JPH11178555A - 減菌飼料の製造装置 - Google Patents

減菌飼料の製造装置

Info

Publication number
JPH11178555A
JPH11178555A JP35396897A JP35396897A JPH11178555A JP H11178555 A JPH11178555 A JP H11178555A JP 35396897 A JP35396897 A JP 35396897A JP 35396897 A JP35396897 A JP 35396897A JP H11178555 A JPH11178555 A JP H11178555A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
zone
raw material
viscous
heat
mixing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35396897A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Nakada
徹 中田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHINKO TECHNO KK
Sunrise Corp
Original Assignee
SHINKO TECHNO KK
Sunrise Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SHINKO TECHNO KK, Sunrise Corp filed Critical SHINKO TECHNO KK
Priority to JP35396897A priority Critical patent/JPH11178555A/ja
Publication of JPH11178555A publication Critical patent/JPH11178555A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、加熱処理を行っても、動物性蛋白
質の熱変性による脂分・水分を均一に混合分散させ新し
い組織構造を有する減菌飼料を成形できる滅菌飼料の製
造装置を提供する。 【解決手段】 本発明は、噛合い同方向回転2軸スクリ
ュー押出機を用いて、動物性蛋白質を含む粘性体原料
と、穀類粉を含む粉体原料とを混合して製造される飼料
の製造装置1であって、前記噛合い同方向回転2軸スク
リュー押出機に、前記粘性体原料を単独又は前記粉体原
料と混合して加熱殺菌する加熱殺菌ゾーン3と、前記加
熱殺菌ゾーン3における前記動物性蛋白質の加熱変性に
より生じた水分・脂分を前記粘性体原料及び前記粉体原
料に均一に混合分散させながら冷却する冷却ゾーン9と
を設けることを特徴とする

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ペットフード及び
家畜飼料の製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からペットフード及び家畜飼料は、
鳥獣肉等の動物性蛋白質を含む粘性体原料に、穀類粉及
び機能性添加物を副原料とする粉体原料を混ぜ合わせて
製造されている。このペットフード及び家畜飼料は、特
に殺菌されておらず、滅菌したペットフード及び家畜飼
料の製造装置も存在していない。しかし、近年のペット
ブーム等により滅菌したペットフード及び家畜飼料等の
高品質飼料の製品化が望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ペットフード及び家畜飼料は滅菌に必要な加熱処理を行
うと、動物性蛋白質の熱変性による水分・油脂分・うま
味成分(肉汁)の分離が起こるため、飼料成形が困難に
なるという問題点があった。
【0004】そこで、本発明は、上記問題を鑑みてなさ
れたものであって、その目的とするところは、加熱処理
を行っても、動物性蛋白質の熱変性による脂分・水分を
均一に混合分散させ新しい組織構造を有する減菌飼料を
成形できる滅菌飼料の製造装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
噛合い同方向回転2軸スクリュー押出機を用いて、動物
性蛋白質を含む粘性体原料と、穀類粉を含む粉体原料と
を混合して製造される飼料の製造装置であって、前記噛
合い同方向回転2軸スクリュー押出機に、前記粘性体原
料を単独又は前記粉体原料と混合して加熱殺菌する加熱
殺菌ゾーンと、前記加熱殺菌ゾーンにおける前記動物性
蛋白質の加熱変性により生じた水分・脂分を前記粘性体
原料及び前記粉体原料に均一に混合分散させながら冷却
する冷却ゾーンとを設けることを特徴とする。これによ
り、粘性体原料の水分・油脂分・その他有効成分と粉体
原料とを均一に混合分散された状態で減菌飼料を成形す
ることができる。また、動物性蛋白質の熱変性による脂
分・水分を均一に混合分散させ新しい組織構造を有する
減菌飼料を成形することができる。
【0006】請求項2記載の発明は、噛合い同方向回転
2軸スクリュー押出機を用いて、動物性蛋白質を含む粘
性体原料と、穀類粉を含む粉体原料とを混合して製造さ
れる飼料の製造装置であって、前記噛合い同方向回転2
軸スクリュー押出機に、前記粘性体原料のみを加熱殺菌
する加熱殺菌ゾーンと、加熱殺菌された前記粘性体原料
に前記粉体原料を供給し、混合する混合ゾーンと、前記
加熱殺菌ゾーンにおける前記動物性蛋白質の加熱変性に
より生じた水分・脂分を前記粘性体原料及び前記粉体原
料に均一に混合分散させながら冷却する冷却ゾーンとを
設けることを特徴とする。
【0007】これにより、粘性体原料の水分・油脂分・
その他有効成分と粉体原料とを均一に混合分散された状
態で減菌飼料を成形することができる。また、動物性蛋
白質の熱変性による脂分・水分を均一に混合分散させ新
しい組織構造を有する減菌飼料を成形することができ
る。さらに、粘性体原料を加熱殺菌した後に粉体原料を
混合させるので、熱に弱い粉体原料(ビタミン、ゼラチ
ン等)を劣化させることなく混合することができると共
に、粘性体原料の熱を粉体原料に放熱させることができ
るため、冷却ゾーンでの冷却負担を緩和させることがで
きる。また、予め設定された配合割合で粉体原料を供給
・混合できるため、滅菌飼料の製造装置の連続自動化運
転が可能になり設備の合理化・省人化を図ることができ
る。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明の構成に加えて、前記噛合い同方向回転2軸スクリュ
ー押出機に、前記加熱殺菌ゾーンにおける前記動物性蛋
白質の加熱変性により生じた水分・脂分を前記粘性体原
料から脱水する脱水ゾーンと、脱水された前記粘性体原
料を再加熱する加熱殺菌ゾーンと、再加熱された前記粘
性体原料を脱気する脱気ゾーンとを設けることを特徴と
する。これにより、水分・脂分・その他有効性分の損失
を最小限にすると共に確実に滅菌することができる。ま
た、水分除去効率を大幅に改善することができるため、
乾燥設備が不要若しは簡素化できると共に、水分除去効
率を容易に制御することができる。さらに、前記混合ゾ
ーンの上流側に脱水ゾーンを設けることにより、脱水し
た後に粉体原料を供給できるので、機内の充填状態を均
等にでき、滅菌飼料の製造装置を小型化することができ
る。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項2又は請求
項3記載の発明の構成に加えて、前記混合ゾーンに、前
記粉体原料に加えて添加剤を供給することを特徴とす
る。これにより、粘性体原料を加熱殺菌した後に粉体原
料及び添加剤を混合させるので、熱に弱い添加剤(ビタ
ミン)を劣化させることなく混合することができると共
に高品質の滅菌飼料を提供することができる。また、従
来のように、添加剤が劣化することを予想して、予め添
加剤を増量したり、耐熱性の高級添加剤を使用する必要
が無くなるため、滅菌飼料の製造コストを低減すること
ができる。
【0010】請求項5記載の発明は、図3(a)に示す
ように、噛合い同方向回転2軸スクリュー押出機を用い
て、動物性蛋白質を含む粘性体原料と、穀類粉を含む粉
体原料とを混合して製造される飼料の製造装置であっ
て、前記噛合い同方向回転2軸スクリュー押出機に、前
記粘性体原料と前記粉体原料とを供給し、混合材料にす
る混合ゾーンと、前記混合材料を加熱殺菌する加熱殺菌
ゾーンと、前記加熱殺菌ゾーンにおける前記動物性蛋白
質の加熱変性により生じた水分・脂分を前記混合材料に
均一に混合分散させながら冷却する冷却ゾーンとを設け
ることを特徴とする。これにより、粘性体原料の水分・
油脂分・その他有効成分と粉体原料とを均一に混合分散
された状態で減菌飼料を成形することができる。また、
動物性蛋白質の熱変性による脂分・水分を均一に混合分
散させ新しい組織構造を有する減菌飼料を成形すること
ができる。さらに、予め設定された配合割合で粉体原料
を供給・混合できるため、滅菌飼料の製造装置の連続自
動化運転が可能になり設備の合理化・省人化を図ること
ができる。
【0011】請求項6記載の発明は、図3(b)に示す
ように、請求項1又は請求項5記載の発明の構成に加え
て、前記冷却ゾーンにより冷却された混合材料に添加剤
を供給し、混合する混合ゾーンを設けることを特徴とす
る。これにより、粘性体原料及び粉体原料を冷却した後
に、機能性添加剤を供給するため、熱に弱い添加剤(ビ
タミン)を劣化させることなく混合することができ、高
品質の製品を提供することができる。また、従来のよう
に、添加剤が劣化することを予想して、予め添加剤を増
量したり、耐熱性の高級添加剤を使用する必要が無くな
るため、滅菌飼料の製造コストを低減することができ
る。
【0012】請求項7記載の発明は、図3(c)に示す
ように、請求項1又は請求項5又は請求項6のいずれか
に記載の発明の構成に加えて、前記噛合い同方向回転2
軸スクリュー押出機に、前記加熱殺菌ゾーンにより加熱
殺菌された前記混合材料を脱気させる脱気ゾーンを設け
ることを特徴とする。これにより、加熱殺菌ゾーンに連
続して脱気ゾーンを設けることにより水分除去効率を大
幅に改善することができるため、乾燥設備が不要若しは
簡素化できると共に、水分除去効率を容易に制御するこ
とができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。滅菌飼料の製造装置1は、図1に示
すように、噛合い同方向回転2軸回転スクリュー押出機
に、粘性体原料を主原料として供給する第1主原料供給
搬送ゾーン2と、粘性体原料を加熱殺菌する第1加熱殺
菌ゾーン3と、粘性体原料を脱水する脱水ゾーン4と、
再び加熱殺菌する第2加熱殺菌ゾーン5と、粘性体原料
を脱気する脱気ゾーン6と、粉体原料及び機能性添加物
を副原料として供給する第2副原料供給搬送ゾーン7
と、主原料と副原料とを冷却させながら混合材料にする
混合冷却ゾーン8と、混合材料の冷却温度を調節する冷
却温度調節ゾーン9と、混合材料を所定の形状に形成す
る成形ゾーン10とが連続して設けられており、ペット
フードや家畜飼料等の飼料を滅菌しながら製造できるよ
うになっている。
【0014】上記の各ゾーン2〜10には、各ゾーン2
〜10を貫通するチャンバが断面まゆ型に形成されてお
り、そのチャンバ内には、2本のスクリューセットが挿
入されている。各スクリューセットは、各ゾーン2〜1
0に応じたスクリューが連結されて成っており、そのス
クリューは、螺旋状に混練翼が形成されている。
【0015】上記の第1主原料供給搬送ゾーン2は、供
給バレルと、フォワードスクリューとを有しており、粘
性体原料を搬送するようになっている。供給バレルに
は、主原料を投入する供給口と、チャンバとが設けられ
ている。また、フォワードスクリューは、スクリューの
歯形が台形になっており、粘性体原料等の処理材料を回
転方向に対して前方に送るように形成されている。この
フォワードスクリューは、上流側(第1主原料供給搬送
ゾーン2側)から下流側(成形ゾーン10側)へ順次ピ
ッチが小さくなるように挿入されており、粘性体原料を
圧密し、充填率を100%にして加熱殺菌ゾーン3に搬
送するようになっている。
【0016】上記の第1加熱殺菌ゾーン3は、加熱バレ
ルと、最小ピッチのフォワードスクリューと、ニーディ
ングディスクと、カットフライトスクリューとを有して
おり、粘性体原料を圧密した状態で搬送することによ
り、粘性体原料を活発に転動させて均一に加熱殺菌する
ようになっている。加熱バレルの外郭には、加熱ヒータ
3aが設けられており、この加熱ヒータ3aにより粘性
体原料等の処理材料を加熱するようになっている。ま
た、上記のフォワードスクリューの他に、ニーディング
ディスクが組み込まれており、剪断力が発生し殺菌効果
を増大させるようになっている。
【0017】上記のニーディングディスクは、処理材料
の混練・混合・粉砕の機能を有するものであり、それ自
体搬送機能を有しないものである。さらに、カットフラ
イトスクリューを組み込むことにより、処理材料を第1
加熱殺菌ゾーン3に滞留させる時間を長くすることがで
きるため、殺菌効果を増大させるようになっている。こ
こで、カットフライトスクリューは、フォワードスクリ
ューのフライト(翼)部分に数カ所の切欠を有し、処理
材料がこの切欠を通って移動できるように形成されてい
る。
【0018】上記の脱水ゾーン4は、脱水バレルと、フ
ォワードスクリューと、リバーススクリューとを有して
おり、主原料を圧縮することにより、第1加熱殺菌ゾー
ン3で遊離した水分・脂分等を絞り出すようになってい
る。図5に示すように、脱水バレルの下面は、網目状に
形成されており、その網目から水分・脂分等が排出され
るようになっている。また、フォワードスクリューは、
上流側(第1主原料供給搬送ゾーン2側)から順次ピッ
チが小さくなるように挿入されており、水分・脂分等を
網目から絞り出すようになっている。また、脱水バレル
の下流側(成形ゾーン10側)には、リバーススクリュ
ーが挿入されており、脱水効果を増大させるようになっ
ている。即ち、このリバーススクリューは、処理材料を
後方(上流側)に押し戻して圧密し、切欠を通して前方
(下流側)に進ませ、再び、押し戻すことを繰り返すよ
うになっている。これにより、リバーススクリューは、
処理材料が脱水ゾーン4に滞留する時間を長くすること
ができるため、脱水効果を増大させるようになってい
る。
【0019】図1に示すように、上記の第2加熱殺菌ゾ
ーン5は、上記の第1加熱殺菌ゾーン3と同様に、加熱
バレルと、最小ピッチのフォワードスクリューと、ニー
ディングディスクと、カットフライトスクリューとを有
しており、粘性体原料を活発に転動させて均一に加熱殺
菌するようになっている。また、加熱バレルの外郭に
は、加熱ヒータ5aが設けられている。
【0020】上記の脱気ゾーン6は、図5に示すよう
に、脱気バレル61と、フォワードスクリュー62とを
有しており、脱水ゾーン4で分離できない水分を蒸発水
として分離するようになっている。脱気バレル61の下
方には、バイパス通路63が設けられており、バイパス
通路63内には、図示されないフォワードスクリューが
挿入されている。このバイパス通路63の入口63aが
脱気バレル61の上流側(第1主原料供給搬送ゾーン2
側)の下面に設けられており、出口63bが脱気バレル
61の下流側(成形ゾーン10側)の下面に設けられて
いる。また、脱気バレル61の上方には、真空ポンプ6
4が設けられており、その真空ポンプ64により脱気バ
レル61を減圧させることにより、加熱された粘性体原
料から水分を蒸発させるようになっている。また、脱気
バレル61の上流側(第1主原料供給搬送ゾーン2側)
には、リバーススクリュー65が挿入されており、粘性
体原料が押し戻されるようになっている。尚、脱気ゾー
ン6は、粘性体原料の水分を脱気させるものであるが、
粘性体原料を完全に乾燥させるものではなく、滅菌飼料
の成形に余分な水分を除去するものである。
【0021】図1に示すように、上記の第2副原料供給
搬送ゾーン7は、供給バレルと、フォワードスクリュー
とを有しており、粘性体原料及び粉体原料を搬送するよ
うになっている。供給バレルには、粉体原料及び添加剤
を副原料として投入する供給口が設けられており、フォ
ワードスクリューは、副原料が主原料(粘性体原料)と
合流したときに、オーバーフローしないように、ピッチ
が大きく形成されている。
【0022】上記の混合冷却ゾーン8は、混合冷却バレ
ルと、ニーディングディスクとを有しており、余分な水
分を除去した適温の粘性体原料と低温の副原料とを混合
させて混合材料にするようになっている。また、ニーデ
ィングディスクは、動物性蛋白質の熱変性による水分・
脂分等を混合材料に均等に混合分散させるようになって
いる。
【0023】上記の冷却温度調節ゾーン9は、冷却バレ
ルと、フォワードスクリューとを有しており、圧密状態
を保ったまま冷却することにより、蛋白質の加熱変性に
よる水分・脂分等を再び混合分散し新しい組織を形成さ
せるようになっている。冷却バレルの外郭には、水冷ジ
ャケット9aが設けられており、この水冷ジャケット9
aにより混合材料を成形に適した材料温度に調整するよ
うになっている。
【0024】上記の成形ゾーン10は、ダイヘッドと、
ノズルとを有し、混合材料を滅菌飼料としてノズルから
押し出すようになっている。このダイヘッドは、通路を
有しており、図示されないスクリューセットにより押し
出される混合材料をノズルまで誘導するように形成され
ている。また、ダイヘッドには、加熱ヒータ及び水冷ジ
ャケットが設けられており、混合材料が成形に適した温
度でない場合には、成形ゾーン10は、温度調整するよ
うになっている。
【0025】上記の構成において、滅菌飼料の製造装置
の動作を図面に基づいて説明する。まず、図示されない
スクリューセットを回転駆動させながら、図1に示すよ
うに、粘性体原料を供給口から供給ゾーン2のチャンバ
内に供給する。また、この供給に前後して第1・第2加
熱殺菌ゾーン3・5の加熱ヒータ3a・5aを加熱させ
て、加熱殺菌ゾーン3・5内を十分加熱する。さらに、
冷却温度調節ゾーン9の水冷ジャケット9aに冷却水等
の冷却媒体を流動させて、冷却温度調節ゾーン9内を冷
却する。尚、第1・第2加熱殺菌ゾーン3・5では、加
熱ヒータ3a・5aによる加熱は補助的なものであり、
主としてニーディングディスクの剪断力により粘性体原
料等の処理材料を発熱させるため、加熱ヒータ3a・5
aは必要に応じて使用される。
【0026】第1主原料供給搬送ゾーン2のチャンバ内
に供給された粘性体原料は、図示されないスクリューセ
ットの回転に伴って下流側に進行し、第1加熱殺菌ゾー
ン3に搬送される。そして、粘性体原料は、第1加熱殺
菌ゾーン3で圧密された状態で脱水ゾーン4に搬送され
るので、チャンバ内で活発な転動が起こり均一に加熱殺
菌される。また、粘性体原料は、カットフライトスクリ
ューにより第1加熱殺菌ゾーン3内を行ったり来たりす
るので、第1加熱殺菌ゾーン3内での滞留時間が長くな
り、殺菌効果を増大させることができる。粘性体原料が
加熱殺菌されると、粘性体原料は、動物性蛋白質が熱変
性を起こし、水分・脂分等が分離する。
【0027】水分・脂分等が分離した粘性体原料が脱水
ゾーン4に搬送されると、粘性体原料は、圧密されて搬
送されるため、脱水バレルの下面に設けられた網目から
水分・脂分が絞り出される。水分等が絞り出されると、
粘性体原料は、第2加熱殺菌ゾーン5に搬送されて、再
び、加熱殺菌される。
【0028】次に、粘性体原料は、脱気ゾーン6に搬送
されると、図5に示すように、粘性体原料の一部は、リ
バーススクリュー65により脱気バレル61下面の入口
63aからバイパス通路63に搬送される。バイパス通
路63に搬送されると、粘性体原料は、図示されないフ
ォワードスクリューによりバイパス通路63内を通過し
て、脱気バレル61下面の出口63bから脱気バレル6
1のチャンバ内に合流する。一方、他の粘性体原料は、
脱気バレル61のチャンバ内を通り第2副原料供給搬送
ゾーン7に搬送される。ここで、粘性体原料は、その一
部がバイパス通路63を通るため、脱気ゾーン6のリバ
ーススクリュー65の下流側(成形ゾーン10側)に粘
性体原料で満たされない空間が生じる。この空間を真空
ポンプ64で減圧することにより粘性体原料から水分を
蒸発させる。
【0029】粘性体原料が脱気ゾーン6で水分除去され
ると、第2供給搬送ゾーン7に搬送される。粘性体原料
が第2副原料供給搬送ゾーン7に搬送されると、粉体原
料及び機能性添加剤が副原料として供給口からチャンバ
内へ供給されて、主原料(粘性体原料)と副原料とが合
流する。このように、粘性体原料を加熱殺菌した後に副
原料を供給するのは、穀類粉や添加剤等の副原料は、熱
に弱いからである。
【0030】また、粘性体原料と副原料とが混合冷却ゾ
ーン8に搬送されると、加熱された粘性体原料は、副原
料と混合されながら、副原料に放熱するため、粘性体原
料は、冷却される。混合材料は、成形に適した温度に冷
却されるように冷却温度調節ゾーン9に搬送される。冷
却温度調節ゾーン9に搬送されると、混合材料は、混練
されながら水冷ジャケット9aにより温度調整されると
共に、動物性蛋白質の熱変性による水分・脂分等が混合
材料に均等に混合分散される。そして、適温に冷却され
た混合材料は、成形ゾーン10のダイヘッドを介してノ
ズルから滅菌飼料として押し出される。尚、成形ゾーン
10に搬送された混合材料が成形に適した温度でない場
合には、ダイヘッドにより温度調整される。
【0031】上記の実施形態では、粘性体原料と粉体原
料とを別々に供給するタイプの滅菌飼料の製造装置1を
説明したが、以下、粘性体原料と粉体原料とを同時に供
給するタイプの滅菌飼料の製造装置21を図面に基づい
て説明する。滅菌飼料の製造装置21は、図2に示すよ
うに、粘性体原料及び粉体原料を供給する第1供給搬送
ゾーン22と、粘性体原料と粉体原料とを混合し、混合
材料とする第1混合ゾーン23と、混合材料を加熱殺菌
する加熱殺菌ゾーン24と、混合材料を脱気する脱気ゾ
ーン25と、混合材料を冷却する冷却ゾーン26と、添
加剤を供給する第2添加剤供給搬送ゾーン27と、混合
材料と添加剤とを混合する第2混合ゾーン28と、混合
材料を成形する成形ゾーン29とを有しており、各ゾー
ンは連続して設けられている。
【0032】第1供給搬送ゾーン22は、上記の第1主
原料搬送ゾーン2と略同様であるが、第1供給搬送ゾー
ン22は、その上面に粉体原料の供給口が設けられてお
り、粉体原料を供給できるようになっている点が異な
る。また、冷却ゾーン26は、上記の冷却温度調節ゾー
ン9と略同様であるが、冷却温度調節ゾーン9のよう
に、上流側に混合冷却ゾーン8が設けられていないた
め、冷却温度調節ゾーン9よりも冷却能力が高くなるよ
うに形成されている。また、その他の各ゾーン23〜2
5・27〜29は、上記の各ゾーン3〜8・10と同様
であるので説明を省略する。
【0033】上記の構成において、滅菌飼料の製造装置
21の動作を図面に基づいて説明する。まず、図示され
ないスクリューセットを回転駆動させながら、図2に示
すように、粘性体原料及び粉体原料を各供給口から第1
供給搬送ゾーン22のチャンバ内に供給する。また、こ
の供給に前後して冷却ゾーン26の図示されない水冷ジ
ャケットに冷却水等の冷却媒体を流動させて、冷却ゾー
ン26内を冷却する。
【0034】第1供給搬送ゾーン22のチャンバ内に供
給された粘性体原料及び粉体原料は、スクリューの回転
に伴って下流側に進行し、第1混合ゾーン23に搬送さ
れて混練される。そして、混合材料は、混練されながら
加熱殺菌ゾーン24に搬送され、上記と同様に加熱殺菌
される。次に、混合材料は、脱気ゾーン25に搬送され
ると、図5に示すように、混合材料の一部は、リバース
スクリュー255により脱気バレル251下面の入口2
53aからバイパス通路253に搬送される。バイパス
通路253に搬送されると、混合材料は、図示されない
フォワードスクリューによりバイパス通路253内を搬
送されて、脱気バレル251下面の出口253bから脱
気バレル251のチャンバ内に合流する。一方、他の混
合材料は、脱気バレル251のチャンバ内を通り冷却ゾ
ーン26に搬送される。ここで、混合材料は、その一部
がバイパス通路253を通るため、脱気ゾーン25のリ
バーススクリュー255の下流側(成形ゾーン29側)
に混合材料で満たされない空間が生じる。この空間を真
空ポンプ254で減圧することにより混合材料から水分
を蒸発させる。
【0035】混合材料が脱気ゾーン25で水分除去され
ると、冷却ゾーン26に搬送されて冷却される。次に、
混合材料が第2供給ゾーン27に搬送されると、機能性
添加剤が供給口から供給されて第2混合ゾーン28に搬
送される。第2混合ゾーン28では、混合材料と添加剤
とが混合されると共に、脱気ゾーン25で脱気されなか
った水分・脂分等が混合材料に均等に混合分散される。
【0036】そして、混合材料は、成形ゾーン29のダ
イヘッドを介してノズルから滅菌飼料として押し出され
る。尚、成形ゾーン29に搬送された混合材料が成形に
適した温度でない場合には、ダイヘッドにより温度調整
される。
【0037】本実施形態に係る滅菌飼料の製造装置1・
21は、噛合い同方向回転2軸スクリュー押出機を用い
ることにより、動物性蛋白質を含む粘性体原料を加熱殺
菌すると共に、動物性蛋白質の熱変性による水分・油脂
分・その他有効成分を混合材料に均一に混合分散させ、
新しい組織構造を有する減菌飼料を成形することができ
るものであればよいので、上記実施形態で説明した滅菌
飼料の製造装置1・21の構成に限るものではない。
【0038】具体的には、図3(a)に示すように、粘
性体原料及び粉体原料を供給する供給搬送ゾーン32
と、混合ゾーン33と、加熱殺菌ゾーン34と、冷却ゾ
ーン35と、成形ゾーン36とを有する滅菌飼料の製造
装置31であれば良い。尚、図3(a)に示す滅菌飼料
の製造装置31の各ゾーン32〜36に加えて、図3
(b)に示すように、冷却ゾーン35の下流側に、添加
剤を供給する供給ゾーン37と、混合ゾーン38とを備
える構成でも良い。また、図3(a)に示す滅菌飼料の
製造装置31の各ゾーン32〜36に加えて、図3
(c)に示すように、加熱殺菌ゾーン34の下流側に脱
気ゾーン39を備える構成でもよい。
【0039】また、図4(a)に示すように、混合機に
より予め粘性体原料と粉体原料とが混合された混合材料
を供給する供給搬送ゾーン42と、加熱殺菌ゾーン43
と、冷却ゾーン44と、成形ゾーン45とを有する滅菌
飼料の製造装置41であっても良い。尚、図4(a)に
示す滅菌飼料の製造装置41の各ゾーン42〜45に加
えて、図4(b)に示すように、冷却ゾーン44の下流
側に、機能性添加剤を供給する供給ゾーン46と、混合
ゾーン47とを備える構成でも良い。また、図4(a)
に示す滅菌飼料の製造装置41の各ゾーン42〜45に
加えて、図4(c)に示すように、加熱殺菌ゾーン43
の下流側に、脱気ゾーン48を備える構成でも良い。さ
らに、図4(a)に示す滅菌飼料の製造装置41の各ゾ
ーンに加えて、図4(d)に示すように、供給ゾーン4
6と、混合ゾーン47と、脱気ゾーン48とを備える構
成でも良い。
【0040】尚、滅菌飼料の主原料になる粘性体原料に
は、主として鳥獣肉が用いられるが、これに限るもので
はない。また、粉体原料には、主として穀類粉が用いら
れるが、これに限るものではない。
【0041】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、噛合い同方向回
転2軸スクリュー押出機を用いて、動物性蛋白質を含む
粘性体原料と、穀類粉を含む粉体原料とを混合して製造
される飼料の製造装置であって、前記噛合い同方向回転
2軸スクリュー押出機に、前記粘性体原料を単独又は前
記粉体原料と混合して加熱殺菌する加熱殺菌ゾーンと、
前記加熱殺菌ゾーンにおける前記動物性蛋白質の加熱変
性により生じた水分・脂分を前記粘性体原料及び前記粉
体原料に均一に混合分散させながら冷却する冷却ゾーン
とを設ける構成である。これにより、粘性体原料の水分
・油脂分・その他有効成分と粉体原料とを均一に混合分
散された状態で減菌飼料を成形することができるという
効果を奏する。また、動物性蛋白質の熱変性による脂分
・水分を均一に混合分散させ新しい組織構造を有する減
菌飼料を成形することができるという効果を奏する。
【0042】請求項2記載の発明は、噛合い同方向回転
2軸スクリュー押出機を用いて、動物性蛋白質を含む粘
性体原料と、穀類粉を含む粉体原料とを混合して製造さ
れる飼料の製造装置であって、前記噛合い同方向回転2
軸スクリュー押出機に、前記粘性体原料のみを加熱殺菌
する加熱殺菌ゾーンと、加熱殺菌された前記粘性体原料
に前記粉体原料を供給し、混合する混合ゾーンと、前記
加熱殺菌ゾーンにおける前記動物性蛋白質の加熱変性に
より生じた水分・脂分を前記粘性体原料及び前記粉体原
料に均一に混合分散させながら冷却する冷却ゾーンとを
設ける構成である。
【0043】これにより、粘性体原料の水分・油脂分・
その他有効成分と粉体原料とを均一に混合分散された状
態で減菌飼料を成形できるという効果を奏する。また、
動物性蛋白質の熱変性による脂分・水分を均一に混合分
散させ新しい組織構造を有する減菌飼料を成形できると
いう効果を奏する。さらに、粘性体原料を加熱殺菌した
後に粉体原料を混合させるので、熱に弱い粉体原料(ビ
タミン、ゼラチン等)を劣化させることなく混合するこ
とができると共に、粘性体原料の熱を粉体原料に放熱さ
せることができるため、冷却ゾーンでの冷却負担を緩和
できるという効果を奏する。また、予め設定された配合
割合で粉体原料を供給・混合できるため、滅菌飼料の製
造装置の連続自動化運転が可能になり設備の合理化・省
人化を図ることができるという効果を奏する。
【0044】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明の構成に加えて、前記噛合い同方向回転2軸スクリュ
ー押出機に、前記加熱殺菌ゾーンにおける前記動物性蛋
白質の加熱変性により生じた水分・脂分を前記粘性体原
料から脱水する脱水ゾーンと、脱水された前記粘性体原
料を再加熱する加熱殺菌ゾーンと、再加熱された前記粘
性体原料を脱気する脱気ゾーンとを設ける構成である。
これにより、水分・脂分・その他有効性分の損失を最小
限にすると共に確実に滅菌できるという効果を奏する。
また、水分除去効率を大幅に改善することができるた
め、乾燥設備が不要若しは簡素化できると共に、水分除
去効率を容易に制御できるという効果を奏する。さら
に、前記混合ゾーンの上流側に脱水ゾーンを設けること
により、脱水した後に粉体原料を供給できるので、機内
の充填状態を均等にでき、滅菌飼料の製造装置を小型化
できるという効果を奏する。
【0045】請求項4記載の発明は、請求項2又は請求
項3記載の発明の構成に加えて、前記混合ゾーンに、前
記粉体原料に加えて添加剤を供給する構成である。これ
により、粘性体原料を加熱殺菌した後に粉体原料及び添
加剤を混合させるので、熱に弱い添加剤(ビタミン)を
劣化させることなく混合できると共に高品質の滅菌飼料
を提供できるという効果を奏する。また、従来のよう
に、添加剤が劣化することを予想して、予め添加剤を増
量したり、耐熱性の高級添加剤を使用する必要が無くな
るため、滅菌飼料の製造コストを低減できるという効果
を奏する。
【0046】請求項5記載の発明は、図3(a)に示す
ように、噛合い同方向回転2軸スクリュー押出機を用い
て、動物性蛋白質を含む粘性体原料と、穀類粉を含む粉
体原料とを混合して製造される飼料の製造装置であっ
て、前記噛合い同方向回転2軸スクリュー押出機に、前
記粘性体原料と前記粉体原料とを供給し、混合材料にす
る混合ゾーンと、前記混合材料を加熱殺菌する加熱殺菌
ゾーンと、前記加熱殺菌ゾーンにおける前記動物性蛋白
質の加熱変性により生じた水分・脂分を前記混合材料に
均一に混合分散させながら冷却する冷却ゾーンとを設け
る構成である。これにより、粘性体原料の水分・油脂分
・その他有効成分と粉体原料とを均一に混合分散された
状態で減菌飼料を成形できるという効果を奏する。ま
た、動物性蛋白質の熱変性による脂分・水分を均一に混
合分散させ新しい組織構造を有する減菌飼料を成形でき
るという効果を奏する。さらに、予め設定された配合割
合で粉体原料を供給・混合できるため、滅菌飼料の製造
装置の連続自動化運転が可能になり設備の合理化・省人
化を図ることができるという効果を奏する。
【0047】請求項6記載の発明は、図3(b)に示す
ように、請求項1又は請求項5記載の発明の構成に加え
て、前記冷却ゾーンにより冷却された混合材料に添加剤
を供給し、混合する混合ゾーンを設ける構成である。こ
れにより、粘性体原料及び粉体原料を冷却した後に、機
能性添加剤を供給するため、熱に弱い添加剤(ビタミ
ン)を劣化させることなく混合でき、高品質の製品を提
供できるという効果を奏する。また、従来のように、添
加剤が劣化することを予想して、予め添加剤を増量した
り、耐熱性の高級添加剤を使用する必要が無くなるた
め、滅菌飼料の製造コストを低減できるという効果を奏
する。
【0048】請求項7記載の発明は、図3(c)に示す
ように、請求項1又は請求項5又は請求項6のいずれか
に記載の発明の構成に加えて、前記噛合い同方向回転2
軸スクリュー押出機に、前記加熱殺菌ゾーンにより加熱
殺菌された前記混合材料を脱気させる脱気ゾーンを設け
る構成である。これにより、加熱殺菌ゾーンに連続して
脱気ゾーンを設けることにより水分除去効率を大幅に改
善することができるため、乾燥設備が不要若しは簡素化
できると共に、水分除去効率を容易に制御できるという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】滅菌飼料の製造装置の概略を説明する図であ
る。
【図2】主原料と粉体原料とを同時に供給混合する滅菌
飼料の製造装置の機略を説明する図である。
【図3】主原料と粉体原料とを同時に供給混合する滅菌
飼料の製造装置の変形を説明する図である。
【図4】予め混合機により主原料と副原料とが混合され
た混合材料を供給する滅菌飼料の製造装置の変形を説明
する図である。
【図5】脱気ゾーンを説明する図である。
【符号の説明】
1 滅菌飼料の製造装置 2 供給搬送ゾーン 3 第1加熱殺菌ゾーン 4 脱水ゾーン 5 第2加熱殺菌ゾーン 6 脱気ゾーン 7 第2供給搬送ゾーン 8 混合冷却ゾーン 9 冷却温度調節ゾーン 10 成形ゾーン

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 噛合い同方向回転2軸スクリュー押出機
    を用いて、動物性蛋白質を含む粘性体原料と、穀類粉を
    含む粉体原料とを混合して製造される飼料の製造装置で
    あって、 前記噛合い同方向回転2軸スクリュー押出機に、 前記粘性体原料を単独又は前記粉体原料と混合して加熱
    殺菌する加熱殺菌ゾーンと、 前記加熱殺菌ゾーンにおける前記動物性蛋白質の加熱変
    性により生じた水分・脂分を前記粘性体原料及び前記粉
    体原料に均一に混合分散させながら冷却する冷却ゾーン
    と、を設けることを特徴とする減菌飼料の製造装置。
  2. 【請求項2】 噛合い同方向回転2軸スクリュー押出機
    を用いて、動物性蛋白質を含む粘性体原料と、穀類粉を
    含む粉体原料とを混合して製造される飼料の製造装置で
    あって、 前記噛合い同方向回転2軸スクリュー押出機に、 前記粘性体原料のみを加熱殺菌する加熱殺菌ゾーンと、 加熱殺菌された前記粘性体原料に前記粉体原料を供給
    し、混合する混合ゾーンと、 前記加熱殺菌ゾーンにおける前記動物性蛋白質の加熱変
    性により生じた水分・脂分を前記粘性体原料及び前記粉
    体原料に均一に混合分散させながら冷却する冷却ゾーン
    と、を設けることを特徴とする減菌飼料の製造装置。
  3. 【請求項3】 前記噛合い同方向回転2軸スクリュー押
    出機に、 前記加熱殺菌ゾーンにおける前記動物性蛋白質の加熱変
    性により生じた水分・脂分を前記粘性体原料から脱水す
    る脱水ゾーンと、 脱水された前記粘性体原料を再加熱する加熱殺菌ゾーン
    と、 再加熱された前記粘性体原料を脱気する脱気ゾーンとを
    設けることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の減
    菌飼料の製造装置。
  4. 【請求項4】 前記混合ゾーンに、前記粉体原料に加え
    て添加剤を供給することを特徴とする請求項2又は請求
    項3記載の滅菌飼料の製造装置。
  5. 【請求項5】 噛合い同方向回転2軸スクリュー押出機
    を用いて、動物性蛋白質を含む粘性体原料と、穀類粉を
    含む粉体原料とを混合して製造される飼料の製造装置で
    あって、 前記噛合い同方向回転2軸スクリュー押出機に、 前記粘性体原料と前記粉体原料とを供給し、混合材料に
    する混合ゾーンと、 前記混合材料を加熱殺菌する加熱殺菌ゾーンと、 前記加熱殺菌ゾーンにおける前記動物性蛋白質の加熱変
    性により生じた水分・脂分を前記混合材料に均一に混合
    分散させながら冷却する冷却ゾーンと、を設けることを
    特徴とする減菌飼料の製造装置。
  6. 【請求項6】 前記冷却ゾーンにより冷却された混合材
    料に添加剤を供給し、混合する混合ゾーンを設けること
    を特徴とする請求項1又は請求項5記載の減菌飼料の製
    造装置。
  7. 【請求項7】 前記噛合い同方向回転2軸スクリュー押
    出機に、 前記加熱殺菌ゾーンにより加熱殺菌された前記混合材料
    を脱気させる脱気ゾーンを設けることを特徴とする請求
    項1又は請求項5又は請求項6のいずれかに記載の滅菌
    飼料の製造装置。
JP35396897A 1997-12-24 1997-12-24 減菌飼料の製造装置 Pending JPH11178555A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35396897A JPH11178555A (ja) 1997-12-24 1997-12-24 減菌飼料の製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35396897A JPH11178555A (ja) 1997-12-24 1997-12-24 減菌飼料の製造装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11178555A true JPH11178555A (ja) 1999-07-06

Family

ID=18434430

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35396897A Pending JPH11178555A (ja) 1997-12-24 1997-12-24 減菌飼料の製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11178555A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100366361B1 (ko) * 2000-09-21 2003-01-09 강점이 식품 및 사료 제조방법 및 그 장치
US9435313B2 (en) 2013-09-27 2016-09-06 Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft Starter arrangement
CN108522811A (zh) * 2018-03-09 2018-09-14 浙江中大宠物食品有限公司 一种桑抹茶宠物饲料的制备方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100366361B1 (ko) * 2000-09-21 2003-01-09 강점이 식품 및 사료 제조방법 및 그 장치
US9435313B2 (en) 2013-09-27 2016-09-06 Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft Starter arrangement
CN108522811A (zh) * 2018-03-09 2018-09-14 浙江中大宠物食品有限公司 一种桑抹茶宠物饲料的制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1182937B1 (en) Method and apparatus for the manufacture of meat analogues
US4844935A (en) Process for preparing a food product based on a thin paste
JP2772200B2 (ja) 予め調理されたセリアル食品の製造方法
EP0608268B1 (en) Sterile pelleted feed product and extruder apparatus for producing same
US5635237A (en) Method of manufacturing substantially pure rawhide pet products
GB2151898A (en) Multiple screw pasta manufacturing process
US10736340B1 (en) Dual extrusion method and apparatus for pet food production using meat slurries
SE439234B (sv) Forfarande for formning av livsmedel, produkt samt anordning
CN112056506A (zh) 一种即食冲泡的方便米饭的制作工艺
JPS6131042A (ja) 湿潤野菜又は動物製品の価値を高める方法及び同方法で製造された栄養製品
SK282218B6 (sk) Spôsob prípravy potraviny pretláčaním a zariadenie na vykonávanie tohto spôsobu
JPH11178555A (ja) 減菌飼料の製造装置
KR0170770B1 (ko) 섬유상 어패류 연제품 제조방법 및 그 제조장치
US5549920A (en) Extrusion inactivation of protease enzyme in fish and fish food products
JP2004524975A (ja) 押出機および押出方法
JPH0155863B2 (ja)
JPH0116136B2 (ja)
US20180007934A1 (en) Profile Extrusion Process For Producing Shaped Pet Food
JPH1094369A (ja) 穀類粉体の殺菌方法
AU773170B2 (en) Method and apparatus for the manufacture of meat
CN213486769U (zh) 一种制作即食冲泡的方便米饭的挤出机
JP2024000074A (ja) 植物性蛋白食品の製造方法
JPH01132357A (ja) 魚肉練り製品の製造方法及び装置
JPH045413B2 (ja)
JP2024006875A (ja) 食品製造装置、食品製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041119

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20060613

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061017