JPH11173618A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JPH11173618A
JPH11173618A JP34709897A JP34709897A JPH11173618A JP H11173618 A JPH11173618 A JP H11173618A JP 34709897 A JP34709897 A JP 34709897A JP 34709897 A JP34709897 A JP 34709897A JP H11173618 A JPH11173618 A JP H11173618A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、家庭や事務所などの空気調和あるい
は食品等の冷蔵に用いられる空気調和装置に関するもの
であり、特に水の気化熱によって冷却を行う空気調和装
置を提供しようとするものである。 【解決手段】本発明は、吸着ゾーン14と再生ゾーン1
2の設けられた吸着式の除湿手段1と、複数の気体流の
間で熱交換を行う第1、第2及び第3の熱交換器2,
3,4を備え、さらに第1及び第2の熱交換器2,3そ
れぞれの一方の通路には気体中に霧状の揮発性液体の微
細な液滴が浮遊した状態となるまで噴霧して霧状気体流
とした空気を流すようにし、第1の熱交換器2の他方の
通路を通って冷却された空気を除湿手段1の吸着ゾーン
14に通し、吸着ゾーン14を出た乾燥空気を第2及び
第3の熱交換器3,4それぞれの他方の通路に通すとと
もに、第3の熱交換器4の他方の通路を出た空気を第1
の熱交換器2の一方の通路に通し、第1の熱交換器2の
一方の通路を出た空気を第3の熱交換器4の一方の通路
に通すようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭や事務所など
の空気調和あるいは食品等の冷蔵に用いられる空気調和
装置に関するものであり、特に水の気化熱によって冷却
を行う空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より空気調和装置には圧縮式の冷凍
機が広く用いられており、その主な冷媒のフロンガスが
大気のオゾン層を破壊するということで、代替フロンが
用いられるようになった。しかし、その代替フロンも大
気の温室効果を高めるという問題点が指摘され、冷媒を
用いない除湿冷房装置等の冷房装置が注目されている。
【0003】しかしながら、設備の大きさやエネルギー
効率の見地からなかなか実用的なものが開発されていな
い。この中で、例えば国際公開番号WO97/1758
6に見られるような熱交換器の中で霧状の水の微粒子を
気化させるようにしたものは簡単な装置で消費エネルギ
ーも少なく、また大きな冷却効果が得られるものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
国際公開公報に開示されたものは空気の供給温度がほぼ
20℃程度であり、供給空気量を多くすれば十分に冷房
に適するものであるが、冷蔵には不適である。
【0005】本発明は上記の問題点を解決するものであ
り、上記国際公開公報に見られるような熱交換器の中で
霧状の水の微粒子を気化させるようにしたものに除湿機
能を付加したものを、さらに供給空気の温度が低くなる
ようにし冷蔵にも応用できる空気調和装置を提供しよう
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、吸着ゾーンと
再生ゾーンの設けられた吸着式の除湿手段と、複数の気
体流の間で熱交換を行う第1、第2及び第3の熱交換器
を備え、さらに第1及び第2の熱交換器それぞれの一方
の通路には気体中に霧状の揮発性液体の微細な液滴が浮
遊した状態となるまで噴霧して霧状気体流とした空気を
流すようにし、第1の熱交換器の他方の通路を通って冷
却された空気を除湿手段の吸着ゾーンに通し、吸着ゾー
ンを出た乾燥空気を第2及び第3の熱交換器それぞれの
他方の通路に通すとともに、第3の熱交換器の他方の通
路を出た空気を第2の熱交換器の一方の通路に通し、第
2の熱交換器の一方の通路を出た空気を第3の熱交換器
の一方の通路に通すようにした。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、湿気の吸着剤を担持した除湿ロータおよびヒータを
有し吸着ゾーンと再生ゾーンの設けられた除湿手段と、
複数の気体流の間で熱交換を行う第1、第2及び第3の
熱交換器を備え、さらに第1及び第2の熱交換器それぞ
れの一方の通路には気体中に霧状の揮発性液体の微細な
液滴が浮遊した状態となるまで噴霧して霧状気体流とし
た空気を流すようにし、被冷却空気を第1の熱交換器の
他方の通路に通し、そこを出た空気を除湿手段の吸着ゾ
ーンに通し、吸着ゾーンを出た空気を第2及び第3の熱
交換器それぞれの他方の通路に通すとともに、第3の熱
交換器の他方の通路を出た空気を第2の熱交換器の一方
の通路に通し、第2の熱交換器の一方の通路を出た空気
を第3の熱交換器の一方の通路に通すようにしたもので
あり、第1の熱交換器によって冷却された空気が除湿手
段によって吸着除湿されるため、除湿効果が高く除湿さ
れた乾燥空気に噴霧することによって気化冷却を行うた
め、供給空気の温度が低くなるという作用を有する。
【0008】
【実施例】図1は本発明の実施例1に於けるフローパタ
ーン図である。図1に於て、1は除湿手段であり、2,
3,4はそれぞれ第1,第2,第3の顕熱交換器であ
る。そして第1の顕熱交換器2および第2の顕熱交換器
3はそれぞれ噴霧ノズル5,6を有しており、上記各部
の詳細は以下説明する。
【0009】図2は除湿手段1の要部断面斜視図であ
る。7は除湿ロータであり、例えばセラミックシートを
コルゲート状に形成し平面シートと積層巻してハニカム
状にしたものにシリカゲル等の吸湿剤を担持させたもの
である。
【0010】8はケーシングであり、この中に除湿ロー
タ7が回転自在に収納されており、ベルト9を介しモー
タ10によって回転駆動される。また、除湿ロータ7の
流通路を1:0.5:2.5の面積比で分割するよう仕切
り11がケーシング8に設けられている。そして面積比
1の部分が再生ゾーン12であり、面積比0.5の部分
がパージゾーン13であり、面積比2.5の部分が吸着
ゾーン14である。
【0011】15はヒータで、その内部を通過する空気
を例えば80℃まで加熱するものであり、ヒータ15に
よって加熱された空気は再生ゾーン12へ送られるよう
にダクト(図示せず)によって連通されている。
【0012】図3は第1,第2,第3の顕熱交換器2,
3,4の斜視図である。顕熱交換器2,3,4は例えば
直交流型熱交換器であり、アルミニウムその他の金属の
シ−トまたはポリエステルその他の合成樹脂のシ−トよ
りなる隔壁16と波長3.0mm、波高1.6mmの波板
17とを交互に且つ波板17の波の方向が一段毎に直交
するように積重ね互に接着したものである。これによっ
て顕熱交換器2,3,4には互いに直交する方向に小透
孔群18および小透孔群19が形成される。
【0013】図4は第1,第2の顕熱交換器2,3およ
び噴霧ノズル5,6よりなる冷却手段の斜視図である。
20はチャンバー21の流入口であり、チャンバー21
の下端は熱交換器2,3の垂直の流路の入口と連通して
いる。そして、熱交換器2,3の垂直の流路の出口は大
気に開放されている。
【0014】チャンバー21の中には噴霧ノズル5,6
が取り付けられており、チャンバー21内の空気の相対
湿度を100%にするとともに、さらに多量の微細な水
滴が浮遊した状態即ち霧状とする。噴霧ノズル5,6と
しては例えば空気噴霧ノズルすなわち、圧縮空気で水を
微細粒子にして噴霧するものを用いており、水ポンプお
よび空気コンプレッサ(図示せず)が連通されている。
【0015】22は第1,第2の顕熱交換器2,3の水
平の通路の流入側チャンバーで、導入管23と連通され
ている。24は顕熱交換器2,3の水平の通路の流出側
チャンバーで、導出管25と連通されている。26は顕
熱交換器2,3の垂直の通路の流出側チャンバーで、導
出管27と連通されている。
【0016】図1に戻って28はブロアであり、その吸
い込み側は大気に開放され吐き出し側は第1の顕熱交換
器2の垂直の通路及び水平の通路に連通されている。
【0017】第1の顕熱交換器2の水平の通路の出口は
除湿手段1の吸着ゾーン14に連通され、吸着ゾーン1
4の出口は第2の顕熱交換器3の水平の通路および第3
の顕熱交換器4の水平の通路と連通されている。
【0018】第2の顕熱交換器3の水平の通路の出口は
加湿器29を通って室内に開放されている。また、第3
の顕熱交換器4の垂直の通路の出口は第2の顕熱交換器
3のチャンバー21の流入口20に連通されている。そ
して第2の顕熱交換器3の垂直の通路の流出側チャンバ
ー26の導出管27は、第3の顕熱交換器4の垂直の通
路の入口に連通され、第3の顕熱交換器4の垂直の通路
の出口は大気に開放されている。
【0019】30はブロアであり、その吐出側は大気に
開放され、入口は除湿手段1の再生ゾーン12の出口に
連通されている。またヒータ15はパージゾーン13か
ら再生ゾーン12に至る通路に設けられている。
【0020】以上の説明の本発明の実施例1の空気調和
装置は次の動作を行う。先ず、電源の投入に伴ってブロ
ア28、30およびモータ10が起動する。これによっ
て、外気はブロア28によって第1の顕熱交換器2の垂
直および水平の通路に供給される。また噴霧ノズル5に
ポンプ(図示せず)によって水と空気が送られ、チャン
バー21内に霧状の空気流が発生する。
【0021】出願人の実験では、外気の温度33.0
℃、絶対湿度10g/Kgであった場合、チャンバー21内
の噴霧後の温度は20.4℃、相対湿度100%とな
り、第1の顕熱交換器2の垂直の通路の出口では温度は
25.0℃、相対湿度100%となり、水平の通路では
温度は20.5℃、絶対湿度10g/Kgとなった。
【0022】つまり、ブロア28によってチャンバ21
内に空気流ができる。これに噴霧ノズル5より水を噴霧
し霧状気体流をつくる。噴霧する水の量は、噴霧によっ
て気化する量以上とする。
【0023】すると、噴霧された水の一部が気化し、気
化によって気化熱が奪われ、チャンバ21内に送られた
霧状気体流の温度が20.4℃まで低下する。また、チ
ャンバ21内の空気は相対湿度が100%となり、その
空気の中に多量の水の微粒子が浮遊した状態即ち霧状と
なる。
【0024】そして、この微細な水滴が多量に浮遊した
状態の霧状気体流が第1の顕熱交換器2の垂直の小透孔
群18に入る。これによって、垂直の小透孔群18と水
平の小透孔群19の間で、隔壁16を介して顕熱交換が
行われる。つまり、水平の小透孔群19を通過する空気
は垂直の小透孔群18を通過する霧状気体流によって冷
却され、同時に垂直の小透孔群18を通過する霧状気体
流は加熱される。
【0025】すると、垂直の小透孔群18を通過する気
体流の相対湿度は100%以下となり、その中に含まれ
る多量の水の微粒子が気化し、気化熱が奪われ霧状気体
流が冷却される。
【0026】この作用によって、垂直の小透孔群18を
通過する霧状気体流の温度は低温のままほぼ一定に保た
れるため、水平の小透孔群19を通過する気体流は第1
の顕熱交換器2の垂直の小透孔群18の全域・全長にわ
たり連続的に冷却され、その温度もほぼ一定に保たれ
る。
【0027】この場合噴霧ノズル5からの水の噴霧量が
多過ぎると微細な水滴が第1の顕熱交換器2の垂直の小
透孔群18内の隔壁に集まり凝集して大きな水滴や水流
となりその水滴や水流は微細な水滴と比べて表面積は極
めて小さくなり小透孔群19を通過する気体流から奪っ
た熱量では霧状気体流の温度を充分低下させることはで
きず、従って小透孔群19を通過する気体流の温度を充
分に下げることはできない。
【0028】従って、霧状気体流内の微細な水滴が均一
に必要最小限よりやや多めに含まれるように噴霧すれば
冷却効率がよく、水も節約できる。そして、顕熱交換器
2の小透孔群18内で気化しなかった水滴は、顕熱交換
器2の外部へ排出される。
【0029】第1の顕熱交換器2の水平の小透孔群19
を出た冷却空気は、ブロア28の吐出圧で除湿ユニット
1の吸着ゾーン14に流され、除湿ロータ7を通過する
間に冷却空気中の湿気は吸着されて除湿され乾燥空気と
なる。この時、吸着熱によって乾燥空気の温度は大気の
温度より高くなる。
【0030】出願人の実験では除湿ユニット1の吸着ゾ
ーン14を出た空気の温度は50.0℃、絶対湿度は0.
2g/Kgとなった。この高温乾燥空気は第2の顕熱交換器
3及び第3の顕熱交換器4それぞれの水平の通路の入口
に送られる。
【0031】第3の顕熱交換器4の垂直の通路には第2
の顕熱交換器3の垂直の通路より出た冷気が送入されて
おり、上記の高温乾燥空気を冷却する。第3の顕熱交換
器4の水平の通路の出口を出た空気の温度は30.0
℃、絶対湿度は0.2g/Kgとなった。
【0032】第2の顕熱交換器3のチャンバ21内の空
気流に噴霧ノズル6より水を噴霧し霧状気体流をつく
る。すると第2の顕熱交換器3の内部では、上記の第1
の顕熱交換器2の内部で発生する現象と同様の現象が発
生し、その垂直の小透孔群18内で霧状気体流の中に浮
遊する水の微粒子が気化し、水平の小透孔群19を通過
する空気が冷却される。
【0033】出願人の実験では、第2の顕熱交換器3の
チャンバ21に入る前の空気の温度は30.0℃、絶対
湿度は0.2g/Kgであった。これに噴霧ノズル6より水
を噴霧すると水の微粒子が気化し、空気の温度は10.
7℃、相対湿度は100%となった。この霧状気体流を
垂直の小透孔群18に通すと、上記の第1の顕熱交換器
2の中で発生した現象と同様の現象が発生し、第2の顕
熱交換器3の中で霧状気体流に含まれる水の微粒子が気
化する。
【0034】この結果、第2の顕熱交換器3の垂直の小
透孔群18を通過した空気の温度は26.0℃となり、
水平の小透孔群19を通過した空気の温度は11.0
℃、絶対湿度は0.2g/Kgとなった。
【0035】上記の説明の通り、第3の顕熱交換器4の
垂直の通路には第2の顕熱交換器3の垂直の小透孔群1
8を通過した空気が送入されており、この空気の温度は
26.0℃、相対湿度は100%であったが、第3の顕
熱交換器4の垂直の通路の出口ではこの空気の温度は4
6.0℃、相対湿度は33%となった。
【0036】垂直、ブロア30によって外気は吸引され
パージゾーン13からヒータ15を通り、再生ゾーン1
2に入る。パージゾーン13を通過し加熱された空気の
温度は90.0℃、絶対湿度は0.15g/Kgとなった。
【0037】そしてヒータ15によってさらに温度が上
昇し、空気の温度は155.0℃、絶対湿度は0.15g/
Kgとなった。この再生空気が再生ゾーン12に入り除湿
ロータ7に吸着された湿気を脱着する。脱着後の空気の
温度は44.0℃、絶対湿度は29.0g/Kgとなった。
【0038】以上説明した本発明の実施例のものは、外
気が除湿手段1に入る前に第1の顕熱交換器2によって
冷却されるようにしているため、多少外気の温度が高く
ても除湿ロータ7による湿気の吸着効果が高く、除湿手
段1は低露点の乾燥空気を発生することができる。
【0039】さらに、除湿手段1より出た乾燥空気の温
度を第3の顕熱交換器4によって一旦冷却した後、水の
気化冷却に使用しているため、第2の顕熱交換器3内部
での冷却効果が高く、供給空気の温度を低くすることが
できる。
【0040】また外気の空気条件によっては、あるいは
目的とする供給空気の条件によっては第2の顕熱交換器
3の水平の小透孔群19を通過した空気の温度が高すぎ
る場合がある。このような場合には第2の顕熱交換器3
の水平の小透孔群19を通過した温度11.0℃、絶対
湿度0.2g/Kgの空気を加湿器29を通過させることに
よって、温度2.0℃、絶対湿度3.8g/Kgの空気を得る
ことができる。
【0041】以上の実施例では第2の顕熱交換器3と第
3の顕熱交換器4とを別体にし、それぞれの垂直の通路
を連通させたが、第2の顕熱交換器3と第3の顕熱交換
器4とを一体に形成し、水平の通路を第2の顕熱交換器
3に相当する部分即ち上半分と第3の顕熱交換器4に相
当する部分即ち下半分とに分割することもできる。
【0042】
【発明の効果】本発明の空気調和装置は上記の如く構成
したので、外気の条件にかかわらず所望の冷気を供給す
ることができるものである。また、必要に応じて供給空
気に加湿冷却を行えばさらに供給空気の温度を下げるこ
とができる。
【0043】さらに本発明のものは、フロンを用いる冷
却装置を使うことなく乾燥・冷却空気を供給することが
でき、地球環境の維持に貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気調和装置の実施例を示すフローパ
ターン図である。
【図2】本発明の空気調和装置に用いられる除湿手段の
一例を示す斜視図である。
【図3】本発明の空気調和装置に用いられる顕熱交換器
の一例を示す斜視図である。
【図4】本発明の空気調和装置に用いられる冷却ユニッ
トの一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 除湿手段 2 第1の顕熱交換器 3 第2の顕熱交換器 4 第3の顕熱交換器 5,6 噴霧ノズル 8 除湿ロータ 5 ケーシング 12 再生ゾーン 13 パージゾーン 14 吸着ゾーン 15 ヒータ 27 加湿器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】湿気の吸着剤を担持した除湿ロータおよび
    ヒータを有し吸着ゾーンと再生ゾーンの設けられた除湿
    手段と、複数の気体流の間で熱交換を行う第1、第2及
    び第3の熱交換器を備え、さらに前記第1及び第2の熱
    交換器それぞれの一方の通路には気体中に霧状の揮発性
    液体の微細な液滴が浮遊した状態となるまで噴霧して霧
    状気体流とした空気を流すようにし、被冷却空気を前記
    第1の熱交換器の他方の通路に通し、前記第1の熱交換
    器の他方の通路を出た空気を前記除湿手段の吸着ゾーン
    に通し、前記吸着ゾーンを出た空気を前記第2及び第3
    の熱交換器それぞれの他方の通路に通すとともに、前記
    第3の熱交換器の他方の通路を出た空気を前記第2の熱
    交換器の一方の通路に通し、前記第2の熱交換器の一方
    の通路を出た空気を前記第3の熱交換器の一方の通路に
    通すようにした空気調和装置。
  2. 【請求項2】第2の熱交換器の他方の通路を出た空気を
    加湿冷却する加湿手段を設けた請求項1記載の空気調和
    装置。
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Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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