JPH11176820A - 半導体装置の成膜処理装置、半導体装置の製造方法及び半導体の薄膜形成方法 - Google Patents

半導体装置の成膜処理装置、半導体装置の製造方法及び半導体の薄膜形成方法

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JPH11176820A
JPH11176820A JP12554598A JP12554598A JPH11176820A JP H11176820 A JPH11176820 A JP H11176820A JP 12554598 A JP12554598 A JP 12554598A JP 12554598 A JP12554598 A JP 12554598A JP H11176820 A JPH11176820 A JP H11176820A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 炭素系膜および、シリコン酸化膜、窒化膜等
の絶縁性膜を積層して形成する気相成長方法において、
シリコン基板周辺部のシリコン酸化膜剥がれを防止する
事が可能である半導体装置の成膜処理装置を提供する。 【解決手段】 成膜処理装置1のチャンバー2内には、
被処理基板106を保持するホルダー部107、被処理
基板106を当該ホルダー部107との間でチャックす
るリング状部材111、及び所定の反応ガスを供給する
為の反応ガス供給手段104とが設けられており、リン
グ状部材111は、その内径がホルダー部107の外径
よりも小さく、且つその外径が当該ホルダー部107の
外径よりも大きくなる様なディメンジョンを有し、当該
リング状部材111は、反応ガスによる成膜処理が実行
されている間、被処理基板107に搭載された被処理基
板106の表面周縁部を同心円状に被覆する様に構成さ
れている成膜処理装置1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体の製造工程
に於ける成膜処理装置に関するものであり、特に詳しく
は、シリコン酸化膜もしくはシリコン窒化膜と、炭素を
主成分とする被膜形成を行う半導体の製造工程に於ける
成膜処理装置及び半導体装置の製造方法等に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体超高集積回路LSIの高集
積化に伴い、個別素子間を繋ぐ配線はより複雑になって
いる。配線の交差を避けるために配線を迂回するとチッ
プ面積に占める配線の専有面積が増加する。さらに配線
長も長くなるため、配線遅延も問題となる。
【0003】そこで、配線間に絶縁膜を挿入することで
配線を多層化し、配線の交差個所や重なりを防ぐ技術多
層配線技術が一般的になっている。係る多層配線技術で
は、同一層の配線間容量および上下配線層間の配線間容
量の低減が必須である。つまり配線間容量の増大は、配
線遅延の原因となったり、層間絶縁膜を挟んで上下で隣
接した2つの配線を共に高周波成分を含んだ信号が伝達
される場合にはクロストークが生じ、誤動作の原因とな
る。
【0004】以上の技術的背景から、LSI技術で広く
使用される絶縁膜であるSi34 比誘電率:εr〜7、
SiO2 比誘電率:εr〜3.9などに替わる比誘電率
εrの小さい膜を層間絶縁性薄膜として用いることが検
討されており、その一つとして非晶質弗化炭素膜が注目
されている。たとえば特願平08−321694号公報
においては、低誘電率材料として非晶質弗化炭素膜が用
いられている。
【0005】当該炭素膜は酸素プラズマによって容易に
エッチングされるためにレジストを利用した通常のスル
ーホール開口が出来ないことから、同報では非晶質弗化
炭素膜の少なくとも上面にシリコン酸化膜、もしくは窒
化膜を成膜して、「シリコン酸化膜/炭素膜/シリコン
酸化膜」あるいは、「シリコン窒化膜/炭素膜/シリコ
ン窒化膜」積層構造とし、炭素膜上面のシリコン酸化
膜、窒化膜は酸素プラズマに対するカバー膜であると共
に、化学機械研磨(CMP)による平坦化絶縁膜として
も利用されている。
【0006】ここで炭素膜を用いた半導体装置の製造方
法の概略を図8を用いて説明する。まず配線金属801
間に炭素膜802を堆積させる。C4 8 等のフッ化炭
素ガスを原料にして、プラズマ化学気相成長(CVD)
により堆積させる。この時、基板に数十W程度のバイア
ス電力を印加することにより、微細な配線間に非晶質弗
化炭素膜を埋め込むことができる。
【0007】また下地シリコン基板803、あるいは配
線金属801と炭素膜間802には、組成をシリコン過
剰としたシリコン酸化膜を堆積させることで、密着力を
向上させることができる。続いて炭素膜802上にシリ
コン酸化膜804を同様のプラズマCVDにより堆積さ
せる。この時も炭素膜/シリコン酸化膜界面にはシリコ
ン過剰のシリコン酸化膜を堆積させることで密着力を向
上させることができる。
【0008】続いてシリコン酸化膜804上でCMPを
行い、配線上部を平坦化する。さらに公知のリソグラフ
手法を用いてシリコン酸化膜及び炭素膜をエッチング
し、開口したビアホール807にアルミニウム等の公知
のプラグ金属805を堆積させ、第2層の金属806を
堆積させることで、多層配線を形成させる。勿論、これ
らの工程を繰り返すことにより、2層以上の配線を形成
することができるのは言うまでもない。
【0009】ここで、一般的な非晶質弗化炭素膜やシリ
コン酸化膜の成膜装置の構成の一例を図6に示す。この
装置においては下部電極を兼ねる試料ホルダー607の
上にシリコンウエハー606(以下、表面の少なくとも
一部にシリコンとは異なる何等かの材料がある場合をシ
リコンウエハーと呼ぶことにして、シリコン基板と区別
する)を配置する。この具体例では試料ホルダー607
として静電チャックを用いている。
【0010】一般に、水冷610された試料ホルダー6
07からシリコンウエハー606裏面へヘリウムガスを
吹き付けることにより、熱伝導率を向上させ、基板の熱
を試料ホルダー607側へ逃がすことにより、基板は冷
却できる。試料ホルダー607にはプラズマ源とは独立
に高周波バイアス用電源608を印加できる構造となっ
ている。
【0011】この試料ホルダー607へ高周波を印加す
ることにより実効的に負バイアスをシリコンウエハー6
06に印加でき、負バイアスによる、イオンエネルギー
の制御を行うことができ、たとえば埋め込み特性の改善
に用いられる。図6に示す従来の装置では、プラズマは
ヘリコン波によって生成するもので、プラズマ用高周波
電源601より高周波を石英チャンバー602の外周に
はられたアンテナ603に導き、やはり石英チャンバー
602外部に設置された永久磁石605、電磁石609
の磁場を作用させて効率よく、石英チャンバー602内
部でプラズマ発生させるものである。
【0012】むろん、炭素膜、あるいはシリコン酸化膜
成膜のための放電形式は、ヘリコン波方式に限定される
わけではなく、現在まで電子サイクロトロン共鳴式、誘
導結合式、容量結合式等の放電形式が成膜に用いられて
いる。その他、半導体装置の成膜技術に関しては、例え
ば特開平4−368119号公報に記載されている様
に、被処理基板付近の部材に付着する被膜類の剥がれ落
ちを少なくする為に、被処理基板付近の部材の表面を粗
面化する方法が示されているが、非晶質弗化炭素膜の熱
分解による問題に付いては言及されてはいない。
【0013】又特開平6−208959号公報には、C
VDによりタングステンの膜を形成する半導体装置の製
造方法が開示されてはいるが、非晶質弗化炭素膜を使用
する技術に関しては言及がない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来に於いては、一般
的には、炭素系薄膜、シリコン酸化膜、窒化膜等のCV
D製造装置において、試料ホルダー607に、静電チャ
ックタイプのホルダーを用いる場合は、いずれの場合
も、その直径はシリコンウエハー606の直径よりも小
さくしなければならない制約があった。
【0015】なぜなら、シリコンウエハー606の直径
よりも大きな直径をもつ静電チャックタイプの試料ホル
ダー607を使用した場合、成膜処理が多数回繰り返さ
れ、それにつれて当該部材に蓄積する被膜が厚くなり、
シリコンウエハー606の固定が困難になるばかりでな
く、基板冷却効率が低下する問題を有していた。さらに
高密度プラズマに静電チャックタイプの試料ホルダー6
07が晒される領域の試料ホルダー607表面温度が上
昇し劣化する問題を有していた。
【0016】一方、静電チャックタイプの試料ホルダー
607の直径がシリコン基板の直径よりも小さい場合
は、高密度プラズマに試料ホルダー607が晒される領
域を有していないので試料ホルダー607表面温度が上
昇し劣化する問題を避けることができる。しかし、シリ
コンウエハー606の周辺部のみは試料ホルダー607
が接触できないため、ウエハ最外周は冷却効率が低下す
る問題を有していた。
【0017】この様な試料ホルダーを用いて、シリコン
酸化膜/炭素膜/シリコン酸化膜、或いは、シリコン窒
化膜/炭素膜/シリコン窒化膜と言うような組合せから
なる積層構造を作成する場合、通常は、まず、シリコン
窒化膜あるいは酸化膜を堆積させ、その後、基板温度を
約100℃程度として、炭素膜を成膜する。炭素膜の場
合、埋め込み特性を向上させるために用いる基板バイア
スは50W以下であるので、冷却を受けない周辺部温度
は約120℃程度の上昇で抑えられ、膜はウエハー全面
に堆積される。
【0018】つぎに、炭素膜上にさらにシリコン窒化膜
あるいは酸化膜を堆積させる。この時、良質な膜を堆積
させるために、また埋め込み特性を向上させるために、
高密度プラズマを用いて、しかも1kW程度のバイアス
電力を印加して、基板温度を300℃程度に上昇させて
成膜すると、シリコンウエハー606の周辺部は、非晶
質弗化炭素膜の耐熱性温度のおよそ400℃よりも上昇
する。
【0019】その結果、非晶質弗化炭素膜が分解し、そ
の結果発生するガスによりシリコン酸化膜が剥がれると
いう問題を有していた。本発明の目的は、上記した従来
技術の欠点を改良し、炭素系膜および、シリコン酸化
膜、窒化膜等の絶縁性膜を積層して形成する気相成長方
法において、シリコン基板周辺部のシリコン酸化膜剥が
れを防止する事が可能である半導体装置の製造装置を提
供するものであり、更には、被処理基板外周付近に付着
する不所望な被膜の剥がれ落ちを少なくして、シリコン
酸化膜剥がれの発生低減をはかる成膜処理装置或いは成
膜方法を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成する為、以下に示す様な基本的な技術構成を採用す
るものである。即ち、本発明に係る第1の態様として
は、半導体の製造工程に於いて使用される、被処理基板
に炭素系層間膜等を形成する為のチャンバーを含む成膜
処理装置であって、当該成膜処理装置の当該チャンバー
内には、少なくとも、当該被処理基板を保持するホルダ
ー部、当該ホルダー部の当該被処理基板を搭載する側の
面と対向して設けられており、当該被処理基板を当該ホ
ルダー部との間でチャックするリング状部材、及び所定
の反応ガスを当該チャンバー内に供給する為の反応ガス
供給手段とが設けられており、当該リング状部材は、そ
の内径が当該ホルダー部の外径よりも小さく、且つその
外径が当該ホルダー部の外径よりも大きくなる様なディ
メンジョンを有し、当該リング状部材は、該反応ガスに
よる成膜処理が実行されている間、当該被処理基板に搭
載された被処理基板106の表面周縁部を同心円状に被
覆する様に構成されている成膜処理装置であり、又第2
の態様としては、半導体の製造工程に於いて使用され
る、被処理基板に炭素系層間膜等を形成する為のチャン
バーを含む成膜処理装置であって、当該成膜処理装置の
当該チャンバー内には、少なくとも、当該被処理基板を
保持するホルダー部、及び所定の反応ガスを当該チャン
バー内に供給する為の反応ガス供給手段とが設けられて
おり、当該ホルダー部は静電チャックで構成されてお
り、且つ当該静電チャックの外周縁部に接続して、更に
別の電極が設けられている成膜処理装置である。
【0021】更に、本発明に係る第3の態様としては、
半導体の製造工程に於いて使用される、被処理基板に絶
縁膜等を形成する為、当該被処理基板を保持するホルダ
ー部及び所定の反応ガスを内部に供給する為の反応ガス
供給手段とを含むチャンバーが少なくとも2個設けられ
ているマルチチャンバー装置であって、当該第1のチャ
ンバーは炭素系層間膜の成膜に用いられるものであり、
又第2のチャンバーは、シリコン酸化膜もしくはシリコ
ン窒化膜の成膜に用いられるものであり、且つ当該第2
のチャンバーのプラズマ密度が、当該第1のチャンバー
のプラズマ密度より低くなる様に設定された半導体の製
造装置である。
【0022】
【発明の実施の形態】つまり、本発明に於ける共通的な
技術思想としては、成膜処理装置に於て、高密度プラズ
マ源を使用して炭素系層間膜を成膜するに際し、少なく
とも基板のへりの部分でかつ、基板が基板ホルダーに接
しないで冷却が行われない部位には、炭素膜が成膜され
ない様に成膜範囲を限定して成膜処理操作を実行する様
にしたものである。
【0023】これにより、上層のシリコン酸化膜成膜時
にウエハ周辺部位温度が上昇しても、分解生成物の発生
を抑制することができ、周辺部剥がれを防止することが
できる。その為の具体例としては、上記した様に、当該
被処理基板の外周縁部を成膜工程中に於て被覆するリン
グ状部材を配置する方法、電極を兼ねるホルダー部とは
別に当該ホルダー部の外周縁部に第2の電極を配置し
て、当該被処理基板の外周縁部に炭素膜が成膜されない
様にする方法、更には、炭素系層間膜上へのシリコン酸
化膜もしくはシリコン窒化膜の成膜において、プラズマ
密度の低いプラズマ生成装置から構成される製造装置を
用いて当該膜を炭素系膜上に堆積させる様にして、炭素
系膜を最外周まで成膜した場合においても、基板最外周
温度は炭素系膜の分解温度まで達することによって膜剥
がれを防止することができる。
【0024】つまり、本発明に於いては、炭素系膜成膜
装置において、シリコンウエハーの周辺領域には炭素膜
が成膜されないような装置構成或いはその成膜方法を提
供するものである。上記した様に、本発明に於いて、当
該被処理基板の周辺部に成膜されないようにするため
に、より具体的には、ウエハー周辺部上のみに、石英製
のリング状の部材111を被せウエハー外周を覆う。リ
ング状部材の外径は試料ホルダーの直径よりも大きく、
内径はウエハーの直径よりも小さく、これらをウエハー
と同心円状に配置する。係る構成を採用する事によっ
て、堆積膜は一部リング状部材に付着し、外周部ではウ
エハー上には堆積されない。
【0025】また、他の具体例としては、ウエハー外周
部のみにリング状電極を設け、リング状電極に高周波電
力を供給する。その結果、高周波電力により加速された
イオンが基板に照射され、基板外周部のみで、イオンに
よる堆積膜のスパッタリング作用が生じる。このスパッ
タリング速度と、膜の堆積速度が同等か、もしくはスパ
ッタリング速度が高い場合、周辺部位への膜の堆積は見
られなくなる。
【0026】あるいは、本願発明においては、炭素系膜
堆積後の、シリコン酸化膜等のカバー膜成膜時の温度が
炭素系膜の耐熱性を上回らないように構成された製造装
置を用いる。例えば、上記した様に、スパッタリング密
度を積極的に異ならせるスパッタリング手段を選択的に
使用するものであり、係る方法によって炭素系膜の分解
は起こらず、シリコンウエハー外周で容易に被膜片が剥
がれるようなことはない。
【0027】
【実施例】以下に、本発明に係る半導体装置の成膜処理
装置及び半導体装置の成膜処理方法の具体例の構成を図
面を参照しながら詳細に説明する。即ち、図1は、本発
明の一実施例による枚葉式CVD装置の全体構成を示す
側面図であって、図中、半導体の製造工程に於いて使用
される、被処理基板106に炭素系層間膜等を形成する
為のチャンバー2を含む成膜処理装置1であって、当該
成膜処理装置1の当該チャンバー2内には、少なくと
も、当該被処理基板106を保持するホルダー部10
7、当該ホルダー部107の当該被処理基板106を搭
載する側の面3と対向して設けられており、当該被処理
基板106を当該ホルダー部107との間でチャックす
るリング状部材111、及び所定の反応ガスを当該チャ
ンバー2内に供給する為の反応ガス供給手段104とが
設けられており、当該リング状部材111は、その内径
が当該ホルダー部107の外径よりも小さく、且つその
外径が当該ホルダー部107の外径よりも大きくなる様
なディメンジョンを有し、当該リング状部材111は、
該反応ガスによる成膜処理が実行されている間、当該被
処理基板107に搭載された被処理基板106の表面周
縁部を同心円状に被覆する様に構成されている成膜処理
装置1が示されている。
【0028】本発明に係る当該ホルダー部107の構成
は特に限定されないが、例えば、静電チャックで構成さ
れているものである事が望ましい。係る静電チャックを
使用する事によって、上記した特開平6−208959
号方法に於けるリングチャック方式とは異なり、当該ホ
ルダー部107上に配置された被処理基板106と直接
接触しない状態で該リング状部材111を所定の位置に
配置させる事が可能となる。
【0029】本発明に於ける上記具体例に於ける、成膜
手順を以下に説明する。即ち、被処理基板であるシリコ
ンウエハー106をプラズマ生成室の前段にゲートバル
ブ(図示せず)により遮断されて設けられた準備室(図
示せず)に導入し、準備室を真空引きしてゲートバルブ
を開いて高真空に維持されたプラズマ生成室にシリコン
ウエハー106を導入し、試料ホルダー107上に設置
する。
【0030】その後、ゲートバルブを閉じてプラズマ生
成室内の真空度が再び高真空になったら、CF4 、C2
6 、C4 8 等のフッ化炭素ガス、あるいはCH4
22 等炭化水素ガス、もしくはそれらの混合ガスを
原料104とし、これら原料ガスをプラズマ生成室内に
導入する。ここで、先のプラズマ生成用のアンテナ10
3に高周波あるいは直流電力を印加して放電させること
で非晶質弗化炭素膜を成膜する。
【0031】一方シリコン酸化膜の成膜では原料ガス1
04としてSiH4 とO2 を用いて、シリコン窒化膜で
はSiH4 とN2 もしくはNH3 を用いて成膜する。
尚、本発明で使用する半導体装置の成膜装置1はマルチ
クラスターと呼ばれ、例えば、図5のような成膜室50
1、502が2つ用意されたものを用いている。
【0032】つまり例えば一方の成膜室チャンバー50
1と呼称するもので非晶質弗化炭素膜を、他方チャンバ
ー502と呼称するもので平坦化膜を成膜できるように
しており、シリコン酸化膜層と非晶質弗化炭素膜よりな
る低誘電率層間絶縁膜が連続形成される様に構成されて
いるので、単位時間当たりの成膜枚数を増大させ、非晶
質弗化炭素膜成膜後、大気曝露をせずに当該非晶質弗化
炭素膜の上部にシリコン酸化膜を成膜することが可能な
装置である。
【0033】しかしながら、本発明はマルチクラスター
型のみに限定される訳ではなく、非晶質弗化炭素膜とシ
リコン酸化膜、シリコン窒化膜が別々の製造装置で製造
される場合にも適用可能である。本具体例の構成は、2
つの高密度プラズマ源を有するチャンバー501、50
2で構成される低誘電率層間膜成膜装置の例である。本
具体例では、非晶質弗化炭素膜の成膜チャンバー501
におけるウエハ押さえ部の構成を従来の方法とは異なら
せたものであり、その他の図6で説明されていると同様
の構成を有しているものとする。
【0034】ここで、図2を用いて本具体例に於ける成
膜処理装置の構成に付いて詳細に説明する。即ち、非晶
質弗化炭素膜の成膜に用いる処理室内の基板設置台であ
る試料ホルダー107に、6インチ・シリコンウエハー
106を搭載するが、本具体例では、当該ホルダー部
は、静電チャックで構成されており、当該静電チャック
の試料ホルダー107を用いてシリコンウエハー106
を保持固定する。
【0035】静電チャックの直径は、ウエハー106よ
りも10mm小さく、設定することが望ましく、その結
果、ウエハー106の外周縁端から5mm内側までの部
位は冷却は行われない事になる。つぎに、石英製のリン
グ状部材111が設けてあり、シリコンウエハー106
の周辺が覆われている。当該リング状部材111は、外
径が6インチウエハー直径よりも100mm大きく、す
なわちウエハー端よりも50mm外に張り出し、内径は
ウエハー直径よりも14mm小さい。
【0036】すなわちリング状部材により、ウエハーの
外周部から7mmまで内側の部位が覆われる。また部材
の厚さは5mmとした。部材の厚さを5mmとしたの
は、十分な機械強度を持たせるためであるが、むろんこ
の厚さに限定されるものではない。本具体例に於て当該
リング状部材111を用いることにより、静電チャック
の試料ホルダー107の直径よりも小さい領域のシリコ
ンウエハー106上に非晶質弗化炭素膜を成膜できる。
【0037】当該リング状部材111は、当該被処理基
板であるシリコンウエハー106と直接的に接触しても
良いが、好ましくは、シリコンウエハー106と非接触
の状態で所定の位置に設定される事が望ましい。また、
当該リング状部材の断面形状に関しては、特に限定され
るものではないが、図3に示す様に、当該リング状部材
111は、その一部例えば当該シリコンウエハー106
に対向する面以外の面の何れかに、所定の角度、例えば
45度の角度を持ったテーパー部が形成されている事も
好ましい。
【0038】係るテーパー部は、供述するクリーニング
工程に於て、当該リング状部材111に付着した炭素系
物質を除去するのに有効である。又、本具体例に於て使
用される当該リング状部材111は、当該シリコンウエ
ハー106の主面に対して垂直な方向に移動可能に設定
されていることが望ましく、特に当該シリコンウエハー
106の当該ホルダー部107への搭載、排出操作或い
はクリーニング工程に於ては、当該シリコンウエハー1
06の主面から離れる方向に移動出来るように構成され
ている事が望ましい。
【0039】この後、ゲートバルブを閉じてプラズマ生
成室内の真空度が再び10−8トール以下になったら、
原料ガス104をプラズマ生成室内に導入し、真空度を
通常0.01〜0.05トールに調節した。ここで先の
プラズマ生成用のアンテナ103に13.56MHzの
高周波を印加して放電させることで非晶質弗化炭素膜を
成膜する。
【0040】本具体例では、図5に示す様に、図1のよ
うな成膜室が2つ用意されたものを用いており、一方の
成膜室チャンバー501で非晶質弗化炭素膜を成膜し、
他方チャンバー502でシリコン酸化膜もしくはシリコ
ン窒化膜を成膜できるようにしている。これによりシリ
コン酸化膜層と非晶質弗化炭素膜よりなる低誘電率層間
絶縁膜が連続形成される。チャンバー502でシリコン
酸化膜を成膜する装置においては、静電チャックの試料
ホルダー107は従来のものと同様のもので良い。
【0041】本具体例に於いては、非晶質弗化炭素膜が
周辺に成膜されていないので、シリコン酸化膜成膜にお
いて、周辺部の冷却が出来ない領域が非晶質弗化炭素膜
の耐熱性である400度以上の高温になったとしても、
この領域には非晶質弗化炭素膜が形成されていないので
シリコン酸化膜形成時の膜の剥がれを防止することが可
能となった。
【0042】なお、リング状部材の材質に関しては、リ
ングを使用しない従来の方法と同様に、プラズマの状態
を変化させないために、絶縁材料を用いている。本発明
では当該リング状部材111として石英及びアルミナを
用い、同等の効果が得られた。また、リング状部材の内
径に関しては、少なくとも静電チャックの直径よりも小
さければ良いことが分かった。
【0043】なお、反応ガスの分解生成物あるいは反応
生成物の大部分、例えば非晶質弗化炭素は、シリコンウ
エハー106上に堆積するが、一部はリング状111の
部材、特に、当該リング状部材111の内側壁部に付着
する。この非晶質弗化炭素膜は成膜処理が多数回繰り返
され、それにつれて当該部材に堆積する被膜が厚くな
り、次の成膜時のゴミとなるためにクリーニングする必
要がある。
【0044】次にクリーニングに関して説明する。クリ
ーニング工程は酸素雰囲気でプラズマにリング状の部材
111を晒して行う。その結果、当該リング状部材11
1の側壁部に堆積している非晶質弗化炭素膜は酸素と反
応してエッチングされる。当該クリーニング工程が終了
した後、次回の成膜に移る。
【0045】このクリーニング工程において、該リング
状の部材111を試料ホルダー107から、3cm程度
の距離へ移動してから酸素雰囲気のプラズマに晒して行
うことにより部材111下部に付着した炭素膜を除去で
きる。具体例としては、膜厚5000Åの非晶質弗化炭
素膜を半導体ウエハ上に形成するCVDプロセスにおい
ては、ウエハー1枚成膜後に酸素流量200sccm、
プラズマ電力3kW、圧力2mTorrで3分間クリー
ニングすることにより、リング状部材に付着した炭素膜
を完全に除去することができた。
【0046】また一枚ごとにクリーニングを行わない場
合、リング状部材からパーティクルが出現するのは、3
0回の成膜すなわち15ミクロンの非晶質弗化炭素膜を
堆積させた場合に生じた。すなわち、この場合は成膜3
0回以内にクリーニングを行うことが望ましい。リング
に付着した非晶質弗化炭素膜が完全に除去されるクリー
ニング時間は90分であった。
【0047】次に当該リング状部材111にテーパーを
つけた場合の具体例について説明する。図3に示すよう
に、外径で5mmの厚さとし、内径で厚みが0になるよ
うに、リング状部材111にあらかじめテーパーをつけ
た。この場合、クリーニング中に酸素プラズマに晒され
るリング状部材111の断面積が広く取れ、クリーニン
グ速度の遅い内径側面の面積をなくすことができるので
効率よく除去が行われる。
【0048】従って、上記のような条件の下で膜厚50
00Åの非晶質弗化炭素膜を半導体ウエハ上に形成する
CVDプロセスを多数の半導体ウエハについて繰り返す
場合、テーパーのないリング状の部材111ではクリー
ニング時間に3分を要したが、テーパーをつけた場合
は、2分で非晶質弗化炭素膜が除去された。したがっ
て、本具体例によれば、従来の方法に比して、リング状
のリング状部材111のクリーニング時間が短くなるこ
とで、装置の単位時間当たり処理枚数を増加させること
ができる。なお、外側の側面に関しては、ウエハー外周
よりも5cm外に位置し、当該部位に対する炭素膜の堆
積は本具体例で用いたCVD装置では見られなかった。
【0049】つまり、本発明に於ける当該成膜処理は、
CVDである事が望ましく、又当該炭素系層間膜は、フ
ッ素含有炭素系層間膜である事も望ましい。更に、当該
フッ素含有炭素系層間膜は、非晶質フッ化炭素系層間膜
である事がより望ましい。然も、本発明に於いては、当
該成膜処理は、少なくとも基板上に当該炭素系層間膜と
当該炭素系層間膜に積層される絶縁膜とを形成する処理
である事が好ましい。
【0050】又、上記した様に、本発明に於て使用され
る当該リング状部材は、少なくともクリーニング工程が
実行される時点で、当該ホルダー部の表面に垂直な方向
に移動可能である様に構成されている事が好ましい。次
に、本発明に於ける他の具体例の構成に付いて説明す
る。つまり、係る具体例は、半導体の製造工程に於いて
使用される、被処理基板に炭素系層間膜等を形成する為
のチャンバーを含む成膜処理装置であって、当該成膜処
理装置の当該チャンバー内には、少なくとも、当該被処
理基板を保持するホルダー部、及び所定の反応ガスを当
該チャンバー内に供給する為の反応ガス供給手段とが設
けられており、当該ホルダー部は静電チャックで構成さ
れており、且つ当該静電チャックの外周縁部に接続し
て、更に別の電極が設けられている事を特徴とする成膜
処理装置1である。
【0051】本発明に係る上記具体例の構成を図4を参
照しながら説明する。即ち、本具体例ではウエハー40
6表面にリング状の部材111がないのでクリーニング
の工程が容易になる特徴を持っている。炭素系層間膜の
成膜に用いる処理室内の試料406は、前記した具体例
と同様の下部電極403および、静電チャック401を
用いて設置される。
【0052】次に静電チャック401の外側にはSUS
製の第2の電極402が設けられており、下部電極40
1とは別に高周波が印加可能になっている。当該第2の
電極402は、下部電極を兼用する静電チャック401
の外周に接し、電極の外周がウエハー端より、5mm外
に出るようにした。そこに原料ガスをプラズマ生成室内
に導入し、真空度を通常0.01〜0.05トールに調
節する。
【0053】ここでプラズマ生成用のアンテナに13.
56MHzの高周波を印加して放電させることで非晶質
弗化炭素膜を成膜する。非晶質弗化炭素膜成膜時に、4
00kHzの電源を用いて、電力を電極402に印加す
ることにより、電極部位に負のバイアス電圧を発生させ
る。その結果、第2の電極402に発生するバイアスに
より局所的に加速された正イオンにより、被処理基板外
周縁部の冷却されない部位が選択的にスパッタリングさ
れる。
【0054】ここで、炭素膜の成膜速度とスパッタリン
グ速度が同等かスパッタリング速度が高い場合、外周部
で成膜は起こらず、リング状部材と同等の効果を得るこ
とができる。本具体例では500Wの電力を電極402
に印加することにより、ウエハ401端から6mmの部
位の、非晶質弗化炭素膜の成膜を防止することができ
た。
【0055】これによりその後のシリコン酸化膜形成時
の膜剥がれを防止することができた。またウエハー成膜
後SUS製電極に膜の堆積は見られず、またウエハー1
000枚処理後も電極の劣化等は特に認められなかっ
た。つまり、本発明に於けるダイオード2の具体例に於
いては、静電チャックで構成される電極部を兼ねるホル
ダー部401とは別に電極を設け、当該別の電極には、
バイアス電圧が印加されている様にしたものである。
【0056】次に、本発明に係る他の具体例の構成を図
5と図7とを参照して詳細に説明する。図5は、前記し
た様に、各モジュール化された処理用真空容器がすべて
CVD処理用反応容器であるマルチチャンバーシステム
の一具体例の構成を示すものである。
【0057】即ち、本具体例に於いては、半導体の製造
工程に於いて使用される、被処理基板に絶縁膜等を形成
する為、当該被処理基板を保持するホルダー部及び所定
の反応ガスを内部に供給する為の反応ガス供給手段とを
含むチャンバーが少なくとも2個設けられているマルチ
チャンバー装置であって、当該第1のチャンバーは炭素
系層間膜の成膜に用いられるものであり、又第2のチャ
ンバーは、シリコン酸化膜もしくはシリコン窒化膜の成
膜に用いられるものであり、且つ当該第2のチャンバー
のプラズマ密度が、当該第1のチャンバーのプラズマ密
度より低いことを特徴とする半導体の製造装置であっ
て、例えば当該第1のチャンバー501に高密度プラズ
マ源が用いられると、少なくとも当該第2のチャンバー
502に平行平板型プラズマ源が用いられる様に設定す
るものである。
【0058】本具体例に於て、搬送用チャンバー513
に接続された非晶質弗化炭素膜を成膜用の第1のチャン
バー501と、少なくとも第2のチャンバー502にプ
ラズマ密度が5x109 unit/cm3 である平行平
板型の成膜装置から構成され、真空系はインターロック
514で分けられているマルチチャンバー方式の半導体
装置の製造装置が示されている。
【0059】つまり、本具体例に於いては、非晶質弗化
炭素膜の成膜後に形成するシリコン酸化膜に用いる第2
のチャンバー502のプラズマ密度が、非晶質弗化炭素
膜の成膜に用いる第1のチャンバー501のそれよりも
低くする点に特徴がある。ここで、図7にシリコン酸化
膜成膜時の、基板冷却を行わない場合の、プラズマ密度
と基板温度との関係を示す。
【0060】プラズマ密度を2x1010unit/cm
3 以下にすることにより成膜工程における試料温度の上
昇は、基板冷却を行わない場合でも400度以下に抑制
できる。したがって、ウエハー外周部位の温度は400
℃以上に上昇することはなく、非晶質弗化炭素膜の分解
は生じないので、膜剥がれを防止できた。なお、本具体
例ではマルチチャンバー方式を用いているが、非晶質弗
化炭素膜の上部に堆積されるシリコン酸化膜あるいは、
シリコン窒化膜堆積時の温度上昇が抑えられればよく、
非晶質弗化炭素膜を成膜する第1チャンバーとシリコン
酸化膜を成膜する第2チャンバーが別々の装置であって
も、適用可能なことは言うまでもない。
【0061】これらの装置を用いて、多層配線の一部に
炭素膜を用いた、図8に示す従来例と同様の半導体装置
を作成した。非晶質弗化炭素膜がウエハー端部には堆積
されないので、非晶質弗化炭素膜成膜後のシリコン酸化
膜成膜時にウエハー端温度が上昇することによる膜剥が
れなく、半導体装置を形成することができた。これによ
り従来生じていた装置内のパーティクル数を減少させる
ことが可能となり、単位時間あたりのウエハー処理枚数
を向上させ、さらに歩留まりを向上させることができ
た。
【0062】次に、図9乃至図11を参照しながら、本
発明に係る半導体装置の製造方法の第2の具体例に付い
て説明する。即ち、本具体例は、前記した本発明に係る
半導体装置製造方法の第1の具体例に於いては、エッチ
ング方法を使用して配線を形成した例を示したものであ
るが、本具体例に於いては、第1配線層802をCMP
(Chemical Mechanical Polishing)方法を使用して形成
する場合に於て、ウエハー端部で非晶質弗化炭素膜を露
出させないようにして製造する方法の具体例である。
【0063】まず図9(A)に示すように、基板803
上に設けたシリコン酸化膜804の上に、C4 8 等の
フッ化炭素ガスを原料にして、プラズマ化学気相成長
(CVD)により500nm程度の膜厚を有する炭素膜
801を堆積させる。係る工程に於いては、上記した具
体例に示すと同様に、当該リング部材を使用して当該ウ
ェハーの周縁部に炭素膜801が形成されない様に処理
を行うものである。
【0064】続いて図9(B)に示すように、炭素膜8
01上に同様のプラズマCVDにより1ミクロン程度の
膜厚を有するシリコン酸化膜804を堆積させる。その
後、図9(C)に示すように、シリコン酸化膜804を
CMPにより100nm程度の厚さに薄膜化する。この
工程において、ウエハーエッジ領域での酸化膜研磨レー
トは研磨圧力に依存して速くなる。ここで、ウエハー端
部で酸化膜が研磨除去されると層間膜に剥がれが生じ
る。
【0065】尚、図11に炭素膜801が、ウェハーの
全面に成長した場合のウエハーエッジにおける層間膜剥
がれ幅とCMP条件との関係を実験の結果に基づいて示
したものである。図11から理解される様に、CMP時
の研磨圧力を3psi程度でもちいれば、ウェハー周辺
の層間膜剥がれ領域幅は25mmである事が理解される。
【0066】ここで、本発明のリング状部材を用いてウ
エハー外縁周辺30mm幅の部分を覆うことにより、酸化
膜エッチングレートの速い部分つまりウエハー外縁周辺
部に炭素膜801が成膜されない様にすることによっ
て、従来問題となっていた層間膜が剥がれないCMP処
理が実現できる。続いて、図10(A)に示すように、
図9(C)に示される半導体装置にレジスト808を塗
布した後、通常のリソグラフィー技術とエッチング技術
を用いて配線パターンを層間膜に形成する。
【0067】その後、図10(B)に示すように、例え
ば、TiNを用いたバリアメタル809を膜厚が20n
m程度となる様に形成し、続いて膜厚1ミクロン程度の
銅からなる第1層配線金属802を成膜する。続いて、
図10(C)に示すように、CMP方法を用いて銅から
なる当該第1層配線金属802とTiNを用いたバリア
メタル809を研磨して埋め込み型の第1配線層を形成
する。
【0068】以上説明した図9(A)から図10(C)
の工程を繰り返すことにより、炭素膜801を有する銅
を用いた多層配線構造が実現できる。また、本発明に係
る更に別の具体例に於いては、リング状部材を用いない
で、非晶質弗化炭素膜をウエハー端部まで成膜して、つ
ぎにシリコン酸化膜もしくはシリコン窒化膜堆積にプラ
ズマ密度の低い平行平板型のプラズマCVDを用いても
同様の効果が得られた。
【0069】つまり、当該具体例に於いては、半導体の
製造工程に於いて使用される、被処理基板に絶縁膜等を
形成する為、当該被処理基板を保持するホルダー部及び
所定の反応ガスを内部に供給する為の反応ガス供給手段
とを含むチャンバーが少なくとも2個設けられているマ
ルチチャンバー装置であって、当該第1のチャンバーは
炭素系層間膜の成膜に用いられるものであり、又第2の
チャンバーは、シリコン酸化膜もしくはシリコン窒化膜
の成膜に用いられるものであり、当該第1のチャンバー
に平行平板型プラズマ源が用いられると共に、当該第2
のチャンバーにも平行平板型プラズマ源が用いられる様
に構成されている半導体装置の製造装置である。
【0070】本発明に係る半導体装置の製造方法の一具
体例としては、上記した説明より明らかな様に、例え
ば、被処理基板を保持するホルダー部及び所定の反応ガ
スを内部に供給する為の反応ガス供給手段とを含むチャ
ンバーを使用して、当被処理基板に少なくとも炭素系層
間膜等を形成する方法に於て、当該被処理基板に対して
反応ガスを供給して炭素系層間膜等を形成するに際し、
当該被処理基板の外周縁部に当該炭素系膜が成膜しない
様にして成膜処理を行う事を基本的方法とするものであ
り、又、当該半導体の製造方法に於て、当該ホルダー部
に保持されている当該被処理基板の外周縁部に当接する
リング状部材を設け、当該リング状部材が、当該ホルダ
ー部に搭載された該被処理基板をチャックする様に機能
させ、当該リング状部材を、該反応ガスによる成膜処理
が当該被処理基板に対して実行されている間、当該被処
理基板の表面周縁部を同心円状に被覆する様にする事が
望ましい。
【0071】更には、本具体例に於いては、当該被処理
基板を保持している当該ホルダー部を静電チャックで構
成すると共に当該静電チャックの外周縁部に接続して、
更に別の電極を設け、当該別の電極にバイアス電圧を印
加する様に構成する事も可能であり、別の具体例として
は、層間絶縁膜として、少なくとも炭素系層間膜とシリ
コン酸化膜もしくはシリコン窒化膜を有する半導体装置
を形成するための薄膜形成方法において、被処理シリコ
ン基板に炭素系絶縁膜を堆積させる領域が、シリコン酸
化膜あるいはシリコン窒化膜を堆積させる領域よりも小
さくなる様に構成するものであっても良い。
【0072】又、本発明に係る半導体の薄膜形成方法と
しては、層間絶縁膜として、少なくとも炭素系層間膜と
シリコン酸化膜もしくはシリコン窒化膜を有する半導体
装置を形成するための薄膜形成方法において、被処理シ
リコン基板上にシリコン酸化膜もしくはシリコン窒化膜
を堆積するためのプラズマ源のプラズマ密度が、炭素系
層間膜を堆積するプラズマ源よりも低いものを用いて成
膜する様に構成する事も可能である。
【0073】
【発明の効果】以上述べた通り、本発明は、非晶質弗化
炭素膜成膜装置において、周辺領域には非晶質弗化炭素
膜が成膜されないような装置構成を提供するものである
か、もしくは成膜時の温度が非晶質弗化炭素膜の耐熱性
を上回らないように構成された装置であり、当該本発明
を用いれば、非晶質弗化炭素膜の分解に起因したウエハ
ー外周での被膜片が剥がれるようなことはない。
【0074】特に少なくとも、炭素系層間膜の成膜装置
に処理室内の基板設置台に被処理基板を設置し、リング
状の部材の内径が前記静電チャックの直径よりも小さい
リング状の部材を用いて被処理基板表面周辺を覆い、基
板の周縁の部分のある一定幅は成膜されず成膜範囲を限
定する成膜処理装置であるか、または基板温度やバイア
ス印加を中央部と変えることにより基板のへりの部分の
ある一定幅は成膜されないようにする成膜装置である。
【0075】もしくは、本発明に於いては、炭素系層間
膜上に成膜するシリコン酸化膜もしくはシリコン窒化膜
の成膜には、成膜基板温度が上昇しない、平行平板型の
プラズマ成膜装置から構成される半導体装置の製造装置
である。したがって、非晶質弗化炭素膜上に形成するシ
リコン酸化膜もしくはシリコン窒化膜形成において、非
晶質弗化炭素膜の耐熱性を上回るような領域がウエハー
面内に存在することをなくし、非晶質弗化炭素膜の分解
が発生しない。
【0076】その結果、非晶質弗化炭素膜の分解で発生
するCF系エッチングガスによる酸化膜の剥がれも抑制
されて、ウエハー外周で容易に被膜が剥がれるようなこ
とはない。また半導体装置の多層配線形成に本発明の半
導体製造装置を用いることにより、周辺部剥がれのため
に従来生じていた装置内のパーティクル数を減少させる
ことが可能となり、単位時間あたりのウエハー処理枚数
を向上させ、さらに歩留まりを向上させることができ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る成膜処理装置の一具体例
の構成を示す側面図である。
【図2】図2は、本発明に於ける成膜処理装置に於て使
用されるホルダー部とリング状部材の構成の例を示す側
面図である。
【図3】図3は、本発明に於ける成膜処理装置の一具体
例に於て使用されるリング状部材の構成の他の例を示す
側面図である。
【図4】図4は、本発明に係る成膜処理装置の他の具体
例に於て使用されるホルダー部と電極の構成例を示す側
面図である。
【図5】図5は、従来方法によるマルチチャンバー方式
の半導体装置の成膜装置の例を示す側面図である。
【図6】図6は、従来による枚葉式CVD装置の全体構
成を示す側面図である。
【図7】図7は、枚葉式CVD装置のプラズマ密度の基
板温度依存性である。
【図8】図8は、本発明に於て得られる半導体装置に於
ける炭素系絶縁膜およびシリコン酸化膜を用いた多層配
線形成の概略図である。
【図9】図9は、本発明に係る半導体装置の製造方法の
第2の具体例を説明する概略図である。
【図10】図10は、本発明に係る半導体装置の製造方
法の第2の具体例を説明する概略図である。
【図11】図11は、CMP処理後に発生する炭素膜剥
がれ幅のCMP研磨圧力依存性を示すグラフである。
【符号の説明】
1…成膜処理装置 2…CVDチャンバー 3…被処理基板が搭載されるホルダー部の主面 101、601…高周波電源 102、602…石英ベルジャー 103、402、603…アンテナ 104、604…原料ガス 105、605…永久磁石 106、406、606…試料シリコンウエハー 107、507、607…試料ホルダー 108、608…バイアス高周波電源 109、609…電磁石 110、405、610…水冷用冷却媒体 111…リング上部材 401…試料ホルダー 402…第2の電極 403…バイアス高周波電源1 404…バイアス高周波電源2 501…第1のチャンバー 502…第2のチャンバー 513…搬送用チャンバー 514…インターロック 801…第1層配線金属 802…炭素膜 803…シリコン基板 804…シリコン酸化膜 805…プラグ 806…第2層配線金属 807…ビアホール 808…レジストマスク 809…バリアメタル

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体の製造工程に於いて使用される、
    被処理基板に炭素系層間膜等を形成する為のチャンバー
    を含む成膜処理装置であって、当該成膜処理装置の当該
    チャンバー内には、少なくとも、当該被処理基板を保持
    するホルダー部、当該ホルダー部の当該被処理基板を搭
    載する側の面と対向して設けられており、当該被処理基
    板を当該ホルダー部との間でチャックするリング状部
    材、及び所定の反応ガスを当該チャンバー内に供給する
    為の反応ガス供給手段とが設けられており、当該リング
    状部材は、その内径が当該ホルダー部の外径よりも小さ
    く、且つその外径が当該ホルダー部の外径よりも大きく
    なる様なディメンジョンを有し、当該リング状部材は、
    該反応ガスによる成膜処理が実行されている間、当該被
    処理基板に搭載された被処理基板の表面周縁部を同心円
    状に被覆する様に構成されている事を特徴とする成膜処
    理装置。
  2. 【請求項2】 当該ホルダー部が静電チャックで構成さ
    れているものである事を特徴とする請求項1記載の成膜
    処理装置。
  3. 【請求項3】 当該リング状部材は、その一部にテーパ
    ー部が形成されている事を特徴とする請求項1又は2記
    載の成膜処理装置。
  4. 【請求項4】 当該成膜処理は、CVDである事を特徴
    とする請求項1乃至3の何れかに記載の成膜処理装置。
  5. 【請求項5】 当該炭素系層間膜は、フッ素含有炭素系
    層間膜である事を特徴とする請求項1乃至4の何れかに
    記載の成膜処理装置。
  6. 【請求項6】 当該フッ素含有炭素系層間膜は、非晶質
    フッ化炭素系層間膜である事を特徴とする請求項5に記
    載の成膜処理装置。
  7. 【請求項7】 当該成膜処理は、少なくとも基板上に当
    該炭素系層間膜と当該炭素系層間膜に積層される絶縁膜
    とを形成する処理である事を特徴とする請求項1乃至6
    の何れかに記載の成膜処理装置。
  8. 【請求項8】 当該リング状部材は、少なくともクリー
    ニング工程が実行される時点で、当該ホルダー部の表面
    に垂直な方向に移動可能である様に構成されている事を
    特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の成膜処理装
    置。
  9. 【請求項9】 半導体の製造工程に於いて使用される、
    被処理基板に炭素系層間膜等を形成する為のチャンバー
    を含む成膜処理装置であって、当該成膜処理装置の当該
    チャンバー内には、少なくとも、当該被処理基板を保持
    するホルダー部、及び所定の反応ガスを当該チャンバー
    内に供給する為の反応ガス供給手段とが設けられてお
    り、当該ホルダー部は静電チャックで構成されており、
    且つ当該静電チャックの外周縁部に接続して、更に別の
    電極が設けられている事を特徴とする成膜処理装置。
  10. 【請求項10】 当該別の電極には、バイアス電圧が印
    加されている事を特徴とする請求項9記載の成膜処理装
    置。
  11. 【請求項11】 半導体の製造工程に於いて使用され
    る、被処理基板に絶縁膜等を形成する為、当該被処理基
    板を保持するホルダー部及び所定の反応ガスを内部に供
    給する為の反応ガス供給手段とを含むチャンバーが少な
    くとも2個設けられているマルチチャンバー装置であっ
    て、当該第1のチャンバーは炭素系層間膜の成膜に用い
    られるものであり、又第2のチャンバーは、シリコン酸
    化膜もしくはシリコン窒化膜の成膜に用いられるもので
    あり、且つ当該第2のチャンバーのプラズマ密度が、当
    該第1のチャンバーのプラズマ密度より低いことを特徴
    とする半導体の製造装置。
  12. 【請求項12】 当該第1のチャンバーに高密度プラズ
    マ源が用いられ、少なくとも当該第2のチャンバーに平
    行平板型プラズマ源が用いられる事を特徴とする請求項
    11記載の半導体の製造装置。
  13. 【請求項13】 半導体の製造工程に於いて使用され
    る、被処理基板に絶縁膜等を形成する為、当該被処理基
    板を保持するホルダー部及び所定の反応ガスを内部に供
    給する為の反応ガス供給手段とを含むチャンバーが少な
    くとも2個設けられているマルチチャンバー装置であっ
    て、当該第1のチャンバーは炭素系層間膜の成膜に用い
    られるものであり、又第2のチャンバーは、シリコン酸
    化膜もしくはシリコン窒化膜の成膜に用いられるもので
    あり、当該第1のチャンバーに平行平板型プラズマ源が
    用いられると共に、当該第2のチャンバーにも平行平板
    型プラズマ源が用いられる事を特徴とする半導体の製造
    装置。
  14. 【請求項14】 被処理基板を保持するホルダー部及び
    所定の反応ガスを内部に供給する為の反応ガス供給手段
    とを含むチャンバーを使用して、当被処理基板に少なく
    とも炭素系層間膜等を形成する方法に於て、当該被処理
    基板に対して反応ガスを供給して炭素系層間膜等を形成
    するに際し、当該被処理基板の外周縁部に当該炭素系膜
    が成膜しない様にして成膜処理を行う事を特徴とする半
    導体の製造方法。
  15. 【請求項15】 当該ホルダー部に保持されている当該
    被処理基板の外周縁部に当接するリング状部材を設け、
    当該リング状部材が、当該ホルダー部に搭載された該被
    処理基板をチャックする様に機能させ、当該リング状部
    材を、該反応ガスによる成膜処理が当該被処理基板に対
    して実行されている間、当該被処理基板の表面周縁部を
    同心円状に被覆する様にする事を特徴とする請求項14
    記載の半導体の製造方法。
  16. 【請求項16】 当該被処理基板を保持している当該ホ
    ルダー部を静電チャックで構成すると共に当該静電チャ
    ックの外周縁部に接続して、更に別の電極を設け、当該
    別の電極にバイアス電圧を印加する事を特徴とする請求
    項14記載の半導体の製造方法。
  17. 【請求項17】 層間絶縁膜として、少なくとも炭素系
    層間膜とシリコン酸化膜もしくはシリコン窒化膜を有す
    る半導体装置を形成するための薄膜形成方法において、
    被処理シリコン基板に炭素系絶縁膜を堆積させる領域
    が、シリコン酸化膜あるいはシリコン窒化膜を堆積させ
    る領域よりも小さいことを特徴とする半導体の薄膜形成
    方法。
  18. 【請求項18】 層間絶縁膜として、少なくとも炭素系
    層間膜とシリコン酸化膜もしくはシリコン窒化膜を有す
    る半導体装置を形成するための薄膜形成方法において、
    被処理シリコン基板上にシリコン酸化膜もしくはシリコ
    ン窒化膜を堆積するためのプラズマ源のプラズマ密度
    が、炭素系層間膜を堆積するプラズマ源よりも低いもの
    を用いて成膜することを特徴とする半導体の薄膜形成方
    法。
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