け凸部43Cが設けられており、また、ケ
ース41の取付け柱41Eの先端を受け入れる受入穴
(図示していない)が設けられている。
取付け固定される形状とされていて、その下面の外周の
一部分に、圧力調整用の切欠き凹部44Aが形成されて
いる。すなわち、クッション43の上面にコマ44の下
面が接触した状態においては、そのコマ44の下面の切
欠き凹部44Aに対応する位置にある穴43Bのみが外
気を吸込みうるものとされるのである。一方、プレート
42の圧力開放弁用の穴42Aが弁43Aによって開放
されたときには、前述したようなクッション43の上面
とコマ44の下面との間に形成された空間を通して、圧
力が開放されうるのである。
ていないが、コマ44の上端部を取付け固定しうるよう
な形状とされている。図1によく示されているように、
この調節ツマミ45は、ケース41の上端に対して回転
しうるように挿着されるような形状とされている。すな
わち、調節ツマミ45をケース41に対して回転させる
と、コマ44が一緒に回動させられることにより、その
切欠き凹部44Aによって開放されるクッション43の
穴43Bおよびプレート42の穴42Bの数が変化させ
られ、それにより、圧力調整を行えるようになってい
る。
脈動式搾乳器の全体的な動作について説明する。搾乳を
行おうとするユーザは、先ず、図1に示すように、乳捕
集容器1のネジ部1Aを容器接続部30のネジ部31に
ねじ込むことにより、乳捕集容器1を組み付けると共
に、ピストン部50をシリンダ部20内に挿着するよう
にして駆動部60を乳覆い部10に対して合体させて、
バックル70にてこの合体をロックする。
持して、このようにして組み立てられた搾乳器の乳覆い
部10の開口部11を通して、自身の乳房に対して乳覆
い部10を押し付けるようにして被せる。そして、吸引
圧調節部40の調節ツマミ45を回動させて、吸引圧を
所望値に設定する。その後、駆動部60に設けられた電
源スイッチ(図示していない)をオンに切り換える。
気モータ62の回転軸の回転により、ギヤユニット64
を介して、所定の回転速度にて、クランク機構63のク
ランクアーム63Aが回転させられる。このようなクラ
ンクアーム63Aの回転により、移動子63Bがハウジ
ング61の両側内壁およびピストン軸ガイド63Cによ
って案内されて、図1および図4において実線で示した
位置と仮想線で示した位置との間で往復動させられるよ
うになる。したがって、この移動子63Bに接続された
ピストン軸52も往復動させられ、ピストン頭51が、
シリンダ部20内において、図1に実線で示した位置と
仮想線で示した位置との間で往復動させられる。
0内での往復動作によって搾乳が行われるのであるが、
次に、その動作の詳細について説明する。先ず、図1に
おいてピストン頭51は、仮想線で示す位置、すなわ
ち、乳収集部22の底部の穴部24の前方穴24Aと、
後方中央穴24Bおよび後方側部穴24Cとの間の位置
にあると仮定する。この位置は、ピストン頭51の最後
退位置である。この位置からピストン頭51が前方へと
移動させられて、テーパ部23を越えて、吸引部21内
へと入って行くとき、乳覆い部10内の空気が圧縮され
始めて、圧力が高まろうとする。しかし、乳覆い部10
内の空気は、その圧力の高まりにより、圧力調節部40
の弁43Aが開くことにより、通気穴13および圧力開
放弁用の穴42Aを通して外部へと逃がされる。したが
って、ピストン頭51は、シリンダ部20の吸引部21
内へとスムーズに押し込まれうる。そして、ピストン頭
51は、図1において実線で示す位置、すなわち、最前
進位置へと移動する。
置から後方へと移動させられ始める。すると、この吸引
部21においては、ピストン頭51の外周はシリンダ部
の内壁に密着しているので、乳覆い部10内に吸引圧が
生ぜしめられ始める。このような吸引圧により、乳覆い
部10に装着された乳房が絞られ、搾乳が行われ始め
る。このような搾乳作用は、ピストン頭51が、吸引部
21と乳収集部22との間の遷移部に相当するテーパ部
23へと後退するまで続けられる。ピストン頭51がテ
ーパ部23を越えて後退すると、乳収集部22では、ピ
ストン頭51の外周とシリンダ部20の内壁との密着性
が失われるので、それ以上の吸引圧の発生は停止させら
れる。そして、ピストン頭51が仮想線で示す最後退位
置に達すると、搾乳された乳は、開放された穴部24
の、主として、前方穴24Aを通して且つ容器接続部3
0の内部を通して、そこに接続された容器1内へと落下
して、そこに捕集される。ピストン頭51の外周とシリ
ンダ部20の内壁との間の若干の隙間を通して、ピスト
ン頭51の後ろへと回り込んだ乳も、穴部24の後方中
央穴24Bおよび後方側部穴24Cを通して、容器1内
に捕集できる。
び、前方へと移動させられて、前述したような動作が繰
り返されることになる。こうして、乳覆い部10内に装
着された乳房には、脈動的に吸引圧が加えられて、実際
に乳児が母乳を吸うのと同じような動作にて、搾乳が続
けられることになる。ユーザは、このような搾乳動作中
において、吸引圧に違和感を感ずる場合には、調節ツマ
ミ45を回動させて、その吸引圧を違和感のないものに
調整することも可能である。
には、ユーザは、自分の乳房から搾乳器を外し、容器1
を容器接続部30から取り外して、容器1そのままで適
当な場所に保管しておき、後に乳児に飲ますことができ
る。勿論、容器1から別の適当な容器へと搾乳された母
乳を移して保管することも自由である。この搾乳器のそ
の後の使用を衛生的なものとするために、使用後は、す
ぐに、乳覆い部10、シリンダ部20および容器接続部
30の第1の構成部分から、駆動部60およびピストン
部50の第2の構成部分を取り外し、さらに、取付け部
12から圧力衝接部40も取り外し、ピストン軸52の
先端からピストン頭51も取り外して、各部分を清掃し
ておくとよい。
駆動源として電気モータを使用しているが、本発明は、
これに限らず、例えば、ピストン部を手動にて動作させ
るようなものとすることもできる。
構成としたことにより、構造が非常に簡単となり、それ
だけコストの低減ができ、しかも、使用後の清掃も非常
に簡単となり、衛生上の問題もない。
容器へと直接的に捕集され得るので、それだけ母乳の衛
生状態を良好に保つのが容易である。
22の穴部24を通してほとんどすべて容器へと捕集で
きるので、母乳の捕集率を高めることができる。
とされているので、母乳が構成部分にへばり付いてしま
うようなことはなく、したがって、動作不良が生じた
り、母乳が捕集容器へと送出されるタイミングが不規則
とされてしまうようなことはない。
圧は、乳覆い部とシリンダ部の一部分である吸引部との
内部だけですむので、負圧空間が最小限とされ、必要な
吸引圧を発生させるために必要な動力は最小限ですみ、
したがって、ピストンポンプを電気モータにて駆動する
ような場合には、それだけ消費電力が少なくてすむ。使
用する電気モータも小型とすることができるので、それ
だけ搾乳器全体の大きさも小型とすることができる。
を吸う感覚に近い搾乳が行える。
を共有化した加圧開放弁付調節部を設けることにより、
簡単に搾乳しながら吸引圧を調節でき、違和感の伴わな
い搾乳を行わせることができる。
して着脱自在なものとしておくことにより、簡単な構造
の乳覆い部の清掃が容易となる。
乳収集部に設ける穴部の構成を工夫することにより、搾
乳された母乳の捕集率をより高めることができる。
を、組立てた状態において乳捕集容器を接続した状態で
示す概略断面図である。
を分解した状態で示す概略断面図である。
示すための部分横断面図である。
の部分横断面図である。
列斜視図である。
すための一部破断斜視図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 使用に際して乳房に対して装着され乳頭
部を受け入れる開口部を有した乳房覆い部と、該乳房覆
い部の前記開口部とは反対側において該乳房覆い部内と
連通するシリンダ空間を定めるシリンダ部と、該シリン
ダ部内に挿着されたピストン部と、該ピストン部を前記
シリンダ空間内において往復動させて前記乳房覆い部内
に脈動的に吸引圧を作り出すようにさせるための駆動部
とを備えており、前記シリンダ空間を定めるシリンダ部
の内壁寸法は、前記乳房覆い部に近い側においては、前
記ピストン部のピストン頭の外周を密着させて所定の長
さの吸引部を与え、前記乳房覆い部から遠い側において
は、前記ピストン部のピストン頭の外周との間に若干の
隙間を与えて、前記吸引圧によって搾乳された乳を外部
へと収集させるための乳収集部を与えるように選定され
ており、前記乳収集部に対応する前記シリンダ部の底部
には、そこに収集された乳を外部へと送出しうるように
する穴部が形成されていることを特徴とする吸引圧脈動
式搾乳器。 - 【請求項2】 前記シリンダ部の内壁には、前記吸引部
と前記乳収集部との間の遷移部に対応する部分において
テーパ部が形成されている請求項1記載の吸引圧脈動式
搾乳器。 - 【請求項3】 前記シリンダ部には、前記穴部を包囲す
る位置において、搾乳された乳を捕集するための乳捕集
容器を接続するための容器接続手段が設けられている請
求項1または2記載の吸引圧脈動式搾乳器。 - 【請求項4】 前記駆動部は、電気モータと、該電気モ
ータの回転軸に接続され該回転軸の回転運動を前記シリ
ンダ空間の軸方向にそう往復運動へと変換するためのク
ランク手段とを備えており、前記ピストン部のピストン
軸は、前記クランク手段に連結されている請求項1また
は2または3記載の吸引圧脈動式搾乳器。 - 【請求項5】 前記乳房覆い部には、吸引圧調節手段が
設けられている請求項1または2または3または4記載
の吸引圧脈動式搾乳器。 - 【請求項6】 前記乳房覆い部と前記シリンダ部とは、
第1の構成部分として一体的に形成されており、前記駆
動部は、前記第1の構成部分に対して着脱自在な第2の
構成部分として形成されたハウジングの内部に配置され
ている請求項1から5のうちのいずれかに記載の吸引圧
脈動式搾乳器。 - 【請求項7】 前記ピストン部は、前記ハウジングが前
記第1の構成部分から外されるときには、該ハウジング
と共に前記シリンダ部から外されるようにされており、
前記ピストン部の前記ピストン頭は、前記ピストン軸の
先端部に対して着脱自在なものとされている請求項6記
載の吸引圧脈動式搾乳器。 - 【請求項8】 前記ハウジングの内壁には、前記ピスト
ン部の前記ピストン軸を直線的に往復動させるためのピ
ストン軸ガイドが形成されている請求項6または7記載
の吸引圧脈動式搾乳器。 - 【請求項9】 前記ハウジングには、前記第1の構成部
分に対して固定するためのバックルが設けられている請
求項6または7または8記載の吸引圧脈動式搾乳器。 - 【請求項10】 前記バックルには、片手で把持しうる
ようにするグリップ部が設けられている請求項9記載の
吸引圧脈動式搾乳器。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004022134A1 (ja) * | 2002-08-29 | 2004-03-18 | Pigeon Corporation | 手動搾乳器 |
US7029454B2 (en) | 2001-05-18 | 2006-04-18 | Nihon University | Milking device |
JP2013532540A (ja) * | 2010-07-27 | 2013-08-19 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 搾乳器 |
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US11806454B2 (en) | 2020-03-26 | 2023-11-07 | Chiaro Technology Limited | Wearable breast pump system |
-
1997
- 1997-12-25 JP JP35684897A patent/JP3993928B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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