JPH11165901A - ローラ支持装置、紙葉類搬送装置及び紙幣搬送装置 - Google Patents

ローラ支持装置、紙葉類搬送装置及び紙幣搬送装置

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JPH11165901A
JPH11165901A JP9331750A JP33175097A JPH11165901A JP H11165901 A JPH11165901 A JP H11165901A JP 9331750 A JP9331750 A JP 9331750A JP 33175097 A JP33175097 A JP 33175097A JP H11165901 A JPH11165901 A JP H11165901A
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JP
Japan
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shaft
roller
support
holder
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JP9331750A
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Yoshiyuki Murakami
義之 村上
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、シャフトをネジを用いることなくワ
ンタッチで支持でき、また、シャフトの寸法を短くして
支持位置へ容易に移動できるようにしたローラ支持装置
及び紙幣搬送装置を提供することを目的とする。 【解決手段】本発明は、支持面78に取付口78aを有
する搬送ベース77と、前記取付口78aに取り付けら
れ、受け部81を有するブッシュ79と、このブッシュ
79の受け部81に端部が嵌合されて支持される従動シ
ャフト74と、この従動シャフト74に取り付けられた
従動ローラ74とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、銀行営
業店向けに配置される紙幣処理装置に備えられるローラ
支持装置及び紙幣搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】紙幣処理装置は紙幣投入部を有し、この
紙幣投入部に投入された紙幣を取込手段により取り込
む。そして、この紙幣を搬送手段を介して紙幣鑑査部に
送り込んで鑑査したのち、金種別金庫等に搬送するよう
になっている。
【0003】搬送手段は紙幣を搬送する搬送ベルトを有
し、搬送ベルトは駆動ローラとアイドルローラとの間に
掛け渡されて走行される。アイドルローラはシャフトに
回転自在に取り付けられ、シャフトは搬送ベースの離間
対向する支持面間にネジにより締結されて両端支持され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アイド
ルローラのシャフトをネジにより支持面に締結すると、
紙幣処理装置においては、多数のアイドルローラが使用
され、また、アイドルローラのシャフトを支持する搬送
ベース周辺には各種の機構が存在することから、ネジの
種類を統一することが難しく、シャフトの締結には、多
種多様なネジが必要になるという不都合があった。
【0005】また、シャフトを搬送ベースの支持面間で
支持する場合、搬送ベースの支持面間の距離とシャフト
の長さが、略、同一の寸法となるため、シャフトを搬送
ベースの支持位置へ移動する作業も困難になるという問
題があった。
【0006】本発明は上記実情に鑑みなされたもので、
シャフトをネジを用いることなくワンタッチで支持で
き、また、シャフトの寸法を短くして容易に支持位置へ
移動できるようにしたローラ支持装置、紙葉類搬送装置
及び紙幣搬送装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、請求項1記載のものは、支持面に取付口を有
する支持手段と、前記取付口に取り付けられ、受け部を
有する保持具と、この保持具の受け部に端部が嵌合さ
れ、支持されるシャフトと、このシャフトに取り付けら
れたローラとを具備する。
【0008】請求項2記載のものは、離間対向する支持
面を有し、これら支持面に取付口を形成する支持手段
と、前記取付口にそれぞれ取り付けられ、受け部を前記
支持面の内側に突出させる保持具と、これら保持具の受
け部に端部が嵌合され、両端支持されるシャフトと、こ
のシャフトに取り付けられたローラとを具備する。
【0009】請求項3記載のものは、離間対向する支持
面を有し、これら支持面に取付口を形成する支持手段
と、前記取付口にそれぞれ取り付けられ、受け部を前記
支持面の内側に突出させ、その突出壁に開口部を形成す
る保持具と、これら保持具の受け部にその開口部から端
部が挿入されて嵌合され、両端支持されるシャフトと、
このシャフトに取り付けられたローラとを具備する。
【0010】請求項4記載のものは、離間対向する支持
面を有し、これら支持面に取付口を形成する支持手段
と、前記取付口にそれぞれ取り付けられ、受け部を前記
支持面の内側に突出させ、その突出壁に開口部を形成し
た弾性を有する保持具と、これら保持具の受け部にその
開口部から挿入されて端部が嵌合され、両端支持される
シャフトと、このシャフトに取り付けられたローラとを
具備する。
【0011】請求項5記載のものは、離間対向する支持
面を有し、これら支持面に取付口を形成する支持手段
と、前記取付口にそれぞれ取り付けられ、受け部を前記
支持面の内側に突出させ、その突出壁に開口部を形成し
た弾性及び導電性を有する保持具と、これら保持具の受
け部にその開口部から端部が挿入されて嵌合され、両端
支持されるシャフトと、このシャフトに取り付けられた
ローラとを具備する。
【0012】請求項6記載のものは、離間対向する支持
面を有し、これら支持面に取付口を形成する支持手段
と、前記取付口にそれぞれ取り付けられ、受け部を前記
支持面の内側に突出させ、その突出壁に開口部を形成し
た弾性及び導電性を有する保持具と、これら保持具の受
け部にその開口部から端部が挿入されて嵌合され、両端
支持されるシャフトと、このシャフトに取り付けられた
ローラとを具備し、前記保持具の受け部は前記シャフト
の外周部を囲む形状をなす。
【0013】請求項7記載のものは、離間対向する支持
面を有し、これら支持面に取付口を形成する支持手段
と、前記取付口にそれぞれ取り付けられ、受け部を前記
支持面の内側に突出させ、その突出壁に前記受け部の側
壁部に開口部を形成した保持具と、これら保持具の受け
部にその開口部から端部が挿入されて嵌合され、両端支
持されるシャフトと、このシャフトに取り付けられたロ
ーラと、このローラに掛け渡され、紙葉類を搬送する搬
送ベルトとを具備する。
【0014】請求項8記載のものは、離間対向する支持
面を有し、これら支持面に取付口を形成する支持手段
と、前記取付口にそれぞれ取り付けられ、受け部を前記
支持面の内側に突出させ、その突出壁に開口部を形成し
た保持具と、これら保持具の受け部にその開口部から端
部が挿入されて嵌合され、両端支持されるシャフトと、
このシャフトに取り付けられたローラと、このローラに
掛け渡され、紙葉類を搬送する搬送ベルトとを具備し、
前記保持具の受け部の開口部と前記搬送ベルトの張力は
互いに反対方向を向く。
【0015】請求項10記載記載のものは、離間対向す
る支持面を有し、これら支持面に取付口を形成する支持
手段と、前記取付口にそれぞれ取り付けられ、受け部を
前記支持面の内側に突出させ、その突出壁に前記受け部
の側壁部に開口部を形成した弾性及び導電性を有する保
持具と、これら保持具の受け部にその開口部から端部が
挿入されて嵌合され、両端支持されるシャフトと、この
シャフトに取り付けられたローラと、このローラに掛け
渡され、紙幣を搬送する搬送ベルトとを具備する。
【0016】請求項11記載のものは、離間対向する支
持面を有し、これら支持面に取付口を形成する支持手段
と、前記取付口にそれぞれ取り付けられ、受け部を前記
支持面の内側に突出させ、その突出壁に開口部を形成し
た弾性及び導電性を有する保持具と、これら保持具の受
け部にその開口部から端部が挿入されて嵌合され、両端
支持されるシャフトと、このシャフトに取り付けられた
ローラと、このローラに掛け渡され、紙幣を搬送する搬
送ベルトとを具備し、前記保持具の受け部の開口部と前
記搬送ベルトの張力は互いに反対方向を向く。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す一実施
の形態を参照して説明する。図1は銀行営業店向けの現
金管理システムを示すものである。このシステムはシス
テム全体の操作及びデータ処理を行う2台のテラーズマ
シン1a、1b、バラ紙幣の入出金を行う第1のユニッ
トとしての紙幣入出金機2、及びこの紙幣入出金機2の
余剰現金を施封して機体内に保管し、小束での紙幣の払
い出しを行う第2のユニットとしての施封・小束支払機
3、また、バラ硬貨入金を行う硬貨入金機4、及びバラ
硬貨の出金を行う硬貨出金機5、さらに、50枚毎に包
装された硬貨(棒金)の出金を行う棒金支払機6及びテ
ラーズマシン置き台7を備える。
【0018】紙幣入出金機2は紙幣入金用の載置部とし
ての投入口11と、入金時のリジェクト紙幣を集積する
入金リジェクトボックス12、また、出金時のリジェク
ト紙幣を集積する出金リジェクトボックス13と、出金
される紙幣が集積される出金口14を備えている。投入
口11、入金リジェクトボックス12、出金リジェクト
ボックス13、及び出金口14は機体前面に縦一列の状
態で配置されている。
【0019】さらに、紙幣入出金機2の上面部には各取
引の内容を印字するジャーナルプリンタ15が配置され
ている。投入口11、出金口14、及びジャーナルプリ
ンタ15の近傍にはそれぞれ、前述した2台のテラーズ
マシン1a、1bのうち、どちらのテラーズマシン1
a、1bに占有されているかを示す占有ランプ16、1
7、18が配置されている。
【0020】紙幣入出金機2の前面には機体内部にある
後述する紙幣収納庫の紙幣残量を表示する残量表示19
が配設されている。紙幣入出金機2の上面には施封端数
を返却する施封一時庫返却扉20があり、紙幣返却等に
は機体の上方部にホップアップする機構になっている。
紙幣入出金機2の前面には上から入金搬送路引出扉2
1、入金時に紙幣返却を行う一時集積扉22、及び紙幣
収納庫を引き出す収納庫扉23が配設されている。
【0021】一方、施封・小束支払機3は上部に小束支
払用の出金扉24を有し、この扉が開くことにより出金
された小束の取り出しが可能となっている。上記出金扉
24の近傍には紙幣入出金部の占有ランプと同様の占有
ランプ25が配されている。出金扉24の上部には施封
帯交換用の帯セット扉26があり、施封帯の交換はこの
扉26を開けて行われる。上記出金扉24の下方には損
金庫取り出し扉27が配され、後述する損金庫の取り出
し可能となっている。
【0022】上記施封・小束支払機3、硬貨入金機4、
硬貨出金機5及び棒金支払機6についてはここでは詳細
な説明を省略する。図2は紙幣入出金機2の内部構造を
示す図である。
【0023】紙幣入出金機2内の上部側には、紙幣の金
種、形状、表裏、真偽、正損等を鑑別する鑑別部34が
設けられている。鑑査部34と投入口11とは搬送手段
としての鑑査前搬送路101を介して接続されている。
鑑査部34で鑑査された紙幣は鑑別結果に基づき、搬送
路内に設置された振分手段としての振り分けゲート群3
5a〜35kを使用して各集積部に振り分けられるよう
になっている。
【0024】鑑査部34の搬出側は入金リジェクトゲー
ト35aを介して入金リジェクトボックス12及び表裏
ゲート35bに選択的に接続され、判定不能の紙幣の場
合には入金リジェクトボックス12に振り分けられ、判
定された紙幣は表裏ゲート35bにより表券と裏券に振
り分けられ、裏向きのものは、後述するスイッチバック
搬送路で反転されて表裏が取り揃えられるようになって
いる。
【0025】スイッチバック搬送路は整理ゲート35c
を介して振分搬送路40及び出金搬送路に選択的に接続
される。一般的な入金業務では後述する下段収納庫部に
搬送される。
【0026】紙幣入出金機2内の下部側には、振分搬送
路40の下方に位置して下段収納庫部が設けられてい
る。下段収納庫部は複数の一時集積庫41a〜41dと
これら一時集積庫41a〜41dの下部に配設される収
納庫48a〜48dからなる。振分搬送路40中には金
種、正損によって紙幣を振り分ける一時庫ゲート35e
〜35gが配設されている。
【0027】一時集積庫41a〜41d内には紙幣を集
積するフラッパー群45a〜45dが配設されていると
ともに、紙幣の集積が満杯であるか否かを検出する集積
満杯センサ(図示しない)が設けられている。
【0028】集積満杯センサの検知があると、フラッパ
ー45a、45bは約90°下側に回転し、集積した紙
幣は下側のフラッパー45cと45dによって支えられ
るようになっている。一時集積庫41a〜41dの底部
には、開閉手段としてのシャッター47が設けられ、こ
のシャッター47は集積満杯センサの検知があると、左
右に開き、集積した紙幣を収納部としての収納庫48a
〜48dに落下させるようになっている。
【0029】一時集積庫41a〜41dの上方部には、
シャッター47の開放時に動作し、一時集積庫41a〜
41d内に残っている紙幣をすべて収納庫48a〜48
d内に移動させるプッシャー機構52が上下動自在に設
けられている。
【0030】収納庫48a〜48d内の上部側には落下
してくる紙幣を受けるセパレータ(セパレータ手段)4
9,49が設けられている。収納庫48a〜48dの下
部には紙幣を取り出す取出手段としての取出ローラ56
が配設されている。取出ローラ56の紙幣送り出し側に
は、紙幣の取り出し枚数を計数する取出計数センサ57
が配設され、取出ローラ56はカウントが出金枚数に達
すると、駆動を停止するようになっている。収納庫48
a〜48dの下部側には取り出された紙幣を搬送する収
納庫下搬送路58が設けられている。収納庫下搬送路5
8の搬出側には、紙幣の2枚取り、金種確認を行なう出
金鑑査部59が設けられている。出金鑑査部59の搬出
側は精査ゲート35h、上段出金搬送路、施封ゲート3
5i、及び出金リジェクトゲート35jを介して出金口
14に接続されている。
【0031】出金リジェクトゲート35jは、出金鑑査
で問題ありと判定された券を出金リジェクト庫13へ、
出金対象となる券を出金口14へそれぞれ案内する。な
お、図中60は押圧機構で、収納庫48a〜48d内の
紙幣残量が少なくなったとき、収納庫48a〜48d内
の紙幣を上から押すことができるようになっている。
【0032】紙幣を入金する場合には、投入口11に紙
幣を置き、テラーズマシン1a(1b)から入金開始命
令を送る。これにより、投入口11から紙幣が1枚づつ
内部に取り込まれる。投入口11から取り込まれた紙幣
は搬送手段としての鑑査前搬送路101を通過し、鑑査
部34に導かれる。この鑑査部34内に取り込まれた紙
幣はその金種、形状、表裏、真偽、正損等が鑑別され
る。この鑑別結果に基づき、図示しない制御部が搬送路
内に設置された振分手段としての振り分けゲート群35
a〜35kを動作させることにより、紙幣を各集積部に
振り分ける。鑑査部34から出た紙幣は、最初の入金リ
ジェクトゲート35aにより、判定不能券の場合には入
金リジェクトボックス12に振り分けられて集積され
る。この判定不能券は再度、投入口11にセットし直し
て再取り込みするか、手入力で計数データに算入する。
【0033】また、判定された紙幣は後で詳しく述べる
ように表裏ゲート35bにより表券と裏券に振り分けら
れ、裏向きのものは、スイッチバック搬送路で反転され
て表裏が取り揃えられる。表裏を取り揃えられた紙幣は
整理ゲート35cにより、下段収納庫部に搬送される
か、出金搬送路に導かれるかを選択される。出金搬送路
に導かれた場合は後述するが、一般的な入金業務では下
段収納庫部に搬送される。下段に搬送された紙幣は金庫
ゲート35dを通過し振分搬送路40に入る。振分搬送
路40に入った紙幣は一時庫ゲート35e〜35gの動
作により金種、正損によって集積部としての一時集積庫
41a〜41d内に導入されて一時集積庫41a〜41
d内のフラッパー群45a〜45d上に集積する。
【0034】一時集積庫41a〜41d内で紙幣の集積
が満杯であることが集積満杯センサ(図示しない)で検
知されると、フラッパー45a、45bは約90°下側
に回転し、集積した紙幣は下側のフラッパー45cと4
5dによって支えられることになる。このまま紙幣の集
積を続けると、紙幣上面は再度、集積満杯センサにより
検知されるようになり、検知されるとフラッパー45
c、45dも同様に下側に約90°回転する。このとき
紙幣は集積部の底部に取り付けられている開閉手段とし
てのシャッター47上に集積されることになる。
【0035】さらに、紙幣の集積を続けると再度、満杯
センサにより紙幣上面が検知されるが、ここではじめて
制御部は集積部満杯をテラーズマシン1a(1b)に対
して報知することになる。シャッター47は図示しない
駆動機構により左右に開き、集積した紙幣は収納部とし
ての収納庫48a〜48dに落下する。
【0036】収納庫48a〜48d内の上部側にはセパ
レータ(セパレータ手段)49,49が待機しており、
落下した紙幣はこのセパレータ49,49上に落ちるこ
とになる。シャッター47が開くと一時集積部41a〜
41dの上方部に待機していたプッシャー機構52が駆
動され、一時集積庫41a〜41d内に残っている紙幣
をすべて収納庫48a〜48d内に移動させる。この移
動が完了するとプッシャー機構52は上昇し、シャッタ
ー47は閉じられる。この状態で次の入金を受ける状態
が出来上がる。
【0037】一方、出金時には収納庫48a〜48dに
集積されている紙幣が、出金口14に送られる。出金開
始命令がテラーズマシン1a(1b)から紙幣入出金機
2に送信されると、紙幣入出金機2の制御部は出金紙幣
が集積されている収納庫48a〜48dの取出手段とし
ての取出ローラ56を駆動する。この取出ローラ56回
転により、紙幣が1枚づつ取り出されるが、取出口直後
に設置された取出計数センサ57により、取り出された
紙幣の枚数がカウントされる。カウントが出金枚数に達
すると、取出ローラ56は駆動を停止し、取り出しが終
了する。取り出された紙幣は収納庫下搬送路58を通っ
て出金は鑑査部59に搬送される。出金鑑査部59では
紙幣の2枚取り、金種確認を行い、問題が無ければ上段
出金搬送路に送り込む。このとき紙幣に問題があれば、
取出ローラ56に追加の取り出しを指示することにな
る。出金鑑査部59を通過した紙幣は精査ゲート35h
を通過した後、上段出金搬送路に入り、施封ゲート35
iにより、出金口14へ搬送される。
【0038】施封ゲート35iで出金口側に搬送された
紙幣は出金リジェクトゲート35jにより、出金鑑査で
問題ありと判定された券を出金リジェクト庫13へ、出
金対象となる券を出金口14へそれぞれ集積する。出金
口14内に指定された紙幣の集積が終わると、図示しな
い電磁ロックが解除され、出金口14が開き、し稗を取
り出すことが可能になる。これで出金処理が完了とな
る。
【0039】図3は紙幣の各搬送路を構成する搬送機構
70を示す分解斜視図である。搬送機構70は駆動ロー
ラ71…と従動ローラ72…を有し、駆動ローラ71…
は駆動シャフト73に取り付けられ、従動ローラ72…
は従動シャフト74に取り付けられている。駆動ローラ
71…と従動ローラ72…との間には走行することによ
り紙幣を搬送する搬送ベルト76…が掛け渡されてい
る。駆動シャフト73及び従動シャフト74は支持手段
としての搬送ベース77の対向する支持面78,78間
に取り付けられ、両端支持される。
【0040】図4は従動ローラ72のシャフト74及び
このシャフト74の両端部を保持する保持具としてのブ
ッシュ79を示すものである。ブッシュ79は弾性及び
導電性を有している。
【0041】ブッシュ79は基板部80と、この基板部
80の内面側に一体的に湾曲状に突出形成されシャフト
74の端部を受ける受け部81、基板部80の外面側に
一体に突出形成され、支持面78の後述する取付口78
aに嵌入されて支持される突起部82とからなる。
【0042】図5はブッシュ79を示す正面図である。
ブッシュ79の受け部81は、ローラシャフト74の外
周部を囲むように形成されて支持面78の内側に突出さ
れ、その突出壁81aにはローラシャフト74の端部を
矢印方向から挿入させる開口部85が形成されている。
受け部81の開口部85の上下縁部には、開口部85か
ら挿入されたシャフト79の端部が開口部85から外れ
ないように係止するための係止部86a,86bが一体
に形成されている。
【0043】また、ブッシュ79の受け部81の開口部
85の向きは、搬送ベルト76…の張力の向きと逆向き
とし、さらに、受け部81の中心と従動ローラ72の中
心とは張力方向にずれて構成されており、開口部85か
らのシャフト79の外れが防止されるようになってい
る。
【0044】図6は搬送ベース77にブッシュ79を介
して従動ローラ72のシャフト74が取り付けられた状
態を示す平面図である。ブッシュ79はその突起部82
を搬送ベース77の支持壁78の内側から取付口78a
に嵌入して取り付けられる。従動ローラ72のシャフト
74は、搬送ベース77の支持壁78,78間に挿入さ
れ、その両端部を矢印で示すように、ブッシュ79の受
け部81の開口部85からその内部に嵌入させて両端支
持される。
【0045】上記したように、この実施の形態によれ
ば、搬送ベース77の支持面78の取付口78aにブッ
シュ79を取り付け、このブッシュ79にローラシャフ
ト74の端部を嵌合させて取り付けるため、多種多様な
ネジを用いることなく、ローラシャフト74の取り付け
が可能となり、作業性が優れる。
【0046】また、搬送ベース77の離間対向する支持
面78,78の取付口78a,78aにブッシュ79を
取り付け、これらブッシュ79,79の受け部81を支
持面78,78の内側に突出させるから、支持面78,
78間の距離よりローラシャフト74の長さを短くでき
る。したがって、ローラシャフト74の取り付け時にロ
ーラシャフト74を支持面78,78間でスムーズに移
動でき、作業性を向上できる。
【0047】さらに、ブッシュ79に導電性を持たせる
ため、ローラシャフト74に静電気が帯電、放電するこ
とがなく、紙幣処理装置の運用に悪影響を及ぼすことが
ない。
【0048】また、ローラシャフト79の受け部81の
開口部85の向きを搬送ベルト76の張力の方向と逆向
きにし、さらに、受け部81の中心と従動ローラ72の
中心とは張力方向にずれて構成されており、ローラシャ
フト79が受け部81の開口部85から脱落することを
防止できる。
【0049】なお、上記実施の形態では、紙幣処理装置
に採用した例を示したが、本発明はこれに限られること
なく、電子写真複写機などの用紙搬送系に採用しても良
いことは勿論である。
【0050】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、支持手段
の支持面の取付口に保持具を取り付け、この保持具の受
け部にローラシャフトの端部を嵌合させて取り付けるか
ら、多種多様なネジを用いることなく、ローラシャフト
の取り付けが可能となり、作業性が優れる。
【0051】また、支持手段の離間対向する支持面の取
付口に保持具を取り付け、これら保持具の受け部を支持
面の内側に突出させるから、支持面間の距離よりローラ
シャフトの長さを短くできる。したがって、ローラシャ
フトの取り付け時にローラシャフトを支持面間でスムー
ズに移動でき、作業性を向上できる。
【0052】さらに、保持具に導電性を持たせるから、
ローラシャフトに静電気が帯電、放電することがなく、
紙幣処理装置(紙葉類処理装置)の運用に悪影響を及ぼ
すことがない。また、保持具の受け部の開口部の向きを
搬送ベルトの張力の方向と逆向きにしたから、シャフト
が受け部の開口部から脱落することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】紙幣処理装置を示す外観斜視図。
【図2】紙幣入出金機を示す内部構成図。
【図3】搬送機構を示す分解斜視図。
【図4】アイドルローラのシャフト及びそのブッシュを
示す斜視図。
【図5】ブッシュを示す正面図。
【図6】アイドルローラのシャフトを搬送ガイドに取り
付けた状態を示す平断面図。
【符号の説明】
72…ローラ 74…シャフト 77…搬送ベース(支持手段) 78…支持面 78a…取付口 79…ブッシュ(保持具) 76…搬送ベルト 81…受け部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持面に取付口を有する支持手段と、 前記取付口に取り付けられ、受け部を有する保持具と、 この保持具の受け部に端部が嵌合され、支持されるシャ
    フトと、 このシャフトに取り付けられたローラと、 を具備することを特徴とするローラ支持装置。
  2. 【請求項2】離間対向する支持面を有し、これら支持面
    に取付口を形成する支持手段と、 前記取付口にそれぞれ取り付けられ、受け部を前記支持
    面の内側に突出させる保持具と、 これら保持具の受け部に端部が嵌合され、両端支持され
    るシャフトと、 このシャフトに取り付けられたローラと、 を具備することを特徴とするローラ支持装置。
  3. 【請求項3】離間対向する支持面を有し、これら支持面
    に取付口を形成する支持手段と、 前記取付口にそれぞれ取り付けられ、受け部を前記支持
    面の内側に突出させ、その突出壁に開口部を形成する保
    持具と、 これら保持具の受け部にその開口部から端部が挿入され
    て嵌合され、両端支持されるシャフトと、 このシャフトに取り付けられたローラと、 を具備することを特徴とするローラ支持装置。
  4. 【請求項4】離間対向する支持面を有し、これら支持面
    に取付口を形成する支持手段と、 前記取付口にそれぞれ取り付けられ、受け部を前記支持
    面の内側に突出させ、その突出壁に開口部を形成した弾
    性を有する保持具と、 これら保持具の受け部にその開口部から挿入されて端部
    が嵌合され、両端支持されるシャフトと、 このシャフトに取り付けられたローラと、 を具備することを特徴とするローラ支持装置。
  5. 【請求項5】離間対向する支持面を有し、これら支持面
    に取付口を形成する支持手段と、 前記取付口にそれぞれ取り付けられ、受け部を前記支持
    面の内側に突出させ、その突出壁に開口部を形成した弾
    性及び導電性を有する保持具と、 これら保持具の受け部にその開口部から端部が挿入され
    て嵌合され、両端支持されるシャフトと、 このシャフトに取り付けられたローラと、 を具備することを特徴とするローラ支持装置。
  6. 【請求項6】離間対向する支持面を有し、これら支持面
    に取付口を形成する支持手段と、 前記取付口にそれぞれ取り付けられ、受け部を前記支持
    面の内側に突出させ、その突出壁に開口部を形成した弾
    性及び導電性を有する保持具と、 これら保持具の受け部にその開口部から端部が挿入され
    て嵌合され、両端支持されるシャフトと、 このシャフトに取り付けられたローラと、 を具備し、 前記保持具の受け部は前記シャフトの外周部を囲む形状
    をなすことを特徴とするローラ支持装置。
  7. 【請求項7】離間対向する支持面を有し、これら支持面
    に取付口を形成する支持手段と、 前記取付口にそれぞれ取り付けられ、受け部を前記支持
    面の内側に突出させ、その突出壁に前記受け部の側壁部
    に開口部を形成した保持具と、 これら保持具の受け部にその開口部から端部が挿入され
    て嵌合され、両端支持されるシャフトと、 このシャフトに取り付けられたローラと、 このローラに掛け渡され、紙葉類を搬送する搬送ベルト
    と、 を具備することを特徴とする紙葉類搬送装置。
  8. 【請求項8】離間対向する支持面を有し、これら支持面
    に取付口を形成する支持手段と、 前記取付口にそれぞれ取り付けられ、受け部を前記支持
    面の内側に突出させ、その突出壁に開口部を形成した保
    持具と、 これら保持具の受け部にその開口部から端部が挿入され
    て嵌合され、両端支持されるシャフトと、 このシャフトに取り付けられたローラと、 このローラに掛け渡され、紙葉類を搬送する搬送ベルト
    と、 を具備し、 前記保持具の受け部の開口部と前記搬送ベルトの張力は
    互いに反対方向を向くことを特徴とする紙葉類搬送装
    置。
  9. 【請求項9】前記保持具の受け部の中心と前記ローラの
    中心とは前記搬送ベルトの張力方向にずれていることを
    特徴とする請求項8記載の紙葉類搬送装置。
  10. 【請求項10】離間対向する支持面を有し、これら支持
    面に取付口を形成する支持手段と、 前記取付口にそれぞれ取り付けられ、受け部を前記支持
    面の内側に突出させ、その突出壁に前記受け部の側壁部
    に開口部を形成した弾性及び導電性を有する保持具と、 これら保持具の受け部にその開口部から端部が挿入され
    て嵌合され、両端支持されるシャフトと、 このシャフトに取り付けられたローラと、 このローラに掛け渡され、紙幣を搬送する搬送ベルト
    と、 を具備することを特徴とする紙幣搬送装置。
  11. 【請求項11】離間対向する支持面を有し、これら支持
    面に取付口を形成する支持手段と、 前記取付口にそれぞれ取り付けられ、受け部を前記支持
    面の内側に突出させ、その突出壁に開口部を形成した弾
    性及び導電性を有する保持具と、 これら保持具の受け部にその開口部から端部が挿入され
    て嵌合され、両端支持されるシャフトと、 このシャフトに取り付けられたローラと、 このローラに掛け渡され、紙幣を搬送する搬送ベルト
    と、 を具備し、 前記保持具の受け部の開口部と前記搬送ベルトの張力は
    互いに反対方向を向くことを特徴とする紙幣搬送装置。
  12. 【請求項12】前記保持具の受け部の中心と前記ローラ
    の中心とは前記搬送ベルトの張力方向にずれていること
    を特徴とする請求項11記載の紙幣搬送装置。
JP9331750A 1997-12-02 1997-12-02 ローラ支持装置、紙葉類搬送装置及び紙幣搬送装置 Pending JPH11165901A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016201030A (ja) * 2015-04-13 2016-12-01 沖電気工業株式会社 媒体搬送装置及び媒体取引装置

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