JPH11174781A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JPH11174781A JPH11174781A JP34151297A JP34151297A JPH11174781A JP H11174781 A JPH11174781 A JP H11174781A JP 34151297 A JP34151297 A JP 34151297A JP 34151297 A JP34151297 A JP 34151297A JP H11174781 A JPH11174781 A JP H11174781A
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- JP
- Japan
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- cylindrical member
- image
- rotating
- image carrier
- forming apparatus
- Prior art date
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- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 画像ムラを防止し、高画質の画像を得ること
のできる画像形成装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 回転画像担持体10との接触圧力によっ
て周面形状が変形した後に変形後の形状を維持する可塑
性を有し、かつ回転周期が回転画像担持体の回転周期の
整数倍である円筒状部材20を備えた。
のできる画像形成装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 回転画像担持体10との接触圧力によっ
て周面形状が変形した後に変形後の形状を維持する可塑
性を有し、かつ回転周期が回転画像担持体の回転周期の
整数倍である円筒状部材20を備えた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に画像濃度の均
一性が要求されるカラー電子写真方式の複写機やプリン
タなどに好適な画像形成装置に関する。
一性が要求されるカラー電子写真方式の複写機やプリン
タなどに好適な画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子写真方式の画像形成装置
において、帯電器、現像器、および転写器等には、感光
体ドラムに接触もしくは微小な空隙を隔てて近接して回
転する円筒状部材が備えられている。一般に、このよう
な円筒状部材は、断面が完全な円でなかったり偏心成分
を持っているので、いわゆる外径の振れが発生する。こ
のため、感光体ドラムに接触して円筒状部材を備えた場
合は、その円筒状部材の回転に伴って感光体ドラムと円
筒状部材との接触圧力が変化してしまい、この接触圧力
の変化に起因して帯電ムラ、現像ムラ、転写ムラ等が生
じる。一方、感光体ドラムに近接して円筒状部材を備え
た場合は、円筒状部材の回転に伴って空隙長が変化して
しまい、この空隙長の変化に起因してやはり帯電ムラ、
現像ムラ、転写ムラ等が生じる。従って、最終的に画像
に濃度ムラが発生するという問題がある。
において、帯電器、現像器、および転写器等には、感光
体ドラムに接触もしくは微小な空隙を隔てて近接して回
転する円筒状部材が備えられている。一般に、このよう
な円筒状部材は、断面が完全な円でなかったり偏心成分
を持っているので、いわゆる外径の振れが発生する。こ
のため、感光体ドラムに接触して円筒状部材を備えた場
合は、その円筒状部材の回転に伴って感光体ドラムと円
筒状部材との接触圧力が変化してしまい、この接触圧力
の変化に起因して帯電ムラ、現像ムラ、転写ムラ等が生
じる。一方、感光体ドラムに近接して円筒状部材を備え
た場合は、円筒状部材の回転に伴って空隙長が変化して
しまい、この空隙長の変化に起因してやはり帯電ムラ、
現像ムラ、転写ムラ等が生じる。従って、最終的に画像
に濃度ムラが発生するという問題がある。
【0003】そこで、感光体ドラムに接触して円筒状部
材を備える場合には、円筒状部材を硬度の低いゴム等の
弾性体で構成し、その円筒状部材の両端部等に適度な荷
重をかけて感光体ドラムに接触させて、円筒状部材と感
光体ドラムとの間で均一な接触圧力を得る技術が提案さ
れている。この技術によれば、円筒状部材の外径振れに
よる接触圧力の変化が低減される。また、弾性体の硬度
が低いほど接触圧力の変動を小さく抑えることができ
る。
材を備える場合には、円筒状部材を硬度の低いゴム等の
弾性体で構成し、その円筒状部材の両端部等に適度な荷
重をかけて感光体ドラムに接触させて、円筒状部材と感
光体ドラムとの間で均一な接触圧力を得る技術が提案さ
れている。この技術によれば、円筒状部材の外径振れに
よる接触圧力の変化が低減される。また、弾性体の硬度
が低いほど接触圧力の変動を小さく抑えることができ
る。
【0004】一方、感光体ドラムに近接して円筒状部材
を備える場合には、円筒状部材の外径より大きな円盤を
その円筒状部材の両端部に付加したり、あるいは、円筒
状部材両端の、感光体ドラムと対向する面に凸部を形成
することにより、円筒状部材と感光体ドラムとの間に形
成される微小な空隙長の変化を抑える技術が提案されて
いる。
を備える場合には、円筒状部材の外径より大きな円盤を
その円筒状部材の両端部に付加したり、あるいは、円筒
状部材両端の、感光体ドラムと対向する面に凸部を形成
することにより、円筒状部材と感光体ドラムとの間に形
成される微小な空隙長の変化を抑える技術が提案されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した、弾性体で構
成された円筒状部材を感光体ドラムに接触させて均一な
接触圧力を得る技術では、円筒状部材にある程度の外径
振れがある場合、弾性体の硬度を下げて接触圧力の変動
を小さく抑えることにより、外径振れを防止することが
できる。しかし、弾性体の硬度を下げるためには、オイ
ル等の軟化剤を多量に添加する必要がある。このため、
装置を長期間にわたり停止状態にすると、添加された軟
化剤が感光体ドラムに滲み出す場合がある。特に、装置
を倉庫に保管した場合、その倉庫の雰囲気温度が高い
と、軟化剤が感光体ドラムに滲み出す場合が多く、画像
に悪影響を与えるという問題がある。
成された円筒状部材を感光体ドラムに接触させて均一な
接触圧力を得る技術では、円筒状部材にある程度の外径
振れがある場合、弾性体の硬度を下げて接触圧力の変動
を小さく抑えることにより、外径振れを防止することが
できる。しかし、弾性体の硬度を下げるためには、オイ
ル等の軟化剤を多量に添加する必要がある。このため、
装置を長期間にわたり停止状態にすると、添加された軟
化剤が感光体ドラムに滲み出す場合がある。特に、装置
を倉庫に保管した場合、その倉庫の雰囲気温度が高い
と、軟化剤が感光体ドラムに滲み出す場合が多く、画像
に悪影響を与えるという問題がある。
【0006】一方、空隙長の変化を抑える技術では、微
小な空隙を形成する手段として、円筒状部材の両端に、
例えばトラッキングロールやスペ−シング部材等が用い
られる。しかし、トラッキングロールやスペ−シング部
材自体に外径の振れがあったり円筒状部材が撓んだりす
ると、微小空隙の寸法が回転に伴って変動する。その場
合、微小空隙の寸法は一定せず、画像ムラが発生すると
いう問題がある。
小な空隙を形成する手段として、円筒状部材の両端に、
例えばトラッキングロールやスペ−シング部材等が用い
られる。しかし、トラッキングロールやスペ−シング部
材自体に外径の振れがあったり円筒状部材が撓んだりす
ると、微小空隙の寸法が回転に伴って変動する。その場
合、微小空隙の寸法は一定せず、画像ムラが発生すると
いう問題がある。
【0007】本発明は、上記事情に鑑み、画像ムラを防
止し、高画質の画像を得ることのできる画像形成装置を
提供することを目的とする。
止し、高画質の画像を得ることのできる画像形成装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明の画像形成装置は、回転しながら表面が帯電され露
光により静電潜像が形成されその静電潜像がトナーで現
像されることによりトナー像を表面に担持する回転画像
担持体を備え、その回転画像担持体上に形成されたトナ
ー像を所定の記録媒体上に直接に、もしくはそのトナー
像が一時的に転写される所定の中間転写体を介して転写
することにより、その記録媒体上に画像を形成する画像
形成装置において、上記回転画像担持体に接触もしくは
近接して回転しその回転画像担持体もしくはその回転画
像担持体上のトナー像に所定の作用を及ぼす円筒状の外
観を有する円筒状部材を備え、その円筒状部材が上記回
転画像担持体との接触圧力によって周面形状が変形した
後に変形後の形状を維持する可塑性を有し、かつその円
筒状部材の回転周期が上記回転画像担持体の回転周期の
整数倍であることを特徴とする。
発明の画像形成装置は、回転しながら表面が帯電され露
光により静電潜像が形成されその静電潜像がトナーで現
像されることによりトナー像を表面に担持する回転画像
担持体を備え、その回転画像担持体上に形成されたトナ
ー像を所定の記録媒体上に直接に、もしくはそのトナー
像が一時的に転写される所定の中間転写体を介して転写
することにより、その記録媒体上に画像を形成する画像
形成装置において、上記回転画像担持体に接触もしくは
近接して回転しその回転画像担持体もしくはその回転画
像担持体上のトナー像に所定の作用を及ぼす円筒状の外
観を有する円筒状部材を備え、その円筒状部材が上記回
転画像担持体との接触圧力によって周面形状が変形した
後に変形後の形状を維持する可塑性を有し、かつその円
筒状部材の回転周期が上記回転画像担持体の回転周期の
整数倍であることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、先ず本発明について原理的
な説明を行ない、その後本発明の実施形態について説明
する。図1は、本発明の原理的な説明図、図2は、図1
に示す円筒状部材の長手方向の断面図である。
な説明を行ない、その後本発明の実施形態について説明
する。図1は、本発明の原理的な説明図、図2は、図1
に示す円筒状部材の長手方向の断面図である。
【0010】本発明の原理的な説明にあたり、ここでは
帯電ムラの防止を例に挙げて説明する。図1には、回転
しながら表面が帯電され露光により静電潜像が形成され
その静電潜像がトナーで現像されることによりトナー像
を表面に担持する回転画像担持体10が示されている。
また、この図1には、回転画像担持体10に接触もしく
は近接して回転し、その回転画像担持体10に、後述す
るようにして電荷を均一に帯電させる作用を及ぼす円筒
状の外観を有する円筒状部材20も示されている。
帯電ムラの防止を例に挙げて説明する。図1には、回転
しながら表面が帯電され露光により静電潜像が形成され
その静電潜像がトナーで現像されることによりトナー像
を表面に担持する回転画像担持体10が示されている。
また、この図1には、回転画像担持体10に接触もしく
は近接して回転し、その回転画像担持体10に、後述す
るようにして電荷を均一に帯電させる作用を及ぼす円筒
状の外観を有する円筒状部材20も示されている。
【0011】円筒状部材20は、回転画像担持体10と
の接触圧力によって周面形状が変形した後に変形後の形
状を維持する可塑性を有する。この円筒状部材20の直
径Dcは回転画像担持体10の直径Dpの整数倍(Dc
=nDp;nは整数を表す)となっており、ここでは円
筒状部材20と回転画像担持体10との間に滑りはない
ものとし、円筒状部材20の回転周期は、回転画像担持
体10の回転周期の整数倍(n倍)である。
の接触圧力によって周面形状が変形した後に変形後の形
状を維持する可塑性を有する。この円筒状部材20の直
径Dcは回転画像担持体10の直径Dpの整数倍(Dc
=nDp;nは整数を表す)となっており、ここでは円
筒状部材20と回転画像担持体10との間に滑りはない
ものとし、円筒状部材20の回転周期は、回転画像担持
体10の回転周期の整数倍(n倍)である。
【0012】円筒状部材20は、樹脂皮膜で覆われた粘
弾性を持つゲル状材料からなり、具体的には、図2に示
すように、導電性のフィルム状部材21の中にゲル状弾
性体22が充填されている。フィルム状部材21として
は、厚さが30〜200μm程度の可撓性を有する半導
電性の部材が用いられる。このフィルム状部材21は、
たとえばポリエステル、ポリアミド、ポリイミド、ポリ
エチレン、ポリカーボネート、ポリオレフィン、ポリウ
レタン、ポリフッ化ビニリデン、アクリルなどの高分子
材料から形成されるフィルム中にカーボンブラックや金
属酸化物などの導電性粒子を混入することにより形成さ
れる。また、好ましい体積抵抗率(10 3 Ω・cm〜1
010Ω・cm)となるように導電性粒子の混入量が調整
される。また、ゲル状弾性体22を内部に充填すること
を考慮して、フィルムは引張弾性率10〜280kg/
mm2 程度に設定される。
弾性を持つゲル状材料からなり、具体的には、図2に示
すように、導電性のフィルム状部材21の中にゲル状弾
性体22が充填されている。フィルム状部材21として
は、厚さが30〜200μm程度の可撓性を有する半導
電性の部材が用いられる。このフィルム状部材21は、
たとえばポリエステル、ポリアミド、ポリイミド、ポリ
エチレン、ポリカーボネート、ポリオレフィン、ポリウ
レタン、ポリフッ化ビニリデン、アクリルなどの高分子
材料から形成されるフィルム中にカーボンブラックや金
属酸化物などの導電性粒子を混入することにより形成さ
れる。また、好ましい体積抵抗率(10 3 Ω・cm〜1
010Ω・cm)となるように導電性粒子の混入量が調整
される。また、ゲル状弾性体22を内部に充填すること
を考慮して、フィルムは引張弾性率10〜280kg/
mm2 程度に設定される。
【0013】ゲル状弾性体22には、シリコーンゲル又
はウレタンゲル等が用いられる。これらゲル状物質は、
粘弾性を有する硬度の柔らかなもので、回転画像担持体
10との接触で変形し、しばらくはその形状を維持する
程度の硬度を持っている。本実施形態ではシリコーンゲ
ルが用いられる。図2に示す円筒状部材20の両端は、
比較的真円度の高い、金属または導電性樹脂のフランジ
23で封印されており、これによりゲル状弾性体22の
漏れが防止される。またこのフランジ23は、回転画像
担持体10の回転周期が円筒状部材20の回転周期の整
数倍(ここではn倍)に正確に同期するように回転を安
定化させる機能と、芯金部24に円筒状フィルム状部材
21を電気的に接触させる機能とを合わせ持つ。
はウレタンゲル等が用いられる。これらゲル状物質は、
粘弾性を有する硬度の柔らかなもので、回転画像担持体
10との接触で変形し、しばらくはその形状を維持する
程度の硬度を持っている。本実施形態ではシリコーンゲ
ルが用いられる。図2に示す円筒状部材20の両端は、
比較的真円度の高い、金属または導電性樹脂のフランジ
23で封印されており、これによりゲル状弾性体22の
漏れが防止される。またこのフランジ23は、回転画像
担持体10の回転周期が円筒状部材20の回転周期の整
数倍(ここではn倍)に正確に同期するように回転を安
定化させる機能と、芯金部24に円筒状フィルム状部材
21を電気的に接触させる機能とを合わせ持つ。
【0014】再び図1を参照して円筒状部材20の動作
について説明する。先ず、回転画像担持体10への電荷
付与(帯電と称する)を行なうに先だって、円筒状部材
20を任意の形に変形させるために、その円筒状部材2
0と回転画像担持体10との軸間距離を一定に保ち、か
つ円筒状部材20を回転画像担持体10に接触させたま
ま、円筒状部材20を少なくとも一回以上回転させる。
すると、円筒状部材20は、回転画像担持体10との接
触圧力で変形する。このとき、円筒状部材20や回転画
像担持体10に偏心成分や凹凸があっても、円筒状部材
20がそれら偏心成分や凹凸に応じて変形する。このた
め、二回転目は円筒状部材20と回転画像担持体10と
の間の接触圧力はほとんど0になる。次に、偏心成分や
凹凸に応じて変形した円筒状部材20により、回転画像
担持体10に電荷が帯電される。円筒状部材20は偏心
成分や凹凸に応じて変形しているため、円筒状部材20
と回転画像担持体10との間の接触圧力は均一(ここで
は0)になり、このため回転画像担持体10に電荷が均
一に帯電される。すなわち、帯電ムラが防止される。
について説明する。先ず、回転画像担持体10への電荷
付与(帯電と称する)を行なうに先だって、円筒状部材
20を任意の形に変形させるために、その円筒状部材2
0と回転画像担持体10との軸間距離を一定に保ち、か
つ円筒状部材20を回転画像担持体10に接触させたま
ま、円筒状部材20を少なくとも一回以上回転させる。
すると、円筒状部材20は、回転画像担持体10との接
触圧力で変形する。このとき、円筒状部材20や回転画
像担持体10に偏心成分や凹凸があっても、円筒状部材
20がそれら偏心成分や凹凸に応じて変形する。このた
め、二回転目は円筒状部材20と回転画像担持体10と
の間の接触圧力はほとんど0になる。次に、偏心成分や
凹凸に応じて変形した円筒状部材20により、回転画像
担持体10に電荷が帯電される。円筒状部材20は偏心
成分や凹凸に応じて変形しているため、円筒状部材20
と回転画像担持体10との間の接触圧力は均一(ここで
は0)になり、このため回転画像担持体10に電荷が均
一に帯電される。すなわち、帯電ムラが防止される。
【0015】次に、円筒状部材20と回転画像担持体1
0との双方に同極性の電圧を印加しながらこれら円筒状
部材20と回転画像担持体10とを回転させた場合の効
果について、図3を参照して説明する。図3は、円筒状
部材と回転画像担持体との双方に同極性の電圧を印加し
た場合の効果を説明するための図である。
0との双方に同極性の電圧を印加しながらこれら円筒状
部材20と回転画像担持体10とを回転させた場合の効
果について、図3を参照して説明する。図3は、円筒状
部材と回転画像担持体との双方に同極性の電圧を印加し
た場合の効果を説明するための図である。
【0016】円筒状部材20と回転画像担持体10との
双方に同極性の電圧を印加すると、それら円筒状部材2
0と回転画像担持体10の表面どうしに、静電的反発力
が生じる。そこで、円筒状部材20と回転画像担持体1
0との双方に同極性の電圧を印加しながらこれら円筒状
部材20と回転画像担持体10とを回転させると、円筒
状部材20の表面は回転画像担持体10の表面から逃げ
る方向に変形する。このとき、静電的反発力が十分に大
きい場合には、図3に示すように、円筒状部材20の表
面と回転画像担持体10の表面は、非接触状態になる。
また、静電的反発力が小さい場合であっても、円筒状部
材20と回転画像担持体10とに同極性の電圧を印加し
て多数回回転させる工程によって、非接触状態にするこ
とができる。
双方に同極性の電圧を印加すると、それら円筒状部材2
0と回転画像担持体10の表面どうしに、静電的反発力
が生じる。そこで、円筒状部材20と回転画像担持体1
0との双方に同極性の電圧を印加しながらこれら円筒状
部材20と回転画像担持体10とを回転させると、円筒
状部材20の表面は回転画像担持体10の表面から逃げ
る方向に変形する。このとき、静電的反発力が十分に大
きい場合には、図3に示すように、円筒状部材20の表
面と回転画像担持体10の表面は、非接触状態になる。
また、静電的反発力が小さい場合であっても、円筒状部
材20と回転画像担持体10とに同極性の電圧を印加し
て多数回回転させる工程によって、非接触状態にするこ
とができる。
【0017】このような工程により、円筒状部材20と
回転画像担持体10との間に精度よく微小空隙を設ける
ことができる。例えば、円筒状部材20に+1000V
の電圧を印加し、また回転画像担持体10の表面を+1
000Vに帯電した状態で、100回ほど回転させるこ
とにより、円筒状部材20と回転画像担持体10との間
に精度よく微小空隙を設けることができる。このように
すると、トラッキングロールやスペ−シング部材自体に
外径の振れがあったり、円筒状部材20が撓んだりした
場合であっても、微小空隙の、回転に伴う変動は小さ
く、従って回転画像担持体10に電荷を均一に帯電させ
ることができる。また、円筒状部材20を帯電器の放電
電極として用いた場合、このように円筒状部材20の表
面と回転画像担持体10の表面を非接触状態にすると、
円筒状部材20の、回転画像担持体10の表面に付着し
たトナーによる汚れを防止する効果がある。
回転画像担持体10との間に精度よく微小空隙を設ける
ことができる。例えば、円筒状部材20に+1000V
の電圧を印加し、また回転画像担持体10の表面を+1
000Vに帯電した状態で、100回ほど回転させるこ
とにより、円筒状部材20と回転画像担持体10との間
に精度よく微小空隙を設けることができる。このように
すると、トラッキングロールやスペ−シング部材自体に
外径の振れがあったり、円筒状部材20が撓んだりした
場合であっても、微小空隙の、回転に伴う変動は小さ
く、従って回転画像担持体10に電荷を均一に帯電させ
ることができる。また、円筒状部材20を帯電器の放電
電極として用いた場合、このように円筒状部材20の表
面と回転画像担持体10の表面を非接触状態にすると、
円筒状部材20の、回転画像担持体10の表面に付着し
たトナーによる汚れを防止する効果がある。
【0018】以下、本発明の実施形態について説明す
る。図4は、本発明の第1実施形態の画像形成装置を示
す概略構成図である。図4に示す画像形成装置100に
は、トナー像を担持する感光体ドラム41(直径30m
m)と、その感光体ドラム41に電荷を与えるための帯
電ロール42と、感光体ドラム41の表面に静電潜像を
形成するための露光器43と、その静電潜像をトナーで
現像してトナー像を形成する現像機44と、感光体ドラ
ム41上に形成されたトナー像を記録用紙49上に転写
するための転写ロール45とが備えられている。帯電ロ
ール42および転写ロール45は、いずれも、本発明に
いう円筒状部材に相当し、感光体ドラム41との接触圧
力によって周面形状が変化した後に変形後の形状を維持
する可塑性を有し、かつそれら帯電ロール42,転写ロ
ール45の直径は、いずれも感光体ドラム41の直径と
同じ30mmである。
る。図4は、本発明の第1実施形態の画像形成装置を示
す概略構成図である。図4に示す画像形成装置100に
は、トナー像を担持する感光体ドラム41(直径30m
m)と、その感光体ドラム41に電荷を与えるための帯
電ロール42と、感光体ドラム41の表面に静電潜像を
形成するための露光器43と、その静電潜像をトナーで
現像してトナー像を形成する現像機44と、感光体ドラ
ム41上に形成されたトナー像を記録用紙49上に転写
するための転写ロール45とが備えられている。帯電ロ
ール42および転写ロール45は、いずれも、本発明に
いう円筒状部材に相当し、感光体ドラム41との接触圧
力によって周面形状が変化した後に変形後の形状を維持
する可塑性を有し、かつそれら帯電ロール42,転写ロ
ール45の直径は、いずれも感光体ドラム41の直径と
同じ30mmである。
【0019】また画像形成装置100には、記録用紙4
9に転写されたトナー像を定着するための定着器46
と、クリーナ47と、除電ランプ48と、記録用紙49
を収納するための用紙カセット50と、ペーパガイド5
1とが備えられている。このように構成された画像形成
装置100では、画像形成プロセスである帯電工程に先
立って、帯電ロール42および転写ロール45を変形さ
せる準備工程が置かれている。この準備工程では、帯電
ロール42と転写ロール45と感光体ドラム41を図4
に示す矢印方向に回転させる。これにより、帯電ロール
42および転写ロール45が変形し、帯電ロール42と
感光体ドラム41との間、および転写ロール45と感光
体ドラム41との間の接触圧力が均一になる。次の、帯
電工程では、帯電ロール42により感光体ドラム41が
所定の電位に帯電される。帯電にあたっては、前述した
準備工程を経たことにより、帯電ロール42と感光体ド
ラム41との間の接触圧力は均一になっているため、感
光体ドラム41がムラなく均一に帯電される。すなわち
帯電ムラが防止される。次に、露光工程において、露光
器43によって画像情報に対応したレーザ光が照射さ
れ、感光体ドラム41の表面に静電潜像が形成される。
さらに現像工程において、その静電潜像が現像器44に
よって現像され、感光体ドラム41へのトナーの付着に
よる可視像が形成される。次に、転写工程において、用
紙カセット50から送出されペーパガイド51に沿って
感光体ドラム41と転写ロール45との間に搬送されて
きた記録用紙49上に、転写ロール45により感光体ド
ラム41上のトナー像が転写される。転写にあたって
は、転写ロール45と感光体ドラム41との間の接触圧
力が均一であるため、記録用紙49上にトナー像が均一
に転写される。従って、転写ムラが防止される。さら
に、定着工程においては、転写されたトナー像が定着器
46で定着され、記録用紙49上にプリント像が形成さ
れる。一方、転写工程後、感光体ドラム41の、矢印方
向への回転に伴い、感光体ドラム41上に残留した未転
写トナーは、クリーナ47により清掃され、次いで除電
ランプ48により感光体ドラム41の表面が除電され、
その後再び帯電工程にはいる。帯電ロール42には、お
よそー900Vの直流電圧、もしくは−350Vの直流
成分にピーク間電圧1500Vの交流成分を重畳した電
圧が印加される。これにより、感光体ドラム41の表面
電位がほぼ−350Vに帯電される。また、転写ロール
45には、雰囲気の温湿度等の環境や用紙の種類によっ
て異なるが、+3.4μAの定電流で制御される概ね+
500V〜2000Vの電圧が印加される。
9に転写されたトナー像を定着するための定着器46
と、クリーナ47と、除電ランプ48と、記録用紙49
を収納するための用紙カセット50と、ペーパガイド5
1とが備えられている。このように構成された画像形成
装置100では、画像形成プロセスである帯電工程に先
立って、帯電ロール42および転写ロール45を変形さ
せる準備工程が置かれている。この準備工程では、帯電
ロール42と転写ロール45と感光体ドラム41を図4
に示す矢印方向に回転させる。これにより、帯電ロール
42および転写ロール45が変形し、帯電ロール42と
感光体ドラム41との間、および転写ロール45と感光
体ドラム41との間の接触圧力が均一になる。次の、帯
電工程では、帯電ロール42により感光体ドラム41が
所定の電位に帯電される。帯電にあたっては、前述した
準備工程を経たことにより、帯電ロール42と感光体ド
ラム41との間の接触圧力は均一になっているため、感
光体ドラム41がムラなく均一に帯電される。すなわち
帯電ムラが防止される。次に、露光工程において、露光
器43によって画像情報に対応したレーザ光が照射さ
れ、感光体ドラム41の表面に静電潜像が形成される。
さらに現像工程において、その静電潜像が現像器44に
よって現像され、感光体ドラム41へのトナーの付着に
よる可視像が形成される。次に、転写工程において、用
紙カセット50から送出されペーパガイド51に沿って
感光体ドラム41と転写ロール45との間に搬送されて
きた記録用紙49上に、転写ロール45により感光体ド
ラム41上のトナー像が転写される。転写にあたって
は、転写ロール45と感光体ドラム41との間の接触圧
力が均一であるため、記録用紙49上にトナー像が均一
に転写される。従って、転写ムラが防止される。さら
に、定着工程においては、転写されたトナー像が定着器
46で定着され、記録用紙49上にプリント像が形成さ
れる。一方、転写工程後、感光体ドラム41の、矢印方
向への回転に伴い、感光体ドラム41上に残留した未転
写トナーは、クリーナ47により清掃され、次いで除電
ランプ48により感光体ドラム41の表面が除電され、
その後再び帯電工程にはいる。帯電ロール42には、お
よそー900Vの直流電圧、もしくは−350Vの直流
成分にピーク間電圧1500Vの交流成分を重畳した電
圧が印加される。これにより、感光体ドラム41の表面
電位がほぼ−350Vに帯電される。また、転写ロール
45には、雰囲気の温湿度等の環境や用紙の種類によっ
て異なるが、+3.4μAの定電流で制御される概ね+
500V〜2000Vの電圧が印加される。
【0020】このような画像形成装置100を用いてプ
リント像を形成することにより、帯電ムラや転写ムラが
防止され、画質欠陥の少ない良好な画像を得ることがで
きる。図5は、本発明の第2実施形態の画像形成装置を
示す概略構成図である。図5に示す画像形成装置200
は多色画像形成装置であり、この画像形成装置200に
は、トナー像を担持する感光体ドラム61(直径84m
m)と、その感光体ドラム61に電荷を与えるための帯
電ロール62と、感光体ドラム61の表面に静電潜像を
形成するための露光器63と、その静電潜像を多色のト
ナーで現像して多色トナー像を形成するロータリ式の多
色現像器64と、感光体ドラム61上に形成されたトナ
ー像を一時的に転写するための中間転写体72と、中間
転写体72上に転写されたトナー像を記録用紙69上に
転写するための二次転写ロール65とが備えられてい
る。中間転写体72は、本発明にいう円筒状部材に相当
し、感光体ドラム61との接触圧力によって周面形状が
変化した後に変形後の形状を維持する可塑性を有し、そ
の直径は168mm(感光体ドラム61の直径の2倍)
である。また、二次転写ロール65の直径は、感光体ド
ラム61の直径と同じ84mmである。このように、感
光体ドラム61,中間転写体72,二次転写ロール65
の回転が互いに同期するように、これら感光体ドラム6
1,中間転写体72,二次転写ロール65の直径比率は
1:2:1となっている。
リント像を形成することにより、帯電ムラや転写ムラが
防止され、画質欠陥の少ない良好な画像を得ることがで
きる。図5は、本発明の第2実施形態の画像形成装置を
示す概略構成図である。図5に示す画像形成装置200
は多色画像形成装置であり、この画像形成装置200に
は、トナー像を担持する感光体ドラム61(直径84m
m)と、その感光体ドラム61に電荷を与えるための帯
電ロール62と、感光体ドラム61の表面に静電潜像を
形成するための露光器63と、その静電潜像を多色のト
ナーで現像して多色トナー像を形成するロータリ式の多
色現像器64と、感光体ドラム61上に形成されたトナ
ー像を一時的に転写するための中間転写体72と、中間
転写体72上に転写されたトナー像を記録用紙69上に
転写するための二次転写ロール65とが備えられてい
る。中間転写体72は、本発明にいう円筒状部材に相当
し、感光体ドラム61との接触圧力によって周面形状が
変化した後に変形後の形状を維持する可塑性を有し、そ
の直径は168mm(感光体ドラム61の直径の2倍)
である。また、二次転写ロール65の直径は、感光体ド
ラム61の直径と同じ84mmである。このように、感
光体ドラム61,中間転写体72,二次転写ロール65
の回転が互いに同期するように、これら感光体ドラム6
1,中間転写体72,二次転写ロール65の直径比率は
1:2:1となっている。
【0021】また画像形成装置200には、記録用紙6
9に転写されたトナー像を定着するための定着器66
と、クリーナ67と、除電ランプ68と、記録用紙69
を収納するための用紙カセット70と、ペーパガイド7
1とが備えられている。このように構成された画像形成
装置200では、先ず、感光体ドラム61と中間転写体
72とを図5に示す矢印方向に回転させる。これによ
り、中間転写体72が変形し、感光体ドラム61と中間
転写体72との間の接触圧力が均一になる。次に、帯電
ロール62により感光体ドラム61が所定の電位に帯電
される。さらに、露光器63によって第1色目の画像情
報に対応したレーザ光が照射され、感光体ドラム61の
表面に第1色目に対応した静電潜像が形成される。次
に、矢印方向に回動する多色現像器64によって1色目
が現像され、感光体ドラム61上に第1色目のトナー像
が形成され、この第1色目のトナー像が中間転写体72
に一時的に転写される。以下、第1色目のトナー像と同
様にして第2色目のトナー像、第3色目のトナー像とい
うように各色毎にトナー像が中間転写体72上に順次重
ね合わされる。尚、中間転写体72に各色のトナー像が
転写される期間中、二次転写ロール65は中間転写体7
2から離れた位置に置かれる。ここで、感光体ドラム6
1上に形成された各色のトナー像の、中間転写体72へ
の転写にあたり、感光体ドラム61と中間転写体72と
の間の接触圧力は均一であるため、中間転写体72に各
色のトナー像が均一に転写される。すなわち、転写ムラ
が防止される。
9に転写されたトナー像を定着するための定着器66
と、クリーナ67と、除電ランプ68と、記録用紙69
を収納するための用紙カセット70と、ペーパガイド7
1とが備えられている。このように構成された画像形成
装置200では、先ず、感光体ドラム61と中間転写体
72とを図5に示す矢印方向に回転させる。これによ
り、中間転写体72が変形し、感光体ドラム61と中間
転写体72との間の接触圧力が均一になる。次に、帯電
ロール62により感光体ドラム61が所定の電位に帯電
される。さらに、露光器63によって第1色目の画像情
報に対応したレーザ光が照射され、感光体ドラム61の
表面に第1色目に対応した静電潜像が形成される。次
に、矢印方向に回動する多色現像器64によって1色目
が現像され、感光体ドラム61上に第1色目のトナー像
が形成され、この第1色目のトナー像が中間転写体72
に一時的に転写される。以下、第1色目のトナー像と同
様にして第2色目のトナー像、第3色目のトナー像とい
うように各色毎にトナー像が中間転写体72上に順次重
ね合わされる。尚、中間転写体72に各色のトナー像が
転写される期間中、二次転写ロール65は中間転写体7
2から離れた位置に置かれる。ここで、感光体ドラム6
1上に形成された各色のトナー像の、中間転写体72へ
の転写にあたり、感光体ドラム61と中間転写体72と
の間の接触圧力は均一であるため、中間転写体72に各
色のトナー像が均一に転写される。すなわち、転写ムラ
が防止される。
【0022】さらに、用紙カセット70から用紙69が
送出され、ペーパーガイド71に沿って中間転写体72
と二次転写ロール65との間に搬送され、二次転写ロー
ル65により中間転写体72上の多色のトナー像が用紙
69上に一括して転写される。転写されたトナー像は、
定着器66で定着され、用紙69上にプリント像が形成
される。各中間転写体72,二次転写ロール65には、
雰囲気の温湿度等の環境や用紙の種類によって異なる
が、各+5.0μA,+7.0μAの定電流で制御され
る概ね+500V〜3000Vの電圧が印加される。
送出され、ペーパーガイド71に沿って中間転写体72
と二次転写ロール65との間に搬送され、二次転写ロー
ル65により中間転写体72上の多色のトナー像が用紙
69上に一括して転写される。転写されたトナー像は、
定着器66で定着され、用紙69上にプリント像が形成
される。各中間転写体72,二次転写ロール65には、
雰囲気の温湿度等の環境や用紙の種類によって異なる
が、各+5.0μA,+7.0μAの定電流で制御され
る概ね+500V〜3000Vの電圧が印加される。
【0023】このように本実施形態の画像形成装置20
0では、感光体ドラム61との接触圧力によって周面形
状が変化した後に変形後の形状を維持する可塑性を有す
る中間転写体72が備えられているため、中間転写体7
2と感光体ドラム61との間の接触圧力が均一になり、
中間転写体72に多色トナー像が均一に転写される。従
って、転写ムラが防止され、画質欠陥の少ない良好なカ
ラー画像を得ることができる。
0では、感光体ドラム61との接触圧力によって周面形
状が変化した後に変形後の形状を維持する可塑性を有す
る中間転写体72が備えられているため、中間転写体7
2と感光体ドラム61との間の接触圧力が均一になり、
中間転写体72に多色トナー像が均一に転写される。従
って、転写ムラが防止され、画質欠陥の少ない良好なカ
ラー画像を得ることができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像ムラを防止し、高画質の画像を得ることができる。
従って、特に画像濃度の均一性が要求されるカラー電子
写真方式の複写機やプリンタなどに好適な画像形成装置
を提供することができる。
画像ムラを防止し、高画質の画像を得ることができる。
従って、特に画像濃度の均一性が要求されるカラー電子
写真方式の複写機やプリンタなどに好適な画像形成装置
を提供することができる。
【図1】本発明の原理的な説明図である。
【図2】図1に示す円筒状部材の長手方向の断面図であ
る。
る。
【図3】円筒状部材と回転画像担持体との双方に同極性
の電圧を印加した場合の効果を説明するための図であ
る。
の電圧を印加した場合の効果を説明するための図であ
る。
【図4】本発明の第1実施形態の画像形成装置を示す概
略構成図である。
略構成図である。
【図5】本発明の第2実施形態の画像形成装置を示す概
略構成図である。
略構成図である。
10 回転画像担持体 20 円筒状部材 21 フィルム状部材 22 ゲル状弾性体 23 フランジ 24 芯金部 41,61 感光体ドラム 42,62 帯電ロール 43,63 露光器 44 現像器 45 転写ロール 46,66 定着器 47,67 クリーナ 48,68 除電ランプ 49,69 記録用紙 50,70 用紙カセット 51,71 用紙ガイド 64 多色現像器 65 二次転写ロール 72 中間転写体 100,200 画像形成装置
Claims (8)
- 【請求項1】 回転しながら表面が帯電され露光により
静電潜像が形成され該静電潜像がトナーで現像されるこ
とによりトナー像を表面に担持する回転画像担持体を備
え、該回転画像担持体上に形成されたトナー像を所定の
記録媒体上に直接に、もしくは該トナー像が一時的に転
写される所定の中間転写体を介して転写することによ
り、該記録媒体上に画像を形成する画像形成装置におい
て、 前記回転画像担持体に接触もしくは近接して回転し該回
転画像担持体もしくは該回転画像担持体上のトナー像に
所定の作用を及ぼす円筒状の外観を有する円筒状部材を
備え、 該円筒状部材が、前記回転画像担持体との接触圧力によ
って周面形状が変形した後に変形後の形状を維持する可
塑性を有し、かつ、該円筒状部材の回転周期が、前記回
転画像担持体の回転周期の整数倍であることを特徴とす
る画像形成装置。 - 【請求項2】 前記円筒状部材が、樹脂皮膜で覆われた
粘弾性をもつゲル状材料からなるものであることを特徴
とする請求項1記載の画像形成装置。 - 【請求項3】 前記樹脂皮膜が、変形自在な樹脂性チュ
ーブであることを特徴とする請求項2記載の画像形成装
置。 - 【請求項4】 前記円筒状部材が、前記回転画像担持体
に電荷を与えるための帯電ロールであることを特徴とす
る請求項1記載の画像形成装置。 - 【請求項5】 前記円筒状部材が、前記回転画像担持体
上のトナー像を記録用紙上に転写するための転写ロール
であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 【請求項6】 前記円筒状部材が、前記回転画像担持体
上のトナー像が一時的に転写される中間転写体であるこ
とを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 【請求項7】 画像形成プロセスに先だって、前記円筒
状部材を変形させる準備工程を有することを特徴とする
請求項1記載の画像形成装置。 - 【請求項8】 前記準備工程が、前記円筒状部材と、前
記回転画像担持体との双方に同極性の電圧を印加しなが
ら、これら円筒状部材と回転画像担持体とを回転させる
工程であることを特徴とする請求項7記載の画像形成装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34151297A JPH11174781A (ja) | 1997-12-11 | 1997-12-11 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34151297A JPH11174781A (ja) | 1997-12-11 | 1997-12-11 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11174781A true JPH11174781A (ja) | 1999-07-02 |
Family
ID=18346643
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34151297A Withdrawn JPH11174781A (ja) | 1997-12-11 | 1997-12-11 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11174781A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9696648B2 (en) | 2015-01-15 | 2017-07-04 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus |
-
1997
- 1997-12-11 JP JP34151297A patent/JPH11174781A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9696648B2 (en) | 2015-01-15 | 2017-07-04 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050301 |