JPH11177633A - ポート回路に対する複数のタイミング経路を提供する交換網 - Google Patents

ポート回路に対する複数のタイミング経路を提供する交換網

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JPH11177633A
JPH11177633A JP10240951A JP24095198A JPH11177633A JP H11177633 A JPH11177633 A JP H11177633A JP 10240951 A JP10240951 A JP 10240951A JP 24095198 A JP24095198 A JP 24095198A JP H11177633 A JPH11177633 A JP H11177633A
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timing
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JP10240951A
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James R Bortolini
アール. ボートリニ ジェームス
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/02Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information
    • H04L7/033Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information using the transitions of the received signal to control the phase of the synchronising-signal-generating means, e.g. using a phase-locked loop
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J3/00Time-division multiplex systems
    • H04J3/02Details
    • H04J3/06Synchronising arrangements
    • H04J3/0635Clock or time synchronisation in a network
    • H04J3/0685Clock or time synchronisation in a node; Intranode synchronisation
    • H04J3/0688Change of the master or reference, e.g. take-over or failure of the master

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ポート回路に対し多重タイミング経路の交換
網を提供。 【解決手段】 各スイッチングユニットは、複数のポー
トタイミングユニットの各々に向け一つの経路を設定
し、各ポートタイミングユニットは、セットの複数のポ
ートユニットを制御する。各ポートタイミングユニット
は、複数のタイミング差検出器を含み、複数のタイミン
グ経路の個々の一つのタイミングと、タイミングユニッ
トで生成されたタイミングとの間の差を測定し、測定タ
イミング差に応答し、ポートタイミングユニットのタイ
ミングを、中央タイミングユニットのタイミングと一致
させる複数のタイミングユニットは各々、複数のタイミ
ング経路内のどの経路が正当なタイミング情報を持つか
決定し、タイミングの調節に必要な差値を計算する。正
当なタイミング情報の決定は、ポートタイミングユニッ
トで、複数のタイミング差検出器で測定されるタイミン
グ差値の統計的な分析で達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は、電気通信システム、より詳細
には、タイミング情報を交換網を介して、交換網を外部
通信リンクにインタフェースするポート回路に提供する
ことにある。
【0002】
【発明の背景】従来の技術による多数の呼を多数の電気
通信リンクの間で通信(交換)する電気通信交換システ
ムにおいては、信頼性の高いタイミング情報を、電気通
信交換システム全体に渡って、電気通信リンクとインタ
フェースするポート回路に確実に分配する問題が、常に
重要な関心事であった。一般的には、従来の技術では、
この問題は、中央タイミングユニットからポート回路に
向けてハード配線されたリンク上に確立(設定)される
二重化された専用のタイミング経路を利用することによ
って解決される。従来の技術による電気通信交換システ
ムも、一応は、タイミング情報を分配するこの問題に対
する解決策を提供する。ただし、この解決策は、多くの
問題を持つ。第1に、中央制御ユニットからポート回路
に向けて専用の二重化されたタイミング経路を設ける方
法は、電気通信システムのコストと複雑さを大幅に増加
する。さらに、この方法では、十分な信頼性の向上はで
きない。つまり、2つの経路が故障するのみで、一つあ
るいは複数のポート回路がタイミング情報を受信でき
ず、このために、機能できなくなる。さらに、アクティ
ブなタイミング源が故障すると、必然的に、タイミング
および伝送が中断することとなる。
【0003】
【発明の概要】上記の問題の解決および技術上の進歩が
本発明による装置および方法によって解決される。本発
明によると、複数のタイミング経路が、交換網を通じて
設定される。この交換網は、複数の独立なスイッチング
ユニットを持ち、各スイッチングユニットは、ある与え
られた外部データリンクからの各グループのデータの1
個のビットを交換網を通じて交換する。長所として、各
スイッチングユニットは、複数のポートタイミングユニ
ットの各々に向けて一つの経路を設定し、各ポートタイ
ミングユニットは、セットの複数のポートユニットを制
御する。さらに、各ポートタイミングユニットは、複数
のタイミング経路上に受信されるタイミング情報に応答
して、このタイミング情報を利用して、タイミング情報
を自身のセットの複数のポートユニットに提供する。各
ポートタイミングユニットは、複数のタイミング差検出
器を含み、各タイミング差検出器は、複数のタイミング
経路の個々の一つのタイミングと、そのタイミングユニ
ットによって生成されたタイミングとの間の差を測定す
る。これら複数のポートタイミングユニットの各々は、
こうして測定されたタイミングの差に応答して、そのポ
ートタイミングユニットのタイミングを、中央タイミン
グユニットのタイミングと一致するように調節する。加
えて、これら複数のタイミングユニットは各々、これら
複数のタイミング経路の内のどの経路が正当なタイミン
グ情報を持つか決定し、この正当なタイミング情報を利
用して、そのポートタイミングユニットのタイミングを
調節するために必要な差値を計算する。この正当なタイ
ミング情報の決定は、ポートタイミングユニットによっ
て、複数のタイミング差検出器によって測定されるタイ
ミング差の値を統計的に分析することによって達成され
る。
【0004】本発明のこれ以外の特徴が、以下の説明を
付録の図面を参照しながら読むことによって明らかにな
るものである。
【0005】
【発明の詳細な記述】図1は、本発明による電気通信交
換システムをブロック図の形式にて示す。スイッチコン
トローラ101は、主コントローラ100から受信され
る情報に応答して、図1に示す交換システム全体を制御
する。データの交換は、ビットスライススイッチングユ
ニット(BSSU)120〜129によって遂行される。一
例として、10個のBSSUが示される。各アクティブなBS
SUは、外部リンク、例えば、図1の交換システムに接続
された複数の外部リンク103の各々からの各バイトの
1ビットを交換する。好ましくは、リンク103および
他の外部リンクは、STM-1リンクとされる。双向性光フ
ァイバリンク、例えば、リンク108は、32個のSTM-
1リンクの各々からの1ビットのデータをビットスライ
ススイッチングユニット(BSSU)とビットスライスイン
タフェースユニット(BSIU)との間で通信する能力を持
つ一つの光ファイバから成る。各BSSUは、8個の入力を
持ち、このため、BSSU120〜129は、図1に示す交
換システムに終端する256個のSTM-1を扱うことがで
きる。ある任意の与えられた時間において、これら10
個のBSSU120〜129の内の8個のみが使用される。
後にBSIU111〜135との関連で説明するように、あ
る任意の与えられた時間において、これら10個のBSSU
の内の8個のみが交換すべきデータを受信する。各BSSU
は、合衆国特許第5,416,772号において開示される8ビ
ットフルスイッチングユニットに対して規定される交換
機能を遂行するために要求されるフルタイムスロットエ
クスチェンジャと全ての必要な制御メモリを含む自己充
足型(self-contained)の交換システムである。これら
の詳細については、この特許を参照されたい。加えて、
各BSSUは、これと関連する複数のサブラックの各々から
の一つのBSIUを持つ。各BSSU、それと関連するBSIU、お
よび相互接続光ファイバリンクによって、一つの交換グ
ループが構成される。後に詳細に説明するように、ポー
トコントローラ、例えば、ポートコントローラ116
は、どのSTM-1リンクからのビットを、どのBSSUに送る
べきかを、スイッチコントローラ101から受信される
制御情報に基づいて決定する。好ましい実施例において
は、フルタイムスロットインタチェンジャを用いて、図
1の交換システムに、フルブロードカースト交換を遂行
する能力が与えられる。当業者においては容易に理解で
きるように、タイムスロットインタチェンジャの代わり
に、他のタイプのスイッチを用いることも可能である。
フルブロードカースト交換においては、一つの外部リン
ク、例えば、リンク103上に受信される情報が、同時
に、他の外部リンク上の全ての出通信路上に交換され
る。各BSSUにフルタイムスロットインタチェンジャをど
のうよに設置するかについての詳細に関しては、後にBS
SU120について詳細に説明する段落において説明す
る。長所として、各BSSUが接続されたSTM-1リンクの各
々から1ビットのみを交換することで、このようなフル
タイムスロットインタチェンジが経済的に実現可能とな
る。
【0006】制御を提供するのに加えて、スイッチコン
トローラ101は、図1に示すシステムに対する全ての
タイミング情報を提供する。スイッチコントローラ10
1は、タイミング情報を各ポートコントローラに、各BS
UUとBSIUのペア、例えば、BSSU120とBSIU111のペ
アを通じて確立(設定)される各ビットスライス経路を
介して送信する。BSIU、例えば、BSIU111は、各経路
上に送信されるタイミング情報に応答して、スイッチコ
ントローラ101のタイミングと、接続されたポートコ
ントローラ、例えば、ポートコントローラ116のタイ
ミングとの間のタイミング差を測定する。ポートコント
ローラ116は、次に、どのタイミング経路が正当なタ
イミング情報を送信しているかを決定し、この正当な経
路上のタイミング情報を用いて正しいタイミング情報を
計算し、これによって、ポートコントローラ116の内
部発振器の調節を行なう。ポートコントローラ116の
内部発振器は、ポートユニット117〜118に対する
全てのタイミング情報を提供する。ポートコントローラ
116は、調節情報を正当な経路上のタイミング差を平
均化することによって決定する。
【0007】次に、図1のサブラック110のBSIU、例
えば、BSIU111について説明する。BSIU111は、双
向性光ファイバリンク108によって、BSSU120と相
互接続される。同様に、BSIU112は、双向性光ファイ
バによって、BSSU121と相互接続される。BSIU111
は、BSSU120とのみ通信する。つまり、BSIU111、
112に対する2つの光ファイバの各々は、サブラック
110に接続された32個のSTM-1の各々からの異なる
1ビットを運ぶことに注意する。サブラック110は、
一例として、32個のポートユニットを持ち、各ポート
ユニットは、好ましくは、1つのSTM-1リンクを終端す
る。このため、1個のサブラック当たり、32個のSTM-
1リンクが存在することとなる。当業者においては容易
に理解できるように、各ポートユニットが、1つではな
く、複数のSTM-1リンクを終端するようにすることも可
能である。各ポートユニットは、各BSIUに向う1つの送
信電気リンク上にデータを送信し、各BSIUからの1つの
受信電気リンク上にデータを受信する。各TSM-1リンク
に対して、一つペアの電気リンクが存在する。例えば、
ポートユニット117は、BSIU111〜115に向う一
つの送信および受信リンクを持つ。このため、各方向に
おいて、サブラック110の32個のポートユニットを
10個のBSIUと相互接続する320個の電気リンクが存
在する。内部的には、各ポートユニットは、受信された
STM-1ビット流の各バイトの任意のビットを、BSIUと接
続された送信電気リンクの任意の一つに送信することが
できる。これら電気リンクは互いに独立であり、このた
め、各ポートユニットは、個々の任意のビットを、10
個のBSIUの任意の一つに分配することができる。BSIU1
11は、各ポートユニットから受信されるビット流に応
答して、ビット流を結合し、これらを光ファイバリンク
108を通じて、BSSU120に出力する。ポートユニッ
トは、入りバイトの任意のビットをBSIU111に送信す
ることが可能であり、このため、BSSU120は、入りST
M-1リンクの8個のデータビットの任意の一つを交換す
ることができる。全てのポートユニットが、入りバイト
の同一ビット位置のデータを、BSSU120に送信する必
要があることに注意する。これは、BSSU120がこの情
報を交換した後に、このビットを、ポートユニットがこ
の情報を相互接続されたSTM-1リンク上に送出できるよ
うにポートユニットに送り返すために必要となる。サブ
ラック110のポートユニットによって特定のBSIUに向
けて送信あるいはこれから受信されるビットの選択は、
ポートコントローラ116によってスイッチコントロー
ラ101から受信される情報に基づいて制御される。
【0008】これらポートユニットは、これらバイトの
任意のビットを、これらBSSUの任意の一つに交換するこ
とができ、このため、万一、BSSU120が故障した場
合、それまでBSSU120によって交換されていたビット
を、(それまでアクティブでなかった)BSSU129ある
いは128に送ることが可能である。BSSU120〜12
9およびこれらと関連するBSIU(つまり各交換グルー
プ)は、電気的および光的に互いに隔離されている。こ
のため、図1の交換システムは、3つの交換グループの
全てが故障したとき、はじめて、STM-1リンク上の入り
バイトの交換の遂行が不可能となる。さらに、各々が1
ビットのみを交換するBSIUが、全部で10個存在し、こ
のため、あるサブラック内の3個のBSIUが故障したと
き、はじめて、そのサブラックは、情報の交換ができな
くる。ただし、この場合でも、他のサブラックは、使用
可能であることに注意する。図1に示す交換システム内
の通信を不能にし得る唯一のユニットは、ポートユニッ
トである。ただし、一つのポートユニットの故障は、単
に一つのSTM-1リンクが図1に示す交換システムによっ
て通信することが不可能となることを意味する。当業者
においては容易に理解できるように、予備のポートを用
いることで、信頼性をさらに向上させることも可能であ
る。
【0009】従来のシステムにおけるもう一つのシステ
ムの故障源は、制御情報を通信することが不可能となる
故障であった。図1の交換システムでは、スイッチコン
トローラ101は、制御情報を、BSSU120〜129
に、双向性光ファイバリンク、例えば、リンク104を
介して送る。各BSSUは、制御情報を交換されるべきデー
タと共に接続されたBSIUに送信あるいはこれから受信す
る。各BSIUは、各サブラック内のポートコントローラに
制御情報を送る。ポートコントローラ116は、制御情
報を、BSIU111〜115を介して送受する。ポートコ
ントローラ116は、受信された制御情報をポートユニ
ット117〜118に送信する。制御情報をスイッチコ
ントローラ101との間で送受するために用いることで
きる10個の経路が存在し、このため、ポートコントロ
ーラは、常に正当な制御通信路を持つことを保証され
る。各BSSUは、スイッチコントローラ101からの自身
の動作に関する制御情報を自身の光ファイバリンクを通
じて受信し、このため、この光ファイバの故障は、単一
のBSSUのみに影響を与えることに注意する。
【0010】制御情報がスイッチコントローラ101と
BSSU120〜129とを相互接続する光ファイバの各々
を用いて通信されるのに加えて、タイミング情報が同様
な方法にて通信される。こうして、各BSSUが、自身のタ
イミング情報を、他のBSSUとは別個に受信することが確
保される。加えて、各ポートコントローラは、全ての光
ファイバリンク、例えば、リンク108の上に、各BSSU
からこれを各ポートコントローラと相互接続するBSIUを
介して受信されるタイミング情報を利用して、サブラッ
ク内のタイミングが、サブラックコントローラ101の
タイミングと一致することを確保する。こうして、各ポ
ートコントローラは、複数のタイミング情報を受信する
ための経路を持つ。
【0011】図2は、BSSU120をより詳細に示す。各
STM-1リンクは、データをSDHフレームとして通信す
るが、各SDHフレームは、9列のデータを持つ。BSSU
120〜129は、一度に、1列のデータを交換する。
当業者においては容易に理解できるように、一度に一列
のデータの一部のみを交換するようにすることも可能で
ある。BSSU120は、図1に示すSTM-1リンクの各々の
バイトの1ビット流(以降1ビット位置とも呼ばれる)
に対するフルSDH交換を遂行する。BSSU120とサブ
ラックのBSIUとの接続は、双向性光ファイバを介して行
なわれ、この光リンクは、光トランシーバ201〜20
4に終端する。例えば、光トランシーバ201は、サブ
ラック110のBSIU111からの光ファイバリンク10
8に接続される。BSIUからの光ファイバリンクの各々
は、あるサブラックに接続された32個のSTM-1リンク
に対する1ビットのデータ流を運ぶ。データの各列は、
各STM-1リンクからの1ビットを含む。あるサブラッ
ク、例えば、サブラック110内で、ポートユニット1
17は、接続されたSTM-1リンクからの一列の1ビット
をBSIU111に送る。各サブラックは、全部で32個の
ポートユニットを含む。BSIU111は、32個のSTM-1
リンクの各々からのこれらビットに応答し、これらビッ
トを、単一ビット流に編成し、これをBSSU120に向う
リンク108上に送信する。
【0012】制御とタイミング情報については、BSSU1
20とスイッチコントローラ101との間で光ファイバ
リンク104を介して通信されるが、これは、光トラン
シーバ/タイミング回路217に終端する。回路217
は、この制御情報を、制御バス223上に送信する。
【0013】光トランシーバ201〜204を介してサ
ブラックから受信されるデータの交換は、TSI206
〜214によって遂行される。各BSSU内には全部で16
個のTSIが存在し、これによって、BSSUがフルブロー
ドキャスト交換を遂行することが可能となる。これらT
SIは、グループ化し、ペアにされる。例えば、TSI
206と207、TSI208と209、TSI211
と212、TSI213と214のペアに形成される。
あるTSIのペア内において、一方のタイプのTSI
は、光ファイバリンクからのデータを受信し、他方のタ
イプのTSIは、光ファイバリンク上にデータを送信す
る。あるTSIペア内において、各TSIは、相互接続
光ファイバリンクへのデータの交換を遂行する。命名を
簡単にするために、TSIのこれら2つのタイプは、以
降、送信TSIおよび受信TSIと呼ばれる。これらT
SIの各ペアは、他のTSIのペアによって受信される
全てのビットへのアクセスを持つ。これは、TSI間の
パスリンクを利用することによって達成され、このパス
リンクは、サブラック110〜130とBSSU120とを
相互接続する8個の光ファイバリンクから受信されるデ
ータビットを循環させることを可能にする。パスリンク
グループ218は、16個のパスリンク、つまり、パス
リンク219〜221から構成される。各パスリンク
は、4ビットから構成される。各TSIのペアは、相互
接続された光ファイバリンクから受信されるデータを2
個のパスリンクに送信する。例えば、TSI206は、
光トランシーバ201から受信されるデータを、パスリ
ンク219と220に送信する。TSI206と207
のペアは、光トランシーバ202〜204に終端する他
の光ファイバと関連するデータを、パスリンクグループ
218の残りの14個のパスリンク上に受信する。図3
との関連で後に述べるように、このTSIペアの内の受
信TSIは、光トランシーバからの入りデータを、8ビ
ットデータ流に編成する。例えば、TSI206は、光
トランシーバ201から受信されるデータに応答して、
これらデータを、8個のデータビット流に編成し、これ
らを、TSI206によってパスリンク219と220
に送信する。これら8個のデータビット流の各々は、4
個のSTM-1リンクからのデータを含む。TSI206は
各データビット流のこれら8ビットを、これらがTSI
207〜214を通過した後に、再び受信する。TSI
206は、このデータビット流の循環をこの時点で止め
る。
【0014】各TSIは、BSSU120に向う全ての入り
データビット流から4個のデータビット流を抽出する。
受信TSIは、この抽出の結果を送信TSIに送信す
る。各TSIは、各データビット流に関してフルSDH
交換を遂行するが、ここで、各データビット流は、4個
のSTM-1リンクからのデータを含む。例えば、TSI2
06は、入りデータビットから交換したビットを、ペア
リンク222を介して、TSI207に送信する。TS
I207は、ペアリンク222上にこうして受信される
4個のビットと、各クロックサイクルにおいて自身が交
換した4個のビットから、単一のビット流を形成し、こ
れを光トランシーバ201に送信する。光トランシーバ
201は、このデータビット流をリンク108上に送信
する。
【0015】PLL224は、光ファイバリンク104
上の入り情報から必要なタイミング情報を取出し、BSSU
120内のタイミングを生成する。回路216は、光フ
ァイバリンク104から受信される制御情報を、ポート
コントローラに送られるべき情報と、BSSU120の動作
を制御するために用いるための情報とに分離する。これ
ら両方のタイプの情報が、制御バス223の異なるビッ
ト位置に置かれる。同様に、TSIによってポートコン
トローラから相互接続された光ファイバリンクを介して
受信される制御情報が、制御バス223上に置かれる。
回路216は、こうして受信された制御情報を制御バス
223から抽出し、これを、光ファイバリンク104を
用いてスイッチコントローラ101に送られるSDHの
列に結合する。
【0016】次に、図3に示す受信TSI206につい
て説明する。他の受信TSIの設計もこれと同一であ
る。データ回路301は、光トランシーバ201から情
報を受信し、受信されたデータのタイミングとTSI2
06の内のタイミングとを一致させるために必要な弾性
メモリ機能とタイミングの回復を提供する。当業者にお
いては、データ回路301のこれら機能をどのように提
供するかは容易に理解できるものである。データ回路3
01は、直列ビット流を受信し、これらを8個のより低
速のビット流に編成し、これらを、バス300を用いて
セレクタ303〜307に向けて送信する。全部で16
個のセレクタが存在する。これら8個の低速ビット流の
各々は、4個のSTM-1リンクからのデータを含む。各セ
レクタは、バス300からの4個のビットか、あるいは
パスリンクグループ218のパスリンクからの4個のビ
ットを選択する。これらセレクタは、バス308上に受
信されるTSIアドレスに応答するセレクタコントロー
ル309によって制御される。このTSIアドレスは、
各TSIに対して永久的なものである。ある受信TSI
内では、任意の時間において、たった2個のセレクタの
みが、データ回路からのビットを選択する。TSI20
6についてのこの例においては、セレクタコントロール
309は、データ回路301から8個のビットを選択
し、セレクタ303と304に出力する。残りのセレク
タは各々、パスリンクグループ218からの4個のビッ
トを選択する。例えば、セレクタ307は、パスリンク
221上の送られる4個のビットを受信する。セレクタ
303〜307の出力は、パスフォワード出力回路31
1〜314と、遅延回路316〜319に送られる。パ
スフォワード出力回路311〜314の出力は、パスリ
ンクに送られ、これらによってTSI207に向うパス
リンクグループ302が構成される。TSI207は、
パスフォワード出力回路312から受信されるこれら4
個のビットに応答して、TSI206の遅延回路316
に対して後に説明されるのと同一の遅延機能を遂行す
る。データ回路301は、また、ポートコントローラか
ら光ファイバリンク104を用いてスイッチコントロー
ラ101に送信されることを意図される制御情報を抽出
する。この制御情報は、制御バス223に挿入され、図
2の回路216によって、光ファイバリンク104上に
伝送されている情報内に適当に結合される。
【0017】遅延回路316〜319の機能は、データ
回路301から受信される8個のビットと、パスリンク
グループ218からの受信される残りの56個のビット
とを正しく整合させることにある。これは、図2のTS
I208によって受信され、その後、TSI209〜2
14を介してTSI206に送られる8個のビットが、
データ回路301がセレクタ303と304に送信して
いるデータに対して15回の内部クロックサイクルだけ
遅れるために必要となる。各遅延ブロックに必要な遅延
の量は、図2における特定のTSIの他のTSIに対す
る位置に依存するために、TSIアドレスが遅延回路3
16〜319を制御するためにも用いられる。
【0018】遅延回路316〜319の出力は、TSI
ブロック312〜324から構成されるTSIグループ
320に供給される。図3では、図面を簡素化するため
に、各遅延回路から来る4個のビットの各々が、TSI
グループ320を構成するTSIブロック321〜32
4の各々に接続されることは示されていない。TSIブ
ロック321〜324の各々は、これら64個の入りビ
ットに応答して、タイムスロットインタチェンジ機能を
遂行し、1ビットを、出力回路326〜329の内の関
連する出力回路に出力する。例えば、TSIブロック3
21は、交換したビットを、出力回路326に出力す
る。出力回路326〜329は、これらの4個のビット
を、ペアリンク222を介して、TSI207に送信す
る。これら4個のビットは、TSI207の交換出力で
ある4個のビットと結合される。TSI207は、こう
して結合されたビットを、光トランシーバ201を介し
てリンク108に送信する。
【0019】図4は、TSI207を示す。遅延ボック
ス402〜406は、図3の遅延ブロック316〜31
9と同一の機能を遂行する。TSIブロック411〜4
14は、図3のTSIブロック321〜324と同一の
機能を遂行する。パスフォワードブロック407〜41
0は、図3のパスフォワードブロック311〜314と
同一の機能を遂行する。当業者においては容易に理解で
きるように、図3と図4のTSIは、一つの共通の集積
回路として、単に、その回路が受信TSIとして用いら
れるか、送信TSIとして用いられるか応じて不要な部
分を不能にすることも可能である。この選択は、TSI
アドレス内の情報に基づいて行なうことも可能である。
データ回路401は、TSIブロック411〜414か
らの出力と、TSI206からペアリンク222を介し
て受信される4個のビットとに応答して、適切なフレー
ム編成を遂行し、これを光ファイバリンク108上に送
信する。加えて、データ回路401は、図2の回路21
6によって分離され、制御バス223上に置かれた制御
情報を、当分野において周知の方法を用いて、光ファイ
バリンク108上をBSIU111に向けて送信されている
情報に結合する。
【0020】図5は、図3のTSIブロック321をブ
ロック形式にて示す。図3のTSIブロック322〜3
24と、TSIブロック411〜414は同一の設計を
持つ。各クロックサイクルにおいて、遅延ブロック31
6〜319によって生成された64個の情報のビット
が、タイムスロットカウンタ501のアドレス制御下で
ジュアルポートメモリ502にロードされる。4回のク
ロックサイクルで、図1の256個の全てのSTM-1リン
クからの1ビットのデータが、ジュアルポートメモリ5
02にロードされる。タイムスロットカウンタ501
は、各タイムスロットにおいて、0に戻るまで増分し、
その後、上に向けて増分を継続する。カウンタ501
は、BSSU120によって受信される各マルチフレームに
対して1回サイクルする。タイムスロットRAM503
の内容は、スイッチコントローラ101から光ファイバ
リンク104を介してBSSU120に送られ、制御バス2
23から受信される情報によってセットされる。この情
報をTSI RAM503にロードする方法は当分野において
周知である。TSI RAM503内の各ワードは、各タイム
スロットにおいて、ジュアルポートメモリ502に格納
された64個の入力ビットのワードのどれを選択すべき
か定義する。TSI RAM503の制御下で、ROM506
は、固定パターン信号生成動作を遂行する。TSI RAM5
03とROM506の内容によってフルSDH交換機能
が実現される。ジュアルポートメモリ502からの選択
された64個のビットと、セレクタ508からの1個の
ビットがセレクタ504に送られる。セレクタ504
は、TSI RAM503からのワードの一部分の制御下で、
これら65個のビットの中から、1個のビットを選択
し、1個のビットを、図3の出力回路326に向うリン
ク330に送信する。ROM506は、8個のビット
を、ケーブル507上にセレクタ508に向けて出力す
る。セレクタ508は、ROM506がデータ源である
場合は、バス223上の制御ビットに応答して、これら
8個のビットの一つを選択して、セレクタ504に送信
する。
【0021】任意の時点において、図2のTSI206
〜214の各々TSIブロックが同一の情報を持ち、任
意の特定のSTM-1リンクからの出力情報を全てのSTM-1リ
ンクに出力できるために、BSSU120内でフルブロード
キャスト交換能力が実現される。こうして、BSSU120
〜129は、一体となって、これらSTM-1リンクの全て
のビットのフルブロードキャスト能力を提供する。さら
に、任意の個数のSTM-1リンクから残りのSTM-1へのフル
ブロードキャストから部分的ブロードキャスト能力に至
るまでの任意の組合せを提供することが可能である。長
所として、この能力が、BSSU120〜129によって遂
行される機能を個々のビットスライスにビットスライシ
ングすることによって可能とされる。
【0022】ブロードキャスト能力との関連で、各STM-
1リンクによって63個のElトランクに相当するもの
が運ばれることに注意する。SDH交換プロトコルによ
って交換することが可能なデータの最小の単位は、El
トランクであるが、これは、1つの入りE1トランク
を、全ての他の出E1トランクに交換できることを意味
する。1つのE1トランクは、16,127個の他のE
1トランクに交換することができるために、これは、大
きなブロードキャスト能力を提供する。
【0023】当業者においては容易に理解できるよう
に、この実施例は、SDHスイッチング機能を遂行する
ための交換について開示するが、入りリンクに関して他
のプロトコルスイッチングを遂行することも可能であ
る。
【0024】次に、タイミング情報を、スイッチコント
ローラ101からポートコントローラに運ぶ方法につい
て説明する。各ポートコントローラは、スイッチコント
ローラ101からのタイミング情報を受信するために用
いることができる10個の経路を持つ。図6は、これら
経路をポートコントローラ116に関して示す。図6
は、スイッチコントローラ101のビットスライスコン
トロール(BSC)602からサブラック110内のポ
ートコントローラ116のデジタルタイミングユニット
(DTU)603に向うタイミング路を示す。他のサブ
ラックも類似するDTUを含む。BSC602は、シス
テムタイミングユニット(STU)601からタイミン
グ情報を受信する。BSC602は、このタイミング情
報を、制御情報に埋め込んで、リンク、例えば、リンク
104を介してBSSU送信する。デジタル位相ループ(DP
LL)コントローラ608は、BSIU、例えば、BSIU111
と協力して、BSIU111〜BSIU115に接続されたリン
クから回復されるこのタイミング情報に応答して、周知
の方法を用いて、ローカル発振器605に対する調節信
号を生成する。この調節によって、ローカル発振器60
5の出力は、システム周波数を定義するサブラックコン
トローラ101のSTU601に位相および周波数を同
期される。
【0025】この動作を遂行するために、デジタル位相
ループ(DPLL)コントローラ608は、BSIU111〜1
15によって受信される位相および周波数の情報の差を
平均化する。DPLLコントローラは、この差の平均に関す
る情報を発振器調節回路606に供給し、発振器調節回
路606は、この情報を用いてローカル発振器605の
出力を制御する。後に説明するように、BSC602と
BSSU120〜129との間の伝送は共通の時間ベースに
基づいて行なわれるが、それでも、位相および周波数の
情報がBSIUによって抽出されるまでの間に、DTU60
3に向う経路の各々において一連のPLLが用いられる
ために、これら経路上に位相ノイズが発生する。
【0026】図6に示すように、BSSU120は、リンク
104上に送信される制御情報に応答して、最初に、RP
LL623を用いて、リンク104上に送信される周波数
を回復し、この情報を、弾性メモリに格納する。BSSU1
20は、内部タイミングの目的で、PLL224を用い
て、タイミング情報を生成する。このデータは、データ
回路401に出力を供給するTPLL621によって生成さ
れるタイミングを利用してリンク108に出力される。
このように、BSSU120は、3個のPLLを直列に用る
ために、基本システムタイミングに幾らかのジッタが導
入される。
【0027】リンク108上に送信されたデータは、次
に、RPLL623と類似するRPLLを用いるフレーマ611
によってフレーム化される。フレーマ611は、リンク
108上に送信されるデータを回復し、これを、弾性メ
モリ書込みカウンタ612によって生成されるアドレス
を利用して、弾性メモリ614に書き込む。ここで、フ
レーマ611は、リンク108上に送信される単一のビ
ット流を、8個のより低速な並列のビット流に変換し、
これを弾性メモリ614に格納することに注意する。弾
性メモリ614に格納されたビット流の各々からグルー
プのデータが形成され、これらが、サブラック110に
相互接続された4個のSTM-1リンク上に送信される。読
出しにおいては、スイッチ616は、弾性メモリ614
に格納されたデータ流の各々から、個々のSTM-1リンク
に向けられるべきデータを分離し、この情報を、適当な
ポートユニット、例えば、サブラック110内のポート
ユニット117に送信する。これらデータ流は、ケーブ
ル626を介して、個々のポートユニットに送信され
る。この情報は、弾性メモリ614から、弾性メモリ読
出しカウンタ617の制御下で読み出される。
【0028】送信機615は、データを送信する点が異
なることを除いて、上述の要素612〜617によって
遂行されるのと類似の動作を遂行する。送信機615
は、ポートユニット、例えば、図1のポートユニット1
17から受信される個々のSTM-1リンクからの出力に応
答する。図8に示すように、スイッチ817は、STM-1
リンクから受信フレーマ803を介して受信された情報
を、対応する個々のデータビット流に分離した後に、BS
IUの各々に向けて送信する。例えば、送信器615は、
1個のこのようなデータビット流を、リード817を介
して受信するが、このリード817は、ケーブル627
の一部分である。送信機615は、ケーブル627から
受信されるこのビット流に応答して、これらを、各々の
ビット流が4個のSTM-1リンクからのデータを含む8個
のビット流に編成する。この情報が、ケーブル628を
介してフレーマ611に送られる。フレーマ611はこ
れに応答して、この情報を、タイミング信号発生器60
4から受信されるシステムMFS信号およびクロック信
号を利用して、双向性光リンク108上に送信する。送
信器615は、この情報を、フレーマ611に、タイミ
ング信号発生器604から受信されるタイミング情報を
利用して送信する。フレーマ611は、この情報を、光
ファイバリンク108を介して、BSSU120のデータ回
路401に中継する。データ回路401は、弾性メモリ
614と類似する弾性メモリを利用して、送信器615
から受信されたこの情報を、PLL224によって生成
されるタイミング情報と同期して送信する。後に説明す
るように、各ポートユニットは、BSC602の制御下
で、STM-1リンク上の入りビット位置の各々がどのBSIU
に向けて送信されるべきかの決定を行なう。
【0029】BSC602からBSSUを介して送信される
制御情報は、BSIUのフレーマ、例えば、フレーマ611
によって分離された後に、DTU603の制御情報受信
機631に送信される。制御情報受信機631は、BSIU
111〜115の大多数からの同一の制御情報を選択す
る。制御情報受信機631は、DPLLコントローラ608
に向けられた制御情報を分離して、この情報を、DPLLコ
ントローラ608に向うケーブル632上に出力する。
制御情報受信機631は、接続されたSTM-1リンクのど
のビット位置が個々のポートユニットによってBSIU11
1〜115に送信されるべきかの指定を制御する制御情
報を抽出し、この制御情報が、ケーブル633を介して
各ポートユニットに送信される。長所として、複数の制
御情報路が用いられるために、制御情報受信機631の
ような単純なハードウエア回路を用いて最終的な制御情
報を決定することが可能となり、これは新たな制御情報
に対する迅速な応答を可能にする。
【0030】弾性メモリ614の目的は、リンク108
から受信されるデータを緩衝し、このデータを弾性メモ
リ614からサブラック内の他のBSIU内の対応する要素
と同期して読出し、これを適当なポートユニットに送信
できるようにすることにある。弾性メモリ書込みカウン
タ612は、フレーマ611からリード618上に受信
されるクロック信号、およびリード619上に送信され
るシステムのマルチフレーミングストローブ(MFS)
信号によって生成される周波数によって制御される。フ
レーマ611は、これら2つの信号を、リンク108上
に送信されるデータ内に埋め込まれたタイミング情報か
ら回復する。システムのMFS信号は、リンク108上
を送信されるデータの各マルチフレームの開始を定義
し、クロック信号は、フレーマ611の速度を定義す
る。つまり、フレーマ611は、この速度にて、弾性メ
モリ614に書込まれる8個の並列なデータ流の各々に
対する新たなビットを供給する。リンク108からのシ
ステムのMFS信号は、弾性メモリ書込みカウンタ61
2がいつ零になるべきかを定義する。同様に、弾性メモ
リ読出しカウンタ617は、DTU603のタイミング
信号発生器604からリード638上に送信されるMF
S信号、およびリード639上に送信されるクロック信
号によって制御される。タイミング信号発生器604
は、ローカル発振器605の出力によって制御される。
ローカル発振器605によって生成される周波数および
位相と、スイッチコントローラ101のBSC602に
よって利用される発振器の周波数および位相が長期間に
渡って同一である場合は、弾性メモリ書込みカウンタ6
12の内容は、一例として、リード638上のMFS信
号によって弾性メモリ読出しカウンタ617が零にセッ
トされたとき、最大カウント値の半分となる。この機能
は、DPLLコントローラ608によって遂行される。弾性
メモリ書込みカウンタ612と、弾性メモリ読出しカウ
ンタ617の内容のこの差は、DTU603によって利
用される周波数と、スイッチコントローラ101のBS
C602によって利用されるシステム周波数との間の変
動を許容するように設計される。
【0031】次に、DPLLコントローラ608によって、
ローカル発振器605の周波数がどのように調節される
かをより詳細に説明する。サブラックのMFS信号が発
生した瞬間に、弾性書込みカウンタ612の内容が、差
ラッチ613内に格納される。BSIU112〜115は、
各々、差ラッチ613に類似するラッチを持つ。DPLLコ
ントローラ608は、サブラックのMFS信号に応答し
て、これら各ラッチの内容を読み出す。DPLLコントロー
ラ608は、次に、各ラッチの内容から、一例として、
弾性書込みカウンタ612に格納することが可能な最大
値の半分を減ずる。結果としてのBSIU111〜115の
各々に対する数値によって、ローカル発振器605の位
相と、個々のBSIUによって関連するBSSUからの入りリン
クを介して回復されるシステム周波数の位相との差が定
義される。DPLLコントローラ608は、こうして得られ
る結果としての数値に応答して、図7に示す動作を遂行
する。
【0032】図7は、図6に示すDTU603のDPLLコ
ントローラ608によって、ローカル発振器605の周
波数を調節するために遂行されるステップを流れ図にて
示す。動作は、開始ブロック701から開始され、判定
ブロック702において、ローカル発振器605の周波
数を調節するための計算を遂行するための時間期間が経
過したか否か決定する。好ましくは、この時間期間は、
1ミリ秒とされる。答えが否定である場合は、判定ブロ
ック702が反復される。判定ブロック702における
答えが肯定である場合は、ブロック703において、有
効リスト内にリストされている最初のBSIUを選択する。
この有効リストは、前にタイミングが正しいと決定され
たBSIUを定義する。次に、ブロック704において、選
択されたBSIUと関連するエラー情報を読み出す。このエ
ラー情報は選択されたBSIUのフレーマ、例えば、BSIU1
11のフレーマ611から得られる。次に、判定ブロッ
ク706において、選択されたBSIUと関連するBSSUとを
相互接続するリンク上にリンクエラーが検出されたか決
定する。答えが肯定である場合、つまり、リンクエラー
が検出された場合は、制御は、ブロック709に渡さ
れ、ここで、選択されたBSIUを有効リストから削除す
る。ブロック709の実行の後、制御は、判定ブロック
712に渡されるが、この動作については、この段落の
後の箇所で説明する。判定ブロック706に戻り、答え
が否定である場合は、判定ブロック708において、関
連するBSSUからの情報が関連するBSSUの内部エラーを示
すか否か決定する。このエラー情報もフレーマ611か
ら得られる。判定ブロック708における答えが肯定で
ある場合は、制御はブロック709に渡されるが、この
動作については上で説明した通りである。判定ブロック
708における答えが否定である場合は、ブロック71
1において、選択されたBSIUの差ラッチ、例えば、差ラ
ッチ613からの数値を、この値から弾性メモリ書込み
カウンタの最大カウンタの半分を減じた後に、合計に加
え、これを後の使用のために維持する。ブロック711
の実行の後に、判定ブロック712において、有効リス
トに別のBSIUが存在するか否か決定する。答えが肯定で
ある場合は、そのBSIUを選択し、制御は、判定ブロック
712からブロック704に渡される。
【0033】判定ブロック712に戻り、答えが否定で
ある場合は、判定ブロック713において、計算された
合計を、検証されたBSIUの数で割ることで、検証された
複数のBSIUの複数のラッチからの情報の平均を計算す
る。上の数値は両者ともブロック711において計算さ
れたものである。この平均値の使用は、無相関ノイズが
使用可能なソースの数が増加すると減少するという事実
を利用するものである。次に、ブロック714におい
て、この平均値を利用して、当分野において周知の方法
を用いて調節値を計算し、この調節値を発振器調節回
路、例えば、発振器調節回路606に送信する。制御
は、次に、判定ブロック716に渡される。
【0034】判定ブロック716において、有効リスト
内のBSIUに関する統計的スクリーニングテストを遂行す
るための時間が経過したか否か決定する。答えが否定で
ある場合は、制御は、判定ブロック702に戻される。
この統計的スクリーニングは、好ましくは、10ミリ秒
毎に遂行される。ただし、当業者においては容易に理解
できるように、この統計的スクリーニングは、これとは
異なる間隔にて遂行することも可能である。判定ブロッ
ク716における答えが肯定である場合、ブロック71
7において、最初のBSIUを選択する。これは、好ましく
は、BSIU111とされる。次に判定ブロック718にお
いて、平均の標準偏差を計算し、選択したBSIUの差ラッ
チから読み出された値が、ブロック713において計算
した平均値からの標準偏差以内であるか否か決定する。
判定ブロック718における答えが否定である場合は、
選択したBSIUを有効リストから削除し、その後、制御
は、判定ブロック722に渡される。判定ブロック71
8に戻り、答えが肯定である場合は、判定ブロック71
9において、選択したBSIUを有効リストに追加し、その
後、制御は、判定ブロック722に渡される。判定ブロ
ック722において、統計的にスクリーニングされるべ
き別のBSIUが存在するか否か決定する。説明中の例で
は、スクリーニングされるべき最後のBSIUは、BSIU11
5である。判定ブロック722における答えが肯定であ
る場合は、ブロック723において次のBSIUを選択し、
その後、制御は、判定ブロック718に戻される。判定
ブロック722の答えが否定である場合は、制御は判定
ブロック702に戻される。
【0035】図7の説明は、関連するBSSUからの光ファ
イバリンクから、ローカル発振器605に対する調節値
を計算するために利用できる十分に安定な周波数を回復
するBSIUを選択することとの関連で行なわれた。ただ
し、当業者においては、実際に選択されるのは、例え
ば、BSIU111との関連で述べると、BSSU120、光フ
ァイバリンク108、およびポートユニット117から
構成される経路であることを理解できるものである。つ
まり、選択され、検証されるのは、BSIU111からBS
C602に至るこの経路である。
【0036】図8は、ポートユニット117を示す。他
のポートユニットも類似する設計を持つ。データは、ST
M-1リンク103上に、PLL802のタイミングの制
御下で、DTU603のタイミング信号発生器604か
らリード813上に送信されるSTM-1クロック信号を利
用して送信される。図8には、トランシーバは示されな
いが、これは、当業者においては周知である。また、こ
の送信は、周知の方法を用いて行なわれる。STM-1リン
ク103からの入りデータについては、受信機フレーマ
803によってフレーム化される。
【0037】図8での関心事は、ポートユニット117
を用いて、どのようにして、遠隔位相検出を遂行し、S
TU601を、位相および周波数において、STM-1リン
ク103にロックするかの方法である。リンク周波数
が、受信フレーマ803によって回復され、アンチエイ
リアシングPLL(anti-aliasing PLL)804に送信さ
れる。PLL804は、50Hzのローパス位相伝達関
数を持ち、結果としてのろ波された信号を、デジタルク
ロック信号として、カウンタ805に送信する。加え
て、PLL804は、ケーブル811を介して、遠隔位
相コントローラ809に向けて入りリンク上に過剰なジ
ッタあるいはクロックの損失が存在するか否かの情報を
送信する。カウンタ805は、フリーラニングカウンタ
であり、単に、カウントアップした後に、零に戻る。カ
ウンタ805の出力は、タイミング信号発生器604か
らリード638を介して受信されるMFS信号の制御下
で、ラッチ806内に格納される。このMFS信号は、
500ミリ秒間隔で発生し、図6のリード638上に送
信される。SUB-MFS信号は、17の倍数を減じた信号で
あり、リード812上に送信される。先にラッチ806
に格納されたデータが、MFS信号によるクロックによ
って、ラッチ807に格納される。減算器808は、ラ
ッチ806とラッチ807の内容間の差を計算する。ラ
ッチ806とラッチ807との間のこの差は、この最後
のMFS間隔において発生した入力クロック期間の数を
表す。次に、期待される差値が、遠隔位相コントローラ
809によって送信されるべきビットの数から減じられ
る。この期待される差値は、STU601と、STU6
01がそれに対して同期を試みているSTM-1リンクと
が、完全に同期している場合に期待されるクロック期間
の数である。次に、この期待される差値が、減算器80
8によって、ラッチ806とラット807の内容の差値
から引かれ、結果として、最終的な差値が得られる。次
に、この最終的な差値を用いて、リンク周波数と図6の
ローカル発振器605によって生成される周波数との間
の500マイクロ秒間隔における位相の増分差が表され
る。ローカル発振器605の周波数は、基本的には、S
TU601によって生成されるシステム周波数であっ
て、このシステム周波数が図1のシステムのタイミング
を取るために利用されるために、この最終的な差値は、
1MFS間隔におけるリンク周波数とシステム周波数と
の間の差を表す。この最終的な差値が、STU601に
送られ、STU601は、この差値を用いて、システム
周波数を、システム周波数がリンク周波数と位相および
周波数において一致するまで調節する。
【0038】遠隔位相コントローラ809は、各MFS
信号が発生する度に遠隔位相メッセージを編成する。こ
の遠隔位相メッセージは、減算器808から送られる現
在の差値と、最後の16回の計算において発生した差値
の合計(差値の総和とも呼ばれる)とから成る。当業者
においては容易に理解できるように、この差値の合計
を、最後の16回の計算の総和とは異なる方法で計算す
ることも可能である。例えば、2回の計算を表す差値の
合計を用いることも可能である。さらに、当業者におい
ては容易に理解できるように、各MFS信号が発生する
に度に、複数の差値の合計を遠隔位相メッセージに入れ
て送信することも可能である。さらに、このメッセージ
に、PLL804からケーブル811を介して送信され
る情報、並びに、カウンタ810の内容を付加すること
も考えられる。カウンタ810は、16までカウントし
た後に零にリセットされる単純な二進カウンタであり、
カウンタ810の内容は、遠隔位相コントローラ809
によって生成された遠隔位相メッセージのシーケンスを
定義する。この遠隔位相メッセージは、図6のDTU6
03のDPLLコントローラ608に送信される。各ポート
ユニットは、別個の類似する遠隔位相メッセージを、DP
LLコントローラ608に送信する。DPLLコントローラ6
08は、STU601から前に受信したメッセージの制
御下で、一例として、0、1あるいは2個のこれら遠隔
位相メッセージを選択し、こうして選択した遠隔位相メ
ッセージを、BSIU111〜115およびBSSU120〜1
29の各々を介してSTU601に送信する。ある任意
の時間において、STU601は、一つのポートユニッ
トからの遠隔位相メッセージのみを用いる。長所とし
て、STU601は、任意の時間において、各サブラッ
クから2個の遠隔位相メッセージを選択することがで
き、全体しては、最大で、16個までの遠隔位相メッセ
ージを選択することができる。当業者においては容易に
理解できるように、この能力は、STU601が多くの
タイプの同期動作を遂行することを可能にする。STU
601は、最も正確な周波数の精度を持つことが示され
たSTM-1リンクに基づいて基準の選択を行なう。この柔
軟性は、STU601が、図1に示すシステム上に終端
する256個のSTM-1リンクの任意の一つをそれに対し
てシステム周波数を同期するためのリンクとして選択す
ることを可能にする。
【0039】ポートユニット117によってSTM-1リン
ク103から受信されるデータは、最初、受信フレーマ
803によってフレーム化される。受信フレーマ803
は、弾性メモリ614の機能およびこれと関連する書込
みおよび読出しカウンタの機能を含むことに注意する。
この情報は、フレーマ803の弾性メモリからが読み出
され、8個のビットが並列にスイッチ814に送信され
る。スイッチ814は、ケーブル633上に受信される
制御情報受信機631からのビットスライス制御情報に
応答して、ビット流を編成し、これを、BSIU111〜1
15に向うケーブル上に送信する。例えば、BSIU111
がデータを交換するために用いられている場合は、1個
のビット流を、導線817を介して、BSIU111に送信
する。
【0040】STM-1リンク103上に送信されるべきデ
ータは、スイッチ816によって、アクティブにデータ
を交換しているBSIU111〜115の各々から受信され
る。例えば、スイッチ816は、スイッチ616から導
線629を介して、STM-1リンクの1個のビット位置に
対するビットを受信する。制御情報受信機631 から
ケーブル633を介して受信される制御情報に応答し
て、スイッチ816 は、入りコネクタ上に受信される
ビット位置を適当なビット位置に配列し、これによっ
て、これらビットが、ケーブル818を介して並列に送
信フレーマ801に送信されるビット上の適当な位置を
取るようにする。ケーブル818は、8個のビットを、
並列に運ぶ。送信フレーマ801は、各サイクルにおい
て受信される8個の入りビットに応答して、これらビッ
トを一つの直列ビット流に編成し、STM-1リンク103
上に送信する。
【0041】図9は、図6のSTU601をより詳細に
示す。遠隔位相コントローラ、例えば、図8の遠隔位相
コントローラ809によって送信された遠隔位相メッセ
ージは、最初、図6のBSC602によって受信され、
次に、STU601に送信される。DPLLコントローラ9
01は、選択されたポートユニットからの遠隔位相メッ
セージに応答して、発振器調節回路903を介して、ロ
ーカル発振器904の位相を制御する。ローカル発振器
904は、精密発振器905および選択されたSTM-1リ
ンクに合わせて調節される。DPPLコントローラ901に
よってローカル発振器904を調節を遂行するために利
用されるアルゴリズムは、当業者においては周知であ
り、例えば、合衆国特許第5,483,201号において開示さ
れている。このため、詳細についてはこれを参照された
い。ローカル発振器904の出力を利用して、タイミン
グ信号発生器906が駆動され、タイミング信号発生器
906は、システムタイミングを、BSC602に供給
する。
【0042】図10は、STU601の代替実施例を示
す。この実施例においては、要素1001〜1005
は、タイミング信号発生器1006にシステム周波数を
供給する点では、図9の要素901〜905と同一に機
能する。図9のSTU601の第1の実施例と同様に、
DPLLコントローラ1001は、選択されたポートユニッ
トからの遠隔位相メッセージに応答して、ローカル発振
器1004を制御する。ただし、ここでは、加えて、図
1に示すシステムと共にもう一つの外部交換システムが
設置され、この交換システムは、システム周波数を、ST
M-1リンクの別の一つから派生する。タイミング信号発
生器1006の周波数および位相は、下部の各ポートユ
ニット、例えば、ポートユニット117の所では正確で
ある。このため、STU601は、図10のデジタルシ
ンセサイザ1012を利用し、遠隔位相コントローラ、
例えば、図8の遠隔位相コントローラ809によって生
成された遠隔位相メッセージを用いて、任意の与えられ
たSTM-1 リンクの周波数を再生することが可能である。
つまり、DPLLコントローラ1001は、遠隔位相コント
ローラからの遠隔位相メッセージに応答して、ケーブル
1011を介して、デジタルシンセサイザ1012を制
御し、これによって、タイミング信号発生器1006か
らアナログPLL1008に送信することが許されるパ
ルスの数を制御する。アナログPLL1008は、この
入りパルスに応答して、選択されたSTM-1リンクの周波
数および位相を表すフィルタリングされた高度に正確な
信号であるアナログ信号を再生する。次に、このアナロ
グ信号が外部交換システムに送信される。
【0043】図11は、図10の要素によって生成され
る信号を示す。ライン1101は、タイミング信号発生
器1006によってリード1007上に出力される周波
数信号を示す。ライン周波数信号の周波数および位相
と、タイミング信号発生器1006によってリード10
07上に出力される周波数信号とが長期間に渡って一致
する場合は、デジタルシンセサイザ1012は、図11
のライン1103上に示すようなパルスを継続的に出力
する。この結果、デジタルシンセサイザ1012は、タ
イミング信号発生器1006からリード1007上に受
信される6個のパルスに応答して、リード1007上に
受信される6個のパルスに対して4個のパルスを、リー
ド1009を介して、アナログPLL1008に送信す
ることとなる。アナログPLL1008は、これらパル
スに応答して、好ましくは、一つの2048kHz信号
を生成し、これを外部交換システムに送信する。STT-1
リンクのライン周波数の方が、タイミング信号発生器1
006の周波数より低い場合は、デジタルシンセサイザ
1012は、DPLLコントローラ1001の制御下で、ラ
イン1102に示すように、6個のパルスに対して3個
のパルスを生成することでこの周波数の差を、アナログ
PLL1008の出力がSTM-1リンクの周波数および位
相に一致するまで調節する。反対に、ATM-1リンクの周
波数信号の方が、タイミング発生器1006の周波数よ
り高い場合は、デジタルシンセサイザ1012は、DPLL
コントローラ1001の制御下で、リード1007上に
受信される入りパルスに応答して、ライン1104に示
すように6個のパルスに対して5個のパルスを送信す
る。アナログPLL1008は、こうして増加された数
のパルスに応答して、外部交換システムに送信される信
号の周波数を増加させる。入力上に受信されるデジタル
パルスに応答して滑らかで安定したアナログ信号を生成
するためにアナログPLL1008をどのように設計す
れば良いかは当業者においては周知である。
【0044】図12は、図10のデジタルシンセサイザ
1012を詳細に示す。要素1201〜1205は、リ
ード1007上にタイミング信号発生器1006からの
クロックパルスを6個受信した後、再びサイクルを開始
するモジュロ6カウンタを形成する。これらモジュロ6
カウンタの設計および動作は、当業者においては周知で
あり、これらの詳細についてはここでは割愛する。図1
2に示す論理回路の全体的な動作を説明すると、フリッ
プフロップ1214がセットされている場合は、図11
のライン1104によって示されるように、モジュロ6
カウンタの各サイクルにおいて、リード1007上に受
信される6個のパルスに対して5個のパルスがゲート1
221と1222を介してリード1009上に送信され
る。フリップフロップ1213がセットされており、フ
リップフロップ1214がセットされてない場合は、図
11のライン1102によって示されるように、モジュ
ロ6カウンタの各サイクルにおいて、6個のパルスに対
して3個のパルスが、ライン1007から、ゲート12
21と1222によってリード1009に送信される。
フリップフロップ1214と1213の両方ともセット
されてない場合は、モジュロ6カウンタの各サイクルに
おいて、4個のパルスが、リード1007からリード1
009にゲート1221と1222によって送信され
る。ゲート1216〜1219は、モジュロ6カウンタ
の状態(フリップフロップ1201〜1203の出力)
に応答して、フリップフロップ1220を制御する。一
方、フリップフロップ1220は、ゲート1221を制
御することで、フリップフロップ1213と1214と
の関連で上に説明した動作を達成する。当業者において
は容易に理解できるように、要素1213〜1222の
動作と、これと関連してのフリップフロップ1201〜
1203の動作によってこれら動作が遂行される。
【0045】モジュロ6カウンタの各サイクルにおい
て、フリップフロップ1214の状態はシフトレジスタ
1211の出力によって決定され、フリップフロップ1
213の状態はシフトレジスタ1212の出力によって
決定される。シフトレジスタ1211および1212
は、各々8個のビットを含む。これら8個のビットは、
DPLLコントローラ1001からケーブル1011を介し
て受信されるデータ/ストロボ信号を介して、これらシ
フトレジスタに挿入される。シフトレジスタ1211に
ロードされるデータは、サブケーブル1225を介して
受信され、リード1223および1224上のストロボ
信号の制御下でロードされる。同様に、シフトレジスタ
1212にロードされるデータは、サブケーブル122
6を介して受信され、リード1223および1227上
に受信されるストロボ信号の制御下でシフトレジスタ1
212にロードされる。シフトレジスタ1211および
1212は、モジュロ6カウンタの各サイクルにおい
て、1度のみシフトされる。これらシフトレジスタ内部
のビットのシフトは、ゲート1206およびフリップフ
ロップ1207によって制御され、これにより、リード
1007上のクロック信号が、これらシフトレジスタ
を、モジュロ6カウンタのサイクルの開始において、シ
フトすることが可能となる。
【0046】図13は、DPLLコントローラ1001によ
ってデジタルシンセサイザ1012を制御する際に遂行
されるステップを流れ図にて示す。判定ブロック130
1において、デジタルシンセサイザ1012に送信する
調節値の計算を遂行する時間であるか否か決定する。こ
の計算は、好ましくは、8ミリ秒毎に遂行される。前述
のように、遠隔位相コントローラ、例えば、図8の遠隔
位相コントローラ809は、システム周波数とリンク周
波数との間の差を、1ミリ秒毎に計算するが、これと共
に、8ミリ秒期間に渡っての差の総和を維持する。デジ
タルシンセサイザ1012の調節には、この差の総和が
利用される。判定ブロック1301における答えが肯定
である場合は、制御は、判定ブロック1302に渡さ
れ、ここで、遠隔位相メッセージにエラーの発生が示さ
れるか否か決定する。判定ブロック1302における答
えが肯定である場合は、制御は、エラーを回復するため
にブロック1303に渡される。判定ブロック1302
における答えが否定である場合は、制御は、判定ブロッ
ク1304に渡され、ここで、差の総和が“−7”より
大きく、“7”より小さいか否か決定する。判定ブロッ
ク1304における答えが否定である場合は、制御は、
エラーを回復するためにブロック1303に渡される。
判定ブロック1304における答えが肯定である場合
は、判定ブロック1306において、差の総和が零より
小さいか否か決定する。判定ブロック1306における
答えが肯定である場合は、制御はブロック1307に渡
され、ここで、差の総和の絶対値が、バイトにおいて等
価の個数のビットに変換される。例えば、差の総和が
“−4”である場合は、ブロック1307において、4
個の1および4個の0を持つバイトが形成される。ブロ
ック1307においてこうしてバイトを形成した後に、
制御は、ブロック1308に渡される。ここで、シフト
レジスタ1212には、こうして形成されたバイトがロ
ードされ、シフトレジスタ1211には、零が挿入され
る。
【0047】判定ブロック1306に戻り、答えが否定
である場合は、判定ブロック1309において、差の総
和が0より大きいか否か決定される。答えが肯定である
場合は、ブロック1312において、差の総和の絶対値
に等しい等価の個数のビットを含むバイトが形成され
る。次に、ブロック1313において、こうして形成さ
れたバイトがシフトレジスタ1211にロードされ、シ
フトレジスタ1212には複数の零が挿入され、その
後、制御は判定ブロック1301に戻る。判定ブロック
1309における答えが否定である場合は、制御は、ブ
ロック1311に渡され、ここで、シフトレジスタ12
11と1212に複数の零が挿入され、その後、制御
は、判定ブロック1301に戻る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明による電気通信交換システムをブ
ロック図の形式にて示す図である。
【図2】ビットスライススイッチングユニットをブロッ
ク図の形式にて示す図である。
【図3】第1のタイプのタイムスロットインタチェンジ
(TSI)ユニットをブロック図の形式にて示す図であ
る。
【図4】第2のタイプのTSIユニットをブロック図の
形式にて示す図である。
【図5】第1あるいは第2のタイプのTSIユニットの
TSIブロックをブロック図の形式にて示す図である。
【図6】ビットスライスインタフェースユニットおよび
ポートコントローラをブロック図の形式にてより詳細に
示す図である。
【図7】図7は、図7Aと図7Bの関係を示す図であ
る。
【図7A】ポートコントローラのDPLLコントローラによ
ってローカル発振器の周波数を調節するために遂行され
る動作を流れ図の形式にて示す、図7の上半分の図であ
る。
【図7B】ポートコントローラのDPLLコントローラによ
ってローカル発振器の周波数を調節するために遂行され
る動作を流れ図の形式にて示す、図7の下半分の図であ
る。
【図8】ポートユニットをブロック図の形式にて示す図
である。
【図9】システムのタイミングユニットをブロック図の
形式にて示す図である。
【図10】システムのタイミングユニットのもう一つの
実施例をブロック図にて示す図である。
【図11】タイミング図を示す図である。
【図12】デジタルシンセサイザの論理ダイアグラムを
示す図である。
【図13】システムのタイミングユニットによって外部
周波数を別の交換システムに供給するために遂行される
動作を流れ図の形式にて示す図である。
【符号の説明】
100 主コントローラ 101 スイッチコントローラ 103 外部リンク 104 双向性光ファイバリンク 108 双向性光ファイバリンク 110 BSIUのサブラック 116 ポートコントローラ 120〜129 ビットスライススイッチングユニット
(BSSU)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04Q 11/04 304 H04L 11/00 340

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交換システムの複数のポートインタフェ
    ースのタイミングを中央タイミングユニットによって調
    節する装置であって、この装置が、 グループの複数のポートインタフェースに対してタイミ
    ング情報を提供する複数のポートタイミングユニットを
    含み、この複数のポートタイミングユニットの各々が、
    個々のグループに対してタイミング情報を提供し、この
    装置がさらに複数の外部リンクの間で複数のポートイン
    タフェースを介してデータを通信する複数のスイッチン
    グユニット、および中央タイミングユニットから複数の
    ポートタイミングユニットに向う複数のタイミング経路
    を含み、これら複数のタイミング経路の各々が(経路上
    の情報が)、スイッチングユニットの個々の一つを介し
    て送信され、この装置がさらにグループのタイミング差
    検出器を含み、これらグループのタイミング差検出器の
    各々が、複数のポートタイミングユニットの一つを、個
    別に、複数のタイミング経路に接続し、 あるグループのタイミング差検出器の各々が、複数のタ
    イミング経路の個々の一つと、複数のポートタイミング
    ユニットの接続された一つのとの間のタイミングの差を
    測定し、 複数のポートタイミングユニットの各々が、タイミング
    差検出器の接続された一つによって測定されたタイミン
    グの差に応答して、複数のポートタイミングユニットの
    各々のタイミングを調節することを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 複数のポートタイミングユニットの各々
    が、複数のタイミング経路の各々の上の正当なタイミン
    グ情報を決定し、 複数のポートタイミングユニットの各々が、この正当な
    タイミング情報から、複数のポートタイミングユニット
    の各々のタイミングを調節するために必要とされる情報
    を計算することを特徴とする請求項1の装置。
  3. 【請求項3】 複数のポートタイミングユニットの各々
    が、正当なタイミング情報を統計的に計算することを特
    徴とする請求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 スイッチングユニットの各々が、中央タ
    イミングユニットからのタイミング情報に応答して、こ
    のタイミング情報を、ポートインタフェースの各々に返
    送されるデータに結合し、これによって、中央タイミン
    グユニットからポートタイミングユニットの各々に向う
    複数のタイミング経路を確立(設定)することを特徴と
    する請求項3の装置。
  5. 【請求項5】 交換システムの複数のポートインタフェ
    ースのタイミングを中央タイミングユニットによって調
    節する方法であって、交換システムが、タイミング情報
    をグループの複数のポートインタフェースに対して提供
    する複数のポートタイミングユニット、複数の外部リン
    クの間で複数のポートインタフェースを介してデータを
    通信する複数のスイッチングユニット、およびグループ
    のタイミング差検出器を含み、これらグループのタイミ
    ング差検出器の各々が、複数のポートタイミングユニッ
    トの一つを、個別に、複数のタイミング経路に接続し、
    この方法が、 複数のポートタイミングユニットの各々によって、個々
    のグループの複数のポートインタフェースにタイミング
    を提供する段階、および複数のタイミング経路(の情
    報)を中央タイミングユニットから複数のポートタイミ
    ングユニットに送信する段階を含み、ここで、複数のタ
    イミング経路の各々が(各々の情報)が、スイッチング
    ユニットの個々の一つによって送信され、この方法がさ
    らに グループのタイミング差検出器の各々によって、複数の
    タイミング経路の個々の一つと、複数のポートタイミン
    グユニットの接続された一つのとの間のタイミングの差
    を測定する段階、および複数のポートタイミングユニッ
    トの各々によって、タイミング差検出器の接続された一
    つによって測定されたタイミングの差に応答して、複数
    のポートタイミングユニットの各々のタイミングを調節
    する段階を含むことを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 さらに、複数のポートタイミングユニッ
    トの各々によって、複数のタイミング経路の各々の上の
    正当なタイミング情報を決定する段階、および複数のポ
    ートタイミングユニットの各々によって、この正当なタ
    イミング情報から、複数のポートタイミングユニットの
    各々のタイミングを調節するために必要とされる情報を
    計算する段階を含むことを特徴とする請求項5の方法。
  7. 【請求項7】 さらに、複数のポートタイミングユニッ
    トの各々によって、正当なタイミング情報を統計的に計
    算する段階を含むことを特徴とする請求項6に記載の方
    法。
  8. 【請求項8】 さらに、スイッチングユニットの各々に
    よって、中央タイミングユニットからのタイミング情報
    に応答して、このタイミング情報を、ポートインタフェ
    ースの各々に返送されるデータに結合する段階を含み、
    これによって、中央タイミングユニットからポートタイ
    ミングユニットの各々に向う複数のタイミング経路を確
    立(設定)することを特徴とする請求項7の方法。
JP10240951A 1997-08-29 1998-08-27 ポート回路に対する複数のタイミング経路を提供する交換網 Pending JPH11177633A (ja)

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US08/921,673 US5999543A (en) 1997-08-29 1997-08-29 Switching network providing multiple timing paths for port circuits
US08/921673 1997-08-29

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KR (1) KR19990024017A (ja)
CN (1) CN1212544A (ja)
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DE (1) DE69801729T2 (ja)

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