JPH11173808A - フリンジスキャン干渉計測の解析式の決定方法及びフリンジスキャン干渉計 - Google Patents

フリンジスキャン干渉計測の解析式の決定方法及びフリンジスキャン干渉計

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JPH11173808A
JPH11173808A JP9361897A JP36189797A JPH11173808A JP H11173808 A JPH11173808 A JP H11173808A JP 9361897 A JP9361897 A JP 9361897A JP 36189797 A JP36189797 A JP 36189797A JP H11173808 A JPH11173808 A JP H11173808A
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Ikusou Shiyu
郁葱 朱
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Abstract

(57)【要約】 【課題】7バケットを越えるフリンジスキャン干渉計測
の解析の際に必要となる解析式を決定するための手法を
提供する。 【解決手段】同一の光束をビームスプリッタ2によって
測定光と参照光とに分割し、測定光を被検面5で反射さ
せた後に両光束を統合して干渉縞を形成し、被検面の各
点における干渉縞の強度データgを測定し、干渉縞を形
成する際の測定光と参照光との位相差を、基準状態に対
してπ/2・j(j=0,±1,±2,‥‥,±n)だ
けシフトした測定を都合2n+1回行うことにより、干
渉縞の強度データg-n,g-n+1,‥‥,g-1,g0
1,‥‥,gn-1,gnを測定し、被検面によって付与
される被検位相θを求める際に用いる解析式中の定数A
j,Bjを決定する方法において、位相差のシフト量π/
2・jがjに比例した誤差を持つものとしたときに、被
検位相θの誤差が最小となるように定数Aj,Bjを決定
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検面の表面形状
によって付与される光波の位相差の分布や、被検物体の
表裏面の形状ないしは屈折率分布によって付与される光
波の位相差の分布などを測定するフリンジスキャン精密
干渉計測に関する。
【0002】
【従来の技術】被検面の表面形状の測定や、被検物体の
屈折率分布の測定などのために、フリンジスキャン干渉
計測法が用いられている。この方法を説明すると、同一
の光束をビームスプリッタによって測定光と参照光とに
分割し、測定光を被検面で反射させ、又は被検物体を透
過させる。しかる後に測定光と参照光とを統合して干渉
縞を形成し、被検面又は被検物体の各点における干渉縞
の強度データg(x,y)を測定する。なお以降簡単の
ために、各点の座標(x,y)を省略して標記する。そ
してこの測定を、次のように2n+1回行う(nは自然
数)。すなわち、1回目の測定を行った後に、干渉縞を
形成する際の測定光と参照光との位相差をπ/2だけシ
フトして、2回目の測定を行う。次いで位相差を更にπ
/2だけシフトして、3回目の測定を行う。以降同様に
して都合2n+1回の測定を行う。なお当然に、どの測
定を何回目に行うかということは問題ではない。
【0003】このうちの中央の測定を第0回目の測定と
改称することとすると、−n回目の測定からn回目の測
定までを、測定光と参照光との位相差をπ/2だけシフ
トしながら行うことになる。各回の測定によって得られ
た強度データをgj(j=0,±1,±2,‥‥,±
n)とし、第0回目の測定を基準とすると、第j回の測
定では、測定光と参照光との位相差が、基準状態からπ
/2・jだけずれていることとなる。
【0004】このようにして得られた干渉縞の強度デー
タg-n,g-n+1,‥‥,g-1,g0,g1,‥‥,
n-1,gnから、AjとBjを定数として、 なる解析式によって、被検面又は被検物体によって付与
される被検位相θを求める。
【0005】ここで従来の測定技術としては、n=2と
して都合5バケットの測定を行い、解析式として、 なる式を用いる手法が知られている。なお上式は、−
2,−1,0,1,2回目の測定をそれぞれ0,1,
2,3,4回目の測定と改称することとすると、 と表現することもできる。
【0006】また、n=3として都合7バケットの測定
を行い、解析式として、 なる式を用いる手法も知られている。なお上式は、−
3,−2,−1,0,1,2,3回目の測定をそれぞれ
0,1,2,3,4,5,6回目の測定と改称すること
とすると、 と表現することもできる(米国特許第5,473,43
4号)。またこの解析式は、窓関数とフーリエ変換とを
用いて導かれたものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】フリンジスキャン干渉
計では、データ収集中の機械振動や空気ゆらぎなどに起
因して、被検位相θに測定誤差を生じる。また、フィゾ
ー球面干渉計を用いる場合に、フィゾー面を光軸方向に
移動してフリンジスキャンを行うときには、光軸上の光
線の位相シフト量と軸外を通過する光線の位相シフト量
とは必ず異なり、すなわちキャリブレーション誤差を生
じる。上記従来の干渉計測法では、5バケット又は7バ
ケットしか測定データを使用していないから、機械振動
や空気ゆらぎなどに起因する測定誤差やキャリブレーシ
ョン誤差を十分に補正することができず、精度の高い被
検位相θを得ることができない。そこで本発明は、7バ
ケットを越えるフリンジスキャン干渉計測の解析の際に
必要となる解析式を決定するための手法と、その解析式
を用いたフリンジスキャン干渉計を提供することを課題
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたものであり、すなわち、同一の光束
を測定光と参照光とに分割し、測定光を被検面で反射さ
せ又は被検物体を透過させた後に両光束を統合して干渉
縞を形成し、被検面又は被検物体の各点における干渉縞
の強度データgを測定し、干渉縞を形成する際の測定光
と参照光との位相差を、基準状態に対してπ/2・j
(j=0,±1,±2,‥‥,±n;nは自然数)だけ
シフトした測定を都合2n+1回行うことにより、干渉
縞の強度データg-n,g-n+1,‥‥,g-1,g0,g1
‥‥,gn-1,gnを測定し、AjとBjを定数として、 なる解析式によって被検面又は被検物体によって付与さ
れる被検位相θを求める際に用いる定数Aj,Bjを決定
する方法において、位相差のシフト量π/2・jがjに
比例した誤差を持つものとしたときに、被検位相θの誤
差が最小となるように定数Aj,Bjを決定することを特
徴とする、フリンジスキャン干渉計測の解析式の決定方
法である。
【0009】本発明はまた、解析式として、 なる式を用いることを特徴とするフリンジスキャン干渉
計である。但し、hjは、 であり、ajは、 であり、且つhn及びanまでの値を用いるものとする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面によっ
て説明する。図1は本発明によるフリンジスキャン干渉
計の一実施例を示す。光源1から発生したレーザー光束
は、コリメータレンズ6によってほぼ平行な光束とな
り、ビームスプリッタ2に入射する。ビームスプリッタ
2で反射した光束はフィゾーレンズ3に入射し、そのう
ちの一部の光束、すなわち測定光は、フィゾーレンズ3
の射出面であるフィゾー面3aを透過して被検面5で反
射し、往路を逆進してフィゾーレンズ3を透過し、ビー
ムスプリッタ2に戻る。残りの光束、すなわち参照光
は、フィゾー面3aで反射してビームスプリッタ2に戻
る。しかる後に測定光と参照光は、ビームスプリッタ2
と結像レンズ7を透過して、CCDカメラ8の受光面上
に干渉縞を作る。CCDカメラ8によって測定された干
渉縞の強度分布は、コンピュータ9によって解析され
る。フィゾーレンズ3にはピエゾ素子4が固定されてお
り、すなわちフィゾーレンズ3は、ピエゾ素子4によっ
て光軸方向に移動するように構成されている。被検面5
の表面にうねりがあると、フィゾー面3aから被検面5
に至る測定光の往復の光路長が、被検面5の各点(x,
y)ごとに異なることとなる。したがって干渉縞の強度
分布を測定することにより、フィゾー面3aに対する被
検面5のうねりの分布を知ることができる。
【0011】さて、この干渉計を用いたフリンジスキャ
ン干渉計測は、次のようにして行われる。すなわちフィ
ゾーレンズ3のある位置において、干渉縞の強度データ
を測定した後に、ピエゾ素子によってフィゾーレンズ3
を光軸方向にλ/8(λは光束の波長)ずつ移動しなが
ら、都合2n+1回(nは自然数)の強度データを測定
する。フィゾーレンズ3を光軸方向に移動しても測定光
の光路長は変わらないが、参照光の光路長は往復でλ/
4ずつ変化する。したがって測定光と参照光との位相差
はπ/2ずつ変化することとなる。都合2n+1回の強
度データはコンピュータ9によって解析される。以下に
コンピュータ9における解析手法について説明する。
【0012】CCDカメラ8によって測定された干渉縞
の強度分布は、次の(1)式で与えられる。 但し、gj:j回目の測定の強度分布 Q:定数 V:フリンジビジビリティー θ:被検面のうねりを表す位相分布 φj:2n+1回のうちの中央の測定のときを基準とし
た、各測定における測定光と参照光との位相差 である。フリンジスキャンはπ/2の位相差ごとに行う
から、 である。j=0は、測定光と参照光との位相差の基準と
なる状態を表す。
【0013】ここで、フィゾーレンズのシフト量は、π
/2の位相差ずつ移動する必要があるが、π/2+εず
つ移動したとすると、 となる。したがってこの場合の干渉縞強度は、 となる。
【0014】先ず、j=0,4,8,‥‥,4m,‥‥
(mは0又は自然数)のときには、(4)式より複号同
順として、 となる。そこで、ε=0のときにθを含む項が消去され
ないように、gjとg-jの和を取ることとして、 と定義すると、 となる。
【0015】同様に、j=1,5,9,‥‥,4m+
1,‥‥のときには、(4)式より複号同順として、 となる。そこで、ε=0のときにθを含む項が消去され
ないように、gjとg-jの差を取ることとして、 と定義すると、 となる。
【0016】同様にj=2,6,10,‥‥,4m+
2,‥‥のときには、(4)式より複号同順として、 となる。そこで、ε=0のときにθを含む項が消去され
ないように、gjとg-jの和を取ることとして、 と定義すると、 となる。
【0017】同様にj=3,7,11,‥‥,4m+
3,‥‥のときには、(4)式より複号同順として、 となる。そこで、ε=0のときにθを含む項が消去され
ないように、gjとg-jの差を取ることとして、 と定義すると、 となる。
【0018】以上より、hjの定義式は次の(5)式の
ようになり、その値hj(j=0,1,2,‥‥)は
(6)式のようになる。
【0019】次に、(6)式に基づいてtanθの近似
式を作る。そのために、sinθを含むhj(j=2m
+1)については、係数aj(j=2m+1)を用いて
1次結合して分子に配置する。また、cosθを含むh
j(j=2m)については、先ず定数項を除去するため
にh0を差し引き、しかる後に係数aj(j=2m)を用
いて1次結合して分母に配置する。これにより、 となる。a1≡1としても一般性を失わないから、上式
は、 となる。
【0020】(6)式を(7)式に代入すると、 となる。以上により、(5)式の定義式によって測定値
jからhjを求め、hjを組み合わせて(7)式を構成
するとtanθが得られ、このときのtanθの値は
(8)式のようになることが分かった。
【0021】ここで、展開式 を(8)式に代入すれば明らかなように、(8)式が成
立するためには、(8)式中の分子と分母のε0(=
1)の係数が等しくならなければならない。したがっ
て、 となる。更にε2の誤差が無視できるためには、(8)
式中の分子と分母のε2の係数が等しくならなければな
らないから、 となる。更にε4の誤差が無視できるためには、(8)
式中の分子と分母のε4の係数が等しくならなければな
らないから、 となる。
【0022】以降同様であるから、(8)式が成立する
ためには、次の(9)式が成立する必要があることが分
かる。
【0023】一例として、g-3からg3までの7バケッ
トを用いるときには、(7)式は、 となり、(9)式は、 となる。(10)式では係数がa2とa3の2つしかない
から、ε4の誤差を無視できるようにすることはできな
い。
【0024】(11)式より、 となるから、(10)式と(5)式から、 となる。こうしてg-3からg3までの7バケットを用い
るときには、(12)式によって被検位相θが得られる
ことが分かる。なお、(12)式自体は従来の手法の
(B)式と同じであるが、(12)式を導くアルゴリズ
ムは、本発明によって初めて開発された手法である。
【0025】同様に、g-4からg4までの9バケットを
用いるときには、(7)式は、 となり、(9)式は、 となる。(13)式では係数がa2、a3及びa4の3つ
しかないから、ε6の誤差を無視できるようにすること
はできない。
【0026】(14)式より、 となるから、(13)式と(5)式から、 となる。こうしてg-4からg4までの9バケットを用い
るときには、(15)式によって被検位相θが得られる
ことが分かる。なお、(15)式は、本発明によって初
めて開発された式である。
【0027】上記(15)式を用いたときの被検位相θ
の測定誤差Δθnineは、 となる。これに対して(A)式による5バケットの従来
例を用いたときの被検位相θの測定誤差Δθfiveは、 となる。また、(B)式による7バケットの従来例を用
いたときの被検位相θの測定誤差Δθsevenは、 となる。
【0028】図2に、Δθnineについての(16)式の
右辺かっこ内の値と、Δθsevenについての(18)式
の右辺かっこ内の値を示す。(15)式による9バケッ
ト法を用いることにより、被検位相θの測定誤差を低減
できることが分かる。特に本実施例のようにフィゾー面
3aを光軸方向に移動することによって位相差φjをシ
フトするときには、不可避的にキャリブレーション誤差
を生じる。すなわち、幾何学的な光路長を調べれば分か
るように、被検面の座標(x,y)の全域にわたって位
相差の誤差εを0にすることは、不可能である。したが
って9バケット法を用いることは、特に有効である。
【0029】次に、図3は低周波数振動や空気ゆらぎな
どの外乱が存在する場合の振動感度のスペクトルを示
す。すなわち図3の横軸は、外乱の振動周波数νを表
し、ν=1は、2πの位相シフトを発生する間に1つの
外乱を生じることを意味し、図3(a)は、ν=0から
ν=1までの範囲を示し、図3(b)は、ν=0からν
=7までの範囲を示している。また縦軸は、位相測定誤
差ΔθのRMS値の外乱に対する感度を表す。なお、こ
の評価手法は、Peter J.de Groot,"Vibration in phase
-shifting interferometry",J.Opt.Soc.Am.A12,354-365
(1995)に記載された評価式に基づくものである。
【0030】図3に示すように、外乱に対する感度が0
となる振動周波数νのときを除き、外乱に対する9バケ
ット法の感度は、5バケット法や7バケット法の感度よ
りも低くなっている。特に図3(a)に示すν<1のと
きや、3<ν<5のときには、外乱に対する9バケット
法の感度は、5バケット法や7バケット法の感度よりも
著しく低いことが分かる。したがって9バケット法を採
用し、しかもν<1、あるいは3<ν<5となるように
データのサンプリング時間を設定することにより、デー
タ収集中の外乱の影響を抑制することができる。
【0031】次に、g-5からg5までの11バケットを
用いるときには、(7)式は、 となり、(9)式は、 となる。(19)式では係数がa2、a3、a4及びa5
4つしかないから、ε8の誤差を無視できるようにする
ことはできない。
【0032】(20)式より、 となるから、(19)式と(5)式から、 となる。こうしてg-5からg5までの11バケットを用
いるときには、(21)式によって被検位相θが得られ
ることが分かる。なお、(21)式は、本発明によって
初めて開発された式である。またこの(21)式を用い
れば、被検位相θの誤差を一層低減することができ、し
かも外乱に対する感度を一層低減することができる。
【0033】なお本実施例では、フィゾーレンズ3をピ
エゾ素子4によって光軸方向にシフトする場合について
説明したが、測定光と参照光との位相差をシフトするた
めには、例えば光源1として半導体レーザを用い、この
半導体レーザヘの注入電流を制御することによって、位
相差をシフトすることもできる。また本実施例では、本
発明をフィゾー干渉計に適用した場合について説明した
が、干渉計自体の構成は問題とはならず、トワイマング
リーン干渉計などのその他の干渉計を用いてフリンジス
キャン干渉計測を行うときにも、本発明を適用すること
ができる。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明により、従来のアル
ゴリズムよりもキャリブレーション誤差に対して強く、
しかも機械振動、空気ゆらぎ等の外乱に対しても強いフ
リンジスキャン干渉計測法の解析式と、その解析式を用
いた干渉計を得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図3】本発明の一実施例によるフィゾー干渉計の構成
を示す図である。
【図2】位相シフトキャリブレーション誤差がある場合
の、本発明による9バケット法と従来の7バケット法と
の被検位相の誤差を示す比較図である。
【図3】低周波数振動や空気ゆらぎが存在する場合の、
本発明による9バケット法と従来の7バケット法及び5
バケット法との外乱に対する感度を示す比較図である。
【符号の説明】
1…光源 2…ビームスプリッ
タ 3…フィゾーレンズ 3a…フィゾー面 4…ピエゾ素子 5…被検面 6…コリメータレンズ 7…結像レンズ 8…CCDカメラ 9…コンピュータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一の光束を測定光と参照光とに分割し、
    前記測定光を被検面で反射させ又は被検物体を透過させ
    た後に前記両光束を統合して干渉縞を形成し、前記被検
    面又は被検物体の各点における前記干渉縞の強度データ
    gを測定し、 前記干渉縞を形成する際の前記測定光と参照光との位相
    差を、基準状態に対してπ/2・j(j=0,±1,±
    2,‥‥,±n;nは自然数)だけシフトした測定を都
    合2n+1回行うことにより、前記干渉縞の強度データ
    -n,g-n+1,‥‥,g-1,g0,g1,‥‥,gn-1
    nを測定し、 AjとBjを定数として、 なる解析式によって、前記被検面又は被検物体によって
    付与される被検位相θを求める際に用いる前記定数
    j,Bjを決定する方法において、 前記位相差のシフト量π/2・jが前記jに比例した誤
    差を持つものとしたときに、該シフト量の誤差に起因す
    る前記被検位相θの誤差が最小となるように、前記定数
    j,Bjを決定することを特徴とする、フリンジスキャ
    ン干渉計測の解析式の決定方法。
  2. 【請求項2】同一の光束を測定光と参照光とに分割し、
    前記測定光を被検面で反射させ又は被検物体を透過させ
    た後に前記両光束を統合して干渉縞を形成し、前記被検
    面又は被検物体の各点における前記干渉縞の強度データ
    gを測定し、 前記干渉縞を形成する際の前記測定光と参照光との位相
    差を、基準状態に対してπ/2・j(j=0,±1,±
    2,‥‥,±n;nは4以上の自然数)だけシフトした
    測定を都合2n+1回行うことにより、前記干渉縞の強
    度データg-n,g-n+1,‥‥,g-1,g0,g1,‥‥,
    n-1,gnを測定し、 AjとBjを定数として、 なる解析式によって、前記被検面又は被検物体によって
    付与される被検位相θを求めるフリンジスキャン干渉計
    において、 前記解析式として、 なる式を用いることを特徴とするフリンジスキャン干渉
    計。但し、hjは、 であり、ajは、 であり、且つhn及びanまでの値を用いるものとする。
  3. 【請求項3】前記nを4として都合9回の測定を行い、 前記解析式として、 なる式を用いることを特徴とする請求項2記載のフリン
    ジスキャン干渉計。
  4. 【請求項4】前記nを5として都合11回の測定を行
    い、 前記解析式として、 なる式を用いることを特徴とする請求項2記載のフリン
    ジスキャン干渉計。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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