JPH11176678A - モジュール直列型高圧変圧器 - Google Patents

モジュール直列型高圧変圧器

Info

Publication number
JPH11176678A
JPH11176678A JP10092262A JP9226298A JPH11176678A JP H11176678 A JPH11176678 A JP H11176678A JP 10092262 A JP10092262 A JP 10092262A JP 9226298 A JP9226298 A JP 9226298A JP H11176678 A JPH11176678 A JP H11176678A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
module
transformer
voltage
modules
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10092262A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3073957B2 (ja
Inventor
Somei Han
宗銘 潘
Shozo Rin
章増 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Industrial Technology Research Institute ITRI
Original Assignee
Industrial Technology Research Institute ITRI
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Industrial Technology Research Institute ITRI filed Critical Industrial Technology Research Institute ITRI
Publication of JPH11176678A publication Critical patent/JPH11176678A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3073957B2 publication Critical patent/JP3073957B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
  • Rectifiers (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 モジュール直列型高圧変圧器の提供。 【解決手段】 本発明のモジュール直列型高圧変圧器
は、複数の変圧モジュールを含み、該変圧モジュールは
入力電圧により該複数の変圧モジュールが発生する磁通
量変化により複数のモジュール出力電圧を発生するのに
用いられ、この複数の変圧モジュールが相互に直列に接
続される時に、この複数の変圧モジュールの総出力電圧
が各変圧モジュールの出力電圧の総和となり、この複数
の変圧モジュールが相互に相対移動を発生不能としてあ
り、さらに本発明のモジュール直列型高圧変圧器は電気
的連接装置を有し、該電気的連接装置は上記複数の変圧
モジュールの出力端を相互に連接してこの複数の変圧モ
ジュールの出力端を電気的に直列状態となすのに用いら
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一種のモジュール直
列型高圧変圧器に関する。
【0002】
【従来の技術】伝統的な変圧器の原理は図1に示される
ようである。電源100側の導線を鉄心103に巻いて
1次コイル104となし、負荷105側の導線も鉄心1
03に巻いて2次コイル106となし、1次コイル10
4の端点をa1 、b1 とし、電源100の端点a1 、b
1 にかかる電圧は、v1 とし、1次コイル104に進入
する1次電流をi1 、2次コイル106の端点をa2
2 とする。
【0003】1次電流をi1 は鉄心103中で磁束量Φ
を発生する。この磁束量Φは2次コイル106中で、磁
気誘導により二次電流i2 をもたらし、端点a2 、b2
に発生する電位差はv2 となる。1次コイル104の単
位長さ巻数をN1 とし、2次コイル106の単位長さの
巻数をN2 とすると2次コイル106の端点上の電位差
2 は磁束量を時間に対して微分してさらに2次コイル
106の単位長さ巻数N2 を掛けたものとなり、即ち、
2 =N2 (dΦ/dt)の関係式が成り立つ。一般に
磁気誘導力の鉄心上の損失は考慮されないため、N1
1 =N2 2 の式が得られる。またエネルギー不変の法
則により、i1 1 =i2 2 の式が得られる。ゆえに
2次コイル106の端点a2 、b2 の出力電圧v2 と2
次コイル106のa1 、b1 の電圧v1 の関係は、以下
の式で表される。 (v1 /v2 )=(N1 /N2 ) 上の式に示されるように、一般の伝統的な変圧器は2次
コイルを巻く時に、必要な出力電圧により、鉄心に対し
て巻付けを進行する必要がある。高圧変圧器を製造する
場合には、鉄心に対して複雑な巻付けを進行しなければ
ならず、ゆえに鉄心上の単位長さの巻数は相当多くな
り、且つ巻付層数も相当多くなる。このため巻付け過程
で巻付け層間の絶縁、耐圧に対する特別な設計が必要と
なる。ゆえに高圧変圧器の製造過程は相当に複雑となっ
た。且つ高電圧出力を行うためには、上述の変圧器の出
力する電圧を増幅回路を介して増大する必要がある。そ
の回路構造は図2に示されるとおりである。そしてさら
にその出力電圧を後続の変圧器に出力し、そうして出力
電圧を増大して高電圧となす。
【0004】伝統的な変圧器の構造を応用した高圧変圧
器が交換式電源供給器(switching powe
r supply)として用いられる時には、その周波
数が100KHzから200KHzの間となり、この高
周波数帯域に使用されるために、分配雑音が高くなるこ
とを考慮する必要がある。ゆえに巻線を利用して高圧変
圧器を製造する時には、その発生する分配雑音現象を工
程中で制御しなければならない。このほか、電子装置の
外形は日増しに軽薄、短小化が進んでおり、ゆえに電源
供給器として使用される変圧器も体積を縮小する必要が
あり、そのためには変圧器の切換え周波数を高める必要
がある。切換え周波数が低い時、寄生振動は明らかでな
いため考慮する必要がないが、切換え周波数が高められ
た後には、変圧器部品間の寄生振動が高まるため、高周
波数の時の寄生振動について考慮する必要が生じ、同時
に、変圧器のパワー切換え効率が不良であると、電源供
給器のフィードバック補償の再修正の問題がもたらされ
る。
【0005】このほか、巻線を利用した高圧変圧器は設
計上、特殊な部品を必要とする。例えば、高圧整流器や
高圧コンデンサフィルタなどである。これらの特殊な部
品は高電圧の情況での使用専用であるため、非常に良好
な絶縁能力を有している。ゆえにこれらの部品は、高い
部品耐圧力を要求される場合における使用に非常に適合
している。しかし、これらの高部品耐圧力を有する部品
はその特殊性ゆえに、製造コストや材料供給の点で、不
便をもたらした。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の従来
の伝統的な変圧器構造を運用した高圧変圧器を交換式電
源供給器に用いた時に、高周波数帯域において分配雑音
が高くなるという欠点を解決し、また、高圧変圧器の切
換え周波数を高めて変圧器の体積を縮小し、並びに変圧
器のパワー切換え効率不良の問題、及び電源供給器のフ
ィードバック補償の再修正の問題を解決し、並びに、コ
イルを用いた高圧変圧器が設計上、特殊な部品を必要と
すために製造コストが高くなるという問題を解決するこ
とのできる、一種のモジュール直列型高圧変圧器を提供
することを課題としている。
【0007】具体的には、本発明は、以下のもの、即
ち、複数のモジュール変圧装置とされて、入力電圧によ
り該複数のモジュール変圧装置の各一つのモジュール変
圧装置に発生する磁束量変化によって、モジュール変圧
装置にモジュール出力電圧を発生させるのに用いられ、
複数のモジュール変圧装置が出力する電圧は、複数のモ
ジュール変圧装置中の二つの出力端の間に存在し、この
二つの出力端中の一方が高電圧端とされ、もう一方が該
高電圧端の電位より電位が低い低電圧端とされているも
の、複数の機構連接装置とされて、各一つのモジュール
変圧装置と各一つの機構連接装置が交互に、相互に隔た
るように設けられ、複数の機構連接装置が相互に連接さ
れ、複数のモジュール変圧装置に相互に相対移動を発生
させず、この複数のモジュール変圧装置を該複数の機構
連接装置が固定して、複数のモジュール変圧装置が複数
の機構連接装置に対して相対移動を発生しないようにす
るもの、電気的連接装置とされ、複数のモジュール変圧
装置の出力端を相互に連接するのに用いられ、この複数
のモジュール変圧装置の出力端を電気的に直列に接続
し、且つ直列に接続した後の複数のモジュール変圧装置
中の電圧が最高である高電圧端を、直列に接続した後の
複数のモジュール変圧装置中の電圧が最低である低電圧
端の電位差を出力電圧に等しくするもの、以上を包括し
てなるものとする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、一種
の変圧装置とされて、該変圧装置は一つの入力電圧を受
け取り一つの出力電圧を出力するのに用いられ、該変圧
装置は少なくとも以下のものを含む、複数の変圧モジュ
ールとされて、上記入力電圧により該複数の変圧モジュ
ールが磁束量変化を発生して、該複数の変圧モジュール
が複数のモジュール出力電圧を発生し、該複数の変圧モ
ジュールの出力する電圧が、該複数の変圧モジュール中
の各変圧モジュールの二つの出力端の間に存在し、この
二つの出力端中、一方が高電圧端とされ、もう一方が、
該高電圧端より電位の低い低電圧端とされ、該複数の変
圧モジュールが相互に相対移動不能に連接されてなるも
の、電気的連接装置とされて、該複数の変圧モジュール
の出力端の相互連接に用いられて、該複数の変圧モジュ
ールの出力端を電気的に直列に接続させると共に、直列
後の該複数の変圧モジュール中の電圧が最高の高電圧端
及び電圧が最低の低電圧端の電位差を該出力電圧と等し
くするもの、以上の構成からなるモジュール直列型高圧
変圧器としている。
【0009】請求項2の発明は、請求項1に記載のモジ
ュール直列型高圧変圧器において、前記複数の変圧モジ
ュールが少なくとも以下のものを含む、複数のモジュー
ル変圧装置とされて、前記入力電圧により前記変圧モジ
ュールが磁束量変化を発生して、該変圧モジュールがモ
ジュール出力電圧を発生するのに用いられるもの、複数
の機構連接装置とされて、該複数の変圧モジュールと該
複数の機構連接装置が交互に配置される方式を以て該複
数の機構連接装置が相互に連接されると共に、該複数の
変圧モジュールにそれにより相互に相対移動を発生させ
ないようにするのに用いられるほか、該複数のモジュー
ル変圧装置を該複数の機構連接装置で固定して、該モジ
ュール変圧装置に該複数の機構連接装置に対する相対移
動を発生させないようにするのに用いられるもの、以上
の構成からなるモジュール直列型高圧変圧器としてい
る。
【0010】請求項3の発明は、請求項2に記載のモジ
ュール直列型高圧変圧器において、前記モジュール変圧
装置が少なくとも以下のものを包括する、一つのモジュ
ール変圧コイルとされて、前記入力電圧により該変圧モ
ジュールの発生する磁束量変化によって、該変圧モジュ
ールにモジュール中間電圧を発生するのに用いられるも
の、一つのモジュール電圧増幅整流回路とされて、該モ
ジュール変圧コイルの出力する該モジュール中間電圧を
受け取り、該モジュール中間電圧を増幅して該モジュー
ル出力電圧を発生するのに用いられるもの、以上の構成
からなるモジュール直列型高圧変圧器としている。
【0011】請求項4の発明は、請求項3に記載のモジ
ュール直列型高圧変圧器において、前記モジュール変圧
コイルは一つの中空区域を有して、複数の機構連接装置
が該モジュール変圧コイルを通過し且つ該中空区域内径
と該複数の機構連接装置の外径が同じとされることで、
該モジュール変圧コイルが固定されていることを特徴と
する、モジュール直列型高圧変圧器としている。
【0012】請求項5の発明は、請求項2に記載のモジ
ュール直列型高圧変圧器において、前記複数の機構連接
装置を組成する各一つの機構連接装置が少なくとも以下
のものを含む、一つの前連接端とされ、該機構連接装置
の第1端に位置して該機構連接装置と第1機構連接装置
の間に間隔をあけて変圧モジュールを連接する時に、該
前連接端が該変圧モジュールを貫通して後、該第1機構
連接装置に連接されるもの、一つの後連接孔とされ、該
機構連接装置の第2端に位置して該機構連接装置と第2
機構連接装置の間に間隔をあけて変圧モジュールを連接
する時に、該第2機構連接装置の前連接端との連接に用
いられ、該第1端と該第2端の中間が該機構連接装置の
本体とされて、該後連接孔の内径と該前連接端の外径が
同じく設けられていることを特徴とする、モジュール直
列型高圧変圧器としている。
【0013】請求項6の発明は、請求項1に記載のモジ
ュール直列型高圧変圧器において、前記電気的連接装置
は少なくとも以下のものを含む、一つの雄型端子とされ
て、該雄型端子は前記複数の変圧モジュール中の一つの
第1変圧モジュールに位置し、該雄型端子は該第1変圧
モジュールを一つの第2変圧モジュールに連接するのに
用いられ、連接後の該第1変圧モジュールと該第2変圧
モジュールの総出力電圧が第1変圧モジュールの出力電
圧より大きくなるもの、一つの雌型端子とされて、該雌
型端子は第1変圧モジュールに位置して、一つの第3変
圧モジュールの雄型端子に連接され、連接後の該第1変
圧モジュールと該第3変圧モジュールの総出力電圧が該
第1変圧モジュールの出力電圧より大きくなり、該雄型
端子と該雌型端子と前記高電圧端及び前記低電圧端が電
気的にカプリングするもの、以上の構成からなるモジュ
ール直列型高圧変圧器としている。
【0014】請求項7の発明は、一種の変圧装置とされ
て、該変圧装置は一つの入力電圧を受け取り一つの出力
電圧を出力するのに用いられ、該変圧装置は少なくとも
以下のものを含む、複数のモジュール変圧装置とされ
て、上記入力電圧により該複数のモジュール変圧装置中
の各一つのモジュール変圧装置が磁束量変化を発生し
て、該モジュール変圧装置がモジュール出力電圧を発生
し、該複数のモジュール変圧装置の出力する電圧が、該
複数のモジュール変圧装置中の二つの出力端の間に存在
し、この二つの出力端中、一方が高電圧端とされ、もう
一方が、該高電圧端より電位の低い低電圧端とされるも
の、複数の機構連接装置とされて、該複数のモジュール
変圧装置と該複数の機構連接装置が交互に配置される方
式を以て該複数の機構連接装置が相互に連接されると共
に、それにより該複数のモジュール変圧装置に相互に相
対移動を発生させないようにするのに用いられるほか、
該複数のモジュール変圧装置を該複数の機構連接装置で
固定して、該モジュール変圧装置に該複数の機構連接装
置に対する相対移動を発生させないようにするのに用い
られるもの、電気的連接装置とされて、複数のモジュー
ル変圧装置の出力端の相互連接に用いられて、該複数の
モジュール変圧装置の出力端を電気的に直列に接続させ
ると共に、直列後の該複数のモジュール変圧装置中の電
圧が最高の高電圧端及び電圧が最低の低電圧端の電位差
を該出力電圧と等しくするもの、以上の構成からなるモ
ジュール直列型高圧変圧器としている。
【0015】請求項8の発明は、請求項7に記載のモジ
ュール直列型高圧変圧器において、前記モジュール変圧
装置が少なくとも以下を包括する、一つのモジュール変
圧コイルとされて、前記入力電圧により該モジュール変
圧装置の発生する磁束量変化によって、該モジュール変
圧装置にモジュール中間電圧を発生するのに用いられる
もの、一つのモジュール電圧増幅整流回路とされて、該
モジュール変圧コイルの出力する該モジュール中間電圧
を受け取り、該モジュール中間電圧を増幅してモジュー
ル出力電圧を発生するのに用いられるもの、以上の構成
からなるモジュール直列型高圧変圧器としている。
【0016】請求項9の発明は、請求項8に記載のモジ
ュール直列型高圧変圧器において、前記モジュール変圧
コイルは一つの中空区域を有して、複数の機構連接装置
が該モジュール変圧コイルを通過し且つ該中空区域内径
と該複数の機構連接装置の外径が同じとされることで、
該モジュール変圧コイルが固定されていることを特徴と
する、モジュール直列型高圧変圧器としている。
【0017】請求項10の発明は、請求項7に記載のモ
ジュール直列型高圧変圧器において、前記複数の機構連
接装置を組成する各一つの機構連接装置が少なくとも以
下のものを含む、一つの前連接端とされ、該機構連接装
置の第1端に位置して該機構連接装置と第1機構連接装
置の間に間隔をあけてモジュール変圧装置を連接する時
に、該前連接端が該モジュール変圧装置を貫通して後、
該第1機構連接装置に連接されるもの、一つの後連接孔
とされ、該機構連接装置の第2端に位置して該機構連接
装置と第2機構連接装置の間に間隔をあけてモジュール
変圧装置を連接する時に、該第2機構連接装置の前連接
端との連接に用いられ、該第1端と該第2端の中間が該
機構連接装置の本体とされて、該後連接孔の内径と該前
連接端の外径が同じく設けられていることを特徴とす
る、モジュール直列型高圧変圧器としている。
【0018】請求項11の発明は、請求項7に記載のモ
ジュール直列型高圧変圧器において、前記電気的連接装
置は少なくとも以下のものを含む、一つの雄型端子とさ
れて、該雄型端子は前記複数のモジュール変圧装置中の
一つの第1モジュール変圧装置に位置し、該雄型端子は
該第1モジュール変圧装置を一つの第2モジュール変圧
装置に連接するのに用いられ、連接後の該第1モジュー
ル変圧装置と該第2モジュール変圧装置の総出力電圧が
第1モジュール変圧装置の出力電圧より大きくなるも
の、一つの雌型端子とされて、該雌型端子は第1モジュ
ール変圧装置に位置して、一つの第3モジュール変圧装
置の雄型端子に連接され、連接後の該第1モジュール変
圧装置と該第3モジュール変圧装置の総出力電圧が該第
1モジュール変圧装置の出力電圧より大きくなり、該雄
型端子と該雌型端子と前記高電圧端及び前記低電圧端が
電気的にカプリングするもの、以上の構成からなるモジ
ュール直列型高圧変圧器としている。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明のモジュール直列型高圧変
圧器は、複数の変圧モジュールを含み、該変圧モジュー
ルは入力電圧により該複数の変圧モジュールが発生する
磁通量変化により複数のモジュール出力電圧を発生する
のに用いられ、この複数の変圧モジュールが相互に直列
に接続される時に、この複数の変圧モジュールの総出力
電圧が各変圧モジュールの出力電圧の総和となり、この
複数の変圧モジュールが相互に相対移動を発生不能とし
てあり、さらに本発明のモジュール直列型高圧変圧器は
電気的連接装置を有し、該電気的連接装置は上記複数の
変圧モジュールの出力端を相互に連接してこの複数の変
圧モジュールの出力端を電気的に直列状態となすのに用
いられる。
【0020】
【実施例】伝統的なコイルを利用した高圧変圧器は、高
周波帯域で使用の使用による分配雑音と寄生振動の問題
があるため、設計時にそれを防止する配慮が必要であっ
た。このほか、その重量と体積を減少しなければ、現代
の電子製品の軽薄短小化の傾向に符合する部品として使
用できなかった。また、製造コスト面でも、伝統的な高
圧変圧器に用いられる部品は、いずれも高電圧用に耐圧
力を高めるよう特別に設計されたものであるため、製造
コストと材料資源の点で不便を生じた。
【0021】上述の伝統的なコイルを利用した高圧変圧
器の問題を解決するために、本発明では高周波帯域での
使用においてその発生する分配雑音が低い一種のモジュ
ール直列型高圧変圧器を提供する。本発明ではモジュー
ル化した設計を採用することにより、各モジュール化変
圧器回路部品が受ける最大電圧を下げ、これにより使用
する部品の部品耐圧を従来のもののように高くする必要
をなくす。このほか、本発明の提供する高圧変圧器はモ
ジュールとモジュールの間が端子で連接され、ゆえに製
造或いは使用に極めて便利であり、ただ必要な出力電圧
により、各モジュールを端子で直列に接続すれば、必要
な出力電圧を得ることができ、この必要な出力電圧は即
ち、直列に接続された各モジュールの出力端の出力電圧
の総計となる。
【0022】本発明のモジュール直列型高圧変圧器全体
の電気回路は図3に示されるとおりである。その中、全
てのモジュールの電気回路はいずれも同じである。図3
中、点線で囲まれたモジュール101が各モジュールの
電気回路を代表して示す。連接することにより本発明の
変圧器を構成する各モジュールには、負荷電流の大きさ
により異なる種類のモジュールが選択される。例えば、
中低負荷電流の時には、図3中に示される各モジュール
には図4中のAに示されるような電気回路構造が用いら
れうる。またもし負荷電流が高負荷電流の時には、図3
中の各一つのモジュールは図4中のBの如き電気回路構
造とされうる。
【0023】図3に示されるモジュール101は一つの
モジュールの電気回路構造を示し、このモジュール自体
が一つの電圧増幅整流回路である。モジュール101は
変圧構造Tx1 と電圧増幅回路Mv1 を含む。モジュー
ル101の有する変圧構造Tx1 は一次側と二次側を有
する。モジュール101の変圧構造Tx1 の二次側は電
圧増幅回路Mv1 の一端に連接し、電圧増幅回路Mv1
のもう一端は電圧出力端とされる。図3に示されるよう
に、端点P1 とQ1 は本発明の変圧器の1次コイルを代
表し、端点P2 とQ2 は本発明の変圧器の出力端を代表
し、直接負荷に連接する(本図には負荷は表示されてい
ない)。図3より分かるように、本発明のモジュール直
列型高圧変圧器の1次側は共同の1次側を有し、且つ各
モジュールが直列に接続された後には、全ての出力電圧
が加算され、本発明のモジュール直列型高圧変圧器の出
力電圧とされる。
【0024】もし、例えば200から300ミリアンペ
ア(mA)以下の中低電流負荷を使用する時、使用され
るモジュールの電気回路は図4中のAに示されるように
なり、使用するダイオードは中低電流負荷に使用するに
適したダイオードDlowとされ、コンデンサはClo
wとされ、そのコンデンサはほぼnFの数値レベルのコ
ンデンサとされる。図4中、Aの変圧器の1次側はTx
p、2次側はTxsで代表される。もし高電流負荷、例
えば200から300mA以上の電流負荷を使用する時
には、使用するモジュールは図4中、Bに示されるよう
になり、その中、使用されるダイオードは中低電流負荷
の時と同じくDlow、コンデンサもClowとされ、
その部品規格は図4のAに示されるものと同じである。
そして、モジュールの高負荷電流を受ける能力を増加す
るために、インダクタンスLを直列に接続し、該インダ
クタンスはほぼマイクロヘンリー(mH)の数値レベル
を扱うコンデンサとして使用できる。こうしてモジュー
ルの高負荷電流を受ける能力を高める方法は、いくつか
ある方法の中の一つであり、この方法のほかにも、比較
的大きな負荷電流を受けられる素子を使用して、図4
中、Aの組合せ構造を形成することで、本発明のモジュ
ール直列型高圧変圧器を構成可能である。電圧増幅回路
については、多くの実現可能な方法がある。例えば図2
中の電圧増幅回路のように、変圧器の出力電圧を増幅回
路で増大し、異なる端点を選択するだけで、出力電圧は
2倍から8倍の増幅効果を得られる。
【0025】以上の説明から分かるように、本発明の原
理によると、一つの1次側を各モジュール共通の1次側
となし、各モジュールそれぞれが各自の2次側を有する
ようにして、各モジュールの2次側の出力電圧を増幅し
た後、その出力電圧を直列に接続して、全体の出力電圧
を設計者の欲する高出力電圧となす。この方式により達
成される変圧器は、各モジュールの鉄心に巻かれたコイ
ルの単位長さ当たりの巻数が伝統的なコイルを使用した
変圧器のものより大幅に減少されているため、その分配
雑音現象も大幅に少なくなり、且つ相関する寄生振動も
無視できる程度となる。本発明の精神は、一つの1次側
を用いて、全てのモジュールの2次側のいずれもこの1
次側を使用させ、全てのモジュールの2次側の出力電圧
を直列に接続し、こうすることで、ただ直列するモジュ
ール数を十分なものとすれば、直列接続の後の出力端で
必要な高電圧を得ることができるようにすることにあ
る。
【0026】以上本発明の根拠について述べたが、以下
に本発明の装置の具体的な実施情況について説明を行
う。組立に便利であるように、本発明の一つの実施例で
は、図3に示されるモジュール101の構造が、図5中
では、モジュール400とモジュール401として示さ
れている。図5中のモジュール400とモジュール40
1は本発明のモジュールの一つの実施方式を示し、この
実施例中、本発明のモジュール直列型高圧変圧器を構成
する各モジュールの外観は図5において、モジュール4
00、モジュール401とモジュール402のように示
される。その中、モジュール400とモジュール401
の電気的構造は完全に同じであるが、ただしレイアウト
位置が逆になっており、モジュール400とモジュール
402は電気的構造が同じで、端子位置も同じであるた
め、モジュール402は一部のみ表示されている。
【0027】図5中の2次コイル503は図3中のモジ
ュール101の変圧構造Tx1 の2次コイルであり、図
5中の四つのダイオード504、505、506、50
7は図3中のモジュール101中の電圧増幅回路Mv1
中の四つのダイオードを代表する。図5中の二つのコン
デンサ515、516は図3中のモジュール101の電
圧増幅回路Mv1 の二つのコンデンサを代表する。モジ
ュール400とその他のモジュールとを電気的に連接す
るための装置は接続端子とされ、該接続端子は雄型端子
525と雌型端子526を包括する。モジュールの連接
方式は、モジュール401の雌型端子530とモジュー
ル400の雄型端子525を連接し、モジュール401
の雄型端子531をモジュールとモジュール402の雌
型端子532を連接する。こうして、一つのモジュール
の雌型端子と次のモジュールの雄型端子が連接され、該
一つのモジュールの雄型端子にその前のモジュールの雌
型端子が連接する。図5に示されるように、モジュール
401では、雌型端子530とモジュール401が電線
で連接され、本発明中のモジュールはいずれも雌型端子
とモジュールとが電線を介して連接されている。このほ
か、図5中のモジュール400には、外固定装置を貫通
させ該モジュール400に固定するための外固定孔54
0が設けられ、また、2次コイル503の中央下方の、
モジュール400の回路基板上に内固定孔542が設け
られている。これら二つの固定孔は、全てのモジュール
を重ねて一つになし、上から下の方式で連接固定するの
に用いられる。その電気的連接は、接続端子を介してな
され、機構上の連接は固定装置を介して各モジュールを
連接して固定し、並びに2次コイル503を固定して揺
動を発生させないようにしてなされる。
【0028】図6は各モジュールを重ねて連接装置で固
定した後の、各一つのモジュールの分解図であり、モジ
ュールを固定する機構を表示している。モジュール40
0を例にとると、外固定孔540部分に外固定装置58
5が上下に一つずつ組み合わされて、下の外固定装置5
85の外固定孔540を貫通する部分が上の外固定装置
585に組み合わされて、こうして上下の外固定装置5
85でモジュール400を挟持し、この構造により各一
つのモジュールが挟持、固定される。また、2次コイル
503の内周の下方の、モジュール400上の内固定孔
542に対応するモジュール400の下方に、下から内
固定孔542を貫通するコイル固定装置600が設けら
れ、該コイル固定装置600の内固定孔542より突出
する部分に、もう一つのコイル固定装置600が組み合
わされる。コイル固定装置600はコイルを固定し、且
つ各モジュールを連接、固定する作用を提供し、それに
よりモジュール直列型高圧変圧器の構造が強固になる。
コイル固定装置600は、一つの突出柱601、固定柱
602及び配線孔603を有する。外固定装置及びコイ
ル固定装置の細部構造及び各構造の作用について以下に
説明する。
【0029】図7中、Aは外固定装置585の正面図、
Bはその平面図、Cは底面図である。外固定装置585
は円柱状のスペーサ部585aと外連接ヘッド585b
を有し、スペーサ部585aの内部に外連接孔585c
が設けられ、外連接ヘッド585bと外連接孔585c
の表面には相互に嵌合するネジが切られ、上下の外固定
装置が連接できるようにしてある。また、図8中、Aは
コイル固定装置の正面図を示す。コイル固定装置600
は、下平板605の上に固定装置底座604が設けら
れ、固定装置底座604の上に突柱601が設けられ、
突柱601の上に固定柱602が設けられてなり、その
中、固定柱602の表面にネジ山が設けられ、突柱60
1の外径と図6中の2次コイル503の内径及び内固定
孔542の直径は同じとされる。コイル固定装置600
は2次コイル503を固定すると共に、各モジュールを
連接するのに用いられる。図8中、Bはコイル固定装置
600の正面透視図であり、その中、内連接孔606の
表面にはネジが切られて下方のもう一つのコイル固定装
置600との結合に利用される。また、通路607が内
連接孔606と配線孔603に連通している。通路60
7と配線孔603は各モジュール直列接続の後に、1次
側の導線を通過させる通路として用いられる。固定柱6
02の外径は内連接孔606の内径と同じとされる。図
8中、Cにはコイル固定装置600の底面が示されてい
る。
【0030】複数のモジュールが上述の外固定装置58
5とコイル固定装置600で連接されて、図9に示され
る状態とされた後、直列に接続されたモジュールの中、
第1モジュール650の雄型端子651と最後のモジュ
ール655の雌型端子656が出力端とされることで、
高出力電圧を提供できる。図9に示されるように、1次
コイル670が各一つのモジュールの2次コイルを貫通
し、各一つの相互に隔てられたモジュールの機構と電気
的構造は完全に同じであるが、直列接続された第1のモ
ジュールと最後の一つのモジュール中、その出力電圧に
連接するために、モジュールの面積が大きくされて、そ
の雄型端子と雌型端子の出力を外界の出力端に引き出し
やすいようにしてある。本発明の各モジュールを直列に
接続する方式は図9に示される方式に限定されるわけで
はなく、例えば、直列して二つの串列を形成すること
で、モジュール直列型高圧変圧器の長さを短縮すること
が可能である。
【0031】上述のモジュールの電気回路と機構はただ
本発明の実施例の一つに過ぎず、例えば上述の実施例
で、外固定装置585を使用しなくとも各モジュールを
安定して連接可能であり、2次コイルに移動を発生ず、
これも本発明の実行可能な実施例である。また、本発明
の別の実施例として、各モジュールを図10に示される
構造で実施可能である。図10中、モジュール700上
には雄型端子702と雌型端子703が設けられ、雄型
端子702と雌型端子703と電圧増幅回路705が電
気的に連接されている。モジュール700に使用する変
圧装置は、伝統的なU形鉄心を一体に接合して方形鉄心
710を形成し、この方形鉄心710を固定架715で
モジュール700の回路基板上に固定し、且つ方形鉄心
710の中間に位置に対応するようにモジュール700
の回路基板に一つの凹孔720を設けて、絶縁耐圧支持
装置725で方形鉄心710をモジュール700の回路
基板上に固定し、並びに全体を直列に接続した後の高圧
変圧器中の各モジュールを安定して直列に接続された状
態となすものとしている。このモジュール700の2次
コイル730は電圧を電圧増幅回路705に出力し、電
圧増幅回路705が電圧を改変した後に、雄型端子70
2と雌型端子703により電圧を出力する。その動作原
理は第1の実施例と全く同じであり、異なる所は、2次
コイル(或いは鉄心)の絶縁耐圧支持装置725が方形
鉄心710中間の方形の凹孔720に固定する必要があ
ることで、この点において、図6中に示されるコイル固
定装置600と構造が異なるものとされている。
【0032】絶縁耐圧支持装置725の構造は図10中
に示され、その中、連接口727は上のもう一つの絶縁
耐圧支持装置725の下端との連接に用いられる。絶縁
耐圧支持装置725の下方の貫通端730は方形鉄心7
10中間の方形の凹孔720を貫通して並びに下のもう
一つの絶縁耐圧支持装置725上端の連接口との連接に
用いられる。貫通端730は次のもう一つの絶縁耐圧支
持装置725の連接口に挿入されてちょうど嵌合する。
【0033】以上の説明は本発明の望ましい実施例に関
するもので、本発明の請求範囲を限定するものではな
く、本発明に係る技術に習熟した者が、変圧器をモジュ
ール化した後、直列の方式で連接し、高出力電圧を得る
目的を達成する方法及び構造は、鉄心の形状及び固定モ
ジュール及び鉄心の固定装置の形状がどのようであって
も、いずれも本発明の範疇に属するものとし、即ち、本
発明の請求範囲に基づく等効の改変或いは修飾はいずれ
も本発明の請求範囲内にあるものとする。
【0034】
【発明の効果】本発明のモジュール直列型高圧変圧器
は、従来の伝統的な変圧器構造を運用した高圧変圧器を
交換式電源供給器に用いた時に、高周波数帯域において
分配雑音が高くなるという欠点を解決し、また、高圧変
圧器の切換え周波数を高めて変圧器の体積を縮小し、並
びに変圧器のパワー切換え効率不良の問題、及び電源供
給器のフィードバック補償の再修正の問題を解決し、並
びに、コイルを用いた高圧変圧器が設計上、特殊な部品
を必要とすために製造コストが高くなるという問題を解
決することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】伝統的なコイル方式の変圧器の原理表示図であ
る。
【図2】伝統的な高圧変圧器の電気回路図である。
【図3】本発明の直列式高圧変圧器の電気回路図であ
る。
【図4】本発明の変圧器の、中低電流負荷時モジュール
(A)及び高電流負荷時モジュール(B)の電気回路図
である。
【図5】本発明の変圧モジュールの一つの実施例のモジ
ュール外観図である。
【図6】本発明の変圧モジュールの一つの実施例の変圧
モジュール間の連接表示図である。
【図7】本発明の変圧モジュール間の連接を行う装置の
正面視(A)、平面視(B)、底面視(C)による構造
表示図である。
【図8】本発明の変圧モジュール間の連接と2次コイル
の固定を行う装置の正面視(A)、平面視(B)、底面
視(C)による構造表示図である。
【図9】本発明のモジュール直列型高圧変圧器の一種の
直列接続形式を示す直列接続後の外観表示図である。
【図10】本発明のもう一つの実施例の、変圧モジュー
ル及び変圧モジュール間の連接を示す外観図である。
【符号の説明】
101 モジュール 400、401、402 モジュール 503 2次コイル 504、505、506、507 ダイオード 515、516 コンデンサ 525 雄型端子 526 雌型端子 530 雌型端子 531 雄型端子 532 雌型端子 540 外固定孔 542 内固定孔 585 外固定装置 600 コイル固定装置 601 突出柱 602 固定柱 603 配線孔 585a スペーサ部 585b 外連接ヘッド 585c 外連接孔 605 下平板 604 固定装置底座 601 突柱 602 固定柱 606 内連接孔 607 通路 603 配線孔 650 第1モジュール 651 雄型端子 655 最後のモジュール 656 雌型端子 670 1次コイル 700 モジュール 702 雄型端子 703 雌型端子 705 電圧増幅回路 710 方形鉄心 715 固定架 720 凹孔 725 絶縁耐圧支持装置 730 2次コイル 727連接口 730 貫通端

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一種の変圧装置とされて、該変圧装置は
    一つの入力電圧を受け取り一つの出力電圧を出力するの
    に用いられ、該変圧装置は少なくとも以下のものを含
    む、複数の変圧モジュールとされて、上記入力電圧によ
    り該複数の変圧モジュールが磁束量変化を発生して、該
    複数の変圧モジュールが複数のモジュール出力電圧を発
    生し、該複数の変圧モジュールの出力する電圧が、該複
    数の変圧モジュール中の各変圧モジュールの二つの出力
    端の間に存在し、この二つの出力端中、一方が高電圧端
    とされ、もう一方が、該高電圧端より電位の低い低電圧
    端とされ、該複数の変圧モジュールが相互に相対移動不
    能に連接されてなるもの、電気的連接装置とされて、該
    複数の変圧モジュールの出力端の相互連接に用いられ
    て、該複数の変圧モジュールの出力端を電気的に直列に
    接続させると共に、直列後の該複数の変圧モジュール中
    の電圧が最高の高電圧端及び電圧が最低の低電圧端の電
    位差を該出力電圧と等しくするもの、以上の構成からな
    るモジュール直列型高圧変圧器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のモジュール直列型高圧
    変圧器において、前記複数の変圧モジュールが少なくと
    も以下のものを含む、複数のモジュール変圧装置とされ
    て、前記入力電圧により前記変圧モジュールが磁束量変
    化を発生して、該変圧モジュールがモジュール出力電圧
    を発生するのに用いられるもの、複数の機構連接装置と
    されて、該複数の変圧モジュールと該複数の機構連接装
    置が交互に配置される方式を以て該複数の機構連接装置
    が相互に連接されると共に、該複数の変圧モジュールに
    それにより相互に相対移動を発生させないようにするの
    に用いられるほか、該複数のモジュール変圧装置を該複
    数の機構連接装置で固定して、該モジュール変圧装置に
    該複数の機構連接装置に対する相対移動を発生させない
    ようにするのに用いられるもの、以上の構成からなるモ
    ジュール直列型高圧変圧器。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のモジュール直列型高圧
    変圧器において、前記モジュール変圧装置が少なくとも
    以下のものを包括する、一つのモジュール変圧コイルと
    されて、前記入力電圧により該変圧モジュールの発生す
    る磁束量変化によって、該変圧モジュールにモジュール
    中間電圧を発生するのに用いられるもの、一つのモジュ
    ール電圧増幅整流回路とされて、該モジュール変圧コイ
    ルの出力する該モジュール中間電圧を受け取り、該モジ
    ュール中間電圧を増幅して該モジュール出力電圧を発生
    するのに用いられるもの、以上の構成からなるモジュー
    ル直列型高圧変圧器。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のモジュール直列型高圧
    変圧器において、前記モジュール変圧コイルは一つの中
    空区域を有して、複数の機構連接装置が該モジュール変
    圧コイルを通過し且つ該中空区域内径と該複数の機構連
    接装置の外径が同じとされることで、該モジュール変圧
    コイルが固定されていることを特徴とする、モジュール
    直列型高圧変圧器。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載のモジュール直列型高圧
    変圧器において、前記複数の機構連接装置を組成する各
    一つの機構連接装置が少なくとも以下のものを含む、一
    つの前連接端とされ、該機構連接装置の第1端に位置し
    て該機構連接装置と第1機構連接装置の間に間隔をあけ
    て変圧モジュールを連接する時に、該前連接端が該変圧
    モジュールを貫通して後、該第1機構連接装置に連接さ
    れるもの、一つの後連接孔とされ、該機構連接装置の第
    2端に位置して該機構連接装置と第2機構連接装置の間
    に間隔をあけて変圧モジュールを連接する時に、該第2
    機構連接装置の前連接端との連接に用いられ、該第1端
    と該第2端の中間が該機構連接装置の本体とされて、該
    後連接孔の内径と該前連接端の外径が同じく設けられて
    いることを特徴とする、モジュール直列型高圧変圧器。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のモジュール直列型高圧
    変圧器において、前記電気的連接装置は少なくとも以下
    のものを含む、一つの雄型端子とされて、該雄型端子は
    前記複数の変圧モジュール中の一つの第1変圧モジュー
    ルに位置し、該雄型端子は該第1変圧モジュールを一つ
    の第2変圧モジュールに連接するのに用いられ、連接後
    の該第1変圧モジュールと該第2変圧モジュールの総出
    力電圧が第1変圧モジュールの出力電圧より大きくなる
    もの、一つの雌型端子とされて、該雌型端子は第1変圧
    モジュールに位置して、一つの第3変圧モジュールの雄
    型端子に連接され、連接後の該第1変圧モジュールと該
    第3変圧モジュールの総出力電圧が該第1変圧モジュー
    ルの出力電圧より大きくなり、該雄型端子と該雌型端子
    と前記高電圧端及び前記低電圧端が電気的にカプリング
    するもの、以上の構成からなるモジュール直列型高圧変
    圧器。
  7. 【請求項7】 一種の変圧装置とされて、該変圧装置は
    一つの入力電圧を受け取り一つの出力電圧を出力するの
    に用いられ、該変圧装置は少なくとも以下のものを含
    む、複数のモジュール変圧装置とされて、上記入力電圧
    により該複数のモジュール変圧装置中の各一つのモジュ
    ール変圧装置が磁束量変化を発生して、該モジュール変
    圧装置がモジュール出力電圧を発生し、該複数のモジュ
    ール変圧装置の出力する電圧が、該複数のモジュール変
    圧装置中の二つの出力端の間に存在し、この二つの出力
    端中、一方が高電圧端とされ、もう一方が、該高電圧端
    より電位の低い低電圧端とされるもの、複数の機構連接
    装置とされて、該複数のモジュール変圧装置と該複数の
    機構連接装置が交互に配置される方式を以て該複数の機
    構連接装置が相互に連接されると共に、それにより該複
    数のモジュール変圧装置に相互に相対移動を発生させな
    いようにするのに用いられるほか、該複数のモジュール
    変圧装置を該複数の機構連接装置で固定して、該モジュ
    ール変圧装置に該複数の機構連接装置に対する相対移動
    を発生させないようにするのに用いられるもの、電気的
    連接装置とされて、複数のモジュール変圧装置の出力端
    の相互連接に用いられて、該複数のモジュール変圧装置
    の出力端を電気的に直列に接続させると共に、直列後の
    該複数のモジュール変圧装置中の電圧が最高の高電圧端
    及び電圧が最低の低電圧端の電位差を該出力電圧と等し
    くするもの、以上の構成からなるモジュール直列型高圧
    変圧器。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のモジュール直列型高圧
    変圧器において、前記モジュール変圧装置が少なくとも
    以下を包括する、一つのモジュール変圧コイルとされ
    て、前記入力電圧により該モジュール変圧装置の発生す
    る磁束量変化によって、該モジュール変圧装置にモジュ
    ール中間電圧を発生するのに用いられるもの、一つのモ
    ジュール電圧増幅整流回路とされて、該モジュール変圧
    コイルの出力する該モジュール中間電圧を受け取り、該
    モジュール中間電圧を増幅してモジュール出力電圧を発
    生するのに用いられるもの、以上の構成からなるモジュ
    ール直列型高圧変圧器。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のモジュール直列型高圧
    変圧器において、前記モジュール変圧コイルは一つの中
    空区域を有して、複数の機構連接装置が該モジュール変
    圧コイルを通過し且つ該中空区域内径と該複数の機構連
    接装置の外径が同じとされることで、該モジュール変圧
    コイルが固定されていることを特徴とする、モジュール
    直列型高圧変圧器。
  10. 【請求項10】 請求項7に記載のモジュール直列型高
    圧変圧器において、前記複数の機構連接装置を組成する
    各一つの機構連接装置が少なくとも以下のものを含む、
    一つの前連接端とされ、該機構連接装置の第1端に位置
    して該機構連接装置と第1機構連接装置の間に間隔をあ
    けてモジュール変圧装置を連接する時に、該前連接端が
    該モジュール変圧装置を貫通して後、該第1機構連接装
    置に連接されるもの、一つの後連接孔とされ、該機構連
    接装置の第2端に位置して該機構連接装置と第2機構連
    接装置の間に間隔をあけてモジュール変圧装置を連接す
    る時に、該第2機構連接装置の前連接端との連接に用い
    られ、該第1端と該第2端の中間が該機構連接装置の本
    体とされて、該後連接孔の内径と該前連接端の外径が同
    じく設けられていることを特徴とする、モジュール直列
    型高圧変圧器。
  11. 【請求項11】 請求項7に記載のモジュール直列型高
    圧変圧器において、前記電気的連接装置は少なくとも以
    下のものを含む、一つの雄型端子とされて、該雄型端子
    は前記複数のモジュール変圧装置中の一つの第1モジュ
    ール変圧装置に位置し、該雄型端子は該第1モジュール
    変圧装置を一つの第2モジュール変圧装置に連接するの
    に用いられ、連接後の該第1モジュール変圧装置と該第
    2モジュール変圧装置の総出力電圧が第1モジュール変
    圧装置の出力電圧より大きくなるもの、一つの雌型端子
    とされて、該雌型端子は第1モジュール変圧装置に位置
    して、一つの第3モジュール変圧装置の雄型端子に連接
    され、連接後の該第1モジュール変圧装置と該第3モジ
    ュール変圧装置の総出力電圧が該第1モジュール変圧装
    置の出力電圧より大きくなり、該雄型端子と該雌型端子
    と前記高電圧端及び前記低電圧端が電気的にカプリング
    するもの、以上の構成からなるモジュール直列型高圧変
    圧器。
JP10092262A 1997-11-14 1998-03-23 変圧装置 Expired - Fee Related JP3073957B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
TW086117159A TW350076B (en) 1997-11-14 1997-11-14 A serial module-type high-voltage transformer
TW86117159 1997-11-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11176678A true JPH11176678A (ja) 1999-07-02
JP3073957B2 JP3073957B2 (ja) 2000-08-07

Family

ID=21627247

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10092262A Expired - Fee Related JP3073957B2 (ja) 1997-11-14 1998-03-23 変圧装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP3073957B2 (ja)
TW (1) TW350076B (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007173010A (ja) * 2005-12-21 2007-07-05 Origin Electric Co Ltd 電子管用高電圧発生装置
WO2008119935A1 (en) * 2007-03-29 2008-10-09 E2V Technologies (Uk) Limited High frequency transformer for high voltage applications
JP2013024198A (ja) * 2011-07-25 2013-02-04 Mitsubishi Electric Corp 点火装置
US8466770B2 (en) 2008-07-31 2013-06-18 E2V Technologies (Uk) Limited Multi-torroid transformer
CN103854839A (zh) * 2012-12-05 2014-06-11 苏州市申浦电源设备厂 一种中高频大功率变压器

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105977003B (zh) * 2016-06-21 2017-12-22 威海市泓淋电子有限公司 一种可调节谐振变压器

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007173010A (ja) * 2005-12-21 2007-07-05 Origin Electric Co Ltd 電子管用高電圧発生装置
WO2008119935A1 (en) * 2007-03-29 2008-10-09 E2V Technologies (Uk) Limited High frequency transformer for high voltage applications
AU2008234707B2 (en) * 2007-03-29 2012-06-28 Teledyne Uk Limited High frequency transformer for high voltage applications
US8324999B2 (en) 2007-03-29 2012-12-04 E2V Technologies (Uk) Limited High frequency transformer for high voltage applications
US8466770B2 (en) 2008-07-31 2013-06-18 E2V Technologies (Uk) Limited Multi-torroid transformer
JP2013024198A (ja) * 2011-07-25 2013-02-04 Mitsubishi Electric Corp 点火装置
CN103854839A (zh) * 2012-12-05 2014-06-11 苏州市申浦电源设备厂 一种中高频大功率变压器

Also Published As

Publication number Publication date
TW350076B (en) 1999-01-11
JP3073957B2 (ja) 2000-08-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7987581B2 (en) High power manufacturing friendly transformer
US20040223351A1 (en) Power conversion apparatus and solar power generation system
CN113012894B (zh) 集成变压器及电源变换器
CN111740631B (zh) 谐振变换器及其变压器的制造方法
US8648686B2 (en) Resonant transformer and resonant converter employing same
JP2000260639A (ja) コイル装置およびこれを用いたスイッチング電源装置
JP7003636B2 (ja) 電力変換装置
US9053845B2 (en) Transformer with planar primary winding
US4800479A (en) High frequency power converter having compact output transformer, rectifier and choke
JPS5830111A (ja) スイッチング電源トランス
US6972656B2 (en) Switching power supply device
US8963676B1 (en) Configurable transformer module
US20170294835A1 (en) Power source interface module with compact emi filter
CN110970210A (zh) 变压器
JPH11176678A (ja) モジュール直列型高圧変圧器
US8305183B2 (en) Transformer for multi-output power supplies
JP2002299130A (ja) 電源用複合素子
CN217769886U (zh) 一种磁集成组件、谐振变换器和电源
JP6064790B2 (ja) Dc−dcコンバータ
JP2011181570A (ja) トランス及びスイッチング電源
WO2015120232A1 (en) Voltage converter including voltage doubler and voltage regulator in a royer oscillator
US5905373A (en) Serial-modulized high voltage transformer
CN217606671U (zh) 电感及变换器
JPH11206124A (ja) スイッチング電源装置
US10978953B2 (en) Flyback power supply, inverter and electrically powered vehicle

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20000516

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S633 Written request for registration of reclamation of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313633

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080602

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090602

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090602

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090602

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090602

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090602

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100602

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100602

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110602

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees