JPH11169805A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

Info

Publication number
JPH11169805A
JPH11169805A JP34672797A JP34672797A JPH11169805A JP H11169805 A JPH11169805 A JP H11169805A JP 34672797 A JP34672797 A JP 34672797A JP 34672797 A JP34672797 A JP 34672797A JP H11169805 A JPH11169805 A JP H11169805A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
pipe
air cylinder
nitrogen gas
valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP34672797A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3515894B2 (ja
Inventor
Yoshihiro Kimura
義弘 木村
Toshiro Hiroe
敏朗 廣江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority to JP34672797A priority Critical patent/JP3515894B2/ja
Publication of JPH11169805A publication Critical patent/JPH11169805A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3515894B2 publication Critical patent/JP3515894B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning In General (AREA)
  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 停電等により通電不能状態にあるときでも、
エアシリンダにより駆動される駆動部を安全位置に確実
に保持することができるようにする。 【解決手段】 エアシリンダ22により駆動される開閉
弁20、第1の配管50を介してエアシリンダ22にエ
アを供給するエア供給源46、第1の配管50から分岐
した第2の配管58を介してエアシリンダ22に液体窒
素を気化して得た窒素ガスを供給する窒素ガス供給源5
6、通電状態にあるときにはエア供給源46からエアシ
リンダ22にエアを供給し、通電不能状態にあるときに
は窒素ガス供給源56からエアシリンダ22に窒素ガス
を供給する供給気体切換手段66を備える。供給気体切
換手段66は、第1の配管50における第2の配管58
の分岐点よりも上流側に配設されたノーマルクローズ型
の電磁開閉弁52と、第2の配管58に配設されたノー
マルオープン型の電磁開閉弁60により構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ、液
晶表示器用基板等のFPD(Flat Panel Display)用基
板、フォトマスク用ガラス基板等の各種基板を処理する
基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の基板処理装置として、例
えば、実開平2−76837号公報に開示された構造の
ものが知られている。この基板処理装置は、基板洗浄槽
に貯留された使用済みの処理液を排出するための排液口
が配設され、この排液口にエアシリンダにより開閉駆動
される開閉弁が配設されている。なお、エアシリンダに
は、コンプレッサ等を備えたエア供給源から制御弁(方
向切換弁)を介して圧縮エアが供給され、エアシリンダ
の作動軸の進退動作に応じて開閉弁を開閉駆動するよう
になっている。
【0003】このように構成された基板処理装置におい
て、停電等によりエア供給源への電力の供給が停止され
ると、エア供給源の動作が停止するためにエアシリンダ
へのエアの供給が停止される。このとき、開閉弁は、エ
アシリンダ内部等に残留している圧縮エアにより、エア
供給源の動作停止時の位置に保持されることになる。
【0004】すなわち、開閉弁がエア供給源の動作停止
時に排液口を閉鎖した状態にあるときには、開閉弁はそ
の状態で保持されることになり、停電時等においても排
液口から処理液が不用意に流出するのが阻止され、基板
洗浄槽内に支持された基板が空気に曝されて酸化するの
が防止される。すなわち、停電等によりエアの供給が停
止された状態においても開閉弁は安全位置(排液口を閉
鎖する位置)に保持されることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、配管途中等
でエアが徐々にリークするため、エアの供給停止が長時
間に亘るとエアシリンダ内の空気圧が次第に低下し、開
閉弁による排液口の閉鎖状態が維持できなくなって開閉
弁と排液口との間に空隙が生じることになる。そのた
め、上記のような基板処理装置においては、その隙間か
ら基板洗浄槽内の処理液が流出し、基板洗浄槽内に支持
された基板が空気に曝されて表面が酸化するという問題
が発生する。
【0006】従って、本発明は、停電等により通電不能
状態にあるときにおいても、エアシリンダにより駆動さ
れる駆動部を所定位置に確実に保持することができる基
板処理装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、エアシリンダにより駆動さ
れる駆動部を有する基板処理装置であって、エアシリン
ダにエアを供給するエア供給手段と、エアシリンダに液
体窒素を気化して得た窒素ガスを供給する窒素ガス供給
手段と、通電状態にあるときにはエア供給手段によりエ
アシリンダにエアを供給し、通電不能状態にあるときに
は窒素ガス供給手段によりエアシリンダに窒素ガスを供
給する供給気体切換手段とを有し、通電不能状態にある
ときには、窒素ガス供給手段により供給される窒素ガス
によって、エアシリンダが駆動部を所定位置に保持する
ように構成されていることを特徴としている。
【0008】上記構成によれば、通電状態にあるときに
は、エア供給手段からエアが供給されてエアシリンダが
駆動され、停電等で通電不能状態にあるときには、窒素
ガス供給手段から供給される窒素ガスによりエアシリン
ダが駆動される。この結果、通電不能状態になっても駆
動部は所定位置に保持されることになる。
【0009】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
係るものにおいて、エアシリンダ、エア供給手段及び窒
素ガス供給手段とそれぞれ流路接続され、通電不能状態
にあるときには窒素ガスのエアシリンダ内における供給
方向を駆動部が所定位置に保持される側に維持する制御
弁を有することを特徴としている。
【0010】上記構成によれば、停電等で通電不能状態
にあるときには、窒素ガス供給手段により供給される窒
素ガスによりエアシリンダが駆動される。このとき、窒
素ガスのエアシリンダ内における供給方向が、制御弁に
より駆動部を所定位置に保持する側に維持されることに
なる。この結果、通電不能状態になっても駆動部が所定
位置に確実に保持されることになる。
【0011】また、請求項3に係る発明は、請求項2に
係るものにおいて、エア供給手段が制御弁に流路接続さ
れた第1の配管を有し、窒素ガス供給手段が第1の配管
から分岐した第2の配管を有するとともに、供給気体切
換手段が第1の配管の途中であって第2の配管との分岐
点よりも上流側に配設されたノーマルクローズ型の第1
の開閉弁と、第2の配管の途中に配設されたノーマルオ
ープン型の第2の開閉弁とを有することを特徴としてい
る。
【0012】上記構成によれば、通電状態にあるとき、
ノーマルクローズ型の第1の開閉弁が開放状態になり、
ノーマルオープン型の第2の開閉弁が閉鎖状態になる結
果、エアシリンダにはエア供給手段によりエアが供給さ
れる。一方、停電等で通電不能状態にあるとき、ノーマ
ルクローズ型の第1の開閉弁が閉鎖状態になり、ノーマ
ルオープン型の第2の開閉弁が開放状態になる結果、エ
アシリンダには窒素ガス供給手段により窒素ガスが供給
される。
【0013】また、請求項4に係る発明は、請求項2に
係るものにおいて、エア供給手段が制御弁に流路接続さ
れた第1の配管を有し、窒素ガス供給手段が第1の配管
から分岐した第2の配管を有するとともに、供給気体切
換手段が第1の配管の途中であって第2の配管との分岐
点よりも上流側に配設された逆止弁と、第2の配管の途
中に配設されたノーマルオープン型の開閉弁とを有する
ことを特徴としている。
【0014】上記構成によれば、通電状態にあるとき、
ノーマルオープン型の開閉弁が閉鎖状態になる結果、エ
アシリンダには逆止弁を介してエア供給手段によりエア
が供給される。一方、通電不能状態にあるとき、ノーマ
ルオープン型の開閉弁が開放状態になる結果、エアシリ
ンダには窒素ガス供給手段により窒素ガスが供給され
る。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態に係る
基板処理装置の概略構成を示す側断面図である。この図
において、基板処理装置10は、基板の洗浄処理を行う
もので、基板洗浄部12と、基板洗浄部12を収納する
排液処理部14とを備えている。
【0016】基板洗浄部12は、処理液LQを貯留する
とともに、底部に排液口16を有する基板洗浄槽18
と、排液口16に開閉可能に配設された開閉弁20と、
開閉弁20を開閉駆動するエアシリンダ22と、エアシ
リンダに気体を供給する気体供給部24とを備えてい
る。
【0017】基板洗浄槽18は、複数の基板を収納した
カセットCを載置するカセット載置台26と、内部に処
理液を供給する処理液供給部28とを備えている。カセ
ット載置台26は、昇降可能に配設され、基板洗浄槽1
8の外部に上昇した状態で外部の搬送機構との間でカセ
ットCの受け渡しを行う一方、カセットC内に収納され
た基板に対する洗浄処理時には基板洗浄槽18の内底部
側に降下する。処理液供給部28は、基板洗浄槽18の
内底部に配設され、外部から処理液を供給する。なお、
排液口16には、リング状のシール部材30が配設され
たフランジ32が取り付けられている。
【0018】開閉弁20は、背面(図中の右側)に弁軸
34が突設され、ベローズ36を介して円筒状の支持体
38に取り付けられている。
【0019】エアシリンダ22は、排液処理部14外面
の支持体40にエアシリンダ22の作動軸42が排液処
理部14内に位置するように取り付けられている。この
作動軸42の先端には、圧縮ばね44を介して上記開閉
弁20が取り付けられている。この結果、作動軸42の
進退動作に応じて開閉弁20が進退し、排液口16が開
閉制御される。
【0020】気体供給部24は、コンプレッサにより圧
縮されたエアを圧力調節弁やフィルタ等を介して供給す
るようにしたエア供給源46からの圧縮エアを制御弁
(方向切換弁)48を介してエアシリンダ22に供給す
るための第1の配管50と、第1の配管50の途中であ
ってエア供給源46と制御弁48との間に配設されたノ
ーマルクローズ型の第1の電磁開閉弁52と、第1の配
管50の途中であって制御弁48と第1の電磁開閉弁5
2との間に配設され、エア供給源46への気体の逆流を
阻止する第1の逆止弁54とを備えている。
【0021】また、気体供給部24は、第1の配管50
の制御弁48と第1の逆止弁54との間で分岐され、液
体窒素を気化して得た窒素ガスを圧力調節弁やフィルタ
等を介して供給するようにした窒素ガス供給源56から
の窒素ガスをエアシリンダ22に供給するための第2の
配管58と、第2の配管58の途中に配設されたノーマ
ルオープン型の第2の電磁開閉弁60と、第2の配管5
8の途中であって第2の電磁開閉弁60の下流側に配設
され、窒素ガス供給源56への気体の逆流を阻止する第
2の逆止弁62とを備えている。
【0022】なお、第1の配管50の途中であって第2
の配管58の分岐点よりも上流側に配設された第1の電
磁開閉弁52と第1の逆止弁54、及び、第2の配管5
8の途中に配設された第2の電磁開閉弁60と第2の逆
止弁62は、供給気体切換手段66を構成する。
【0023】このように構成された気体供給部24は、
電力が通常どおり供給されて通電状態にあるときには、
励磁コイルが励磁されて第1の電磁開閉弁52が開放状
態となり、エア供給源46から制御弁48を介してエア
シリンダ22に圧縮エアが供給される。これに対し、第
2の電磁開閉弁60は励磁コイルが励磁されることによ
り閉鎖状態となるため、窒素ガス供給源56から窒素ガ
スがエアシリンダ22に供給されることはない。この結
果、エアシリンダ22は、エア供給源46から供給され
るエアにより駆動され、エアシリンダ22内におけるエ
アの供給方向が制御弁48で切り換えられることにより
作動軸42が進退し、この進退動作に応じて開閉弁20
が開閉制御されることになる。なお、エア供給源46か
ら供給されたエアは、第2の逆止弁62と第2の電磁開
閉弁60とにより窒素ガス供給源56側への流出が阻止
される。
【0024】一方、停電等により電力の供給が停止され
て通電不能状態になると、エア供給源46の動作が停止
し、エア供給源46からのエアの供給が停止される。こ
のとき、第1の電磁開閉弁52の励磁コイルの励磁が解
除される結果、第1の電磁開閉弁52は閉鎖状態にな
る。これに対して、第2の電磁開閉弁60の励磁コイル
の励磁も解除されるため、第2の電磁開閉弁60は開放
状態となって窒素ガス供給源56で発生した窒素ガスが
制御弁48を介してエアシリンダ22に供給されること
になる。この結果、エアシリンダ22は、窒素ガス供給
源56から供給された窒素ガスにより駆動される。
【0025】なお、通電不能状態になると、制御弁48
の励磁コイルも励磁されないようになるが、このとき本
実施形態では、制御弁48によりエアシリンダ22の作
動軸42が前進する方向に窒素ガスが供給されるように
なっている。このため、開閉弁20は排液口16を閉鎖
することになる。勿論、制御弁48の励磁コイルが励磁
されないとき、制御弁48によりエアシリンダ22の作
動軸42を後退させる方向に窒素ガスが供給されるよう
にし、開閉弁20を後退させて排液口16が開放される
ようにすることもできる。すなわち、開閉弁20を前進
させた位置が基板処理装置10における安全位置である
場合には、エアシリンダ22の作動軸42を前進させる
方向に窒素ガスが供給され、開閉弁20を後退させた位
置が安全位置である場合には、作動軸42を後退させる
方向に窒素ガスが供給されるように制御弁48を配設す
ればよい。
【0026】排液処理部14は、底部にドレン68を備
えている。これにより、基板洗浄槽18の排液口16か
ら排出された使用済みの処理液は、一旦排液処理部14
内に排出された後にドレン68を介して外部に排出され
ることになる。
【0027】次に、上記のように構成された基板処理装
置10の概略動作について説明する。いま、通電状態に
あって、エアシリンダ22の作動軸42がエア供給源4
6から供給されたエアにより前進し、排液口16が開閉
弁20により閉鎖されているものとする。このとき、処
理液供給部28から基板洗浄槽18内に処理液が供給さ
れて所定レベルに達すると、カセット載置台26が上昇
して複数の基板が収納されたカセットCが外部の搬送機
構によりカセット載置台26上に移載される。
【0028】その後、カセットCの載置されたカセット
載置台26が基板洗浄槽18内に降下して複数の基板が
処理液内に浸漬され、基板に対して洗浄処理が行われ
る。洗浄処理が終了すると、カセット載置台26は上昇
してカセットCが外部の搬送機構により取り出される。
【0029】そして、基板洗浄槽18内の処理液を交換
するときには、制御弁48の励磁コイルが励磁されるこ
とによりエアシリンダ22内のエアの供給方向が切り換
えられて作動軸42が後退し、排液口16が開放状態に
される。これにより、基板洗浄槽18内の処理液が排液
口16から排液処理部14内に排出され、この排出され
た処理液はドレン68を介して外部に排出される。
【0030】一方、基板に対する洗浄処理途中で停電等
により電力の供給が停止されて通電不能状態になると、
エアシリンダ22へのエアの供給が停止されるが、すぐ
に窒素ガス供給源56からエアシリンダ22へ窒素ガス
が供給される結果、開閉弁20は排液口16を閉鎖した
状態に維持する。このため、基板洗浄槽18内の処理液
は所定レベルに維持され、洗浄処理途中の基板が空気中
に曝される虞がなくなる。停電等が復旧して電力の供給
が再開されると、窒素ガスの供給が停止されるととも
に、エアの供給が再開され、エアシリンダ22は通常通
りエアで駆動されることになる。なお、排液口16から
の処理液の排出途中で通電不能状態になると、エアシリ
ンダ22には作動軸42が前進する方向に窒素ガスが供
給されて排液口16は閉鎖されることになるが、電力の
供給が再開されるとエア供給源46から供給されたエア
により排液口16が開放され、処理液の排出が再開され
ることになる。
【0031】本発明に係る基板処理装置10は、上述の
ように構成されているので、停電等により通電不能状態
になってエア供給源46からのエアの供給が停止された
とき、エアシリンダ22には窒素ガス供給源56から窒
素ガスが供給されるとともに、制御弁48により窒素ガ
スのエアシリンダ22内における供給方向が開閉弁20
を安全位置に保持する側に維持される。その結果、開閉
弁20は、安全位置に確実に保持されることになる。
【0032】なお、上記実施形態では、エアシリンダ2
2に窒素ガスを供給するための第2の配管58が第1の
配管50から分岐した構成とされているが、図2に示す
ように、第2の配管58を直接エアシリンダ22に接続
するようにしてもよい。このように構成した場合、停電
等で通電不能状態になったとき、窒素ガスが制御弁48
を介さずにエアシリンダ22に直接供給されることにな
り、エアシリンダ22が図1に示す実施形態の場合と同
様に窒素ガスにより駆動されることになる。
【0033】また、図示は省略するが、制御弁48とし
て、第1の配管50を接続する入力ポートとは異なる別
の入力ポートを有するものを用いる一方、第2の配管5
8を第1の配管50から分岐せずに制御弁48の別の入
力ポートに接続し、通電不能状態になったときにこの別
の入力ポートに切り替えることによってエアシリンダ2
2に窒素ガスが供給されるようにしてもよい。このよう
にした場合でも、通電不能時に、図1に示す実施形態の
場合と同様にエアシリンダ22を窒素ガスにより駆動す
ることができる。
【0034】また、上記実施形態では、基板処理装置1
0は基板の洗浄処理を行うものであるが、エッチング処
理等の洗浄処理以外の他の処理を行うものであってもよ
い。また、上記実施形態では、供給気体切換手段66
は、第1の配管途中に逆止弁54を有し、第2の配管途
中に逆止弁62を有しているが、これらの逆止弁54,
62をなくすようにすることもできる。また、供給気体
切換手段66は、第1の配管途中の第1の電磁開閉弁5
2を除去して逆止弁54のみを配設し、第2の配管途中
にノーマルオープン型の電磁開閉弁60のみを配設して
構成することも可能である。
【0035】また、上記実施形態では、エアシリンダ2
2は排液口16を開閉する開閉弁20を開閉動作させる
ものであるが、開閉弁以外の他の駆動部を動作させるも
のであってもよい。
【0036】例えば、図3は、塩酸等の酸性の処理液の
貯留された処理槽72と、アンモニア等のアルカリ性の
処理液の貯留された処理槽74とを備えた基板処理装置
70の要部を概略的に示す図で、処理槽72と処理槽7
4との中間に両者の雰囲気を遮断するためのシャッタ部
76が配設されたものである。このシャッタ部76は、
ロッドレスシリンダ(ロッドレス型のエアシリンダ)7
8と、ロッドレスシリンダ78により昇降可能とされた
シャッタ板80とを備えており、基板を槽間で移動させ
るときにはシャッタ板80が上昇されて基板の移動空間
を形成するが、基板の処理中にはシャッタ板80が降下
されて槽間を遮断状態とする。
【0037】このように構成された基板処理装置70で
は、ロッドレスシリンダ78が図1に示す基板処理装置
10と同様の構成になる気体供給部24により駆動制御
されるようになっており、シャッタ板80が上昇した状
態のときに停電等により電力の供給が停止さるれると、
ロッドレスシリンダ78にはエアに代わって窒素ガスが
供給され、制御弁48は窒素ガスをシャッタ板80を降
下させる方向に供給するべく制御する。これにより、シ
ャッタ板80は上昇したままの状態ではなく、安全位置
である降下した位置でその状態が維持される。
【0038】なお、シャッタ板80を上昇させた状態が
安全位置となる場合は、電力の供給が停止されたとき、
ロッドレスシリンダ78に対してシャッタ板80を上昇
させる方向に窒素ガスが供給されるように制御弁48を
配設すればよい。また、この基板処理装置70の場合で
も、図2に示す場合と同様に第2の配管58を直接ロッ
ドレスシリンダ78に接続したり、制御弁48として、
第1の配管50を接続する入力ポートとは異なる別の入
力ポートを有するものを用いる一方、第2の配管58を
制御弁48の別の入力ポートに接続し、通電不能状態に
なったときにこの別の入力ポートに切り替えることによ
ってロッドレスシリンダ78に窒素ガスが供給されるよ
うにしたりしてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1及び2の
発明によれば、通電状態にあるときには、エア供給手段
によりエアシリンダにエアを供給し、通電不能状態にあ
るときには、窒素ガス供給手段によりエアシリンダに窒
素ガスを供給することによってエアシリンダが駆動部を
所定位置に保持するように構成されているので、停電等
により通電不能状態にあるときでも、エアシリンダによ
り駆動される駆動部を所定位置に確実に保持することが
可能となる。
【0040】また、請求項3の発明によれば、エア供給
手段が制御弁に流路接続された第1の配管を有し、窒素
ガス供給手段が第1の配管から分岐した第2の配管を有
するとともに、供給気体切換手段が第1の配管の途中で
あって第2の配管との分岐点よりも上流側に配設された
ノーマルクローズ型の第1の開閉弁と、第2の配管の途
中に配設されたノーマルオープン型の第2の開閉弁とを
有しているので、停電等により通電不能状態にあるとき
には、第1の開閉弁が閉鎖され、第2の開閉弁が開放さ
れることになる結果、エアシリンダが窒素ガスで駆動制
御されるようになり、エアシリンダにより駆動される駆
動部を所定位置に確実に保持することが可能となる。
【0041】また、請求項4の発明によれば、エア供給
手段が制御弁に流路接続された第1の配管を有し、窒素
ガス供給手段が第1の配管から分岐した第2の配管を有
するとともに、供給気体切換手段が第1の配管の途中で
あって第2の配管との分岐点よりも上流側に配設された
逆止弁と、第2の配管の途中に配設されたノーマルオー
プン型の開閉弁とを有しているので、停電等により通電
不能状態にあるときには、開閉弁が開放されることにな
る結果、エアシリンダが窒素ガスで駆動制御されるよう
になり、エアシリンダにより駆動される駆動部を所定位
置に確実に保持することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る基板処理装置の概略構
成を示す側断面図である。
【図2】図1に示す基板処理装置の気体供給部の変形例
を示す側断面図である。
【図3】本発明の別の実施形態に係る基板処理装置の要
部のみを示す側面図である。
【符号の説明】
10,70 基板処理装置 12 基板洗浄部 14 排液処理部 16 排液口 18 基板洗浄槽 20 開閉弁(駆動部) 22 エアシリンダ 24 気体供給部 26 カセット載置台 46 エア供給源 48 制御弁 50 第1の配管 52 ノーマルクローズ型の電磁開閉弁 54,62 逆止弁 56 窒素ガス供給源 58 第2の配管 60 ノーマルオープン型の電磁開閉弁 66 供給気体切換手段 76 シャッタ部 78 ロッドレスシリンダ 80 シャッタ板(駆動部)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアシリンダにより駆動される駆動部を
    有する基板処理装置であって、 前記エアシリンダにエアを供給するエア供給手段と、 前記エアシリンダに液体窒素を気化して得た窒素ガスを
    供給する窒素ガス供給手段と、 通電状態にあるときには前記エア供給手段により前記エ
    アシリンダにエアを供給し、通電不能状態にあるときに
    は前記窒素ガス供給手段によりエアシリンダに窒素ガス
    を供給する供給気体切換手段とを有し、 通電不能状態にあるときには、前記窒素ガス供給手段に
    より供給される窒素ガスによって、前記エアシリンダが
    前記駆動部を所定位置に保持するように構成されている
    ことを特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 前記エアシリンダ、エア供給手段及び窒
    素ガス供給手段とそれぞれ流路接続され、通電不能状態
    にあるときには窒素ガスのエアシリンダ内における供給
    方向を前記駆動部が所定位置に保持される側に維持する
    制御弁を有することを特徴とする請求項1記載の基板処
    理装置。
  3. 【請求項3】 前記エア供給手段が前記制御弁に流路接
    続された第1の配管を有し、前記窒素ガス供給手段が第
    1の配管から分岐した第2の配管を有するとともに、前
    記供給気体切換手段が第1の配管の途中であって第2の
    配管との分岐点よりも上流側に配設されたノーマルクロ
    ーズ型の第1の開閉弁と、第2の配管の途中に配設され
    たノーマルオープン型の第2の開閉弁とを有することを
    特徴とする請求項2記載の基板処理装置。
  4. 【請求項4】 前記エア供給手段が前記制御弁に流路接
    続された第1の配管を有し、前記窒素ガス供給手段が第
    1の配管から分岐した第2の配管を有するとともに、前
    記供給気体切換手段が第1の配管の途中であって第2の
    配管との分岐点よりも上流側に配設された逆止弁と、第
    2の配管の途中に配設されたノーマルオープン型の開閉
    弁とを有することを特徴とする請求項2記載の基板処理
    装置。
JP34672797A 1997-12-16 1997-12-16 基板処理装置 Expired - Fee Related JP3515894B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34672797A JP3515894B2 (ja) 1997-12-16 1997-12-16 基板処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34672797A JP3515894B2 (ja) 1997-12-16 1997-12-16 基板処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11169805A true JPH11169805A (ja) 1999-06-29
JP3515894B2 JP3515894B2 (ja) 2004-04-05

Family

ID=18385417

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34672797A Expired - Fee Related JP3515894B2 (ja) 1997-12-16 1997-12-16 基板処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3515894B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014114620A (ja) * 2012-12-11 2014-06-26 San Shield Kk 掘削機
JP2018039679A (ja) * 2016-09-05 2018-03-15 住友電気工業株式会社 ガラス合成用流体供給装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5248284B2 (ja) * 2008-11-21 2013-07-31 大日本スクリーン製造株式会社 基板処理装置及び基板処理方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014114620A (ja) * 2012-12-11 2014-06-26 San Shield Kk 掘削機
JP2018039679A (ja) * 2016-09-05 2018-03-15 住友電気工業株式会社 ガラス合成用流体供給装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3515894B2 (ja) 2004-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20230159354A (ko) 기판 처리 장치, 기판 처리 방법 및 기억 매체
KR20010010010A (ko) 금속증착용 진공챔버
EP1791161A2 (en) Liquid processing method and liquid processing apparatus
TWI471896B (zh) Vacuum device, vacuum treatment system and vacuum chamber pressure control method
JPH11169805A (ja) 基板処理装置
JP2004319761A (ja) 真空処理装置
JP2003100620A (ja) 基板処理装置
TW201941339A (zh) 處理液供給裝置、基板處理裝置以及處理液供給方法
JPH0927541A (ja) 基板ホルダ
JPH0786370A (ja) ガスパージ装置
CN110783243A (zh) 基板处理装置、半导体器件的制造方法及记录介质
JP3765726B2 (ja) 基板処理液供給機構
KR100461845B1 (ko) 액체운송장치의 안정성 확보 시스템
KR100243975B1 (ko) 클린룸용 무인반송장치
JP2006156712A (ja) 基板収納搬送容器
JP2001046945A (ja) 薬液供給装置
KR100445631B1 (ko) 반도체 제조 설비의 슬롯 밸브 개폐장치
US20220301911A1 (en) Opening/closing apparatus and transport chamber
JP2008251657A (ja) 基板処理装置
KR100846995B1 (ko) 반도체 소자 제조용 스트립퍼의 도어 시스템
JP4278433B2 (ja) 基板処理装置
KR20170103653A (ko) 기판 처리 장치, 기판 처리 방법 및 기억 매체
KR20070024113A (ko) 반도체 제조 공정에서 사용되는 진공 시스템
JP2001244237A (ja) 半導体製造装置用冷媒パージ方法および冷媒パージシステム
JP2002151449A (ja) 加工装置のバキューム生成機構

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20031224

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20040119

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090123

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees