JPH1117649A - Rake合成パス検出方式およびrake合成パス検出回路 - Google Patents

Rake合成パス検出方式およびrake合成パス検出回路

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JPH1117649A
JPH1117649A JP9168602A JP16860297A JPH1117649A JP H1117649 A JPH1117649 A JP H1117649A JP 9168602 A JP9168602 A JP 9168602A JP 16860297 A JP16860297 A JP 16860297A JP H1117649 A JPH1117649 A JP H1117649A
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JP
Japan
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power
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JP9168602A
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Tatsuya Abe
達也 阿部
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Kokusai Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変動する遅延プロファイルに対して常に最適
なしきい値を与えてRAKE合成パスを検出するRAK
E合成パス検出回路を得る。 【解決手段】 逆拡散された受信信号から遅延プロファ
イルを生成する遅延プロファイル生成回路11と、生成
された遅延プロファイルに基づいて、電力の大きさの順
に総数でn個の極大点を検出し、各々の検出位置と電力
値を出力する極大点検出回路13と、極大点検出回路1
3から出力された1番目からn番目に大きい極大点の検
出位置と電力値を記憶する第2のメモリ14と、極大点
検出回路13から出力されたn番目に大きい極大点の電
力値と所定値Δとを加算して結果をしきい値として出力
する加算器15と、加算器15から出力されたしきい値
と、第2のメモリ14に記憶された極大点の電力値とを
比較して、しきい値を超えた極大点の検出位置を出力す
るしきい値判定回路16とを備えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は符号分割多元接続
(CDMA:Code Division Multi
ple Access)通信のRAKE合成パスを検出
する方式および回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】受信機が受信する信号は、送信機から受
信機に至るまでに通路長の異なるいくつもの経路を通っ
て到達するため、それらが合成されることで選択性フェ
ージングが発生し、その結果、受信レベルは一定になら
ずに変動し、信号と雑音の電力比率SNR(Signa
l to Noise Ratio)を減少させたり誤
り率を増加させたりするなど、信号品質を劣化させる。
【0003】このフェージング対策として、スペースダ
イバーシチや周波数ダイバーシチ等のダイバーシチ技術
が利用されているが、直接スペクトル拡散通信において
はマルチパスを利用したパスダイバーシチ(RAKE合
成)が有効である。
【0004】RAKE合成を効果的に行うためには、R
AKE合成後のSNRが合成前よりも向上するようにR
AKE合成パスを選択する必要がある。通常、RAKE
合成パスを選択するときは、受信信号の受信電力を到来
遅延時間毎に求めた遅延プロファイルと、受信機で求め
られたしきい値とを比較して、遅延プロファイルの中で
しきい値を超える受信電力を検出する。そして、しきい
値を超えた受信電力の到来遅延時間がマルチパス波の到
来遅延時間であるとし、その到来遅延時間を受けて同期
検波部は到来遅延時間に対応した逆拡散後信号をマルチ
パス波毎に取り出し、それぞれ同期検波した後、RAK
E合成する。
【0005】このとき、しきい値を小さくするにつれ合
成パス数が多くなるので、RAKE合成後のビット誤り
率特性(BER)は向上するが、小さくし過ぎると雑音
成分のみの受信信号も合成することとなるので逆に特性
が劣化してしまう。従って、時々刻々と変化する遅延プ
ロファイルに対して常に最適なしきい値を与えてRAK
E合成する必要がある。
【0006】従来のRAKE合成パス検出回路につい
て、図5を参照しつつ説明する。図5は、従来のRAK
E合成パス検出回路を示すブロック図である。このRA
KE合成パス検出回路は、逆拡散された受信信号から遅
延プロファイルを生成する遅延プロファイル生成回路1
と、遅延プロファイル生成回路1の出力側に接続された
メモリ2と、メモリ2の出力側にそれぞれ接続された最
小値検出回路3および最大値検出回路4と、これら最小
値検出回路3と最大値検出回路4の出力側に接続された
案分回路5と、メモリ2の出力側に接続されるとともに
案分回路5の出力を受けるしきい値判定回路6とを備え
て構成されている。
【0007】以下、各部を具体的に説明する。遅延プロ
ファイル生成回路1は、サンプリング点毎に逆拡散され
た相関データの入力を受けて遅延プロファイルを生成
し、メモリ2に出力する。メモリ2は、遅延プロファイ
ル生成回路1から入力された遅延プロファイルを記憶す
る。最小値検出回路3は、メモリ2に記憶されている遅
延プロファイルを読み出し、最も電力の小さいサンプリ
ング点の電力値を検出する。最大値検出回路4は、メモ
リ2に記憶されている遅延プロファイルを読み出し、最
も電力の大きいサンプリング点の電力値を検出する。案
分回路5は、最小値検出回路3で検出された電力最小値
と、最大値検出回路4で検出された電力最大値を案分し
た結果をしきい値として出力するものである。しきい値
判定回路6は、案分回路5から出力されたしきい値と、
メモリ2に記憶された遅延プロファイルとを比較してし
きい値を超える遅延プロファイルの極大点を検出し、そ
の極大点の検出位置を出力するものである。
【0008】次に、従来のRAKE合成パス検出回路の
動作について説明する。まず、受信された信号は、サン
プリング点毎に逆拡散され、遅延プロファイル生成回路
1に入力される。遅延プロファイル生成回路1では、受
信信号の位相回転を除去して希望波の受信レベルによる
遅延プロファイルを生成するため、サンプリング点毎に
逆拡散後信号の電力を検出し、これを1シンボル時間内
の全てのサンプリング点で行うことで、現在受信したシ
ンボルの瞬時遅延プロファイルが生成される。ただし、
瞬時遅延プロファイルは熱雑音の影響を受けているか
ら、過去に受信したシンボルから生成した遅延プロファ
イルと平均化することで熱雑音を抑圧し、遅延プロファ
イルのSNRを向上させる。
【0009】回路の簡略化を考慮すると、メモリ2に記
憶されている過去に求められた遅延プロファイルを読み
出し、現在受信したシンボルから求めた瞬時遅延プロフ
ァイルとで加重平均して再びメモリ2に書き込むのが一
般的である。ここで、加重平均による平均化時間を長く
すると熱雑音の抑圧効果により遅延プロファイルの推定
精度が向上するが、フェージングによる遅延プロファイ
ルの変動に追従できなくなるため、適切な平均化時間を
与える必要がある。
【0010】加重平均後の遅延プロファイルは最小値検
出回路3に読み出され、最も電力の小さいサンプリング
点の電力値が検出されて、検出された電力最小値は案分
回路5に出力される。同様に、加重平均後の遅延プロフ
ァイルは最大値検出回路4に読み出され、最も電力の大
きいサンプリング点の電力値が検出されて、検出された
電力最大値は案分回路5に出力される。
【0011】その後、案分回路5によって、最小値検出
回路3で検出された電力最小値と、最大値検出回路4で
検出された電力最大値が案分されてRAKE合成パスを
選択するためのしきい値が求められる。ここで、電力最
大値と電力最小値はA:Bで案分されて、次式によりし
きい値が求められる。
【0012】しきい値={A/(A+B)}・(電力最
小値)+{B/(A+B)}・(電力最大値)
【0013】ただし、AおよびBは予め設定された値で
あり、しきい値が熱雑音や干渉により生じるピーク値よ
りも大きくなるような値が設定される。
【0014】最後に、しきい値判定回路6は、メモリ2
に記憶されている遅延プロファイルを読み出しながら案
分回路5で求められたしきい値と比較し、しきい値を超
えて且つ極大点となるサンプリング点を検出する。極大
点は、遅延プロファイル中の連続した3つのサンプリン
グ点の受信電力を比較して、中央のサンプリング点の受
信電力が大きいときにそのサンプリング点が極大点であ
るとすることで簡単に検出できる。図6(a)に示され
るように、しきい値を超えた極大点はRAKE合成パス
として判定され、このときの極大点の検出位置がメモリ
2の読み出しアドレスとして出力される。
【0015】図示しない外部のRAKE合成回路は上述
した検出位置を受けて検出位置に対応した逆拡散後信号
をマルチパス波毎に取り出し、それぞれ同期検波した
後、RAKE合成する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のRAKE合成パス検出回路では、しきい値を求
めるのに遅延プロファイルの電力最小値や電力最大値を
用いているため、上述したようにフェージングによる遅
延プロファイルの変動に追従できるような加重平均を行
った場合、平均化不十分で電力最小値や電力最大値が大
きく落ち込む確率が高く、その結果、図6(b)のよう
にしきい値が下がって、雑音、干渉で発生した極大点を
合成してしまうことがあった。また、熱雑音、干渉によ
り発生した極大点を検出しないようにAをBに比較して
大きく設定すると、逆にマルチパス波を検出しにくくな
るため、時々刻々と変化する遅延プロファイルに対して
最適なしきい値を与えにくくなるという問題があった。
【0017】本発明は、上述した従来の問題点を解決す
るために成されたものであり、変動する遅延プロファイ
ルに対して常に最適なしきい値を与えてRAKE合成パ
スを検出するRAKE合成パス検出回路を提供すること
を目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明に係るRAKE合
成パス検出方式は、逆拡散された受信信号から得られる
遅延プロファイル出力の中からn個の極大点の時間的位
置と電力を検出し、該電力の最小値に所定値Δを加算し
た値より大きい電力を有する極大点の検出位置をRAK
E合成に供する有効パスとするよう構成したものであ
る。
【0019】また、本発明に係るRAKE合成パス検出
方式は、逆拡散された受信信号から得られる遅延プロフ
ァイル出力の中からn個の極大点の時間的位置と電力を
検出し、該電力の最小値に所定値aを乗算した値より大
きい電力を有する極大点の検出位置をRAKE合成に供
する有効パスとするよう構成したものである。
【0020】さらに、本発明に係るRAKE合成パス検
出回路は、図1に示されるように、逆拡散された受信信
号から遅延プロファイルを生成する遅延プロファイル生
成回路11と、前記遅延プロファイルを記憶する第1の
メモリ12と、前記第1のメモリ12に記憶されている
遅延プロファイルを読み出し、電力の大きさの順に総数
でn個の極大点を検出し、各々の検出位置と電力値を出
力する極大点検出回路13と、前記極大点検出回路13
から出力された1番目からn番目に大きい極大点の検出
位置と電力値を記憶する第2のメモリ14と、前記極大
点検出回路13から出力されたn番目に大きい極大点の
電力値と所定値Δとを加算して結果をしきい値として出
力する加算器15と、前記加算器15から出力されたし
きい値と、前記第2のメモリ14に記憶された極大点の
電力値とを比較して、しきい値を超えた極大点の検出位
置を出力するしきい値判定回路16とを備えてなるもの
である。
【0021】また、本発明に係るRAKE合成パス検出
回路は、図3に示されるように、逆拡散された受信信号
から遅延プロファイルを生成する遅延プロファイル生成
回路11と、前記遅延プロファイルを記憶する第3のメ
モリ22と、前記第3のメモリ22に記憶されている遅
延プロファイルを読み出し、電力の大きさの順に総数で
n個の極大点を検出し、各々の検出位置と電力値を出力
する極大点検出回路13と、前記極大点検出回路13か
ら出力された1番目からn番目に大きい極大点の検出位
置と電力値を記憶する第4のメモリ24と、前記極大点
検出回路13から出力されたn番目に大きい極大点の電
力値と所定値aとを乗算して結果をしきい値として出力
する乗算器25と、前記乗算器25から出力されたしき
い値と、前記第4のメモリ24に記憶された極大点の電
力値とを比較して、しきい値を超えた極大点の検出位置
を出力するしきい値判定回路16とを備えてなるもので
ある。
【0022】このような構成によれば、変動する遅延プ
ロファイルに対して常に最適なしきい値を与えてRAK
E合成パスを検出することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照しながら説明する。 実施の形態1.図1は、実施の形態1に係るRAKE合
成パス検出回路を示すブロック図である。このRAKE
合成パス検出回路は、遅延プロファイル生成回路11
と、遅延プロファイル生成回路11の出力側に接続され
た第1のメモリ12と、第1のメモリ12の出力側に接
続された極大点検出回路13と、極大点検出回路13の
出力側にそれぞれ接続された第2のメモリ14および加
算器15と、これら第2のメモリ14および加算器15
の出力側に接続されたしきい値判定回路16とを備えて
いる。
【0024】以下、各部について具体的に説明する。遅
延プロファイル生成回路11は、サンプリング点毎に逆
拡散された相関データの入力を受けて遅延プロファイル
を生成し、第1のメモリ12に出力する。第1のメモリ
12は、遅延プロファイル生成回路11から入力された
遅延プロファイルを記憶する。極大点検出回路13は、
第1のメモリ12に記憶されている遅延プロファイルを
読み出し、最も電力の大きい極大点を検出して、その極
大点の検出位置と電力値を第2のメモリ14に書込み、
これをn番目に大きい極大点についてまで同様な処理を
行う。
【0025】第2のメモリ14は、極大点検出回路13
で検出された1番目からn番目に大きい極大点の検出位
置と電力値を記憶する。加算器15は、極大点検出回路
13で検出されたn番目に大きい極大点の電力値と予め
設定されている所定値(定数)Δとを加算して、しきい
値として出力する。しきい値判定回路16は、加算器1
5から入力されたしきい値と、第2のメモリ14に記憶
された極大点の電力値とを比較して、しきい値を超えた
極大点の検出位置を出力する。
【0026】次に、実施の形態1におけるRAKE合成
パス検出回路の動作について説明する。まず、受信され
た信号はサンプリング点毎に逆拡散され、遅延プロファ
イル生成回路11に入力される。遅延プロファイル生成
回路11では、受信信号の位相回転を除去して希望波の
受信レベルによる遅延プロファイルを生成するため、サ
ンプリング点毎に逆拡散後信号の電力を検出し、これを
1シンボル時間内の全てのサンプリング点で行うこと
で、現在受信したシンボルの瞬時遅延プロファイルを生
成する。
【0027】ただし、瞬時遅延プロファイルは熱雑音の
影響を受けているから、過去に受信したシンボルから生
成した遅延プロファイルと平均化することで熱雑音を抑
圧し、遅延プロファイルのSNRを向上させる。回路の
簡略化を考慮すると、メモリ12に記憶されている過去
に求められた遅延プロファイルを読み出し、現在受信し
たシンボルから求めた瞬時遅延プロファイルと加重平均
して再びメモリ12に書き込むのが一般的である。ここ
で、加重平均による平均化時間を長くすると、熱雑音の
抑圧効果により遅延プロファイルの推定精度が向上する
が、フェージングによる遅延プロファイルの変動に追従
できなくなるため、適切な平均化時間を与える必要があ
る。
【0028】加重平均後の遅延プロファイルは極大点検
出回路13に読み出され、最も電力の大きい極大点を検
出して、その極大点の検出位置と電力値を第2のメモリ
14に書き込み、これをn番目に大きい極大点について
まで同様な処理を行う。
【0029】さて、DS−CDMAの実伝搬環境下での
伝送特性の報告によると、検出可能なマルチパス数は4
パス程度まであると報告されている。従って、遅延プロ
ファイルの中で5番目以降に大きな極大点はマルチパス
波を受信したことにより発生したのではなく、熱雑音や
干渉により発生した極大点と考えることができる。従っ
て、5番目以降の大きな極大点の電力値は、常に最適な
しきい値に近い値を示し、この電力値を利用してしきい
値を求めれば、どのような環境下でも最適なしきい値に
近いしきい値を求めることができる。
【0030】n番目に大きい極大点の検出が終了する
と、第2のメモリ14に記憶されたn番目に大きい極大
点の電力値は加算器15で予め設定された所定値(定
数)Δと加算され、しきい値としてしきい値判定回路1
6に出力される。
【0031】最後に、しきい値判定回路16は、第2の
メモリ14に記憶されている1番目からn−1番目に大
きい極大点の電力値としきい値とを比較し、図2のよう
にしきい値を超えた極大点をRAKE合成パスとして判
定し、このときの極大点の検出位置を第2のメモリ14
から取り出して外部に出力する。図示しない外部のRA
KE合成回路は上述の検出位置を受けて検出位置に対応
した逆拡散後信号をマルチパス波毎に取り出し、それぞ
れ同期検波した後RAKE合成する。
【0032】実施の形態2.図3は、実施の形態2に係
るRAKE合成パス検出回路を示すブロック図である。
このRAKE合成パス検出回路は、遅延プロファイル生
成回路11と、遅延プロファイル生成回路11の出力側
に接続された第3のメモリ22と、第3のメモリ22の
出力側に接続された極大点検出回路13と、極大点検出
回路13の出力側にそれぞれ接続された第4のメモリ2
4および乗算器25と、これら第4のメモリ24および
乗算器25の出力側に接続されたしきい値判定回路16
とを備えている。
【0033】以上の構成において、図1に示された符号
と同一符号は図1に示された対象と同一または相当物を
表しており、ここでの説明を省略する。実施の形態2
は、実施の形態1に示したRAKE合成パス検出回路に
おける加算器15を乗算器25に代えたものである。
【0034】実施の形態2においては、乗算器25は第
4のメモリ24に記憶されたn番目に大きい極大点の電
力値と、予め設定された所定値(係数)aとを乗算し、
結果をしきい値としてしきい値判定回路16に出力す
る。しきい値判定回路16は、第4のメモリ24に記憶
されている1番目からn−1番目に大きい極大点の電力
値としきい値とを比較し、図4のようにしきい値を超え
た極大点をRAKE合成パスとして判定し、この時の極
大点の検出位置を第4のメモリ24から取り出して外部
に出力する。図示しない外部のRAKE合成回路は上述
の検出位置を受けて検出位置に対応した逆拡散後信号を
マルチパス波毎に取り出し、それぞれ同期検波した後、
RAKE合成する。
【0035】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
に係るRAKE合成パス検出回路は、逆拡散された受信
信号から得られる遅延プロファイル出力の中からn個の
極大点の時間的位置と電力を検出し、該電力の最小値に
所定値を加算または乗算した値より大きい電力を有する
極大点の検出位置をRAKE合成に供する有効パスとす
るよう構成したので、従来のRAKE合成パス検出回路
よりも精度良くしきい値を求めることができるため、R
AKE合成が効果的に行われることとなり、ビット誤り
率を低減することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1を示すRAKE合成パス検出回路
のブロック図である。
【図2】実施の形態1におけるRAKE合成パス検出回
路のしきい値と遅延プロファイルを示す図である。
【図3】実施の形態2を示すRAKE合成パス検出回路
のブロック図である。
【図4】実施の形態2におけるRAKE合成パス検出回
路のしきい値と遅延プロファイルを示す図である。
【図5】従来のRAKE合成パス検出回路のブロック図
である。
【図6】従来のRAKE合成パス検出回路のしきい値と
遅延プロファイルを示す図である。
【符号の説明】
11 遅延プロファイル生成回路 12 第1のメモリ 13 極大点検出回路 14 第2のメモリ 15 加算器 16 しきい値判定回路 22 第3のメモリ 24 第4のメモリ 25 乗算器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 逆拡散された受信信号から得られる遅延
    プロファイル出力の中からn個の極大点の時間的位置と
    電力を検出し、該電力の最小値に所定値Δを加算した値
    より大きい電力を有する極大点の検出位置をRAKE合
    成に供する有効パスとするよう構成してなるRAKE合
    成パス検出方式。
  2. 【請求項2】 逆拡散された受信信号から得られる遅延
    プロファイル出力の中からn個の極大点の時間的位置と
    電力を検出し、該電力の最小値に所定値aを乗算した値
    より大きい電力を有する極大点の検出位置をRAKE合
    成に供する有効パスとするよう構成してなるRAKE合
    成パス検出方式。
  3. 【請求項3】 逆拡散された受信信号から遅延プロファ
    イルを生成する遅延プロファイル生成回路と、 前記遅延プロファイルを記憶する第1のメモリと、 前記第1のメモリに記憶されている遅延プロファイルを
    読み出し、電力の大きさの順に総数でn個の極大点を検
    出し、各々の検出位置と電力値を出力する極大点検出回
    路と、 前記極大点検出回路から出力された1番目からn番目に
    大きい極大点の検出位置と電力値を記憶する第2のメモ
    リと、 前記極大点検出回路から出力されたn番目に大きい極大
    点の電力値と所定値Δとを加算して結果をしきい値とし
    て出力する加算器と、 前記加算器から出力されたしきい値と、前記第2のメモ
    リに記憶された極大点の電力値とを比較して、しきい値
    を超えた極大点の検出位置を出力するしきい値判定回路
    とを備えてなるRAKE合成パス検出回路。
  4. 【請求項4】 逆拡散された受信信号から遅延プロファ
    イルを生成する遅延プロファイル生成回路と、 前記遅
    延プロファイルを記憶する第3のメモリと、 前記第3のメモリに記憶されている遅延プロファイルを
    読み出し、電力の大きさの順に総数でn個の極大点を検
    出し、各々の検出位置と電力値を出力する極大点検出回
    路と、 前記極大点検出回路から出力された1番目からn番目に
    大きい極大点の検出位置と電力値を記憶する第4のメモ
    リと、 前記極大点検出回路から出力されたn番目に大きい極大
    点の電力値と所定値aとを乗算して結果をしきい値とし
    て出力する乗算器と、 前記乗算器から出力されたしきい値と、前記第4のメモ
    リに記憶された極大点の電力値とを比較して、しきい値
    を超えた極大点の検出位置を出力するしきい値判定回路
    とを備えてなるRAKE合成パス検出回路。
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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