JPH11174355A - 光学走査装置 - Google Patents

光学走査装置

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JPH11174355A
JPH11174355A JP34817897A JP34817897A JPH11174355A JP H11174355 A JPH11174355 A JP H11174355A JP 34817897 A JP34817897 A JP 34817897A JP 34817897 A JP34817897 A JP 34817897A JP H11174355 A JPH11174355 A JP H11174355A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2つの光ビームで1走査線を分割して同時走
査する際に走査線の繋ぎ目部を良好に形成する。 【解決手段】 被走査面(34)上の主走査線全幅の途
中から走査開始する第2の光ビームによる画像データの
前記被走査面上における書出し位置を回転多面鏡(2
0)の主走査面に隣接する偏向面から反射した第2の光
ビームの反射光の検出によって検出する書出し位置検出
手段(30,50)と、この書出し位置検出手段の検出
出力に基づいて第2の光ビームによる画像データの前記
被走査面上における書込み動作を制御する制御手段(6
0)とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザビームを画
像情報に応じて変調し感光体等の被走査面上に走査露光
することにより、画像を記録するレーザプリンタやディ
ジタル複写機などの画像記録装置に使用される光学走査
装置に係り、具体的には2つの光ビームによって感光体
上の1走査線を2分割して同時に走査する光学走査装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な光学走査装置は、偏向器
としての回転多面鏡に入射する光ビームの主走査方向の
幅よりも回転多面鏡の各偏向面の面幅の方が大きくなっ
ており、回転多面鏡の各偏向面の面幅は走査角がどのポ
ジションであっても入射する光ビームの光束を網羅でき
る大きさに設定されている。これをアンダーフィルド
(Underfilled)タイプの光学走査装置とい
う。
【0003】ところで、このような光学走査装置を使用
したレーザプリンタやディジタル複写機等の画像記録装
置には、最近、画像記録の高速化及び高解像度化が要求
されてきており、上記光学走査装置において、画像記録
の高速化及び高解像度化の要求に答えるには、単位時間
当たりに走査する走査線数を増加させる必要があり、回
転多面鏡を用いた光学走査装置では、回転多面鏡を駆動
するスキャナモータの回転数を上昇させなければならな
い。
【0004】しかしながら、上記回転多面鏡を駆動させ
るスキャナモータの回転速度はボールベアリングを使用
した場合で現在、15,000rpm程度が限度であ
り、空気軸受を使用したとしても40,000rpm程
度が限度である。したがって、回転多面鏡の回転数を増
加させることによって画像記録の高速化及び高解像度化
を図るには限界がある。
【0005】また、高精細な画像書込みを行うには、感
光体上を走査する光ビームのビーム径を小さくする必要
があるが、光源としてレーザを使用する場合にはレーザ
ビームの集光特性から、結像位置でのビーム径を小さく
するには、結像光学系に入射するビーム径を大きくしな
ければならない。したがって、回転多面鏡を用いた光学
走査装置で高精細な画像書込みを行うには、全走査角に
対して大径の光ビームが回転多面鏡の鏡面からはみ出さ
ないようにするために、回転多面鏡を大径化しなければ
ならなかった。すなわち、高速でかつ高画質な画像書込
みを従来のアンダーフィルドタイプ光学走査装置で実現
しようとすると、大径な回転多面鏡を高速回転させる必
要があり、消費電力の増大およびスキャナモータヘの負
荷増大による信頼性の低下という問題が発生する。
【0006】ここで、スキャナモータの回転数を抑制す
るには、回転多面鏡の鏡面の数を多くすることが考えら
れるが、鏡面の数が増えると、偏向角が小さくなり同一
寸法の画像書込みに必要な光路長が長くなるために、装
置が大型化するという別の問題が生じる。
【0007】これらの問題を解決するものとして、特願
平08−338636号に記載の光学装置が知られてい
る。この特許出願明細書には、2つの光源からそれぞれ
発せられた光ビームを、偏向器の同一平面により同時偏
向し、偏向された該二つのビームで被走査面上を分割し
て走査するオーバーフィルドタイプ光学走査装置が開示
されている。
【0008】ここで、分割走査とは、2つの光源からそ
れぞれ発せられた光ビームを、偏向器の同一平面により
同時偏向し、偏向された該二つのビームで感光体上の走
査線を分割して走査することである。この分割走査によ
れば走査線1本毎の走査角を小さく分割できるため、画
像記録の高速化を実現でき、また光源から被走査面とな
る感光体に至るまでの光路長が1つの光源で走査する場
合の光路長の1/2となるので装置の大型化を抑制する
特徴をもっている。
【0009】オーバーフィルドタイプの光学走査装置と
は、回転多面鏡の鏡面(偏向面)の面幅よりも広い幅の
レーザビームを照射し、回転多面鏡の鏡面の利用状態
を、全幅を利用するオーバーフィルドな状態にし、1つ
の鏡面が入射ビームを切り取るように使用することを特
徴としている。
【0010】つまり、光学走査装置をオーバーフィルド
タイプの光学走査装置にすることにより、回転多面鏡を
小径化することが可能になる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特願平08−
338636号の走査光学装置では、2つの光源からそ
れぞれ発せられた光ビームを、偏向器の同一平面により
同時偏向し、偏向された該2つの光ビームで被走査面上
を分割して走査するオーバーフィルドタイプ光学走査装
置において、第1の光ビームの書き出し位置のみを検出
し、所定時間経過後、2つの光ビームの走査を開始する
ため、第2の光ビームの回転多面鏡に入射する角度がず
れた場合、または、ずれて調整された場合に繋ぎ目部に
おける画像が重なる、または、繋ぎ目部における画像が
離れることにより繋ぎ目部に空白部が生じるという問題
が発生する。
【0012】ここで上述した2つの光ビームにより分割
走査するオーバーフィルドタイプ光学走査装置において
生ずる被走査面の繋ぎ目部における画像のずれについ
て、図9乃至図11を参照して説明する。これらの図に
おいて、回転多面鏡110により走査線でのイメージエ
リア外に偏向されfθレンズ112を通過した第1の光
ビームの経路上にはイメージエリア外の第1の光ビーム
を検出するSOS(Start of scan)セン
サ114が配置されている。SOSセンサ114の出力
信号を検出した時点から所定時間経過後に、画像情報に
基いて2つの光源から発せられた第1、第2の2つの光
ビームの走査を開始する。ここで第1、第2の光ビーム
の走査角度はそれぞれ、走査範囲の中心を示す中心線C
Lに対して±2αであり、図9乃至図11では中心線C
Lに対して右側(第2の光ビームの入射方向)をブラス
方向としている。走査角度が±2αの場合に第1の光ビ
ームの入射光軸の中心線CLに対する入射角度は−αで
あり、第2の光ビームの入射光軸の中心線CLに対する
入射角度は+αである。回転多面鏡110が矢印方向に
角度αだけ回転する間に1つの偏向面により第1の光ビ
ームが走査開始端(SOS)から中心線CLに至るまで
偏向されると同時に、第2の光ビームが中心線CLから
走査終了端(EOS)まで偏向される。これにより感光
体118上の1走査線が同時に2分割走査される。
【0013】尚、116はシリンダーミラー、118は
被走査面となる感光体、120a,120b,122は
平面ミラーである。
【0014】図9は、第1の光ビームおよび第2の光ビ
ームの回転多面鏡110に入射する角度が設計値どおり
の場合の状態を示している。この場合にはSOSセンサ
114の出力信号を検出した時点から所定時間経過後
に、画像情報に基いて2つの光源から発せられる第1、
第2の2つの光ビームを走査開始するとき、感光体11
8の被走査面上の繋ぎ目部における画像にずれは生じな
い。
【0015】図10は、第2の光ビームの回転多面鏡1
10に入射する角度が図9に示した状態より微小角s°
だけ小さくなった場合を示しており、SOSセンサ11
4の出力信号を検出した時点から所定時間経過後に、画
像情報に基いて2つの光源から発せられる第1、第2の
2つの光ビームを走査開始するとき、図示のように感光
体118の被走査面上の繋ぎ目部において画像が重なる
という問題が発生する。
【0016】図11は、第2の光ビームの回転多面鏡1
10に入射する角度が図9に示した状態より微少角s°
だけ大きくなった場合を示しており、SOSセンサll
4の出力信号を検出した時点から所定時間経過後に、画
像情報に基づいて2つの光源から発せられる第1、第2
の2つの光ビームを走査開始するとき、図示のように感
光体118の被走査面上の繋ぎ目部において画像が離れ
て空白部が発生するという問題が発生する。
【0017】すなわち、2つの光源から発せられた2つ
の光ビームを回転多面鏡の同一偏向面に入射し、同時走
査する分割光学走査装置の場合、1つの走査線の走査範
囲を2分割してその走査を2つの光ビームで分担してい
るため、繋ぎ目部分におけるの走査の同期及び位置合わ
せが重要である。1上記問題を解決しようとすると、図
12に示すように、第1の光ビーム、第2の光ビームが
それぞれ分担する各走査線イメージエリア直前の光ビー
ムを検出する方法が一般的に考えられる。
【0018】しかし、1走査線の途中から走査を開姶す
る第2の光ビームの書き出し位置検出のための光路を確
保し、かつ分離しようとすると第2の光ビームの書き出
し位置検出用の折り返しミラー126を第1の光ビーム
のイメージエリア内に設ける必要があり、折り返しミラ
ー126が第1のビームと干渉するため、繋ぎ目部分に
おける走査の同期/位置合わせが困難であるという問題
がある。
【0019】特に、オーバーフィルド光学系技術を用い
た場合は、デューティが高いため光路の確保及び分離が
一層、困難である。
【0020】ここで、デューティとは、最大走査長つま
り感光体上等価となる位置に配置されたSOSセンサ1
1から、同様に次の走査により感光体上等価となる位置
に配置されたSOSセンサ11までの長さに対する、イ
メージエリアの割合をいう。
【0021】従来のアンダーフィルドタイプの光学走査
装置では、SOSセンサに入射する光ビームを、イメー
ジエリアから分離するのため、デューティを約80%以
下に抑える必要があった。しかし、オーバーフィルドタ
イプの光学走査装置では、デューティを90%以上にす
ることが可能である。
【0022】また、EOS(End of Scan)
(走査終了端)側にイメージエリア(走査範囲)直後の
光ビームを検出する方法が、知られている。この方法で
は、走査線イメージエリアとの分離は容易であるが、イ
メージ倍率やレジストレーションの検出が目的であり、
ビームの書き出し位置検出用として利用するには、イメ
ージエリア直後であるため、回転多面鏡の主走査面(偏
向面)をN面とすると、次に主走査面となる回転多面鏡
の(N−1)面で走査される分までのビデオデータを貯
えている必要があるという問題がある。
【0023】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、2つの光ビームを回転多面鏡の同一偏向
面に入射し、1走査線を分割して同時走査する際に走査
線の繋ぎ目部を良好に形成することができる光学走査装
置を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、複数の偏向面を有しかつ
2つの光源からそれぞれ入射され複数の偏向面にわたっ
て収束された第1、第2の2つの光ビームを、主走査面
となる同一偏向面により同時偏向し、偏向された該2つ
のビームで1本の走査線が記録されるように被走査面を
分割して走査する光学走査装置において、前記被走査面
上の主走査線全幅の途中から走査開始する第2の光ビー
ムによる画像データの前記被走査面上における書出し位
置を前記回転多面鏡の前記主走査面に隣接する偏向面か
ら反射した第2の光ビームの反射光の検出によって検出
する書出し位置検出手段と、該書出し位置検出手段の検
出出力に基づいて前記第2の光ビームによる画像データ
の前記被走査面上における書込動作を制御する制御手段
と、を有することを特徴とする。
【0025】上記構成の光学走査装置では、2つの光源
からそれぞれ入射され回転多面鏡の複数の偏向面にわた
って収束された第1、第2の2つの光ビームを、前記回
転多面鏡の同一偏向面により同時偏向し、偏向された該
2つのビームで1本の走査線が記録されるように被走査
面を分割して走査する。
【0026】書出し位置検出手段は、前記被走査面上の
主走査線全幅の途中から走査開始する第2の光ビームに
よる画像データの前記被走査面上における書出し位置を
前記回転多面鏡の前記主走査面に隣接する偏向面から反
射した第2の光ビームの反射光の検出によって検出す
る。
【0027】制御手段は該書出し位置検出手段の検出出
力に基づいて前記第2の光ビームによる画像データの前
記被走査面上における書込動作を制御する。
【0028】したがって、請求項1に記載の発明によれ
ば、第2の光ビームによる画像データの被走査面上にお
ける書出し位置を検出するための光路を確保し、かつ分
離することが容易であり、走査線の繋ぎ目部における走
査の同期及び位置合わせを精度良く行うことができる。
【0029】請求項2に記載の発明は、複数の偏向面を
有しかつ2つの光源からそれぞれ入射され複数の偏向面
にわたって収束された第1、第2の2つの光ビームを、
主走査面となる同一偏向面により同時偏向し、偏向され
た該2つのビームで1本の走査線が記録されるように被
走査面を分割して走査する光学走査装置において、前記
被走査面上の主走査線全幅の途中から走査開始する第2
の光ビームによる画像データの前記被走査面上における
書出し位置を前記回転多面鏡の回転に伴い前記回転多面
鏡の現在の主走査面に次いで主走査面となる前記現在の
主走査面に隣接する偏向面から反射した第2の光ビーム
の反射光の検出によって検出する書出し位置検出手段
と、該書出し位置検出手段の検出出力に基づいて前記第
2の光ビームによる画像データの前記被走査面上におけ
る書込動作を制御する制御手段と、を有することを特徴
とする。
【0030】上記構成の光学走査装置では、2つの光源
からそれぞれ入射され回転多面鏡の複数の偏向面にわた
って収束された第1、第2の2つの光ビームを、主走査
面となる同一偏向面により同時偏向し、偏向された該2
つのビームで1本の走査線が記録されるように被走査面
上の走査線を分割して走査する。
【0031】書出し位置検出手段は被走査面上の主走査
線全幅の途中から走査開始する第2の光ビームによる画
像データの前記被走査面上における書出し位置を前記回
転多面鏡の回転に伴い前記回転多面鏡の現在の主走査面
に次いで主走査面となる前記現在の主走査面に隣接する
偏向面から反射した第2の光ビームの反射光の検出によ
って検出する。
【0032】制御手段は書出し位置検出手段の検出出力
に基づいて第2の光ビームによる画像データの前記被走
査面上における書込動作を制御する。
【0033】したがって、請求項2に記載の発明によれ
ば、第2の光ビームによる画像データの被走査面上にお
ける書出し位置を検出するための光路を確保し、かつ分
離することが容易であり、走査線の繋ぎ目部における走
査の同期及び位置合わせを精度良く行うことができる。
【0034】また画像データの書出し位置の同期検出か
ら画像データの書き出し動作開始までの待ち時間が回転
多面鏡の偏向面が1面分回転するのに要する時間だけで
済むので、記憶容量の大きい高価なメモリにデータを蓄
積しておく必要が無い。
【0035】請求項3に記載の発明は、複数の偏向面を
有しかつ2つの光源からそれぞれ入射され複数の偏向面
にわたって収束された第1、第2の2つの光ビームを、
主走査面となる同一偏向面により同時偏向し、偏向され
た該2つのビームで1本の走査線が記録されるように被
走査面を分割して走査する光学走査装置において、前記
被走査面上の主走査線全幅の最初から走査開始する第1
の光ビームによる画像データの前記被走査面上における
書出し位置及び前記被走査面上の主走査線全幅の途中か
ら走査開始する第2の光ビームによる画像データの前記
被走査面上における書出し位置を検出する書出し位置検
出手段と、前記書出し位置検出手段の検出出力を取り込
み、前記第1の光ビームによる画像データの書出し位置
を決定するための第1の書出し位置検出信号の出力時点
と第2の光ビームによる画像データの書出し位置を決定
するための第2の書出し位置検出信号の出力時点との時
間差に基づいて前記第2の光ビームによる画像データの
前記被走査面上における書出し位置を算出し、画像デー
タの書込動作を制御する制御手段と、を有することを特
徴とする。
【0036】上記構成の光学走査装置では、2つの光源
からそれぞれ入射され回転多面鏡の複数の偏向面にわた
って収束された第1、第2の2つの光ビームを、主走査
面となる同一偏向面により同時偏向し、偏向された該2
つのビームで1本の走査線が記録されるように被走査面
上の走査線を分割して走査する。
【0037】書出し位置検出手段は前記被走査面上の主
走査線全幅の最初から走査開始する第1の光ビームによ
る画像データの前記被走査面上における書出し位置及び
前記被走査面上の主走査線全幅の途中から走査開始する
第2の光ビームによる画像データの前記被走査面上にお
ける書出し位置を検出する。
【0038】制御手段は前記書出し位置検出手段の検出
出力を取り込み、前記第1の光ビームによる画像データ
の書出し位置を決定するための第1の書出し位置検出信
号の出力時点と第2の光ビームによる画像データの書出
し位置を決定するための第2の書出し位置検出信号の出
力時点との時間差に基づいて前記第2の光ビームによる
画像データの前記被走査面上における書出し位置を算出
し、画像データの書込動作を制御する。
【0039】したがって、請求項3の発明によれば、第
2の光ビームによる画像データの被走査面上における書
出し位置を検出するための光路を確保し、かつ分離する
ことが容易であり、走査線の繋ぎ目部における走査の同
期及び位置合わせを精度良く行うことができる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0041】図1に本発明の第1の実施の形態に係る光
学走査装置の構成を示す。同図において走査用の光ビー
ムを射出する二つの光源部が走査範囲の中心を示す中心
線CLに対して左右対称となる位置に各々配置されてい
る。この二つの光源部は、各々略ガウシアン分布の光ビ
ームを発光する半導体レーザ10a、10bを備えてい
る。尚、本実施の形態では半導体レーザ10aにより射
出される光ビームを第1の光ビームとし、半導体レーザ
10bより射出される光ビームを第2の光ビームとす
る。光源部における半導体レーザ10a、10bの光ビ
ーム射出側には縦横に異なる広がり角を有する光ビーム
がその焦点位置から発光された場合に該光ビームを略平
行光とする作用を有するコリメータレンズ12a、12
b、中央部の光ビームのみを通過させるビーム整形用の
スリット14a、14b及び入射した光ビームを後述す
る回転多面鏡の偏向面近傍に副走査方向に収束させるシ
リンダーレンズ16a、16bが各々配置されている。
【0042】なお、半導体レーザ10a、l0bは、図
示しない制御部と接続されており、この制御部は、画像
情報に基づいて半導体レーザl0a、10bの光ビーム
出力を変調するように制御する。
【0043】また、コリメータレンズ12a、12b
は、半導体レーザ10a、10bとの間隔がコリメータ
レンズ12a、12bの焦点距離よりも約1mm短くな
る位置に配置されており、この配置により、コリメータ
レンズ12a、12bを通過した光ビームは、略平行光
とならずに緩い発散光となる。
【0044】更に、シリンダーレンズ16a、16bの
光ビーム射出側の延長先には、射出された光ビームを反
射する平面ミラー18a、18bが中心線CLに対して
左右対称の位置に各々配置されている。そして、平面ミ
ラー18a、18bの反射側には、複数の同一面幅の偏
向面(鏡面)を側面部に有する正多角柱の形状をなすと
共に中心軸の回りに図示しない駆動手段により矢印方向
に等角速度で回転する回転多面鏡20が設けられてい
る。尚、回転多面鏡20は、その中心軸に中心線CLが
通過する位置に配置されている。
【0045】また平面ミラー18a、18bと回転多面
鏡20との間には主走査方向のみにレンズパワーを有す
る二枚組のレンズからなるfθレンズ22がその光軸が
中心線CLと一致するように配置されている。オーバー
フィルドタイプ光学系の場合、fθレンズ22は、平面
ミラー18a、18bにより反射された緩い発散光の第
1の光ビーム及び第2の光ビームを回転多面鏡20の面
幅より幅の広い細長い線像として副走査方向に収束させ
る。この時、第1の光ビーム及び第2の光ビームは、そ
の中心が回転多面鏡6の同じ偏向面に到達するように入
射される。これより、第1、第2の光ビームは、複数の
偏向面をまたがるように収束する。
【0046】更にfθレンズ22は、回転多面鏡20に
より偏向された光ビームが再びfθレンズ22を通過す
るように配置されており、再度通過した光ビームを後述
する感光体34上に光スポットとして収束させると共
に、該光スポットを感光体34上で主走査方向に略等速
度で移動させる機能を有する。
【0047】また回転多面鏡20に対してfθレンズ2
2が配置されている側の反対側には、回転多面鏡20の
偏向面の副走査方向の傾きのばらつきにより生じる副走
査方向の位置ずれを補正するためのシリンダーミラー3
2a,32bが配置されている。回転多面鏡20により
偏向された画像記録用の第1、第2の光ビームはこのシ
リンダーミラー32a,32bによって反射された後、
シリンダーミラー32a,32bの下部に配置された感
光体34上に光スポットとして収束する。。
【0048】感光体34は、光ビームに感光する感光材
料がその表面に塗布された細長い円柱状の形状を有して
おり、主走査方向が、この感光体34の長手方向に一致
するように配置されている。すなわち、回転多面鏡20
の回転方向と共に感光体34上に収束された光スポット
は、主走査方向に沿って移動し、走査線での画像記録が
可能となる。
【0049】また感光体34は、その回転軸を中心とし
て図示しない駆動手段により一定の回転速度で回転し、
感光体34上での走査線を副走査方向に順次移動させ
る。尚、回転多面鏡20による1本の走査線の画像記録
に対応する偏向は、1つの偏向面により行われる。
【0050】更に1走査線での画像記録開始前に主走査
面により偏向され、fθレンズ22を再通過した第lの
光ビーム経路上には、画像記録開始前の第lの光ビーム
を折り返す平面ミラー26a、副走査方向にビームを結
像させるシリンダーレンズ28、画像記録開始前の第l
の光ビームを検出するSOSセンサ30が配置されてい
る。
【0051】また1走査線での画像記録開始前に、回転
多面鏡20の主走査面の次隣面(次に主走査面となる偏
向面)により偏向され、fθレンズ22を再通過した第
2の光ビーム経路上には、画像記録開始前の第2の光ビ
ームを折り返す平面ミラー26b、副走査方向にビーム
を結像させるシリンダーレンズ28、画像記録開始前の
第2の光ビームを検出するSOSセンサ30が配置され
ている。
【0052】尚、この場合に画像記録開始前の第lの光
ビーム及び第2の光ビームの画像データの書出し位置を
検出するSOSセンサ30とシリンダーレンズ28は同
一のものであるが、各ビーム毎に別個に設けてもよい。
【0053】SOSセンサ30の検出出力は書出し位置
検出回路50に入力され、書出し位置検出回路50は、
SOSセンサ30の検出出力から第1の光ビーム及び第
2の光ビームによる感光体34上における書出し位置の
基準となる同期信号を制御回路60に出力する。
【0054】以上の構成により、イメージエリアの光ビ
ームを遮ることなく、画像記録開始前における第1の光
ビーム及び第2の光ビームを検出することができる。
【0055】図2に第1の光ビームと第2の光ビームが
SOSセンサ30に入射する時の具体的パラメータ及び
各光ビームの挙動を示す。
【0056】光学系の設定値は、回転多面鏡20の面数
は24面、中心線CLと回転多面鏡20へ入射する第I
の光ビームと第2の光ビームとのなす角は12.8°、
第1の光ビームがSOSセンサ30(図1)に入射する
時の主走査面と中心線CLのなす角は27.2°であ
る。このとき、第2の光ビームの次隣面における反射光
は、中心線と31.6°をなし、イメージエリアの外側
に向かっていることが判る。これらの光ビームが、図示
してないfθレンズ22(図1)を通過した後、平面ミ
ラー26a,26b(図1)により反射され、副走査方
向にビームを結像させるシリンダーレンズ28(図1)
を通過した後、SOSセンサ30に、入射する。
【0057】次に図1における半導体レーザ10a,1
0bにより射出される第1、第2の光ビームによる感光
体34上における画像データの書出し位置を検出する書
出し位置検出回路の構成を図3に示す。同図において、
書出し位置検出回路50は、SOSセンサ30の検出出
力から第1の光ビームによるSOSセンサ30の検出出
力S1と第2の光ビームによるSOSセンサ30の検出
出力S2とを分離するためのフリップフロップ(F/
F)52と、フリップフロップ(F/F)52のQ出力
とSOSセンサ30の検出出力との論理和をとるORゲ
ート54と、ORゲート54の出力を反転させるインバ
ータ56と、インバータ56の出力とSOSセンサ30
の検出出力との論理和をとるORゲート58とを有して
いる。SOSセンサ30及び書出し位置検出回路50は
本発明の書出し位置検出手段に相当する。
【0058】60は制御回路であり、書出し位置検出回
路50の検出出力S1,S2を取り込み、これらの検出
出力S1,S2に基づいて被走査面である感光体34上
における画像データの書込み動作を制御する。制御回路
60は本発明の制御手段に相当する。
【0059】図1に示す光学走査装置では、SOSセン
サ30が1つであるために、第1の光ビームによる画像
データの書込み位置を検出するための第1の光ビームの
SOS検出信号S1と第2の光ビームによる画像データ
の書込み位置を検出するための第2の光ビームのSOS
検出信号S2を、区別するために分離する必要がある。
本実施の形態では予め、第lの光ビームと第2の光ビー
ムのDUTYを変える、もしくは、SOSセンサ30へ
向かう光を折り返すミラーの角度を調整することによ
り、第1の光ビームと第2の光ビームがSOSセンサ3
0に入射する時差を設けるようにしている。
【0060】次に書出し位置検出回路50の動作を図4
のタイミングチャートを参照して説明する。半導体レー
ザ10a,10bにより射出された第1、第2の光ビー
ムによるSOSセンサ30の検出出力(図4(C))は
フリップフロップ52及びORゲート54、58の一方
の入力端に入力される。
【0061】フリップフロップ52のQ出力(図4
(D))とSOSセンサ30の検出出力はORゲート5
4で論理和がとられ、その論理和出力(図4(E))は
第2の光ビームのSOS検出信号S2として制御回路6
0に出力される。ここでフリップフロップ52のQ出力
とSOSセンサ30の検出出力の論理和をとるのはSO
Sセンサ30に入力された第1、第2の光ビームのうち
入射されたタイミングの早い方の光ビームによるSOS
センサ30の検出出力を取り出すためである。本実施の
形態では第2の光ビームによるSOSセンサ30の検出
出力を取り出すことができる。
【0062】またORゲート54の出力はインバータ5
6により反転される。このインバータ56の出力(図4
(F))はSOSセンサ30の検出出力とORゲート5
8により論理和がとられ、第1の光ビームによるSOS
センサ30の検出出力S1が検出され(図4(G))、
制御回路60に出力される。ここでインバータ56の出
力とSOSセンサ30の検出出力との論理和をとるの
は、SOSセンサ30に入射するタイミングの早い方の
光ビームによるSOSセンサ30の検出出力をインバー
タ56で反転した信号と、SOSセンサ30の検出出力
の論理和をとることによりSOSセンサ30に入射する
タイミングの遅い方の光ビームによるSOSセンサ30
の検出出力を取り出すためである。本実施の形態では第
lの光ビームによるSOSセンサ30の検出出力を取り
出すことができる。
【0063】上述した図3に示す書出し位置検出回路5
0を用いれば、1つのSOSセンサ30に、第lの光ビ
ームと第2の光ビームが入射しても、各光ビームのSO
Sセンサ30の検出出力を分離することが可能である。
【0064】また第1、第2の光ビームによる走査線の
繋ぎ目を精度良く出すためには、回転多面鏡の同一の偏
向面における反射光により画像データの書込み位置を検
出し、走査する必要がある。これは回転多面鏡20の偏
向面の面数に応じた分割精度が出ていないと、主走査面
の隣面における反射光にその誤差が載ってしまうためで
ある。図4のタイムチャートは、上述したように同一偏
向面での走査を前提としている。
【0065】画像データの書込みタイミングを図4
(A),(B)に示す。第1の光ビームにより書き込ま
れる画像データVDATA AはSOSセンサ30の検
出出力S1を検出した時点から一定時間経過後に画像デ
ータ1A,2A,3A,…が順次、感光体34上に書き
込まれる(図4(A))。
【0066】これに対して第2の光ビームにより書き込
まれる画像データVDATA BはSOSセンサ30の
検出出力S2を検出した時点から画像データを出力する
までに、次のタイミングで出力されるSOSセンサ30
の検出出力S2が必要となる(図4(B))。すなわ
ち、2つのSOSセンサ30の検出出力S2が検出され
る毎に順次、画像データ1B,2B,…が感光体34上
に書き込まれる。1つの6OSセンサ30の検出出力S
2が検出される毎に画像データVDATA Bを書き込
むようにするためには、第1、第2の光ビーム用にSO
Sセンサを別個に設け、かつ第2の光ビーム用のSOS
センサの検出出力を2系統に分離することにより実現で
きる。
【0067】次に書出し位置検出回路の他の構成例を図
5に示す。同図において、書出し位置検出回路50’
は、第2の光ビームによる画像データの書込み位置を検
出するSOSセンサB74の検出出力を取り込み、一定
時間、遅延させた反転信号を出力するカウンタ76と、
フリップフロップ78と、ORゲート80、82とを有
している。尚、書出し位置検出回路50’では第1の光
ビームによる書込み位置を検出するSOSセンサA72
の検出出力をそのまま、後述する制御回路60に出力す
る。SOSセンサA72、SOSセンサB74及び書出
し位置検出回路50’は本発明の書出し位置検出手段に
相当する。
【0068】60は制御回路であり、書出し位置検出回
路50’の検出出力SA,SB1,SB2を取り込み、
これらの検出出力SA,SB1,SB2に基づいて被走
査面である感光体34上における第1、第2の光ビーム
画像データの書込み動作を制御する。制御回路60は図
3の場合と同様に本発明の制御手段に相当する。
【0069】次に書込み位置検出回路50’の動作を図
6を参照して説明する。SOSセンサB74の検出出力
(図6(C))はカウンタ76及びORゲート80、8
2の一方の入力端に入力される。カウンタ76ではSO
SセンサB74の検出出力をその出力タイミングの間隔
より短い一定時間、遅延させた反転信号(図6(D))
がフリップフロップ78に出力される。次いでORゲー
ト80、82で、それぞれフリップフロップ78のQ出
力(図6(E))、Q’出力(図6(F))とSOSセ
ンサB74の検出出力との論理和がとられ、ORゲート
80よりSOSセンサB74の奇数次のタイミングの検
出出力SB1(図6(G))が、またORゲート82よ
りSOSセンサB74の偶数次のタイミングの検出出力
SB2(図6(H))が制御回路60に出力される。
【0070】制御回路60は検出出力SB1に基づいて
奇数次の画像データ1B,3B,…を、検出出力SB2
に基づいて奇数次の画像データ2B,4B,…を順次、
書き込む。
【0071】このように図5に示す書出し位置検出回路
50’によれば、第2の光ビーム用のSOSセンサB7
4の検出出力を2系統に分離することにより図6
(A),(B)に示すように、SOSセンサの検出信号
を受けてから画像データを出力するまでに、図3に示す
書出し位置検出回路50と異なり、次のSOSセンサの
検出信号が出力されるまで待機することなく、画像デー
タの書込みをすることができる。
【0072】以上、本発明の第1の実施の形態によれ
ば、第2の光ビームによる画像データの被走査面上にお
ける書出し位置を検出するための光路を確保し、かつ分
離することが容易であり、走査線の繋ぎ目部における走
査の同期及び位置合わせを精度良く行うことができる。
【0073】次に本発明の第2の実施の形態に係る光学
走査装置の構成を図7に示す。本実施の形態に係る光学
走査装置が第1の実施の形態に係る光学走査装置と構成
上、異なるのは、図7において回転多面鏡20の次隣面
で反射された光ビームが、fθレンズ22を再通過せ
ず、fθレンズ22の左外、即ちイメージエリア外に配
置された結像光学系90により、SOSセンサ30の受
光面に結像されるように構成した点である。
【0074】上記結像光学系90は、主副両走査方向に
レンズパワーを有し、レンズまたはミラーにより構成さ
れ、構成部品数については限定しない。但し主走査方向
にレンズパワーを有するため、遮光部材によりSOSセ
ンサ30の受光面への入射角から外れる光ビームを遮光
するのが望ましい。
【0075】次に本発明の第3の実施の形態に係る光学
走査装置の構成を図8に示す。本実施の形態に係る光学
走査装置が第1の実施の形態に係る光学走査装置と構成
上、異なるのは、図8において回転多面鏡22の前隣面
で反射されたビームが、fθレンズ22を再通過せず、
fθレンズ22の右外、即ちイメージエリア外に配置さ
れた結像光学系90により、SOSセンサ30の受光面
に結像されるように構成した点である。上記結像光学系
90は主副両走査方向にレンズパワーを有し、レンズま
たはミラーにより構成され、構成部品数については限定
しない。ただし、主走査方向にレンズパワーを有するた
め、遮光部材によりSOSセンサ30の受光面への入射
角から外れる光ビームを遮光するのが望ましい。
【0076】また、第1の光ビームによる被走査面にお
ける画像データの書込み位置検出信号であるSOSセン
サの検出出力の出力時点と第2の光ビームによる被走査
面における画像データの書込み位置検出信号であるSO
Sセンサの検出出力の出力時点との回転多面鏡20の面
数分の時間差データから、平均値を求め、その平均値か
ら第2の光ビームによる画像書き出し位置を算出する。
尚、SOSセンサは第1、第2の光ビームについて1つ
で兼用してもよいし、第1、第2の光ビームについてそ
れぞれ、別個に設けてもよい。
【0077】第2、第3の実施の形態によれば、第1の
実施の形態と同様に走査線の繋ぎ目部における画質の向
上が図れ、繋ぎ目部を良好に形成することができる。
【0078】
【発明の効果】本発明によれば、分割走査をするオーバ
ーフィルドタイプ光学系では、少なくとも3面にわたる
幅の光ビームが偏向器に入射するので、回転多面鏡の主
走査面に隣接する偏向面からの反射光から同期がとれる
ため、被走査面における画像データの書き出し位置を検
出するための光路を確保し、かつ分離することが容易で
あり、繋ぎ目部分の同期及び位置合わせの精度の向上が
図れる。
【0079】また、従来不要でしかなかった回転多面鏡
の主走査面に隣接する偏向面からの反射光を、同期検出
用として有効活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る光学走査装置
の構成を示す斜視図。
【図2】図1に示す光学走査装置における第1の光ビー
ムと第2の光ビームがSOSセンサに入射する際の状態
を示す説明図。
【図3】図1に示す光学走査装置における書出し位置検
出回路の構成例を示すブロック図。
【図4】図3に示す書出し位置検出回路の動作状態を示
すタイミングチャート。
【図5】図1に示す光学走査装置における書出し位置検
出回路の他の構成例を示すブロック図。
【図6】図5に示す書出し位置検出回路の動作状態を示
すタイミングチャート。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る光学走査装置
の構成を示す平面図及び側面図。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係る光学走査装置
の構成を示す平面図及び側面図。
【図9】従来の光学走査装置の被走査面における2つの
光ビームによる分割走査の状態の一例を示す説明図。
【図10】従来の光学走査装置の被走査面における2つ
の光ビームによる分割走査の状態の他の例を示す説明
図。
【図11】従来の光学走査装置の被走査面における2つ
の光ビームによる分割走査の状態の更に他の例を示す説
明図。
【図12】従来の光学走査装置において2つの光ビーム
についてそれぞれ、書出し位置をSOSセンサにより検
出するようにした場合の2つの光ビームによる分割走査
の状態を示す説明図。
【符号の説明】
10a,10b 半導体レーザ 12a,12b コリメータレンズ 14a,14b スリット 16a,16b シリンダーレンズ 18a,18b 平面ミラー 20 回転多面鏡 22 fθレンズ 24 平面ミラー 26a,26b 平面ミラー 28 シリンダーレンズ 30 SOSセンサ(書出し位置検出手
段) 32a,32b シリンダーミラー 34 感光体(被走査面) 50,50’ 書出し位置検出回路(書出し位置検
出手段) 60 制御回路(制御手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の偏向面を有しかつ2つの光源から
    それぞれ入射され複数の偏向面にわたって収束された第
    1、第2の2つの光ビームを、主走査面となる同一偏向
    面により同時偏向し、偏向された該2つのビームで1本
    の走査線が記録されるように被走査面を分割して走査す
    る光学走査装置において、 前記被走査面上の主走査線全幅の途中から走査開始する
    第2の光ビームによる画像データの前記被走査面上にお
    ける書出し位置を前記回転多面鏡の前記主走査面に隣接
    する偏向面から反射した第2の光ビームの反射光の検出
    によって検出する書出し位置検出手段と、 該書出し位置検出手段の検出出力に基づいて前記第2の
    光ビームによる画像データの前記被走査面上における書
    込動作を制御する制御手段と、 を有することを特徴とする光学走査装置。
  2. 【請求項2】 複数の偏向面を有しかつ2つの光源から
    それぞれ入射され複数の偏向面にわたって収束された第
    1、第2の2つの光ビームを、主走査面となる同一偏向
    面により同時偏向し、偏向された該2つのビームで1本
    の走査線が記録されるように被走査面を分割して走査す
    る光学走査装置において、 前記被走査面上の主走査線全幅の途中から走査開始する
    第2の光ビームによる画像データの前記被走査面上にお
    ける書出し位置を前記回転多面鏡の回転に伴い前記回転
    多面鏡の現在の主走査面に次いで主走査面となる前記現
    在の主走査面に隣接する偏向面から反射した第2の光ビ
    ームの反射光の検出によって検出する書出し位置検出手
    段と、 該書出し位置検出手段の検出出力に基づいて前記第2の
    光ビームによる画像データの前記被走査面上における書
    込動作を制御する制御手段と、 を有することを特徴とする光学走査装置。
  3. 【請求項3】 複数の偏向面を有しかつ2つの光源から
    それぞれ入射され複数の偏向面にわたって収束された第
    1、第2の2つの光ビームを、主走査面となる同一偏向
    面により同時偏向し、偏向された該2つのビームで1本
    の走査線が記録されるように被走査面を分割して走査す
    る光学走査装置において、 前記被走査面上の主走査線全幅の最初から走査開始する
    第1の光ビームによる画像データの前記被走査面上にお
    ける書出し位置及び前記被走査面上の主走査線全幅の途
    中から走査開始する第2の光ビームによる画像データの
    前記被走査面上における書出し位置を検出する書出し位
    置検出手段と、 前記書出し位置検出手段の検出出力を取り込み、前記第
    1の光ビームによる画像データの書出し位置を決定する
    ための第1の書出し位置検出信号の出力時点と第2の光
    ビームによる画像データの書出し位置を決定するための
    第2の書出し位置検出信号の出力時点との時間差に基づ
    いて前記第2の光ビームによる画像データの前記被走査
    面上における書出し位置を算出し、画像データの書込動
    作を制御する制御手段と、 を有することを特徴とする光学走査装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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