JPH11174406A - 集積回路およびそれを用いた液晶表示装置 - Google Patents

集積回路およびそれを用いた液晶表示装置

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JPH11174406A
JPH11174406A JP33621297A JP33621297A JPH11174406A JP H11174406 A JPH11174406 A JP H11174406A JP 33621297 A JP33621297 A JP 33621297A JP 33621297 A JP33621297 A JP 33621297A JP H11174406 A JPH11174406 A JP H11174406A
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JP
Japan
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output
circuit
integrated circuit
liquid crystal
display device
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Application number
JP33621297A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Gohara
良寛 郷原
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設計的に変更することなく出力回路の出力電
流能力や出力電圧の立ち上がりまたは立ち下がり特性を
変化させることができ、EMI対策を容易に実施するこ
とができる集積回路およびそれを用いた液晶表示装置を
提供する。 【解決手段】 回路基板やシステム全体が完成した後で
も、集積回路31の外部電圧入力端子32の外部電圧値
を変化させることにより、集積回路31内の出力回路か
らの出力電流能力や出力電圧の立ち上がりや立ち下がり
特性を容易に変更可能とし、不要輻射の評価段階でも、
設計的な対策部品の追加や修正をすることなく特性変更
を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル信号処
理を必要とする機器に用いられる集積回路およびそれを
用いた液晶表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の液晶表示装置の構成を示す
回路ブロック図であり、図4において、41は液晶パネ
ル、42は信号ドライバIC、43は走査ドライバI
C、44は電源回路、45は表示データの処理とタイミ
ング信号を生成する制御回路、46はEMIフィルタ回
路である。
【0003】以上のような構成要素からなる従来の液晶
表示装置について、その動作を以下に説明する。この液
晶表示装置に入力される表示データとその表示のための
タイミング信号として用いられる同期信号とは、まず制
御回路45に入力され所定の信号処理をされた後に、表
示データは信号ドライバIC42へ転送され、同期信号
はクロックとして信号ドライバIC42と走査ドライバ
IC43へ転送される。電源回路44は、信号ドライバ
IC42および走査ドライバIC43が必要とする電圧
を生成し、その電圧を各ドライバIC42,43へ供給
する。各ドライバIC42,43は、同期信号から生成
されたクロックのタイミングで表示データと書き込み電
圧を順次液晶パネル41へ出力して、その液晶パネル4
1に画像を表示させる。
【0004】ここで、制御回路45から出力される表示
データやクロック信号は、その周波数が非常に高く数1
0MHzとなる。そのため、制御回路45から各ドライ
バIC42,43までの配線から高周波電磁界(高周波
成分)が発生しやすく、その電磁波による不要輻射の要
因となっている。
【0005】特に、表示画面が大きくなると、上記の配
線の長さが長くなり、電磁波による不要輻射は大きな問
題になる。そのため、制御回路45からの出力信号配線
にEMIフィルタ回路46を挿入し、信号中の高周波成
分を低減させて不要輻射対策を行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来の液晶表示装置の構成では、不要輻射を抑えて
十分なEMI対策を行うためには、全信号線の数だけE
MIフィルタ回路46が必要となり、それらの部品の実
装スペースやコストが増大するという問題点を有してい
た。
【0007】また、上記のEMI対策を行うため制御回
路45の出力特性を変更する方法もあるが、この場合
に、その制御回路45を構成する従来の集積回路におい
ては、その出力回路の出力電流能力や出力電圧の立ち上
がりまたは立ち下がり特性を変化させる方法として、出
力回路に用いるトランジスタの電流能力を設計的に変更
することで上記の能力を変化させることは可能である。
具体的には出力トランジスタのチャネル幅や長さを変更
する必要があるため、設計時に決定してしまわなければ
ならず、制御回路の集積回路が完成した後には、集積回
路を作り変えないと上記の出力特性を変更することがで
きないという問題点も有していた。
【0008】そのため、再度集積回路を作り変える場合
には、開発日数と費用が増大することと、別の機種へ転
用できなくなり、事実上不可能であるという問題点をも
有していた。
【0009】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、不要輻射を防止するためのEMI対策を行う際
に、設計的に変更することなく、出力回路の出力電流能
力や出力電圧の立ち上がりまたは立ち下がり特性を変化
させることができ、そのEMI対策を容易に実施するこ
とができる集積回路およびそれを用いた液晶表示装置を
提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明の集積回路およびそれを用いた液晶表示装置
は、回路基板やシステム全体が完成した後でも、外部電
圧値や外部抵抗値を変化させることにより、出力回路の
出力電流能力や出力電圧の立ち上がりや立ち下がり特性
を容易に変更可能とし、不要輻射の評価段階でも、設計
的な対策部品の追加や修正をすることなく特性変更を可
能とすることを特徴とする。
【0011】以上により、不要輻射を防止するためのE
MI対策を行う際に、設計的に変更することなく、出力
回路の出力電流能力や出力電圧の立ち上がりまたは立ち
下がり特性を変化させることができ、そのEMI対策を
容易に実施することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の集積回
路は、少なくとも2値を処理する論理回路からなり、そ
の論理信号の出力を制御する出力回路を有する集積回路
であって、前記出力回路の出力電流能力あるいは出力電
圧の立ち上がりまたは立ち下がり特性が外部から可変可
能なように構成する。
【0013】請求項2に記載の集積回路は、請求項1に
記載の外部からの各特性の可変を、外部から所定の電圧
を印加することによって可能にした構成とする。請求項
3に記載の集積回路は、請求項1に記載の外部からの各
特性の可変を、外部に所定の抵抗器を接続することによ
って可能にした構成とする。
【0014】請求項4に記載の液晶表示装置は、画像を
表示する液晶パネルと、その液晶パネルによる画像表示
を駆動するドライバICとを具備した液晶表示装置にお
いて、前記ドライバICにその画像表示駆動用の論理信
号を供給するために、その論理信号である表示信号およ
び転送クロックを出力制御する出力回路を有する集積回
路であって、前記出力回路の出力電流能力あるいは出力
電圧の立ち上がりまたは立ち下がり特性が外部から可変
可能なように構成された集積回路を用いた構成とする。
【0015】上記の各構成によると、回路基板やシステ
ム全体が完成した後でも、外部電圧値や外部抵抗値を変
化させることにより、出力回路の出力電流能力や出力電
圧の立ち上がりや立ち下がり特性(以下、出力スルーレ
ート特性と呼ぶ)を容易に変更可能とし、不要輻射の評
価段階でも、設計的な対策部品の追加や修正をすること
なく特性変更を可能とする。
【0016】以下、本発明の実施の形態を示す集積回路
およびそれを用いた液晶表示装置について、図面を参照
しながら具体的に説明する。図1は本発明の実施の形態
における集積回路の構成を示すブロック図であり、図1
において、1は集積回路全体を示し、2は出力回路部、
3は出力回路部2へバイアス電圧(あるいはバイアス電
流)を供給する制御部、4は制御部3へ制御電圧を与え
るための外部電圧入力端子、5はロジック回路部であ
る。
【0017】以上のような構成要素からなる集積回路1
について、その動作を以下に説明する。出力回路部2
は、その最終出力段のトランジスタをあらかじめ電流能
力が大きい特性になるように設計し、ゲート駆動バイア
ス電圧やゲートオーバードライブ電圧を低い値にするこ
とで、出力トランジスタの電流能力を制限して、出力ス
ルーレート特性を可変可能にしている。
【0018】この制御に必要なバイアス電圧(あるいは
バイアス電流)は、制御部3で外部電圧入力端子4に設
定される電圧値に対応して発生する。この制御部3は、
具体的には、カレントミラー回路を用いたバイアス電流
発生回路などを使うことができる。この場合、カレント
ミラーの基準電圧の電源を外部電圧によって可変しカレ
ントミラー電流を変化させることで、出力回路部2のス
ルーレート特性を可変する。
【0019】図2は本発明の別の実施の形態の集積回路
における制御部の構成を示すブロック図であり、図2に
おいて、21は制御部、22は外部抵抗接続端子であ
る。この制御部21は、実施の形態1の場合と同様のカ
レントミラー回路で構成され、このカレントミラー回路
の電流値を決めるミラー回路の抵抗値を可変するもので
ある。
【0020】図3は本実施の形態の集積回路を用いた液
晶表示装置の構成を示すブロック図であり、図3におい
て、31は出力スルーレート特性に対する外部可変機能
の付いた集積回路、32は集積回路31の外部電圧入力
端子、33は液晶パネル、34、35は液晶パネル33
を駆動する走査ドライバと信号ドライバ、36は電源回
路、310は集積回路31に入力される表示データ、3
11は集積回路31に入力される表示データの同期信
号、312は集積回路31から出力され信号ドライバ3
5へ転送されるディジタル表示信号、313は信号ドラ
イバ35へ供給されるクロック信号、314は走査ドラ
イバ34と信号ドライバ35を制御する制御信号であ
る。
【0021】以上のように構成された本実施の形態の液
晶表示装置について、その動作を以下に説明する。図3
において、集積回路31に入力された表示データ310
と同期信号311は、集積回路31の内部で所定の信号
処理(例えば、データの並べ替えや時間軸圧縮や時間軸
伸張など)が施された後、ディジタル表示信号312と
クロック信号313として、信号ドライバ35へ伝送さ
れる。同時に制御信号314を生成し、走査ドライバ3
4と信号ドライバ35へ出力し、各ドライバ34,35
を制御して液晶パネル33へデータを表示する。
【0022】集積回路31から、ディジタル表示信号3
12とクロック信号313及び制御信号314が、それ
らの信号に対して外部電圧入力端子32に設定された電
圧に対応したスルーレート特性で出力される。この外部
電圧入力端子32からの電圧設定により、集積回路31
から出力される上記の各信号を最適な伝送波形に設定す
ることができるため、電磁波による不要輻射対策(EM
I対策)のためのEMIフィルタ等の部品追加など、設
計的な変更をする必要がなくなる。電源回路36は走査
ドライバ34に必要な駆動電圧を生成する。
【0023】以上のようにすることにより、回路基板や
システム全体が完成した後でも、外部電圧値や外部抵抗
値を変化させることによって、出力回路の出力電流能力
や出力電圧の立ち上がりや立ち下がり特性を容易に変更
することができ、不要輻射の評価段階でも、設計的な対
策部品の追加や修正をすることなく各種特性を変更する
ことができる。
【0024】そのため、不要輻射を防止するためのEM
I対策を行う際に、設計的に変更することなく、出力回
路の出力電流能力や出力電圧の立ち上がりまたは立ち下
がり特性を変化させることができ、そのEMI対策を容
易に実施することができる。
【0025】その結果、従来から電磁不要輻射対策とし
て実施されていたEMIフィルタを追加したりシールド
を追加するということが不要になり、コストや開発設計
期間の削減に大きな効果を得ることができる。
【0026】特に液晶表示装置の場合、電磁波による不
要輻射の主要因が駆動ドライバへ供給する高速のクロッ
ク信号や表示データ信号からの輻射が支配的であるた
め、液晶表示装置に用いる信号処理やタイミング信号発
生用の集積回路に適用することにより、格別の効果を発
揮することができる。
【0027】これは、液晶パネルの周辺に走査および信
号の各駆動ドライバが配置されるため、タイミング発生
用の集積回路から各駆動ドライバまでの距離がどうして
も長くなり、そのような場合に対して特に効果があるも
のであり、また、各駆動ドライバまでの配線基板は実装
面積が限られるため、EMI対策部品を追加することが
困難な場合が多く、その場合の液晶表示装置の小型化お
よび低コスト化にも大きな効果が得られるものである。
【0028】なお、上記の各実施の形態においては、外
部からの電圧または抵抗値によってバイアス電圧または
電流を制御することにより、出力部の出力スルーレート
特性を可変する方法としたが、この構成に限られるもの
ではなく、外部から電圧あるいは抵抗値を変えることに
より、出力回路のスルーレート特性を可変できるもので
あれば、どのような方法でもよい。
【0029】また、バイアス電流回路もカレントミラー
回路を例に挙げたが、この回路に限定されるものではな
い。さらに、液晶表示装置は、TFTパネル等を用いた
アクティブ方式のもの、STNパネル等を用いたパッシ
ブ方式のもの、反射型の液晶パネル等、その方式は特に
限定されるものではない。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、回路基板
やシステム全体が完成した後でも、外部電圧値や外部抵
抗値を変化させることにより、出力回路の出力電流能力
や出力電圧の立ち上がりや立ち下がり特性を容易に変更
することができ、不要輻射の評価段階でも、設計的な対
策部品の追加や修正をすることなく各種特性を変更する
ことができる。
【0031】そのため、不要輻射を防止するためのEM
I対策を行う際に、設計的に変更することなく、出力回
路の出力電流能力や出力電圧の立ち上がりまたは立ち下
がり特性を変化させることができ、そのEMI対策を容
易に実施することができる。
【0032】その結果、電磁不要輻射対策として実施さ
れていたEMIフィルタを追加したり、シールドを追加
するということが不要になり、コストや開発設計期間の
削減に大きな効果を得ることができる。
【0033】特に液晶表示装置の場合、電磁不要輻射の
主要因が駆動ドライバへ供給する高速のクロック信号や
表示データ信号からの輻射が支配的であるため、液晶表
示装置に用いる信号処理やタイミング信号発生用の集積
回路に適用することにより、格別の効果を発揮すること
ができる。
【0034】また、駆動ドライバまでの配線基板は実装
面積が限られるため、EMI対策部品を追加することが
困難な場合が多いが、液晶表示装置の小型化および低コ
スト化にも大きな効果を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の集積回路の構成を示すブ
ロック図
【図2】本発明の別の実施の形態の集積回路の構成を示
す部分ブロック図
【図3】本発明の実施の形態の集積回路を用いた液晶表
示装置のブロック図
【図4】従来の液晶表示装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
1 集積回路 2 出力回路部 3 制御部 4 外部電圧入力端子 5 ロジック回路部 22 外部抵抗接続端子 31 (出力スルーレート特性に対する外部可変機能
付き)集積回路 32 外部電圧入力端子 33 液晶パネル 34 走査ドライバ 35 信号ドライバ 36 電源回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2値を処理する論理回路から
    なり、その論理信号の出力を制御する出力回路を有する
    集積回路であって、前記出力回路の出力電流能力あるい
    は出力電圧の立ち上がりまたは立ち下がり特性が外部か
    ら可変可能なように構成したことを特徴とする集積回
    路。
  2. 【請求項2】 外部からの各特性の可変を、外部から所
    定の電圧を印加することによって可能にしたことを特徴
    とする請求項1に記載の集積回路。
  3. 【請求項3】 外部からの各特性の可変を、外部に所定
    の抵抗器を接続することによって可能にしたことを特徴
    とする請求項1に記載の集積回路。
  4. 【請求項4】 画像を表示する液晶パネルと、その液晶
    パネルによる画像表示を駆動するドライバICとを具備
    した液晶表示装置において、前記ドライバICにその画
    像表示駆動用の論理信号を供給するために、その論理信
    号である表示信号および転送クロックを出力制御する出
    力回路を有する集積回路であって、前記出力回路の出力
    電流能力あるいは出力電圧の立ち上がりまたは立ち下が
    り特性が外部から可変可能なように構成された集積回路
    を用いた液晶表示装置。
JP33621297A 1997-12-08 1997-12-08 集積回路およびそれを用いた液晶表示装置 Pending JPH11174406A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8913053B2 (en) 2009-08-24 2014-12-16 Nlt Technologies, Ltd. Image display device and video signal processing method used in same

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8913053B2 (en) 2009-08-24 2014-12-16 Nlt Technologies, Ltd. Image display device and video signal processing method used in same

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