JPH11168519A - 直交変調回路、直交変調方法及び移動体通信装置 - Google Patents

直交変調回路、直交変調方法及び移動体通信装置

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JPH11168519A
JPH11168519A JP34870097A JP34870097A JPH11168519A JP H11168519 A JPH11168519 A JP H11168519A JP 34870097 A JP34870097 A JP 34870097A JP 34870097 A JP34870097 A JP 34870097A JP H11168519 A JPH11168519 A JP H11168519A
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signal
quadrature
carrier
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JP34870097A
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Hiroshi Yajima
博 谷島
Mamoru Arayashiki
護 荒屋敷
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つの信号発振回路4を用いて、小型化・半
導体集積回路に適したイメージ周波数成分の抑圧が可能
な直交変調回路を提供する。 【解決手段】 N分周手段10、11を用いて搬送波信号の
周波数を1/N倍に分周するとともに、互いに90゜の
位相差を持つ2信号を発生させる。これらを搬送波の同
相成分及び直交成分とし、これらと第1、第2の変調信
号とを4つの乗算手段12〜15を使ってそれぞれ掛け合わ
せる。この4つの乗算結果のうち、第1の変調信号によ
るものと第2の変調信号によるものとを互いに加減算手
段16、17で加算及び減算し、加算結果及び減算結果のそ
れぞれに、分周で得た互いに90゜の位相差を持つ2信
号の各々を2つの乗算手段18、19を使って乗算し、2つ
の乗算結果の中に、位相反転したイメージ周波数成分を
持たせ、これを加算または減算してイメージ周波数成分
を抑圧する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル変調方式
で用いる直交変調回路とその直交変調方法、それを使用
した移動体無線端末装置や基地局装置などの移動体通信
装置に関し、特に、小型の回路構成でイメージ周波数成
分の除去を実現するものである。
【0002】
【従来の技術】直交変調回路は、90°位相の異なる搬
送波信号をデジタル信号の直交ベースバンド信号でそれ
ぞれ変調し、それらを合成して変調波を作る。
【0003】直交変調回路を持つ一般的な変調器は、図
4に示すように、入力端子1から第1の変調信号が入力
し、入力端子2から第2の変調信号が入力する直交変調
回路30と、第1の搬送波信号を発生する第1の信号発生
回路5と、第2の搬送波信号(以下、ローカル信号とす
る。)を発生する第2の信号発生回路6と、直交変調回
路30の出力とローカル信号とを乗算する乗算回路40と、
乗算回路40の出力から不要成分であるイメージ周波数成
分を除去するフィルタ50と、変調波が出力される出力端
子3とを備えている。
【0004】この第1の入力端子1から入力した第1の
変調信号と、第2の入力端子2から入力した第2の変調
信号は、直交変調回路30において、第1の信号発生回路
5より発生する搬送波信号に変調を掛ける。直交変調回
路30の出力信号(以下、IF信号とする。)は、乗算回
路40で第2の信号発生回路6より発生するローカル信号
と掛け合わされ、アップコンバートされる。
【0005】ここで、IF信号を I(t)cos(2π*fc*t)+Q(t)sin(2π*fc*t) (数1) ローカル信号を cos(2π*f1*t) (数2) とすると、アップコンバート後の信号は、 1/2{I(t)cos(2π*fc+2π*f1)t+Q(t)sin(2π*fc+2π*f1)t} +1/2{I(t)cos(2π*fc−2π*f1)t−Q(t)sin(2π*fc−2π*f1)t} (数3) となる。(数3)において第1項を希望の周波数成分と
すると、第2項はイメージ周波数成分となり、不要にな
る。そのため、フィルタ50を用いてイメージ周波数成分
を除去し、出力端子3より第1項の周波数成分だけが変
調回路出力信号(以下、RF信号とする。)として出力
される。
【0006】また、フィルタ50を用いずに、イメージ周
波数成分を除いたRF信号を出力する回路として、イメ
ージリジェクションミキサ回路が知られている。
【0007】この回路は、図5に示すように、ローカル
信号が入力する入力端子41と、ローカル信号を互いの位
相差が90゜となる2信号に変換する第1の90゜移相
器44と、IF信号が入力する入力端子42と、IF信号を
互いの位相差が90゜となる2信号に変換する第2の9
0゜移相器47と、第1の90゜移相器44で変換された2
信号と第2の90゜移相器47で変換された2信号とを乗
算する第1の乗算回路45及び第2の乗算回路46と、第1
の乗算回路45及び第2の乗算回路46の出力を減算する減
算器48と、RF信号を出力するイメージリジェクション
ミキサ出力端子43とを備えている。
【0008】この回路の入力端子41より入力するローカ
ル信号は、第1の90゜移相器44で互いの位相差が90
゜となる2信号に変換され、同様に、入力端子42より入
力するIF信号は、第2の90゜移相器47で互いの位相
差が90゜となる2信号に変換される。第1の90゜移
相器44で変換された2信号と、第2の90゜移相器47で
変換された2信号とは、第1の乗算回路45及び第2の乗
算回路46でそれぞれ混合され、周波数変換される。
【0009】IF信号が(数1)の信号であり、ローカ
ル信号が(数2)の信号であるとすると、第1の乗算回
路45の出力信号は、 1/2{I(t)cos(2π*fc+2π*f1)t+Q(t)sin(2π*fc+2π*f1)t} +1/2{I(t)cos(2π*fc−2π*f1)t+Q(t)sin(2π*fc−2π*f1)t} (数4) となり、第2の乗算回路46の出力信号は、 −1/2{I(t)cos(2π*fc+2π*f1)t+Q(t)sin(2π*fc+2π*f1)t} +1/2{I(t)cos(2π*fc−2π*f1)t+Q(t)sin(2π*fc−2π*f1)t} (数5) となる。減算器48でそれぞれの出力信号を減算すると、
(数4)、(数5)の第2項が互いに打ち消し合ってイ
メージ周波数成分が抑圧され、イメージリジェクション
ミキサ出力端子43からは(数6)で示すRF信号のみが
出力される。 I(t)cos(2π*fc+2π*f1)t+Q(t)sin(2π*fc+2π*f1)t (数6)
【0010】このイメージリジェクションミキサ回路を
図4の乗算回路40と置き換えることにより、フィルタ50
を用いなくても、変調回路の出力端子3からRF信号の
みを得ることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図4に示した
変調器では、直交変調回路用の信号発生回路5とアップ
コンバ−ト用の信号発生回路6との2つが必要である。
そのため、機器を小型化することが難しく、また、安価
に製作することができないという問題点を有している。
【0012】また、図5に示すイメージリジェクション
ミキサ回路は、第1、第2の90゜移相器44、47が、ア
ナログ形では、特開平9−64649に開示されている
ように、共通のカットオフ周波数をもつ1次のハイパス
フィルタと1次のローパスフィルタとを用いて構成され
るが、広い周波数帯を送信する場合には、フィルタ特性
により90゜移相器出力の振幅差が大きくなるため、イ
メージ信号の除去が十分に行なわれなくなる。特に、半
導体集積回路上で90゜移相器を実現する場合には、製
造プロセスのバラツキ、温度変動などにより、フィルタ
を構成する抵抗、コンデンサの値が変化することによ
り、フィルタ特性が変化し、90゜移相器出力の振幅差
が生じてイメージ信号が十分に除去できなくなるという
問題点を有している。
【0013】また、デジタル形の90゜移相器は、特開
平8−223233に開示されているように、マスタ・
スレイブ・Tフリップフロップより成る分周回路を用い
て構成されるが、この場合には、入力信号が正弦波であ
ったとしても、この90゜移相器の出力信号は矩形波に
なるため、規則的に振幅変動するローカル信号を扱う第
1の90゜移相器44には適用できるが、IF信号を扱う
第2の90゜移相器47には、適用できないという問題点
を有している。
【0014】本発明は、こうした従来の問題点を解決す
るものであり、小型化に適し、広い周波数帯での使用が
可能であり、また、半導体集積回路にも適する、イメー
ジ周波数成分の抑圧が可能な直交変調回路を提供し、そ
の直交変調方法を提供し、それを用いた移動体通信装置
を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の直交変
調回路では、1つまたは2つのN分周手段を用いて搬送
波信号の周波数を1/N倍に分周し、または、さらに1
/N倍に分周して、分周された周波数を有し、且つ、互
いに90゜の位相差を持つ2信号を発生させる。そし
て、これらを搬送波の同相成分及び直交成分として使用
し、これらと第1、第2の変調信号とを4つの乗算手段
を使って、それぞれ掛け合わせる。この4つの乗算結果
のうち、第1の変調信号によるものと第2の変調信号に
よるものとを互いに加減算手段で加算及び減算し、加算
結果及び減算結果のそれぞれに、前記分周で得た互いに
90゜の位相差を持つ2信号の各々を2つの乗算手段を
使って乗算し、この2つの乗算結果の中に、位相反転し
たイメージ周波数成分を持たせ、この2つの乗算結果を
加減算手段で加算または減算することによりイメージ周
波数成分を抑圧する。
【0016】また、本発明の直交変調方法では、搬送波
の同相成分と変調信号の同相成分とを乗算して第1の乗
算結果を求め、搬送波の直交成分と変調信号の直交成分
とを乗算して第2の乗算結果を求め、第1の乗算結果と
第2の乗算結果とを加算して加算結果を求め、また、搬
送波の直交成分と変調信号の同相成分とを乗算して第3
の乗算結果を求め、搬送波の同相成分と変調信号の直交
成分とを乗算して第4の乗算結果を求め、第3の乗算結
果から第4の乗算結果を減算して減算結果を求め、搬送
波の同相成分と前記加算結果とを乗算して第5の乗算結
果を求め、また、搬送波の直交成分と前記減算結果とを
乗算して第6の乗算結果を求め、第5の乗算結果と第6
の乗算結果とを加算して、イメージ周波数成分を相殺し
た直交変調出力を得る。
【0017】そのため、この直交変調では、イメージ周
波数成分を持たない直交変調出力を得ることができる。
また、搬送波を発生する信号発生器を1つにすることが
できるため、小型化が可能である。また、半導体集積回
路に適する回路構成であるため、半導体チップ上に構成
することができ、このときのチップ面積を削減すること
ができる。また、広い周波数帯での使用が可能である。
【0018】また、この直交変調回路または直交変調方
法を移動体無線端末装置や移動体無線基地局装置に適用
することにより、移動体無線端末装置や移動体無線基地
局装置を小型化することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、搬送波を変調信号で直交変調する直交変調回路にお
いて、入力された搬送波信号の周波数を1/N倍し、且
つ、互いの位相が90゜異なる2信号を生成して出力す
る第1のN分周手段と、第1のN分周手段の一方の出力
の周波数を1/N倍し、且つ、互いの位相が90゜異な
る2信号を生成して出力する第2のN分周手段と、第2
のN分周手段の一方の出力と第1の変調信号とを乗算す
る第1の乗算手段と、第2のN分周手段の他方の出力と
第2の変調信号とを乗算する第2の乗算手段と、第2の
N分周手段の他方の出力と第1の変調信号とを乗算する
第3の乗算手段と、第2のN分周手段の一方の出力と第
2の変調信号とを乗算する第4の乗算手段と、第1の乗
算手段の出力と第2の乗算手段の出力とを加算または減
算する第1の加減算手段と、第3の乗算手段の出力と第
4の乗算手段の出力とを加算または減算する第2の加減
算手段と、第1のN分周手段の一方の出力と第1の加減
算手段の出力とを乗算する第5の乗算手段と、第1のN
分周手段の他方の出力と第2の加減算手段の出力とを乗
算する第6の乗算手段と、第5の乗算手段の出力と第6
の乗算手段の出力とを加算または減算する第3の加減算
手段とを設けたものであり、第5、第6の乗算手段のそ
れぞれの出力において、イメージ周波数成分の位相が同
相または逆相となり、それらを加算または減算すること
によりイメージ周波数成分が抑圧できる。搬送波を発生
する信号発生器は1つで足り、また、半導体集積回路に
適する回路構成であるため、半導体チップ上に構成でき
る。
【0020】請求項2に記載の発明は、搬送波を変調信
号で直交変調する直交変調回路において、入力された搬
送波信号の周波数を1/N倍し、且つ、互いの位相が9
0゜異なる2信号を生成して出力するN分周手段と、N
分周手段の一方の出力と第1の変調信号とを乗算する第
1の乗算手段と、N分周手段の他方の出力と第2の変調
信号とを乗算する第2の乗算手段と、N分周手段の他方
の出力と第1の変調信号とを乗算する第3の乗算手段
と、N分周手段の一方の出力と第2の変調信号とを乗算
する第4の乗算手段と、第1の乗算手段の出力と第2の
乗算手段の出力とを加算または減算する第1の加減算手
段と、第3の乗算手段の出力と第4の乗算手段の出力と
を加算または減算する第2の加減算手段と、N分周手段
の一方の出力と第1の加減算手段の出力とを乗算する第
5の乗算手段と、N分周手段の他方の出力と第2の加減
算手段の出力とを乗算する第6の乗算手段と、第5の乗
算手段の出力と第6の乗算手段の出力とを加算または減
算する第3の加減算手段とを設けたものであり、第5、
第6の乗算手段のそれぞれの出力において、イメージ周
波数成分の位相が同相または逆相となり、それらを加算
または減算することによりイメージ周波数成分が抑圧で
きる。搬送波を発生する信号発生器は1つで足り、ま
た、半導体集積回路に適する回路構成であるため、半導
体チップ上に構成できる。
【0021】請求項3に記載の発明は、搬送波を変調信
号で直交変調する直交変調回路において、搬送波の同相
成分と変調信号の同相成分との乗算結果と、搬送波の直
交成分と変調信号の直交成分との乗算結果とを加算した
加算結果をデジタル的に生成して一方の出力とし、ま
た、搬送波の直交成分と変調信号の同相成分との乗算結
果から、搬送波の同相成分と変調信号の直交成分との乗
算結果を減算した減算結果をデジタル的に生成して他方
の出力とするデジタル変調手段と、入力された搬送波信
号の周波数を1/N倍し、且つ、互いの位相が90゜異
なる2信号を生成して出力するN分周手段と、このN分
周手段の一方の出力とデジタル変調手段の一方の出力と
を乗算する第1の乗算手段と、N分周手段の他方の出力
とデジタル変調手段の他方の出力とを乗算する第2の乗
算手段と、第1の乗算手段の出力と第2の乗算手段の出
力とを加算または減算する加減算手段とを設けたもので
あり、第1、第2の乗算手段のそれぞれの出力におい
て、イメージ周波数成分の位相が同相または逆相とな
り、それらを加算または減算することによりイメージ周
波数成分が抑圧できる。搬送波を発生する信号発生器は
1つで足り、また、半導体集積回路に適する回路構成で
あるため、半導体チップ上に構成できる。
【0022】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれかに記載の直交変調回路を移動体無線端末装置
に内蔵させたものであり、移動無線端末装置の信号発生
回路を1つ削減することができ、小型化できる。
【0023】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれかに記載の直交変調回路を移動体無線基地局装
置に内蔵させたものであり、移動体無線基地局装置の信
号発生回路を1つ削減することができ、小型化できる。
【0024】請求項6に記載の発明は、搬送波を変調信
号で直交変調する方法において、搬送波の同相成分と変
調信号の同相成分とを乗算して第1の乗算結果を求め、
搬送波の直交成分と変調信号の直交成分とを乗算して第
2の乗算結果を求め、第1の乗算結果と第2の乗算結果
とを加算して加算結果を求め、また、搬送波の直交成分
と変調信号の同相成分とを乗算して第3の乗算結果を求
め、搬送波の同相成分と変調信号の直交成分とを乗算し
て第4の乗算結果を求め、第3の乗算結果から第4の乗
算結果を減算して減算結果を求め、搬送波の同相成分と
前記加算結果とを乗算して第5の乗算結果を求め、ま
た、搬送波の直交成分と前記減算結果とを乗算して第6
の乗算結果を求め、第5の乗算結果と第6の乗算結果と
を加算してイメージ周波数成分を抑圧した直交変調出力
を得るようにしたものであり、第5の乗算結果と第6の
乗算結果との中に、イメージ周波数成分の位相が逆相で
含まれ、それらを加算することによりイメージ周波数成
分が抑圧できる。
【0025】請求項7に記載の発明は、入力された搬送
波信号の周波数を1/N倍に分周して互いに90°の位
相差を持つ2信号を生成し、その内の一方の信号をさら
に1/N倍に分周して互いに90°の位相差を持つ2信
号を生成し、2度目の分周で得られた一方の信号を、第
1の乗算結果及び第4の乗算結果を求めるための搬送波
の同相成分として用い、2度目の分周で得られた他方の
信号を、第2の乗算結果及び第3の乗算結果を求めるた
めの搬送波の直交成分として用い、1度目の分周で得ら
れた一方の信号を、第5の乗算結果を求めるための搬送
波の同相成分として用い、1度目の分周で得られた他方
の信号を、第6の乗算結果を求めるための搬送波の直交
成分として用いるようにしたものであり、搬送波の信号
発生回路を1つにすることができる。
【0026】請求項8に記載の発明は、入力された搬送
波信号の周波数を1/N倍に分周して互いに90°の位
相差を持つ2信号を生成し、この分周で得られた一方の
信号を、第1の乗算結果、第4の乗算結果及び第5の乗
算結果を求めるための搬送波の同相成分として用い、こ
の分周で得られた他方の信号を、第2の乗算結果、第3
の乗算結果及び第6の乗算結果を求めるための搬送波の
直交成分として用いるようにしたものであり、搬送波の
信号発生回路を1つにすることができる。
【0027】以下、本発明の実施の形態について、図面
を用いて説明する。
【0028】(第1の実施形態)第1の実施形態の直交
変調回路は、図1に示すように、変調信号が入力する第
1の変調信号入力端子1及び第2の変調信号入力端子2
と、搬送波信号を発生する信号発生回路4と、入力する
信号の周波数を1/2に分周するとともに、互いの位相
差が90゜異なる第1及び第2の信号を出力する2分周
回路10、11と、入力端子1からの変調信号と2分周回路
11の第1の出力とを乗算する第1の乗算回路12と、入力
端子2からの変調信号と2分周回路11の第2の出力とを
乗算する第2の乗算回路13と、入力端子1からの変調信
号と2分周回路11の第2の出力とを乗算する第3の乗算
回路14と、入力端子2からの変調信号と2分周回路11の
第1の出力とを乗算する第4の乗算回路15と、第1の乗
算回路12の出力と第2の乗算回路13の出力とを加算する
第1の加算回路16と、第3の乗算回路14の出力から第4
の乗算回路15の出力を減算する減算回路17と、第1の加
算回路16の出力と2分周回路10の第1の出力とを乗算す
る第5の乗算回路18と、減算回路17の出力と2分周回路
10の第2の出力とを乗算する第6の乗算回路19と、第5
の乗算回路18の出力と第6の乗算回路19の出力とを加算
する第2の加算回路20と、変調器出力信号を出力する出
力端子3とを備えている。
【0029】次に、この直交変調回路の動作について説
明する。
【0030】信号発生回路4の出力は、第1の2分周回
路10に入力し、周波数が1/2倍され、かつ、互いの位
相差が90゜異なる2信号として出力される。第1の2
分周回路10の出力信号のうち、第1の出力信号は、第2
の2分周回路11に入力し、周波数が1/2倍され、か
つ、互いの位相差が90゜異なる2信号として出力され
る。
【0031】第2の2分周回路11の第1の出力信号は、
第1の乗算回路12において、第1の変調信号入力端子1
から入力する第1の変調信号としての直交ベースバンド
信号Iと乗算され、また、第4の乗算回路15において、
第2の変調信号入力端子2から入力する第2の変調信号
としての直交ベースバンド信号Qと乗算される。
【0032】また、第2の2分周回路11の第2の出力信
号は、第2の2分周回路11の第1の出力信号を90゜移
相したものであり、第2の乗算回路13において、第2の
変調信号入力端子2から入力する直交ベースバンド信号
Qと乗算され、また、第3の乗算回路14において、第1
の変調信号入力端子1から入力する直交ベースバンド信
号Iと乗算される。
【0033】ここで、信号発生回路4の出力を、 cos(2π*fc*t) (数7) とすると、第2の2分周回路11の第1、第2の出力信号
はそれぞれ、 cos(2π*fc/4*t) (数8) sin(2π*fc/4*t) (数9) となる。
【0034】第1の変調信号入力端子1に入力する直交
ベースバンド信号Iを、 I(t) (数10) とすると、第1、第3の乗算回路12、14の出力信号はそ
れぞれ、 I(t)cos(2π*fc/4*t) (数11) I(t)sin(2π*fc/4*t) (数12) となる。
【0035】また、第2の変調信号入力端子2に入力す
る直交ベースバンド信号Qを、 Q(t) (数13) とすると、第2、第4の乗算回路13、15の出力信号はそ
れぞれ、 Q(t)sin(2π*fc/4*t) (数14) Q(t)cos(2π*fc/4*t) (数15) となる。
【0036】そして、第1の加算回路16において、第
1、第2の乗算回路12、13の出力信号は加算され、 I(t)cos(2π*fc/4*t)+Q(t)sin(2π*fc/4*t) (数16) となり、また、減算回路17において、第3、第4の乗算
回路14、15の出力信号は減算され、 Q(t)cos(2π*fc/4*t)−I(t)sin(2π*fc/4*t) (数17) となる。
【0037】第1の2分周回路10の第1の出力信号は、
第5の乗算回路18において、第1の加算回路16の出力信
号と乗算されて、 I(t)cos(2π*fc/4*t)*cos(2π*fc/2*t) +Q(t)sin(2π*fc/4*t)*cos(2π*fc/2*t) (数18) となる。
【0038】また、第1の2分周回路10の第2の出力信
号は、第1の2分周回路10の第1の出力信号を90゜移
相したものであり、第6の乗算回路19において、減算回
路17の出力信号と乗算されて、 Q(t)cos(2π*fc/4*t)*sin(2π*fc/2*t) −I(t)sin(2π*fc/4*t)*sin(2π*fc/2*t) (数19) となる。
【0039】(数18)、(数19)を整理すると、 1/2{I(t)cos(2π*fc/4+2π*fc/2)t+Q(t)sin(2π*fc/4+2π*fc/2)t} +1/2{I(t)cos(2π*fc/4−2π*fc/2)t−Q(t)sin(2π*fc/4−2π*fc/2)t} (数20) 1/2{I(t)cos(2π*fc/4+2π*fc/2)t+Q(t)sin(2π*fc/4+2π*fc/2)t} +1/2{−I(t)cos(2π*fc/4−2π*fc/2)t+Q(t)sin(2π*fc/4−2π*fc/2)t} (数21) となり、(数20)、(数21)において第1項を希望
の周波数成分とすると、第2項はイメージ周波数成分と
なり、(数20)と(数21)とで位相が反転してい
る。
【0040】最後に、第5、第6の乗算回路18、19の出
力信号は、第2の加算回路20で加算され、イメージ周波
数成分は抑圧される。変調器出力端子3の出力信号は、 I(t)cos(2π*3fc/4*t)+Q(t)sin(2π*3fc/4*t) (数22) となり、イメージ周波数成分が発生していない。
【0041】この直交変調回路の2分周回路10、11に
は、マスタ・スレイブ・Tフリップフロップより成る1
/2分周回路などを用いることができる。
【0042】このように、この実施形態の直交変調回路
では、1つの信号発振回路を用いてイメージ周波数成分
を抑圧した変調波を生成することができるので、小型化
が可能となる。また、2分周回路をデジタル形で構成し
ているため、広い周波数帯での使用が可能となる。
【0043】なお、この実施形態では、信号を1/2に
分周する2分周回路10、11を用いて説明したが、信号を
1/Nに分周するN分周回路を用いることができる。
【0044】この直交変調回路は、移動無線端末装置や
移動無線基地局装置の送信部に適用することができ、搬
送波信号を、入力端子1、2に入力する変調信号で直交
変調する直交変調回路として用いることにより、装置の
小型化が可能となり、また、広い周波数帯での使用が可
能となる。
【0045】また、この直交変調回路は、半導体集積回
路に適した回路であるため、これを半導体チップ上に構
成することにより、性能が良く且つ安価な移動無線端末
装置や移動無線基地局装置を形成することができる。
【0046】(第2の実施形態)第2の実施形態の直交
変調回路は、図2に示すように、変調信号が入力する第
1の変調信号入力端子1及び第2の変調信号入力端子2
と、搬送波信号を発生する信号発生回路4と、入力する
信号の周波数を1/2に分周するとともに、互いの位相
差が90゜異なる第1及び第2の信号を出力する2分周
回路10と、入力端子1からの変調信号と2分周回路10の
第1の出力とを乗算する第1の乗算回路12と、入力端子
2からの変調信号と2分周回路10の第2の出力とを乗算
する第2の乗算回路13と、入力端子1からの変調信号と
2分周回路10の第2の出力とを乗算する第3の乗算回路
14と、入力端子2からの変調信号と2分周回路10の第1
の出力とを乗算する第4の乗算回路15と、第1の乗算回
路12の出力と第2の乗算回路13の出力とを加算する第1
の加算回路16と、第3の乗算回路14の出力から第4の乗
算回路15の出力を減算する減算回路17と、第1の加算回
路16の出力と2分周回路10の第1の出力とを乗算する第
5の乗算回路18と、減算回路17の出力と2分周回路10の
第2の出力とを乗算する第6の乗算回路19と、第5の乗
算回路18の出力と第6の乗算回路19の出力とを加算する
第2の加算回路20と、変調器出力信号を出力する出力端
子3とを備えている。
【0047】この直交変調回路の動作は、第1、第4、
第5の乗算回路12、15、18に2分周器10の第1の出力信
号が入力し、第2、第3、第6の乗算回路13、14、19に
2分周器10の第2の出力信号が入力する点以外は、第1
の実施形態の直交変調回路(図1)と変わりがない。変
調器出力端子3の出力信号は、 I(t)cos(2π*fc*t)+Q(t)sin(2π*fc*t) (数23) となり、イメージ周波数成分が発生していない。
【0048】このように、この実施形態の直交変調回路
は、1つの2分周回路で第1の実施形態と同一機能を実
現することができる。そのため、第1の実施形態よりさ
らに回路規模を小さくすることができ、部品削減や、半
導体チップ上で実現した場合のチップ面積削減を図るこ
とができる。
【0049】なお、2分周回路10は、第1の実施形態と
同様、N分周回路とすることができる。
【0050】また、この直交変調回路は、第1の実施形
態と同様に、移動無線端末装置や移動無線基地局装置の
送信部に適用することができる。
【0051】(第3の実施形態)第3の実施形態の直交
変調回路は、第1または第2の実施形態の直交変調回路
の一部をデジタル回路化したものであり、図3に示すよ
うに、図1及び図2の直交変調回路における第1の加算
回路16の出力信号及び減算回路17の出力信号のそれぞれ
と同様の信号をデジタル的に生成して出力するデジタル
変調回路21と、搬送波信号を発生する信号発生回路4
と、入力する信号の周波数を1/2に分周するととも
に、互いの位相差が90゜異なる第1及び第2の信号を
出力する2分周回路10と、デジタル変調回路21の一方の
出力と2分周回路10の第1の出力とを乗算する第1の乗
算回路18と、デジタル変調回路21の他方の出力と2分周
回路10の第2の出力とを乗算する第2の乗算回路19と、
第1の乗算回路18の出力と第2の乗算回路19の出力とを
加算する加算回路20と、変調器出力信号を出力する出力
端子3とを備えている。
【0052】このデジタル変調回路21は、第1の出力信
号として、第1の実施形態または第2の実施形態におけ
る第1の加算回路16の出力信号と同様の信号をデジタル
的に生成して、乗算回路18に出力し、また、第2の出力
信号として、第1の実施形態または第2の実施形態にお
ける減算回路17の出力信号と同様の信号をデジタル的に
生成して、乗算回路19に出力する。
【0053】信号発生回路4、2分周回路10、乗算回路
18、乗算回路19及び加算回路20は、第1及び第2の実施
形態と同様に動作し、変調器出力端子3からは、イメー
ジ周波数成分を含まない(数23)に示す信号が出力さ
れる。
【0054】この直交変調回路は、デジタル変調回路21
を用いることにより、第1の実施形態または第2の実施
形態よりも小さな回路規模で同一機能を実現することが
でき、部品削減や、半導体チップ上で実現する場合のチ
ップ面積削減を図ることができる。デジタル変調回路21
をROM化することも可能である。
【0055】また、この直交変調回路は、移動無線端末
装置や移動無線基地局装置に適用することができ、これ
らの装置において、デジタル変調回路21を通信制御部と
同一半導体チップ上に構成することができ、一層の小型
化を図ることができる。
【0056】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の直交変調回路は、回路規模の縮小が可能であり、部品
を削減して小型化を図ることができる。また、半導体集
積回路に適した回路構成を有しており、半導体チップ上
で実現した場合のチップ面積の削減を図ることができ
る。また、広い周波数帯での使用が可能である。従っ
て、これらによる経済的効果が期待でき、イメージ周波
数成分の抑圧が可能な直交変調回路を安価に提供するこ
とができる。
【0057】また、本発明の直交変調方法は、縮小した
回路規模の下で、イメージ周波数成分を抑圧した直交変
調を実行することができる。
【0058】また、この直交変調回路を移動体無線端末
装置や移動体無線基地局装置に適用することにより、移
動体無線端末装置及び移動体無線基地局装置の小型化が
可能となり、安価な装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における直交変調回路
の構成を示すブロック図、
【図2】本発明の第2の実施形態における直交変調回路
の構成を示すブロック図、
【図3】本発明の第3の実施形態における直交変調回路
の構成を示すブロック図、
【図4】従来の直交変調回路の構成を示すブロック図、
【図5】従来のイメージリジェクションミキサ回路の構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1、2 変調信号入力端子 3 変調信号出力端子 4、5、6 信号発生回路 10、11 2分周回路 12、13、14、15、18、19、40、45、46 乗算回路 16、20 加算回路 17、48 減算回路 21 デジタル変調回路 30 直交変調回路 41 ローカル信号入力端子 42 IF信号入力端子 43 イメージリジエクションミキサ出力端子 44、47 90゜移相器 50 フィルタ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送波を変調信号で直交変調する直交変
    調回路において、 入力された搬送波信号の周波数を1/N倍し、且つ、互
    いの位相が90゜異なる2信号を生成して出力する第1
    のN分周手段と、 前記第1のN分周手段の一方の出力の周波数を1/N倍
    し、且つ、互いの位相が90゜異なる2信号を生成して
    出力する第2のN分周手段と、 前記第2のN分周手段の一方の出力と第1の変調信号と
    を乗算する第1の乗算手段と、 前記第2のN分周手段の他方の出力と第2の変調信号と
    を乗算する第2の乗算手段と、 前記第2のN分周手段の他方の出力と第1の変調信号と
    を乗算する第3の乗算手段と、 前記第2のN分周手段の一方の出力と第2の変調信号と
    を乗算する第4の乗算手段と、 前記第1の乗算手段の出力と前記第2の乗算手段の出力
    とを加算または減算する第1の加減算手段と、 前記第3の乗算手段の出力と前記第4の乗算手段の出力
    とを加算または減算する第2の加減算手段と、 前記第1のN分周手段の一方の出力と前記第1の加減算
    手段の出力とを乗算する第5の乗算手段と、 前記第1のN分周手段の他方の出力と前記第2の加減算
    手段の出力とを乗算する第6の乗算手段と、 前記第5の乗算手段の出力と前記第6の乗算手段の出力
    とを加算または減算する第3の加減算手段とを備えるこ
    とを特徴とする直交変調回路。
  2. 【請求項2】 搬送波を変調信号で直交変調する直交変
    調回路において、 入力された搬送波信号の周波数を1/N倍し、且つ、互
    いの位相が90゜異なる2信号を生成して出力するN分
    周手段と、 前記N分周手段の一方の出力と第1の変調信号とを乗算
    する第1の乗算手段と、 前記N分周手段の他方の出力と第2の変調信号とを乗算
    する第2の乗算手段と、 前記N分周手段の他方の出力と第1の変調信号とを乗算
    する第3の乗算手段と、 前記N分周手段の一方の出力と第2の変調信号とを乗算
    する第4の乗算手段と、 前記第1の乗算手段の出力と前記第2の乗算手段の出力
    とを加算または減算する第1の加減算手段と、 前記第3の乗算手段の出力と前記第4の乗算手段の出力
    とを加算または減算する第2の加減算手段と、 前記N分周手段の一方の出力と前記第1の加減算手段の
    出力とを乗算する第5の乗算手段と、 前記N分周手段の他方の出力と前記第2の加減算手段の
    出力とを乗算する第6の乗算手段と、 前記第5の乗算手段の出力と前記第6の乗算手段の出力
    とを加算または減算する第3の加減算手段とを備えるこ
    とを特徴とする直交変調回路。
  3. 【請求項3】 搬送波を変調信号で直交変調する直交変
    調回路において、 搬送波の同相成分と変調信号の同相成分との乗算結果
    と、搬送波の直交成分と変調信号の直交成分との乗算結
    果とを加算した加算結果をデジタル的に生成して一方の
    出力とし、また、搬送波の直交成分と変調信号の同相成
    分との乗算結果から、搬送波の同相成分と変調信号の直
    交成分との乗算結果を減算した減算結果をデジタル的に
    生成して他方の出力とするデジタル変調手段と、 入力された搬送波信号の周波数を1/N倍し、且つ、互
    いの位相が90゜異なる2信号を生成して出力するN分
    周手段と、 前記N分周手段の一方の出力と前記デジタル変調手段の
    一方の出力とを乗算する第1の乗算手段と、 前記N分周手段の他方の出力と前記デジタル変調手段の
    他方の出力とを乗算する第2の乗算手段と、 前記第1の乗算手段の出力と前記第2の乗算手段の出力
    とを加算または減算する加減算手段とを備えることを特
    徴とする直交変調回路。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の直交
    変調回路を内蔵することを特徴とする移動体無線端末装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至3のいずれかに記載の直交
    変調回路を内蔵することを特徴とする移動体無線基地局
    装置。
  6. 【請求項6】 搬送波を変調信号で直交変調する方法に
    おいて、 搬送波の同相成分と変調信号の同相成分とを乗算して第
    1の乗算結果を求め、搬送波の直交成分と変調信号の直
    交成分とを乗算して第2の乗算結果を求め、第1の乗算
    結果と第2の乗算結果とを加算して加算結果を求め、ま
    た、搬送波の直交成分と変調信号の同相成分とを乗算し
    て第3の乗算結果を求め、搬送波の同相成分と変調信号
    の直交成分とを乗算して第4の乗算結果を求め、第3の
    乗算結果から第4の乗算結果を減算して減算結果を求
    め、搬送波の同相成分と前記加算結果とを乗算して第5
    の乗算結果を求め、また、搬送波の直交成分と前記減算
    結果とを乗算して第6の乗算結果を求め、第5の乗算結
    果と第6の乗算結果とを加算してイメージ周波数成分を
    抑圧した直交変調出力を得ることを特徴とする直交変調
    方法。
  7. 【請求項7】 入力された搬送波信号の周波数を1/N
    倍に分周して互いに90°の位相差を持つ2信号を生成
    し、その内の一方の信号をさらに1/N倍に分周して互
    いに90°の位相差を持つ2信号を生成し、2度目の分
    周で得られた一方の信号を、前記第1の乗算結果及び第
    4の乗算結果を求めるための搬送波の同相成分として用
    い、2度目の分周で得られた他方の信号を、前記第2の
    乗算結果及び第3の乗算結果を求めるための搬送波の直
    交成分として用い、1度目の分周で得られた一方の信号
    を、前記第5の乗算結果を求めるための搬送波の同相成
    分として用い、1度目の分周で得られた他方の信号を、
    前記第6の乗算結果を求めるための搬送波の直交成分と
    して用いることを特徴とする請求項6に記載の直交変調
    方法。
  8. 【請求項8】 入力された搬送波信号の周波数を1/N
    倍に分周して互いに90°の位相差を持つ2信号を生成
    し、この分周で得られた一方の信号を、前記第1の乗算
    結果、第4の乗算結果及び第5の乗算結果を求めるため
    の搬送波の同相成分として用い、この分周で得られた他
    方の信号を、前記第2の乗算結果、第3の乗算結果及び
    第6の乗算結果を求めるための搬送波の直交成分として
    用いることを特徴とする請求項6に記載の直交変調方
    法。
JP34870097A 1997-12-04 1997-12-04 直交変調回路、直交変調方法及び移動体通信装置 Withdrawn JPH11168519A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100863657B1 (ko) * 2001-07-10 2008-10-15 아스라브 쏘시에떼 아노님 이중 상향변환 변조기
JP2012034110A (ja) * 2010-07-29 2012-02-16 Univ Of Aizu 複素型直交変調器、複素型直交復調器及びこれらに用いる直交ミキサ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100863657B1 (ko) * 2001-07-10 2008-10-15 아스라브 쏘시에떼 아노님 이중 상향변환 변조기
JP2012034110A (ja) * 2010-07-29 2012-02-16 Univ Of Aizu 複素型直交変調器、複素型直交復調器及びこれらに用いる直交ミキサ

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